JPH065438Y2 - 複合シ−ト - Google Patents

複合シ−ト

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JPH065438Y2
JPH065438Y2 JP1986150111U JP15011186U JPH065438Y2 JP H065438 Y2 JPH065438 Y2 JP H065438Y2 JP 1986150111 U JP1986150111 U JP 1986150111U JP 15011186 U JP15011186 U JP 15011186U JP H065438 Y2 JPH065438 Y2 JP H065438Y2
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
asphalt
bituminous
composite sheet
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JP1986150111U
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English (en)
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JPS6356296U (ja
Inventor
英寛 高山
信雄 秋吉
俊朗 岩間
安弘 山梨
Original Assignee
株式会社高山化成工業所
日瀝化学工業株式会社
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Publication date
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  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーペット、フェルト、人工芝生等の表層材
の裏面に歴青入り塩化ビニール樹脂層を設けた複合シー
トに関する。
カーペット、フェルト等の裏面にアスファルト層を設け
たものは、オフィスにおける室内の床や車内における床
面の敷物その他に使用されている。
例えばカーペット系床材として、カーペットの裏側に改
質アスファルトを2mm厚程度に塗布し、更にその裏側に
シート類(例えば塩化ビニール樹脂と不織布を一体にし
たシート)を貼ったものや、これをある大きさ(例えば
50cm角)に切断したタイル状のものが実用されている。
そして、このアスファルトには、アスファルトにゴムな
どのポリマーを混和して改質したものや、軟化点が高く
粘弾性の良好なアスファルトが用いられている。しか
し、夏季の高い気温や、日射をうけたりするとアスファ
ルトが軟化し、はみ出したり、ベタ付くおそれがある。
また、臭の点は、アスファルト特有の臭が残っている。
室内の床に用いた場合に、その室内で人が生活あるいは
作業をするとき、少しでも臭のないものが要求されてい
る。
また、灯油などの油類をこぼしたときに、アスファルト
が溶かされてそれによる汚染の問題がある。
また、アスファルトは可燃性であるなどの欠点がある。
そのため、アスファルト系材料として、夏季の高い気温
や日射を受けても、軟化によるはみ出しやベタ付き、更
には、汚染性がなく、臭も少なく、可燃性でないものが
要望されている。他のフェルト、人工芝生等についても
同様である。
本考案は、このような要望にこたえるものであり、防振
性、遮音性、吸音性、防水性等にすぐれ、アスファルト
のもつ臭、熱によるベタ付き、はみだし、汚染性、耐油
性、耐燃焼性等を改善した歴青系シート層をカーペッ
ト、フェルト、人工芝生等の表層材裏面に結合させた複
合シートを提供するものである。
即ち、本考案は、カーペット、フェルト、人工芝生等か
らなる表層材の裏面に、塩化ビニール樹脂に歴青として
石油ピッチもしくは石油ピッチとアスファルトを混練し
た歴青入り塩化ビニール樹脂を主材とする歴青入り塩化
ビニール樹脂層を設けて一体化したことを特徴とする複
合シートを要旨とするものである。
本考案の複合シートにおける表層材とは、カーペット、
フェルト、各種織物、人工芝生等であり、公知のものが
使用され、裏打のあるもの、裏打のないもの、何れのも
のも採用できる。
歴青入り塩化ビニール樹脂層の主材となる歴青入り塩化
ビニール樹脂について説明する。
塩化ビニール樹脂に歴青として混練される石油ピッチも
しくは石油ピッチとアスファルトは、次のようなもので
ある。
石油ピッチは、原油の減圧残渣油を高温熱処理するプロ
セスによって生産される石油ピッチで、軟化点(環球
法)が130〜250℃と高く、また固定炭素が40〜80重量%
と高い。また、アスファルトより芳香族性に富み、コー
ルタールピッチに近い芳香族性をもっている。コールタ
ール、クレオソート、アンスラセン油等に良好な相溶性
を示す。また、アスファルトと相溶し芳香族系ないしナ
フテン系炭化水素に富むプロセスオイルとの相溶性が良
い。また可塑剤との親和性が良い。更に化学的に安定
で、耐水性、耐薬品性にすぐれ、微生物に対しても安定
で、その上無臭である。通常、塊状、粉末状で供給され
るが、磨砕機、ミル等により粉砕して微粒子化すること
もできる。石油ピッチは、塩化ビニール樹脂に対する混
和性、親和性が良好である。
アスファルトは、ギルソナイト、レーキアスファルト
(例えばトリニダットアスファルト)などの天然アスフ
ァルト、ストレートアスファルト、セミブローンアスフ
ァルト、ブローンアスファルト、プロパン脱歴アスファ
ルト等の石油アスファルトである。
アスファルトは、単独では塩化ビニール樹脂に混和する
ことが困難であるけれども、石油ピッチと併用すること
により塩化ビニール樹脂に対し混和することができるよ
うになる。
塩化ビニール樹脂に混練するときの石油ピッチとアスフ
ァルトの割合は、石油ピッチの量とアスファルトの量の
重量和を100重量%とするとき、大体石油ピッチの量が1
00〜20重量%、アスファルトの量が0〜80重量%の範囲
で用いる。また、塩化ビニール樹脂100重量部に対して
石油ピッチとアスファルトの量の和が5〜300重量部の
範囲である。
塩化ビニール樹脂は、一般に塩化ビニール樹脂のシー
ト、板等に使用されている材料が用いられる。すなわち
一般に用いられているホモポリマーおよびコポリマー、
そのほか、更に他のポリマー、ゴムを併用したものなど
である。
また、これら塩化ビニール樹脂に安定剤、老化防止剤、
可塑剤、プロセスオイル、充填剤、着色剤、顔料、その
他の薬剤(例えば難燃剤、帯電防止剤、防かび剤、発泡
剤など)等を適宜加えたものも用いられる。また、塩化
ビニール樹脂製品も、再生できるものは用いられる。
歴青入り塩化ビニール樹脂の配合には、上記の材料のほ
か、塩化ビニール樹脂と同様、塩化ビニール樹脂の配合
に使用される安定剤、老化防止剤、充填剤、着色剤、難
燃剤、帯電防止剤、防かび剤、発泡剤等も必要に応じて
適宜使用される。
塩化ビニール樹脂への石油ピッチ、可塑剤、プロセスオ
イル、そのほか安定剤、老化防止剤、充填剤、着色剤、
その他の薬剤等の添加、混合、混練、製品の製造等に
は、通常の塩化ビニール樹脂に用いられる機械、装置が
用いられる。
歴青入り塩化ビニール樹脂は、タールやアスファルトの
臭がなく、汚染性がない。
また、ベタ付かない。更に、自己消火性があり、焔をあ
てれば徐々に燃焼するが、焔を去ればすぐに消え、アス
ファルトのように燃焼を続けない。また、耐油性があ
り、灯油、鉱油等により溶かされない。更に、防水性、
防腐性、耐水性、耐薬品性にすぐれている。更にまた、
シート状にすれば防振、遮音、吸音効果等のすぐれたシ
ートになるなどのすぐれた特徴をもっている。
本発明の複合シートにおける歴青入り塩化ビニール樹脂
層の内部に、あるいは裏面に、また内部と裏面に補強材
を設けることができる。
補強材としては、無機繊維、天然繊維、半合成繊維、合
成繊維、炭素繊維、金属繊維、プラスチックなどのフィ
ラメント、糸、線、網状物、不織布、織布、編布、また
発泡プラスチツクシート、紙、プラスチツクフィルム、
金属箔などがある。これらの補強材は併用しても、また
組合せたものも用いることができる。
また、本発明の複合シートの裏面に感圧接着剤層を形成
し、剥離シートを付しておくこともできる。
感圧接着剤層を形成する感圧接着剤としては、従来公知
のものを使用することができる。例えば天然ゴム、合成
ゴム、ブロック重合ゴム、高分子重合物、再生ゴムなど
の高分子物質と歴青物、ロジンとその誘導体、テルペン
樹脂、石油樹脂、合成テルペン樹脂、フェノール樹脂、
クマロンインデン樹脂、アルキルベンゼン樹脂、ポリブ
デン、合成液状樹脂、可塑剤、プロセスオイル、軟化剤
などの粘着付与剤とを適宜混和したもの、更には、カー
ボンその他の顔料、フィラー、老化防止剤、分散剤、だ
れ防止剤などを適宜混合したものである。
次に、本考案の複合シートを、図示実施例に従って説明
する。
第1図は、本考案の複合シートの1実施例の切欠斜視
図、第2図から第9図は本考案の複合シートのいろいろ
な実施例の断面図を示すものである。第6図から第9図
は、複合シートの裏面に感圧接着剤層を設けた例であ
る。
図において、(1)は、カーペット、フェルト、人工芝生
等である。(2)は歴青入り塩化ビニール樹脂層であり、
カーペット、フェルト、人工芝生等(1)の裏面に結合し
ている。(3)は歴青入り塩化ビニール樹脂層(2)の内部に
入れられた補強材であり、歴青入り塩化ビニール樹脂層
(2)と結合して歴青入り塩化ビニール樹脂層(2)を強化し
ている。(4)は歴青入り塩化ビニール樹脂層(2)の裏面に
設けられた補強材であり、歴青入り塩化ビニール樹脂層
(2)に結合してこれを強化している。(5)は感圧接着剤層
であって、歴青入り塩化ビニール樹脂層(2)の裏面、あ
るいは歴青入り塩化ビニール樹脂(2)の裏面に補強材(4)
が設けられているときには、その補強材(4)の裏面に設
けられ結合している。
本考案の複合シートにおける歴青入り塩化ビニール樹脂
層(2)を形成する歴青入り塩化ビニール樹脂は、歴青が
石油ピッチもしくは石油ピッチとアスファルトを用いる
ものであるから、塩化ビニール樹脂との混和性、親和性
がよく、物理的、化学的性状が安定している。
また、石油ピッチの存在により油分などのにじみ出しが
なく、そのため汚染性やベタつきがない。また、不快臭
がなく、耐油性があるので灯油や鉱油による汚染性が少
ない。更に、歴青を配合しているので防振性、遮音性、
防音性が良好であると共に、防水性、防湿性、防腐性、
防蝕性にもすぐれている。更にまた、塩化ビニール樹脂
を主材とするところから、自己消火性を有し防火の点に
もすぐれていると共に、防虫効果をも期待できる。
本考案の複合シートは、このような特長をもった歴青入
り塩化ビニール樹脂層をカーペット、フェルト、人工芝
生等の裏面に結合しているので、防水性、防振性、遮音
性、防音性等の特性が著しく向上するだけでなく、従来
歴青層の欠点の臭い、ベタ付き、汚染性、可燃性等が著
しく改善される等の実益を有する。
また、裏面に感圧接着層を設けることにより、施工性が
著しく改善される等の実益を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は1部を切欠して示
した斜視図、第2図〜第5図はそれぞれの実施例におけ
る断面図、第6図〜第9図はそれぞれ感圧接着剤層を裏
面に設けた実施例の断面図である。 図中の符号を説明すれば次の通りである。 (1)はカーペット、フェルト、人工芝生等 (2)は歴青入り塩化ビニール樹脂層 (3),(4)は補強材 (5)は感圧接着層 (6)は剥離シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01C 13/00 7322−2D (72)考案者 山梨 安弘 神奈川県平塚市下島640 (56)参考文献 特開 昭53−22553(JP,A) 特開 昭51−73085(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表層材の裏面に、塩化ビニール樹脂に歴青
    として石油ピッチもしくは石油ピッチとアスファルトを
    混練した歴青入り塩化ビニール樹脂を主材とする歴青入
    り塩化ビニール樹脂層を設けて一体化したことを特徴と
    する複合シート。
JP1986150111U 1986-09-30 1986-09-30 複合シ−ト Expired - Lifetime JPH065438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986150111U JPH065438Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 複合シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986150111U JPH065438Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 複合シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6356296U JPS6356296U (ja) 1988-04-15
JPH065438Y2 true JPH065438Y2 (ja) 1994-02-09

Family

ID=31065950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986150111U Expired - Lifetime JPH065438Y2 (ja) 1986-09-30 1986-09-30 複合シ−ト

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS591747B2 (ja) * 1974-12-12 1984-01-13 東洋ゴム工業株式会社 ダンセイシ−トザイ
JPS5322553A (en) * 1976-08-12 1978-03-02 Nippon Zeon Co Ltd Soundproof vibration-proof sheets

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JPS6356296U (ja) 1988-04-15

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