JPH0654570U - ポップコーン容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジに入れてポップコーンを煎り上げ
できる容器を提供すること。 【構成】 粒状のコーンを入れる紙容器１と、紙容器１
に密嵌するプラスチックの蓋２とから成り、蓋２の底面
に膨出空気を逃がす開閉片６を設けたこと。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は粒状のコーンＣを収容して電子レンジにかけて加熱膨張させるポップ コーン容器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のポップコーン容器は金属線材で成形した把手付き網枠に錫箔を張設した ものであるため、高価であり、しかも電子レンジに入れて筒便にはじけさせいり あげることができない欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の課題は極めて安価にでき、特に電子レンジに入れて膨出させることが できるポップコーン容器を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の手段は次のとおりである。

【０００５】 膨張前の粒状コーンを入れる紙製の容器と、その口縁に密嵌するプラスチック 製の蓋とから構成され、前記蓋は逆にした際に容器口縁に密に嵌合する弯曲密閉 縁を形成し、かつ蓋の底面に、容器内の膨張空気を抜く有端スリットによる開閉 片を形成したポップコーン容器。

【０００６】

【作用】

図１に示す容器１の蓋２を取外して図２のように逆にして容器１の円形縁３に 弯曲密閉縁４を嵌め込み、電子レンジに入れて加熱すると、短時間で粒状コーン は煎りあげる。その際密閉容器と蓋内の膨出空気は開閉片６を押しあけて逃げコ ーンを程良く煎り上げポップコーンにすることができる。

【０００７】

【実施例】

図中符号１は粒状コーンＣを収容する紙容器で比較的高さのあるカップ状を呈 し、これにやはりカップ状のプラスチック蓋２を施す。蓋２の口縁は逆さにした とき、容器１の上縁に形成した円形縁３に嵌まる弯曲密閉縁４を設ける。

【０００８】 本考案においては蓋２の底面中央にＵ形のスリット５を設けて開閉片６を成形 し電子レンジに入れて熱を加えてコーンが膨出したとき、内部の膨張空気が開閉 片６を開いて逃げるようにしてある。

【０００９】

【効果】

本考案によれば従来使用できなかった電子レンジを用いてポップコーンをつく ることができるので、便利であり、しかも従来のものよりも非常に廉価にできる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】縦断正面図。

【図２】蓋を逆にして容器に嵌めた縦断正面図。

【図３】蓋の平面図。

【図４】同じく一部の断面図。

【図５】図１の一部の拡大図。

【符号の説明】

１ 容器 ２ 蓋 ３ 円形縁 ４ 弯曲密閉縁 ５ Ｕ形スリット ６ 開閉片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 膨張前の粒状コーンを入れる紙製の容器
   と、その口縁に密嵌するプラスチック製の蓋とから構成
   され、前記蓋は逆にした際に容器口縁に密に嵌合する弯
   曲密閉縁を形成し、かつ蓋の底面に、容器内の膨張空気
   を抜く有端スリットによる開閉片を形成したポップコー
   ン容器。