JPH0653630U - 透水性法面ブロック - Google Patents

透水性法面ブロック

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JPH0653630U
JPH0653630U JP8781292U JP8781292U JPH0653630U JP H0653630 U JPH0653630 U JP H0653630U JP 8781292 U JP8781292 U JP 8781292U JP 8781292 U JP8781292 U JP 8781292U JP H0653630 U JPH0653630 U JP H0653630U
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JP
Japan
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water
reinforcing bar
slope block
pipe material
pipe
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Pending
Application number
JP8781292U
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English (en)
Inventor
正弘 清水
勉 窪園
健二 矢岡
Original Assignee
三菱マテリアル建材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポーラスコンクリート製の法面ブロックの鉄筋
の挿入を容易にし、取扱い時の強度不足をカバーする。 【構成】連結鉄筋孔3として管材4を埋め込む。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、河川の堤体の法面等に敷設される透水性法面ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】
透水性を有するコンクリートとしてポーラスコンクリートが知られている。こ のポーラスコンクリートとは、細骨材の使用量を減らし、粗骨材とセメントペー ストを主体としたコンクリートであって、内部に空隙を有する。この空隙ため、 ポーラスコンクリートは透水性を有することとなる。
【0003】 このようなポーラスコンクリートからなる透水性法面ブロックは、透水性を有 するものであるため、この透水性法面ブロックを敷設した所では河川水、雨水等 が地中に浸透して地下水の枯渇し難くなり、かつ植物が生育し易くなる。透水性 法面ブロックは、河川の内堤の法面等に敷設すると、その空隙にバクテリヤ、小 動物、及び藻類などが付着するものであるため、河川の水を自然浄化する機能を 有する。また透水性法面ブロックは連結鉄筋孔を備えているものがある。この透 水性法面ブロックは、法面などに連節ブロックとして用いることができる。連節 ブロックとして用いる場合には、連結鉄筋孔を備えた透水性法面ブロックを河川 の内堤の法面等に敷設し、連結鉄筋孔に連結鉄筋を挿通し複数の透水性法面ブロ ックを互いに固定して連節ブロックとする。この連節ブロックとした場合には、 法面など傾斜のある箇所でも透水性法面ブロックを安定して載置することができ る。
【0004】 図6は、従来の透水性法面ブロックを河川の内堤の法面に敷設して連結鉄筋に より互いに固定して連節ブロックにした一例の断面図である。 透水性法面ブロック1の連結鉄筋孔3に吊り上げ器具(図示せず)を挿入し、 この吊り上げ器具を持ち上げて透水性法面ブロック1を運搬し、図6に示すよう に多数の透水性法面ブロック1を敷設する。この後に、複数の透水性法面ブロッ ク1の連結鉄筋孔3に点線で示す連結鉄筋5を挿通し互いに固定して連節ブロッ クとする。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術において、透水性法面ブロックは、細骨材をほとんど欠除して いるものであるため、粗骨材が表面を形成してこの表面に凹凸が生じるとともに 連結鉄筋孔の内面にも凹凸が生じる。この連結鉄筋孔の内面の凹凸のため、長い 連結鉄筋を連結鉄筋孔に挿通して複数の透水性法面ブロックを連節ブロックとす る際に、連結鉄筋の先端が連結鉄筋孔の内面の凹凸につかえ、これにより連結鉄 筋を挿通する作業が困難であるという問題がある。また、透水性法面ブロックは 、空隙を有するものであるため普通のブロックより強度が低く、吊り上げ器具を 連結鉄筋孔に挿入し吊り上げて運搬する時に連結鉄筋孔の両端の周囲が破損し易 いという問題点がある。
【0006】 本考案は、上記事情に鑑み、連結鉄筋を挿通する作業が容易であり、かつ連結 鉄筋孔の両端の周囲の破損を防止した透水性法面ブロックを提供することを目的 とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の透水性法面ブロックは、連結鉄筋孔として管材を埋め込んだポーラス コンクリートから成ることを特徴とするものである。 ここに、本考案の透水性法面ブロックは、管材が、合成樹脂管、鋼管、厚紙管 、陶管から選ばれた1種であることが好ましい。
【0008】 また、本考案の透水性法面ブロックは、管材の両端を二重管とした構成である ことが好ましい。 さらに、本考案の透水性法面ブロックは、管材が外面に突起を設けた管である ことも好ましい構成である。
【0009】
【作用】
本考案の透水性法面ブロックは、連結鉄筋孔として埋め込んだ管材を備えたも のであるため、連結鉄筋の先端が連結鉄筋孔の内面につかえることがなく挿通が 容易であり、かつ連結鉄筋孔の両端が管材により保護されて運搬時に連結鉄筋孔 の両端が破損が防止される。
【0010】 ここに、本考案の透水性法面ブロックは、管材として合成樹脂管、鋼管、厚紙 管、陶管から選ばれた1種のものを備えると、挿通および運搬に十分な強度が得 られる。 また、本考案の透水性法面ブロックは、管材の両端を二重管としたものを備え ると、運搬時に透水性法面ブロックが揺れる等して大きな力が連結鉄筋孔の両端 に作用しても破損が確実に防止される。
【0011】 さらに、本考案の透水性法面ブロックは、管材の外面に突起を設けたものを備 えると、運搬時に透水性法面ブロックが揺れる等して管材と吊り上げ器具が擦れ 合ってもポーラスコンクリートと管材がずれることが一層防止される。
【0012】
【実施例】
以下、本実施例について説明する。 図1は、本考案の透水性法面ブロックの一実施例の縦断面図、図2は、図1の A−A方向から見た正面図である。尚、上記従来の技術と同一の構成の要素には 、同一の番号を付して示し、重複説明は省略する。
【0013】 この透水性法面ブロック1は、粗骨材2とセメント(図示せず)で構成したポ ーラスコンクリートからなり、図1における左右に延びる連結鉄筋孔3を備えて いる。この連結鉄筋孔3には管材4を埋め込み、この管材4はその両端が二重管 4aとなっている。 この透水性法面ブロック1は、連結鉄筋孔3には両端が二重管4aの管材4を 埋め込んだものであるため、連結鉄筋孔3に吊り上げ器具(図示せず)を挿入し 運搬する際に連結鉄筋孔3の両端の周囲が破壊すことが防止される。また複数の 透水性法面ブロック1を例えば図6に示すように敷設し、連結鉄筋5(図6参照 )を挿通するに際して連結鉄筋孔3は、その内面に管材4を埋め込んでいるもの であるため、連結鉄筋孔3の内面に凹凸がなく、連結鉄筋を挿通することが容易 である。
【0014】 図3(a)は、本考案に係る一例の管材を断面して一部を示す側面図、図3( b)は、図3(a)のB−B断面図である。 この管材4は、その外面に半球状の突起4bを有するものであるため、この半 球状の突起4bとポーラスコンクリート(図示せず)が係止し、管材4とポーラ スコンクリートがずれることを防止する。
【0015】 図4(a)は、本考案に係る他の例の管材を断面して一部を示す側面図、図4 (b)は、図4(a)のC−C断面図である。 この管材4は、その外面に釘頭状の突起4bを有するものであるため、この釘 頭状の突起4bとポーラスコンクリート(図示せず)が係止し、管材4とポーラ スコンクリートがずれることを防止する。
【0016】 図5(a)は、本考案に係るさらに他の例の管材を断面して一部を示す側面図 、図5(b)は、図5(a)のD−D断面図である。 この管材4は、その外面の軸方向および円周方向に波型の突起4bを有するも のであるため、この波型の突起4bとポーラスコンクリート(図示せず)が係止 し、管材4とポーラスコンクリートがずれることを防止する。
【0017】
【考案の効果】
本考案の透水性法面ブロックは、連結鉄筋孔として埋め込んだ管材に連結鉄筋 を挿通するものであるため、連結鉄筋の先端がつかえることがなく挿通が容易で あり、これにより連結鉄筋を挿通する作業性が向上する。また、連結鉄筋孔の両 端が管材により保護されているものであるため、運搬時に連結鉄筋孔の両端が破 損が防止され、透水性法面ブロックを交換するなどのコストと時間が軽減する。
【0018】 ここに、本考案の透水性法面ブロックは、管材として合成樹脂管、鋼管、厚紙 管、陶管から選ぶと、挿通および運搬に十分な強度が得られるとともにコストも 易いものである。 また、本考案の透水性法面ブロックは、管材の両端を二重管とすると、運搬時 に大きな力が連結鉄筋孔の両端に作用しても破損を確実に防止する。
【0019】 さらに、本考案の透水性法面ブロックは、管材が外面に突起を設けると、ポー ラスコンクリートと管材がずれることを一層防止して透水性法面ブロックの破損 をより確実に防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の透水性法面ブロックの一実施例の縦断
面図である。
【図2】図1のA−A方向から見た正面図である。
【図3】本考案に係る一例の管材の断面して一部を示す
側面図(a)、B−B断面図(b)である。
【図4】本考案に係る他の例の管材の断面して一部を示
す側面図(a)、(a)のC−C断面図(b)である。
【図5】本考案に係るさらに他の例の管材の断面して一
部を示す側面図(a)、(a)のD−D断面図(b)で
ある。
【図6】従来の透水性法面ブロックを互いに固定して連
節ブロックにして河川の内堤の法面に敷設した一例の状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 透水性法面ブロック 2 粗骨材 3 連結鉄筋孔 4 管材 4a 二重管 4b 突起 5 連結鉄筋

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結鉄筋孔として管材を埋め込んだポー
    ラスコンクリートから成ることを特徴とする透水性法面
    ブロック。
  2. 【請求項2】 前記管材が、合成樹脂管、鋼管、厚紙
    管、陶管から選ばれた1種であることを特徴とする請求
    項1記載の透水性法面ブロック。
  3. 【請求項3】 前記管材の両端を二重管としたことを特
    徴とする請求項1記載の透水性法面ブロック。
  4. 【請求項4】 前記管材が外面に突起を設けた管である
    ことを特徴とする請求項1記載の透水性法面ブロック。
JP8781292U 1992-12-22 1992-12-22 透水性法面ブロック Pending JPH0653630U (ja)

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JP8781292U JPH0653630U (ja) 1992-12-22 1992-12-22 透水性法面ブロック

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JPH0653630U true JPH0653630U (ja) 1994-07-22

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ID=13925393

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JP8781292U Pending JPH0653630U (ja) 1992-12-22 1992-12-22 透水性法面ブロック

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630408A (en) * 1979-08-21 1981-03-27 Asahi Chem Ind Co Ltd Ethylene polymerization catalyst
JPS57500884A (ja) * 1980-05-27 1982-05-20
JPH0154162B2 (ja) * 1984-11-01 1989-11-17 Takahama Industry

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980721