JPH02227390A - 2軸船用船体動揺安定化装置 - Google Patents

2軸船用船体動揺安定化装置

Info

Publication number
JPH02227390A
JPH02227390A JP4813289A JP4813289A JPH02227390A JP H02227390 A JPH02227390 A JP H02227390A JP 4813289 A JP4813289 A JP 4813289A JP 4813289 A JP4813289 A JP 4813289A JP H02227390 A JPH02227390 A JP H02227390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hull
oscillation
ship
propellers
hydrofoil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4813289A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takahashi
雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4813289A priority Critical patent/JPH02227390A/ja
Publication of JPH02227390A publication Critical patent/JPH02227390A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、2軸船において船体の動揺を安定化するため
の装置に関し、特に客船としての2軸船に用いて好適の
船体動揺安定化装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の船体動揺安定化としては第4図に示すようなもの
があり、単胴の船体41の両側に、フィンスタビライザ
ーとしての水中翼42が装備されて、船体の前進中に前
方からの水流に対する左右の水中′R42の迎え角を変
化させることにより、波浪による船体の横揺れモーメン
トを軽減しうるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のような従来の船体動揺安定化装置
では、水中翼42に生じる揚力が、同水中翼42へ流入
する水の流れの速度の2乗に比例するので、船速が設計
速力よりも低い場合は、フィンスタビライザーとしての
能力は船速比の2乗の割合で低下する。そして船舶が停
止している場合は全く効果はなく、したがって岸壁や桟
橋に停船している場合には船体の動揺を防止することが
できないという問題点がある。
このため小型の旅客船では、港で停泊している間に乗客
が船酔い状態になってしまうことがしばしばあり、従来
から停泊時でも効果のある船体動揺安定化装置の開発が
強く望まれていた。
本発明は、このような要請に応じようとするもので、2
軸船における左右のプロペラを利用して水中翼へ水流を
あてることにより、停船状態でも船体の動揺を安定化で
きるようにした装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明の2軸船用船体動揺
安定化装置は、左右に対をなすようにプロペラを装備さ
れた2軸船において、上記プロペラのそれぞれの直後に
同プロペラからの水流を受けて揚力を発生しうる水中翼
が、上記水流に対する迎え角を調整できるように設けら
れるとともに、同水中翼の後方に上記プロペラからの水
流の方向を変更しうる制水板が揚降可能に設けられ、か
つ、船体の動揺角センサからの検出信号を受けてアクチ
ュエータを介し上記水中翼の迎え角を制御しうる制御装
置が設けられたことを特徴としている。
〔作  用〕
上述の本発明の2軸船用船体動揺安定化装置では、船体
が岸壁に接岸して停止しているような状態でも、波浪に
より船体が動揺しようとする場合は、左右のプロペラの
作動により後方への水流を生起させるようにするととも
に、同水流を受ける左右の水中翼の迎え角を、船体の動
揺角センサからの検出信号に応じ制御装=でアクチュエ
ータを介し制御することにより、船体の動揺安定化の作
用が行なわれる。
その際、制水板を降ろして、同制水板により、上記プロ
ペラからの水流の向きを変える作用が行なわれるので、
上記プロペラの推力が打消されるようになり、したがっ
て船体が前進することはない。
〔実 施 例〕
以下、図面により本発明の一実施例としての2軸船用船
体動揺安定化装置について説明すると、第1図はその停
船時における作用状態を示す縦断面図、第2図はその航
走時における作用状態を示す1MWR面図、第3図はそ
の作用状態を後方からみた船尾正面図である。
第1〜3図に示すように、船体1の船尾部において、左
右に対をなすようにプロペラ2.2′が装備されている
そして、この2軸船の左右のプロペラ2.2′の直後に
おける舵柱3.3′に、同プロペラからの水流を受けて
揚力を発生しうる水中翼4.4 ’が、上記水流に対す
る迎え角を調整できるように設けられている。
すなわち、各水中翼4.4′は船長方向の横方向の回転
軸のまわりに回転しうるフラップをそなえるとともに、
同フラップの回転駆動を行なう油圧式アクチュエータ5
を付設されて、これにより迎え角を調整できるようにな
っている。
また船体1の動揺角を検出しうる動揺角センサ7が設け
られるとともに、同センサ7からの検出信号を受けて油
圧式アクチュエータ5を介し水中翼4,4′の迎え角を
制御する制御装置6が設けられている。
そして、制御装置6による各水中翼4.4 ’の制御は
、同水中14.4 ’の揚力により船体1の動揺を相殺
するモーメントを生じるように行なわれる。すなわち、
水中翼4.4′の迎え角は、動揺角センサ7で検出され
た船体の動揺角に応じ、同動揺角を相殺しうるように制
御されるものであり、動揺角センサ7からの検出信号に
基づき制御装置6によりアクチュエータ5を介し、水中
翼4゜4′の各フラップを動かすべき方向と大きさとを
決めるような制御系が構成されている。
また、水中!4.4 ’の後方において、プロペラ2.
2′からの水流の方向を上下に変更しうる制水板8が、
船尾端な支軸9を介し、旋回可能に枢着され、このよう
にして制水板8は第1図に示す降下状態と、第2図に示
す跳ね揚げ状態とに揚降できるように構成されている。
本実施例の2軸船用船体動揺安定化装置は上述のように
構成されているので、この船舶が岸壁に接岸して停止し
ているような状態でも、第1.3図に示すように、波浪
のうねりにより水面が傾斜して船体1が動揺しようとす
る場合は、船尾部における左右のプロペラ2.2′の作
動により後方への水流を生起させるようにするとともに
、同水流を受ける水中!4.4 ’の迎え角を、船体1
の動揺角センサ7からの検出信号に応じ制御装置6でア
クチュエータラを介し制御することにより、船体1の動
揺安定化の作用が行なわれる。
第3図に示す例では、波浪による船体1の横揺れモーメ
ントMを、左右の水中14.4 ’における互いに逆向
きの揚力で生じる反横揺れモーメントM′により相殺す
る場合が示されているが、波浪による船体1の縦揺れモ
ーメントを、各水中翼4.4′の揚力で生じる反縦揺れ
モーメントにより相殺することも可能であり、また横揺
れモーメントと縦揺れモーメントとの合成モーメントを
相殺することも可能である。
上述の作用が行なわれる際には、制水板8,8′を降ろ
して、同制水板8,8′によりプロペラ2゜2′からの
水流の向きを変える作用が行なわれるので、プロペラ2
.2′の推力が打消さ、れるようになり、したがって船
体1が前進することはない。
また、本実施例の装置では、船舶の航走時にも各水中翼
4.4′を用いて船体1の動揺安定化の作用が行なわれ
るようになっているが、そのt、6は、第3図に示す制
水板8.8′が第2図に示すように、水面上方へ旋回上
昇させられ、これによりプロペラ2,2′の推力が有効
に作用して、船体1は支障なく前進する。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の2軸船用船体動揺安定化
装置によれば、次のような効果ないし利点が得られる。
り1)船体が岸壁に接岸して停止しているような状態で
も、波浪により船体が動揺しようとする場合は、左右の
プロペラの作動により後方への水流を生起させるように
するとともに、同水流を受ける左右の水中翼の迎え角を
 船体の動揺角センサからの検出信号に応じ制御装置で
アクチュエータを介し制御することにより、船体の動揺
を安定化させることができる。
〈2)上述の船体動揺安定化の作用が行なわれる際には
、制水板を降ろして、同制水板によりプロペラからの水
流の向きを変える作用が行なわれるので、プロペラの推
力が打消されるようになり、したがって船体が前進する
ことはない。
(3)本装置は、航走時にも用いることができ、その際
には制水板が水面上方へ旋回上昇させられるので、船体
の前進に支障をきたすことはない
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本発明の一実施例としての2軸船用船体動
揺安定化装置を示すもので、第1図はその停船時におけ
る作用状態を示す縦断面図、第2図はその航走時におけ
る作用状態を示す縦断面図、第3図はその作用状態を後
方からみた船尾正面図であり、第4図は従来のフィンス
タビライザーを装備した船舶の斜視図である。 1・・・船体、2.2′・・・プロペラ、3,3′・・
・舵柱、4.4′・・・水中翼、5・・・油圧式アクチ
ュエータ、6・・・制御装置、7・・・動揺角センサ、
8.8′・・・制水板、9・・・支軸。 第1図 第2 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 左右に対をなすようにプロペラを装備された2軸船にお
    いて、上記プロペラのそれぞれの直後に同プロペラから
    の水流を受けて揚力を発生しうる水中翼が、上記水流に
    対する迎え角を調整できるように設けられるとともに、
    同水中翼の後方に上記プロペラからの水流の方向を変更
    しうる制水板が揚降可能に設けられ、かつ、船体の動揺
    角センサからの検出信号を受けてアクチュエータを介し
    上記水中翼の迎え角を制御しうる制御装置が設けられた
    ことを特徴とする、2軸船用船体動揺安定化装置。
JP4813289A 1989-02-28 1989-02-28 2軸船用船体動揺安定化装置 Pending JPH02227390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4813289A JPH02227390A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 2軸船用船体動揺安定化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4813289A JPH02227390A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 2軸船用船体動揺安定化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02227390A true JPH02227390A (ja) 1990-09-10

Family

ID=12794807

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4813289A Pending JPH02227390A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 2軸船用船体動揺安定化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02227390A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005524576A (ja) * 2002-05-08 2005-08-18 モス マリタイム エイ.エス. プロぺラ軸
CN105172995A (zh) * 2015-08-06 2015-12-23 哈尔滨工程大学 一种联合表面桨推进器的高速艇可变角度压浪装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005524576A (ja) * 2002-05-08 2005-08-18 モス マリタイム エイ.エス. プロぺラ軸
CN105172995A (zh) * 2015-08-06 2015-12-23 哈尔滨工程大学 一种联合表面桨推进器的高速艇可变角度压浪装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4261278A (en) Gyro-controlled pitch stabilizing system
WO2020176033A1 (en) A hydrofoil system
JP5380369B2 (ja) 減揺制御の双胴船およびその制御方法
JPH0354091A (ja) 水中翼船の重心位置最適化装置
CN111532388A (zh) 主动稳定装置和方法
JP3238342B2 (ja) ジョイスティック操船装置
JPH02227390A (ja) 2軸船用船体動揺安定化装置
JPH0840362A (ja) ウォータージェット推進船の動揺低減装置
JPH02225197A (ja) 双胴船用船体動揺安定化装置
JPH09267798A (ja) 船舶用自動定点保持システム
WO1996033910A1 (en) An arrangement for the reduction of wave-induced motions of a vessel with a water jet propulsion system
JP4200543B2 (ja) 船舶海洋構造物の横揺れ抑制装置
JPH11139392A (ja) 水中航走体舵制御方式
JPH08324485A (ja) 船舶における運動制御装置および運動制御方法
US11878769B2 (en) Aquatic moving body
KR100292094B1 (ko) 어선의 전복방지장치
JP7352522B2 (ja) 水上移動体
JPS6150889A (ja) 上部構造物姿勢調整式船舶
JPS6313896A (ja) 全没型水中翼船の操舵装置
JP2607811B2 (ja) 水中翼付エアークッション艇
JPH1120785A (ja) 船舶の水中翼構造
JPH11321776A (ja) 船舶海洋構造物の横揺れ抑制装置
JP2022160038A (ja) 船舶の姿勢制御装置
JP2024003319A (ja) 船舶の横移動制御方法、および、船舶
JPH0350087A (ja) 水中翼船の船速制御装置