JPH065357A - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents

電磁誘導加熱調理器

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Publication number
JPH065357A
JPH065357A JP16055492A JP16055492A JPH065357A JP H065357 A JPH065357 A JP H065357A JP 16055492 A JP16055492 A JP 16055492A JP 16055492 A JP16055492 A JP 16055492A JP H065357 A JPH065357 A JP H065357A
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JP
Japan
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heating coil
power receiving
receiving terminal
coil
temperature sensor
Prior art date
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Application number
JP16055492A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Kataoka
章 片岡
Yoshio Ogino
芳生 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH065357A publication Critical patent/JPH065357A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱コイルの受電端子と送電端子との接合を
容易にし、組み立て性を向上させた電磁誘導加熱調理器
を提供することを目的とする。 【構成】 樹脂からなるコイル支持部28により、加熱
コイル24と加熱コイルの受電端子25と温度センサー
26と温度センサーの受電端子27とフェライトコア2
9とを、たとえばコイル支持部28と同時成形加工する
ことによって、一体にモールド保持し、コイル支持部2
8を接合部31a,31bを介して固定部32a,32
bに嵌め込み固定するとき、各受電端子25,27を、
駆動回路33に具備されている各送電端子34,35と
それぞれ接続する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁誘導加熱調理器の
加熱コイルおよび温度センサーの接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電磁誘導加熱調理器は高効率、安
全性等、その特性がすぐれていることが注目されてお
り、電磁誘導加熱調理器の開発や生産が盛んになってき
ている。このため、電磁誘導加熱調理器の基本性能であ
る調理性を向上させることはもとより、生産性の優れた
構成や信頼性の高い構成等についても要求されてきてい
る。
【0003】以下に従来の電磁誘導加熱調理器について
説明する。図3は従来の電磁誘導加熱調理器の断側面図
である。図7において、1は被加熱調理具を載置するセ
ラミック等の非磁性体よりなるプレートである。このプ
レート1はフレーム2に固定されている。前記フレーム
2は樹脂製の本体ケース3の上部に組み合わされてお
り、本体ケース3は下面に吸気口4を、また側面に排気
口5を有している。前記本体ケース3内には加熱コイル
6が設けられ、この加熱コイル6は複数の導線をより合
わせ渦巻き状に巻いて構成されている。また、その導線
の被膜は、自己融着処理がしてあり、加熱によってコイ
ル間が接着され一体化するようになっている。前記加熱
コイル6はコイル支持部7の上面に接着剤で接着され、
さらに、コイル固定用爪8をコイル支持部7にねじ締め
することで押えられている。そして加熱コイル6とコイ
ル支持部7とを組立てて一体化して加熱コイルユニット
を構成している。前記コイル支持部7の外周には穴から
なる接合部10が設けてあり、本体ケース3の内底部か
ら突出した固定部11に前記接合部10を嵌め込み、ね
じ固定することで、加熱コイルユニット9を本体ケース
3に取りつけている。コイル支持部7の下面には高透磁
率材料からなる金属体12(以下、フェライトコアと呼
ぶ。)を接着剤にて固定しており、加熱コイル6から発
生する磁力が反プレート1側である下面方向に漏れるこ
とを防止している。加熱コイル6の線端には受電端子1
3が取り付けられている。前記加熱コイル6の中央から
プレート1の下面に接するように温度センサー14が取
りつけられており、プレート1上面に置かれた鍋等の被
加熱調理具15の温度を検出している。また前記温度セ
ンサー14の接続線の先端にも受電端子16が取り付け
られている。前記加熱コイル6に誘導加熱の電流を供給
する送電端子18と、温度センサー14と電気的に接続
するための送電端子19とは駆動回路17に設けられて
おり、加熱コイル用の送電端子18は受電端子13と、
また温度センサー用の送電端子19は受電端子16と接
続されている。図中の20は吸気口4の近傍に設けられ
た冷却ファンで、駆動回路17等にある発熱部品を冷却
している。
【0004】以上のように構成された電磁誘導加熱調理
器について、以下その動作を説明する。プレート1の上
に被加熱調理具15を乗せ、操作部(図示せず)のスイ
ッチを入れることによって、本体ケース3の内部に設け
られた加熱コイル6や駆動回路17等が動作して加熱す
ることができる。このとき、被加熱調理具15が異常に
温度が上昇した場合にはその温度を温度センサー14が
検出し、駆動回路17が加熱コイル6に供給する電流を
停止することで、安全性が保たれることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、組み立ての際に温度センサー14の受電
端子16と加熱コイル6の受電端子13を予め駆動回路
15に接続してから加熱コイルユニット9を固定部11
に取り付けており、組み立て工数がかかるものであっ
た。また、組み立て時に温度センサー14の受電端子1
6の接続を誤って忘れても、加熱コイルユニット9に隠
れて見つけにくいので、不良品を製造する危険性があっ
た。さらに、温度センサー14の取り付けに際して、温
度センサー14から出ている接続線の引き回しによっ
て、加熱コイル6から発生する磁力で温度センサー14
へのノイズの乗り方が異なり、駆動回路17が判断する
温度レベルに差異が生じるなどの問題があった。
【0006】また、加熱コイルユニット9の下に受電端
子13,16を固定して設けると、加熱コイルユニット
9を本体ケース3に取り付ける際に送電端子18,19
との嵌合位置が見にくいために組立しにくいことや、加
熱コイルユニット9と駆動回路17との間に受電端子1
3,16および送電端子18,19の結合に必要な空間
が必要なため、電磁誘導加熱調理器を薄型化する場合に
障害になった。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、加熱コイルの受電端子と送電端子との接合を容易に
し、組み立て性を向上させた電磁誘導加熱調理器を提供
することを第1の目的とする。
【0008】第2の目的は、加熱コイルの受電端子と送
電端子との接合を容易にし、かつ組み立て性を向上させ
るとともに、加熱コイルの受電端子と送電端子との接合
部が本体を薄型化する障害になることを無くした電磁誘
導加熱調理器を提供することである。
【0009】第3の目的は、温度センサーの受電端子と
送電端子との接合を容易にし、組み立て性を向上させた
電磁誘導加熱調理器を提供することである。第4の目的
は、温度センサーの受電端子と送電端子との接合を容易
にし、かつ組み立て性を向上させるとともに、温度セン
サーの受電端子と送電端子との接合部が本体を薄型化す
る障害になることを無くした電磁誘導加熱調理器を提供
することである。
【0010】第5の目的は、温度センサーの受電端子と
送電端子との接合を容易にし、組み立て性を向上させる
とともに、温度センサーの受電端子と送電端子との接合
部が本体を薄型化する障害になることを無くし、さら
に、温度センサーの検知する精度を向上させた電磁誘導
加熱調理器を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の第1の技術的手段は、コイルの先端に
受電端子を電気的に接続した加熱コイルと、加熱コイル
をモールド保持するコイル支持部とを備え、コイル支持
部で加熱コイルの受電端子の一部を覆って一体に形成
し、また、加熱コイルに電流を供給する駆動回路を本体
に取りつけ、加熱コイルの受電端子に嵌合し電流を供給
する送電端子を駆動回路に設け、加熱コイルの受電端子
と送電端子を接合させている。
【0012】また、第2の目的を達成するために本発明
の第2の技術的手段は、コイルの先端に受電端子を電気
的に接続した加熱コイルと、加熱コイルをモールド保持
するとともに本体に取りつけるための接合部を有したコ
イル支持部とを備え、加熱コイルの外周側に加熱コイル
の受電端子が位置するように受電端子の一部をコイル支
持部で覆って一体に形成し、さらに、加熱コイルに電流
を供給する駆動回路を本体に取りつけ、加熱コイルの受
電端子に嵌合し電流を供給する送電端子を駆動回路に設
け、加熱コイルの受電端子と送電端子とを接続し、コイ
ル支持部の接合部を本体の固定部に取りつけている。
【0013】さらに、第3の目的を達成するために本発
明の第3の技術的手段は、加熱コイルと、加熱コイルを
モールド保持するコイル支持部と、受電端子を電気的に
接続した温度センサーを備え、コイル支持部で温度セン
サーの受電端子の一部を覆って一体に形成し、また、加
熱コイルに接続して電流を供給する駆動回路を本体に取
りつけ、温度センサーの受電端子に嵌合し電流を供給す
る送電端子を駆動回路に設け、コイル支持部の接合部を
本体の固定部に取りつけることで、温度センサーの受電
端子と送電端子を接合させている。
【0014】また、第4の目的を達成するために本発明
の第4の技術的手段は、加熱コイルと、加熱コイルをモ
ールド保持するとともに本体に取りつけるための接合部
を有したコイル支持部と、受電端子を電気的に接続した
温度センサーを備え、加熱コイルの外周側に温度センサ
ーの受電端子が位置するように受電端子の一部をコイル
支持部で覆って一体に形成し、さらに、加熱コイルに接
続して電流を供給する駆動回路を本体に取りつけ、温度
センサーの受電端子に嵌合し電流を供給する送電端子を
駆動回路に設け、温度センサーの受電端子と送電端子と
を接続し、コイル支持部の接合部を本体の固定部に取り
つけている。
【0015】さらに、第5の目的を達成するために本発
明の第5の技術的手段は、コイルの先端に受電端子を電
気的に接続した加熱コイルと、加熱コイルをモールド保
持するとともに本体に取りつけるための接合部を有した
コイル支持部とを備え、さらに、受電端子を電気的に接
続した温度センサーを設け、加熱コイルの外周側に加熱
コイルの受電端子が位置し、かつ、加熱コイルの内周側
に温度センサーの受電端子が位置するように各受電端子
の一部をコイル支持部で覆って一体に形成し、また、加
熱コイルに接続して電流を供給する駆動回路を本体に取
りつけ、加熱コイルの受電端子に嵌合し電流を供給する
送電端子と温度センサーの受電端子に嵌合し電流を供給
する送電端子とを駆動回路に設け、各受電端子と送電端
子とを接続し、コイル支持部の接合部を本体の固定部に
取りつけている。
【0016】
【作用】第1の技術的手段によって、コイル支持部で加
熱コイルの受電端子の一部を覆うことで、コイル支持部
の形成時に加熱コイルの受電端子の固定が図れ、部品と
しての組み立て性が向上する。さらに、コイル支持部を
本体に組みこむ際に加熱コイルの受電端子と送電端子の
接続ができるので、組み立て性が向上する。
【0017】また、第2の技術的手段によって、加熱コ
イルの外周側に加熱コイルの受電端子を設けているの
で、受電端子と送電端子の接続を確認しながら本体にコ
イル支持部を固定することができ、また、加熱コイルの
外周側で受電端子と送電端子とを接続するので、その接
続空間をコイル支持部と駆動回路の間に必ず取る必要が
なくなり、結果として本体の薄型化が図れる。
【0018】さらに、第3の技術的手段によって、コイ
ル支持部で温度センサーの受電端子の一部を覆うこと
で、コイル支持部の形成時に温度センサーの受電端子の
固定が図れ、部品としての組み立て性が向上する。さら
に、コイル支持部を本体に組みこむ際に温度センサーの
受電端子と送電端子の接続ができるので、組み立て性が
向上する。
【0019】また、第4の技術的手段によって、加熱コ
イルの外周側に温度センサーの受電端子を設けているの
で、受電端子と送電端子の接続を確認しながら本体にコ
イル支持部を固定することができ、また、加熱コイルの
外周側で受電端子と送電端子とを接続するので、その接
続空間をコイル支持部と駆動回路の間に必ず取る必要が
なくなり、結果として本体の薄型化が図れる。
【0020】さらに、第5の技術的手段によって、加熱
コイルの外周側に加熱コイルの受電端子を設けているの
で、受電端子と送電端子の接続を確認しながら本体にコ
イル支持部を固定することができ、また、加熱コイルの
外周側で加熱コイルの受電端子と送電端子とを接続し、
加熱コイルの内周側で温度センサーの受電端子と送電端
子とを接続しするので、それらの接続空間をコイル支持
部と駆動回路の間に必ず取る必要がなくなり、結果とし
て本体の薄型化が図れる。さらに、温度センサーの受電
端子と加熱コイルの受電端子の位置が離れているため、
加熱コイルから発生する磁力が温度センサーにノイズと
して影響することが少くなる。
【0021】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は第1の実施例の電磁誘導加熱調
理器の断側面図、図2は同電磁誘導加熱調理器の要部斜
視図である。図1、図2において、1はプレート、2は
フレーム、15は鍋等の被加熱調理具、20は冷却ファ
ンで、以上は従来例と同様であるので説明を省略する。
21は樹脂製の本体ケースで、下面に吸気口22、後面
に排気口23を有している。加熱コイル24は、複数の
導線をより合わせ渦巻き状に巻いて構成されている。そ
して加熱コイル24にはその両端に受電端子25が取り
付けられている。温度センサー26にはその接続線の両
端に受電端子27が取り付けられている。コイル支持部
28は樹脂からなり、加熱コイル24と加熱コイルの受
電端子25と温度センサー26と温度センサーの受電端
子27とフェライトコア29とを、例えばコイル支持部
28と同時成形加工することによって、モールド支持し
ている。この一体化されたものを加熱コイルユニット3
0とし、その中の構成としては、中央上面に温度センサ
ー26が位置し、その周囲に加熱コイル24が位置し、
加熱コイル24の下面にはフェライトコア29を加熱コ
イル24の渦巻き方向に対して平行に配置し、さらに中
央下面には温度センサーの受電端子27を位置させ、加
熱コイル24の下面には加熱コイルの受電端子25を位
置させている。前記加熱コイルユニット30の外周には
開けられた穴からなる接合部31a,31bが設けられ
ており、接合部31bの形状が単なる円形に対して、3
1aの形状は一部切欠きがある状態になっている。さら
に、接合部31aと31b、31bと31bの距離が異
なっている。本体ケース21の内底部にはボスからなる
固定部32a,32bが設けられている。また、固定部
32bの形状が単なる円筒形に対して、固定部32aは
側面にリブのある円筒形状になっている。加熱コイルユ
ニット30は、固定部32a,32bに接合部31a,
31bを嵌め込み固定している。このとき、加熱コイル
の受電端子25と温度センサー26の受電端子27は、
駆動回路33に具備されている加熱コイルの送電端子3
4と温度センサーの送電端子35とそれぞれ接続される
ことになる。
【0022】以上のように構成することによって、加熱
コイルユニット30を接合部31a,31bを介して、
固定部32a,32bに固定する際に、接合部31a,
31bの形状が異なっていることや接合部31a,31
bの互いに近接している距離が異なっていることによっ
て、加熱コイルユニット30の取り付け位置が一定とな
り、加熱コイルの受電端子25と送電端子34の接続や
温度センサーの受電端子27と送電端子35の接続を確
認することなく、容易に組み立てることができる。ま
た、プレート1の上に被加熱調理具15を乗せ、操作部
(図示せず)のスイッチを入れることによって、本体内
部に設けられた加熱コイル24や駆動回路33等が動作
し加熱することができる。このとき、加熱コイル24に
流れる電流波形の周波数で加熱コイル24が振動しよう
とするが、本実施例においては、加熱コイル24の周囲
をコイル支持部28の樹脂で囲んでいるため、その振動
は抑制され、加熱コイル24から発生する電磁音が低減
することになる。
【0023】さらに、加熱コイルユニット30の組み立
てにおいて、加熱コイル24と加熱コイル24の受電端
子25と温度センサー26と温度センサーの受電端子2
7とフェライトコア29とをコイル支持部28の樹脂で
モールド一体成形しているので、大幅に組み立て工数が
低減することになる。
【0024】図3は第2の実施例の電磁誘導加熱調理器
の断側面図、図4は同電磁誘導加熱調理器の要部斜視図
である。図3、図4において、1はプレート、2はフレ
ーム、15は鍋等の被加熱調理具、20は冷却ファン、
36は本体ケース、37は吸気口、38は排気口、39
は加熱コイル、40は加熱コイルの受電端子、41は温
度センサー、42は温度センサーの受電端子、43はフ
ェライトコア、44は駆動回路、45は加熱コイルの送
電端子、46は温度センサーの送電端子で、以上は第1
の実施例と同様であるので説明を省略する。
【0025】47は樹脂からなるコイル支持部で、加熱
コイル39と加熱コイルの受電端子40と温度センサー
41と温度センサーの受電端子42とフェライトコア4
3とを、たとえばコイル支持部47と同時成形加工する
ことによって、一体にモールドしている。この一体化さ
れたものを加熱コイルユニット48とし、その中の構成
としては、中央上面に温度センサー41を位置させ、そ
の周囲に加熱コイル39を配置し、加熱コイル39の下
面にはフェライトコア43を加熱コイル39の渦巻き方
向に対して平行に配置し、さらに加熱コイル39の外周
の外側下面には温度センサーの受電端子42と加熱コイ
ルの受電端子40を位置させている。前記加熱コイルユ
ニット48の外周には開けられた穴からなる接合部49
が設けられている。そして本体ケース36の内底にはボ
スからなる固定部50が設けられている。加熱コイルユ
ニット48は、固定部50に接合部49を嵌め込み、ね
じ(図示せず)で固定している。
【0026】以上の構成のように、加熱コイル39の外
周の外側に加熱コイルの受電端子40と温度センサーの
受電端子42を設けているので、加熱コイルの送電端子
45と温度センサーの送電端子46との接続を確認しな
がら加熱コイルユニット48を接合部49を介して固定
部50に固定することができるため、組み立てが容易
で、かつ、確実に行うことができる。さらに、各受電端
子40,42と送電端子45,46の接続を加熱コイル
39の外側で行うので、加熱コイルユニット48と駆動
回路44との間にその接続空間を確保しなくてもよいた
め、その分本体の薄型化が図れる。
【0027】図5は第3の実施例の電磁誘導加熱調理器
の断側面図、図6は同電磁誘導加熱調理器の要部斜視図
である。図5、図6において、1はプレート、2はフレ
ーム、15は鍋等の被加熱物、20は冷却ファン、51
は本体ケース、52は吸気口、53は排気口、54は加
熱コイル、55は加熱コイルの受電端子、56は温度セ
ンサー、57は温度センサーの受電端子、58はフェラ
イトコア、59は駆動回路、60は加熱コイルの送電端
子、61は温度センサーの送電端子で、以上は第1の実
施例と同様であるので説明を省略する。
【0028】62は樹脂からなるコイル支持部で、加熱
コイル54と加熱コイルの受電端子55と温度センサー
56と温度センサーの受電端子57とフェライトコア5
8とを、たとえばコイル支持部62と同時成形加工する
ことによって、モールドし、かつ一体に形成している。
この一体化されたものを加熱コイルユニット63とし、
その中の構成としては、中央上面に温度センサー56を
位置させ、その周囲に加熱コイル54を配し、加熱コイ
ル54の下面にはフェライトコア58を加熱コイル54
の渦巻き方向に対して平行に配し、さらに加熱コイル5
4の内周の内側下面には温度センサーの受電端子57と
加熱コイル54の外周の外側下面には加熱コイルの受電
端子55を位置させている。前記加熱コイルユニット6
3の外周には開けられた穴からなる接合部64を設けて
いる。本体ケース51の内底にはボスからなる固定部6
5を設けている。加熱コイルユニット63は、固定部6
5に接合部64を嵌め込み、ねじ(図示せず)で固定し
ている。
【0029】以上の構成のように、加熱コイル54の外
周の外側に加熱コイルの受電端子55を設けているの
で、加熱コイルの送電端子60との接続を確認しながら
加熱コイルユニット63を接合部64を介して固定部6
5に固定することができるため、組み立てが容易で、か
つ、確実に行うことができる。さらに、温度センサーの
受電端子57と送電端子61は加熱コイルの内側で、ま
た、加熱コイルの受電端子55と送電端子60の接続は
加熱コイル39の外側で行うので、加熱コイルユニット
63と駆動回路59との間にその接続空間を確保しなく
てもよいため、その分本体の薄型化が図れる。その上、
温度センサーの受電端子57と加熱コイル54や加熱コ
イルの受電端子55とが離れているため、加熱中に加熱
コイル54等から発生する磁力によって温度センサー5
6にノイズが発生させることを抑制することができる。
【0030】なお、各実施例では、コイル支持部28,
47,62で、加熱コイル24,39,54と加熱コイ
ルの受電端子25,40,55と温度センサー26,4
1,56と温度センサーの受電端子27,42,57と
フェライトコア29,43,58とを一体にモールドし
ているが、少なくともコイル支持部28,47,62と
加熱コイルの受電端子25,40,55あるいは温度セ
ンサーの受電端子27,42,57とのどちらか一方を
一体に形成すれば良い。
【0031】
【発明の効果】以上の実施例の説明より明らかなように
本発明は、加熱コイルの受電端子と送電端子との接合を
容易にし、組み立て性を向上させた電磁誘導加熱調理器
を提供することができる。また加熱コイルの受電端子と
送電端子との接合部が本体を薄型化する障害になること
を無くすことができる。さらに温度センサーの受電端子
と送電端子との接合を容易にし、組み立て性を向上させ
る。しかも温度センサーの受電端子と送電端子との接合
部が本体を薄型化する障害になることがなく、温度セン
サーの検知する精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の電磁誘導加熱調理器の断側面図
【図2】同電磁誘導加熱調理器の要部斜視図
【図3】第2の実施例の電磁誘導加熱調理器の断側面図
【図4】同電磁誘導加熱調理器の要部斜視図
【図5】第3の実施例の電磁誘導加熱調理器の断側面図
【図6】同電磁誘導加熱調理器の要部斜視図
【図7】従来例の電磁誘導加熱調理器の断側面図
【符号の説明】
24 加熱コイル 25 加熱コイルの受電端子 26 温度センサー 27 温度センサーの受電端子 28 コイル支持部 31a,31b 接合部 32a,32b 固定部 33 駆動回路 34 加熱コイルの送電端子 35 温度センサーの送電端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルの先端に受電端子を電気的に接続
    した加熱コイルと、加熱コイルをモールド保持するコイ
    ル支持部とを備え、コイル支持部で加熱コイルの受電端
    子の一部を覆って一体に形成し、また、加熱コイルに電
    流を供給する駆動回路を本体に取りつけ、加熱コイルの
    受電端子に嵌合し電流を供給する送電端子を駆動回路に
    設け、加熱コイルの受電端子と送電端子を接合させた電
    磁誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 コイルの先端に受電端子を電気的に接続
    した加熱コイルと、加熱コイルをモールド保持するとと
    もに本体に取りつけるための接合部を有したコイル支持
    部とを備え、加熱コイルの外周側に加熱コイルの受電端
    子が位置するように受電端子の一部をコイル支持部で覆
    って一体に形成し、さらに、加熱コイルに電流を供給す
    る駆動回路を本体に取りつけ、加熱コイルの受電端子に
    嵌合し電流を供給する送電端子を駆動回路に設け、加熱
    コイルの受電端子と送電端子とを接続し、コイル支持部
    の接合部を本体の固定部に取りつけた電磁誘導加熱調理
    器。
  3. 【請求項3】 加熱コイルと、加熱コイルをモールド保
    持するコイル支持部と、受電端子を電気的に接続した温
    度センサーを備え、コイル支持部で温度センサーの受電
    端子の一部を覆って一体に形成し、また、加熱コイルに
    接続して電流を供給する駆動回路を本体に取りつけ、温
    度センサーの受電端子に嵌合し電流を供給する送電端子
    を駆動回路に設け、温度センサーの受電端子と送電端子
    を接合させた電磁誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 加熱コイルと、加熱コイルをモールド保
    持するとともに本体に取りつけるための接合部を有した
    コイル支持部と、受電端子を電気的に接続した温度セン
    サーを備え、加熱コイルの外周側に温度センサーの受電
    端子が位置するように受電端子の一部をコイル支持部で
    覆って一体に形成し、さらに、加熱コイルに接続して電
    流を供給する駆動回路を本体に取りつけ、温度センサー
    の受電端子に嵌合し電流を供給する送電端子を駆動回路
    に設け、温度センサーの受電端子と送電端子とを接続
    し、コイル支持部の接合部を本体の固定部に取りつけた
    電磁誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 コイルの先端に受電端子を電気的に接続
    した加熱コイルと、加熱コイルをモールド保持するとと
    もに本体に取りつけるための接合部を有したコイル支持
    部とを備え、さらに、受電端子を電気的に接続した温度
    センサーを設け、加熱コイルの外周側に加熱コイルの受
    電端子が位置し、かつ、加熱コイルの内周側に温度セン
    サーの受電端子が位置するように各受電端子の一部をコ
    イル支持部で覆って一体に形成し、また、加熱コイルに
    接続して電流を供給する駆動回路を本体に取りつけ、加
    熱コイルの受電端子に嵌合し電流を供給する送電端子と
    温度センサーの受電端子に嵌合し電流を供給する送電端
    子とを駆動回路に設け、各受電端子と送電端子とを接続
    し、コイル支持部の接合部を本体の固定部に取りつけた
    電磁誘導加熱調理器。
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