JP3333117B2 - 無線通信ユニット - Google Patents

無線通信ユニット

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JP3333117B2
JP3333117B2 JP21618397A JP21618397A JP3333117B2 JP 3333117 B2 JP3333117 B2 JP 3333117B2 JP 21618397 A JP21618397 A JP 21618397A JP 21618397 A JP21618397 A JP 21618397A JP 3333117 B2 JP3333117 B2 JP 3333117B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信ユニット
に関し、特に、ミリ波帯の電波を使用する無線LANの
無線通信におけるアンテナの方向合せに適用して有効な
技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無線通信システムの1つに無線LAN
(Local Area Network)がある。L
ANには、上記無線LANの他に伝送路として同軸ケー
ブル、ツイストペアケーブル、光ファイバケーブルなど
の有線メディアを伝送路として使用する有線LANがあ
る。有線LANはLAN用装置や端末装置の間を有線ケ
ーブルで接続する必要が有り、装置の配置や移動時に
は、ケーブルの張替え、装置へのケーブル再接続のケー
ブル工事が発生するなどのケーブルによる制限事項が少
なくない。
【0003】これに対し、無線LANでは、有線LAN
伝送路が有線ケーブルであったのに対し、伝送媒体とし
て電磁波や赤外線などが使われるのでケーブル工事など
の制約がなく、端末装置、LAN装置の配置および配置
変更が自由であるという特長が有り、近年大いに注目さ
れている。
【0004】無線LANの標準化は、IEEE(The
Institute of Electrical
and Electronics Engineer
s,Inc)802.11委員会などで検討が行なわれて
おり、使用電波帯域としては、2.4GHz帯が使用され
るようになっている。無線LANに使用される2.4GH
z帯の電波は、各国の電波規制により使用できる周波数
の数値が異なり、たとえば、日本においては2.471〜
2.498GHzの26MHzが割り当てられている。ま
た、米国においては2.400〜2.4835GHzの83.
5MHzが割り当てられている。この2.4GHz帯の電
波は、いわゆるISM(Industrial Sci
entific Medical)バンド(医療、工
業、科学用に割り当てられた帯域)と呼ばれている。I
SMバンドを無線LANに使用する場合、スペクトラム
拡散が義務づけられていて、無線電波の基本信号を一定
の拡散率で拡散するため、送出される電波の電力は低く
なるが、広い帯域を使用することになる。
【0005】日本の場合では、拡散率10以上が義務づ
けられており、割り当てられた26MHzの帯域から逆
算すると、LANの伝送速度は2Mbps(ビット/
秒)程度が限度といわれている。
【0006】たとえば、伝送速度を倍にするには2倍の
電波の帯域が必要になるが、使用電波帯域の上限は、前
述した26MHzに制限されているため、実現ができな
い。割り当てられた帯域のままで基本信号の変調方式な
どの工夫により伝送速度を上げる方式についても検討は
されているが、10Mbps程度が限界と予測される。
【0007】一般に、伝送速度と電波の使用帯域とは比
例の関係にあり、たとえスペクトラム拡散が義務づけら
れていなくても、伝送速度を上げるには、広い帯域を必
要とする。しかしながら、2.4GHz帯では、すぐ隣に
無線LAN以外の用途に使用される電波帯が割り当てら
れているなどのため、無線LAN用に割り当てられた帯
域を増やすのは難しい。
【0008】したがって、無線LAN用の帯域を増やす
ためには、2.4GHz帯よりも比較的広い帯域が容易に
確保できる、高周波の領域に電波割当を行う必要が有
り、たとえば、5GHz帯とか、ミリ波帯(30GHz
以上)とかが候補として挙げられている。
【0009】一方、無線LANに現状以上の高い伝送速
度を要求する要因に、有線LANの伝送速度との対比が
ある。有線LANでは、一般的に広く用いられているC
SMA/CD形式のLANの伝送速度は10Mbpsで
ある。無線LANでは2Mbps程度が一般的である
が、無線LANも、この有線LANとの接続の観点から
10Mbpsが要求される。
【0010】さらに、有線LANにおいては、伝送速度
は日々上げられており、100Mbps、155Mbp
sクラスの有線LANも実現されている。したがって、
無線LANにもそれと同等の速度が要求されるようにな
ってきている。
【0011】155MbpsクラスのLANの一例とし
て、ATM(Asynchronous Transf
er Mode)−LANがある。ATM−LANはI
TU(International Telecomm
unication Union)標準G.707(ビ
ット速度)、G.708(信号構造)、G.709(多
重化構造)を用いた高速LANであり、伝送速度とし
て、155.52Mbps、622.08Mbps、2,4
8832Mbpsなどが規定されている。
【0012】なお、この種の構内用データ通信ネットワ
ークについて詳しく述べてある文献としては、平成5年
11月20日、株式会社オーム社発行、社団法人 情報
処理学会(編)、「情報処理ハンドブック」P792〜
P802があり、この文献には、LANの定義とその分
類などが記載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような無線LA
Nでは、次のような問題点があることを本発明者は見い
出した。
【0014】ATM−LANのシステム構成の一例を図
5に示す。
【0015】ATM−LANの基幹部分は、ATMスイ
ッチ21にてネットワークが構築されている。ATMス
イッチ21には、ATM端末22がATMインタフェー
ス25で接続され、別のATMスイッチ21に接続され
たATM端末22と通信が可能である。
【0016】この通信には後述するATMフレームが用
いられる。LANスイッチ23は、たとえば、CSMA
/CD方式の10MbpsのLAN用のスイッチ装置で
あリ、端末24とCSMA/CD LANのインタフェ
ース26で接続されている。端末24は、LANスイッ
チ23、ATMスイッチ21経由でATM端末22や他
の端末22と通信できる。
【0017】次に、ATMスイッチ21間、ATMスイ
ッチ21−ATM端末22/LANスイッチ23間のイ
ンタフェースであるATMインタフェース25につい
て、図6を用いて説明する。
【0018】図6は、ITU標準で決められたATM用
のフレームの155.52Mbps用のフレーム構造であ
る。このフレームは、同期転送モジュール(STM1)
と呼ばれる物で、2430バイトのフレーム長で、1フ
レームの伝送時間は125μsとなる。
【0019】このフレームは隙間なく詰められるので伝
送速度は、155.52Mbpsとなる。STM1フレー
ムは、各行270バイトの9つの行に分けられる。各行
の最初の9バイトは、主に制御用の情報であるSOH
(セクションオーバヘッド)で占められ、データは26
1バイトのペイロード部にのせられる。ペイロード部分
の実効伝送速度は150.34Mbpsとなる。
【0020】次に、通常はツイストペアまたは光ファイ
バである155.52Mbpsの伝送路を無線化した場合
を考える。前述したように、有線LANにはケーブルに
かわる工事の問題があり、LAN装置、端末装置の配置
および配置替え時に不都合が起る。
【0021】図5において、ATMスイッチ21間のケ
ーブルは、比較的固定(ビル内のフロア渡りの幹線ケー
ブルとか、建家間のケーブル)である場合が多い。一
方、ATMスイッチ21とATM端末22間は、オフィ
スの同一フロアの配線となるのが一般的であり、このよ
うなケーブルの事情から無線化が要求される場合も多い
と予測される。
【0022】次に、有線で行なわれていたATMインタ
フェース25の一区間を無線化した場合を想定する。な
お、無線区間は、無線送信機と受信機が一対となったも
のの1対1の対向になるため、すべてのATMインタフ
ェース25を無線化したものも一区間を無線化したもの
の集りと考えることができる。
【0023】ミリ波帯の電波をLANの伝送に用いる場
合に課題となるのは、アンテナの指向性の問題である。
電波は高周波になればなるほど伝搬特性は光に近くな
り、ミリ波帯では直進性が強くなる。また、減衰する率
が低周波よりも大きくなる。
【0024】したがって、使用するアンテナは指向性の
強いものを選ぶ必要が有り、そのアンテナは送受信の相
手に対して正確に向ける必要が出てくる。一般に、ビル
間など固定の場所でのミリ波を使用した通信であれば、
アンテナは一度固定すれば滅多に動かさないので、指向
性に絡む問題はそれほど大きくない。
【0025】しかし、前述のように、オフィスの同一フ
ロア内の配線の無線化であれば、装置の移動に伴いアン
テナの再設定を行わなければならない。また、パーソナ
ルコンピュータなど端末の処理能力の進歩は目覚しく、
アプリケーションも高度化してLANに対して大容量の
伝送能力を要求してきているため、携帯端末などの移動
端末にATMの150Mbpsクラスの伝送速度を収容
しなければならない日もいずれ来ると思われる。
【0026】この携帯移動端末の場合には、頻繁に(使
用のたびに)アンテナの方向合せが必要になる。このた
め、簡単にアンテナの方向合せができる手段が提供され
なければならない。
【0027】装置を設置する時にアンテナを正しい方向
に向けるためには、たとえば、送信側の無線ユニットが
テストデータ(方向合せデータ)送出モードを持ち、テ
ストデータを送出し、受信側の無線ユニットでは相手の
送出するデータを逐次チェックする。そして、双方がお
互いに相手の出したデータが正しく受信されたことを認
識し、テストモード終了という手順を踏めば可能であ
る。
【0028】相手の出したデータが正しく受信されたこ
とを確認するには、相手のIDコード認識でもよいし、
また一定時間のエラーレートが一定値以下の正常通信状
態になった事の認識でもよく、各種の方式が考えられ
る。
【0029】このアンテナの方向合せをテストデータで
行う方式では、方向合せ終了後にテストデータ送出モー
ドから通常送信モードに戻すので、通常送信モードでは
普通のATMインタフェースのデータである、前述した
STM1のようなフレームの使用が可能であり、アンテ
ナ合せの手順は通常送信モードに影響しない。しかしな
がら、通常送信中にアンテナがずれる場合も起り得る。
この場合、アンテナの向きがずれた場合には、伝送路に
は通常のフレームしか流れていないのでテストフレーム
による確認はできない。
【0030】したがって、通常のフレームを流している
限りは、LANのデータがおかしくなることに起因し
て、上位レベルのアプリケーションでのデータ転送時間
が余計にかかったり、データのリンク確立のためのセッ
ションが切れるとかいった間接的要因でしか問題の発生
の認識ができず、アンテナがずれたという直接的な検出
は無理であるので異常の検出には時間がかかってしま
い、システム動作に重要な影響を与えてしまう。
【0031】この対策としては、通常のフレームの中
に、データの正常性をチェックできるようなデータ、た
とえば、フレームチェックシーケンスを入れ込んだり、
フレームとフレームの間にチェック用のフレームを一定
時間毎に入れ込むなどの方法が考えられる。しかしなが
ら、何れも、通常の標準的な処理に影響を与える物であ
り、システムの中の一部を無線化した場合に、無線化さ
れた事を意識して、ATMスイッチ、ATM端末等の動
作モードを変えなければならず、システムの一部を無線
に変更することが容易ではなくなる。また、フレーム、
送信手順等は、ITUにより標準化されているので標準
にも影響を与えることとなってしまう。
【0032】以上述べてきたように、ATM−LANシ
ステムにおいて、伝送路を無線化した場合、高伝送速度
を実現するには電波帯域としてミリ波帯を使用しなけれ
ばならず、ミリ波帯を使用することによりアンテナは指
向性の高い物にせざるを得ない。アンテナを指向性の高
い物にすると、アンテナ合せの仕組が必要となってしま
う。また、アンテナがずれたことによるデータ伝送への
影響を極力減らすためにはデータ送受信中にアンテナが
ずれたという検出を逐次行い、アンテナずれを修正でき
るようにしなければならない。
【0033】しかしながら、通常のデータ送受信中にア
ンテナのずれを検出できるようにするには、標準化され
ているフレーム形式、送信手順等を変更する必要が有
る。これはまた無線伝送専用の動作モードを作ることで
あり、システムの中の一部を必要に応じて簡単に無線化
するということが難しくなるという問題がある。
【0034】本発明の目的は、ミリ波帯の電波を使用し
た無線通信におけるアンテナの方向合せを通信データに
影響を与えることなく、確実にかつ短時間で行うことの
できる無線通信ユニットを提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信ユニッ
トは、複数の無線通信ユニットが相互に無線通信を行う
電波を受信するアンテナの方向合わせを行う制御情報を
生成する信号発生手段と、当該信号発生手段の制御情報
を赤外線信号に変換して出力する光送信手段と、当該光
送信手段の赤外線信号を受信する光受信手段と、当該光
受信手段により受信された赤外線信号の制御情報のデー
タ誤りがあるか否かを検出する信号検出手段と、前記信
号検出手段の検出結果に基づいて前記電波による無線通
信の通信品質を判定する判定手段とを備えたものであ
る。
【0036】また、本発明の無線通信ユニットは、前記
信号発生手段により生成される制御情報が少なくとも誤
りチェックシーケンスからなる通信品質確認データを有
したものである。
【0037】さらに、本発明の無線通信ユニットは、前
記光受信手段ならびに前記光送信手段が、無線ユニット
の無線通信を行うアンテナと連動するように設けられた
ものである。
【0038】以上のことにより、アンテナの方向合せお
よびデータ通信中のアンテナの方向確認などを容易に短
時間で行うことができる。
【0039】また、無線通信を行うメインチャネルとは
別のチャンネルにより行う通信品質確認手段を設けたこ
とにより、無線通信専用のアンテナにかかわる処理をメ
インチャネルに持込むことがなく、ATMのフレームの
標準フォーマットなどの変更を不要とすることができ
る。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0041】図1は、本発明の一実施の形態によるAT
M−LANのブロックダイヤ図、図2(a)、(b)
は、本発明の一実施の形態によるATM−LANにおけ
る無線インタフェースの説明図、図3は、本発明の一実
施の形態によるATM−LANにおける無線ユニットの
ブロック図、図4は、本発明の一実施の形態による無線
ユニットの正面パネルの外観説明図である。
【0042】本実施の形態において、ATM−LAN1
の基幹部分は、ATM交換機のハードウェアスイッチン
グを行うATMスイッチ2にてネットワークが構築され
ている。このATMスイッチ2には、ATM端末3がA
TMインタフェース4によって接続され、他のATMス
イッチ2に接続されたATM端末3と通信が可能であ
る。
【0043】また、このATM−LAN1では、ATM
スイッチ2とATM端末3との間の通信が無線化されて
おり、無線インタフェース(無線通信ユニット)5を介
して通信が行われている。
【0044】なお、無線区間は、無線送信機と受信機が
一対となったものの1対1の対向になるため、すべての
ATMインタフェース4を無線化したものも一区間を無
線化したものの集りと考えることができる。
【0045】次に、無線インタフェース5の説明を図2
(a)、(b)を用いて行う。
【0046】まず、図2(a)において、ATMスイッ
チ2には、ATMインタフェース4を介して、無線ユニ
ット6が接続されている。無線ユニット6には、送信機
6aと受信機6bが主要な構成要素として内蔵されてお
り、ATMインタフェース4から送られてきたATMデ
ータを電波にして、あるいは電波の形で受信されるAT
MデータをATMインタフェース4に送り出す機能を有
している。また、無線ユニット6からの電波の送受信
は、アンテナ7により行なわれる。
【0047】ここで、無線インタフェース5は、図2
(b)に示すように、ATMスイッチ2とATM端末3
の各々に無線ユニット6が内蔵された構成であってもよ
い。この場合、ATMインタフェース4は、装置の中の
バスなどの独自のインタフェースでも構わない。但し、
アンテナ4は外部に出ていて、電波の送信、受信に支障
がない必要がある。
【0048】次に、無線ユニット6の構成を図3を用い
て説明する。
【0049】無線ユニット6は、通常の無線通信を行う
メインチャネルと通信品質の確認を行うサブチャネルと
によって構成されている。
【0050】無線ユニット6におけるメインチャネル
は、インタフェース回路8、変調回路9、送信中間周波
数回路10、ミリ波無線送信回路11、復調回路12、
受信中間周波数回路13およびミリ波無線受信回路14
から構成されている。
【0051】また、無線ユニット6のサブチャネルは、
光送信回路(光送信手段)15、信号発生回路(信号発
生手段)16、光受信回路(光受信手段)17、信号検
出回路(信号検出手段)18、制御回路(判定手段)1
9ならびに状態表示20からなる通信品質確認手段TS
により構成されている。
【0052】そして、無線ユニット6は、ATMインタ
フェース4を通してATMスイッチ2、ATM端末3
(図2)などに接続される。前述のように、ATMイン
タフェース4には、ITU標準のSTM1形式のフレー
ムが流される。
【0053】また、ATMインタフェース4から受けた
データは、インタフェース回路8で受信され、変調回路
9、送信中間周波数回路10を経て、ミリ波無線送信回
路11でミリ波信号に変換された後、アンテナ7から送
出される。
【0054】一方、アンテナ7から受信した信号は、ミ
リ波無線受信回路14、受信中間周波数回路13、復調
回路12を経て、インタフェース回路8からATMイン
タフェース4に送られる。
【0055】この間、無線ユニット6は、ATMインタ
フェース7のディジタルデータをミリ波信号に変換はす
るが、単純に信号変換のみであり、フレームフォーマッ
トなどの変更は行わない。
【0056】次に、図4は、無線ユニット6の外観の例
であり、無線ユニット6の正面パネルPを示している。
【0057】この正面パネルPには、アンテナ7、光送
信回路15、光受信回路17、「DATA」や「ERR
OR」などの状態表示を行う、たとえば、LED(Li
ght Emitting Diode)などの状態表
示17が取付けられている。
【0058】また、アンテナ7は、ミリ波用の指向性を
有する物で、ホーンアンテナ、平面(パッチ)アンテ
ナ、パラボラアンテナなどで実現できる。さらに、光送
信回路15は光赤外線通信に使われる赤外LEDであ
り、光受信回路17はフォトダイオードである。
【0059】次に、状態表示のLEDは、アンテナ7の
向きが正常である時に緑の「DATA」LEDが点灯
し、アンテナ向きが異常で正常なデータ通信が出来ない
ときには、赤の「ERRAOR」LEDが点灯する。
【0060】また、アンテナ7の指向性は、正面パネル
Pの面に対して垂直方向になるようになっており、光送
信回路15のLEDと光受信回路17のフォトダイオー
ドの組合せの指向性も正面パネルPの面に対して垂直方
向となり、アンテナ7と光送信回路15および光受信回
路17の指向性は同じ向きになる。
【0061】さらに、無線ユニット6は、あらゆる方向
に向きを変えることのできる揺動機構が設けられてい
る。そして、前述したように光受信回路17とアンテナ
7は、正面パネルPに取り付けられているので、光受信
回路17の向きを変えた場合、アンテナ7も連動するこ
とになる。
【0062】さらに、この無線ユニット6の向きを変え
る場合は手動でもよいし、サーボモータなどを用いて自
動で行ってもよい。
【0063】次に、前述したサブチャネルの動作につい
て説明する。
【0064】まず、図3に示すように、サブチャネルの
通信品質確認手段TSにおいて、信号発生回路16で発
生された方向合せ用の信号が、送信回路15を通して赤
外線として送出される。一方、対向した相手の無線ユニ
ット6から出された赤外線は、光受信回路17で受信さ
れ、信号検出回路16で正常信号か異常信号かの検出が
される。
【0065】また、信号発生回路18は、フレーム形式
のデータ(通信品質データ)を常時発生しており、フレ
ーム内にはフレームのデータ誤りの判定が可能なよう
に、誤りチェックシーケンスを内蔵している。
【0066】対向した相手側でこのフレームが受信され
た場合、信号検出回路18が誤りチェックシーケンスの
チェックを行う。もし、相対する無線ユニット6が全然
別の方向を向いている場合、このフレームも受信できな
いことになる。
【0067】また、フレームは受信できても、きちんと
向合っていなければデータにエラーが発生し、誤りチェ
ックシーケンスのチェックでエラーと認識され、アンテ
ナ7の方向が正しくないと判定される。
【0068】そして、判定結果は、制御回路19に通知
され、該制御回路19はエラーの場合に状態表示20の
赤の「ERROR」LEDを点灯する。また、前述した
揺動機構により無線ユニット6の向きを変えることによ
って相対する無線ユニット6が正しく向合った場合に
は、誤りチェックシーケンスは正常となり、制御回路1
9経由で正常を示す緑のLED「DATA」が点灯され
る。
【0069】ここで、前述のようにメインチャネルのア
ンテナ7とサブチャネルの光送信回路15ならびに光受
信回路17の指向性は同じ方向を向いているので、サブ
チャネルが正常通信状態になったことで、メインチャネ
ルのアンテナの向きも正しい方向を向いたことになる。
【0070】それにより、本実施の形態によれば、無線
ユニット6に通信品質確認手段TSを設けたことによ
り、無線ユニット6におけるアンテナ7の方向合せやデ
ータ通信中のアンテナの方向確認をデータ通信に影響を
及ぼすことなく短時間で簡単に行うことができる。
【0071】また、アンテナ7の方向合わせなどの処理
を無線通信ユニット6のメインチャネルにおいて行わな
いので、ATM−LAN1におけるフレームの標準フォ
ーマットなどを変更することなしに無線化を図ることが
できる。
【0072】なお、本実施の形態においては、信号発生
回路16はフレーム形式のデータを常時発生して光受信
回路17で常時監視しているが、たとえば、省電力を目
的として方向合せの時のみデータを発生してチェックを
行う事も可能である。
【0073】また、サブチャネルについては伝送速度は
規定していないが、メインチャネルの155.52Mbp
sと同等である必要はなく、伝送速度としては方向チェ
ック用のフレームが流せる程度の容量があればよく、む
しろ低速におさえて低消費電力、定コストを狙った方が
実用的である。
【0074】さらに、本実施の形態では、方向確認フレ
ームは送信から受信までの片方向伝送であるが、受信側
で正しく受信できた旨の返事を送信側に別のフレームで
連絡すれば、方向合せが正しくできたことの確認が片方
向でできることになる。
【0075】また、本実施の形態においては、無線イン
タフェース5をATM−LANに用いた場合について記
載したが、この無線インタフェース5は、たとえば、イ
ーサネットやトークン・リングなどの他のLANにおけ
る通信の無線化にも用いることができる。
【0076】
【発明の効果】
(1)本発明によれば、無線通信ユニットにおけるアン
テナの方向合せやアンテナの方向確認などを容易に短時
間で行うことができる。
【0077】(2)また、本発明では、通信品質確認手
段の光受信手段ならびに光送信手段を無線ユニットの無
線通信を行うアンテナと連動するように設けたことによ
り、より高精度に無線通信ユニットのアンテナの方向合
せを行うことができる。
【0078】(3)さらに、本発明においては、上記
(1)、(2)により、無線通信ユニットのセッティン
グを容易に行うことができるので、セッティング作業な
ど工数やコストを大幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるATM−LANの
ブロックダイヤ図である。
【図2】(a)、(b)は、本発明の一実施の形態によ
るATM−LANにおける無線インタフェースの説明図
である。
【図3】本発明の一実施の形態によるATM−LANに
おける無線ユニットのブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態による無線ユニットの正
面パネルの外観説明図である。
【図5】本発明者が検討したATM−LANのシステム
構成図である。
【図6】本発明者が検討したATM−LANにおけるフ
レームフォーマットの説明図である。
【符号の説明】
1…ATM−LAN,2…ATMスイッチ,3…ATM
端末,4…ATMインタフェース,5…無線インタフェ
ース(無線通信ユニット),6…無線ユニット,7…ア
ンテナ,8…インタフェース回路,9…変調回路,10
…送信中間周波数回路,11…ミリ波無線送信回路,1
2…復調回路,13…受信中間周波数回路,14…ミリ
波無線受信回路,15…光送信回路(光送信手段),1
6…信号発生回路(信号発生手段),17…光受信回路
(光受信手段),18…信号検出回路(信号検出手
段),19…制御回路(判定手段),20…状態表示,
TS…通信品質確認手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−130381(JP,A) 特開 昭59−95741(JP,A) 特開 平8−213824(JP,A) 特開 平6−188617(JP,A) 特開 平7−135415(JP,A) 実開 平5−74037(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H01Q 3/00 H04B 7/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線通信ユニットが相互に無線通
    信を行う無線通信システムにおける無線通信ユニットで
    あって、無線通信を行う電波を受信するアンテナの方向
    合わせを行う制御情報を生成する信号発生手段と、前記
    信号発生手段の制御情報を赤外線信号に変換して出力す
    る光送信手段と、前記光送信手段の赤外線信号を受信す
    る光受信手段と、前記光受信手段により受信された赤外
    線信号の制御情報のデータ誤りがあるか否かを検出する
    信号検出手段と、前記信号検出手段の検出結果に基づい
    て前記電波による無線通信の通信品質を判定する判定手
    段とを備えたことを特徴とする無線通信ユニット。
  2. 【請求項2】 前記信号発生手段により生成される制御
    情報が、少なくとも誤りチェックシーケンスからなる通
    信品質確認データを含むことを特徴とする請求項1記載
    の無線通信ユニット。
  3. 【請求項3】 前記光受信手段ならびに前記光送信手段
    が、前記無線ユニットの無線通信を行うアンテナと連動
    するように設けられたことを特徴とする請求項1または
    2のいずれかに記載の無線通信ユニット。
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