JPH0656030A - 水中翼付エアークッション艇 - Google Patents
水中翼付エアークッション艇Info
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- JPH0656030A JPH0656030A JP23545192A JP23545192A JPH0656030A JP H0656030 A JPH0656030 A JP H0656030A JP 23545192 A JP23545192 A JP 23545192A JP 23545192 A JP23545192 A JP 23545192A JP H0656030 A JPH0656030 A JP H0656030A
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- hull
- air cushion
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Abstract
バーの開度および水中翼の翼角を制御する船体姿勢制御
手段の改良をはかったものである。 【構成】 船体1の姿勢およびエアークッション室7の
圧力を検出しうるセンサー2と、船体1の姿勢について
の基準値を設定しうる基準値設定手段と、同基準値設定
手段からの基準信号とセンサー2からの検出信号とを比
較する第1の加減算器12と、同加減算器12からの出力信
号を受けて前向制御を行なう前向制御器9と、センサー
2からの検出信号にフィードバックゲインを施して出力
された信号と前向制御器9からの出力信号とを比較する
第2の加減算器13とが設けられて、第2の加減算器13か
らの出力信号に基づき上記のルーバー開度調整用アクチ
ュエータと翼角調整用アクチュエータとを制御する制御
系3が形成されている。
Description
アークッション室により船体を浮上させるようにして航
行するエアークッション艇に関し、特にその前部および
後部に左右一対の水中翼をそなえて船体姿勢の制御の改
良をはかった、水中翼付エアークッション艇に関する。
クッション艇としては図4に示すようなものがあり、船
体1の下部に、その両船側部とエアーバッグ状の船首シ
ール1aおよび船尾シール1bとで囲まれたエアークッシ
ョン室7が形成されている。そして、船首部および船尾
部に設けられたリフトファン6からそれぞれ船首シール
1aおよび船尾シール1bの内部を経由し空気通路を通っ
て供給される空気により、海面に対するエアークッショ
ン効果で船体1の浮上が行なわれ、抵抗の少ない状態で
航行できるようになっている。また、エアークッション
室7の内部から空気を適宜排出して船体1の姿勢を調整
するため、エアークッション室7へ通じる開度可変型ル
ーバー4が設けられており、同ルーバー4の開度調整制
御は、エアークッション室2内の空気圧を検出する図示
しない空気圧センサーからの検出信号に基づき、圧力計
アンプおよびコントローラからなる船体姿勢制御系によ
り、油圧シリンダ等の図示しないルーバー開度調整用ア
クチュエータを介して行なわれるようになっている。
サーにより計測されたエアークッション室7の圧力とを
比較し、後者が高ければ上記ルーバー開度調整用アクチ
ュエータに開度大の信号を送り、後者が低ければ開度小
の信号を送るようになっている。リフトファン6の作用
でバッグ状の各シール1a,1bに送り込まれる空気は、
上記通路でやや絞られるので、各シール1a,1b内の圧
力はエアークッション室7内の圧力よりもやや高くな
り、エアーバッグとして展張され弾性を持ったエアーシ
ールが構成される。このため船体前後からの空気の漏れ
を少なくすることができる。
7の圧力が高ければ前述の制御系からの開度大の信号で
開き加減となり、空気圧を下げ、エアークッション室7
の圧力が設定値に合うように開度が調節されるので、エ
アークッション室7の圧力はほぼ一定に保たれ、したが
って船体1は適当な高さに浮上し航走できる。さらに、
波があるときは、この波がエアークッション室の空気を
圧縮しエアークッション室の圧力が上昇して、船体を突
き上げようとするが、この圧力上昇も空気圧センサーで
検出され、ルーバー4が瞬間的に開度大となり圧力上昇
を防ぎ、船体の突き上げを防いで良好な乗り心地を提供
する。
うな従来のエアークッション艇では、ルーバーの開度を
調整することにより上下動をコントロールすることは可
能であるが、ピッチング,ローリングのコントロールを
行なうことはできず十分な船体姿勢制御ができないとい
う問題点がある。そのため、船体の前部および後部にそ
れぞれ左右一対の翼角可変型水中翼をそなえた水中翼付
エアークッション艇が提案されているが、ルーバー,水
中翼を効果的に制御してピッチング,ローリング,上下
動を総合的にコントロールするような水中翼付エアーク
ッション艇は、優れたものがいまだ存在していない。
ろうとするもので、船体姿勢を検出しうるセンサーから
の検出信号に基づき、開度可変型ルーバーの開度および
翼角可変型水中翼の翼角を同時に制御してピッチング,
ローリング,上下動といった動揺に対処して船体姿勢を
総合的にコントロールできるようにした、水中翼付エア
ークッション艇を提供することを目的とする。
め、本発明の水中翼付エアークッション艇は、船体下部
に設けられたエアークッション室と、同エアークッショ
ン室へ給気するリフトファンと、上記エアークッション
室の圧力を調整すべく船体に装着された開度可変型ルー
バーと、同ルーバーの開度を調整しうるルーバー開度調
整用アクチュエータとをそなえるとともに船体の前部お
よび後部にそれぞれ左右に対をなして装着された翼角可
変型水中翼と、同水中翼の翼角を調整しうる翼角調整用
アクチュエータとをそなえ、船体の姿勢を制御すべく、
船体の姿勢および上記エアークッション室の圧力を検出
しうるセンサーと、船体の姿勢についての基準値を設定
しうる基準値設定手段と、同基準値設定手段からの基準
信号と上記センサーからの検出信号とを比較する第1の
加減算器と、同加減算器からの出力信号を受けて前向制
御を行なう前向制御器と、上記センサーからの検出信号
にフィードバックゲインを施して出力された信号と上記
前向制御器からの出力信号とを比較する第2の加減算器
とが設けられて、上記第2の加減算器からの出力信号に
基づき上記のルーバー開度調整用アクチュエータと翼角
調整用アクチュエータとを制御する制御系が形成された
ことを特徴としている。
は、船体の姿勢についての基準値としての基準信号とセ
ンサーにより検出された船体の姿勢についての検出信号
との偏差信号に前向制御器で前向制御を施された出力信
号と、センサーからの検出信号にフィードバックゲイン
を施して出力された信号とを加減算した信号が、ルーバ
ー開度調整用アクチュエータと翼角調整用アクチュエー
タとに入力される作用が行なわれる。そして、センサー
からの検出信号に基づいてルーバーの開度および水中翼
の翼角の制御が行なわれ、ピッチング,ローリング,上
下動といった動揺に対処して船体の姿勢制御が行なわれ
る。
水中翼付エアークッション艇について説明すると、図1
はその装置の構成概念図、図2はその船体縦断面図、図
3はその制御系統図である。図1,2に示すように、本
実施例の水中翼付エアークッション艇は船体1の下部に
その両船側部とエアバッグ状の船首シール1aおよび船
尾シール1bとで囲まれたエアークッション室7が形成
されている。
アークッション室7へ給気するリフトファン6が設けら
れるとともに、エアークッション室7の内部からの空気
の排出量を調節してその圧力を調整するために開度可変
型ルーバー4および同ルーバー4の開度を調整しうる図
示しないルーバー開度調整用アクチュエータが設けられ
ている。また、船体1の両船側部の前部および後部に翼
角可変型水中翼5がそれぞれ左右に対をなして装着さ
れ、同水中翼の翼角を調整しうる図示しない翼角調整用
アクチュエータもそなえられている。
ン室7の圧力を検出しうる複数のセンサー2が設けられ
るとともに、船体の姿勢についての基準値を設定しうる
図示しない基準値設定手段が設けられている。そして、
本実施例における制御系3は図3のように構成されてい
る。すなわち本制御系3には上記基準値設定手段からの
基準信号r=(Z1/4,θ1/4,φ1/4)と、センサー2
からの検出信号のうちセンサー2の下流側に設けられた
出力値抽出器14において抽出された検出信号Yp=(Z,
θ,φ)とを比較する第1の加減算器12が設けられると
ともに、同加減算器12からの出力信号を受けて前向制御
を行なう前向制御器9が設けられている。なお、前向制
御器9は積分器11と前向補償ゲインK1/4を乗ずる前向
補償ゲイン部10とから構成されている。
ドバックゲイン部8で直接フィードバックゲインKxを
施され、フィードバックゲイン部8からの出力信号と、
前向制御器9内の前向補償ゲイン部10からの出力信号と
を比較する第2の加減算器13が設けられ、同加減算器13
からの出力信号uは上記のルーバー開度調整用アクチュ
エータと翼角調整用アクチュエータとに入力されるよう
になっている。上述の構成により、本実施例の水中翼付
エアークッション艇では、次のような作用が行なわれ
る。すなわち、まずセンサー2にて、上下変位Z,上下
変位速度dZ/dt,ピッチ角θ,ピッチ角速度dθ/
dt,圧力値μ,ロール角φ,ロール角速度dφ/dt
等が検出され、これら検出信号に対してフィードバック
ゲインKx(マトリックス)が乗ぜられて制御信号が作
られ、この制御信号が第2の加減算器13へ入力される。
値抽出器14において出力値Yp(Z,θ,φ)が抽出さ
れ、この出力信号Ypと基準設定値r(Z1/4,θ1/4,
φ1/4)との偏差信号Yeが第1の加減算器12から出力さ
れる。そして加減算器12からの出力信号Yeは前向制御
器9に入力され、前向制御器9で作られた制御信号は加
減算器13へ入力される。加減算器13で2つの制御信号の
加減演算が行なわれ、上記の翼角調整用アクチュエータ
およびルーバー開度調整用アクチュエータへの指令信号
が作られる。
ーバー4の開度と水中翼5の翼角の制御が行なわれる。
以上述べたように、翼角調整用アクチュエータとルーバ
ー開度調整用アクチュエータとの制御が行なわれるの
で、本実施例の水中翼付エアークッション艇では船体姿
勢の安定した航走が可能となり、波,風,潮流などの外
乱に対しても安定性のよい、適切に姿勢制御された高速
船舶の実現が可能になる。
エアークッション艇によれば、開度可変型ルーバーの開
度および翼角可変型水中翼の翼角を同時に制御し、ピッ
チング,ローリング,上下動といった動揺に対処して船
体姿勢の制御を総合的に行なうという手段により、船舶
を安定航走させることができ、かつ波,風,潮流などの
外乱に対しても安定性のよい航走を可能にならしめると
いう効果が得られる。
ション艇を示す装置構成の概念図である。
面図である。
図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 船体下部に設けられたエアークッション
室と、同エアークッション室へ給気するリフトファン
と、上記エアークッション室の圧力を調整すべく船体に
装着された開度可変型ルーバーと、同ルーバーの開度を
調整しうるルーバー開度調整用アクチュエータとをそな
えるとともに船体の前部および後部にそれぞれ左右に対
をなして装着された翼角可変型水中翼と、同水中翼の翼
角を調整しうる翼角調整用アクチュエータとをそなえ、
船体の姿勢を制御すべく、船体の姿勢および上記エアー
クッション室の圧力を検出しうるセンサーと、船体の姿
勢についての基準値を設定しうる基準値設定手段と、同
基準値設定手段からの基準信号と上記センサーからの検
出信号とを比較する第1の加減算器と、同加減算器から
の出力信号を受けて前向制御を行なう前向制御器と、上
記センサーからの検出信号にフィードバックゲインを施
して出力された信号と上記前向制御器からの出力信号と
を比較する第2の加減算器とが設けられて、上記第2の
加減算器からの出力信号に基づき上記のルーバー開度調
整用アクチュエータと翼角調整用アクチュエータとを制
御する制御系が形成されたことを特徴とする、水中翼付
エアークッション艇。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23545192A JP2607811B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 水中翼付エアークッション艇 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23545192A JP2607811B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 水中翼付エアークッション艇 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656030A true JPH0656030A (ja) | 1994-03-01 |
JP2607811B2 JP2607811B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=16986303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23545192A Expired - Fee Related JP2607811B2 (ja) | 1992-08-11 | 1992-08-11 | 水中翼付エアークッション艇 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2607811B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103921784A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-07-16 | 哈尔滨工程大学 | 一种全垫升气垫船的自动驾控系统及控制方法 |
CN106289627A (zh) * | 2016-09-14 | 2017-01-04 | 无锡必创传感科技有限公司 | 一种气垫船的气垫压力监测方法 |
-
1992
- 1992-08-11 JP JP23545192A patent/JP2607811B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103921784A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-07-16 | 哈尔滨工程大学 | 一种全垫升气垫船的自动驾控系统及控制方法 |
CN106289627A (zh) * | 2016-09-14 | 2017-01-04 | 无锡必创传感科技有限公司 | 一种气垫船的气垫压力监测方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2607811B2 (ja) | 1997-05-07 |
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