JPH0656365U - 建築用養生板 - Google Patents
建築用養生板Info
- Publication number
- JPH0656365U JPH0656365U JP9384192U JP9384192U JPH0656365U JP H0656365 U JPH0656365 U JP H0656365U JP 9384192 U JP9384192 U JP 9384192U JP 9384192 U JP9384192 U JP 9384192U JP H0656365 U JPH0656365 U JP H0656365U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curing
- wood
- board
- construction
- elastic layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 重量物や硬質材料が落下してもその衝撃を吸
収すると共に、床面等との間に釘等の異物が存在して
も、該異物による床面等の損傷を防止し、しかも安価に
製作できる建築用養生板を提供すること。 【構成】 木質繊維板1の片面に弾性層2を設けたこと
を特徴とする建築用養生板。
収すると共に、床面等との間に釘等の異物が存在して
も、該異物による床面等の損傷を防止し、しかも安価に
製作できる建築用養生板を提供すること。 【構成】 木質繊維板1の片面に弾性層2を設けたこと
を特徴とする建築用養生板。
Description
【0001】
本考案は、床面、階段、柱等の建築物の工事中における汚損や損傷を防止する ために使用する建築用養生板に関するものである。
【0002】
従来、建築用養生板は、例えば(A)実開昭58−21641号公報、(B) 実公昭59−7970号公報、(C)実開平3−108154号公報が挙げられ る。 しかしながら、上記(A)のものは、合成樹脂発泡体の表面に合成樹脂フイル ムを貼り、その表面に凹凸模様の滑り止め手段を施した建築養生用シ−トであっ て、使用材料から高価なものとなり、(B)のものは、片面段ボ−ルの平面側に 合成樹脂テ−プを波状に成層し、その上に更に低密度ポリエチレンフイルムを成 層する構造となっており、製作コストが高く、且つ煙草等の火気に弱くて床面等 を安全に保護するには不十分であり、(C)のものは、塩化ビニ−ル樹脂薄板の 床面養生シ−トであって、隣合う養生シ−トの波状凹凸板部分を重複係合可能と しているので、床面に対する滑動を防ぐ効果があるが、軟質樹脂シ−トであるた め、或る程度の重量物や金属等の硬質材料が落下したとき床面等の十分な保護効 果に乏しいという問題があった。
【0003】
そこで本考案は、重量物や硬質材料が落下してもその衝撃を吸収すると共に、 床面等との間に釘等の異物が存在しても、該異物による床面等の損傷を防止し、 しかも安価に製作できる建築用養生板を提供し、もって上記従来技術の問題を解 決しようとするものである。
【0004】
すなわち、本願は、木質繊維板の片面に弾性層を設けたことを特徴とする建築 用養生板を要旨とする第1の考案と、離形剤層を介して2枚の木質繊維板が重畳 され、これら木質繊維板の外面にそれぞれ弾性層を設けたことを特徴とする建築 用養生板を要旨とする第2の考案と、これら第1又は第2の考案において、弾性 層が合成樹脂発泡ビ−ズ若しくはウレタン樹脂系発泡材である第3の考案と、上 記第1の考案において、木質繊維板の他の片面に防炎剤を施した第4の考案とを 含むものである。
【0005】
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1に示す実施例は、木質 繊維板1の片面に多数の合成樹脂発泡ビ−ズ3〜3よりなる弾性層2を接着剤4 により貼着したものであり、図2に示す実施例は、上例同様に木質繊維板1の片 面に多数の合成樹脂発泡ビ−ズ3〜3よりなる弾性層2を接着剤4により貼着し 、木質繊維板1の他の片面に防炎剤5を施したものである。 これら実施例における木質繊維板1は、合板製造過程で副生する廃材とか古木 材を繊維化し、これに各種サイズ剤を添加して混合し、これを抄造又は散布して 木質繊維マットとし、この木質繊維マットを2層に重畳させ、その両外面に金網 若しくは多数の小孔を貫設した金属板を当てて熱圧成形し、その重畳面から剥離 して形成するか、若しくは上記木質繊維マットを重畳させると共にその重畳面を 離形処理し、その両外面に上記同様に金網若しくは多数の小孔を貫設した金属板 を当てて熱圧成形し、その重畳面から剥離して形成したものである。又、弾性層 2の合成樹脂発泡ビ−ズ3〜3は、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィ ン系樹脂、ポリスチレン、スチレン等のスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、 ポリ塩化ビニリデン樹脂、その他の合成樹脂発泡体であって、その粒径は2mm 〜15mmが望ましく、2mm以下では弾力性に乏しく、15mm以上では木質 繊維板1に対する接着不良と養生板としての平面安定性に欠ける。又、弾性層2 は、湿気発泡型ウレタン樹脂発泡体を用いても良い。又、接着剤4は、ゴム系、 アクリル系のいづれでも差支えはない。又、防炎剤5には燐酸ソ−ダ、燐酸カル シウムが適当である。
【0006】 このようにした建築用養生板にあっては、工事中の建築物の施工済の床面、階 段面等に弾性層2を下面にして敷設して使用するものであり、この使用状態にお いて建物の天井部等から金槌等の落下や脚立等の尖鋭物の衝突が生じた場合、そ の衝撃を表面の木質繊維板1が良く緩和して吸収し、敷設した床面等の化粧面上 に釘や砂等の異物が存在した場合、これら異物を弾性層2の変形により吸収し、 上記床面等の損傷を防止する。又、たばこ等による火の不始末等に対しては表面 の防炎剤5が防火性を発揮する。
【0007】 次に図3に示す実施例は、離形剤15を介して2枚の木質繊維板11、11が 重畳され、これら木質繊維板11、11の外面に接着剤14、14によりそれぞ れ多数の発泡ビ−ズ13〜13よりなる弾性層12、12を設けたものであり、 その製造においては、上例同様にして形成した木質マットを離形剤を介して重畳 し、その木質マットの両外面に上例同様に金網若しくは多数の小孔を貫設した金 属板を当てて熱圧成形して離形剤15を介し木質繊維板11、11の重畳したも のとなし、その両外面に上例同様に弾性層12、12を設ける。 本例の建築用養生板は、使用現場で離形剤15の層から2枚に分離し、その分 離したものを上例同様に弾性層12、12を下面にして使用するか、或いは分離 することなくそのまま厚手の養生板として使用する。
【0008】
以上説明したように、本考案の建築用養生板においては、使用時に重量物や硬 質材料が落下してもその衝撃を表面の木質繊維板が吸収すると共に、床面等との 間に異物が存在しても片面に設けた弾性層の変形により該異物を吸収して上記床 面等の損傷を防止でき、しかも主材の木質繊維板が木材の廃材を利用して製造で きるため安価に提供できると共に地球環境に優しい材料である。 請求項2記載のものは、更に使用現場の状況に応じて離形剤の層から2枚に分 離して使用したり、重量物等の通路部等での使用ではそのまま厚手の養生板とし て利用できる。又、請求項4記載のものは、防火性に優れている。
【図1】本考案の実施例の一部分の拡大断面図である。
【図2】本考案の別例の一部分の拡大断面図である。
【図3】本考案の更に別例の一部分の拡大断面図であ
る。
る。
1 木質繊維板 2 弾性層
Claims (4)
- 【請求項1】 木質繊維板の片面に弾性層を設けたこと
を特徴とする建築用養生板。 - 【請求項2】 離形剤層を介して2枚の木質繊維板が重
畳され、これら木質繊維板の外面にそれぞれ弾性層を設
けたことを特徴とする建築用養生板。 - 【請求項3】 弾性層が合成樹脂発泡ビ−ズ若しくはウ
レタン樹脂系発泡材である請求項1又は請求項2記載の
建築用養生板。 - 【請求項4】 木質繊維板の他の片面に防炎剤を施した
請求項1記載の建築用養生板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9384192U JPH0656365U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 建築用養生板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9384192U JPH0656365U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 建築用養生板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656365U true JPH0656365U (ja) | 1994-08-05 |
Family
ID=14093628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9384192U Pending JPH0656365U (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 建築用養生板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0656365U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015180800A (ja) * | 2015-05-01 | 2015-10-15 | 山崎産業株式会社 | 敷体 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP9384192U patent/JPH0656365U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015180800A (ja) * | 2015-05-01 | 2015-10-15 | 山崎産業株式会社 | 敷体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5103614A (en) | Soundproofing woody flooring | |
CA2829475C (en) | Sound control mat | |
US5578363A (en) | Floor covering underlayment | |
US5501895A (en) | Floor covering underlayment | |
JP3134142B2 (ja) | 床材および床構造 | |
DE202009000324U1 (de) | Isolierplatte oder Noppenplatte mit klebstoffabsorbierenden Eigenschaften | |
KR102116007B1 (ko) | 층간소음 발생을 저감한 차음 복합마루판 및 그 제조방법 | |
JP7317305B1 (ja) | 防水通気材及び防水通気建材 | |
JPH09317144A (ja) | 床材、床材用下地材およびその製造方法 | |
JP3030677B2 (ja) | 床 板 | |
JPH0656365U (ja) | 建築用養生板 | |
JPH055356A (ja) | 防音緩衝材およびこれを有する木質系防音床材 | |
JPH0623644Y2 (ja) | 遮音性床材 | |
JPH0659542U (ja) | 建築用養生板 | |
JPS62129461A (ja) | 防音床材およびその製法 | |
JPH09296593A (ja) | 木質床材 | |
JPH07116822B2 (ja) | 遮音性木質系床材およびその製造方法 | |
JPH0689592B2 (ja) | 遮音性木質系床材 | |
JP6813412B2 (ja) | 土間用床材 | |
JP2597837Y2 (ja) | 床構造 | |
JPH0428360Y2 (ja) | ||
JPH0425481Y2 (ja) | ||
JP2513776Y2 (ja) | 遮音性木質系床材 | |
JPH0663345B2 (ja) | 遮音性木質系床材 | |
JPH0637154Y2 (ja) | 遮音性木質系床材 |