JPH0653739U - シリンダライナ - Google Patents

シリンダライナ

Info

Publication number
JPH0653739U
JPH0653739U JP9272792U JP9272792U JPH0653739U JP H0653739 U JPH0653739 U JP H0653739U JP 9272792 U JP9272792 U JP 9272792U JP 9272792 U JP9272792 U JP 9272792U JP H0653739 U JPH0653739 U JP H0653739U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder liner
scavenging
scavenging hole
clearance
land
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9272792U
Other languages
English (en)
Inventor
前川　　和彦
敬造 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9272792U priority Critical patent/JPH0653739U/ja
Publication of JPH0653739U publication Critical patent/JPH0653739U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/18—Other cylinders
    • F02F1/22—Other cylinders characterised by having ports in cylinder wall for scavenging or charging
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00—Other engines
    • F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
    • F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
    • F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、ピストンの各ランド部とシ
リンダライナとのすきま内に存在するシリンダ油が掃気
孔からシリンダライナの外部へ放出されるのを抑止し、
注油量の低減が可能で、機関運用経費を節減できるシリ
ンダライナを提供するにある。 【構成】 本考案のシリンダライナ１は、掃気孔７のや
や上方部位から下方の間の壁内に環状のすきま３０を設
けて二重壁構造とし、前記環状のすきま内にシリンダラ
イナの軸方向に摺動自在に嵌合された環状の調整部材２
１と、該調整部材を駆動してシリンダライナ内に掃気を
供給する期間以外は掃気孔７を閉塞せしめる駆動手段と
を有してなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は内燃機関のシリンダライナに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図５に従来のシリンダライナの縦断面図を示す。図５を参照してその構成と作 用について説明する。 シリンダライナ０１の中をピストン０２が往復運動するが、圧縮及び膨脹の際 に燃焼室０１１内の気密を保持するため、ピストン０２には複数本のピストンリ ング０３〜０６が装着されている。ピストンリング０３〜０６はシリンダライナ ０１の内壁面を摺動するので、この間の潤滑のため導油管０９を経て注油棒０８ からシリンダ油が供給されている。 シリンダライナ０１の下方にはピストン０２が下死点近くまで下降した際にシ リンダライナ内に掃気を供給する掃気孔０７が設けられている。
【０００３】 図６は機関作動中の燃焼室内及びピストンの各ランド部のガス圧力の変化をク ランク角度に対応して示した線図である。 図６の（ａ）はピストン０２がＢＤＣ（下死点）からＴＤＣ（上死点）まで上 昇し、さらにＢＤＣまで下降する１回のサイクル全般にわたるガス圧力の変化を 示し、この変化のうち掃気孔近傍にピストンが到達した際の詳細な挙動を（ｂ） に示した。 図６（ａ）と（ｂ）を参照してガス圧力の変化について説明する。 Ｐ1 は燃焼室０１１内のガス圧力、Ｐ2 は第２ランド０１２とシリンダライナ ０１とのすきま内の圧力、Ｐ3 は第３ランド０１３とシリンダライナ０１とのす きま内の圧力、Ｐ4 は第４ランド０１４とシリンダライナ０１とのすきま内の圧 力である。 燃焼室０１１内に燃料が噴射され、燃焼ガスの圧力によってピストン０２がＴ ＤＣからＢＤＣに向ってシリンダライナ内を下降する途中で排気弁（図示されて いない）が開弁されるため、燃焼室内の圧力Ｐ1 は急激に低下するが、各ランド とシリンダライナとのすきま内の圧力Ｐ2 ，Ｐ3 ，Ｐ4 はゆるやかに低下するた め、燃焼室内圧力Ｐ1 との間に圧力の逆転が生じる。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術によるシリンダライナには次のような問題点があった。ピストン ０２上部に形成される各ランドは図６（ｂ）に示したように第４ランド、第３ラ ンド、第２ランドの順に掃気孔０７に到達することになるが、各ランド０１４， ０１３，０１２とシリンダライナ０１とのすきま内の圧力Ｐ4 ，Ｐ3 ，Ｐ2 は掃 気圧力よりもかなり高い。 このため、各ランド部が掃気孔０７に到達したとき、該ランド部すきま内のガ スは掃気孔０７からシリンダライナ０１外へ噴出し、その際図７に示すように各 ランド部に存在するシリンダ油０１０もシリンダライナ０１外へ放出され、シリ ンダ油の浪費となり機関運用経費の上昇を招くことになる。
【０００５】 本考案の目的は、前記問題点を解消し、ピストン上部の各ランド部とシリンダ ライナのすきま内に存在するシリンダ油が掃気孔からシリンダライナの外部へ放 出されることを抑止し、注油量の低減が可能であり、機関運用経費を節減できる シリンダライナを提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本考案のシリンダライナは、内燃機関のシリンダライナにおいて、掃気孔７の やや上方部位から下方の間の壁内に環状のすきま３０を設けて二重壁構造とした シリンダライナ１と、前記環状のすきま３０内にシリンダライナの軸方向に摺動 自在に嵌合された環状の調整部材２１と、該調整部材を駆動してシリンダライナ １内に掃気を供給する期間以外は掃気孔７を閉塞せしめる駆動手段とを有してな ることを特徴とする。
【０００７】
【作用】 シリンダライナ１の掃気孔７は、ピストン２に装着されているトップリング３ が掃気孔７より下方にあり掃気を供給する期間以外は、電磁石によって駆動され る掃気孔スリーブ弁２１によって閉塞されている。従って掃気圧より圧力の高い 第４ランド部、第３ランド部、第２ランド部が掃気孔を通過する際には掃気孔７ は閉塞されており、各ランド部すきまに閉じ込められていたガスと共に各ランド 部からシリンダ油がシリンダライナ外部に放出されることはない。
【０００８】
【実施例】
図１に本考案の実施例に係るシリンダライナの縦断面図を示す。図１を参照し てその構成と作用を説明する。 図１において、１はシリンダライナ、２はピストン、３はトップリング、４は 第２リング、５は第３リング、６は第４リング、７は掃気孔、８は注油棒、９は 導油管、１１は燃焼室、１２は第２ランド、１３は第３ランド、１４は第４ラン ド、２１は掃気孔スリーブ弁、２２は電磁石（スリーブ弁２１に固定）、２３は 電磁石（スリーブ弁摺動すきまの上部に固定）、２４は緩衝材、２５は保持板、 ３０は環状のスリーブ弁摺動すきまである。 シリンダライナ１には掃気孔７のやや上方部位から下方の間の壁内に環状のス リーブ弁摺動すきま３０を設けて二重壁構造とし、該スリーブ弁摺動すきま内に シリンダライナの軸方向に摺動自在なるように環状の調整部材として掃気孔スリ ーブ弁２１が嵌合されている。該スリーブ弁の上部とスリーブ弁摺動すきまの上 部には制御回路によって通電が制御される電磁石２２と２３が装着されている。
【０００９】 図２は前記した電磁石の制御回路のフローチャートで、図３、図４は掃気孔ス リーブ弁の作動説明図である。 図２〜４を参照して掃気孔スリーブ弁の作動について説明する。 掃気孔スリーブ弁２１は、環状のスリーブ弁摺動すきま３０内をシリンダライ ナの軸方向に摺動自在であり、電磁石２２と２３に通電時は両電磁石が吸着され るため、図３に示すように掃気孔スリーブ弁２１は上方に引き上げられ掃気孔７ は閉塞される。 他方、電磁石２２と２３に通電されていない期間は、図４に示すように電磁石 ２２と２３は分離され掃気孔スリーブ弁２１は自重によって下方に摺動し掃気孔 ７は開放状態となる。掃気孔スリーブ弁２１が自重で下方に摺動する際、シリン ダライナに衝撃を加えないようスリーブ弁摺動すきま３０の下部にはゴムやばね からなる緩衝材２４が配設され保持板２５で保持されている。
【００１０】 前記した掃気孔スリーブ弁２１の作動を制御する電磁石制御回路のフローチャ ートを図２に示した。 まず、機関のクランク角度を検知し、トップリング３が掃気孔７より下方に位 置するか否かを判定する。 判定の結果、トップリング３が掃気孔７より下方に位置している場合は、その クランク角度の期間は電磁石２２と２３への通電を断ち、掃気孔７を開の状態に して掃気を供給する。 判定の結果、トップリング３が掃気孔７よりも下方に位置していない場合は、 そのクランク角度の期間は電磁石２２と２３を通電状態とし掃気孔７を閉の状態 にしてシリンダ油が掃気孔７からシリンダライナの外部へ放出されるのを抑止す る。
【００１１】
【考案の効果】
電磁石制御回路で制御される掃気孔スリーブ弁の作動により、掃気が供給され る期間のみ掃気孔を開状態とし、他の期間は掃気孔を閉状態とすることにより、 ピストン上部の各ランド部とシリンダライナとのすきま内に閉じ込められたガス と共に該すきま内の存在するシリンダ油がシリンダライナの外部に放出されるこ とがない。従って注油量の低減が可能であり、機関運用経費が節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の実施例に係るシリンダライナの縦断面
図
【図２】電磁石制御回路のフローチャート
【図３】掃気孔スリーブ弁の作動説明図（掃気孔閉状
態）
【図４】掃気孔スリーブ弁の作動説明図（掃気孔開状
態）
【図５】従来技術によるシリンダライナの縦断面図
【図６】機関作動中のガス圧力の変化の説明図（ａ）と
掃気孔付近での圧力変化の部分詳細図（ｂ）
【図７】従来技術によるシリンダライナでのシリンダ油
の放出状況説明図
【符号の説明】
１…シリンダライナ、７…掃気孔、２１…環状の調整部
材（掃気孔スリーブ弁）、３０…環状のすきま（スリー
ブ弁摺動すきま）。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 内燃機関のシリンダライナにおいて、掃
    気孔（７）のやや上方部位から下方の間の壁内に環状の
    すきま（３０）を設けて二重壁構造としたシリンダライ
    ナ（１）と、前記環状のすきま（３０）内にシリンダラ
    イナの軸方向に摺動自在に嵌合された環状の調整部材
    （２１）と、該調整部材を駆動してシリンダライナ
    （１）内に掃気を供給する期間以外は掃気孔（７）を閉
    塞せしめる駆動手段とを有してなることを特徴とするシ
    リンダライナ。
JP9272792U 1992-12-25 1992-12-25 シリンダライナ Pending JPH0653739U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9272792U JPH0653739U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 シリンダライナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9272792U JPH0653739U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 シリンダライナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0653739U true JPH0653739U (ja) 1994-07-22

Family

ID=14062469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9272792U Pending JPH0653739U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 シリンダライナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653739U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094839A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 本田技研工業株式会社 ユニフロー２ストロークエンジン

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4137222B2 (ja) * 1998-04-10 2008-08-20 帝人株式会社 透明導電性基板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4137222B2 (ja) * 1998-04-10 2008-08-20 帝人株式会社 透明導電性基板

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016094839A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 本田技研工業株式会社 ユニフロー２ストロークエンジン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7434548B2 (en) Control device for hydraulic actuator in piston
EP0003439A1 (en) Internal combustion engine
US20070261658A1 (en) Piston For Internal-Combustion Engine And Combination Of Piston And Piston Ring For Internal-Combustion Engine
US9239003B1 (en) Variable volume combustion chamber system
CN102292524A (zh) 用于均分循环发动机的阀间隙调节系统
JP2010112286A (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構
US5586523A (en) Crankcase compression type two-cycle engine
JP2020502408A (ja) 内燃エンジン内で可変圧縮比を提供する方法及びその方法のためのアクチュエータ
US20130037010A1 (en) Uniflow port-less two-stroke engine
JP4279123B2 (ja) 掃気管制弁装置を備えた内燃機関
US4175522A (en) Exhaust gas recirculation device for internal combustion engine with auxiliary combustion chamber
JPH0653739U (ja) シリンダライナ
JPH0617659A (ja) エンジンの吸気用逆止弁
AU777035B2 (en) Valve device of engine
JPH07119502A (ja) 減筒機構における弁の制御方法
CN113396275B (zh) 在内燃机中提供可变压缩比的方法和用于该方法的装置
JPH04137222U (ja) シリンダライナ
US5809947A (en) Piston valve
JPH03501636A (ja) 排気ブリッジ潤滑装置を備えた２サイクルエンジン
JPH07127409A (ja) ダンパ付油圧式吸排気弁駆動装置
US6568358B1 (en) Multicylinder internal combustion engine with gas flow lift valves actuated by electro-magnetic actuators
JPS62501866A (ja) ピストン機関
JPH029903A (ja) シリンダ油注油機構
JPH0783015A (ja) ピストン連動式注油装置
JPH057451Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980421