JPH0655980A - 車載用機器 - Google Patents
車載用機器Info
- Publication number
- JPH0655980A JPH0655980A JP22920992A JP22920992A JPH0655980A JP H0655980 A JPH0655980 A JP H0655980A JP 22920992 A JP22920992 A JP 22920992A JP 22920992 A JP22920992 A JP 22920992A JP H0655980 A JPH0655980 A JP H0655980A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- case
- television monitor
- vehicle
- drive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体に固定されるケースから出入りし、且つ
ケースの外部で回動するテレビモニタなどの機器本体
を、最少の駆動源で駆動できるようにする。 【構成】 モータ23の動力により歯車24が時計方向
へ駆動されると、遊星歯車27を介して大径歯車21が
時計方向へ駆動され、この大径歯車21とラック19a
との噛み合いにより、テレビモニタ17を支持している
支持部材18がA1方向へ移動する。テレビモニタ17
がケース16から突出すると、歯車24の同じ方向の回
転により、A1方向への移動が完了すると遊星歯車27
が大径歯車21の内歯21aに噛み合って時計方向へ遊
星移動し、テレビモニタ17は支持軸17bを中心とし
て時計方向へ回動させられる。
ケースの外部で回動するテレビモニタなどの機器本体
を、最少の駆動源で駆動できるようにする。 【構成】 モータ23の動力により歯車24が時計方向
へ駆動されると、遊星歯車27を介して大径歯車21が
時計方向へ駆動され、この大径歯車21とラック19a
との噛み合いにより、テレビモニタ17を支持している
支持部材18がA1方向へ移動する。テレビモニタ17
がケース16から突出すると、歯車24の同じ方向の回
転により、A1方向への移動が完了すると遊星歯車27
が大径歯車21の内歯21aに噛み合って時計方向へ遊
星移動し、テレビモニタ17は支持軸17bを中心とし
て時計方向へ回動させられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車などのコ
ンソールパネルに装着されたテレビモニタなどの機器本
体がコンソールパネル内外に移動し且つ外部にて回動す
る構造の車載用機器に関する。
ンソールパネルに装着されたテレビモニタなどの機器本
体がコンソールパネル内外に移動し且つ外部にて回動す
る構造の車載用機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車載用機器を図9に示す。図9
は、従来の車載用機器の概略上面図である。図示車載用
機器1は、自動車のコンソールパネルの一部に固定され
るケース2と、このケース2の両側部に設けられた図示
しないガイド部材によって矢印A1及びA2方向に摺動
自在に支持された支持部材3と、この支持部材3に回動
自在に取り付けられたテレビモニタ4と、上記支持部材
3をA1及びA2方向へ移動させる駆動機構部5とを備
えたものである。
は、従来の車載用機器の概略上面図である。図示車載用
機器1は、自動車のコンソールパネルの一部に固定され
るケース2と、このケース2の両側部に設けられた図示
しないガイド部材によって矢印A1及びA2方向に摺動
自在に支持された支持部材3と、この支持部材3に回動
自在に取り付けられたテレビモニタ4と、上記支持部材
3をA1及びA2方向へ移動させる駆動機構部5とを備
えたものである。
【0003】上記駆動機構部5は、モータ6と、このモ
ータ6の駆動力を伝達する複数の歯車を噛合させてなる
減速機構部7と、この減速機構部7の出力側に配置さ
れ、図示上面に駆動アーム8が固定された揺動歯車9と
が備えられている。この駆動アーム8の解放端部にはピ
ン部材8aと、このピン部材8aの解放端部に取り付け
られたストップリング8bが固定されている。一方、上
記支持部材3の底面には上記ピン部材8aが挿入される
A1−A2方向と直交する方向に形成されたガイド溝3
aが形成されている。
ータ6の駆動力を伝達する複数の歯車を噛合させてなる
減速機構部7と、この減速機構部7の出力側に配置さ
れ、図示上面に駆動アーム8が固定された揺動歯車9と
が備えられている。この駆動アーム8の解放端部にはピ
ン部材8aと、このピン部材8aの解放端部に取り付け
られたストップリング8bが固定されている。一方、上
記支持部材3の底面には上記ピン部材8aが挿入される
A1−A2方向と直交する方向に形成されたガイド溝3
aが形成されている。
【0004】また、上記支持部材3の裏面側の中央部分
には、テレビモニタ4を回動させるためのモータ10
と、このモータ10の駆動力を伝達する複数の歯車を噛
合させてなる減速機構部11と、この減速機構部11の
出力側の歯車に噛合状態で配置された歯車12と、この
歯車12に取り付けられたリンク機構部13とが配置さ
れており、このうちリンク機構部13の一方の端部が上
記テレビモニタ4に取り付けられている。
には、テレビモニタ4を回動させるためのモータ10
と、このモータ10の駆動力を伝達する複数の歯車を噛
合させてなる減速機構部11と、この減速機構部11の
出力側の歯車に噛合状態で配置された歯車12と、この
歯車12に取り付けられたリンク機構部13とが配置さ
れており、このうちリンク機構部13の一方の端部が上
記テレビモニタ4に取り付けられている。
【0005】以上の構造では、モータ6が一方向に回転
駆動されると、この駆動力は減速機構部7を構成する複
数の歯車を介して、駆動アーム8が固定された揺動歯車
9に伝達される。駆動アーム8は、この揺動歯車9の回
動に伴って揺動し、この開放端部に取り付けられた支持
部材3がA1又はA2方向へ移動させられる。これによ
り支持部材3に取り付けられているテレビモニタ4は紙
面に沿う水平姿勢のままケース2の内外に移動されるこ
とになる。なお、図中(イ)は支持部材3とテレビモニ
タ4がケース2内に収納された位置を示し、(ロ)は支
持部材3とテレビモニタ4がケース2の外部に突出され
た位置を示す。
駆動されると、この駆動力は減速機構部7を構成する複
数の歯車を介して、駆動アーム8が固定された揺動歯車
9に伝達される。駆動アーム8は、この揺動歯車9の回
動に伴って揺動し、この開放端部に取り付けられた支持
部材3がA1又はA2方向へ移動させられる。これによ
り支持部材3に取り付けられているテレビモニタ4は紙
面に沿う水平姿勢のままケース2の内外に移動されるこ
とになる。なお、図中(イ)は支持部材3とテレビモニ
タ4がケース2内に収納された位置を示し、(ロ)は支
持部材3とテレビモニタ4がケース2の外部に突出され
た位置を示す。
【0006】他方、テレビモニタ4は上記水平姿勢にて
(ロ)で示す位置へ突出された後、上記支持部材3に搭
載されたモータ10、減速機構部11、歯車12及びリ
ンク機構部13によって所定角度に立ち上がるように回
動され、これによりテレビモニタ4の画面が車室内方へ
向けられる。
(ロ)で示す位置へ突出された後、上記支持部材3に搭
載されたモータ10、減速機構部11、歯車12及びリ
ンク機構部13によって所定角度に立ち上がるように回
動され、これによりテレビモニタ4の画面が車室内方へ
向けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
車載用機器では、テレビモニタ4をA1及びA2方向に
移動させるために、モータ6、駆動機構部5及び揺動歯
車9や駆動アーム8が設けられ、さらに、テレビモニタ
4を回動させるために、モータ10、減速機構部11及
びリング機構部13等が設けられている。すなわち、上
記従来の構造では、テレビモニタ4をA1及びA2方向
へ移動させるための駆動源及び機構部と、テレビモニタ
4を回動させるための機構部及び駆動源とが別々に設け
られていたため、その構造が著しく複雑となるととも
に、製造コストの低減を図りたいという要望に対して応
えることができないという問題が未解決のままであっ
た。
車載用機器では、テレビモニタ4をA1及びA2方向に
移動させるために、モータ6、駆動機構部5及び揺動歯
車9や駆動アーム8が設けられ、さらに、テレビモニタ
4を回動させるために、モータ10、減速機構部11及
びリング機構部13等が設けられている。すなわち、上
記従来の構造では、テレビモニタ4をA1及びA2方向
へ移動させるための駆動源及び機構部と、テレビモニタ
4を回動させるための機構部及び駆動源とが別々に設け
られていたため、その構造が著しく複雑となるととも
に、製造コストの低減を図りたいという要望に対して応
えることができないという問題が未解決のままであっ
た。
【0008】そこで本発明は、機器本体のケース内外へ
の移動とケース外に突出させた時の回動動作を、共通の
駆動源によって行なうことができ、これにより機構の簡
素化並びに製造コストの低減を図った車載用機器の提供
を目的とする。
の移動とケース外に突出させた時の回動動作を、共通の
駆動源によって行なうことができ、これにより機構の簡
素化並びに製造コストの低減を図った車載用機器の提供
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による車載用機器
は、車体に固定されるケースと、このケースの内外に移
動自在で且つケース外に移動した時点で所定角度回動で
きるように支持された機器本体と、この機器本体の移動
力及び回動力を発生する駆動源と、この駆動源の駆動力
を機器本体のケース内外への移動力に変換する第1の動
力変換部と、機器本体がケース外に突出されたとき、駆
動源の駆動力を機器本体の回動力に変換する第2の動力
変換部とが設けられたことを特徴としている。
は、車体に固定されるケースと、このケースの内外に移
動自在で且つケース外に移動した時点で所定角度回動で
きるように支持された機器本体と、この機器本体の移動
力及び回動力を発生する駆動源と、この駆動源の駆動力
を機器本体のケース内外への移動力に変換する第1の動
力変換部と、機器本体がケース外に突出されたとき、駆
動源の駆動力を機器本体の回動力に変換する第2の動力
変換部とが設けられたことを特徴としている。
【0010】上記において、第1の動力変換部は、機器
本体を支持している支持部に設けられた駆動源により回
転駆動される歯車と、ケース側に設けられたラックとの
噛合いにより構成され、第2の動力変換部は、機器本体
がケースの外に移動した時点で前記モータにより駆動さ
れ続ける歯車と、この歯車に噛合って遊星動作しこの遊
星動作により機器本体を回動させる遊星歯車とから構成
される。
本体を支持している支持部に設けられた駆動源により回
転駆動される歯車と、ケース側に設けられたラックとの
噛合いにより構成され、第2の動力変換部は、機器本体
がケースの外に移動した時点で前記モータにより駆動さ
れ続ける歯車と、この歯車に噛合って遊星動作しこの遊
星動作により機器本体を回動させる遊星歯車とから構成
される。
【0011】
【作用】上記構成を備えた発明では、例えばモータによ
り駆動される歯車とケース側に設けられたラックなどか
ら構成される第1の動力変換部により駆動源の動力が直
線駆動力に変換され、機器本体がケース内外へ移動させ
られる。次に、機器本体がケースの外方へ移動した後
は、前記モータにより駆動される歯車とこれに噛み合う
遊星歯車などから成る第2の動力変換部により機器本体
が回動させられ、例えば機器本体がテレビモニタの場合
には、その画面が室内方向に向けられる。このように単
一の駆動源によりテレビモニタなどの機器本体がケース
の内外へ移動させられ、さらにケース外にて機器本体が
回動させられるため、最少の部品により構成できるよう
になる。
り駆動される歯車とケース側に設けられたラックなどか
ら構成される第1の動力変換部により駆動源の動力が直
線駆動力に変換され、機器本体がケース内外へ移動させ
られる。次に、機器本体がケースの外方へ移動した後
は、前記モータにより駆動される歯車とこれに噛み合う
遊星歯車などから成る第2の動力変換部により機器本体
が回動させられ、例えば機器本体がテレビモニタの場合
には、その画面が室内方向に向けられる。このように単
一の駆動源によりテレビモニタなどの機器本体がケース
の内外へ移動させられ、さらにケース外にて機器本体が
回動させられるため、最少の部品により構成できるよう
になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、一実施例としての車載用機器の概略構造を
示す上面図、図2は、図1に示す車載用機器の側面図で
ある。図1,図2に示す車載用機器15は、自動車のコ
ンソールパネルに固定されるケース16と、このケース
16の開口部16aを介してケース16内外に出入りす
る方向(A1−A2方向)に移動自在に配置された機器
本体としてのテレビモニタ17とを備えている。
る。図1は、一実施例としての車載用機器の概略構造を
示す上面図、図2は、図1に示す車載用機器の側面図で
ある。図1,図2に示す車載用機器15は、自動車のコ
ンソールパネルに固定されるケース16と、このケース
16の開口部16aを介してケース16内外に出入りす
る方向(A1−A2方向)に移動自在に配置された機器
本体としてのテレビモニタ17とを備えている。
【0013】上記ケース16の両側壁内面16b,16
bの下側端部には、図示上面にラック19aが形成され
たラック部材19,19がそれぞれテレビモニタ17の
移動方向と平行に固定され、また両側壁の上下方向中間
部分には、上記テレビモニタ17の移動方向(A1−A
2方向)に平行な長穴形状のガイド溝20,20が形成
されている。上記テレビモニタ17は、A1−A2方向
に移動自在に配置された支持部材18に支持されてい
る。このテレビモニタ17の両側面17a,17aにお
ける端部17d近傍には、テレビモニタ17の回動中心
となる支持軸17bが突出している。この支持軸17b
は、テレビモニタ17に対し図1の図示上下方向(図2
の紙面直交方向)に貫通する1本の軸であり、テレビモ
ニタ17はこの支持軸17bに回動自在に支持されてい
る。この支持軸17bの両端部は上記支持部材18の側
壁18aを貫通して上記ケース16に形成されたガイド
溝20,20に挿入されている。
bの下側端部には、図示上面にラック19aが形成され
たラック部材19,19がそれぞれテレビモニタ17の
移動方向と平行に固定され、また両側壁の上下方向中間
部分には、上記テレビモニタ17の移動方向(A1−A
2方向)に平行な長穴形状のガイド溝20,20が形成
されている。上記テレビモニタ17は、A1−A2方向
に移動自在に配置された支持部材18に支持されてい
る。このテレビモニタ17の両側面17a,17aにお
ける端部17d近傍には、テレビモニタ17の回動中心
となる支持軸17bが突出している。この支持軸17b
は、テレビモニタ17に対し図1の図示上下方向(図2
の紙面直交方向)に貫通する1本の軸であり、テレビモ
ニタ17はこの支持軸17bに回動自在に支持されてい
る。この支持軸17bの両端部は上記支持部材18の側
壁18aを貫通して上記ケース16に形成されたガイド
溝20,20に挿入されている。
【0014】上記支持軸17bの一方の端部には歯車2
2が固定されている。この歯車22は、テレビモニタ1
7の側面17aと支持部材18の側壁18aとの間に位
置している。この歯車22が設けられた側壁18aの外
面には、上記テレビモニタ17を回動させるとともに、
この支持部材18をA1及びA2方向へ移動させる共通
の駆動源としてモータ23が固定されている。このモー
タ23の駆動軸23aは支持部材18の側壁18aの内
方側に突出しており、その先端部には歯車23bが固定
されている。この歯車23bは支持部材18の側壁18
aの内面に回転自在に設けられた中間歯車26と噛み合
い、さらにこの中間歯車26は前記支持軸17bに固定
された歯車22に常時噛み合っている。
2が固定されている。この歯車22は、テレビモニタ1
7の側面17aと支持部材18の側壁18aとの間に位
置している。この歯車22が設けられた側壁18aの外
面には、上記テレビモニタ17を回動させるとともに、
この支持部材18をA1及びA2方向へ移動させる共通
の駆動源としてモータ23が固定されている。このモー
タ23の駆動軸23aは支持部材18の側壁18aの内
方側に突出しており、その先端部には歯車23bが固定
されている。この歯車23bは支持部材18の側壁18
aの内面に回転自在に設けられた中間歯車26と噛み合
い、さらにこの中間歯車26は前記支持軸17bに固定
された歯車22に常時噛み合っている。
【0015】上記支持軸17bの両端部分にはそれぞれ
歯車24が固定され、さらに軸17bの両先端には内周
面及び外周面にそれぞれ内歯21a,外歯21bが形成
された大径歯車21が設けられている。この大径歯車2
1は軸17bに対し回転自在に支持されている。この大
径歯車21における、支持部材18の両側壁18aに対
向する面には円形の凹部21cが形成され、この凹部2
1cの内周壁に前記内歯21aが形成されているもので
あり、軸17bの両端に固定されている前記歯車24は
この大径歯車21の凹部21c内に位置している。
歯車24が固定され、さらに軸17bの両先端には内周
面及び外周面にそれぞれ内歯21a,外歯21bが形成
された大径歯車21が設けられている。この大径歯車2
1は軸17bに対し回転自在に支持されている。この大
径歯車21における、支持部材18の両側壁18aに対
向する面には円形の凹部21cが形成され、この凹部2
1cの内周壁に前記内歯21aが形成されているもので
あり、軸17bの両端に固定されている前記歯車24は
この大径歯車21の凹部21c内に位置している。
【0016】上記テレビモニタ17の両側面17a,1
7aには、上記支持軸17bに並ぶ位置に固定された駆
動軸17c,17cが設けられている。この駆動軸17
c,17cはそれぞれ前記テレビモニタ17の側面17
a,17aに固定された短軸である。この両駆動軸17
c,17cの先端には遊星歯車27,27が回転自在に
設けられている。この遊星歯車27,27は前記両大径
歯車21の凹部21c内に入り込んで、前記支持軸17
bに固定された歯車24及び大径歯車21の内歯21a
の双方に噛み合っている。また前記大径歯車21の外歯
21bは前記ラック部材19に形成されたラック19a
に噛み合っている。
7aには、上記支持軸17bに並ぶ位置に固定された駆
動軸17c,17cが設けられている。この駆動軸17
c,17cはそれぞれ前記テレビモニタ17の側面17
a,17aに固定された短軸である。この両駆動軸17
c,17cの先端には遊星歯車27,27が回転自在に
設けられている。この遊星歯車27,27は前記両大径
歯車21の凹部21c内に入り込んで、前記支持軸17
bに固定された歯車24及び大径歯車21の内歯21a
の双方に噛み合っている。また前記大径歯車21の外歯
21bは前記ラック部材19に形成されたラック19a
に噛み合っている。
【0017】前記支持部材18の両側壁18a,18a
には、支持軸17bを中心とした円弧軌跡の回動用溝1
8b,18bが形成され、前記駆動軸17c,17cは
この回動用溝18b,18b内に挿入されている。ま
た、駆動軸17cと支持部材18との間には引張スプリ
ング25が張設され、その弾性力によりテレビモニタ1
7は、支持軸17bを中心とした反時計方向(水平姿勢
を保持する方向)に常時付勢された状態となっている。
本実施例では、歯車24、遊星歯車27から大径歯車2
1に至る回転伝達経路とラック部材19とで第1の動力
変換部30が構成され、歯車24、遊星歯車27、回動
用溝18bおよび大径歯車21により第2の動力変換部
31が構成されている。
には、支持軸17bを中心とした円弧軌跡の回動用溝1
8b,18bが形成され、前記駆動軸17c,17cは
この回動用溝18b,18b内に挿入されている。ま
た、駆動軸17cと支持部材18との間には引張スプリ
ング25が張設され、その弾性力によりテレビモニタ1
7は、支持軸17bを中心とした反時計方向(水平姿勢
を保持する方向)に常時付勢された状態となっている。
本実施例では、歯車24、遊星歯車27から大径歯車2
1に至る回転伝達経路とラック部材19とで第1の動力
変換部30が構成され、歯車24、遊星歯車27、回動
用溝18bおよび大径歯車21により第2の動力変換部
31が構成されている。
【0018】以上の構造を備えた車載用機器の動作を図
3及び図4を参照して説明する。図3はテレビモニタ1
7がケース16内に収納された状態を示す。図示収納位
置(イ)においてモータ23の駆動軸23aが一方に回
転駆動されると、この駆動力は歯車23b、中間歯車2
6及び歯車22を介して支持軸17bに伝達され、これ
により支持軸17bが図示時計方向へ回転駆動される。
この回転力は支持軸17bの両端に固定されている歯車
24,24を介して遊星歯車27,27に伝達される。
これにより遊星歯車27の支点である駆動軸17cには
回動用溝18bに沿って図示時計方向へ移動しようとす
る力が作用するが、駆動軸17cに取り付けられた引張
スプリング25の引っ張り力により、駆動軸17cは回
動用溝18bの下端部側に位置しつづける。そして遊星
歯車27の反時計方向の回転力によって、大径歯車21
も反時計方向に回転させられる。この大径歯車21の回
転力、およびその外歯21bとラック部材19との噛み
合いにより、支持部材18およびテレビモニタ17はA
1方向へ移動させられる。
3及び図4を参照して説明する。図3はテレビモニタ1
7がケース16内に収納された状態を示す。図示収納位
置(イ)においてモータ23の駆動軸23aが一方に回
転駆動されると、この駆動力は歯車23b、中間歯車2
6及び歯車22を介して支持軸17bに伝達され、これ
により支持軸17bが図示時計方向へ回転駆動される。
この回転力は支持軸17bの両端に固定されている歯車
24,24を介して遊星歯車27,27に伝達される。
これにより遊星歯車27の支点である駆動軸17cには
回動用溝18bに沿って図示時計方向へ移動しようとす
る力が作用するが、駆動軸17cに取り付けられた引張
スプリング25の引っ張り力により、駆動軸17cは回
動用溝18bの下端部側に位置しつづける。そして遊星
歯車27の反時計方向の回転力によって、大径歯車21
も反時計方向に回転させられる。この大径歯車21の回
転力、およびその外歯21bとラック部材19との噛み
合いにより、支持部材18およびテレビモニタ17はA
1方向へ移動させられる。
【0019】支持軸17bが図4に示すようにガイド溝
20の図示左端部20aに当接する位置まで移動する
と、水平姿勢のテレビモニタ17がケース16の外部に
突出された状態(ロ)となる。支持軸17bがガイド溝
20の左端部20aに当接すると、支持部材18はそれ
以上A1方向へ移動することができなくなり、また大径
歯車21はラック19aと噛み合ってそれ以上回転しな
いロック状態となる。この時点でモータ23の動力によ
り駆動軸23aが同じ方向へ回転し続けると、歯車24
は時計方向へ回転しつづけ、これに噛み合っている遊星
歯車27が反時計方向へ回転し続けるため、この遊星歯
車27はロック状態の大径歯車21の内歯21aに沿っ
て図示時計方向へ移動し、この遊星歯車27が支持され
ている駆動軸17cが回動用溝18bに沿って時計方向
へ移動する。この遊星歯車27と駆動軸17cの移動に
よって、テレビモニタ17は支持軸17bを中心として
時計方向に回動する。
20の図示左端部20aに当接する位置まで移動する
と、水平姿勢のテレビモニタ17がケース16の外部に
突出された状態(ロ)となる。支持軸17bがガイド溝
20の左端部20aに当接すると、支持部材18はそれ
以上A1方向へ移動することができなくなり、また大径
歯車21はラック19aと噛み合ってそれ以上回転しな
いロック状態となる。この時点でモータ23の動力によ
り駆動軸23aが同じ方向へ回転し続けると、歯車24
は時計方向へ回転しつづけ、これに噛み合っている遊星
歯車27が反時計方向へ回転し続けるため、この遊星歯
車27はロック状態の大径歯車21の内歯21aに沿っ
て図示時計方向へ移動し、この遊星歯車27が支持され
ている駆動軸17cが回動用溝18bに沿って時計方向
へ移動する。この遊星歯車27と駆動軸17cの移動に
よって、テレビモニタ17は支持軸17bを中心として
時計方向に回動する。
【0020】この回動途中のテレビモニタ17の姿勢を
図4にて(ハ)で示す。そして、駆動軸17cが回動用
溝18bの図示上端部18cまで移動すると、この位置
(ニ)でテレビモニタ17の回動が停止し、この姿勢が
図示しないリミットスイッチにて検知され、モータ23
が停止する。また、テレビモニタ17が(ニ)で示す位
置のときに、図示しない収納スイッチを操作すると、モ
ータ23が上記とは逆方向に回転駆動され、歯車24が
反時計方向へ駆動され遊星歯車27が時計方向へ駆動さ
れて、テレビモニタ17は、(ニ)に示す姿勢から
(ロ)に示す姿勢に回動し、その後に矢印A2方向に移
動してケース16内に収納される。
図4にて(ハ)で示す。そして、駆動軸17cが回動用
溝18bの図示上端部18cまで移動すると、この位置
(ニ)でテレビモニタ17の回動が停止し、この姿勢が
図示しないリミットスイッチにて検知され、モータ23
が停止する。また、テレビモニタ17が(ニ)で示す位
置のときに、図示しない収納スイッチを操作すると、モ
ータ23が上記とは逆方向に回転駆動され、歯車24が
反時計方向へ駆動され遊星歯車27が時計方向へ駆動さ
れて、テレビモニタ17は、(ニ)に示す姿勢から
(ロ)に示す姿勢に回動し、その後に矢印A2方向に移
動してケース16内に収納される。
【0021】上記実施例では、テレビモニタ17のA1
及びA2方向の移動並びにケース16外に突出されたテ
レビモニタ17の回動を共通のモータ23及び第1,第
2の動力変換部30,31によって行なっているため、
テレビモニタ17の駆動系統の部品点数を著しく減少さ
せて機構の簡素化を図ることができる。
及びA2方向の移動並びにケース16外に突出されたテ
レビモニタ17の回動を共通のモータ23及び第1,第
2の動力変換部30,31によって行なっているため、
テレビモニタ17の駆動系統の部品点数を著しく減少さ
せて機構の簡素化を図ることができる。
【0022】次に、本発明の他の実施例について図5及
び図6を参照して説明する。図5は、他の実施例として
の車載用機器の構造を示す側面図、図6は、図5に示す
車載用機器の動作を示す説明図である。なお、上記実施
例で説明したものと同等のものについては、同一の符号
を付してその説明を省略する。図示車載用機器のケース
32の両側壁には、テレビモニタ17の移動方向A1及
びA2方向に形成されたガイド溝33が形成されてい
る。このガイド溝33の図示左端部には、円弧形状の回
動ガイド部33aが連続して形成されている。またテレ
ビモニタ17を支持している支持部材18の側壁18a
にも円弧形状の回動用溝18bが形成されており、この
回動用溝18bと前記回動ガイド部33aとは同じ幅で
且つ同じ曲率の軌跡となるように形成されている。した
がって図5と図6に示すように、駆動軸17cがガイド
溝33の図示左端部33bに当接して支持部材18が図
示左方向の終端に移動したときには、回動ガイド部33
aと回動用溝18bとが紙面直交方向に重さなる。上記
ガイド溝33の下方には図示上面にラック34aが形成
されたラック部材34が固定されている。
び図6を参照して説明する。図5は、他の実施例として
の車載用機器の構造を示す側面図、図6は、図5に示す
車載用機器の動作を示す説明図である。なお、上記実施
例で説明したものと同等のものについては、同一の符号
を付してその説明を省略する。図示車載用機器のケース
32の両側壁には、テレビモニタ17の移動方向A1及
びA2方向に形成されたガイド溝33が形成されてい
る。このガイド溝33の図示左端部には、円弧形状の回
動ガイド部33aが連続して形成されている。またテレ
ビモニタ17を支持している支持部材18の側壁18a
にも円弧形状の回動用溝18bが形成されており、この
回動用溝18bと前記回動ガイド部33aとは同じ幅で
且つ同じ曲率の軌跡となるように形成されている。した
がって図5と図6に示すように、駆動軸17cがガイド
溝33の図示左端部33bに当接して支持部材18が図
示左方向の終端に移動したときには、回動ガイド部33
aと回動用溝18bとが紙面直交方向に重さなる。上記
ガイド溝33の下方には図示上面にラック34aが形成
されたラック部材34が固定されている。
【0023】本実施例に示す支持部材18にも図示紙面
手前側に共通の単一の駆動源としてのモータ23が設け
られている。このモータ23の駆動軸23aには歯車2
3bが固定され、この歯車23bは支持部材18に取り
付けられた中間歯車26に噛み合い、さらに中間歯車2
6は支持軸17bに固定された歯車22と噛み合ってい
る。また、支持軸17bには歯車35が固定され、この
歯車35には駆動軸17cに回転自在に取り付けられた
遊星歯車36が噛み合っている。また、この遊星歯車3
6は上記ラック部材34の上面に形成されたラック34
aに噛み合うことができるようになっている。
手前側に共通の単一の駆動源としてのモータ23が設け
られている。このモータ23の駆動軸23aには歯車2
3bが固定され、この歯車23bは支持部材18に取り
付けられた中間歯車26に噛み合い、さらに中間歯車2
6は支持軸17bに固定された歯車22と噛み合ってい
る。また、支持軸17bには歯車35が固定され、この
歯車35には駆動軸17cに回転自在に取り付けられた
遊星歯車36が噛み合っている。また、この遊星歯車3
6は上記ラック部材34の上面に形成されたラック34
aに噛み合うことができるようになっている。
【0024】またこの実施例では、テレビモニタ17と
支持軸17bとの間に摩擦機構が設けられている。この
摩擦機構は、支持軸17bの回転によりテレビモニタ1
7を回動させることのできる力を発揮でき、またテレビ
モニタ17が回動できないときには、テレビモニタ17
と支持軸17bとが摩擦によりスリップする構造となっ
ている。本実施例では、遊星歯車36とラック部材34
との噛み合い、及び支持軸17bとガイド溝33とによ
り第1の動力変換部37が形成され、歯車35と遊星歯
車36との噛み合い、および駆動軸17cと回動ガイド
部33aとにより第2の動力変換部38が構成されてい
る。
支持軸17bとの間に摩擦機構が設けられている。この
摩擦機構は、支持軸17bの回転によりテレビモニタ1
7を回動させることのできる力を発揮でき、またテレビ
モニタ17が回動できないときには、テレビモニタ17
と支持軸17bとが摩擦によりスリップする構造となっ
ている。本実施例では、遊星歯車36とラック部材34
との噛み合い、及び支持軸17bとガイド溝33とによ
り第1の動力変換部37が形成され、歯車35と遊星歯
車36との噛み合い、および駆動軸17cと回動ガイド
部33aとにより第2の動力変換部38が構成されてい
る。
【0025】以上の構造を備えた車載用機器の動作につ
いて図6をも参照して説明する。図6はテレビモニタ1
7がケース32内に収納された状態からケース32外へ
突出して回動した一連の動作状態を示している。図示収
納位置(イ)においてモータ23の駆動軸23aが一方
向に回転駆動されると、この駆動力は歯車23b、中間
歯車26、歯車22を介して支持軸17bに伝達され、
これにより支持軸17bは図示時計方向へ回転駆動され
る。この回転力は支持軸17bに固定されている歯車3
5を介して遊星歯車36に伝達される。
いて図6をも参照して説明する。図6はテレビモニタ1
7がケース32内に収納された状態からケース32外へ
突出して回動した一連の動作状態を示している。図示収
納位置(イ)においてモータ23の駆動軸23aが一方
向に回転駆動されると、この駆動力は歯車23b、中間
歯車26、歯車22を介して支持軸17bに伝達され、
これにより支持軸17bは図示時計方向へ回転駆動され
る。この回転力は支持軸17bに固定されている歯車3
5を介して遊星歯車36に伝達される。
【0026】このとき前記摩擦機構により、支持軸17
bの回動に追従してテレビモニタ17が時計方向へ回動
しようとするが、駆動軸17cがガイド溝33の直線部
分にて上下に拘束されているため、上記摩擦機構がスリ
ップしテレビモニタ17が回動せず、水平姿勢のままと
なる。そして遊星歯車36の反時計方向への回転、およ
び遊星歯車36とラック34aとの噛み合いにより、支
持部材18は矢印A1方向へ移動する。
bの回動に追従してテレビモニタ17が時計方向へ回動
しようとするが、駆動軸17cがガイド溝33の直線部
分にて上下に拘束されているため、上記摩擦機構がスリ
ップしテレビモニタ17が回動せず、水平姿勢のままと
なる。そして遊星歯車36の反時計方向への回転、およ
び遊星歯車36とラック34aとの噛み合いにより、支
持部材18は矢印A1方向へ移動する。
【0027】支持軸17cがガイド溝33の図示左端部
33bに当接すると、テレビモニタ17がケース16の
外部に突出された状態(ロ)となり、また図示A1方向
ヘの移動が阻止される。この状態では、駆動軸17cが
回動ガイド部33aの下端部に位置しているので上方へ
の移動が許容される。よって継続してモータ23が駆動
されると、支持軸17bとテレビモニタ17との摩擦機
構によりテレビモニタ17は支持軸17bを中心とした
時計方向に回動させられる。また(ニ)で示すテレビモ
ニタ17の立ち上り姿勢から収納スイッチが操作される
と、モータ23が逆方向へ駆動され、テレビモニタ17
が水平状態に回動した後にケース32内に収納される。
33bに当接すると、テレビモニタ17がケース16の
外部に突出された状態(ロ)となり、また図示A1方向
ヘの移動が阻止される。この状態では、駆動軸17cが
回動ガイド部33aの下端部に位置しているので上方へ
の移動が許容される。よって継続してモータ23が駆動
されると、支持軸17bとテレビモニタ17との摩擦機
構によりテレビモニタ17は支持軸17bを中心とした
時計方向に回動させられる。また(ニ)で示すテレビモ
ニタ17の立ち上り姿勢から収納スイッチが操作される
と、モータ23が逆方向へ駆動され、テレビモニタ17
が水平状態に回動した後にケース32内に収納される。
【0028】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、図1乃至図4に示す実施例では
駆動軸17cの上方向への移動を引張スプリング25に
よって規制するようにしたが、図7に示すようにケース
16の側壁内面に左端に開放するガイド溝42aを有す
るガイド部材42を設け、支持軸17bおよび駆動軸1
7cの先端が共にガイド溝42a内を移動するようにし
て、支持部材18がA1方向へ移動しているときに駆動
軸17cの上下方向への移動を規制できるようにしても
よい。この場合、図7に示すように、支持部材18が図
示左端に移動したときに、駆動軸17cのみがガイド溝
42aから抜け出て、駆動軸17cの上方への移動が許
容できるようになる。このとき歯車24の時計方向の回
動力が遊星歯車27に伝達され、遊星歯車27の反時計
方向への回動により、大径歯車21の内歯21aに沿っ
て遊星歯車27が移動し、テレビモニタ17が立ち上が
るようになる。この構造により図2に示した引張スプリ
ング25は不要になる。
ものではない。例えば、図1乃至図4に示す実施例では
駆動軸17cの上方向への移動を引張スプリング25に
よって規制するようにしたが、図7に示すようにケース
16の側壁内面に左端に開放するガイド溝42aを有す
るガイド部材42を設け、支持軸17bおよび駆動軸1
7cの先端が共にガイド溝42a内を移動するようにし
て、支持部材18がA1方向へ移動しているときに駆動
軸17cの上下方向への移動を規制できるようにしても
よい。この場合、図7に示すように、支持部材18が図
示左端に移動したときに、駆動軸17cのみがガイド溝
42aから抜け出て、駆動軸17cの上方への移動が許
容できるようになる。このとき歯車24の時計方向の回
動力が遊星歯車27に伝達され、遊星歯車27の反時計
方向への回動により、大径歯車21の内歯21aに沿っ
て遊星歯車27が移動し、テレビモニタ17が立ち上が
るようになる。この構造により図2に示した引張スプリ
ング25は不要になる。
【0029】また、図5と図6では、支持軸17bとテ
レビモニタ17との間に設けられた摩擦機構によりテレ
ビモニタ17が支持軸17bと共に時計方向へ回動する
構造となっているが、図8に示すように、ラック部材4
3の図示左端側に円弧部43cを一体に形成し、この円
弧部43cの内周にラック43dを形成してもよい。こ
の場合円弧状のラック43dと直線状のラック43aと
の境界部に欠歯部43eを形成しておく。この実施例で
は、支持部材18がラック43aに沿って図示左端へ移
動した時点で遊星歯車36が円弧部43cのラック43
dに噛み合い、これにより駆動軸17cが上方側へ回動
してテレビモニタ17が図示時計方向に回動する。なお
この場合には前記摩擦機構は不要である。
レビモニタ17との間に設けられた摩擦機構によりテレ
ビモニタ17が支持軸17bと共に時計方向へ回動する
構造となっているが、図8に示すように、ラック部材4
3の図示左端側に円弧部43cを一体に形成し、この円
弧部43cの内周にラック43dを形成してもよい。こ
の場合円弧状のラック43dと直線状のラック43aと
の境界部に欠歯部43eを形成しておく。この実施例で
は、支持部材18がラック43aに沿って図示左端へ移
動した時点で遊星歯車36が円弧部43cのラック43
dに噛み合い、これにより駆動軸17cが上方側へ回動
してテレビモニタ17が図示時計方向に回動する。なお
この場合には前記摩擦機構は不要である。
【0030】なお、上記の各実施例では機器本体をテレ
ビモニタとしたが、テレビモニタ以外の表示装置、例え
ば文字表示装置、各種データ表示装置、ファクシミリ受
信内容の表示装置、ナビゲーションシステムの表示装
置、または表示装置以外の機器であってもよい。
ビモニタとしたが、テレビモニタ以外の表示装置、例え
ば文字表示装置、各種データ表示装置、ファクシミリ受
信内容の表示装置、ナビゲーションシステムの表示装
置、または表示装置以外の機器であってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、単一の駆
動源により機器本体のケース内外への移動と、ケース外
における回動駆動ができるため、駆動源が単一で部品数
が少なくなり、また駆動回路の構成も簡単になって、低
コストにて構成できるものとなる。
動源により機器本体のケース内外への移動と、ケース外
における回動駆動ができるため、駆動源が単一で部品数
が少なくなり、また駆動回路の構成も簡単になって、低
コストにて構成できるものとなる。
【図1】一実施例としての車載用機器の概略構造を示す
平面図。
平面図。
【図2】図1に示す車載用機器の側面図。
【図3】図1及び図2に示す車載用機器の動作を示す側
面説明図。
面説明図。
【図4】図1及び図2に示す車載用機器の動作を示す側
面説明図。
面説明図。
【図5】他の実施例としての車載用機器の構造を示す側
面図。
面図。
【図6】図5に示す車載用機器の動作を示す側面説明
図。
図。
【図7】さらに他の実施例としての車載用機器の構造を
示す側面図。
示す側面図。
【図8】さらに他の実施例としての車載用機器の構造を
示す側面図。
示す側面図。
【図9】従来の車載用機器の概略平面図。
16,32 ケース 16a 開口部 17 機器本体(テレビモニタ) 18 支持部材 19 ラック部材 19a ラック 20 ガイド溝 21 大径歯車 23 駆動源(モータ) 24 歯車 27 遊星歯車 34 ラック部材 34a ラック 35 歯車 36 遊星歯車 30,37 第1の動力変換部 31,38 第2の動力変換部 43 ラック部材
Claims (2)
- 【請求項1】 車体に固定されるケースと、このケース
の内外に移動自在で且つケース外に移動した時点で所定
角度回動できるように支持された機器本体と、この機器
本体の移動力及び回動力を発生する駆動源と、この駆動
源の駆動力を機器本体のケース内外への移動力に変換す
る第1の動力変換部と、機器本体がケース外に突出され
たとき、駆動源の駆動力を機器本体の回動力に変換する
第2の動力変換部とが設けられたことを特徴とする車載
用機器。 - 【請求項2】 第1の動力変換部は、機器本体を支持し
ている支持部に設けられた駆動源により回転駆動される
歯車と、ケース側に設けられたラックとの噛合いにより
構成され、第2の動力変換部は、機器本体がケースの外
に移動した時点で前記モータにより駆動され続ける歯車
と、この歯車に噛合って遊星動作しこの遊星動作により
機器本体を回動させる遊星歯車とから構成されている請
求項1記載の車載用機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04229209A JP3078124B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 車載用機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04229209A JP3078124B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 車載用機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655980A true JPH0655980A (ja) | 1994-03-01 |
JP3078124B2 JP3078124B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=16888532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04229209A Expired - Fee Related JP3078124B2 (ja) | 1992-08-04 | 1992-08-04 | 車載用機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078124B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182186A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Hisaki Sekkei Kk | 収納式モニターの駆動機構 |
US7639477B2 (en) | 2005-05-26 | 2009-12-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Display device |
-
1992
- 1992-08-04 JP JP04229209A patent/JP3078124B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182186A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Hisaki Sekkei Kk | 収納式モニターの駆動機構 |
JP4532260B2 (ja) * | 2004-12-27 | 2010-08-25 | ひさき設計株式会社 | 収納式モニターの駆動機構 |
US7639477B2 (en) | 2005-05-26 | 2009-12-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Display device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3078124B2 (ja) | 2000-08-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100681072B1 (ko) | 차량의 에이브이 모니터 장착구조 | |
US4574655A (en) | Wrist mechanism for industrial robot | |
JP2009086803A (ja) | ダイヤル式コントロール操作装置 | |
JP5950779B2 (ja) | 車載用電子機器 | |
JPS58170953A (ja) | 変速機のドラム式切換装置 | |
JPH0655980A (ja) | 車載用機器 | |
US4130963A (en) | Running toy with a flywheel | |
JPH11310087A (ja) | 格納式表示装置およびその表示装置を有する車両 | |
JP4097777B2 (ja) | 車載用ディスプレイ装置 | |
JPH0811639A (ja) | 車載用ディスプレイ装置 | |
JP6840439B2 (ja) | 車載用表示装置 | |
JP2633388B2 (ja) | 格納式ドアミラーの駆動装置 | |
JPH079920A (ja) | 車載用av機器のパネル駆動機構 | |
JP3166478B2 (ja) | 車載用ディスプレイパネルの駆動装置 | |
JP3116630B2 (ja) | 自動変速機用歯車変速装置 | |
JP2006182186A (ja) | 収納式モニターの駆動機構 | |
JPH08156710A (ja) | 車載用表示装置 | |
JPH11315892A (ja) | コリオリ運動歯車装置 | |
JP4090277B2 (ja) | 動力伝達装置及びこれを用いた表示装置 | |
JPH08337193A (ja) | 自転車変速機用ワイヤ操作装置 | |
JP4224919B2 (ja) | 外装パネル回転機構及び電子機器 | |
JP5750295B2 (ja) | 車載用ディスプレイ装置 | |
JP2587073Y2 (ja) | 電動アクチュエータ | |
JP2996824B2 (ja) | 車載用av機器のパネル収納機構 | |
JP2002266954A (ja) | モータアクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000606 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080616 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |