JPH0656545B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH0656545B2
JPH0656545B2 JP59075620A JP7562084A JPH0656545B2 JP H0656545 B2 JPH0656545 B2 JP H0656545B2 JP 59075620 A JP59075620 A JP 59075620A JP 7562084 A JP7562084 A JP 7562084A JP H0656545 B2 JPH0656545 B2 JP H0656545B2
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和彦 西
孝寿 石井
良蔵 山下
隆俊 奥村
成光 山岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] この発明は表示面上に静止画と動画とを併せて描画する
ことができる表示装置に関する。
[従来技術] 近年のビデオゲームマシンやその他のグラフィック表示
装置においては、動画と静止画とを併せて表示すること
ができるディスプレイコントローラが用いられている。
そして、この種のディスプレイコントローラにおいて動
画処理は、一般に8×8画素程度の動画パターンを表示
単位とし、この動画パターンを単独に、もしくは組合せ
て動かすようにしている。
ところで、従来のディスプレイコントローラにおいて
は、その移動パターンの色が各々のパターン毎に単色で
あり、このため、表示画面がどうしても単調になってし
まうという欠点があった。
[発明の目的] この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、複雑な配色の動画パターンを描画
することができ、これにより、表示画面上の表現能力を
著しく向上させることができる表示装置を提供するとこ
ろにある。
[発明の特徴] この発明による表示装置は、動画表示のための情報を記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された情報に基
づいて表示面に動画を表示させるディスプレイコントロ
ーラとを有する表示装置において、 前記記憶手段が、 複数の動画パターンおよびこれらの動画パターンの各々
を表示制御するために使用される情報であって、 (a)前記表示面に表示すべき動画パターンを動画パタ
ーンに付与される識別情報で指示する指定情報、 (b)当該動画パターンの前記表示面における表示位置
を決定する情報、 (c)当該動画パターンの前記表示面における表示色を
決定するカラーコードおよび (d)当該動画パターンの表示モードを指定する表示コ
ード からなる複数の動画制御テーブルを記憶し、 前記ディスプレイコントローラが、 前記複数の動画制御テーブルに基づいて表示制御される
各動画パターンのうち少なくとも2つの動画パターンが
前記表示画面上で重なり合っている場合に、これらの重
なり合った動画パターンに対応した各動画制御テーブル
の前記表示コードによって色混合表示モードが指定され
た場合には当該動画制御テーブル内の各カラーコードを
用いた論理演算により前記重なり合った動画パターンの
重合部分のカラーコードを決定する色混合処理を行い、
前記重なり合った動画パターンに対応した各動画制御テ
ーブルの前記表示コードによって優先表示モードが指定
された場合には前記複数の動画制御テーブルに対応して
予め割り当てられた優先順位に基づき前記重なり合った
動画パターンのうち優先順位の高い動画パターンに対応
した動画制御テーブル内のカラーコードを前記重なり合
った動画パターンの重合部分のカラーコードとする優先
処理を行うことを特徴としている。
[実施例] 以下、図面を参照してこの発明の実施例について説明す
る。
第1図(イ)はこの発明の一実施例の構成を示すブロッ
ク図であり、図において、1はこの実施例によるディス
プレイコントローラである。2はCPU、3はCPU2
で用いられるプログラムが記憶されたROMおよびデー
タ記憶用のRAMから成るメモリ、4はVRAM(ビデ
オRAM)、5はCRT表示装置である。この場合、V
RAM4には第2図に示すように、静止画パターン(ド
ットパターン)が記憶される静止画パターンテーブル4
a 、静止画パターンを表示すべき位置が記憶される静止
画位置テーブル4b 、各静止画パターンのカラーがカラ
ーコード(4ビット)によって記憶される静止画カラー
テーブル4c 、複数の動画パターンが記憶される動画パ
ターンテーブル4d 、動画パターンを表示すべき座標等
が記憶される動画制御テーブル群4e が各々設けられて
いる。動画パターンテーブル4d は、第3図に示すよう
に、8バイト毎に1つの動画パターンを記憶するように
なっており、各動画パターンには各々異なる名称(図で
は“0”〜“255”で示す8ビットの名称)が設定さ
れている。一例としてパターン名称“k ”に記憶されい
ている動画パターンを同図に拡大して示すが、図中デー
タ“1”の部分がパターン部分、データ“0”の部分が
背景部分(透明部分)である。また、動画制御テーブル
群4e は第4図に示すように、4バイト長の動画制御テ
ーブル32個から成り、各動画制御テーブルにはアドレ
スの低い方から順に0〜31の番号が設定されている。
ここで、NO.k の動画制御テーブルの内容(他の番号
の動画表示テーブルと同様)を同図に拡大して示す。図
に示す第0、第1バイトには、動画パターンを表示すべ
き位置のX、Y座標(動画パターンの左上端位置が動画
の基準位置になる)が記憶される。したがって、この第
0、第1バイト内のデータを書換えると、動画が画面上
を移動する。次に第2バイトには表示すべき動画パター
ンの名称が記憶され、第3バイトの下位4ビットには表
示すべき動画パターンのカラーコードが記憶される。ま
た、第4バイトの第5、第6ビット(D5、D6)に
は、動画処理方式の態様を選択するデータが記憶される
が、このデータの機能については後述する。なお、以下
の説明において、上述の第5、第6ビットを各々ICビ
ット、CCビットと称す。
次にディスプレイコントローラ1の各構成要素について
説明する。第1図(イ)において、タイミング信号発生
回路8は、内部に設けられた水晶振動子によって基本ク
ロックパルスを発生し、また、この基本クロックパルス
に基づいてドットクロックパルスDCPおよび同期信号
SYNCを発生する。そして、ドットクロックパルスD
CPを水平カウンタ9のクロック端子CKへ、また、同
期信号SYNCをCRT表示装置5へ各々出力する。こ
こで、ドットクロックパルスDCPは、CRT表示画面
に表示される各ドットに対応するクロックパルスであ
る。言い換えれば、画面の水平走査によって順次表示さ
れる各ドットの表示タイミングに同期して出力されるク
ロックパルスである。また、このタイミング信号発生回
路8は、画像データの処理に必要な各種のタイミング信
号を発生し、画像データ処理回路10へ出力する。
水平カウンタ9は341進のアップカウンタであり、画
面表示の開始時点において初期リセットされ、また、ド
ットクロックパルスDCPを341パルスカウントする
毎に信号HPを垂直カウンタ11のクロック端子CKへ
出力する。この水平カウンタ9のカウント出力は、CR
T表示装置5の電子ビームが画面の左から何番目のドッ
トを走査しているかを示している。すなわち、例えばカ
ウント出力が「0」の時は電子ビームの走査が画面の最
左端にあり、また[100]の時は電子ビームが画面左
から101番目のドット位置を走査している。なお、こ
の実施例においては画面の横1ラインに256ドット表
示するようになっている。したがって、水平カウンタ9
のカウント出力が「256」〜「340」の間は非表示
期間となる。
垂直カウンタ11は262進のアップカウンタであり、
画面表示の開始時点において初期リセットされる。
この垂直カウンタ11のカウント出力は、CRT表示装
置5の電子ビームが画面の上から何番目のラインを走査
しているかを示している。また、この実施例における垂
直方向の画面のドット数は192に設定されており、し
たがって垂直カウンタ11のカウント出力が「192」
〜「261」の間は非表示期間となる。
画像データ処理回路10は、CPU2からインターフェ
イス回路12を介して供給される画像データを順次VR
AM4内の各テーブル内に書込む。そして、VRAM4
の書込みが終了した後に、CPU2から表示指令が出力
されると、画像データ処理回路10は静止画パターンテ
ーブル4a 、静止画位置テーブル4b および静止画カラ
ーテーブル4c 内の各データを読出し、読出したデータ
に基づいてCRT画面の各ドット位置にいかなる色の静
止画ドット表示を行なえばよいかを検知し、水平カウン
タ9および垂直カウンタ11の各カウント出力が示す電
子ビームの走査位置に合わせて端子TGから順次カラー
コード(4ビット)を出力して、カラーパレット13へ
供給する。また、画像データ処理回路10は、上述した
静止画表示動作と平行して、動画パターンテーブル4d
および動画制御テーブル群4e 内のデータに基づいて、
動画表示に必要なデータを演算、抽出し、動画処理回路
15に供給する。
ここで、静止画データ処理回路10の構成について詳細
に説明する。
第1図(ロ)は画像データ処理回路10の構成を示すブ
ロック図である。図において、バスCW(8ビット)は
CPU2からのデータ書込用のバス、バスCR(8ビッ
ト)はCPU2のデータ読込用のバス、バスAH(10
ビット)およびAL(8ビット)はVRAM4のアドレ
ス指定用バスで、バスAHが上位10ビット、バスAL
が下位8ビットを指定する。バスVWはVRAM4への
データ書込用のバス、バスVRLはVRAM4からのデ
ータ読出用のバス、バスClr はカラーコードの乗せら
れるバスであり、第1図に示すカラーパレット13に接
続されている。
次にレジスタ群B1は、各テーブル類の先頭アドレスを
格納するレジスタB1a 〜B1e からなる。そして、こ
れらのレジスタB1a 〜B1e には、静止画位置テーブ
ル4b 、静止画カラーテーブル4c 、静止画パターンテ
ーブル4a 、動画制御テーブル4e および動画パターン
テーブル4d の各先頭アドレスが格納され、バスCWを
介してCPU2から書き替えられるようになっている。
色情報レジスタB2はVRAM内の静止画カラーテーブ
ルから読出された2種類の静止画用カラーコードを記憶
し、パターンシフタB3から出力される“1”/“0”
信号によってそのいずれか一方が選択出力され、カラー
バスClr に乗せられる。前記パターンシフタB3は、
バスVRLを介してVRAM4から読み出された静止画
像データを並直列変換するシフトレジスタであり、その
出力“1”/“0”を色情報しレジスタB2へ供給して
静止画表示色を決定する。
次に、動画番号カウンタB4は、各動画制御テーブルの
番号(動画番号)Kと、このテーブル内のY座標の格納
アドレス(本実施例で第0バイト目;第4図参照)とを
記憶する7ビットのカウンタで上位5ビットが動画番号
Kを表わし、下位2ビットがX、Yパターン名称、色情
報のいずれかであるかを表わしており、動画制御テーブ
ル群4e をサーチして次の水平走査線で表示すべき動画
を検出するときに、動画番号Kが順次インクリメントさ
れるようになっている。このとき下位2ビットは常に
“0”で動画制御テーブルのY座標のみを示している。
このサーチは、表示期間中に、各動画制御テーブルのY
座標を調査し、これと垂直カウンタ11のカウント値N
Vとを比較して行い、表示すべき動画が検出されたとき
には、そのときの動画番号カウンタB4の内容を動画番
号FIFO.B5に登録する。この場合、動画番号k
(0〜31)の若い順に登録していき、8つまで登録す
るとそれ以降は受けつけない。こうして、水平表示期間
中に、次の水平走査線で表示すべき動画番号k が動画番
号FIFO.B5に8つまで登録された後、水平非表示
期間中にこれらが順次読み出され各動画制御テーブルか
ら動画のY座標、X座標、動画パターンの名称、カラー
コード、CC、ICビットなどを読み出す際のアドレス
となる。そして、各動画制御テーブルから読み出された
データが、バスVRLを介して動画処理回路15へ転送
される。
なお、動画FIFO.B5に入れなかった9番目の動画
番号は、レジスタB6へ登録される。
次にALU(演算ユニット)B7は、上述した垂直カウ
ンタ11のカウント値NVとY座標との比較、動画の画
像データのアドレス計算等を行い、その演算結果がステ
ータスB8を介してデコーダB9へ供給される。デコー
ダB9は、モードレジスタB10の規制のもとに、マイ
クロプログラムROM(以下、μプログラムROMとい
う)B1から供給される命令を解読し、各バスに載せる
データのシーケンス制御を行なうものである。このμプ
ログラムROMB11には、水平カウンタ9、垂直カウ
ンタ11が接続され、命令の読み出しアドレスを指定し
ている。
次に動画処理回路15は、供給されたデータに基づい
て、動画の表示を制御する回路であり、動画の表示タイ
ミングを検出するとともに、このタイミングに基づいて
該当する動画のカラーコードをカラーパレット13に供
給する。また、動画処理回路15は動画と動画の衝突を
検出し得るようになっており、衝突が検出されると、衝
突検出信号S1(“1”信号)を画像データ処理回路1
0に供給する。さらに、動画処理回路15は、表示すべ
き動画データがないことを検出すると、静止画表示信号
S2(“1”信号)を画像データ処理回路10へ供給す
る。画像データ処理回路15は、静止画表示指令信号S
2が供給された時のみ静止画のカラーコードを出力する
ようになっており、この結果、表示面上のあるドット位
置に、静止画と動画が競合する場合は、動画が優先表示
される。なお、動画処理回路15の詳細については後述
する。
次にカラーパレット13は一種のコード変換回路であ
り、4ビットのカラーコードを、レッドカラーデータR
D、グリーンカラーデータGD、ブルーカラーデータB
D(これらのカラーデータは各々3ビット)に変換して
DAC(ディジタル/アナログ変換器)14へ出力す
る。DAC14はカラーデータRD、GD、BDを各々
アナログ信号に変換してRGB信号を作成し、このRG
B信号をCRT表示装置5へ出力する。ここで、第5図
にカラーコード、カラーデータ、表示色の各々の対応関
係の一例を示す。
次に、動画処理回路15のより具体的な構成について説
明する。
第6図は動画処理回路15の構成を示すブロック図であ
る。図において、20〜27は各々動画プロセッサであ
り、共に同様に構成されるとともに画像データ処理回路
10を介してVRAM4内の動画データが供給されるよ
うになっている。この動画プロセッサ20(あるいは2
1〜27)の構成を第7図に示す。図において30は、
第4図に示すNO.k (k は0〜31)の動画制御テー
ブルの第1バイト目のデータ、すなわち、X座標データ
が転送されるXカウンタであり画面の水平走査によって
順次表示される各ドットの表示タイミングに同期したク
ロックパルスCKに基づき、転送されたX座標データを
ダウンカウントする。31はXカウンタのカウント出力
が「0」になった時に“1”信号を出力する0検出回路
である。32は動画パターンテーブル4d 内の動画パタ
ーンのうち、後述する処理により指定されるアドレス内
のデータ(1バイト)が転送されるパターンシフタであ
り、アンドゲート33を介して供給されるクロック信号
CKに基づいて、転送されたパターンデータを最上位ビ
ットから順次シフトして出力する。このパターンシフタ
32の出力信号はパターン信号SPPTとして出力され
る。35はNO.k の動画制御テーブルの第3バイト目
のデータが転送されるカラーコードレジスタであり、第
0〜第3ビットにカラーコードC0〜C3が転送され、
第5、第6ビットにICビット、CCビットのデータが
各々転送される。このカラーコードレジスタ35の第0
〜第3ビットの出力は各々3ステートバッファ36〜3
9を介して出力される。バッファ36〜39は開閉信号
ENが“1”になると開状態となり、信号ENが“0”
になるとハイインピーダンス状態となる。40はアンド
ゲートであり、カラーコードC0〜C3がすべて“0”
の場合、すなわち透明に対応している場合(第5図参
照)に透明検出信号SPTPとして“1”信号を出力す
る。また、カラーコードレジスタ35の第5、第6ビッ
トは、各々IC、CCビット信号として出力される。
ここで、第6図に戻る。この図において「.」が付され
たゲートはアンドゲート、「+」が付されたゲートはオ
アゲートであり、D1〜D4は前述のクロック信号CK
に同期しているディレイ回路である。50〜57は各々
加算器であり、A、Bがその入力端、C0がキャリ出力
端、Sが加算結果の出力端である。また、図に示す58
は色混合、優先回路であり、59は衝突判定回路であ
る。
次に上述した構成によるこの実施例の動作を説明する
が、始めに、この実施例における動画処理の概要につい
て説明する。
色混合処理 この処理は、動画パターンが重なり合った部分について
は、それらの動画パターンのカラーコードの論理和(ビ
ット毎の論理和)をとり、この結果を新たなカラーコー
ドとして重合部分の色を制御する処理である。例えば、
第8図に示すように3種の動画パターンP1、P2、P
3が完全に重なり合い、また、動画パターンP1、P
2、P3の各々のカラーコードが「1001」(青)、
「1010」(赤)、「1100」(黄)であったとす
る。なお、図では簡単のために、各動画パターンを4×
4ドットで示す。この場合、左上端のドットについて見
れば、重合するすべての動画パターンP1〜P3におい
てデータ“1”となっており、この結果、上述した3種
のカラーコードのビット毎の論理和がとられる。したが
って、このドットはカラーコード「1111」(白)に
よって表示される。また、左上端のドットの右隣のドッ
トについてみれば、動画パターンP3においてデータ
“0”となっているため、動画パターンP3のカラーコ
ードは加算されず、この結果、同ビットはカラーコード
「1011」(マゼンダ)によって表示される。
この色混合処理によれば、動画パターンをドット単位で
色分けすることができ、また、4つの動画パターンを重
ね、各動画パターンのカラーコードを各々「100
0」、「0100」、「0010」、「0001」とす
れば、最大16色の色によって動画パターンを表示する
ことができる。
衝突検出処理 この処理は、衝突検出を行う動画パターンを予め設定し
ておき、この設定された動画パターンについてのみ衝突
検出を行い、さらに、その衝突座標を検出するという処
理である。例えば、第9図において、P5、P6、P7
が衝突検出を行なわない動画パターン、斜線を付したP
8、P9、P10が衝突検出を行う動画パターンであっ
たとすると、この場合において衝突が検出されるのは動
画パターンP9、P10の衝突の場合だけである。そし
て、衝突が検出されると、衝突が起っているドットの座
標(X1、Y1)が検出される。なお、前述した色混合
処理を行う場合はこの衝突検出は行なわない、また、第
10図に示す動画パターンP11、P12の衝突のよう
に、データ“0”の部分の衝突については、衝突と判定
しない。
次にこの実施例の動作を説明する。
第11図はこの実施例における表示画面と、この画面を
走査する電子ビームのラインとの関係を示す図であり、
図示のように水平方向にDS#0〜DS#31の表示区
画に仕切られている。そして、1つの表示区画には、水
平方向に8ビットが描画されるようになっており、ま
た、この8ドットを描画する間に、第1図に示す画像デ
ータ処理回路10はVRAM4を5回アクセスするよう
になっている。そして、この5回のアクセスのうち4回
は静止画表示および他の表示処理に用いられ、5回のう
ち1回が動画表示のためのアクセスとなっている。この
場合、静止画表示のための画像データは、1つ手前の表
示区画において準備される。
次に動画処理のためのアクセス動作について説明する。
今、電子ビームが第11図に示すラインlの表示区間
DS#0を走査しているとすると、画像データ処理回路
10は1段下のラインl上に、No .0の動画制御テ
ーブル(第4図参照)が指定する動画パターンが存在す
るか否かを調べる。すなわち、No .0の動画表示テー
ブルの第0バイト目をアクセスしてY座標データを読み
込み、このY座標が次式を満すかどうか調べる。
0≦(V+1)−Y<8……(1) (ただし、Vは走査中のラインlの番号であり、この
(1)式は最上段のライン番号を0とした場合の式であ
る。なお、この実施例の表示領域にはラインl0〜l1
91(0≦V≦191)が表示されるようになっている
が、(1)式に示す判定は、実際にはラインl0の1段
上のライン(V=−1)を走査する時から行なわれ
る。) そして、この(1)式が満たされた場合に、動画パター
ンが存在すると判定する。(1)式における{(V+
1)−Y}の値は、1段下のラインにおいて動画パター
ンの何バイト目を表示すればよいかを示しており、例え
ば、0の場合は、1段下のラインに動画パターンの第0
バイト目が表示され、また、7の場合は動画パターンの
第7バイト目が表示されることになる(第12図参
照)。
次に、画像データ処理回路10は、上述の場合と同様に
して、表示区画DS#1を走査している時に、1段下の
ライン上にNo .1動画制御テーブルが指定する動画パ
ターンが存在するか否かを判定し、以後同様にして表示
区間DS#2〜DS#31を走査する間に、各々No .
2〜No .31の動画制御テーブルが指定する動画パタ
ーンの存在を調べる。このようにして、ラインl0の表
示区間DS#0〜DS#31を走査する間に、画像デー
タ処理回路10は、No .0〜No .31の動画制御テ
ーブルの第0バイト目を順次アクセスし、1段下のライ
ン上の動画パターンの有無を調べる。ただし、この場合
において、存在する動画パターンが8個検出されると、
それ以後においては存在の有無の判定を行なわず、たと
え存在する動画パターンがあったとしても無視するよう
にしている。したがって、1ラインの走査が終了した時
点においては、最大8個の動画パターンの存在が検出さ
れる。そして、存在が検出された動画パターンに対し、
画像データ処理回路10は水平非表示期間において以下
に述べる処理を行なう。今、仮りにNo 0〜No 7の動
画制御テーブルが指定する動画パターンの存在が、各々
1段下のラインにおいて検出されたとすると(この場合
はNo .8以後の動画制御テーブルが指定する動画パタ
ーンの存在は無視される)、画像データ処理回路10
は、まずNo .0の動画制御テーブルの第1バイト目の
X座標データおよび第3バイト目のデータを、各々動画
プロセッサ20のXカウンタおよびカラーコードレジス
タ35に転送する。次に画像データ処理回路10はNo
.0の動画制御テーブルの第2バイト目をアクセスし
て、パターン名称を読み込み、このパターン名称と、前
述した(1)式における{(V+1)−Y}の値とか
ら、次の走査に必要なデータが、指定された動画パター
ン(第3図参照)の第何バイト目なのかを算出し、算出
結果に対応する1バイトデータを、動画プロセッサ20
のパターンシフタ32に転送する。以後同様にして、画
像データ処理回路10はNo 1〜No 7の動画制御テー
ブルの第1バイトおよび第3バイトのデータを各々動画
プロセッサ21〜27のXカウンタおよびカラーコード
レジスタ35内へ転送し、また、次の描画に必要な動画
パターンの1バイト分のデータをパターンシフタ32へ
転送する。以上が水平非表示期間において、画像データ
処理回路10が行う処理である。
次に、水平非表示期間が終了して、1段下のラインl
を走査する動作について説明する。
今説明のために、動画プロセッサ20に注目し、また、
この動画プロセッサ20内のXカウンタ30に転送され
ているデータが「5」であったとする。まず、ラインl
を走査する電子ビームが表示区間DS#0に入ると、
表示面上のドットが左から1つずつ表示されるタイミン
グに同期して、Xカウンタ30がクロック信号CKをダ
ウンカウントしてゆく。この結果、5カウント目におい
てXカウンタ30のカウント出力が「0」になり、0検
出回路31が“1”信号を出力し、アンドゲート33が
開となってクロック信号CKがパターンシフタ32へ供
給される。これにより、パターンシフタ32は。クロッ
ク信号CKに同期してその最上位ビットから順次データ
をシフトして出力する。したがって、パターン信号SP
PTは表示面上の左から6ドット目(X座標の5に対
応)の表示タイミングに同期して出力される。このよう
に、パターン信号SPPTの出力開始タイミングはXカ
ウンタ30に転送されているX座標データに一致する。
なお、パターン信号SPPTは動画パターンデータをパ
ラレル−シリアル変換した信号となる。
次に、動画プロセッサ20のCCビットが“0”に設定
され、また、カラーコードが「000」(透明)でない
場合を考えてみる。この場合は、第6図に示す動画プロ
セッサ20から、動画パターンに対応して“0”か
“1”となるパターン信号SPPTが出力される。そし
て、このパターン信号SPPTはアンドゲートAN1を
介してアンドゲートAN2の一方の入力端に供給される
とともに、アンドゲードイN1→オアゲートOR1→ア
ンドゲートAN3→アンドゲートAN4→オアゲートO
R2なる経路を経てアンドゲートAN2の他方の入力端
に供給される。この結果、アンドゲートAN2の出力信
号はパターン信号SPPTと全く同様となる。このアン
ドゲートAN2の出力信号は、第7図に示す3ステート
バッファ36〜39に開閉信号ENとして供給されるか
ら、上述の場合は、動画パターンのデータ“1”の時の
みバッファ36〜39が開となり、カラーコードレジス
タ35内のカラーコードC0〜C3が、オアゲートOR
3〜OR6を各々介してカラーパレット13に供給され
る。この結果、動画パターンのデータ“1”に対応する
表示画面上の所定位置に、カラーコードC0〜C3によ
って指定された色のドットが順次表示される。
上述した動作は、他の動画プロセッサ21〜27におい
ても同様に行なわれ、アンドゲートAN5〜AN11か
らは、各々動画プロセッサ21〜27が出力するパター
ン信号SPPTと同様の開閉信号ENが出力される。
ただし、動画プロセッサ20〜27のいずれか2つ以上
において、同時にパターン信号SPPTが“1”となっ
た場合や、CCビットに“1”が立てられている場合は
その動作が異ってくる。以下にこの場合について説明す
る。
(a )CCビットが“0”で2以上の動画プロセッサの
パターン信号が同時に“1”となった場合。なお、以下
の説明においては、動画プロセッサ20〜27内のカラ
ーコードがいずれも「0000」(透明)でないとする
(すなわち、透明検出信号SPTPが“0”であるとす
る。) この場合において、例えば動画プロセッサ20のパター
ン信号SPPTが“1”になったとすると、アンドゲー
トAN3の出力信号が“1”となり、この結果、インバ
ータINV1の出力信号が“0”になる。これにより、
アンドゲートAN12〜AN18は各々その入力端子の
1つに“0”信号が供給されるため“0”信号を出力
し、また、動画プロセッサ21〜27のCCビットはす
べて“0”に設定されているから、アンドゲートAN1
9〜AN24は各々一方の入力端に“0”信号が供給さ
れて“0”信号を出力する。この結果、オアゲートOR
7〜OR13の出力信号は必ず“0”となり、したがっ
て、アンドゲートAN5〜AN11の出力信号は、動画
プロセッサ20〜27のパターン信号SPPTに依らず
に必ず“0”となる。このように、動画プロセッサ20
のパターン信号SPPTが“1”の場合は、動画プロセ
ッサ21〜27のパターン信号SPPTが“1”となっ
ても無視される。また、動画プロセッサ20、21のパ
ターン信号SPPTが共に“0”で、動画プロセッサ2
2のパターン信号SPPTが“1”になった場合は、上
述の動作と同様にして、アンドゲートAN7〜AN11
の出力信号(開閉信号EN)が、動画プロセッサ23〜
27のパターン信号SPPTに依らずに必ず“0”とな
る。
上述の説明から明らかなように、動画プロセッサ20〜
27には、動画プロセッサ20、21、22……、27
なる順で優先順位が設定されており、優先度の高い動画
プロセッサのパターン信号SPPTが“1”である場合
は、それより低い優先順位にある動画プロセッサのパタ
ーン信号はすべて無視される。
したがって、表示画面上の視覚効果としては、優先度の
高い動画プロセッサの扱う動画が画面手順側に見え、優
先度の低い動画プロセッサの扱う動画が画面奥側に見え
るようになる。
なお、動画プロセッサ20〜27のパターン信号SPP
Tがすべて“0”の場合は、アンドゲートAN25のす
べての入力端に“1”信号が供給され、この結果、アン
ドゲートAN25からは“1”信号が出力される。この
アンドゲート25から出力される“1”信号は前述した
静止画表示指令信号S(第1図参照)であり、画像デ
ータ処理回路10は、この静止画表示指令信号Sが供
給された時のみ、静止画のカラーコードをカラーパレッ
ト13に供給する。
したがって、静止画は、最も優先度の低い動画よりさら
に奥側に表示される。
(b )CCビットが“1”の場合(この場合は前述した
色混合処理を行う場合である。) 今、一例として次表に示すように、動画プロセッサ2
0、23、24のCCビットが“0”、動画プロセッサ
21、22、25〜27のCCビットが“1”であった
とし、また、動画プロセッサ20〜27内の色コードが
同表に示す通りであったとする。
ここで、まず動画プロセッサ20〜22に着目して説明
を行う。
今、動画プロセッサ21のパターン信号SPPTのみが
“1”信号になったとすると、この“1”信号はアンド
ゲートAN30→オアゲートOR20→アンドゲートA
N31→オアゲートOR1→アンドゲートAN3→アン
ドゲートAN4→オアゲートOR2→アンドゲートAN
19→オアゲートOR7なる経路を通ってアンドゲート
AN5の一方の入力端に供給されるとともに、アンドゲ
ートAN30を介してアンドゲートAN5の他方の入力
端に供給される。この結果、アンドゲートAN5が出力
する開閉信号ENが“1”となって、動画プロセッサ2
1内のカラーコードC0〜C3がオアゲートOR3〜O
R6を介してカラーパレット13に供給される。したが
って、この場合の表示画面のドットの色は動画プロセッ
サ21内のカラーコード「1010」によって決まり、
すなわち、赤となる。
また、動画プロセッサ22のパターン信号SPPTのみ
が“1”信号になったとすると、この“1”信号はアン
ドゲートAN32→オアゲートOR21→アンドゲート
AN33→オアゲートOR20→アンドゲートAN31
→オアゲートOR1→アンドゲートAN3→アンドゲー
トAN4→オアゲートOR2→アンドゲートAN19→
オアゲートOR7→アンドゲートAN20→オアゲート
OR8なる経路を通ってアンドゲートAN6の一方の入
力端に供給されるとともに、アンドゲートAN32を介
してアンドゲートAN6の他方の入力端に供給される。
この結果、アンドゲートAN6が出力する開閉信号EN
が“1”となって、動画プロセッサ22内のカラーコー
ドが出力され、表示画面上のドットの色が動画プロセッ
サ22内のカラーコード「1100」によって決定さ
れ、すなわち、黄色となる。
そして、動画プロセッサ21と22のパターン信号SP
PTが同時に“1”になった場合は、この“1”信号を
アンドゲートAN5、AN6の各入力端に伝達する信号
経路が上述の場合と同様に存在し、この結果、アンドゲ
ートAN5とAN6が出力する開閉信号ENが共に
“1”となり、動画プロセッサ21および22内のカラ
ーコードが共に出力される。これにより、オアゲートO
R3、OR4、OR5、OR6の各出力信号は各々
“0”、“1”、“1”、“1”となり、表示画面上の
ドットの色はカラーコード「1110」によって決定さ
れ、すなわち、シアン(第5図参照)となる。このよう
に、動画プロセッサ21と22のパターン信号SPPT
が同時に“1”となると、双方のカラーコードが同時に
出力されるとともに、これらのカラーコードのビット毎
の論理和がとられ、この論理和が新たなカラーコードと
なって、表示画面上のドットの色を決定する。
そして、動画プロセッサ20と21、あるいは動画プロ
セッサ20と22のパターン信号SPPTが同時に
“1”になると、上述の場合と同様にしてアンドゲート
AN2とAN5あるいはアンドゲートAN2とAN6が
出力する開閉信号ENが“1”となり、この結果、動画
プロセッサ20と21内のカラーコード、あるいは動画
プロセッサ20と22内のカラーコードのビット毎の論
理和がとられ、この論理和によって表示画面上のドット
の色が決定される。また、動画プロセッサ20〜22の
すべてのパターン信号SPPTが同時に“1”になれ
ば、これらの動画プロセッサ20〜22内のカラーコー
ドのビット毎の論理和がとられる。このようにして、色
混合処理(第8図参照)が行なわれるわけである。
また、動画プロセッサ20〜22のいずれか一つのパタ
ーン信号SPPTが“1”になると前述のようにアンド
ゲートAN3の出力信号が、“1”になり、この結果、
インバータINV1が“0”信号を出力する。これによ
り、アンドゲートAN12〜AN18の入力端の一つに
“0”信号が供給され、アンドゲートAN12〜AN1
8の出力信号が“0”になる。一方、動画プロセッサ2
3のCCビットは“0”であるから(第1表参照)、ア
ンドゲートAN35の出力信号は常に“0”となる。そ
して、アンドゲートAN14〜AN18の出力信号が
“0”であり、かつ、アンドゲートAN35の出力信号
が“0”であることから、アンドゲートAN7〜AN1
1の一方の入力端には“0”信号が供給されることにな
り、この結果、アンドゲートAN7〜AN11が出力す
る開閉信号ENはすべて“0”になる。したがって、動
画プロセッサ20〜22のいずれかのパターン信号SP
PTが“1”の場合は、動画プロセッサ23〜27から
出力される各パターン信号SPPTはすべて無視され
る。すなわち、動画プロセッサ20〜22から成るグル
ープが、最優先される。
また、動画プロセッサ20〜22のすべてのパターン信
号SPPTが“0”の場合において、動画プロセッサ2
3のパターン信号SPPTが“1”になると、この
“1”信号はアンドゲートAN36→オアゲートOR2
3→アンドゲートAN37→アンドゲートAN14→オ
アゲートOR9なる経路を通ってアンドゲートAN7の
一方の入力端に供給されるとともに、アンドゲートAN
36を介してアンドゲートAN7の他方の入力端に供給
される。この結果、アンドゲートAN7が出力する開閉
信号ENが“1”になり、表示画面上のドットの色が動
画プロセッサ23内のカラーコードによって決定され
る。また、この場合においては、インバータINV2の
出力信号が“0”となってアンドゲートAN15〜AN
18の出力信号が“0”になり、かつ、アンドゲートA
N38の出力信号が“0”であるため(動画プロセッサ
24のCCビットが“0”であるから)、アンドゲート
AN8〜AN11の一方の入力端には必ず“0”信号が
供給される。したがって、動画プロセッサ24〜27の
パターン信号SPPTはすべて無視される。
次に、動画プロセッサ20〜23のすべてのパターン信
号SPPTが“0”である場合における動画プロセッサ
24〜27の動作について説明すると、第1表に示すよ
うに動画プロセッサ24のCCビットは“0”動画プロ
セッサ25〜27のCCビットは各々“1”に設定され
ているから、動画プロセッサ24〜27は、前述した動
画プロセッサ20〜22のグループと同様のグループを
構成していることが判る。したがって、動画プロセッサ
24〜27のグループ内において、2以上のパターン信
号SPPTが同時に“1”になると、前述した色合成処
理が行なわれる。このように、色混合を行う場合は、動
画プロセッサをいくつかまとめてグループにし、グルー
プ内で最も優先度の高い動画プロセッサのCCビットが
0、他の動画プロセッサのCCビットが“1”となるよ
うにすればよい。
次に衝突検出処理について説明する。
動画プロセッサ20〜27のCCビットおよびICビッ
トを共に“0”とし、この状態において、仮りに動画プ
ロセッサ20と21のパターン信号SPPTが共に
“1”になったとする。この場合第6図に示すアンドゲ
ートAN40の一方の入力端にはインバータINV3を
介してICビットの“0”信号が供給され、また、アン
ドゲートAN40の他方の入力端にはアンドゲートAN
1から“1”信号が供給される。この結果、アンドゲー
トAN40の出力端から加算器50の入力端Aに“1”
信号が供給され、同加算器50の出力端Sから“1”信
号が出力される。また、アンドゲートAN41の一方の
入力端には動画プロセッサ21のICビットの“0”信
号がインバータINV4を介して供給され、アンドゲー
トAN41の他方の入力端にはアンドゲートAN39か
ら“1”信号が供給される。この結果、加算器51の入
力端A,Bには共に“1”信号が供給され、同加算器5
1のキャリー出力端C0から“1”信号が出力される。
これにより、オアゲート25からディレイ回路D4を介
して“1”信号が出力される。この“1”信号は前述し
た衝突検出信号である。
そして、上述した場合と同様にして、2以上の動画プロ
セッサのパターン信号SPPTが同時に“1”になる
と、加算器51〜57のキャリー出力端から“1”信号
が出力され、これにより、オアゲート25から衝突検出
信号S1が出力される。そして、衝突検出信号S1が出
力されると、第1図に示す画像データ処理回路10は、
水平カウンタ9と垂直カウンタ11のカウント出力をイ
ンターフェイス回路12を介してCPU2に供給し、こ
の結果、CPU12は衝突しているドットの座標を知る
ことができる。なお、衝突しているドットの色は前述し
たように最も優先度の高い動画プロセッサ内のカラーコ
ードによって決まる。
一方、動画プロセッサ20のICビットが“1”、動画
プロセッサ21のICビットが“0”であったとする
と、アンドゲートAN40の一方の入力端には、インバ
ータINV3を介してICビットの“1”信号が供給さ
れるから、アンドゲート40の出力信号は常に“0”で
あり、したがって、動画プロセッサ20、21のパター
ン信号SPPTが同時に“1”となって、加算器51の
キャリー出力端C0から“1”信号が出力されることは
なく、よって衝突検出信号S1も出力されない。すなわ
ち、表示画面上では衝突が起っているにもかかわらず、
衝突検出信号S1は出力されない。
上述したことから判るように、衝突検出信号S1が出力
されるのは、ICビットが“0”となっている2以上の
動画プロセッサにおいて、同時にパターン信号SPPT
が“1”となった場合のみである。
また、動画プロセッサ20〜27のいずれかのCCビッ
トが“1”であると、アンドゲートAN40〜AN47
のいずれか他方の入力端に“0”信号が供給されるた
め、これらのアンドゲートAN40〜AN47の出力信
号が“1”になることはない。すなわち、CCビットが
“1”になっている動画プロセッサの衝突は検出されな
い。これは、CCビットが“1”になっている場合は前
述した色混合処理を行う場合であり、色混合が行なわれ
るビット毎に衝突検出信号S1が出力されると、不都合
だからである。
なお、第6図に示す信号TPは、透明検出信号SPTP
の有効、無効を、決定する信号であり、透明検出信号S
PTPは信号TPが“1”の時に無効、“0”の時に有
効となる。そして、透明検出信号SPTPが“1”信号
で、なおかつ、有効である場合は、第6図から容易に判
るように、パターン信号SPPTはインヒビットされ
る。また、透明検出信号SPTPを無効にすると、透明
に対応するカラーコード(この実施例の場合は「000
0」)に他の色を設定することができる。
以上説明したように、この発明による表示装置は、動画
表示のための情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段
に記憶された情報に基づいて表示面に動画を表示させる
ディスプレイコントローラとを有する表示装置におい
て、前記記憶手段が、複数の動画パターンおよびこれら
の動画パターンの各々を表示制御するために使用される
情報であって、 (a)前記表示面に表示すべき動画パターンを動画パタ
ーンに付与される識別情報で指示する指定情報、 (b)当該動画パターンの前記表示面における表示位置
を決定する情報、 (c)当該動画パターンの前記表示面における表示色を
決定するカラーコードおよび (d)当該動画パターンの表示モードを指定する表示コ
ード からなる複数の動画制御テーブルを記憶し、前記ディス
プレイコントローラが、前記複数の動画制御テーブルに
基づいて表示制御される各動画パターンのうち少なくと
も2つの動画パターンが前記表示画面上で重なり合って
いる場合に、これらの重なり合った動画パターンに対応
した各動画制御テーブルの前記表示コードによって色混
合表示モードが指定された場合には当該動画制御テーブ
ル内の各カラーコードを用いた論理演算により前記重な
り合った動画パターンの重合部分のカラーコードを決定
する色混合処理を行い、前記重なり合った動画パターン
に対応した各動画制御テーブルの前記表示コードによっ
て優先表示モードが指定された場合には前記複数の動画
制御テーブルに対応して予め割り当てられた優先順位に
基づき前記重なり合った動画パターンのうち優先順位の
高い動画パターンに対応した動画制御テーブル内のカラ
ーコードを前記重なり合った動画パターンの重合部分の
カラーコードとする優先処理を行うものであるので、1
つの動画パターンを複数色で表示できるとともに、その
配色の単位を1ドット毎にすることができ、これによ
り、表示画面上の表現能力を著しく向上させることがで
きる。また、重合部分の色が変化することを利用すれ
ば、今までにない新たなグラフィック上の効果を奏する
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)はこの発明の一実施例の構成を示すブロッ
ク図、第1図(ロ)は画像データ処理回路の構成を示す
ブロック図、第2図は第1図(イ)に示すVRAM4の
内容を示すメモリマップ、第3図は第2図に示す動画パ
ターンテーブル4d の記憶内容の一例を示す概念画、第
4図は動画表示テーブル群4e の記憶内容の一例を示す
概念図、第5図はカラーコード、カラーデータ、表示色
の各々の対応関係の一例を示す図、第6図は動画処理回
路15の具体的な構成を示すブロック図、第7図は動画
プロセッサ20(あるいは21〜27)の構成を示すブ
ロック図、第8図はこの実施例における色混合処理の概
要を示す説明図、第9図、第10図は各々同実施例にお
ける衝突検出処理の概要を示す説明図、第11図は同実
施例における表示画面と電子ビームのラインの関係を示
す図、第12図は同実施例における動画パターンの表示
動作を説明するための説明図である。 4e ……動画制御テーブル群、15……動画処理回路、
58……色混合、優先回路(色混合処理手段)、OR3
〜OR6……オアゲート(色混合処理手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 孝寿 東京都港区南青山5丁目11番5号 株式会 社アスキー内 (72)発明者 山下 良蔵 東京都港区南青山5丁目11番5号 株式会 社アスキー内 (72)発明者 奥村 隆俊 静岡県浜松市中沢町10番1号 日本楽器製 造株式会社内 (72)発明者 山岡 成光 静岡県浜松市中沢町10番1号 日本楽器製 造株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−95786(JP,A) 特開 昭58−54378(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動画表示のための情報を記憶する記憶手段
    と、この記憶手段に記憶された情報に基づいて表示面に
    動画を表示させるディスプレイコントローラとを有する
    表示装置において、 前記記憶手段が、 複数の動画パターンおよびこれらの動画パターンの各々
    を表示制御するために使用される情報であって、 (a)前記表示面に表示すべき動画パターンを動画パタ
    ーンに付与される識別情報で指示する指定情報、 (b)当該動画パターンの前記表示面における表示位置
    を決定する情報、 (c)当該動画パターンの前記表示面における表示色を
    決定するカラーコードおよび (d)当該動画パターンの表示モードを指定する表示コ
    ード からなる複数の動画制御テーブルを記憶し、 前記ディスプレイコントローラが、 前記複数の動画制御テーブルに基づいて表示制御される
    各動画パターンのうち少なくとも2つの動画パターンが
    前記表示画面上で重なり合っている場合に、これらの重
    なり合った動画パターンに対応した各動画制御テーブル
    の前記表示コードによって色混合表示モードが指定され
    た場合には当該動画制御テーブル内の各カラーコードを
    用いた論理演算により前記重なり合った動画パターンの
    重合部分のカラーコードを決定する色混合処理を行い、
    前記重なり合った動画パターンに対応した各動画制御テ
    ーブルの前記表示コードによって優先表示モードが指定
    された場合には前記複数の動画制御テーブルに対応して
    予め割り当てられた優先順位に基づき前記重なり合った
    動画パターンのうち優先順位の高い動画パターンに対応
    した動画制御テーブル内のカラーコードを前記重なり合
    った動画パターンの重合部分のカラーコードとする優先
    処理を行うことを特徴とする表示装置。
JP59075620A 1984-04-13 1984-04-14 表示装置 Expired - Lifetime JPH0656545B2 (ja)

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DE8585104434T DE3585558D1 (de) 1984-04-13 1985-04-11 Videoanzeigesteuereinheit zur anzeige von beweglichen mustern.
DE198585104434T DE163863T1 (de) 1984-04-13 1985-04-11 Videoanzeigesteuereinheit zur anzeige von beweglichen mustern.
EP85104434A EP0163863B1 (en) 1984-04-13 1985-04-11 Video display control system for animation pattern image
US07/009,095 US4864289A (en) 1984-04-13 1987-01-23 Video display control system for animation pattern image
US07/943,706 US5416497A (en) 1984-04-13 1992-09-11 Video display control system for animation pattern image

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5895786A (ja) * 1981-12-03 1983-06-07 富士通株式会社 画像表示装置

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