JPH0224461Y2 - - Google Patents
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- JPH0224461Y2 JPH0224461Y2 JP1985179886U JP17988685U JPH0224461Y2 JP H0224461 Y2 JPH0224461 Y2 JP H0224461Y2 JP 1985179886 U JP1985179886 U JP 1985179886U JP 17988685 U JP17988685 U JP 17988685U JP H0224461 Y2 JPH0224461 Y2 JP H0224461Y2
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Cultivation Of Seaweed (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
この考案は、水中で魚貝類が海苔などを養殖す
る目的で海や湖沼に浮かべられる養殖筏に関し、
特に、この種の養殖筏の構成材として使用される
合成樹脂製のパイプに関する。
る目的で海や湖沼に浮かべられる養殖筏に関し、
特に、この種の養殖筏の構成材として使用される
合成樹脂製のパイプに関する。
《従来技術とその問題点》
魚貝類や海苔などの養殖施設に使用される筏の
代表的な構造例を第2図に示している。
代表的な構造例を第2図に示している。
根太あるいは台ナルと呼ぶ棒材12,12,…
…を浮きタル14,14,……上に架け渡して固
定し、この台ナル12,12,……上に上ナルと
呼ぶ棒材16,16,……を台ナル12と直交さ
せて並べて固定する。さらに、縁棒18とか胴心
20と称する棒材を台ナル12と平行に配設す
る。
…を浮きタル14,14,……上に架け渡して固
定し、この台ナル12,12,……上に上ナルと
呼ぶ棒材16,16,……を台ナル12と直交さ
せて並べて固定する。さらに、縁棒18とか胴心
20と称する棒材を台ナル12と平行に配設す
る。
従来一般的には、上記のような養殖筏を構成す
る棒材としては、杉や桧の丸太あるいは竹などの
天然材が使用されている。木材や竹材などでは材
料寸法が不均一であるので、筏の組立作業が面倒
で、また多数の筏の寸法を揃えるのも難しい。さ
らには、天然材による筏にあつては、経年使用に
よる老巧化が著しいことや、吸水によつて重量が
増加することとか、波浪などに対する強度が十分
でないなどの欠点がある。
る棒材としては、杉や桧の丸太あるいは竹などの
天然材が使用されている。木材や竹材などでは材
料寸法が不均一であるので、筏の組立作業が面倒
で、また多数の筏の寸法を揃えるのも難しい。さ
らには、天然材による筏にあつては、経年使用に
よる老巧化が著しいことや、吸水によつて重量が
増加することとか、波浪などに対する強度が十分
でないなどの欠点がある。
そのため最近、海苔養殖などの分野において
は、木材や竹材に代えて、合成樹脂製のパイプを
筏の構成材として使用するようになつてきた。従
来のこの種のパイプは、ガラス繊維強化硬化性樹
脂(FRP)製パイプを主体とするもので、この
FRP製パイプの周囲に熱可塑性樹脂による被覆
層を形成し、海水に対する耐性および耐候性の向
上を図るとともに取扱性やパイプ同士の接続性を
向上させている。
は、木材や竹材に代えて、合成樹脂製のパイプを
筏の構成材として使用するようになつてきた。従
来のこの種のパイプは、ガラス繊維強化硬化性樹
脂(FRP)製パイプを主体とするもので、この
FRP製パイプの周囲に熱可塑性樹脂による被覆
層を形成し、海水に対する耐性および耐候性の向
上を図るとともに取扱性やパイプ同士の接続性を
向上させている。
上述のような合成樹脂製パイプは筏の構成材と
して天然材よりも優れているが、熱可塑性樹脂に
よる被覆層の表面が平滑であるために、非常に滑
りやすいという欠点があつた。このパイプで例え
ば第2図のような筏を組んで水上に浮かべ、その
上を人が歩行して各種の作業を行なう。一般的に
はゴム長靴を覆いて作業を行なつているが、水で
濡れた平滑なパイプ表面と靴底との摩擦係数が非
常に小さく、足を滑らせやすく、転落などの危険
が多くなる。
して天然材よりも優れているが、熱可塑性樹脂に
よる被覆層の表面が平滑であるために、非常に滑
りやすいという欠点があつた。このパイプで例え
ば第2図のような筏を組んで水上に浮かべ、その
上を人が歩行して各種の作業を行なう。一般的に
はゴム長靴を覆いて作業を行なつているが、水で
濡れた平滑なパイプ表面と靴底との摩擦係数が非
常に小さく、足を滑らせやすく、転落などの危険
が多くなる。
《考案の目的》
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、耐久性や強度といつた機
械的な面だけでなく、筏上での作業の安全性を考
慮して滑り難くした合成樹脂製の養殖筏用パイプ
を提供することにある。
たもので、その目的は、耐久性や強度といつた機
械的な面だけでなく、筏上での作業の安全性を考
慮して滑り難くした合成樹脂製の養殖筏用パイプ
を提供することにある。
《問題点を解決するための手段》
この考案に係る養殖筏用パイプは、外径寸法が
50〜90mmの合成樹脂製パイプで、熱可塑性樹脂の
内層と、繊維強化硬化性樹脂の中間層と、熱可塑
性樹脂の被覆層とが相互に密着接合した3層構造
の肉部からなる中空のパイプであつて、特に上記
被覆層の外層に、パイプ長手方向にほぼ沿つて平
行に延び、円周方向のピツチ間隔が10mm以下で高
さが2mm以上の多数のリブを一体に形成したもの
である。
50〜90mmの合成樹脂製パイプで、熱可塑性樹脂の
内層と、繊維強化硬化性樹脂の中間層と、熱可塑
性樹脂の被覆層とが相互に密着接合した3層構造
の肉部からなる中空のパイプであつて、特に上記
被覆層の外層に、パイプ長手方向にほぼ沿つて平
行に延び、円周方向のピツチ間隔が10mm以下で高
さが2mm以上の多数のリブを一体に形成したもの
である。
《作用》
パイプの外径寸法が50mmより小さいと、筏上で
の歩行に際して、歩行者の靴底を介しての足裏、
とりわけ土踏まずへの接触面積が少なく、歩行が
不安定となる。外径寸法が90mmを超えると、全体
の重量が増して取り扱いにくくなるとともに、目
付増による経済上の問題がある。
の歩行に際して、歩行者の靴底を介しての足裏、
とりわけ土踏まずへの接触面積が少なく、歩行が
不安定となる。外径寸法が90mmを超えると、全体
の重量が増して取り扱いにくくなるとともに、目
付増による経済上の問題がある。
上記リブのピツチ間隔が10mm以上あると、ゴム
長靴などの作業靴を通しての足裏との接触面積が
少なすぎ、歩行が不安定となつたり、足が疲労し
やすいなどの問題がある。上記リブの高さは、ゴ
ム長靴などの靴底に対する滑り止め作用としての
係止力の大きさが、筏として組付ける場合のパイ
プ同士の結合力を増進するための締め代としての
機能の点から、2mm以上にするのが望ましい。
長靴などの作業靴を通しての足裏との接触面積が
少なすぎ、歩行が不安定となつたり、足が疲労し
やすいなどの問題がある。上記リブの高さは、ゴ
ム長靴などの靴底に対する滑り止め作用としての
係止力の大きさが、筏として組付ける場合のパイ
プ同士の結合力を増進するための締め代としての
機能の点から、2mm以上にするのが望ましい。
《実施例》
第1図はこの考案の一実施例による養殖筏用パ
イプの断面構造を示している。1は熱可塑性樹脂
からなる内層、2は内層1の周囲に密着接合した
繊維強化硬化性樹脂からなる中間層、3は中間層
2の外周に密着接合した熱可塑性樹脂からなる被
覆層、3aは被覆層3の外周に形成されたリブで
ある。
イプの断面構造を示している。1は熱可塑性樹脂
からなる内層、2は内層1の周囲に密着接合した
繊維強化硬化性樹脂からなる中間層、3は中間層
2の外周に密着接合した熱可塑性樹脂からなる被
覆層、3aは被覆層3の外周に形成されたリブで
ある。
この実施例のパイプについてその製造方法とと
もにより詳細に説明する。まず、内層パイプ用の
押出機によりABS樹脂を環状に押し出して内径
41mm、外径44mmの内層1を形成する。この内層1
の外周にガラス繊維ロービングにスチレンを架橋
成分として含む不飽和ポリエステル樹脂を含浸し
て縦添えし、その外周を環状に成形して外径が
50.5mmの未硬化状の中間層2を形成し、これを被
覆用の押出機のクロスヘツドに挿通する。被覆用
押出機においては、外周に36個の歯車状の凹部を
有するダイからABS樹脂を環状に押し出して中
間層2の外周を被覆し、その被覆層3を冷却固化
した後、加熱炉に導いて中間層2の不飽和ポリエ
ステル樹脂を硬化させる。
もにより詳細に説明する。まず、内層パイプ用の
押出機によりABS樹脂を環状に押し出して内径
41mm、外径44mmの内層1を形成する。この内層1
の外周にガラス繊維ロービングにスチレンを架橋
成分として含む不飽和ポリエステル樹脂を含浸し
て縦添えし、その外周を環状に成形して外径が
50.5mmの未硬化状の中間層2を形成し、これを被
覆用の押出機のクロスヘツドに挿通する。被覆用
押出機においては、外周に36個の歯車状の凹部を
有するダイからABS樹脂を環状に押し出して中
間層2の外周を被覆し、その被覆層3を冷却固化
した後、加熱炉に導いて中間層2の不飽和ポリエ
ステル樹脂を硬化させる。
上記被覆用押出機の歯車状ダイにより被覆層3
の外周には、36個のリブ3aが5.15mmの等間隔の
ピツチで形成される。このリブ3aの1つの頂部
の半径は0.3〜0.5mmで、基部の幅が2mmで、高さ
が3.5mmである。そして全体としての外径寸法
(各リブ3aの頂部に接する円の外径)が約59mm、
各リブ3aの谷を結ぶ円の外径が51.5mmの3層構
造のパイプを得た。
の外周には、36個のリブ3aが5.15mmの等間隔の
ピツチで形成される。このリブ3aの1つの頂部
の半径は0.3〜0.5mmで、基部の幅が2mmで、高さ
が3.5mmである。そして全体としての外径寸法
(各リブ3aの頂部に接する円の外径)が約59mm、
各リブ3aの谷を結ぶ円の外径が51.5mmの3層構
造のパイプを得た。
上記の実施例において、内層1および被覆層3
に用いたABS樹脂と、中間層2に用いたスチレ
ンを架橋成分とする不飽和ポリエステル樹脂とは
未硬化状態において相溶性があるので、この3層
は極めて強固に接着接合し、外力に対して3層が
協働して作用して優れた機械的特性を発揮する。
に用いたABS樹脂と、中間層2に用いたスチレ
ンを架橋成分とする不飽和ポリエステル樹脂とは
未硬化状態において相溶性があるので、この3層
は極めて強固に接着接合し、外力に対して3層が
協働して作用して優れた機械的特性を発揮する。
また上記実施例において、FRPによる中間層
2のガラス繊維の体積含有率は50%であり、この
場合、支点間2.1m、曲げ速度20mm/分での曲げ
試験による曲げ剛性は5.2×106Kg・cm2であつた。
2のガラス繊維の体積含有率は50%であり、この
場合、支点間2.1m、曲げ速度20mm/分での曲げ
試験による曲げ剛性は5.2×106Kg・cm2であつた。
上記実施例によるパイプを用いて第2図のよう
な構成の筏を作り、60〜90cm程度間隔に配設した
パイプ上を、体重65Kgの人がゴム長靴を履いて跨
ぎ歩行してみた。その結果、パイプと靴との滑り
はなく、リブ3aを有するパイプの外周と靴底を
介しての土踏まずの部分との接触感も良好で、跨
ぎ歩行を安定して行なうことができた。
な構成の筏を作り、60〜90cm程度間隔に配設した
パイプ上を、体重65Kgの人がゴム長靴を履いて跨
ぎ歩行してみた。その結果、パイプと靴との滑り
はなく、リブ3aを有するパイプの外周と靴底を
介しての土踏まずの部分との接触感も良好で、跨
ぎ歩行を安定して行なうことができた。
次に、この考案の他の実施態様について説明す
る。中間層2に使用する補強用繊維は強度あるい
は経済性からガラス繊維が一般的であるが、炭素
繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、ビニロン繊維など、通常FRPに用いられて
いる他の繊維であつてもよい。
る。中間層2に使用する補強用繊維は強度あるい
は経済性からガラス繊維が一般的であるが、炭素
繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊
維、ビニロン繊維など、通常FRPに用いられて
いる他の繊維であつてもよい。
中間層2に使用する硬化性樹脂は、熱硬化性あ
るいは紫外線硬化性などいずれでもよいが、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などで、とり
わけスチレンを架橋成分とする不飽和ポリエステ
ル樹脂が一般的に推奨される。
るいは紫外線硬化性などいずれでもよいが、不飽
和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などで、とり
わけスチレンを架橋成分とする不飽和ポリエステ
ル樹脂が一般的に推奨される。
内層1および被覆層3に使用する熱可塑性樹脂
は、中間層2に使用する未硬化の樹脂と相溶性を
有するものを選択して使用すれば、中間層2が硬
化後において各層が接着接合して高物性のパイプ
が得られる。
は、中間層2に使用する未硬化の樹脂と相溶性を
有するものを選択して使用すれば、中間層2が硬
化後において各層が接着接合して高物性のパイプ
が得られる。
この熱可塑性樹脂と硬化性樹脂との組合せの例
としては、スチレンを誘導体の成分として含む
PS樹脂、ABS樹脂、ASS樹脂、AS樹脂、AAS
樹脂などのスチロール系樹脂、スチレンを架橋性
モノマーとする不飽和ポリエステル樹脂との組合
せがある。他の例としては、アクリル系の熱可塑
性樹脂と、アクリル酸系の架橋性モノマーを含有
する不飽和ポリエステル樹脂との組合せがある。
としては、スチレンを誘導体の成分として含む
PS樹脂、ABS樹脂、ASS樹脂、AS樹脂、AAS
樹脂などのスチロール系樹脂、スチレンを架橋性
モノマーとする不飽和ポリエステル樹脂との組合
せがある。他の例としては、アクリル系の熱可塑
性樹脂と、アクリル酸系の架橋性モノマーを含有
する不飽和ポリエステル樹脂との組合せがある。
なお、前記実施例のパイプにより第2図のよう
な筏を組立てるに際しては、台ナル12と上ナル
16との交点は、外径6.3mmの貫通孔にM6のボル
トを通してナツトにより締め付けた。そのとき
各々のパイプのリブ3aが変形して合計圧縮量が
約4mmとなつた。この変形部分が締め代となり、
台ナル12と上ナル16のジヨイント効果が向上
して、丈夫な締付構造になつた。
な筏を組立てるに際しては、台ナル12と上ナル
16との交点は、外径6.3mmの貫通孔にM6のボル
トを通してナツトにより締め付けた。そのとき
各々のパイプのリブ3aが変形して合計圧縮量が
約4mmとなつた。この変形部分が締め代となり、
台ナル12と上ナル16のジヨイント効果が向上
して、丈夫な締付構造になつた。
また前記実施例では、被覆層3の全周に等ピツ
チでリブ3aを配していたが、被覆層3の少なく
とも半周部分にリブ3aを形成すれば滑り止めの
目的は達成できる。パイプの結合点となる部分に
のみ全周リブを形成しておき、他の部分には半周
リブを形成しておけば、滑り止めと締付性向上の
両方の目的が達成できる。
チでリブ3aを配していたが、被覆層3の少なく
とも半周部分にリブ3aを形成すれば滑り止めの
目的は達成できる。パイプの結合点となる部分に
のみ全周リブを形成しておき、他の部分には半周
リブを形成しておけば、滑り止めと締付性向上の
両方の目的が達成できる。
またリブ3aの形状あるいは方向も前記の実施
例に限定されるものではなく、パイプ長手方向に
対して若干傾いたリブを形成してもよく、あるい
はパイプ長手方向にほぼ添つたリブに対して直交
するリブをも設けて、全体としてリブを網目状に
形成してもよい。
例に限定されるものではなく、パイプ長手方向に
対して若干傾いたリブを形成してもよく、あるい
はパイプ長手方向にほぼ添つたリブに対して直交
するリブをも設けて、全体としてリブを網目状に
形成してもよい。
《考案の効果》
以上詳細に説明したように、この考案に係る養
殖筏用パイプは、熱可塑性樹脂による被覆層の外
周に多数のリブを形成したので、このパイプで組
上げた筏上を作業者が歩行するに際して、パイプ
外周面と靴底との摩擦力、係止力が非常に大きく
なり、かつ足裏の土踏まずによる接触感も良好な
ので、滑ることもなく安定して歩行でき、作業の
安全性が向上する。また、相互に密着接合した3
層構造の肉部からなつているので、径方向の圧縮
強度に優れてするとともに、FRP材によつて弾
性回復性を有するなど機械的特性に優れた均質な
パイプ材料となる。
殖筏用パイプは、熱可塑性樹脂による被覆層の外
周に多数のリブを形成したので、このパイプで組
上げた筏上を作業者が歩行するに際して、パイプ
外周面と靴底との摩擦力、係止力が非常に大きく
なり、かつ足裏の土踏まずによる接触感も良好な
ので、滑ることもなく安定して歩行でき、作業の
安全性が向上する。また、相互に密着接合した3
層構造の肉部からなつているので、径方向の圧縮
強度に優れてするとともに、FRP材によつて弾
性回復性を有するなど機械的特性に優れた均質な
パイプ材料となる。
第1図はこの考案の一実施例による養殖筏用パ
イプの断面図、第2図は養殖筏の構造例を示す概
略平面図である。 1……内層、2……中間層、3……被覆層、3
a……リブ。
イプの断面図、第2図は養殖筏の構造例を示す概
略平面図である。 1……内層、2……中間層、3……被覆層、3
a……リブ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 格子状に組まれる養殖筏の構成材として使用
される外径寸法が50〜90mmのパイプ材で、相互
に密着接合した内層と中間層と被覆層との3層
構造の肉部からなる中空のパイプであつて; 上記内層と上記被覆層とは熱可塑性樹脂から
なり、上記中間層は繊維強化硬化性樹脂からな
り; 上記被覆層の外周には、パイプ長手方向にほ
ぼ沿つて平行に延び、円周方向のピツチ間隔が
10mm以下で、高さが2mm以上の多数のリブが一
体に形成されていることを特徴とする養殖筏用
パイプ。 (2) 上記内層および上記被覆層にはスチレンを誘
導単位の成分として含む熱可塑性樹脂が用いら
れ、上記中間層にはスチレンを架橋成分として
含む不飽和ポリエステル樹脂が用いられている
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の養殖筏用パイプ。 (3) 曲げ剛性が3×106Kg・cm2以上であることを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
の養殖筏用パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985179886U JPH0224461Y2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985179886U JPH0224461Y2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6289975U JPS6289975U (ja) | 1987-06-09 |
JPH0224461Y2 true JPH0224461Y2 (ja) | 1990-07-04 |
Family
ID=31123347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985179886U Expired JPH0224461Y2 (ja) | 1985-11-25 | 1985-11-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0224461Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5611642B2 (ja) * | 2010-04-06 | 2014-10-22 | クボタシーアイ株式会社 | 海洋構造物用パイプ部材およびそれを用いた養殖筏 |
KR102196311B1 (ko) * | 2018-11-30 | 2021-01-15 | 주식회사 부선 | 열융착 고정 부표 |
-
1985
- 1985-11-25 JP JP1985179886U patent/JPH0224461Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6289975U (ja) | 1987-06-09 |
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