JPH0655960A - 自動車シート構造 - Google Patents
自動車シート構造Info
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- JPH0655960A JPH0655960A JP4211113A JP21111392A JPH0655960A JP H0655960 A JPH0655960 A JP H0655960A JP 4211113 A JP4211113 A JP 4211113A JP 21111392 A JP21111392 A JP 21111392A JP H0655960 A JPH0655960 A JP H0655960A
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- insertion hole
- cover
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗員に不快感を与えることなく、しかも、外
観の悪化を防止することができる自動車シート構造を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明では、第１ブラケット２のボルト挿通
孔２ａの周縁部２ｂを下方に突出させ、さらに、一端に
第１ブラケット２に係合する爪部１１を有するカバー本
体１２と、該カバー本体の他端にヒンジ部１３を介して
折曲自在にかつ一体に形成した支持部１４とによってカ
バー１５を形成し、しかも、支持部１４に第１ブラケッ
ト２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを挿通するブラケ
ット挿通孔１７を設けるとともに、該ブラケット挿通孔
内にセッティングワッシャー部１８を一体に設けた構成
としている。
観の悪化を防止することができる自動車シート構造を提
供することを目的とする。 【構成】 本発明では、第１ブラケット２のボルト挿通
孔２ａの周縁部２ｂを下方に突出させ、さらに、一端に
第１ブラケット２に係合する爪部１１を有するカバー本
体１２と、該カバー本体の他端にヒンジ部１３を介して
折曲自在にかつ一体に形成した支持部１４とによってカ
バー１５を形成し、しかも、支持部１４に第１ブラケッ
ト２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを挿通するブラケ
ット挿通孔１７を設けるとともに、該ブラケット挿通孔
内にセッティングワッシャー部１８を一体に設けた構成
としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車シート構造に関
し、詳しくは、スライドレール側に設けた第１ブラケッ
トを、車体側に設けた第２ブラケットにボルトを用いて
固定するとともに、該ボルトをカバーで覆うようにした
自動車シート構造に関する。
し、詳しくは、スライドレール側に設けた第１ブラケッ
トを、車体側に設けた第２ブラケットにボルトを用いて
固定するとともに、該ボルトをカバーで覆うようにした
自動車シート構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、４輪自動車等では、そのシー
トを車体に取り付けた後、その外観向上等のために、そ
の取付部分をカバーで覆い隠すようにしていた。
トを車体に取り付けた後、その外観向上等のために、そ
の取付部分をカバーで覆い隠すようにしていた。
【０００３】図２０〜図２２は、このような従来のシー
トの取付部分の構造の例を示すものである。この構造で
は、図示しないシートのスライドレール１側に設けた第
１ブラケット２を、図示しない車体側に設けた第２ブラ
ケット３にボルト４を用いて固定するとともに、ボルト
４の頭部を樹脂製カバー５で覆うようにしていた。
トの取付部分の構造の例を示すものである。この構造で
は、図示しないシートのスライドレール１側に設けた第
１ブラケット２を、図示しない車体側に設けた第２ブラ
ケット３にボルト４を用いて固定するとともに、ボルト
４の頭部を樹脂製カバー５で覆うようにしていた。
【０００４】上記構造では、特に、第１ブラケット２の
ボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを下方へ延設して、該第
１ブラケットと第２ブラケット３との間に隙間６を設け
るとともに、カバー５の下部に爪部５ａを設けていた。
ボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを下方へ延設して、該第
１ブラケットと第２ブラケット３との間に隙間６を設け
るとともに、カバー５の下部に爪部５ａを設けていた。
【０００５】そして、第１ブラケット２と第２ブラケッ
ト３との間の隙間６にカバー５の爪部５ａを嵌挿するこ
とによって、カバー５が取り付けられた。
ト３との間の隙間６にカバー５の爪部５ａを嵌挿するこ
とによって、カバー５が取り付けられた。
【０００６】また、従来のシートの取付構造の中には、
カバー５をボルト等によって固定するようにしたものも
あった。
カバー５をボルト等によって固定するようにしたものも
あった。
【０００７】なお、図２１において、７は第２ブラケッ
ト３の内側に溶接固定したナット、８はワッシャーであ
る。
ト３の内側に溶接固定したナット、８はワッシャーであ
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シート
構造では、スライドレール１を固定した後、カバー５を
取り付けるようになっていたため、組付工数が多くな
り、作業性を低下させていた。
構造では、スライドレール１を固定した後、カバー５を
取り付けるようになっていたため、組付工数が多くな
り、作業性を低下させていた。
【０００９】また、上記シート構造では、カバー５が使
用中に外れて、車内に転がって不快な感じを乗員に与え
たり、あるいは、紛失してしまい、ボルト４が露出した
ままとなり、外観を悪化させてしまう不具合があった。
用中に外れて、車内に転がって不快な感じを乗員に与え
たり、あるいは、紛失してしまい、ボルト４が露出した
ままとなり、外観を悪化させてしまう不具合があった。
【００１０】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、乗員に不快感を与えることなく、しかも、外観の悪
化を防止することができる自動車シート構造を提供する
ことを目的とする。
で、乗員に不快感を与えることなく、しかも、外観の悪
化を防止することができる自動車シート構造を提供する
ことを目的とする。
【００１１】本発明では、上記目的を達成するために、
スライドレール側に設けた第１ブラケットを、車体側に
設けた第２ブラケットにボルトを用いて固定するととも
に、該ボルトをカバーで覆うようにした自動車シート構
造において、上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁
部を下方に突出させ、さらに、一端に上記第１ブラケッ
トに係合する爪部を有するカバー本体と、該カバー本体
の他端にヒンジ部を介して折曲自在にかつ一体に形成し
た支持部とによって上記カバーを形成し、しかも、上記
支持部に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を
挿通するブラケット挿通孔を設けるとともに、該ブラケ
ット挿通孔内にセッティングワッシャー部を一体に設
け、もって、上記第１ブラケットの固定に際して、上記
第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を押し付けて上
記カバーのブラケット挿通孔の周縁部と上記セッティン
グワッシャー部を切り離し、上記カバーのブラケット挿
通孔内に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を
位置させるとともに、上記ボルトと上記第１ブラケット
のボルト挿通孔の周縁部との間に上記セッティングワッ
シャー部を位置させ、さらに、上記カバー本体を上記ヒ
ンジ部で折り返して上記第２ブラケットに嵌着固定した
構成としている。
スライドレール側に設けた第１ブラケットを、車体側に
設けた第２ブラケットにボルトを用いて固定するととも
に、該ボルトをカバーで覆うようにした自動車シート構
造において、上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁
部を下方に突出させ、さらに、一端に上記第１ブラケッ
トに係合する爪部を有するカバー本体と、該カバー本体
の他端にヒンジ部を介して折曲自在にかつ一体に形成し
た支持部とによって上記カバーを形成し、しかも、上記
支持部に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を
挿通するブラケット挿通孔を設けるとともに、該ブラケ
ット挿通孔内にセッティングワッシャー部を一体に設
け、もって、上記第１ブラケットの固定に際して、上記
第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を押し付けて上
記カバーのブラケット挿通孔の周縁部と上記セッティン
グワッシャー部を切り離し、上記カバーのブラケット挿
通孔内に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を
位置させるとともに、上記ボルトと上記第１ブラケット
のボルト挿通孔の周縁部との間に上記セッティングワッ
シャー部を位置させ、さらに、上記カバー本体を上記ヒ
ンジ部で折り返して上記第２ブラケットに嵌着固定した
構成としている。
【００１２】
【実施例】以下、本発明に係る自動車シート構造の一実
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【００１３】図１〜図３は、本発明の一実施例を示すも
のである。これらの図において、図２０〜図２２に示し
たものと同様の機能を有するものについては同一符号を
付し、それらの重複説明を省略する。
のである。これらの図において、図２０〜図２２に示し
たものと同様の機能を有するものについては同一符号を
付し、それらの重複説明を省略する。
【００１４】本実施例の自動車シート構造では、シート
１０を支持するスライドレール１側に設けた第１ブラケ
ット２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを下方に突出さ
せている。
１０を支持するスライドレール１側に設けた第１ブラケ
ット２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを下方に突出さ
せている。
【００１５】さらに、本実施例では、一端に第１ブラケ
ット２に係合する爪部１１を有するカバー本体１２と、
該カバー本体の他端にヒンジ部１３を介して折曲自在に
かつ一体に形成した支持部１４とによって構成されたカ
バー１５を用いている。
ット２に係合する爪部１１を有するカバー本体１２と、
該カバー本体の他端にヒンジ部１３を介して折曲自在に
かつ一体に形成した支持部１４とによって構成されたカ
バー１５を用いている。
【００１６】カバー１５のカバー本体１２は、車体１６
側に設けた第２ブラケット３に第１ブラケット２を固定
するためのボルト４を覆うためのものである。
側に設けた第２ブラケット３に第１ブラケット２を固定
するためのボルト４を覆うためのものである。
【００１７】また、支持部１４には、第１ブラケット２
のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを挿通するブラケット
挿通孔１７を設けるとともに、該ブラケット挿通孔内に
セッティングワッシャー部１８を一体に設けている。
のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを挿通するブラケット
挿通孔１７を設けるとともに、該ブラケット挿通孔内に
セッティングワッシャー部１８を一体に設けている。
【００１８】ここで、ヒンジ部１３は、図４に示すよう
に、略Ｖ字断面形状の切欠き溝を設けて肉厚を薄くする
ことによって形成されている。
に、略Ｖ字断面形状の切欠き溝を設けて肉厚を薄くする
ことによって形成されている。
【００１９】また、セッティングワッシャー部１８は、
図３〜図７に示すように、４本のリブ（分離手段）１９
を介して支持部１４に設けたブラケット挿通孔１７の周
縁部１７ａに一体に設けられている。
図３〜図７に示すように、４本のリブ（分離手段）１９
を介して支持部１４に設けたブラケット挿通孔１７の周
縁部１７ａに一体に設けられている。
【００２０】ここで、支持部１４の厚さＷ１は、第１ブ
ラケット２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂの突出量ｄ
１よりも約１２０％程度大きく設定されており、これに
より、後述するようにボルト４を締結させた際に支持部
１４にある程度の内部応力が働くようになっている。
ラケット２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂの突出量ｄ
１よりも約１２０％程度大きく設定されており、これに
より、後述するようにボルト４を締結させた際に支持部
１４にある程度の内部応力が働くようになっている。
【００２１】また、セッティングワッシャー部１８およ
び４本のリブ１９の厚さＷ２は、図３〜図７に示すよう
に、支持部１４の厚さＷ１より十分小さく設定され、か
つセッティングワッシャー部１８および４本のリブ１９
が支持部１４の上方側に位置形成されている（図６〜図
９参照。なお、図４には、図３に対応させた関係上、下
方側に示されている。）。
び４本のリブ１９の厚さＷ２は、図３〜図７に示すよう
に、支持部１４の厚さＷ１より十分小さく設定され、か
つセッティングワッシャー部１８および４本のリブ１９
が支持部１４の上方側に位置形成されている（図６〜図
９参照。なお、図４には、図３に対応させた関係上、下
方側に示されている。）。
【００２２】これにより、後述するようにボルト４を第
２ブラケット３のナット７に締結させる際に第１ブラケ
ット２ののボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂによる押圧力
によって容易に切断することができる。
２ブラケット３のナット７に締結させる際に第１ブラケ
ット２ののボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂによる押圧力
によって容易に切断することができる。
【００２３】さらに、セッティングワッシャー部１８の
内径ｄ２は、使用するボルト４の径に対応して決定され
る。すなわち、ボルト４がＭ８ならｄ２は８ｍｍ、該ボ
ルトがＭ１０ならｄ２は１０ｍｍという具合いであり、
これにより、後述するように、ボルト４を予めカバー１
５とともに第１ブラケット２に部組することができる
（図５参照）。
内径ｄ２は、使用するボルト４の径に対応して決定され
る。すなわち、ボルト４がＭ８ならｄ２は８ｍｍ、該ボ
ルトがＭ１０ならｄ２は１０ｍｍという具合いであり、
これにより、後述するように、ボルト４を予めカバー１
５とともに第１ブラケット２に部組することができる
（図５参照）。
【００２４】さらにまた、セッティングワッシャー部１
８と、支持部１４のブラケット挿通孔１７の周縁部１７
ａとの間隔ｄ３は、第１ブラケット２のボルト挿通孔２
ａの周縁部２ｂが入り込むに十分な大きさに設定されて
いる。
８と、支持部１４のブラケット挿通孔１７の周縁部１７
ａとの間隔ｄ３は、第１ブラケット２のボルト挿通孔２
ａの周縁部２ｂが入り込むに十分な大きさに設定されて
いる。
【００２５】本実施例では、スライドレール１側の第１
ブラケット２を、車体１６側の第２ブラケット３に固定
する前に、まず第１ブラケット２にカバー１５等を予め
部組することができる。
ブラケット２を、車体１６側の第２ブラケット３に固定
する前に、まず第１ブラケット２にカバー１５等を予め
部組することができる。
【００２６】すなわち、平ワッシャー８を挿通したボル
ト４を第１ブラケット２のボルト挿通孔２ａに挿通して
カバー１５の支持部１４のセッティングワッシャー部１
８に挿通することによって、これらの部品が第１ブラケ
ット２に仮固定され、いわゆる部組された状態となる。
ト４を第１ブラケット２のボルト挿通孔２ａに挿通して
カバー１５の支持部１４のセッティングワッシャー部１
８に挿通することによって、これらの部品が第１ブラケ
ット２に仮固定され、いわゆる部組された状態となる。
【００２７】この後、上記部組されたボルト４を第２ブ
ラケット３のナット７に螺合させることにより、第１ブ
ラケット２が第２ブラケット３に固定され、これによ
り、シート１０が車体１６に設置固定される。
ラケット３のナット７に螺合させることにより、第１ブ
ラケット２が第２ブラケット３に固定され、これによ
り、シート１０が車体１６に設置固定される。
【００２８】本実施例では、第１ブラケット２を第２ブ
ラケット３に固定するに際して、第１ブラケット２のボ
ルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを押し付けることによっ
て、カバー１５のブラケット挿通孔１７の周縁部１７ａ
とセッティングワッシャー部１８が切り離される。
ラケット３に固定するに際して、第１ブラケット２のボ
ルト挿通孔２ａの周縁部２ｂを押し付けることによっ
て、カバー１５のブラケット挿通孔１７の周縁部１７ａ
とセッティングワッシャー部１８が切り離される。
【００２９】これにより、カバー１５のブラケット挿通
孔１７内に第１ブラケット２のボルト挿通孔２ａの周縁
部２ｂが位置されるとともに、ボルト４と第１ブラケッ
ト２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂとの間にセッティ
ングワッシャー部１８が位置される。
孔１７内に第１ブラケット２のボルト挿通孔２ａの周縁
部２ｂが位置されるとともに、ボルト４と第１ブラケッ
ト２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂとの間にセッティ
ングワッシャー部１８が位置される。
【００３０】この状態では、カバー１５の支持部１４の
セッティングワッシャー部１８により、第１ブラケット
２のボルト４に対する半径方向の移動が規制され、シー
ト１０が車体１６に対してずれたりするのが防止されて
いる。
セッティングワッシャー部１８により、第１ブラケット
２のボルト４に対する半径方向の移動が規制され、シー
ト１０が車体１６に対してずれたりするのが防止されて
いる。
【００３１】さらに、上記状態のまま、カバー本体１２
をヒンジ部１３で折り返して、その爪部１１を第１ブラ
ケット２に係合させることにより、該カバーを第２ブラ
ケット３に嵌着固定することができる。
をヒンジ部１３で折り返して、その爪部１１を第１ブラ
ケット２に係合させることにより、該カバーを第２ブラ
ケット３に嵌着固定することができる。
【００３２】この状態では、ボルト４の頭部は、カバー
１５のカバー本体１２によって覆われて外部から隠され
る。
１５のカバー本体１２によって覆われて外部から隠され
る。
【００３３】さらにまた、本実施例では、上記にように
組み付けられたカバー１５のカバー本体１２が第１ブラ
ケット２から外れても、支持部１４が依然として第１ブ
ラケット２とともに固定されているので、車内に転がっ
て紛失したりすることがない。
組み付けられたカバー１５のカバー本体１２が第１ブラ
ケット２から外れても、支持部１４が依然として第１ブ
ラケット２とともに固定されているので、車内に転がっ
て紛失したりすることがない。
【００３４】なお、上記実施例では、セッティングワッ
シャー部１８を４本のリブ１９を介してカバー１５の支
持部１４のブラケット挿通孔１７の周縁部１７ａに連結
形成しているが、本発明はこれに限らず、特にリブ１９
の数およびその形状は限定されない。
シャー部１８を４本のリブ１９を介してカバー１５の支
持部１４のブラケット挿通孔１７の周縁部１７ａに連結
形成しているが、本発明はこれに限らず、特にリブ１９
の数およびその形状は限定されない。
【００３５】また、本発明では、上記リブに限らず、要
は、第１ブラケット２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂ
を押し付けることによって、カバー１５のブラケット挿
通孔１７の周縁部１７ａとセッティングワッシャー部１
８を容易に切り離すことができるものであれば、板厚を
その部分だけ薄くする等、いかなる方法による分離手段
でも採用することができる。
は、第１ブラケット２のボルト挿通孔２ａの周縁部２ｂ
を押し付けることによって、カバー１５のブラケット挿
通孔１７の周縁部１７ａとセッティングワッシャー部１
８を容易に切り離すことができるものであれば、板厚を
その部分だけ薄くする等、いかなる方法による分離手段
でも採用することができる。
【００３６】
【発明の効果】本発明に係る自動車シート構造によれ
ば、スライドレール側に設けた第１ブラケットを、車体
側に設けた第２ブラケットにボルトを用いて固定すると
ともに、該ボルトをカバーで覆うようにした自動車シー
ト構造において、上記第１ブラケットのボルト挿通孔の
周縁部を下方に突出させ、さらに、一端に上記第１ブラ
ケットに係合する爪部を有するカバー本体と、該カバー
本体の他端にヒンジ部を介して折曲自在にかつ一体に形
成した支持部とによって上記カバーを形成し、しかも、
上記支持部に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁
部を挿通するブラケット挿通孔を設けるとともに、該ブ
ラケット挿通孔内にセッティングワッシャー部を一体に
設け、もって、上記第１ブラケットの固定に際して、上
記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を押し付けて
上記カバーのブラケット挿通孔の周縁部と上記セッティ
ングワッシャー部を切り離し、上記カバーのブラケット
挿通孔内に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部
を位置させるとともに、上記ボルトと上記第１ブラケッ
トのボルト挿通孔の周縁部との間に上記セッティングワ
ッシャー部を位置させ、さらに、上記カバー本体を上記
ヒンジ部で折り返して上記第１ブラケットに嵌着固定し
た構成としている。
ば、スライドレール側に設けた第１ブラケットを、車体
側に設けた第２ブラケットにボルトを用いて固定すると
ともに、該ボルトをカバーで覆うようにした自動車シー
ト構造において、上記第１ブラケットのボルト挿通孔の
周縁部を下方に突出させ、さらに、一端に上記第１ブラ
ケットに係合する爪部を有するカバー本体と、該カバー
本体の他端にヒンジ部を介して折曲自在にかつ一体に形
成した支持部とによって上記カバーを形成し、しかも、
上記支持部に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁
部を挿通するブラケット挿通孔を設けるとともに、該ブ
ラケット挿通孔内にセッティングワッシャー部を一体に
設け、もって、上記第１ブラケットの固定に際して、上
記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を押し付けて
上記カバーのブラケット挿通孔の周縁部と上記セッティ
ングワッシャー部を切り離し、上記カバーのブラケット
挿通孔内に上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部
を位置させるとともに、上記ボルトと上記第１ブラケッ
トのボルト挿通孔の周縁部との間に上記セッティングワ
ッシャー部を位置させ、さらに、上記カバー本体を上記
ヒンジ部で折り返して上記第１ブラケットに嵌着固定し
た構成としている。
【００３７】このため、本発明では、上記カバーのカバ
ー本体が上記第１ブラケットから外れても、上記カバー
本体が依然として上記支持部とともに固定されているの
で、車内に転がって紛失したりすることがなく、したが
って、乗員に不快感を与えず、しかも、外観の悪化を防
止することができる。
ー本体が上記第１ブラケットから外れても、上記カバー
本体が依然として上記支持部とともに固定されているの
で、車内に転がって紛失したりすることがなく、したが
って、乗員に不快感を与えず、しかも、外観の悪化を防
止することができる。
【００３８】また、本発明では、上記第１ブラケットに
ボルトおよびカバー等を予め部組しておくことができる
ので、ボルトやカバーを別々に運ぶ手間が省けるととも
に、それらに組み付け工数も減少し、上記カバーの取り
付けも容易に行うことができるので、今後の自動組み付
けにも対応し易い。
ボルトおよびカバー等を予め部組しておくことができる
ので、ボルトやカバーを別々に運ぶ手間が省けるととも
に、それらに組み付け工数も減少し、上記カバーの取り
付けも容易に行うことができるので、今後の自動組み付
けにも対応し易い。
【００３９】さらに、本発明では、上記第１ブラケット
のボルト挿通孔の周縁部を直接上記第２ブラケットに当
接させているので、上記カバーの支持部の収縮に係わら
ず、上記ボルトが緩んだりすることが防止されている。
のボルト挿通孔の周縁部を直接上記第２ブラケットに当
接させているので、上記カバーの支持部の収縮に係わら
ず、上記ボルトが緩んだりすることが防止されている。
【図１】本発明に係る自動車シート構造の一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】本発明に係る自動車シート構造の一実施例の要
部を示し、特に、図１に矢印Ａで示す円で囲む部分を拡
大して示す断面図である。
部を示し、特に、図１に矢印Ａで示す円で囲む部分を拡
大して示す断面図である。
【図３】本発明に係る自動車シート構造の一実施例のカ
バーを示す斜視図である。
バーを示す斜視図である。
【図４】本発明に係る自動車シート構造の一実施例のカ
バーの要部を示す正面図である。
バーの要部を示す正面図である。
【図５】本発明に係る自動車シート構造の一実施例のカ
バーの要部を示す平面図である。
バーの要部を示す平面図である。
【図６】本発明に係る自動車シート構造の一実施例の組
み付け前の様子を示す断面図である。
み付け前の様子を示す断面図である。
【図７】図６に矢印Ｂで示す円で囲む部分を拡大して示
す断面図である。
す断面図である。
【図８】本発明に係る自動車シート構造の一実施例の組
み付け後の様子を示す断面図である。
み付け後の様子を示す断面図である。
【図９】図８に矢印Ｃで示す円で囲む部分を拡大して示
す断面図である。
す断面図である。
【図１０】従来の自動車シート構造を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【図１１】従来の自動車シート構造の要部を示す断面図
である。
である。
【図１２】図１１に矢印Ｄで示す円で囲む部分を拡大し
て示す断面図である。
て示す断面図である。
１ スライドレール ２ 第１ブラケット ２ａ ボルト挿通孔 ２ｂ 周縁部 ３ 第２ブラケット ４ ボルト １０ シート １１ 爪部 １２ カバー本体 １３ ヒンジ部 １４ 支持部 １５ カバー １６ 車体 １７ ブラケット挿通孔 １７ａ 周縁部 １８ セッティングワッシャー部 １９ リブ
Claims (2)
- 【請求項１】 スライドレール側に設けた第１ブラケッ
トを、車体側に設けた第２ブラケットにボルトを用いて
固定するとともに、該ボルトをカバーで覆うようにした
自動車シート構造において、上記第１ブラケットのボル
ト挿通孔の周縁部を下方に突出させ、さらに、一端に上
記第１ブラケットに係合する爪部を有するカバー本体
と、該カバー本体の他端にヒンジ部を介して折曲自在に
かつ一体に形成した支持部とによって上記カバーを形成
し、しかも、上記支持部に上記第１ブラケットのボルト
挿通孔の周縁部を挿通するブラケット挿通孔を設けると
ともに、該ブラケット挿通孔内にセッティングワッシャ
ー部を一体に設け、もって、上記第１ブラケットの固定
に際して、上記第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部
を押し付けて上記カバーのブラケット挿通孔の周縁部と
上記セッティングワッシャー部を切り離し、上記カバー
のブラケット挿通孔内に上記第１ブラケットのボルト挿
通孔の周縁部を位置させるとともに、上記ボルトと上記
第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部との間に上記セ
ッティングワッシャー部を位置させ、さらに、上記カバ
ー本体を上記ヒンジ部で折り返して上記第１ブラケット
に嵌着固定したことを特徴とする自動車シート構造。 - 【請求項２】 上記カバーの支持部のブラケット挿通孔
内に、該ブラケット挿通孔の周縁部に分離手段を介して
セッティングワッシャー部を一体に設け、もって、上記
第１ブラケットのボルト挿通孔の周縁部を押し付けて上
記分離手段を切断することによって、上記ブラケット挿
通孔の周縁部と上記セッティングワッシャー部を切り離
すことを特徴とする請求項１に記載の自動車シート構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21111392A JP3199187B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 自動車シート構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21111392A JP3199187B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 自動車シート構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0655960A true JPH0655960A (ja) | 1994-03-01 |
| JP3199187B2 JP3199187B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=16600628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21111392A Expired - Fee Related JP3199187B2 (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | 自動車シート構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3199187B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6666504B2 (en) * | 2001-12-26 | 2003-12-23 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Sliding cover for tie down anchor |
| JP2018090141A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP21111392A patent/JP3199187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6666504B2 (en) * | 2001-12-26 | 2003-12-23 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Sliding cover for tie down anchor |
| JP2018090141A (ja) * | 2016-12-06 | 2018-06-14 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3199187B2 (ja) | 2001-08-13 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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