JPH0653823A - シンセサイザ装置 - Google Patents

シンセサイザ装置

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Publication number
JPH0653823A
JPH0653823A JP4205077A JP20507792A JPH0653823A JP H0653823 A JPH0653823 A JP H0653823A JP 4205077 A JP4205077 A JP 4205077A JP 20507792 A JP20507792 A JP 20507792A JP H0653823 A JPH0653823 A JP H0653823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vco
oscillation frequency
voltage
converter
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP4205077A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Tojima
悟 東嶋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0653823A publication Critical patent/JPH0653823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ループフィルタからのVCO電圧を、A−D
変換してCPUに取り込むことによりVCOの発振周波
数偏位を検出し、この周波数偏位を打ち消すように発振
周波数制御素子に周波数制御信号を印加することによ
り、VCOの発振周波数を常に一定に保つようにする。 【構成】 PLL回路5内のループフィルタ51からのV
CO電圧をデジタル信号に変換するA−D変換器1と、
PLLがロックしたことを示すロック信号と、A−D変
換器からのVCO電圧偏位に対するデジタル信号とを入
力し、ロック信号がロックのときにデジタル信号を取り
込む一方、周波数制御信号を出力するCPU2と、この
CPUからの周波数制御信号を入力しD−A変換したあ
と出力するD−A変換器3と、このD−A変換器からの
アナログ電圧を入力しPLL回路内のVCOの発振周波
数を制御する発振周波数制御素子4とを設けたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシンセサイザ装置に関
し、特に電圧制御発振器(VCO)の発振周波数の温度補
償に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のシンセサイザ装置の構成を
示すブロック図であり、外部からの入力信号6と、分周
器53からの基準信号7とを入力し両信号の位相を比較し
位相比較信号8を出力する位相比較器54と、位相比較信
号8を入力し位相比較信号に含まれる高周波成分や雑音
を取り除きVCO電圧91として出力する一方、入力信号
の捕獲後のロックを持続させロック信号92を出力するル
ープフィルタ51と、ループフィルタ51からのVCO電圧
91によって発振周波数10を変化させるVCO52と、この
VCO52からの出力信号である発振周波数10を分周して
基準信号7として出力する分周器53とからなる。
【0003】以上のように構成されたシンセサイザ装置
について、以下にその動作を説明する。
【0004】VCO52は外部からの入力信号6と、分周
器53からの基準信号7との位相差をなくすように発振周
波数10を変化させる。すなわち、入力信号6の位相が基
準信号7の位相より進んでいる(または入力信号の周波
数が基準信号の周波数より高い)場合にはVCO電圧91
が高くなり、VCO52は発振周波数10を上げて位相差を
ゼロにしようとする。逆に、入力信号6の位相が基準信
号7の位相より遅れている(または入力信号の周波数が
基準信号の周波数より低い)場合にはVCO電圧91が低
くなり、VCO52は発振周波数10を下げて、位相差をゼ
ロにしようとする。
【0005】ところで、上述したVCO52は外部制御電
圧VCで発振周波数10を変化できる可変周波の発振回路
で、シンセサイザ装置に欠かすことのできない発振器で
ある。図4は1チップPLL・ICによく用いられるも
ので、非安定マルチバイブレータを使ったVCOであ
る。エミッタ電流I1,I2を外部の制御電圧VCで変化
させて発振周波数10を変化させる。図4で抵抗Rと、コ
ンデンサCの定数によってVCOの発振周波数が決ま
る。図5もVCOの一種で、LC発振回路の並列コンデ
ンサCの一部に可変容量ダイオード(バリキャップ)を使
用して、外部制御電圧VCにより直接共振周波数を変化
させる。図5もコイルLとコンデンサCの定数によって
VCOの発振周波数が決まる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシンセ
サイザ装置では、VCOの発振周波数を決めるコンデン
サやコイル等の受動素子の特性が温度によって変わるた
め、VCOの発振周波数が変動するといった問題があっ
た。
【0007】そこで、LC発振回路ではコイルLの温度
係数と付加コンデンサの温度係数で相殺する方法が使わ
れるが、実際には使用するトランジスタの各パラメータ
の変化も加わるので周波数ドリフトが小さくなるよう、
カットアンドトライで補償コンデンサを調整する必要が
あった。しかし、VCOの発振周波数の温度特性をリニ
アにすることは難しく、補償コンデンサを使っても細か
な補償はできないといった問題があった。
【0008】本発明は上述した従来の問題を解決し、V
COの発振周波数を常に一定に保つことのできるシンセ
サイザ装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、フェイズロッ
クループ(PLL)回路内のループフィルタからの電圧制
御発振器(VCO)電圧をデジタル信号に変換するA−D
変換器と、PLL回路がロックしたことを示すロック信
号と、A−D変換器からのVCO電圧偏位に対するデジ
タル信号とを入力し、ロック信号がロックのときに前記
デジタル信号を取り込む一方、周波数制御信号を出力す
る中央処理装置(CPU)と、前記CPUからの周波数制
御信号を入力し、D−A変換したあと出力するD−A変
換器と、D−A変換器からのアナログ電圧を入力し、P
LL回路内のVCOの発振周波数を制御する発振周波数
制御素子とを有する。
【0010】
【作用】本発明によれば、ループフィルタからのVCO
電圧をA−D変換してCPUに取り込むことによりVC
Oの発振周波数偏位を検出し、周波数偏位を打ち消すよ
うに発振周波数制御素子に周波数制御信号を印加するこ
とにより、VCO発振周波数を常に一定に保つことがで
きる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例のシンセサイザ装置
の構成を示すブロック図である。これは、PLL回路5
内のループフィルタ51からのVCO電圧91をデジタル信
号11に変換するA−D変換器1と、PLL回路5がロッ
クしたことを示すロック信号92と、A−D変換器1から
のVCO電圧偏位に対するデジタル信号11とを入力し、
ロック信号92がロックのときにデジタル信号11を取り込
む一方、周波数制御信号12を出力する中央処理装置(C
PU)2と、このCPU2からの周波数制御信号12を入
力し、D−A変換したあとアナログ電圧13を出力するD
−A変換器3と、このD−A変換器3からのアナログ電
圧13を入力し、PLL回路5内の電圧制御発振器(VC
O)52の発振周波数10を制御する発振周波数制御素子4
とからなる。その他、図3と同一信号には同じ番号を付
し、その説明を省略する。
【0012】以上のように構成されたシンセサイザ装置
について、以下にその動作を説明するが、図2はVCO
電圧91と発振周波数10の関係をグラフで示してあり、実
線が常温時、破線が高温時、1点鎖線が低温時を示す。
今、VCO52の発振周波数10が温度の上昇によって下が
る傾向を示すと仮定する。外部からの入力信号6にPL
L回路5がロックしたとすると、外部からの入力信号6
の周波数は一定なので、温度によってVCO52の発振周
波数が下がった分VCO電圧91は上がる。CPU2はロ
ック信号92がロックになるとA−D変換器1からのVC
O電圧偏位に対するデジタル信号11を取り込む。CPU
2には予め常温の時のVCO電圧偏位に対するデジタル
信号11の値が書き込まれており、CPU2は常温の時の
デジタル信号11とA−D変換器1からのデジタル信号11
とを比較することにより、VCO52の発振周波数が下が
ったことを検出する。
【0013】そこで、CPU2はVCO52の発振周波数
10を下げるようにD−A変換器3に対し、周波数制御信
号12を出力する。D−A変換器3は周波数制御信号12を
アナログ電圧13に変換し、発振周波数制御素子4に印加
する。ここで発振周波数制御素子4の一例として可変容
量ダイオード(バリキャップ)があり、一般に印加電圧が
高くなると容量が減る方向に変化する。また、前述の非
安定マルチバイブレータやLC発振回路によるVCO
は、接続されているコンデンサの容量が減ると発振周波
数が高くなる方向に変化する。したがって、温度上昇に
よってVCO52の発振周波数10が下がるとCPU2はV
CO52に接続されている可変容量ダイオードに印加する
アナログ電圧13を上げて容量を減らし、VCO52の発振
周波数を高くする方向に制御する。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシンセサイ
ザ装置は、いかなる温度においてもVCOの発振周波数
を常に一定に保つことができるため、精度の高いシンセ
サイザ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のおけるシンセサイザ装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】VCO電圧と発振周波数の関係を示すグラフで
ある。
【図3】従来のシンセサイザ装置の構成を示すブロック
図である。
【図4】非安定マルチバイブレータによるVCOの回路
図である。
【図5】LC発振回路によるVCOの回路図である。
【符号の説明】
1…A−D変換器、 2…中央処理装置(CPU)、 3
…D−A変換器、 4…発振周波数制御素子、 5…P
LL回路、 51…ループフィルタ、 52…電圧制御発振
器(VCO)、 53…分周器、 54…位相比較器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェイズロックループ回路内のループフ
    ィルタからの電圧制御発振器電圧を、デジタル信号に変
    換するA−D変換器と、フェイズロックループ回路がロ
    ックしたことを示すロック信号と、前記A−D変換器か
    らの電圧制御発振器電圧偏位に対するデジタル信号とを
    入力しロック信号がロックのときに前記デジタル信号を
    取り込む一方、周波数制御信号を出力する中央処理装置
    と、前記中央処理装置からの周波数制御信号を入力し、
    D−A変換したあと出力するD−A変換器と、前記D−
    A変換器からのアナログ電圧を入力しフェイズロックル
    ープ回路内の電圧制御発振器の発振周波数を制御する発
    振周波数制御素子とを有し、前記電圧制御発振器の発振
    周波数を常に一定に保つことを特徴とするシンセサイザ
    装置。
JP4205077A 1992-07-31 1992-07-31 シンセサイザ装置 Pending JPH0653823A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002005892A (ja) * 2000-04-10 2002-01-09 Randox Lab Ltd 磁性粒子検出

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002005892A (ja) * 2000-04-10 2002-01-09 Randox Lab Ltd 磁性粒子検出

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