JPH0654286U - 検査装置 - Google Patents

検査装置

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JPH0654286U
JPH0654286U JP8876992U JP8876992U JPH0654286U JP H0654286 U JPH0654286 U JP H0654286U JP 8876992 U JP8876992 U JP 8876992U JP 8876992 U JP8876992 U JP 8876992U JP H0654286 U JPH0654286 U JP H0654286U
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coaxial cable
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史郎 矢辺
伸一 田村
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日本エー・エム・ピー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シールド線の端末部分の折り返しの良否を確実
に自動的に検査する検査装置を提供する。 【構成】露出した内部誘電体12を挾持する一対の第1
電極41a,41bと、インナーフェルール15を挾持
する一対の第2電極42a,42bと、第1電極41
a,41bと第2電極42a,42bとの間の導通の有
無を検査する検査部を備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばコンピュータの配線に用いられる同軸ケーブルの端末を処理 する際に、この処理の良否を検査するために使用される検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータの配線等に用いられるケーブルとして、ノイズの影響を避けるた めに同軸ケーブル(シールドケーブル)が広く用いられている。この同軸ケーブ ルの端末は、例えば他の信号線と接続するためのコネクタに溶接されるなどの端 末処理が施される。
【0003】 図4(a)及び図4(b)は、同軸ケーブルを示したそれぞれ斜視図及び断面 図である。 この同軸ケーブル10は、電気信号を伝達する中心導体11と、この中心導体 11の周囲を覆う内部誘電体12と、この内部誘電体12の外周に螺旋状に巻き 付けられた多数の細いシールド線13と、このシールド線13の周囲を覆う絶縁 外皮14から構成されている。
【0004】 図5(a)は、図4に示す同軸ケーブルが取り付けられたコネクタを示した一 部断面図、図5(b)は、インナーフェルールの外壁に沿ってシールド線の端末 部分が折り返された状態を示す斜視図であり、このコネクタは本出願人が提案し たものである。図4に示した要素と同じ要素には、同じ符号を用いる。 このコネクタ20の内部には、このコネクタ20の前端20aの開口から挿入 される信号ピン21に接続される中心コンタクト22が中心導体11と溶接され 配置されている。また、端末側からやや後退した位置でシールド線13の周囲と 絶縁外皮14の端末側を覆うように金属製のインナーフェルール15が圧着され ており、このインナーフェルール15の外壁に沿ってシールド線13の端末部分 13aが折り返されている。この折り返された端末部分13aを覆うアウターフ ェルール24が外部から圧着され、コネクタ20に同軸ケーブル10が固定され ている。インナーフェルール15は、上述のように、シールド線13と直接接触 しており、このシールド線13はアウターフェルール24を介して信号ピン21 が取り付けられたコネクタ(図示せず)の外部導体に接続される。このシールド 線13の折り返しが不十分であると、シールド線13が中心導体11に接触し製 品不良が発生する。このため、インナーフェルール15の外壁に沿ってシールド 線13の端末部分13aを折り返す工程の後、この端末部分13aが完全に折り 返されたか否かの検査が行われるが、従来はこの検査が目視で行なわれていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
シールド線の端末部分の折り返しの良否の検査が従来のように目視で行なわれ ると、このシールド線1本1本は細いため、不十分な折り返しが見逃されること があるという問題がある。シールド線の折り返しが不十分であると、上述のよう に、シールド線が中心導体に接触するなどにより製品不良が発生する。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑み、シールド線の端末部分の折り返しの良否を確実に 自動的に検査する検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の検査装置は、 電気信号を伝達する中心導体と、該中心導体の周囲を覆う内部誘電体と、該内 部誘電体の周囲を覆うシールド線と、端末側を残して上記シールド線の周囲を覆 う絶縁外皮と、上記端末側からやや後退した位置で上記シールド線の周囲を覆う インナーフェルールとを備え、上記内部誘電体の端末部分が露出するように上記 シールド線の端末部分が上記インナーフェルールの外壁に沿って折り返されてな る同軸ケーブルの、上記シールド線の折り返しの良否を検査するための検査装置 であって、 露出した上記内部誘電体を挾持する溝が形成された一対の第1電極と、 上記インナーフェルールに接触する第2電極と、 上記第1電極と上記第2電極との間の導通の有無を検査する検査部とを備えた ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】
シールド線の端末部分がインナーフェルールの外壁に沿って折り返されている 場合は、内部誘電体を挾持した第1電極にはシールド線は接触せず、第2電極は インナーフェルールを介してシールド線と接触するか直接にシールド線と接触す る。この結果、第1電極と第2電極との間には導通がないため、検査部ではシー ルド線の折り返しが「良」とされる。
【0009】 ところが、1本でもシールド線の折り返しが不十分であったり、また1本でも 折り返されていないシールド線がある場合は、第1電極が内部誘電体を挾持する ときにシールド線が第1電極に接触する一方、第2電極は常にシールド線と接触 する。この結果、第1電極と第2電極との間には導通があり、検査部ではシール ド線の折り返しが「否」とされる。
【0010】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の検査装置の一実施例を説明する。 先ず、図1を参照して、同軸ケーブルの端末側に端末処理が施され、インナー フェルールの外壁に沿ってシールド線が折り返されるまでの工程を説明する。図 1(a)から図1(f)はこの工程の概略を順に示す斜視図である。図4、図5 に示した要素と同じ要素には、同じ符号を用いる。
【0011】 周知の端末処理装置により同軸ケーブル10の端末側の中心導体11とシール ド線13が露出される(図1(a),(b))。次いで、図1(c)に示される ように、シールド線13の端末側からやや後退した位置に、露出したシールド線 13の周囲と絶縁外皮14の端末側を覆う金属製のインナーフェルール15が圧 着される。次いで、図1(d)に示されるように、矢印Aで示される方向に揺動 する1対のブラシ31a,31bにより露出したシールド線13が挟まれ、ブラ シ31a,31bのそれぞれ矢印B,Cで示す方向の回転によりシールド線13 の撚りが戻され整線される。次いで、図1(e)に示されるように、矢印Dで示 される方向に揺動する1対のブラシ32a,32bにより整線されたシールド線 13が挟まれ、ブラシ32a,32bのそれぞれ矢印E,Fで示される方向の回 転によりシールド線13が立ち上げられる。この作業は、クランプ34で中心導 体11が保持された状態で、ブラシ32a,32bが左右に揺動しつつ行われる 。このため、同軸ケーブル10に対してブラシ32a,32bの入り方が変化し 、同軸ケーブル10の下側のシールド線はブラシ32a,32bのうちの一方の ブラシにより横方向に押し出され、他方のブラシにより確実に立ち上げられる。 また、シールド線の本数が多いときは、このブラッシングが複数回繰り返し行な われる。次いで、図1(f)に示されるように、同軸ケーブル端末側からケーブ ル元方向(矢印Gの方向)へ向かって移動するブラシ33で、立ち上げられたシ ールド線13aがインナーフェルール15の外壁に沿って折り返される。この作 業は、中心導体11がクランプ34により保持された状態で、ノズル35からの エアブローにより立ち上げ不足のシールド線を立ち上げつつ行われる。
【0012】 このようにしてインナーフェルール15の外壁に沿ってシールド線13が折り 返されるが、この折り返しが不十分であるとシールド線13が中心導体11に接 触することにより製品不良が発生する。 次に、このシールド線の折り返しの良否の検査を行う検査工程及び検査後の工 程の概略を図2に示す。
【0013】 図1で示された工程で、シールド線13がインナーフェルール15の外壁に沿 って折り返され、次いで、図2で示される工程に移る。この工程では、先ず、検 査装置40でシールド線の折り返しの良否の検査が行なわれる。この検査装置4 0でシールド線の折り返しが「良」とされた場合は、この同軸ケーブル10は移 送器50で次の工程の保持具60まで移送され、コネクタへの溶接、アウターフ ェルールの圧着などが順次行われ完成品(図5参照)となる。
【0014】 検査装置40で、シールド線の折り返しが「否」とされた場合は、この同軸ケ ーブルは、無端ベルト35上の保持具44で切断器70に移送され、この切断器 70で同軸ケーブルの端末側が切断された後、製造ラインから排出される。尚、 検査装置40による折り返しの良否の検査工程前の工程でも同軸ケーブルの不良 品の検出が行われ、この不良品検出工程で検出された不良品の同軸ケーブルも、 切断器70で端末側が切断され、この端末側が切断された後、位置71で製造ラ インから排出される。
【0015】 図3を参照して、シールド線の折り返しの良否の検査を行うための検査装置を 説明する。 この検査装置40には、一対の第1電極41a,41bと一対の第2電極42 a,42bが備えられ、さらに第1電極41a,41bと第2電極42a,42 bとの間の導通の有無を検査する検査部(図示せず)も備えられている。この第 1電極41a,41bと第2電極42a,42bには、同軸ケーブルを挟む溝4 5(図2参照)が形成されている。また、この第1電極41a,41bと第2電 極42a,42bは、シリンダ43(図2参照)により図の上下方向に移動でき 、保持具44(図2参照)に保持された同軸ケーブル10は溝45で上下から挟 まれる。第1電極41a,41bは、シールド線13の折り返し端13bからの 距離Lが0.3〜1mmとなる位置に配置され、この第1電極41a,41bは 、露出した内部誘電体12を挾持する一方、第2電極42a,42bはインナー フェルール15を挾持しこのインナーフェルール15に接触する。インナーフェ ルール15はその内面がシールド線13と接触しており、また折り返し不足のシ ールド線13cがあるとこのシールド線13cは第1電極に接触する。これによ り、検査部(図示せず)では第1電極41a,41bと第2電極42a,42b との間に導通関係があるとの検査が行われ、この導通により発生した信号が制御 器(図示せず)に送られる。この制御器では、折り返し不足のシールド線がある と検査された同軸ケーブル10を保持具44で切断器70に移送させ(図2参照 )、移送された同軸ケーブル10の端末側を切断した後製造ラインから排出させ る制御が行われる。このようして、シールド線の折り返しが不十分のため不良と なる同軸ケーブルは、確実に検査装置で自動的に検査され製造ラインから排出さ れる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、シールド線の折り返しの良否が第1電極 と第2電極との間の導通の有無を検査することにより行われるため、シールド線 の折り返しの良否が確実に自動的検査され、シールド線の折り返し不十分による 不良品の発生を未然に防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インナーフェルールの外周上にシールド線の前
端部分が折り返されるまでの工程の概略を順に示す斜視
図である。
【図2】シールド線の折り返しの良否の検査を行う検査
工程及び検査後の工程の概略を示す斜視図である。
【図3】検査装置の概略構成を示す一部断面図である。
【図4】(a)は同軸ケーブルを示した斜視図、(b)
は断面図である。
【図5】(a)は同軸ケーブルが取り付けられたコネク
タを示した一部断面図、(b)はインナーフェルールの
外周上にシールド線の前端部分が折り返された状態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10 同軸ケーブル 11 中心導体 12 内部誘電体 13 シールド線 14 絶縁外皮 15 インナーフェルール 41a,41b 第1電極 42a,42b 第2電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気信号を伝達する中心導体と、該中心
    導体の周囲を覆う内部誘電体と、該内部誘電体の周囲を
    覆うシールド線と、端末側を残して前記シールド線の周
    囲を覆う絶縁外皮と、前記端末側からやや後退した位置
    で前記シールド線の周囲を覆うインナーフェルールとを
    備え、前記内部誘電体の端末部分が露出するように前記
    シールド線の端末部分が前記インナーフェルールの外壁
    に沿って折り返されてなる同軸ケーブルの、前記シール
    ド線の折り返しの良否を検査するための検査装置であっ
    て、 露出した前記内部誘電体を挾持する溝が形成された一対
    の第1電極と、 前記インナーフェルールに接触する第2電極と、 前記第1電極と前記第2電極との間の導通の有無を検査
    する検査部とを備えたことを特徴とする検査装置。
JP1992088769U 1992-12-25 1992-12-25 検査装置 Expired - Lifetime JP2593407Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021163593A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 矢崎総業株式会社 シールド電線の端末処理部の検査装置およびその検査装置の機能診断方法
JP2021163592A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 矢崎総業株式会社 シールド電線の検査装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021163593A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 矢崎総業株式会社 シールド電線の端末処理部の検査装置およびその検査装置の機能診断方法
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