JPH0656878A - グアノシン誘導体、その製造方法及び用途 - Google Patents

グアノシン誘導体、その製造方法及び用途

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JPH0656878A
JPH0656878A JP23426992A JP23426992A JPH0656878A JP H0656878 A JPH0656878 A JP H0656878A JP 23426992 A JP23426992 A JP 23426992A JP 23426992 A JP23426992 A JP 23426992A JP H0656878 A JPH0656878 A JP H0656878A
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guanosine derivative
dimethoxytrityl
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JP23426992A
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Youji Horie
洋慈 堀江
Masao Yoshida
▲祇▼生 吉田
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Toagosei Co Ltd
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Toagosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オリゴヌクレオチドの化学的合成において
有用性を有し生化学の分野で広く利用される、新規なグ
アノシン誘導体、その製造方法及び用途を提供する。 【構成】 グアニンのO6 位の保護基がカルバモイル
基であり、しかも、グアニンのアミノ基には保護基の存
在しない構造を有するグアノシン誘導体。 【効果】 本発明のグアノシン誘導体は、その3’−
水酸基と各種リン酸化剤を作用させることにより、オリ
ゴヌクレオチド合成用のモノヌクレオチドユニットを合
成することが可能であり、コハク酸無水物と作用させカ
ルボキシル基を導入し、更に、反応基を有する固相単体
と縮合反応を行い、ヌクレオシド担持サポートを合成す
ることもできるうえに脱保護も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なグアノシン誘導
体、その製造方法及び用途に関するもので、本発明のグ
アノシン誘導体は、オリゴヌクレオチドの化学的合成に
おいて有用性を有し生化学の分野で広く利用されるもの
である。
【0002】
【従来の技術】化学的にオリゴヌクレオチドを合成する
方法としては、モノヌクレオチドユニットの糖部分の
3’、5’水酸基の縮合反応を経てリン酸エステル結合
を生成させる方法がとられれている。この合成方法は、
モノヌクレオチドユニットに何を用いるかによって大き
く3種類に大別されるが、いずれの方法においても、
5’あるいは3’水酸基から誘導されたリン酸部分と他
方の水酸基のみを縮合反応に関与させ、それ以外の反応
性基をこの縮合反応に関与させずに行わねばならない方
法である。従って、使用する核酸塩基(プリンまたはピ
リミジン)が有するアミノ基、イミノ基、ケト基、水酸
基等には保護基を導入して反応への関与を防止し、全縮
合反応終了の後、保護基を脱離させる(脱保護する)こ
とにより目的の配列を有するオリゴヌクレオチドを得る
という方法がとられている。核酸塩基の環外アミノ基の
保護基として用いられるものとしては、アデニン、シト
シンの場合はベンゾイルもしくはp−アニソイル基が、
またグアニンに対してはイソブチリル基等が挙げられ、
塩基の環外アミノ基の保護基として広く利用されてい
る。これらの保護基を脱離させる方法、すなわち脱保護
法としては、濃アンモニア水を55℃において、8−1
5時間作用させる方法が一般的である。
【0003】グアニンのケト基(またはアミド基)につ
いても、活性の高いリン酸化試薬には反応することが知
られており、厳密なオリゴヌクレオチド合成に於いて
は、当該O6 位に対しても保護基を導入することが望ま
しく、このO6 位の保護基としては、β−p−ニトロフ
ェニルエチル基、β−ベンゼンスルホニルエチル基、ジ
フェニルカルバモイル基が主に用いられている。しかし
ながら、グアニンのO6 位への保護基の導入反応自身の
収率はそれほど低くはない(50−80%)が、環外ア
ミノ基へのイソブチリル基等の保護基の導入に加えて、
更にその導入反応が付加されることになり、その面から
全収率が低下するため決して優れた方法とは考えられ
ず、O6 位の保護は敬遠される傾向にある。例えば、グ
アニンのO6 位へのカルバモイル基の導入は、関根、上
村等により検討されているが(Tetrahedoron Lett., 198
3, 24, 2775 等) 、これらの方法は糖部の水酸基、グア
ニンのアミノ基を保護(プロピオニル化)した後、カル
バモイル化を行っているために、水酸基の脱プロピオニ
ル化、5’水酸基の再保護を行う必要があり、全収率が
低下するという問題点を有している。このケト基(アミ
ド基)の副反応が問題視されることは多くはないが、保
護しない場合、副反応が進行することも確かであり、特
に長鎖オリゴヌクレオチド、あるいは短鎖であってもグ
アニンが多数含まれた配列のオリゴヌクレオチドの化学
合成については、得られるオリゴマーの単離収率と純度
に当然問題を生じることがある。
【0004】一方、Gryznov 等の無保護系によるDNA
合成の検討(J. Am. Chem. Soc., 1991, 113, 5876)か
ら、グアニンの環外アミノ基の反応性は他の塩基のアミ
ノ基とは異なり非常に乏しいことが確認されており、グ
アニンのアミノ基については、保護基の導入が不必要で
ないかということが示唆されている。
【0005】さらに、近年環外アミノ基の保護基につい
ては、脱保護が容易に進行する保護基が開発され、濃ア
ンモニア水を55℃において、2時間、あるいは室温下
で、8時間作用させることにより脱保護を完了させるこ
とが可能となったため(例えば特開昭62−85615
等)、今後開発される保護基として、グアニンのO6
の保護基も含めて、同様な条件下で脱保護が可能なもの
であることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な状況下にお
いて、本発明者等は、高い収率での合成が可能で、温和
な条件下で容易に脱離するグアニンのO6 位の保護基に
ついて検討し、オリゴヌクレオチドの化学合成に有用な
グアノシン誘導体を求めるべく鋭意研究を行ったのであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、グアニン
のO6 位の保護基としてカルバモイル基が上記の問題点
を解消するものであり、しかも、グアニンのアミノ基を
保護しなくても、オリゴヌクレオチドの化学合成に有用
なものとなり得るうえに、その合成も高い収率で行える
化合物を見出し、本発明を完成したのである。
【0008】すなわち、本発明は、下式(I)で表わさ
れるグアノシン誘導体に関する発明と下式(II)で表わ
される化合物と下式(III) で表わされるカルバモイルハ
ライドを、トリアルキルアミン存在下で反応させること
を特徴とする前記グアノシン誘導体の製造法、及び該グ
アノシン誘導体のDNA合成用試薬としての用途に関す
る3発明からなるものである。
【0009】
【化4】
【0010】
【化5】
【0011】
【化6】
【0012】ただし、式中のR1 は水素原子、トリチル
基またはアルコキシトリチル基を表わし、R2 は水素原
子を表わし、R3 は水素原子または水酸基を表わし、R
4 およびR5 はアルキル基またはアリール基を表わし、
両者は同一でも異なっていてもよく、またそれらは酸素
原子を介してまたは介することなく互いに結合して、窒
素原子と環を形成していてもよく、R6 はハロゲン原子
を表わす。
【0013】〇グアノシン誘導体 本発明のグアノシン誘導体は、前記式(I)で表わされ
るものであって、グアニンのO6 がカルバモイル基で保
護されており、アミノ基が保護されていない点に最大の
特徴を有するものである。前記式(I)におけるR1
アルコキシトリチル基としては、低級アルコキシトリチ
ル基、特にメトキシトリチル基、さらに具体的には4−
メトキシトリチル基、4,4'-ジメトキシトリチル基等
を挙げることができる。また、R4 ,R5 におけるアル
キル基とアリール基は、それらが結合する窒素原子と共
に、アミン構造を形成し得るものであればどの様なもの
も使用可能であるが、アルキル基としては低級アルキル
基例えばメチル基で十分に目的を達成することができ
る。同様にアリール基の一具体例としてはフェニル基を
挙げることができる。また、窒素原子と環を形成した場
合の構造としては、酸素原子を介したものとしてモルホ
リノ基、酸素原子を介することのないものとしてカルバ
ゾリル基等のアミン構造を挙げることができる。
【0014】〇グアノシン誘導体の製造方法 本発明のグアノシン誘導体は、前記式(II)で表わされ
るグアノシンと前記式(III) で表わされるカルバモイル
ハライドが、トリアルキルアミンの存在下で反応し、グ
アニンのアミノ基を変化させることなく、O6 位に選択
的にカルバモイル基が良好な収率で付加することにより
製造されるもので、この製造方法の有効性も本発明者等
が初めて見出したものである。反応に用いられるカルバ
モイルハライドとしては、最も一般的なカルバモイルク
ロリドが挙げられ、しかも本発明にとり好ましいもので
ある。さらにカルバモイルクロリドとしては、ジアリー
ルカルバモイルクロリドの他、アリールアルキル、ジア
ルキルまたは環状アルキルカルバモイルクロリド等があ
り、これらの場合に於いて反応が容易に進行し、O6
に選択的に任意の保護基を導入することができる。反応
は適当な溶媒、例えばピリジン中で行われ、トリアルキ
ルアミンとしては例えば低級アルキルアミン、具体的に
はジイソプロピルエチルアミン等を用いて行われ反応は
室温で十分に進行する。さらに反応は、吸着剤例えばモ
レキュラシーブの存在下に行うとよりスムーズに行われ
る。カルバモイルハライドとトリアルキルアミンはグア
ノシンに対し、それぞれ1〜10当量(より好ましくは
3〜10当量)、0.5〜20当量(より好ましくは5〜
10当量)使用して反応させるのが好ましい。
【0015】製造方法をさらに具体的に説明すると、例
えば、ジイソプロピルエチルアミン(10当量)の存在
下で、5'-O-ジメトキシトリチル-2'-デオキシグアノ
シンをピリジン中で、ジフェニルカルバモイルクロリド
(5当量)と反応させることにより、式(I)において
1 がジメトキシトリチル基であり、R2 とR3 が水素
原子であり、R4 とR5 がフェニル基である目的物
(5'-O- ジメトキシトリチル -O6-ジフェニルカルバ
モイル -2'-デオキシグアノシン:)が、収率70%で
得られる。この反応はジイソプロピルエチルアミンの当
量を増加させることにより促進される。
【0016】
【作用】本発明の誘導体は、塩基性条件下で容易にその
保護基が脱離するという作用を有し、脱保護が遅いもの
に属するジフェニルカルバモイル基であっても、室温
下、過剰量の30%アンモニア水/ピリジン=1/1で
14時間、同2/1で12時間で脱保護が完了する。ま
た、オキシムを少量存在させるとその脱保護は更に促進
され、0.1 mMピリジンアルドキシム−30%アンモニ
ア水溶液/ピリジン(1/1)でも12時間で脱保護が
完了するものである。
【0017】
【実施例】
実施例1 5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-2'-デオキシグ
アノシン( 1.14g、2mmol )をピリジン( 5ml)で2
回共沸し、ジフェニルカルバモイルクロリド(2.31
g、10mmol)を加え更に減圧乾燥した。この混合物
に、アルゴン雰囲気下に無水ピリジン( 10ml)とジイ
ソプロピルエチルアミン( 3.5ml、20mmol)を加え、
モレキュラシーブ存在下に1時間攪拌した。反応溶液を
飽和炭酸水素ナトリウム水( 20ml )で中和し反応を停
止させた後、クロロホルムで抽出( 20ml×3回 )し、
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留
去し、カラムクロマトグラフィー( シリカゲル、クロロ
ホルム/エタノール=100/0→100/5)にて分
離、精製し、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6
-(ジフェニルカルバモイル)-2'-デオキシグアノシン
を1.33 g得た( 収率70%)。得られた5'-O-(4,
4'-ジメトキシトリチル)-O6-(ジフェニルカルバモイ
ル)-2'-デオキシグアノシンのNMRチャートのケミカ
ルシフト、IRチャートの波数およびシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーの移動度を以下に示す1 H−NMR(CDCl3)δ:7.70(s、1H、8
H) 7.49−7.02(m、19H、ArH) 6.64(d、J=9Hz、4H、ArH) 6.13(t、J=6Hz、1H、1'H) 4.92(brs、2H、NH2 ) 4.62−4.33(m、1H、3'H) 4.25−3.86(m、1H、4'H) 3.65(s、6H、OCH3 ) 3.26(d、J=5Hz、2H、5'H) 2.70−2.14(m、2H、2'H) IR(KBr 、cm-1):3347.8 1740.0 1
629.0 1577.9 1509.4 1467.0 1407.2 1338.7 1304.0 1250.0 1176.7 1054.2 828.5 756.2 700.2 シリカゲル薄層クロマトグラフィー(CHCl3:CH3
OH=10:1) Rf:0.45
【0018】実施例2 カルバモイルハライドとしてメチルフェニルカルバモイ
ルクロリド( 1.70 g, 10mmol )を用いた他は実施例
1と同様の方法により、5'-O-(4,4'-ジメトキシト
リチル)-O6-(フェニルメチルカルバモイル)-2'-デオ
キシグアノシンを1.09g( 収率77%)得た。得られ
た5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6-(フェニ
ルメチルカルバモイル)-2'-デオキシグアノシンのNM
Rチャートのケミカルシフト、IRチャートの波数およ
びシリカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以下に
示す。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.78(s、1H、8
H) 7.47−7.06(m、14H、ArH) 6.73(d、J=8Hz、4H、ArH) 6.23(t、1H、1'H) 4.94(brs、2H、NH2 ) 4.73−4.43(m、1H、3'H) 4.24−3.94(m、1H、4'H) 3.74(s、6H、OCH3 ) 3.69−3.22(m、5H、CH3&5'H) 2.79−2.35(m、2H、2'H) IR(KBr 、cm-1):3350.7 1736.1 1
628.1 1578.9 1509.4 1360.9 1250.0 1177.7 1118.8 1032.0 700.2 シリカゲル薄層クロマトグラフィー(CHCl3:CH3
OH=10:1) Rf:0.41
【0019】実施例3 カルバモイルハライドとしてジメチルカルバモイルクロ
リド( 0.9ml, 10mmol)を用いた他は実施例1と同様
の方法により、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-
6-(ジメチルカルバモイル)-2'-デオキシグアノシン
を0.63g得た( 収率49%)。得られた5'-O-(4,
4'-ジメトキシトリチル)-O6-(ジメチルカルバモイ
ル)-2'-デオキシグアノシンのNMRチャートのケミカ
ルシフト、IRチャートの波数およびシリカゲル薄層ク
ロマトグラフィーの移動度を以下に示す。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.76(s、1H、8
H) 7.40−7.00(m、9H、ArH) 6.69(d、J=9Hz、4H、ArH) 6.21(t、J=6Hz、1H、1'H) 5.05(brs、2H、NH2 ) 4.73−4.37(m、1H、3'H) 4.26−3.97(m、1H、4'H) 3.68(s、6H、OCH3 ) 3.34(d、J=5Hz、2H,5'H) 3.08(s、3H、CH3 ) 2.99(s、3H、CH3 ) 2.83−2.23(m、2H、2'H) IR(KBr 、cm-1):3357.4 2935.0 1
737.1 1627.1 1580.8 1509.4 1466.0 1378.3 1250.0 1152.6 1060.9 1033.0 シリカゲル薄層クロマトグラフィー(CHCl3:CH3
OH=10:1) Rf:0.36
【0020】実施例4 カルバモイルハライド4−モルホリンカルバモイルクロ
リド( 1.2ml, 10mmol)を用いた他はとして実施例1
と同様の方法により、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリ
チル)-O6-(4-モルホリンカルバモイル)-2'-デオキ
シグアノシンを0.97g得た( 収率71%)。得られた
5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6-(4-モルホ
リンカルバモイル)-2'-デオキシグアノシンのNMRチ
ャートのケミカルシフト、IRチャートの波数およびシ
リカゲル薄層クロマトグラフィーの移動度を以下に示
す。1 H−NMR(CDCl3)δ:7.79(s、1H、8
H) 7.40−7.04(m、9H、ArH) 6.72(d、J=9Hz、4H、ArH) 6.66(t、J=6Hz、1H、1'H) 4.99(brs、2H、NH2 ) 4.73−4.43(m、1H、3'H) 4.26−3.94(m、1H、4'H) 3.94−3.20(m、16H、OCH3 、CH2&5'
H) 2.08−2.21(m、2H、2'H) IR(KBr 、cm-1):3350.7 1736.1 1
628.1 1578.9 1509.4 1441.0 1398.5 1250.0 1115.9 1067.7 1031.0 シリカゲル薄層クロマトグラフィー(CHCl3:CH3
OH=10:1) Rf:0.36
【0021】
【発明の効果】本発明のグアノシン誘導体は、その3’
−水酸基と各種リン酸化剤を作用させることにより、オ
リゴヌクレオチド合成用のモノヌクレオチドユニットを
合成することが可能であり、コハク酸無水物と作用させ
カルボキシル基を導入し、更に、反応基を有する固相単
体と縮合反応を行い、ヌクレオシド担持サポートを合成
することもできるという優れた効果を奏するものであ
り、さらに、脱保護が容易であるという効果も奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた本発明のグアノシン誘導
体、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6-(ジフェ
ニルカルバモイル)-2'-デオキシグアノシンのIRチャ
ート。
【図2】実施例2で得られた本発明のグアノシン誘導
体、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6-(フェニ
ルメチルカルバモイル)-2'-デオキシグアノシンのIR
チャート。
【図3】実施例3で得られた本発明のグアノシン誘導
体、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6-(ジメチ
ルカルバモイル)-2'-デオキシグアノシンのIRチャー
ト。
【図4】実施例4で得られた本発明のグアノシン誘導
体、5'-O-(4,4'-ジメトキシトリチル)-O6-(4−モ
ルホリンカルバモイル)-2'-デオキシグアノシンのNM
Rチャートのケミカルシフト、IRチャート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の式(I)で表わされるグアノシン
    誘導体 【化1】 ただし、式中のR1 は水素原子、トリチル基またはアル
    コキシトリチル基を表わし、R2 は水素原子を表わし、
    3 は水素原子または水酸基を表わし、R4 およびR5
    はアルキル基またはアリール基を表わし、両者は同一で
    も異なっていてもよく、またそれらは酸素原子を介して
    または介することなく互いに結合して、窒素原子と環を
    形成していてもよい。
  2. 【請求項2】 式(II)で表わされる化合物と、式(I
    II) で表わされるカルバモイルハライドを、トリアルキ
    ルアミン存在下で反応させることを特徴とする請求項1
    記載のグアノシン誘導体の製造法。 【化2】 【化3】 ただし、式中のR1 は水素原子、トリチル基またはアル
    コキシトリチル基を表わし、R2 は水素原子を表わし、
    3 は水素原子または水酸基を表わし、R4 およびR5
    はアルキル基またはアリール基を表わし、両者は同一で
    も異なっていてもよく、またそれらは酸素原子を介して
    または介することなく互いに結合して、窒素原子と環を
    形成していてもよく、R6 はハロゲン原子を表わす。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のグアノシン誘導体から
    なることを特徴とするDNA合成用試薬。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999021874A1 (fr) * 1997-10-27 1999-05-06 Sankyo Company, Limited Oligodesoxyribonucleotides contenant un nucleoside modifie et autre

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