JPH0655678U - 綱引き競技用マット - Google Patents

綱引き競技用マット

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Publication number
JPH0655678U
JPH0655678U JP315893U JP315893U JPH0655678U JP H0655678 U JPH0655678 U JP H0655678U JP 315893 U JP315893 U JP 315893U JP 315893 U JP315893 U JP 315893U JP H0655678 U JPH0655678 U JP H0655678U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
elastic material
tug
hardness
war
Prior art date
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Pending
Application number
JP315893U
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English (en)
Inventor
龍雄 田中
一記 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fukoku Co Ltd filed Critical Fukoku Co Ltd
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Publication of JPH0655678U publication Critical patent/JPH0655678U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】マット表面のグリップ力及び競技者の転倒時の
安全性を確保しながら、マットの曲げ変形を防ぐため剛
性を強化する。 【構成】マットは平面状長方形で、下層の弾性材2と上
層の弾性材3とからなる積層構造である。弾性材2は、
弾性材3の硬度よりも10〜30度高い硬質のゴムで造
られ、マットに剛性を付与するために、接着剤処理が施
された平織りのポリエステル系合成繊維の布からなる平
面状補強材6が層状に挟み込まれている。弾性材3は硬
度40〜70度の軟質のゴムで造られ、下層の弾性材2
上に積層され、表面の多数の規則的な凸部7によりマッ
ト表面のグリップ力が確保される。弾性材2、3中の両
端には挿入管5aと5bが平行に埋設され、隣接マット
の相対する挿入管に連結用部材5を挿入し、マットが連
結できるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、屋内で行われる綱引き競技用のマットに関し、特にマット表面のグ リップ力及び競技上の安全性を確保しながら、曲げ変形しにくいように剛性を強 化したものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、綱引き競技が盛んになり、国際的にも競技大会が開かれるまでになって いる。綱引き競技は、従来屋外で行われるのが普通だったが、屋外ではグランド の状況や天候によって競技そのものが左右されるため、次第に屋内で行われるよ うになってきた。これに伴い、屋内では、綱引き競技専用のマットが使用される ようになってきた。 綱引き競技用マットは、基本的には、取り扱い上の便宜等から一枚の長いマッ トを使用せず、複数枚のマットを帯状に多数連結して使用している。このマット には、競技中に競技者の足下が滑りにくいように、ゴム等の表面の摩擦係数が大 きい部材が使用されている。さらに、マット表面には種々の凹凸が施されて、競 技中のグリップ力が確保できるよう工夫されている。 因に、本出願人は、簡易な連結方法を有した、表面に滑り止め用の凹凸を持つ 綱引き競技用マットに関し、一連の実用新案登録出願を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
綱引き競技用マットでは、競技者の足下が滑らないように、競技者の足下とマ ット表面との間に大きな摩擦が生ずるようにされている。この摩擦により、競技 者は十分に足を踏ん張って綱を引くことができるのである。多数の競技者が足を 踏ん張って両方向に綱を引き合うため、足下の帯状に連結された個々の綱引き競 技用マットには、隣接するマットの端面同士が衝突し、衝突した端面が迫り上が るような強い力が働いている。 このような実際の使用上の観点から、綱引き競技用マットの条件として、基本 的にはマット表面の滑りにくさと、競技中に曲げ変形を起こさないマット全体の 剛性とが、同時に要求されている。 しかし、一般にマットに使用される弾性材では、マット表面の滑りにくさに係 るマット表面のグリップ力を増加させ、併せて競技者の転倒時の怪我等を防ぐた めに、使用される弾性材の硬度は軟質のものが好ましいとされている。また、逆 にマットの剛性を増加させるためには弾性材の硬度は硬質のものが好ましいとさ れている。
【0004】 そこで本考案は、材質的には相反する特性が要求される綱引き競技用マットの グリップ力及び競技上の安全性の確保と、剛性との両者を同時に満足させる綱引 き競技用マットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、ゴムや合成樹脂等の弾性材により長方形に形成さ れて帯状に複数枚連結して使用する綱引き競技用マットにおいて、マットを積層 構造とし、上層を硬度40〜70度の軟質の弾性材で形成し、下層を上層の硬度 より10〜30度高い硬質の弾性材で形成した。 また、硬質の弾性材の間に、布や金網等の平面状補強材を挟み込んだ。 上層の弾性材の硬度を40〜70度の軟質としたのは、綱引き競技用マット表 面の競技中のグリップ力を高め、また、競技者の転倒時に怪我をしないようにあ る程度表面の柔らかいものが必要とされるためである。 また、下層の弾性材の硬度を上層の硬度より10〜30度高い硬質としたのは 、競技中に受ける力で綱引き競技用マット自体が、屈曲や迫り上がり等の変形が 起きないように剛性を持たせる必要があるためである。
【0006】
【作用】
本考案に係る綱引き競技用マットでは、全体を積層構造として、滑り止め用の 凹凸を一般に有する上層に軟質(硬度40〜70度)の弾性材を使用しているた め、競技者の足下とマット表面との間に一層摩擦力が働き易く、競技に必要なグ リップ力が確保できる。また、競技者が転倒しても、表面が軟質の弾性材である ため怪我等をすることもなく競技上の安全性を十分に確保することができる。 下層には、上層より硬度が10〜30度高い硬質の弾性材を使用しているため 、競技中に競技者の足下からマットに強い力が働いても、マット全体が変形しな いように、マットに剛性を付与することができる。 また、上記硬質の弾性材の間に、布や金網等の平面状補強材を挟み込んだため 、この平面状補強材が外力に抗して曲げ変形を防ぐように働き、マットの剛性を さらに強化することができる。
【0007】
【実施例】
本実施例を図1、2で説明する。 本考案に係る綱引き競技用マット1は、下層と上層の二層の弾性材2、3が積 層された平面状の長方形に形成されている。 下層の弾性材2は、綱引き競技用マット全体に剛性を付与するため、上層の弾 性材3の硬度40〜70度より、硬度が10〜30度高い硬質のゴムで造られて いる。形状は、上面及び底面が平らな長方形に形成されている。 また、積層した下層の弾性材2及び上層の弾性材3中には、挿入管5a、5b が、相対する両辺に離されて、挿入管の下側が弾性材2中に、上側が弾性材3中 に埋まるように、マット1の全長に亙って平行に埋められている。挿入管5a、 5bは、断面略矩形の棒状の連結用部材5を差し込むことができるように、断面 略矩形の管状に形成されている。即ち、隣接するマットのそれぞれの挿入管5a 、5bを相対させ、相対させた挿入管5a、5bのそれぞれに棒状の連結用部材 5を挿入して、隣接するマットを密接させることにより、複数枚のマットを帯状 に連結できるようになっている。尚、棒状の連結用部材5の中央には鍔材5cが 設けられており、挿入管5a、5bに連結用部材5の全体が入り込まないように なっている。
【0008】 さらに弾性材2中には、平面状補強材6が、弾性材2の両端に平行に埋設され ている上記挿入管5aと5bの間に、薄く平面に展開されて挟み込まれている。 平面状補強材6は、硬質弾性材2によるマットの剛性をさらに強化するために設 けられている。平面状補強材6には、本実施例では接着剤処理が施された平織り のポリエステル系合成繊維の布を、弾性材2のゴムに架橋接着して挟み込んで使 用した。その他、平面状補強材6としては、合成繊維等の布や、金網及び塑性変 形しにくい薄い鋼板、合成樹脂板等を使用しても構わない。 上記下層の弾性材2の表面には、上層を形成する弾性材3が積層されている。 上層の弾性材2は、硬度40〜70度の軟質のゴムで造られている。上層の弾性 材2の表面は、平面全体に凸部7が規則的に多数形成されており、この表面の凹 凸により競技者の足下が滑らずに十分なグリップ力が確保できるようになってい る。
【0009】 本実施例では、下層に75度、上層に65度の硬度のゴムを使用し、下層と上 層のゴムの硬度差を約10度とした。さらに上層と下層の厚さは、それぞれ1: 2程度にした。 尚、上層と下層の硬度差は10〜30度程度が適用可能範囲であり、好ましく は10度位にするのがよい。上層と下層の硬度は、使用する綱引き競技用マット の実用上の要請から選定されるため、硬度差は本実施例の約10度に限定される ものではない。 また、下層及び上層の弾性材2、3に使用される弾性材は、通常の高分子弾性 体でよく、例えば、CR(クロロプレンゴム)、IIR(ブチルゴム)、SBR (スチレンゴム)、EPDM(エチレン・プロピレンゴム)やNR(天然ゴム) 等々の汎用ゴム等を用いることができる。 また、連結用の挿入管5a、5bは、上記実施例では下層と上層の両弾性材2 、3中にまたがって埋められていたが、下層の弾性材2中にのみ埋めるようにし てもよい。さらに、平面状補強材6をマットの連結用部材5の挿入管5aと5b の間ではなく、綱引き競技用マット1の全面に対応した広い範囲に亙って挟み込 んでも構わない。 また、上記実施例では、平面状補強材6を硬質の弾性材2中に一層だけ挟み込 んだが、二層以上の複層にしてもよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案に係る綱引き競技用マットは、積層構造を有しており、軟質の弾性材を 使用した上層と、平面状補強材が薄層状に挟みこまれている硬質の弾性材を使用 した下層とからなっている。つまり、上層の弾性材により表面のグリップ力及び 競技上の安全性が十分に確保されると同時に、下層の弾性材によりマット全体の 剛性が強化確保されるようになっている。 従って、従来の綱引き競技用マットとは異なり、競技者の転倒時の怪我及び足 下のスリップ等がなくなり、また強力に足を踏ん張っても、マットが競技中に迫 り上がったり、曲げ変形を起こしたりしなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る綱引き競技用マットの側面断面図
である。
【図2】2枚の綱引き競技用マットの連結状態を示す部
分平面断面図である。
【符号の説明】
1 綱引き競技用マット 2 弾性材 3 弾性材 6 平面状補強材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムや合成樹脂等の弾性材により長方形
    に形成されて帯状に複数枚連結して使用する綱引き競技
    用マットにおいて、マットを積層構造とし、上層を硬度
    40〜70度の軟質の弾性材で形成し、下層を上層の硬
    度より10〜30度高い硬質の弾性材で形成したことを
    特徴とする綱引き競技用マット。
  2. 【請求項2】 硬質の弾性材の間に、布や金網等の平面
    状補強材を挟み込んだことを特徴とする請求項1に記載
    の綱引き競技用マット。
JP315893U 1993-01-12 1993-01-12 綱引き競技用マット Pending JPH0655678U (ja)

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JP315893U JPH0655678U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 綱引き競技用マット

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JP315893U JPH0655678U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 綱引き競技用マット

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JPH0655678U true JPH0655678U (ja) 1994-08-02

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JP315893U Pending JPH0655678U (ja) 1993-01-12 1993-01-12 綱引き競技用マット

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