JPH0655151A - 超音波洗浄装置 - Google Patents
超音波洗浄装置Info
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- JPH0655151A JPH0655151A JP21254292A JP21254292A JPH0655151A JP H0655151 A JPH0655151 A JP H0655151A JP 21254292 A JP21254292 A JP 21254292A JP 21254292 A JP21254292 A JP 21254292A JP H0655151 A JPH0655151 A JP H0655151A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 機械加工部品の表面に付着した油分、ゴミ等
を除去するのに中性脱脂剤入りの洗浄液と、超音波発生
装置を用いて洗浄することにより、環境問題を解決し洗
浄を短時間に、かつ装置の小型化、省力化を図る。 【構成】 洗浄液2を貯留し、下部に超音波発生装置3
を組込んだ洗浄槽1と、洗浄槽内の洗浄液に水流を発生
させるノズル20と、オーバーフローする洗浄液を受け
るオーバーフロー槽4と、オーバーフロー槽から流出す
る洗浄液を貯留する油分離槽5と、油分離槽とオーバー
フロー槽を連通する流出路6と、油分離槽からオーバー
フローする油分を貯留する油分オーバーフロー槽8と、
油分を除去された洗浄液を循環ポンプ12を介して洗浄
槽内に戻す流入路11と、流出路及び流入路とは別に洗
浄槽内の洗浄液を循環させる循環路14と、洗浄液を加
熱する加熱装置7とを設ける。
を除去するのに中性脱脂剤入りの洗浄液と、超音波発生
装置を用いて洗浄することにより、環境問題を解決し洗
浄を短時間に、かつ装置の小型化、省力化を図る。 【構成】 洗浄液2を貯留し、下部に超音波発生装置3
を組込んだ洗浄槽1と、洗浄槽内の洗浄液に水流を発生
させるノズル20と、オーバーフローする洗浄液を受け
るオーバーフロー槽4と、オーバーフロー槽から流出す
る洗浄液を貯留する油分離槽5と、油分離槽とオーバー
フロー槽を連通する流出路6と、油分離槽からオーバー
フローする油分を貯留する油分オーバーフロー槽8と、
油分を除去された洗浄液を循環ポンプ12を介して洗浄
槽内に戻す流入路11と、流出路及び流入路とは別に洗
浄槽内の洗浄液を循環させる循環路14と、洗浄液を加
熱する加熱装置7とを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中性又はアルカリ脱脂
剤入りの洗浄液を貯留した洗浄槽の下部に超音波発生装
置を組込み、この超音波発生装置により機械加工部品等
の洗浄物を洗浄する洗浄装置に関するものである。
剤入りの洗浄液を貯留した洗浄槽の下部に超音波発生装
置を組込み、この超音波発生装置により機械加工部品等
の洗浄物を洗浄する洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】機械加工部品や精密部品等の表面には油
分や切粉、ゴミ等が付着しているため、仕上げに当って
はこれらの付着物を除去する必要がある。
分や切粉、ゴミ等が付着しているため、仕上げに当って
はこれらの付着物を除去する必要がある。
【0003】これらの付着物を除去する方法として従来
は図4に示すようにトリクロロエタン等の有機溶剤を貯
留した洗浄槽32を複数槽設置し、その洗浄槽32内に
一定数量の洗浄物を入れた搬送カゴ33を搬送コンベア
34によって順次移動させながら浸漬していき、洗浄物
を洗浄する所謂バッチ処理方式が一般的であった。
は図4に示すようにトリクロロエタン等の有機溶剤を貯
留した洗浄槽32を複数槽設置し、その洗浄槽32内に
一定数量の洗浄物を入れた搬送カゴ33を搬送コンベア
34によって順次移動させながら浸漬していき、洗浄物
を洗浄する所謂バッチ処理方式が一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのような従来
方式では洗浄液として前記したようにトリクロロエタン
等の有機溶剤を使用しているため、作業者のガス中毒防
止や排液処理の問題があり、また地球環境上の問題、す
なわち大気のオゾン層破壊の問題がある。またバッチ処
理方式であるため洗浄物を搬送カゴ33から出し入れす
るのに人手がかかり、生産コストが高くなる問題があ
る。
方式では洗浄液として前記したようにトリクロロエタン
等の有機溶剤を使用しているため、作業者のガス中毒防
止や排液処理の問題があり、また地球環境上の問題、す
なわち大気のオゾン層破壊の問題がある。またバッチ処
理方式であるため洗浄物を搬送カゴ33から出し入れす
るのに人手がかかり、生産コストが高くなる問題があ
る。
【0005】さらに作業者や職場環境の安全確保のため
に例えば装置を囲ったり、排気ガスの回収、あるいは屋
外放出ダクト装置を設けるなどの配慮が必要となり、装
置全体が大型化する問題がある。
に例えば装置を囲ったり、排気ガスの回収、あるいは屋
外放出ダクト装置を設けるなどの配慮が必要となり、装
置全体が大型化する問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するためになされたもので、洗浄液として有機溶剤
の使用を止め、中性又はアルカリ脱脂剤を用いた洗浄液
を使用するとともに、超音波発生装置を用いて洗浄物を
洗浄可能とし、大気オゾン層の破壊防止、装置全体の小
型化、省力化を計ったものである。
解決するためになされたもので、洗浄液として有機溶剤
の使用を止め、中性又はアルカリ脱脂剤を用いた洗浄液
を使用するとともに、超音波発生装置を用いて洗浄物を
洗浄可能とし、大気オゾン層の破壊防止、装置全体の小
型化、省力化を計ったものである。
【0007】そのために請求項の第1項においては中性
又はアルカリ脱脂剤入りの洗浄液を貯留し、下部に超音
波発生装置を組込んだ洗浄槽と、この洗浄槽内の上部の
洗浄液に水流を発生させる水流発生装置と、洗浄槽から
オーバーフローする洗浄液を受けるオーバーフロー槽
と、このオーバーフロー槽から流出する洗浄液を貯留す
る油分離槽と、この油分離槽からオーバーフローする油
分を受ける油分オーバーフロー槽と、前記油分離槽内で
油分を除去された洗浄液を洗浄槽内に戻す循環ポンプ
と、前記洗浄槽液の流路とは別に洗浄槽内の洗浄液を循
環させる循環路と、洗浄液を加熱する加熱装置によって
超音波式の洗浄装置を構成したものである。
又はアルカリ脱脂剤入りの洗浄液を貯留し、下部に超音
波発生装置を組込んだ洗浄槽と、この洗浄槽内の上部の
洗浄液に水流を発生させる水流発生装置と、洗浄槽から
オーバーフローする洗浄液を受けるオーバーフロー槽
と、このオーバーフロー槽から流出する洗浄液を貯留す
る油分離槽と、この油分離槽からオーバーフローする油
分を受ける油分オーバーフロー槽と、前記油分離槽内で
油分を除去された洗浄液を洗浄槽内に戻す循環ポンプ
と、前記洗浄槽液の流路とは別に洗浄槽内の洗浄液を循
環させる循環路と、洗浄液を加熱する加熱装置によって
超音波式の洗浄装置を構成したものである。
【0008】また請求項の第2項においては請求項第1
項記載の構成において、洗浄槽内の上部の洗浄液に水流
を発生させる水流発生装置を洗浄液噴出ノズルによって
構成し、そのノズルの噴出口をオーバーフロー槽と反対
側の洗浄槽の上部壁面に近接して開口させるものであ
る。
項記載の構成において、洗浄槽内の上部の洗浄液に水流
を発生させる水流発生装置を洗浄液噴出ノズルによって
構成し、そのノズルの噴出口をオーバーフロー槽と反対
側の洗浄槽の上部壁面に近接して開口させるものであ
る。
【0009】また請求項の第3項においては請求項第1
項記載の構成において、洗浄槽内の洗浄液を循環させる
循環路にフィルター装置を設けたものである。
項記載の構成において、洗浄槽内の洗浄液を循環させる
循環路にフィルター装置を設けたものである。
【0010】
【作用】上記請求項の第1項においては従来のようにト
リクロロエタン等の有機溶剤を用いないで、中性又はア
ルカリ脱脂剤入りの洗浄液を用い、この洗浄液に超音波
発生装置により振動を与えて洗浄物を洗浄するため職場
環境の問題や大気のオゾン層破壊による地球環境上の問
題を解決することができる。
リクロロエタン等の有機溶剤を用いないで、中性又はア
ルカリ脱脂剤入りの洗浄液を用い、この洗浄液に超音波
発生装置により振動を与えて洗浄物を洗浄するため職場
環境の問題や大気のオゾン層破壊による地球環境上の問
題を解決することができる。
【0011】また機械加工された部品等の洗浄物をその
最終工程から自動的に洗浄槽内に浸漬して短時間に、か
つ連続的に油分や切粉、ゴミ等を取除くことが可能とな
り、作業者不要、装置全体の小型化を計ることができ
る。
最終工程から自動的に洗浄槽内に浸漬して短時間に、か
つ連続的に油分や切粉、ゴミ等を取除くことが可能とな
り、作業者不要、装置全体の小型化を計ることができ
る。
【0012】また洗浄槽の上部の洗浄液に水流発生装置
によって水流を発生させるため、洗浄物を取り出すとき
に洗浄槽の上面に浮き上がった油分や切粉、ゴミ等が洗
浄物に再付着することがなく、洗浄物の仕上がりが良好
となる。
によって水流を発生させるため、洗浄物を取り出すとき
に洗浄槽の上面に浮き上がった油分や切粉、ゴミ等が洗
浄物に再付着することがなく、洗浄物の仕上がりが良好
となる。
【0013】さらに洗浄液は加熱装置によって一定温度
に加熱され、油分離槽でオーバーフローさせて油分を取
り除くため洗浄液から油分を確実に除去することができ
る。
に加熱され、油分離槽でオーバーフローさせて油分を取
り除くため洗浄液から油分を確実に除去することができ
る。
【0014】また請求項の第2項では洗浄槽の上部に浮
き上がった油分や切粉、ゴミ等を水流発生装置のノズル
によりオーバーフロー槽側に強制的に水流を発生させる
ことにより流出させるため洗浄槽内に油分や切粉、ゴミ
等が堆積することがない。
き上がった油分や切粉、ゴミ等を水流発生装置のノズル
によりオーバーフロー槽側に強制的に水流を発生させる
ことにより流出させるため洗浄槽内に油分や切粉、ゴミ
等が堆積することがない。
【0015】さらに請求項の第3項では循環路のフィル
ター装置により油分離槽内で除去できなかった油分や切
粉、ゴミ等も除去することができる。
ター装置により油分離槽内で除去できなかった油分や切
粉、ゴミ等も除去することができる。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1、図2により説
明する。
明する。
【0017】図において、1は上面が開口した洗浄槽
で、中に中性又はアルカリ脱脂剤を入れた洗浄液2が貯
留され、下部に超音波発生装置3が組み込まれている。
で、中に中性又はアルカリ脱脂剤を入れた洗浄液2が貯
留され、下部に超音波発生装置3が組み込まれている。
【0018】4はオーバーフロー槽で、洗浄槽1の上面
の一部を切欠き、その切欠部を通して洗浄槽1と連通し
ており、洗浄槽1からオーバーフローした洗浄液2を貯
留するようにしている。5は比重分離式の油分離槽で、
流出路6を介してオーバーフロー槽4と連通しており、
中にオーバーフロー槽4から流出した油分等の混入した
洗浄液2が貯留されている。7はヒータよりなる加熱装
置で、油分離槽5内の洗浄液2を一定温度に昇温させる
ものであり、これによって油分を分離しやすくしてい
る。
の一部を切欠き、その切欠部を通して洗浄槽1と連通し
ており、洗浄槽1からオーバーフローした洗浄液2を貯
留するようにしている。5は比重分離式の油分離槽で、
流出路6を介してオーバーフロー槽4と連通しており、
中にオーバーフロー槽4から流出した油分等の混入した
洗浄液2が貯留されている。7はヒータよりなる加熱装
置で、油分離槽5内の洗浄液2を一定温度に昇温させる
ものであり、これによって油分を分離しやすくしてい
る。
【0019】尚この加熱装置7はかならずしも油分離槽
5に設ける必要はなく、例えば洗浄槽1側に設けてもよ
い。
5に設ける必要はなく、例えば洗浄槽1側に設けてもよ
い。
【0020】8は油分オーバーフロー槽で、油分離槽5
の上部側面の一部を切欠き、その切欠き部を通して油分
離槽5と連通している。9は油除去装置で、油分オーバ
ーフロー槽8と油分離槽5とを連通した連通路10の途
中に設けられ、油分を除去し、除去後の洗浄液2を油分
離槽5内に戻すものである。
の上部側面の一部を切欠き、その切欠き部を通して油分
離槽5と連通している。9は油除去装置で、油分オーバ
ーフロー槽8と油分離槽5とを連通した連通路10の途
中に設けられ、油分を除去し、除去後の洗浄液2を油分
離槽5内に戻すものである。
【0021】11は油分離槽5と洗浄槽1とを連絡する
流入路で、その途中に循環ポンプ12、逆止弁13が設
けられ、油分離槽5で油分等の除去された洗浄液2を洗
浄槽1内に戻す役目をしている。
流入路で、その途中に循環ポンプ12、逆止弁13が設
けられ、油分離槽5で油分等の除去された洗浄液2を洗
浄槽1内に戻す役目をしている。
【0022】14は洗浄槽1内の下部と側面とを連通し
た循環路で、その途中に20μ程度のメッシュを有し、
洗浄液2中の切粉、ゴミ等を除去する第1フィルタ装置
15と、1μ程度のメッシュを有し、油分をも除去でき
る第2フィルタ装置16及び循環ポンプ17、洗浄液2
の量を検知する流量計18が組み込まれ、さらにポンプ
17通過後の循環路14から分岐路19が分岐してい
る。20は水流発生装置で、分岐路19の先端に連結さ
れた噴出ノズルからなり、その噴出口は図2に示すよう
に洗浄槽1内の上部で、オーバーフロー槽4と反対側の
壁面に近接して開口している。
た循環路で、その途中に20μ程度のメッシュを有し、
洗浄液2中の切粉、ゴミ等を除去する第1フィルタ装置
15と、1μ程度のメッシュを有し、油分をも除去でき
る第2フィルタ装置16及び循環ポンプ17、洗浄液2
の量を検知する流量計18が組み込まれ、さらにポンプ
17通過後の循環路14から分岐路19が分岐してい
る。20は水流発生装置で、分岐路19の先端に連結さ
れた噴出ノズルからなり、その噴出口は図2に示すよう
に洗浄槽1内の上部で、オーバーフロー槽4と反対側の
壁面に近接して開口している。
【0023】尚21は洗浄物22となる機械加工品の搬
入装置で、機械加工品の最終工程と連なっており、洗浄
物22を単品づつ自動的に洗浄槽1内に投入できるよう
になっている。
入装置で、機械加工品の最終工程と連なっており、洗浄
物22を単品づつ自動的に洗浄槽1内に投入できるよう
になっている。
【0024】本実施例は以上の構成よりなり、次にその
作用を説明する。
作用を説明する。
【0025】まず洗浄物22の洗浄について説明する
と、搬入装置21により洗浄槽1内に投入された洗浄物
22は超音波発生装置3によって洗浄液2が振動するこ
とによりその表面に付着した油分や切粉、ゴミ等が除去
され、搬出装置(図示せず)により自動的に取り出され
て洗浄が完了し、以後次々とこれらの作業が繰り返され
る。
と、搬入装置21により洗浄槽1内に投入された洗浄物
22は超音波発生装置3によって洗浄液2が振動するこ
とによりその表面に付着した油分や切粉、ゴミ等が除去
され、搬出装置(図示せず)により自動的に取り出され
て洗浄が完了し、以後次々とこれらの作業が繰り返され
る。
【0026】一方洗浄槽1内の上部では水流発生装置2
0から噴出した洗浄液2がその前面の壁面に当って反射
し、オーバーフロー槽4側に向かって流出する表層水流
が発生するため洗浄物22から分離して洗浄液2の上部
に浮いた油分や切粉、ゴミ等は洗浄槽1内にたまること
なくオーバーフロー槽4内に流出する。
0から噴出した洗浄液2がその前面の壁面に当って反射
し、オーバーフロー槽4側に向かって流出する表層水流
が発生するため洗浄物22から分離して洗浄液2の上部
に浮いた油分や切粉、ゴミ等は洗浄槽1内にたまること
なくオーバーフロー槽4内に流出する。
【0027】このため洗浄物23は短時間に、かつ連続
的に洗浄することができる。また洗浄後の洗浄物22は
洗浄槽1から取り出す場合に再度油分や切粉、ゴミ等が
付着することがなく、仕上がりが良好となる。
的に洗浄することができる。また洗浄後の洗浄物22は
洗浄槽1から取り出す場合に再度油分や切粉、ゴミ等が
付着することがなく、仕上がりが良好となる。
【0028】次に洗浄液2の流れについて説明すると、
洗浄槽1からオーバーフロー槽4内に流出した油分や切
粉、ゴミ等を含んだ洗浄液2は流出路6を通して油分離
槽5内に流入し、そこに貯留して加熱装置7によって一
定温度に加熱される。これによって油分が上部に浮いて
油分オーバーフロー槽8内に流出し、さらに連通路10
を循環する過程で油分が除去され、油分除去後の洗浄液
2のみ油分離槽5内に戻される。また油分離槽5内で油
分が除去された洗浄液2は循環ポンプ12によって流入
路11を通して洗浄槽1内に戻され、一部の洗浄液2の
み分岐路19を通して水流発生装置20に流入し、その
噴出口より噴出して前記したように洗浄槽1内の上部に
表層水流を発生させる。
洗浄槽1からオーバーフロー槽4内に流出した油分や切
粉、ゴミ等を含んだ洗浄液2は流出路6を通して油分離
槽5内に流入し、そこに貯留して加熱装置7によって一
定温度に加熱される。これによって油分が上部に浮いて
油分オーバーフロー槽8内に流出し、さらに連通路10
を循環する過程で油分が除去され、油分除去後の洗浄液
2のみ油分離槽5内に戻される。また油分離槽5内で油
分が除去された洗浄液2は循環ポンプ12によって流入
路11を通して洗浄槽1内に戻され、一部の洗浄液2の
み分岐路19を通して水流発生装置20に流入し、その
噴出口より噴出して前記したように洗浄槽1内の上部に
表層水流を発生させる。
【0029】またこれらの流れとは別に洗浄槽1内の洗
浄液2は循環ポンプ17の働きによって循環路14内を
循環し、その途中で第1フィルタ装置15によって切
粉、ゴミ等が除去され、さらにメッシュの細かい第2フ
ィルタ装置16によって油分等も除去され、不純物のな
いきれいな洗浄液2となって洗浄槽1内に戻される。従
って洗浄槽1内には油分や切粉、ゴミ等が堆積すること
がなく、洗浄物22は常にきれいな洗浄液2によって洗
浄され、仕上がりが良好となる。
浄液2は循環ポンプ17の働きによって循環路14内を
循環し、その途中で第1フィルタ装置15によって切
粉、ゴミ等が除去され、さらにメッシュの細かい第2フ
ィルタ装置16によって油分等も除去され、不純物のな
いきれいな洗浄液2となって洗浄槽1内に戻される。従
って洗浄槽1内には油分や切粉、ゴミ等が堆積すること
がなく、洗浄物22は常にきれいな洗浄液2によって洗
浄され、仕上がりが良好となる。
【0030】次に第3図は本発明の他の実施例を示すも
のであり、例えば中空のパイプ等汚れの落ちにくい洗浄
に使用して好適なものである。
のであり、例えば中空のパイプ等汚れの落ちにくい洗浄
に使用して好適なものである。
【0031】すなわち例えばパイプ等の洗浄は1回の洗
浄では完全に油分や切粉、ゴミ等を除去することができ
ない場合がある。そこで本実施例では図1に示す洗浄槽
1の前段にさらに図1と同様の洗浄槽23とオーバーフ
ロー槽24、水流発生装置25及びフィルタ装置26、
27、循環ポンプ28を設け、オーバーフロー槽24と
油分離槽5とを流出路29、流入路30により連通した
ものである。尚31は洗浄物22の搬送装置である。
浄では完全に油分や切粉、ゴミ等を除去することができ
ない場合がある。そこで本実施例では図1に示す洗浄槽
1の前段にさらに図1と同様の洗浄槽23とオーバーフ
ロー槽24、水流発生装置25及びフィルタ装置26、
27、循環ポンプ28を設け、オーバーフロー槽24と
油分離槽5とを流出路29、流入路30により連通した
ものである。尚31は洗浄物22の搬送装置である。
【0032】この実施例によればパイプ等の洗浄物22
を搬送装置31によって洗浄槽23内に投入して一度前
洗浄を行ない、次にその洗浄物22を搬送装置31によ
り図1の洗浄槽1内に投入して本洗浄を行なうものであ
る。
を搬送装置31によって洗浄槽23内に投入して一度前
洗浄を行ない、次にその洗浄物22を搬送装置31によ
り図1の洗浄槽1内に投入して本洗浄を行なうものであ
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波発生装置を組込んだ洗浄槽内に中性又はアルカリ脱
脂剤入りの洗浄液を貯留し、その中で洗浄物を洗浄する
ため職場環境の問題や大気のオゾン層破壊による地球環
境上の問題を解決でき、また洗浄物を機械加工の最終工
程からそのまま洗浄槽内に投入して短時間に、かつ連続
的に洗浄することが可能となり、装置全体の小型化、省
力化を計ることができる。
音波発生装置を組込んだ洗浄槽内に中性又はアルカリ脱
脂剤入りの洗浄液を貯留し、その中で洗浄物を洗浄する
ため職場環境の問題や大気のオゾン層破壊による地球環
境上の問題を解決でき、また洗浄物を機械加工の最終工
程からそのまま洗浄槽内に投入して短時間に、かつ連続
的に洗浄することが可能となり、装置全体の小型化、省
力化を計ることができる。
【0034】また洗浄槽内の上部の洗浄液に水流を発生
させてオーバーフローさせるため洗浄物を取り出すとき
に洗浄液の上面に浮いた油分や切粉、ゴミ等が再度洗浄
物に付着することがなく、洗浄物の仕上がりが良好とな
るものである。
させてオーバーフローさせるため洗浄物を取り出すとき
に洗浄液の上面に浮いた油分や切粉、ゴミ等が再度洗浄
物に付着することがなく、洗浄物の仕上がりが良好とな
るものである。
【0035】さらに洗浄槽からオーバーフローした油分
等を含んだ洗浄液を油分離槽に貯留し、そこで油分等を
除去するため洗浄槽内の洗浄液が汚れることがない。
等を含んだ洗浄液を油分離槽に貯留し、そこで油分等を
除去するため洗浄槽内の洗浄液が汚れることがない。
【0036】さらに洗浄槽の循環路にフィルタ装置を付
加することにより前記汚れをさらに確実に除去すること
ができる。
加することにより前記汚れをさらに確実に除去すること
ができる。
【図1】本発明の洗浄装置の系統図である。
【図2】同要部断面図である。
【図3】同他の実施例の系統図である。
【図4】従来の洗浄装置の系統図である。
1 洗浄槽 2 洗浄液 3 超音波発生装置 4 オーバーフロー槽 5 油分離槽 6 流出路 7 加熱装置 8 油分オーバーフロー槽 11 流入路 12 循環ポンプ 14 循環路 15 第1フィルタ装置 16 第2フィルタ装置 20 水流発生装置 22 洗浄物
Claims (3)
- 【請求項1】 中性又はアルカリ脱脂剤入りの洗浄液
(2)を貯留し、下部に超音波発生装置(3)を組込ん
だ洗浄槽(1)と、この洗浄槽(1)内の上部の洗浄液
(2)に水流を発生させる水流発生装置(20)と、洗
浄槽(1)からオーバーフローする洗浄液(2)を受け
るオーバーフロー槽(4)と、このオーバーフロー槽
(4)から流出する洗浄液(2)を貯留する油分離槽
(5)と、この油分離槽(5)からオーバーフローする
油分を受ける油分オーバーフロー槽(8)と、前記油分
離槽(5)内で油分を除去された洗浄液(2)を洗浄槽
(1)内に戻す循環ポンプ(12)と、前記洗浄液
(2)の流路とは別に洗浄槽(1)内の洗浄液(2)を
循環させる循環路(14)と、洗浄液(2)を加熱する
加熱装置(7)とで構成されることを特徴とする超音波
洗浄装置。 - 【請求項2】 請求項第1項記載の超音波洗浄装置にお
いて、洗浄槽(1)内の上部の洗浄液(2)に水流を発
生させる水流発生装置(20)を洗浄液噴出ノズルによ
って構成し、そのノズルの噴出口をオーバーフロー槽
(4)と反対側の洗浄槽(1)の上部壁面に近接して開
口させることを特徴とする超音波洗浄装置。 - 【請求項3】 請求項第1項記載の超音波洗浄装置にお
いて、洗浄槽(1)内の洗浄液(2)を循環させる循環
路(14)にフィルター装置(15)を設けたことを特
徴とする超音波洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21254292A JPH0655151A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 超音波洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21254292A JPH0655151A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 超音波洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0655151A true JPH0655151A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16624407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21254292A Pending JPH0655151A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 超音波洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0655151A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000027639A1 (fr) * | 1998-11-06 | 2000-05-18 | Michel Bourdat | Procede et machine de nettoyage d'objets en forme de plaques |
KR100357343B1 (ko) * | 2000-06-08 | 2002-10-19 | 주식회사 그린소닉 | 침전물 가열기의 초음파 정화방법 및 이 방법을 이용한 장치 |
JP2015186785A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-10-29 | 三菱電機株式会社 | 洗浄装置 |
-
1992
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