JPH065360U - アウタ−ロ−タ形モ−タ - Google Patents
アウタ−ロ−タ形モ−タInfo
- Publication number
- JPH065360U JPH065360U JP3279292U JP3279292U JPH065360U JP H065360 U JPH065360 U JP H065360U JP 3279292 U JP3279292 U JP 3279292U JP 3279292 U JP3279292 U JP 3279292U JP H065360 U JPH065360 U JP H065360U
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- Japan
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- bearing
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- mounting flange
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アウタ−ロ−タ形モ−タを密閉構造にするこ
と。 【構成】 モ−タ取付用フランジにベアリングを介して
挿入された回転軸と,この回転軸の一端に固定したロ−
タと,回転軸の他端に固定した負荷とを有するアウタ−
ロ−タ形モ−タにおいて,ロ−タから離間してこのロ−
タを包囲可能な皿状のロ−タカバ−を形成し,このロ−
タカバ−の上端開口部をモ−タ取付用フランジに固定し
てロ−タを気密に包囲してロ−タとモ−タ取付用フラン
ジとの間の空気の流入通路を閉鎖するとともに,負荷側
に対向位置するベアリング上部において,回転軸とモ−
タ取付用フランジとの間隙を磁性流体シ−ル部材で封止
して空気の流出通路を閉鎖する。 【効果】 ベアリングとこのベアリングを介して挿入さ
れた回転軸に沿う方向の空気の流通を阻止して,空気の
通路を完全に閉鎖したので,回転軸のベアリング等から
のオイルの飛散をなくすことが出来る。
と。 【構成】 モ−タ取付用フランジにベアリングを介して
挿入された回転軸と,この回転軸の一端に固定したロ−
タと,回転軸の他端に固定した負荷とを有するアウタ−
ロ−タ形モ−タにおいて,ロ−タから離間してこのロ−
タを包囲可能な皿状のロ−タカバ−を形成し,このロ−
タカバ−の上端開口部をモ−タ取付用フランジに固定し
てロ−タを気密に包囲してロ−タとモ−タ取付用フラン
ジとの間の空気の流入通路を閉鎖するとともに,負荷側
に対向位置するベアリング上部において,回転軸とモ−
タ取付用フランジとの間隙を磁性流体シ−ル部材で封止
して空気の流出通路を閉鎖する。 【効果】 ベアリングとこのベアリングを介して挿入さ
れた回転軸に沿う方向の空気の流通を阻止して,空気の
通路を完全に閉鎖したので,回転軸のベアリング等から
のオイルの飛散をなくすことが出来る。
Description
【0001】
この考案は,モ−タの構造に係わり,特にアウタ−ロ−タ形モ−タの密閉構造 に関するものである。
【0002】
一般に,被写体の表面から放射される赤外線を検出し,その温度分布を可視像 (熱画像)として表示する赤外線熱画像装置としては,図5に示すように構成さ れたものがある。 この赤外線熱画像装置の光学系走査機構は,図5に示すように,被写体1から の光は,シリコンウインド4により可視光2が遮断されて赤外線3のみがハウジ ング33内に入射し,第1の折り返しミラ−5で反射されて,振動ミラ−6に入 射し,ここで,垂直方向に10°振られて回転ミラ−7に入射する。従って,振 動ミラ−6で反射された赤外線3は,被写体1の少しづつずれた部分を水平方向 に走査され,第2の折り返しミラ−8方向に反射される。 第2の折り返しミラ−8では,振動ミラ−6および回転ミラ−7により垂直お よび水平走査された走査光を集光レンズ9方向に反射し,集光レンズ9は,その 走査光を単素子の赤外線検出器10に結像させる。 赤外線検出器10では,走査光は光電変換され赤外線熱像信号として増幅器1 1で増幅され,赤外線カメラ外に配置されたプロセッサ12で,各種の信号処理 がなされ,表示装置13により被写体1の熱画像が表示される。
【0004】 ここで,図6に示すように,回転ミラ−7は,モ−タ14により14,400 rpmで高速回転するが,このような高速回転するモ−タ14としては,アウタ −ロ−タ形モ−タが用いられている。 以下,回転ミラ−7の駆動機構について説明する。 モ−タ取付用フランジ15には,ベアリング16を介して回転軸17が挿入さ れており,この回転軸17の一端には,ロ−タ(回転子)18が固定されており ,円筒型のロ−タヨ−ク(回転子ヨ−ク)19の内側には永久磁石20が固定さ れてロ−タ18が構成されている。ステ−タ鉄心(固定子鉄心)21には巻線2 2が巻回されており,この固定子鉄心21はモ−タ取付用フランジ15に固定さ れている。 23はベアリング16間に介在されているバネ,24は回転軸17に固着され ている鍔部で,ベアリング16の抜け止め用である。
【0005】 回転ミラ−7の内部空間には,ミラ−受け部25が配設されている。このミラ −受け部25の上端は,回転ミラ−7の上面を押圧するミラ−押さえ部26aと このミラ−押さえ部26aの中央部下面に下方に向けて突設されている円筒状の 固定部26bとが一体的に形成されているミラ−押さえ体26により覆われてい るとともに,ミラ−受け部25とミラ−押さえ体26とはねじ穴27を介してね じ28により固定されている。 回転軸17の他端は,ミラ−受け部25およびミラ−押さえ体26との中央部 に開設されている嵌合孔29に嵌入され,回転ミラ−7,ミラ−受け部25およ びミラ−押さえ体26とが固定されている。
【0006】 このように構成されているので,回転ミラ−7がモ−タ14により14,40 0rpmの一定速度で高速回転すると,回転ミラ−7の風を切る風力により,図 6に矢印Aで示すように,ロ−タ18のロ−タヨ−ク19の上端開口部とモ−タ 取付用フランジ15との間隙から空気が吸入され,この空気は固定子鉄心21と 巻線22とモ−タ取付用フランジ15との間隙からベアリング16,バネ23を 介して回転軸17の周囲を通り回転ミラ−7の下面とモ−タ取付用フランジ15 の上面との間隙を介して外部へ流出する風路が形成される。
【0007】
一般に,アウタ−ロ−タ形モ−タを使用した場合,モ−タの回転数が高いほど 又,モ−タ負荷が大きいほどモ−タ内部で使用されているベアリングに封入され ているオイルが霧状となって飛散する現象がある。 そこで,回転ミラ−7は14,400rpmで高速回転させる必要があるため ,アウタ−ロ−タ形モ−タを使用した場合には,ロ−タ18側から回転ミラ−7 側へと風路が形成されるため,風路中に存在するベアリング16や回転軸17や バネ23に使用されているオイルが霧状になって飛散し,回転ミラ−7の平面鏡 7a・・・の面に付着して,平面鏡7a・・・表面の反射率が低下してしまい, システムへの影響を無視することが出来ないという問題があった。
【0008】
この考案は,ロ−タから離間してこのロ−タを包囲可能な皿状のロ−タカバ− を形成し,このロ−タカバ−の上端開口部をモ−タ取付用フランジに固定してロ −タを気密に包囲してロ−タとモ−タ取付用フランジとの間の空気の流入通路を 閉鎖するとともに,負荷側に対向位置するベアリング上部において,回転軸とモ −タ取付用フランジとの間隙を磁性流体シ−ル部材で封止して空気の流出通路を 閉鎖することにより,ベアリングとこのベアリングとを介して挿入された回転軸 に沿う方向の空気の流通を阻止するようにして,回転軸の周囲やベアリング等か らのオイルの飛散をなくすようにしたものである。
【0009】
ロ−タ18部分はロ−タカバ−38で気密に封止されているので,モ−タ取付 用フランジ15とロ−タ18との間隙からの空気の流入通路が遮断されるととも に,負荷(回転ミラ−7)側に対向位置するベアリング16の上部において回転 軸17とモ−タ取付用フランジ15との間隙が存在する空間を磁性流体シ−ル部 材41で封止しているので,空気の流出通路が閉鎖され,空気の風路中にある回 転軸17の周囲やベアリング16等からのオイルの飛散をなくすことができる。
【0010】
この考案の実施例を,図1〜図5に基づいて詳細に説明する。 従来例で述べた部分については,同一番号を使用するとともに,説明を省略す る。 1は被写体,2は可視光,3は被写体1から放射される赤外線,4は可視光2 を遮断し,赤外線3のみを透過するシリコンウインド,5は第1の折り返しミラ −で,シリコンウインド4を透過した被写体1の赤外線3を受光して振動ミラ− 6へ反射する。
【0011】 振動ミラ−6はガルバノメ−タ(図示せず)により垂直方向に所定角度(この 実施例では10°)振動するように構成されている。7は回転ミラ−で,モ−タ 14により一定速度で回転するもので,この実施例では14400rpmに設定 されており,回転ミラ−7は8面の平面鏡7a・・・を有する中空多角体に形成 されており,内部空間はミラ−受け部25およびミラ−押さえ体26により満た されている。 モ−タ14はアウタ−ロ−タ形モ−タが用いられており,負荷は回転ミラ−7 部分である。このモ−タ14は,モ−タ取付用フランジ15の4箇所に開設され ているねじ穴31を介してねじ32により,ハウジング33の内面に立設されて いる支持台34に固定されている。このモ−タ取付用フランジ15の下面には, ケ−ブル配線用の基板35が固定されており,この基板35からモ−タ14のケ −ブル36が引き出され,その末端部には,電源回路(図示せず)に接続するた めのコネクタ37が取り付けられている。
【0012】 38はロ−タ18を包囲可能な皿状のロ−タカバ−で,このロ−タカバ−38 の上端開口部はモ−タ取付用フランジ15の下面に固着されている基板35の外 周に嵌合され,ねじ39によりねじ止め固定されて,ロ−タ18部分を気密に包 囲して,モ−タ14が回転することによる空気の流入通路を閉鎖している。ケ− ブル36は,ロ−タカバ−38に開口されている引き出し穴40からシ−ル部材 (図示せず)を介して外部に引き出されている。 41は磁性体を含有する部材で形成されている磁性流体シ−ル部材で,負荷( 回転ミラ−7部分側)7側に対向位置するベアリング16の上部において回転軸 17とモ−タ取付用フランジ15との空間を封止しており,これにより,空気の 流出通路であるベアリング16を介した回転軸17とモ−タ取付用フランジ15 との間隙は閉鎖されている。
【0013】 次に,作用動作について説明する。 被写体1からの光は,シリコンウインド4により可視光2が遮断されて赤外線 3のみがハウジング33内に入射し,第1の折り返しミラ−5で反射されて,振 動ミラ−6に入射し,ここで,垂直方向に10°振られて回転ミラ−7に入射す る。従って,振動ミラ−6で反射された赤外線3は,被写体1の少しづつずれた 部分を水平方向に走査され,第2の折り返しミラ−8方向に反射される。 回転ミラ−7からの垂直および水平走査された走査光は,第2の折り返しミラ −8により,集光レンズ9方向に反射され,ここで,光束が集光され,赤外線検 出器10に入射して光電変換され,赤外線熱像信号として出力される。この熱像 信号は増幅器11で増幅され,プロセッサ12において上記の水平および垂直同 期信号が加えられると共に,各種の処理がなされ,表示装置13により被写体1 の熱画像として表示される。 この際,モ−タ14が高速で回転しても,ロ−タ18部分はロ−タカバ−38 によりほぼ気密に閉鎖されているので,モ−タ取付用フランジ15とロ−タヨ− ク19の上端との間隙から空気の流入はない。その上,空気の流出通路である回 転ミラ−7側に対向位置するベアリング16のっ上部において,回転軸17とモ −タ取付用フランジ15との間隙は,磁性流体シ−ル部材41が封止されている ので,空気の流出通路も完全に閉鎖されており,ロ−タ18側から負荷7側への 空気の流路は完全に阻止されている。
【0014】
この考案は,ロ−タから離間してこのロ−タを包囲可能な皿状のロ−タカバ− を形成し,このロ−タカバ−の上端開口部をモ−タ取付用フランジに固定してロ −タを気密に包囲してロ−タとモ−タ取付用フランジとの間の空気の流入通路を 閉鎖するとともに,負荷側に対向位置するベアリングの上部において,回転軸と モ−タ取付用フランジとの間隙を磁性流体シ−ル部材で封止して空気の流出通路 を閉鎖することにより,ベアリングとこのベアリングを介して挿入された回転軸 に沿う方向の空気の流通を阻止しているので,空気の通路が完全に閉鎖されてか ら,モ−タの高速回転による回転軸やベアリング等からのオイルの飛散が発生す ることはない。従って,モ−タの寿命が長くなるとともに,従来のように,負荷 側がオイルで汚れることもない。
【図1】この考案の実施例を示す一部断面図を含む側面
図である。
図である。
【図2】この考案の実施例を示す要部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】この考案の実施例を示す平面図である。
【図4】この考案の実施例を示す側面図である。
【図5】従来例を示す構成図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
14 モ−タ 15 モ−タ取付用フランジ 16 ベアリング 17 回転軸 18 ロ−タ 19 ロ−タヨ−ク 38 ロ−タカバ− 41 磁性流体シ−ル部材
Claims (1)
- 【請求項】 モ−タ取付用フランジにベアリングを介し
て挿入された回転軸と,この回転軸の一端に固定したロ
−タと,前記回転軸の他端に固定した負荷とを有するア
ウタ−ロ−タ形モ−タにおいて, 前記ロ−タから離間してこのロ−タを包囲可能な皿状の
ロ−タカバ−を形成し,このロ−タカバ−の上端開口部
を前記モ−タ取付用フランジに固定して前記ロ−タを気
密に包囲するとともに,前記負荷側に対向位置する前記
ベアリング上部において前記回転軸と前記モ−タ取付用
フランジの間隙を磁性流体シ−ル部材で封止して,前記
ベアリングとこのベアリングとを介して挿入された前記
回転軸に沿う方向の空気の流通を阻止したことを特徴と
するアウタ−ロ−タ形モ−タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3279292U JPH065360U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | アウタ−ロ−タ形モ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3279292U JPH065360U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | アウタ−ロ−タ形モ−タ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH065360U true JPH065360U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12368707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3279292U Pending JPH065360U (ja) | 1992-04-17 | 1992-04-17 | アウタ−ロ−タ形モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065360U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02223361A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-09-05 | Fuji Electric Co Ltd | ポリゴンスキヤナモータ及びその製造方法 |
-
1992
- 1992-04-17 JP JP3279292U patent/JPH065360U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02223361A (ja) * | 1988-11-30 | 1990-09-05 | Fuji Electric Co Ltd | ポリゴンスキヤナモータ及びその製造方法 |
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