JPH0654970B2 - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

映像信号記録再生装置

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JPH0654970B2
JPH0654970B2 JP60148701A JP14870185A JPH0654970B2 JP H0654970 B2 JPH0654970 B2 JP H0654970B2 JP 60148701 A JP60148701 A JP 60148701A JP 14870185 A JP14870185 A JP 14870185A JP H0654970 B2 JPH0654970 B2 JP H0654970B2
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video
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清志 佐々木
光雄 千葉
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才知雄 平塚
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号の記録再生装置に関する。
従来の技術 衛星放送に適した高品位テレビジョンの伝送方式とし
て、MUSE(Multiple Sub-Nyquist Sampling Encodi
ng)方式が提唱されている。
これは12GHz帯放送衛星の1チャンネルの帯域幅27M
Hzで高品位テレビジョン放送が可能な方式として期待さ
れている。この方式の特徴は多重サブサンプルに動き補
正を併用し、大幅な帯域圧縮を図っている点にある。信
号形態は、カラー信号を1/4に時間軸圧縮し、輝度信号
に多重したTCI(Time Compressed Integration)形
式であり、水平同期は正極同期信号である。第2図aに
HDで示した部分がその波形であり、詳細を第2図bに
示す。この信号から同期分離するためには従来のテレビ
ジョンとは異なり以下のような方法が用いられる。
MUSE信号には上記水平同期信号とは別に特定のビッ
トパターンからなるフレーム同期信号が挿入されてい
る。このフレーム同期信号を検出し、これをもとにシス
テムクロックの分周により水平同期信号検出タイミング
を作り出し、該当するタイミングで第2図bで示す波形
が検出された時にこれを水平同期信号とする方法であ
る。
ところがこのような同期検出法はスキュー,ジッタのあ
るビデオテープレコーダ(VTR)には不向きである。
すなわち、時間軸変動があれば正しい水平同期検出タイ
ミングが得られず、同期波形の検出のみによって同期分
離しなければならない。しかし第2図bに示すような波
形は映像信号部に出現する確率が高く、時間軸の大きく
変動する系では同期波形として不適当である。
したがってMUSE信号をVTRに記録する際には、同
期信号は従来のVTRに類似の負極同期信号を付加する
ことが行なわれている。
発明が解決しようとする問題点 上記のようなMUSE信号波形は上述のようにVTRの
同期信号として不適当である。
また、負極同期信号を付加するためには、もとの信号の
一部を削るか、時間軸圧縮し新しい同期信号のためのス
ペースを空ける必要がある。前者の場合には一部の情報
が欠落し、後者の場合には最高周波数が上がることにな
り、いずれも望ましい方向ではない。
本発明は以上の問題点を解決しMUSE信号波形をその
まま記録し、しかも再生時には確実、安定な同期分離の
できる映像信号記録再生装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、周波数変調した
映像信号と同時にこの映像信号に含まれる水平同期信号
に同期したパイロット信号を媒体上の同一場所に記録
し、再生時には再生されたパイロット信号をもとに水平
同期信号を識別するためのタイミング信号を作成し、こ
のタイミングにおいて水平同期信号の識別を行うように
したものである。
作用 本発明は、上記した構成により映像信号に含まれる水平
同期信号が正極同期であり、しかも再生信号にスキュ
ー,ジッタが生じた場合でも同時に記録されたパイロッ
ト信号をもとに水平同期信号識別タイミングを作成する
ため誤りなく同期分離ができこれにもとづいて動作する
TBCにより正常な再生信号が得られるものである。
実施例 第1図に本発明の一実施例を示す。1はA/D変換器、
2はフレームパルス検出回路、3はクロック発生回路、
4はH周期のタイミングを発生させるためにクロックパ
ルスを計数するカウンタ、5はカウンタ4でつくり出し
たHDと入力信号のHDの位相を比較し、位相誤差をク
ロック発生回路3へフィードバックするHD位相比較回
路である。6はVすなわちフィールドのタイミングを発
生する回路、7はHDの周波数をてい倍する回路であ
る。8はV同期挿入回路、9は入力MUSE信号をFM
変調する回路、10は高域フィルタ、11は加算回路、
12は記録増幅器、13は記録ヘッド、14は磁気テー
プである。15は再生ヘッド、16は再生増幅器、17
は高域フィルタ、18はFM復調器、19はV同期信号
分離回路、20は帯域フィルタ、21は波形整形回路、
22はカウンター、23はHD分離回路、24はタイム
ベースコレクタ(TBC)である。なお、本実施例は回
転2ヘッド型で1トラックに1フィールドを記録するV
TRをもとに説明する。入力されたMUSE信号はクロ
ック発生回路3によって発生させられたクロックパルス
のタイミングでA/D変換器1によってA/D変換され
る。MUSE信号のフレーム同期信号は第3図に示す形
状であるので、ディジタル演算によって検出できる。し
たがって、A/D変換された信号からフレームパルス検
出回路2によってフレームパルスが検出される。このフ
レームパルスのタイミングを基準に伝送レートである1
6.2MHzのクロックパルスをHカウンタ4によって計数
し、HDのタイミングを得る。得られたHDのタイミン
グと伝送されたMUSE信号をA/D変換し第2図(b)
のHD波形が得られるタイミングをHD位相比較回路5
によって位相比較し、位相誤差をクロック発生回路3に
フィードバックし、クロック発生回路の発生するクロッ
クを伝送信号に位相クロックさせる。Hカウンタ4で得
られたHD周波数は周波数てい倍回路7によって、10.5
倍されパイロット信号となる。Vタイミング発生回路6
はフレームパルスとHDからVタイミングを作り出し、
Vの最初のHDでリセットし、さらにその少し前にMU
SE信号にV同期挿入回路8により負極V同期信号を挿
入する。第4図aにMUSE信号、bにそれに同期した
パイロット信号を示す。第5図aにV同期信号を挿入さ
れたMUSE信号、bにパイロット信号を示す。
以上のように、てい倍回路7の出力は、フィールドの最
初のHタイミングでリセットされ、以後Hに位相ロック
したH周波数の10.5倍の周波数の信号である。この信号
は加算回路11により、FM変調器9によってFM変調
されたMUSE信号の高域フィルタ10を通過させた信
号に重畳される。この高域フィルタはパイロット信号の
周波数領域で十分な減衰率をもつ。
以上で得られた信号は記録増幅器12により増幅され記
録ヘッド13により磁気テープ14に記録する。
再生時には、再生ヘッド15,再生増幅器16,高域フ
ィルタ17,FM復調器18によって第5図aに示すM
USE信号が得られる。V同期分離回路19はこの信号
からV同期信号を分離する。一方、再生増幅器16の出
力は帯域フィルタ20を通り、パイロット信号が分離さ
れる。
再生されたMUSE信号とパイロット信号はジッタが生
じても第4図a,bの位相関係は常に保たれている。帯
域フィルタ20の出力として得られたパイロット信号は
波形整形回路21によりパルス状となりカウンタ22に
入力される。カウンタ22は、同期分離されたV同期信
号でリセットされ、パイロット信号から得られたパルス
を計数する。このカウンタ22は、MUSE同期信号の
存在すべきタイミングを出力し、その期間のみHD分離
回路23を働かせることにより、信号の中に含まれるM
USE同期波形に類似の波形を排除し、真のMUSE同
期波形を安定,確実に分離することができる。
第6図aは再生されたMUSE信号、bは再生されたパ
イロット信号、cはbが波形整形された信号、dはカウ
ンタ22の出力でHD分離回路のためのゲート信号であ
る。なおV同期信号はVTRで起きるスキューを確実に
検出するために付加されているもので、パイロット信号
のVブランキング部の非記録部をスキュー検出のために
積極的に使用すれば、不要となる。
HD分離回路23で検出されたHDにもとづき、タイム
ベースコレクタ(TBC)24で時間軸補正されMUS
E信号として出力される。TBCはアナログ方式,ディ
ジタル方式のどちらでもよい。なお図では省略されてい
るが、TBC用の書込みクロック発生回路と、読出しク
ロック発生回路が必要であることは当然である。
書込みクロックはHD分離回路23の出力のHDを基準
に作成し、読出しクロックは、固定発振器によって作成
する。ここで書込クロックはパイロット信号をてい倍し
て作ることもできる。
上記実施例は、1トラックで1フィールドを記録するV
TRについて説明したが、MUSE信号を記録するVT
RはNTSC信号の約2倍の帯域を必要とするため、ヘ
ッドドラムの回転を2倍に上げ、あるいは映像信号を2
チャンネルに分割し2トラック並列記録を行なうことが
ある。これらの場合には、上記実施例のV同期信号のか
わりに、それぞれのビデオトラックの走査開始点付近に
適当なタイミングで同期信号を挿入することが必要であ
る。
なお、上記ではパイロット信号として10.5という比
較的低周波を選んだが、この値に限定するものではな
い。画質への影響という点で許容できれば、FM搬送波
との関係もあるが100程度の周波数も可能であ
り、高く選ぶほどHD分離のゲート精度はよくなる。
以上の例ではパイロット信号として連続波を使用したた
め、全画面にわたって映像信号に重畳されることにな
り、画質への影響が大きくなる可能性がある。そこでこ
のような影響を少なくするためには、1H周期の一部の
みにパイロット信号を重畳すればよい。この場合のタイ
ムチャートを第7図に示す。第7図aはMUSE信号、
b,cはパイロット信号の2つの例である。第1の実施
例では画面への悪影響を軽減するために、パイロット信
号の周波数を水平走査周波数とインターリーブするため
に10.5:水平走査周波数)としたが、この場
合にはパイロット信号自体の周波数を特に1/2オフ
セットする必要性は少ない。bとcのちがいはcの方が
狭帯域であり、パイロット信号を通す帯域フィルタの帯
域が狭くできるため、パイロット信号のS/Nは良いも
のが得られる。
本発明のパイロット信号は、いわゆるトラッキング用の
パイロット信号を兼ねさせることができる。
トラッキングパイロットとしては種々の方式があるが、
基本的にはトラックごとに隣接トラックとは異なりしか
も一定の関係をもつ周波数のパイロット信号を記録し、
再生時には、再生された当トラックと隣接トラックのパ
イロット信号からトラッキング情報を得ようとするもの
である。本発明のパイロット信号も、10.5のみでは
なく、6.5,7.5,10.5,9.5を順次巡
回的に記録すれば8ミリビデオにおける周知の技術(弓
手:“8ミリビデオ”TV学会誌Vol.39No.4,P3
34)でトラッキングが可能である。ただし、この場合
にはカウンタ22のカウント数をトラック毎に変化させ
る必要がある。
また、HD分離タイミングのゲート信号の精度は上記の
例ではカウンタ22のクロックがパイロット信号そのも
のであり、高精度のものは期待できないが、より高速の
クロックパルス、単安定マルチバイブレータなど周知の
技術を用い高精度のゲート信号を発生させることは容易
である。
パイロット信号とFM映像信号を重畳する方法として
は、上記のように単に周波数分離する方法のほかに、パ
イロット信号用とFM映像信号用にそれぞれアジマスの
異なる別ヘッドを用い、パイロット信号を深層記録し、
映像信号を表層に記録することもできる。この場合には
パイロット信号とFM映像信号のさらに精度よい分離が
できる。
発明の効果 本発明によれば、MUSE信号を時間軸走査することな
く正極同期のままFM記録しても再生時には安定確実な
水平同期分離が可能な映像信号の記録再生装置が実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示すブロック図、第2
図はMUSE信号の水平同期波形を示す波形図、第3図
はMUSE信号のフレームパルスを示す波形図、第4図
は本発明の第1の実施例の記録波形(Hレート)を示す
波形図、第5図は本発明の第1の実施例のVブランキン
グ部の記録波形を示す波形図、第6図は本発明の第1の
実施例の再生時の動作説明のための波形図、第7図は本
発明の第2の実施例の記録波形を示す波形図である。 1……A/D変換器、2……フレームパルス検出回路、
3……クロック発生回路、4……カウンタ、5……HD
位相比較回路、6……Vタイミング発生回路、7……て
い倍回路、8……V同期挿入回路、9……FM変調回
路、10……高域フィルタ、11……加算回路、12…
…記録増幅器、13……記録ヘッド、14……磁気テー
プ、15……再生ヘッド、16……再生増幅器、17…
…高域フィルタ、18……FM復調器、19……V同期
信号分離回路、20……帯域フィルタ、21……波形整
形回路、22……カウンタ、23……HD分離回路、2
4……タイムベースコレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平塚 才知雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 粟本 繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同期信号として正極同期信号が採用された
    映像信号を記録する映像信号記録再生装置であって、映
    像信号を記録する際にテープ上のビデオトラックの回転
    ヘッドによる走査開始点付近の映像信号に負極同期信号
    を挿入する手段と、その直後の水平同期信号でリセット
    され、以後このトラック全体にわたって記録映像信号の
    水平同期信号に位相同期した第1の信号を作成する手段
    と、上記負極同期信号を挿入された映像信号をFM変調
    して第2の信号を作成する手段と、上記第1と第2の信
    号をともに記録し再生する手段と、再生された信号から
    第1と第2の信号を分離する手段と、上記第2の信号を
    FM復調して再生映像信号を得る手段と、この映像信号
    から上記負極同期信号を分離する手段と、分離された上
    記負極同期信号と上記第1の信号とを基準として、再生
    映像信号に含まれる正極水平同期信号を分離する手段と
    を具備し、上記分離された水平同期信号を時間軸基準信
    号としてタイムベースコレクタを動作させ、時間軸補正
    された出力信号を得ることを特徴とする映像信号記録再
    生装置。
  2. 【請求項2】第1の信号が1トラックごとに連続波であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の映像信
    号記録再生装置。
  3. 【請求項3】第1の信号が、1トラック中で不連続波で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の映像
    信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】第1の信号と第2の信号をともに記録する
    手段は、第1の信号を深層記録する手段と、第2の信号
    を表層記録する手段からなることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の映像信号記録再生装置。
  5. 【請求項5】第1の信号と第2の信号をともに記録する
    手段は、第1の信号と第2の信号を重畳する手段と、重
    畳された信号を記録する手段からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の映像信号記録再生装置。
JP60148701A 1985-07-05 1985-07-05 映像信号記録再生装置 Expired - Lifetime JPH0654970B2 (ja)

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JPS628680A JPS628680A (ja) 1987-01-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01280980A (ja) * 1988-01-08 1989-11-13 Pioneer Electron Corp サンプル化ビデオ信号記録ディスク演奏装置
JP2522580B2 (ja) * 1990-04-06 1996-08-07 シャープ株式会社 映像信号記録再生装置
JP4941550B2 (ja) * 2007-03-27 2012-05-30 富士通株式会社 電子機器
JP2013091503A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Hayashi Bussan Hatsumei Kenkyusho:Kk 免震性を有するタンク及びタンクに免震性を与える方法

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