JPH0654876A - 包装体の製造法 - Google Patents

包装体の製造法

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JPH0654876A
JPH0654876A JP23145592A JP23145592A JPH0654876A JP H0654876 A JPH0654876 A JP H0654876A JP 23145592 A JP23145592 A JP 23145592A JP 23145592 A JP23145592 A JP 23145592A JP H0654876 A JPH0654876 A JP H0654876A
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JP
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magnetic powder
magnet
magnetic
sheet
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JP23145592A
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English (en)
Inventor
Yuji Kawamoto
雄治 河本
Hiroshi Takahashi
弘志 高橋
Sadaaki Watabe
定昭 渡部
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Koei Chemical Co Ltd
Original Assignee
Koei Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁性体粉末を含有する組成物(以下、磁性粉
含有組成物という)を2枚の包材でシールしてなる包装
体の製造法に於て、磁性粉含有組成物をマグネット
(A)に保持し、包材が設けられたマグネット(B)を
用いて保持された磁性粉含有組成物を包材の表面に磁力
転写する際に、マグネット(A)の磁力を遮蔽して該表
面に磁性粉含有組成物を磁力転写、保持し、次いでもう
1枚の包材を被せてシ−ルして包装体を製造する方法。 【効果】 所定量の磁性粉含有組成物を精度よく磁力転
写することができ、包装体としての品質を向上させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体粉末を含有する
組成物(以下、磁性粉含有組成物という)を袋に収納し
てなる包装体の製造法に関するものであり、更に詳しく
は改良された磁力転写方法を利用した包装体、例えば空
気の存在下で発熱する発熱体、袋状脱酸素剤の製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術並びに本発明が解決しようとする課題】磁
性粉含有組成物の代表的なものとしては、金属粉、水、
保水剤及び酸化促進剤からなる組成物が挙げられ、この
組成物は磁性粉と酸素との反応を利用して発熱剤、また
脱酸素剤として用いられている。近年、通気性袋に発熱
剤を収納してなる発熱体が使い捨てかいろとして広く普
及している。
【0003】磁力を利用した、包装体の製造法として
は、特開平4ー2342号に記載された方法が公知であ
る。すなわち、この公知方法は2枚のマグネットシート
を用いて行う磁力転写法に基づくもので、磁性粉含有組
成物を一方のマグネットシートに付着させ、その付着物
を包材が設けられた他のマグネットシートを用いて包材
の表面に磁力転写し保持し、もう1枚の包材を被せてシ
ールする包装体の製造法である。この方法は磁性粉含有
組成物の磁力転写量の精度に於いて充分であるとは言い
難い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
点を解決すべく鋭意検討した結果、磁性粉含有組成物を
磁力転写して包装体を製造するにあたり、マグネット
(A)に保持された磁性粉含有組成物を、包材が設けら
れたマグネット(B)に磁力転写する際に、マグネット
(A)の磁力を遮蔽することにより、所定量の磁性粉含
有組成物を精度よく磁力転写し包装体を製造し得ること
を見出し、本発明に到達した。
【0005】すなわち本発明は、磁性粉含有組成物を2
枚の包材でシールしてなる包装体の製造法に於て、磁性
粉含有組成物をマグネット(A)に保持し、包材が設け
られたマグネット(B)を用いて保持された磁性粉含有
組成物を包材の表面に磁力転写する際に、マグネット
(A)の磁力を遮蔽して該表面に磁性粉含有組成物を磁
力転写、保持し、次いでもう1枚の包材を被せてシ−ル
することを特徴とする包装体の製造法を提供するもので
ある。
【0006】本発明の2個のマグネットは、その使用方
法、包装体の構造又は磁性粉含有組成物の吸着量に応じ
て種々のものが適宜選択される。例えば、ゴム又はプラ
スチック等との複合材料になっている柔軟な多極着磁構
造のシ−トやマグネットそのものをシート状又は棒状と
したもの等が適用される。これらの磁気特性は特に限定
されない。シート状のマグネットは通常回転構造体又は
搬送構造体の表面に被覆して用いられるか、又はその表
面に所望の形状に列設したり埋設したりして用いられ
る。シート状のマグネットは表面が均一であるもの、所
望の形状の切抜き部を有する凹凸状のものなどがある。
また、棒状のマグネットは通常回転構造体又は搬送構造
体の表面に所望の形状に列設したり埋設したりして用い
られる。一方を回転構造体にして他方を搬送構造体にし
て用いてもよいが、大量生産を行うには両者とも回転構
造体として用いるのが好ましい。
【0007】回転構造体は、通常マグネットを表面に設
けたドラム状回転構造体又はベルト状回転構造体等であ
り、必要ならば磁性粉含有組成物の付着層の厚さを一定
にするためのスクレイパ−、押えローラー及び/又は回
転構造体ないし包材のシール面を清掃する清掃ローラー
をマグネット(A)ないしマグネットシ(B)の回転構
造体に付設してもよい。
【0008】搬送構造体は、搬送基板にマグネットを着
設した単なる搬送ユニット又は連結ユニットでもよい
が、包装体の裁断工程での裁断基板を兼用した構造体が
好ましい。例えば、スポンジシ−ト、板及び/又は鉄板
等からなる搬送基板に裁断刃を埋め込んだものを用いれ
ば、プレスロ−ラ−やプレス板等の裁断装置にそのまま
搬送して包装体を裁断することができる。
【0009】マグネット(A)の磁力を遮蔽する方法に
ついては、磁力遮蔽板を用いて行う。磁力の遮蔽は、磁
力遮蔽板の端部がマグネット(A)及びマグネット
(B)のそれぞれの構造体が接する部分に配置されるよ
うに、磁力遮蔽板を両装置の間に挿設すること、かつ磁
力遮蔽板及びマグネット(A)構造体のそれぞれの表面
に接触しながら、マグネット(A)構造体と同方向に回
転するエンドレスシートを設けることにより、達成され
る。
【0010】すなわち、磁性粉含有組成物をマグネット
(A)構造体の磁石にエンドレスシートを介して付着さ
せ、エンドレスシートでマグネット(A)構造体の表面
に沿って搬送して、磁力遮蔽板の端部に導く。このよう
にして磁力遮蔽板の端部に導かれた磁性粉含有組成物
は、これを付着していたマグネット(A)構造体の磁石
の磁力が磁力遮蔽板で遮蔽されマグネット(B)構造体
の磁石の磁力が磁性粉含有組成物に作用するので、マグ
ネット(B)構造体に転写される。磁力遮蔽板は一般的
には所定の厚さの鉄板等磁性材質の板が適用される。
【0011】次に本発明の磁性粉含有組成物としては、
(イ)鉄粉等の磁性金属粉末、(ロ)水、(ハ)ハロゲ
ン化金属塩又は硫酸塩等の酸化助剤及び(ニ)木粉、ヒ
ル石、活性炭、吸水性ポリマ− 等の保水剤を主成分と
する組成物、更にこれら(イ)〜(ニ)の成分に水素発
生抑制剤としての無機塩類、配合助剤としてのバインダ
−又は含浸助剤としての界面活性剤等が加えられた組成
物が挙げられる。好ましくは、少なくとも鉄粉、水、ハ
ロゲン化金属塩及び活性炭からなる組成物が発熱剤、又
は脱酸素剤として用いられる。
【0012】磁性粉含有組成物が発熱剤又は脱酸素剤で
ある場合、これを被覆シールして包装体とする2枚の包
材は、非通気性包材及び通気性包材から選ばれるが、少
なくとも1枚は通気性包材からなる。
【0013】通気性包材は、発熱剤への空気の供給又は
その供給速度の調整を司どる包材であり、(a)不織布
類、(b)多孔質シ−ト類(商品名NFシ−ト(徳山曹
達製)、商品名セルポア(積水化学製)、商品名ブレス
ロン(日東電工製)等)又は多孔質シ−ト類と不織布と
の積層シ−ト、ポリエチレン繊維を積層して加熱加圧し
てつくられる通気性シ−ト(商品名タイベック(デュポ
ン社製))(c)不織布にプラスチックフィルムをラミ
ネ−トした積層シ−トに刃型等により機械的に穿孔した
もの、又は(d)不織布又は多孔質シ−トに、あらかじ
め通気孔を設けたプラスチックフィルムをラミネ−トし
たもの等が適用される。
【0014】非通気性包材は、内面がポリエチレンフィ
ルムで構成された従来使用の複合包材であってもよい
が、該包材の外面に発熱体装着保持用の粘着剤層及び離
型包材を設けたものが好んで使用される。又シール強度
がそれほど要求されない用途のものにあっては、該包材
の内面に接着剤層を設けたものでもよい。両包材をシー
ルする方法としては、ヒートシールする方法、接着剤に
よる方法及びこの両者を組み合わせた方法が挙げられ
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明の好ましい実施例を、磁性粉含
有組成物として発熱剤を用いた場合について、図面によ
り例示して説明する。図1は、本発明のマグネット
(A)及びマグネット(B)をそれぞれ回転構造体(以
下、それぞれ回転構造体(A)及び回転構造体(B)と
いう)とした場合の、発熱体の製造方法を示す略断面図
である。
【0016】回転構造体(A)3及び回転構造体(B)
4の全周面上には、所定間隔で発熱体の形状に適応する
磁石5を埋設しており、磁力遮蔽板6がそれぞれの回転
構造体が接する部分の両装置間に挿設されている。又エ
ンドレスシート7は磁力遮蔽板6及び回転構造体(A)
3のそれぞれの表面に接触しながら、回転構造体(A)
3と同方向に回転している。まず、エンドレスシート7
と共に回転する回転構造体(A)3の磁石5に、エンド
レスシート7を介してホッパー2内の発熱剤1を付着さ
せる。発熱剤1の非付着部は清掃ローラー8にて清掃さ
れる。
【0017】一方、包材A9が供給される回転構造体
(B)4は、回転構造体(A)3と反対方向に回転す
る。回転構造体(B)4が回転構造体(A)3と接する
部分において、回転構造体(A)3の磁石が保持する発
熱剤を磁力遮蔽板6に到達させ、磁力遮蔽板6により遮
蔽し、回転構造体(B)4の磁石5により前記包材Aの
表面に発熱剤1を転写し、包材B10を被せてシールダ
イロール11によりシールして発熱体シート14が製造
される。そしてこの発熱体シートは回転構造体(B)か
ら離脱した後、カットローラー12によりカットされ
て、切り離された発熱体15を得る。切り離された発熱
体15は穴あき移送ベルト13を用いて移送される。
【0018】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、をマグネッ
ト(A)に保持された磁性粉含有組成を包材が設けられ
たマグネット(B)を用いて包材の表面に磁力転写する
際に、マグネット(A)の磁力を遮蔽して磁力転写して
いるので、所定量の磁性粉含有組成物を精度よく磁力転
写することができ、包装体としての品質を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の製造法の実施例を示す略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 発熱剤 2 ホッパー 3 回転構造体(A) 4 回転構造体(B) 5 磁石 6 磁力遮蔽板 7 エンドレスシート 8 清掃ローラー 9 包材A 10 包材B 11 シールダイロール 12 カットローラー 13 穴あき移送ベルト 14 発熱体シート 15 発熱体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体粉末を含有する組成物(以下、磁性
    粉含有組成物という)を2枚の包材でシールしてなる包
    装体の製造法に於て、磁性粉含有組成物をマグネット
    (A)に保持し、包材が設けられたマグネット(B)を
    用いて保持された磁性粉含有組成物を包材の表面に磁力
    転写する際に、マグネット(A)の磁力を遮蔽して該表
    面に磁性粉含有組成物を磁力転写、保持し、次いでもう
    1枚の包材を被せてシ−ルすることを特徴とする包装体
    の製造法。
  2. 【請求項2】マグネット(A)の磁力を遮蔽する方法
    が、磁力遮蔽板により行う請求項1記載の包装体の製造
    法。
  3. 【請求項3】マグネット(A)及びマグネット(B)
    が、両者ともが回転構造体であり、且つ少なくともその
    いずれか一方が発熱体の形状に適応して表面に埋設され
    た磁石からなる請求項1及び2のいずれか記載の包装体
    の製造法。
  4. 【請求項4】磁性粉含有組成物が鉄粉を含有し空気の存
    在下で発熱する発熱剤である請求項1〜3のいずれか記
    載の包装体の製造方法。
  5. 【請求項5】磁性粉含有組成物が鉄粉を含有する脱酸素
    剤である請求項1〜3のいずれか記載の包装体の製造方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07124193A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Koei Chem Co Ltd 包装体を製造する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07124193A (ja) * 1993-11-02 1995-05-16 Koei Chem Co Ltd 包装体を製造する方法

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