JPH065621U - 使用済注射針の焼却炉 - Google Patents

使用済注射針の焼却炉

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JPH065621U
JPH065621U JP5561991U JP5561991U JPH065621U JP H065621 U JPH065621 U JP H065621U JP 5561991 U JP5561991 U JP 5561991U JP 5561991 U JP5561991 U JP 5561991U JP H065621 U JPH065621 U JP H065621U
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injection needle
furnace body
incinerator
furnace
hearth
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JP5561991U
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Inventor
重春 中尾
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株式会社ナカオ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 使用済の注射針を容器に入れる際にも感染の
危険があり、また、回収処理業者の取扱の際にも危険が
ある。本案は、使用済の注射針を直ちに焼却処理するこ
とでこのような問題を解決することを目的とするもので
ある。 【構成】 炉本体1C内に昇降自在に構成された炉床1
L上に溶解用容器1Qを配設し、炉本体の上方には注射
器2より注射針2Aを取外す注射針離脱具1Rが設けら
れている使用済注射針の焼却炉である。この場合、注射
針離脱具は、固定刃と可動刃間に注射針の根本部分を挿
入して可動刃を可動させることで注射針を根本部分で切
断するよう構成することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本案は、使用済注射針の焼却炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 使用済みの注射針は適当な容器に入れ、回収業者に渡し処理させている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 使用済の注射針を容器に入れる際にも感染の危険があり、また、回収処理業者 の取扱の際にも危険がある。 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、上述の問題を解決できるものを提供しようとするもので ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本願のものは、メインフレーム1Aの天板の中央には炉本体の挿入口 1Bが開設され、メインフレーム内に配設された炉本体1Cは、断熱材で構成さ れた筒状体1Dに構成され、かつ、この筒状体の内壁には水平方向をもってニク ロム線1Fが配設され、炉本体1Cの下端開口部に連設された下方炉1Jは、断 熱材を素材とした底1J1を有する筒状体に構成され、炉本体1C内には炉床1 Lが昇降自在に配設され、炉本体1Cの上面開口部に着脱自在に張設された保温 カバー1Oの中心円孔には漏斗1Pが取付けられ、炉床1L上には溶解用容器1 Qが載置され、メインフレームには注射器2より注射針2Aを取外す注射針離脱 具1Rが設けられている使用済注射針の焼却炉である。 この場合、注射針離脱具は、固定刃と可動刃間に注射針の根本部分を挿入して 可動刃を可動させることで、注射針を根本部分で切断するよう構成することがで きる。
【0005】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 使用済注射針の焼却炉1の構成は次の通りである。 1Aは筒状の側壁1A1とこの側壁1A1に張設した天板1A2とからなるメ インフレームで、天板1A2の中央には炉本体の挿入口1Bが開設されている。 1Cは挿入口1Bよりメインフレーム内に配設された炉本体であるが、セラミ ックなどの断熱材で構成された筒状体1Dに構成され、かつ、この筒状体1Dの 内壁には水平方向をもってニクロム線の収容溝1Eが刻設され、当該収容溝には ニクロム線1Fが配設されている。 この場合、炉本体は半割り状態に構成すると組立てやすい。
【0006】 1Jは炉本体1Cの下端開口部に連設された下方炉であるが、セラミックなど の断熱材を素材とした底1J1を有する筒状体に構成され、この下方炉1Jの側 壁正面には点検窓を有する点検ドア1Kが開閉自在に設けられている。 1Lは炉床であるが、セラミックなどの断熱材を素材として円盤状に構成され 、かつ、この炉床の下面に昇降棒1Mが垂下固定され、かつ、昇降棒1Mの下端 は底1J1に開設した縦穴内に貫入され、さらに、昇降棒は昇降機構1Nにより 炉床を所望する高さに調節することができるよう構成されている。 昇降機構1Nは、側壁1A1に支点1N1を有する左右のリンク1N2と、こ のリンクの先端に掛架した横棒1N3を昇降棒1Mの下面に当接せしめ、左右の リンク1N2のうちの一方にレバー1N4を連結して構成されている。 この結果、図2のごとくレバーを押し下げると炉床1Lは上昇し、図4のごと くレバーを押し上げると炉床1Lは降下することになる。
【0007】 1Oは炉本体1Cの上面開口部に着脱自在に張設されたセラミックなどの断熱 材で構成された保温カバーで、この保温カバーの中心円孔には漏斗1Pが取付け られている。 1Qは炉床1L上に載置された溶解用容器で、セラミックなどの断熱材を素材 として構成されている。 1Rは注射器2より注射針2Aを取外す注射針離脱具であるが、上記メインフ レーム1Aの天板1A2の隅部に回動調整自在に植設したクランク軸1R1と、 このクランク軸の上端に対して回動自在のキャップ1R2と、このキャップ1R 2の側壁より挿入穴1B方向へ突出せしめたトング1R3と、トング1R3を内 方へ引き寄せるリング1R4とから構成されている。 1R5はクランク軸に対する固定ねじである。 1Sは上記ニクロム線を操作する電気制御部で、スイッチ1S1と温度調整ダ イヤル1S2、炉内温度計1S3などが設けられている。
【0008】 なお、注射器2の種類によって、注射針2Aを外すことができないものがある 。このような場合は、注射針2Aを根本部分からカットする必要がある。 カットする場合は、注射針離脱具に代えて下記のような切断具1Tを使用する ことになる。 そこで、切断具1Tはメインフレーム1Aの天板1A2の隅部に回動調整自在 に植設したクランク軸1T1と、このクランク軸の上端に設けた鋏1T2からな り、この鋏1T2は一方の固定刃1T21と、この固定刃に対して可動する可動 刃1T22からなり、この可動刃は足下から当該可動刃を可動させるワイヤー1 T23から構成されている。 この結果、固定刃と可動刃間に注射針2Aの根本部分を挿入して可動刃を可動 させると注射針2Aは根本部分で切断され、溶解用容器1Q内に落下することに なる。
【0009】 作用について効果と共にする。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 使用済注射針を直ちに焼却処理できるから、感染の危険を確実に防止できる。 すなわち、注射針を外すことのできる注射器にあっては、注射針離脱具1Rに よって取外し、また、注射針を外すことのできない注射器にあっては、切断具1 Tによって注射器より注射針を切断し、瞬時に焼却できる。しかもこの場合、関 係者が直接注射針に接触することがないので、その安全性は極めて高いものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】一部を切り欠いた斜視図である。
【図3】注射針離脱具部分の拡大斜視図である。
【図4】作用を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図5】作用を示す一部を切り欠いた斜視図である。
【図6】他の実施例の斜視図である。
【図7】切断具を中心にした一部を切り欠いた拡大斜視
図である。
【符号の説明】
1 使用済注射針の焼却炉 1A メインフレーム 1C 炉本体 1F ニクロム線 1J 下方炉 1L 炉床 1N 昇降機構 1Q 溶解用容器 1R 注射針離脱具

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインフレーム(1A)の天板の中央に
    は炉本体の挿入口(1B)が開設され、メインフレーム
    内に配設された炉本体(1C)は、断熱材で構成された
    筒状体(1D)に構成され、かつ、この筒状体の内壁に
    は水平方向をもってニクロム線(1F)が配設され、炉
    本体(1C)の下端開口部に連設された下方炉(1J)
    は、断熱材を素材とした底(1J1)を有する筒状体に
    構成され、炉本体(1C)内には炉床(1L)が昇降自
    在に配設され、炉本体(1C)の上面開口部に着脱自在
    に張設された保温カバー(1O)の中心円孔には漏斗
    (1P)が取付けられ、炉床(1L)上には溶解用容器
    (1Q)が載置され、メインフレームには注射器(2)
    より注射針(2A)を取外す注射針離脱具(1R)が設
    けられていることを特徴とする使用済注射針の焼却炉。
  2. 【請求項2】 注射針離脱具は、固定刃と可動刃間に注
    射針の根本部分を挿入して可動刃を可動させることで注
    射針を根本部分で切断するよう構成された請求項1記載
    の使用済注射針の焼却炉。
JP1991055619U 1991-06-20 1991-06-20 使用済注射針の焼却炉 Expired - Lifetime JPH0639699Y2 (ja)

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JPH065621U true JPH065621U (ja) 1994-01-25
JPH0639699Y2 JPH0639699Y2 (ja) 1994-10-19

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