JPH0656728B2 - 耐雷ホーン碍子装置における避雷碍子用支持金具の取付構造 - Google Patents

耐雷ホーン碍子装置における避雷碍子用支持金具の取付構造

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JPH0656728B2
JPH0656728B2 JP30865188A JP30865188A JPH0656728B2 JP H0656728 B2 JPH0656728 B2 JP H0656728B2 JP 30865188 A JP30865188 A JP 30865188A JP 30865188 A JP30865188 A JP 30865188A JP H0656728 B2 JPH0656728 B2 JP H0656728B2
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insulator
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horn
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哲也 中山
淳 渥美
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は落雷に起因する異常高電圧が送電線に印加さ
れたとき、それを速かに接地するとともに、その後生じ
る続流アークによる永久地絡や送電線の溶断を防止する
ための架空送電線用の、特に耐張鉄塔用の耐雷ホーン碍
子装置における避雷碍子用支持金具の取付構造に関す
る。
[従来の技術] 従来、耐雷ホーン碍子装置においては、鉄塔の支持アー
ムに対し、ボルト挿通孔を透設して専用の取付アダプタ
をボルトにより締付け固定し、この取付アダプタの先端
部に避雷碍子を吊下固定していた。
[発明が解決しようとする課題] ところが、前記従来の装置は、鉄塔の支持アームにドリ
ルで穿孔した後、専用の取付金具をボルトにより締付固
定しなければならないので、鉄塔上での穿孔作業が非常
に面倒であるばかりでなく、支持アームの強度が穿孔に
より低下するので、大重量の避雷碍子を取付けようとす
ると、支持アームの補強が必要になるという問題があっ
た。
この発明は上記の事情を鑑み、既設の送電線支持碍子装
置に対し、特別の穿孔作業や補強作業をすることく容易
に装着することができる耐雷ホーン碍子装置における避
雷碍子用支持金具の取付構造の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明は前記問題点を解消するため、塔体の支持アー
ム先端部に対し取付金具をボルトにより固定するととも
に、前記取付金具には支持碍子を連結するとともに、同
支持碍子には電線側連結金具を介して電線を架設し、前
記電線側連結金具には課電側の放電電極を支持し、一
方、前記支持アームの先端部には前記ボルトを利用して
支持金具を締付固定し、該支持金具には避雷碍子を支持
し、該避雷碍子の先端部には前記課電側の放電電極と気
中放電間隙をもって対向する接地側の放電電極を設ける
という構成を採用している。
[作用] この発明は前記手段を採用したことにより、次のように
作用する。
送電線支持碍子の取付金具を支持アームに固定するボル
トを利用したので、支持アームに対し、穿孔作業を行な
う必要はなく、避雷碍子の取付作業が容易となる。
又、支持アームに対し新にボルト挿通孔を穿孔しないの
で、支持アームの強度低下はなく、その補強作業も不要
となる。
[実施例] 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に基いて詳
細に説明する。
この実施例の耐雷ホーン碍子装置は、概略的に見て、第
1図に示すように、塔体の支持アーム1の先端部に掛止
され、かつ、電線2を支持した既設の一対の耐張碍子3
A,3Bのうち、一方の耐張碍子3Aと、同じく前記支
持アーム1の先端部に水平に片持支持された避雷碍子4
とを構成要素としている。
各部について説明すると、支持アーム1の先端部に対し
てボルト5で固定された耐張碍子用の取付金具1aに、
Uクレビス6がボルトで固定され、同クレビス6には同
じくUクレビス7が回動可能に連結されている。前記U
クレビス7には塔体側ホーン取付金具8が軸9により上
下方向の相対回動可能に連結され、同金具8の上部に
は、取付金具10aを介して電線2の支持側に施行した
既設のアークホーン10が取着されているとともに、同
金具8の一端部には軸11により上下方向の相対回動可
能に連結されたボールクレビス12を介して耐張碍子3
A,3Bが連結されている。
前記耐張碍子3A,3Bの課電側端部には、ソケットク
レビス13を介して電線側連結金具としての電線側ホー
ン取付金具14が軸15により上下方向の相対回動可能
に連結されている。前記電線側ホーン取付金具14の一
端には、軸16により上下方向の相対回動可能に平行ク
レビスリンク17が連結され、同リンク17には軸18
により、上下方向の相対回動可能に電線2を支持する電
線クランプ19が取着された連結リンク20が連結され
ている。又、前記電線クランプ19の下部には、ジャン
パー線21が接続されている。
前記耐張碍子3Aの電線側ホーン取付金具14の上部に
は、第2,3図に示すように、取付金具22aを介して
アークホーン22の基端がボルト23,23で固定さ
れ、その先端は支持アーム1側へ指向するとともに、前
記塔体側ホーン取付金具8に取着されているアークホー
ン10と、所定の気中放電間隙G1をもって対向してい
る。又、前記電線側ホーン取付金具14の下部には、取
付金具24aを介して、課電側の放電電極としてのアー
クホーン24の基端側が線路直交方向に突設してボルト
25,25で固定され、その先端側は斜め上方へ延在さ
れている。又、前記課電側ホーン取付金具14のアーク
ホーン24と反対側面には、取付金具26aを介してロ
ッド26が固定され、同ロッド26の先端には重錘27
を取着して、前記アークホーン24の重量と均衡し、ア
ークホーン24を安定状態に保持している。
又、前記支持アーム1の先端部には、耐張碍子用の取付
金具1a用のボルト5を利用して固定された断面L字形
状の支持金具28を介して、避雷碍子4がボルト29で
線路方向と直交する横向きに片持固定されている。同避
雷碍子4の先端部には支持部材30を介して、アークホ
ーン31が取着されている。前記支持部材30は、第4
図に示すように、アークホーン31をボルト32の締付
により矢印S,T方向の摺動可能に挾持固定するため
の、一対の挾持片30a,30aで構成されている。そ
して、同支持部材30は、その基端円柱部30bを介し
て、避雷碍子4の先端電極4aに取着されたフランジ部
33aを有する支持筒33を先端に対して、ボルト34
で着脱可能に螺合固定されている。
前記支持筒33はそのフランジ部33a基端が電極4a
の凹部4bに嵌合されるとともに、同フランジ部33a
の他端は支持筒33の先端を挿通した孔35aを有する
保持部材35の凹部35bに嵌合され、ボルト36の締
付けによって保持部材35で押圧支持されている。そし
て、前記支持筒33は、ボルト36を緩めることによっ
て回動可能で、アークホーン31の垂直方向の傾き角度
を調節するようになっている。
前記アークホーン31は、第5,6図に示すように、そ
の中間部に屈曲用の回動支持筒37が設けられている。
同回動支持筒37は上下一対の円板37a,37aと、
それらの中心を連結する支軸37bと、同支軸37b上
に相対回動可能に嵌合された回動筒37cとにより構成
されている。前記回動筒37cには半円弧状に形成され
た長孔37dが設けられていて、前記ボルト38が前記
長孔37d内で摺動可能になっている。又、前記両円板
37a,37aの一側に対して一体に設けられた支持部
37eには、アークホーン31の基端側31aが接続さ
れ、前記回動筒37cの一側にはアークホーン31の先
端側31bが接続されている。そして、ボルト38を緩
め、アークホーン31の先端側31bを矢印P,Q方向
へ押動することによって、アークホーン31の中間部の
屈曲角度を調節するようになっている。このように構成
されたアークホーン31は、前記耐張碍子3Aに支持さ
れたアークホーン24と、所定の気中放電間隙G2をも
って対向している。
ここで、この装置を正常に動作させるため、気中放電間
隙G2の絶縁強度は、避雷碍子4の絶縁強度に対し、あ
る値以上の裕度を与えた構成となっている。
次に、前記のように構成した耐雷ホーン碍子装置の作用
について説明する。
ところで、落雷に起因する異状高電圧が電線2に印加さ
れると、このときの電流はアークホーン24とアークホ
ーン31との間の気中放電間隙G2で放電され、避雷碍
子4に内蔵された非直線性抵抗素子を経て塔体の支持ア
ーム1に流れる。又、その後生じる続流アークは、前記
気中放電間隙G2と非直線性抵抗素子により遮断され
る。
一方、耐張碍子3Aは、その異常な汚損によって絶縁強
度が低下し、同碍子3Aの沿面でアークが発生すると、
アークはアークホーン10,22間の気中放電間隙G1
で消弧され、耐張碍子3Aの焼損が防止される。
さて、本発明の実施例においては、耐張碍子取付け用の
取付金具1aを支持アーム1に支持するボルト5を利用
して支持金具28を締付け固定したので、支持アーム1
に対し新にボルト挿通孔を透設したり、支持アーム1を
補強することなく、避雷碍子4を既設の送電線支持碍子
装置に対して容易に装着することができる。
なお、この実施例の装置は、既設の塔体の支持アーム1
や、その先端に装設された既設の耐張碍子3Aに対し
て、支持金具28や避雷碍子4、及びアークホーン24
を、アダプターとして取着して装置を構成したものであ
るが、新設される塔体の支持アーム1の先端部に支持金
具28を介して避雷碍子4を予め支持固定したり、ある
いは、新設される耐張碍子3Aに対し、前記アークホー
ン24を予め取着したりして装着を構成することもでき
る。従って、この装置は、その適用範囲が拡大されて非
常に実用的である。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明は送電線支持碍子装置に
対し、特別の穿孔作業や補強作業をすることなく容易に
装着することができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す平面図、
第2図は第1図のX−X線の断面図、第3図は耐張碍子
の電線支持側の部分拡大図、第4図は避雷碍子の先端部
の部分拡大平面図、第5図は避雷碍子に支持された放電
電極としてのアークホーン屈曲部の部分拡大平面図、第
6図は同じく避雷碍子に支持された放電電極としてのア
ークホーン屈曲部の部分拡大正面図である。 1……支持アーム、2……電線、3A(3B)……耐張
碍子、4……避雷碍子、14……電線側ホーン取付金
具、19……電線クランプ、24……アークホーン、2
8……支持金具、30……支持部材、31……アークホ
ーン、33……支持筒、37……回動支持筒、G1,G
2……気中放電間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塔体の支持アーム(1)先端部に対し取付
    金具(1a)をボルト(5)により固定するとともに、
    前記取付金具(1a)には支持碍子(3A,3B)を連
    結するとともに、同支持碍子(3A,3B)には電線側
    連結金具を介して電線(2)を架設し、前記電線側連結
    金具には課電側の放電電極を支持し、一方、前記支持ア
    ーム(1)の先端部には前記ボルト(5)を利用して支
    持金具(28)を締付固定し、該支持金具には避雷碍子
    (4)を支持し、該避雷碍子(4)の先端部には前記課
    電側の放電電極と気中放電間隙をもって対向する接地側
    の放電電極を設けたことを特徴とする耐雷ホーン碍子装
    置における避雷碍子用支持金具の取付構造。
JP30865188A 1988-12-06 1988-12-06 耐雷ホーン碍子装置における避雷碍子用支持金具の取付構造 Expired - Lifetime JPH0656728B2 (ja)

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