JPH0653398U - 船舶通風区画の換気装置 - Google Patents

船舶通風区画の換気装置

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JPH0653398U
JPH0653398U JP9334992U JP9334992U JPH0653398U JP H0653398 U JPH0653398 U JP H0653398U JP 9334992 U JP9334992 U JP 9334992U JP 9334992 U JP9334992 U JP 9334992U JP H0653398 U JPH0653398 U JP H0653398U
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JP
Japan
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temperature
ventilation
ship
outside air
section
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Application number
JP9334992U
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English (en)
Inventor
康至 三浦
和男 佐藤
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外気温に応じて強制通風装置の換気能力を最
適に調節させる。 【構成】 温度センサー14によって外気温13を検出
し、温度センサー14で検出した外気温13と温度設定
器16に設定した船舶の通風区画内部の設定温度15と
を制御装置18で比較して、外気温13が設定温度15
よりも高い時には回転数が速くなり、外気温13が設定
温度15よりも低い時には回転数が遅くなるよう制御す
る制御信号17を強制通風装置の電動機10へ送るよう
にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、船舶通風区画の換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、船舶の船体内部は、居住区画と、居住区画以外の機械室、貯蔵室、倉 庫などの通風区画とに分れている。
【0003】 そして、船舶では、船体内部の種々の区画を目的に応じて換気しており、居住 区画には、エアコンディショナーなどの空調設備が設けられて、常時、快適な環 境に保たれているが、居住区画以外の通風区画は、高価な空調設備を設ける必要 がないので、単に換気装置が設けられているに過ぎなかった。
【0004】 即ち、従来、図3に示す船舶1の水夫長倉庫2や舵取機室3などの通風区画4 には、天井部5に、図4に示すような、外部に突出した通風筒6の上端に天蓋7 を備えた自然通風装置8と、通風筒6の内部にファン9を回転するための電動機 10を備えた強制通風装置11とが設けられていた。
【0005】 尚、12は暖房器である。
【0006】 そして、強制通風装置11の電動機10を直接電源に接続して、ファン9を一 定速度で回転することにより、通風区画4内部の空気を強制通風装置11の通風 筒6を通して強制的に外部へ排気し、同時に、排気された分の空気を自然通風装 置8の通風筒6を通して外部から通風区画4内部へと自然吸気させることによっ て、通風区画4内部の換気を行わせていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の船舶通風区画の換気装置には、以下のような問題が あった。
【0008】 即ち、船舶1はその航海先や航海時期によって寒暖の差が大きいため、寒冷地 や寒冷期では、暖房器12によって通風区画4の内部が十分に暖められ、温暖地 や温暖期では大量の外気を導入させることによって通風区画4の内部が冷やされ るようにする必要があるが、従来の強制通風装置11は、電動機10が直接電源 に接続されてファン9を定速回転し、定量ずつ空気を入替えるようになっていた ため、実際は上記のようにはならず、寒冷地や寒冷期では、換気が強すぎて暖房 器12が効かず、温暖地や温暖期では、換気が弱すぎて室温が下らないという状 態になっていた。
【0009】 本考案は、上述の実情に鑑み、外気温に応じて強制通風装置の換気能力を最適 に調節し得るようにした船舶通風区画の換気装置を提供することを目的とするも のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は、外気温を検出する温度センサーと、船舶の通風区画内部の温度を設 定する温度設定器と、温度センサーからの外気温と温度設定器からの設定温度と を比較して、通風区画に設けられた強制通風装置の電動機に回転数を調節する制 御信号を送る制御装置とを備えたことを特徴とする船舶通風区画の換気装置にか かるものである。
【0011】
【作用】
本考案の作用は以下の通りである。
【0012】 温度センサーによって外気温を検出し、温度センサーで検出した外気温と温度 設定器に設定した船舶の通風区画内部の設定温度とを制御装置で比較して、外気 温が設定温度よりも高い時には回転数が速くなり、外気温が設定温度よりも低い 時には回転数が遅くなるよう制御する制御信号を強制通風装置の電動機へ送る。
【0013】 すると、温暖地や温暖期などの、外気温が設定温度よりも高くなる時には、制 御装置からの制御信号によって電動機の回転数が速められて、強制通風装置によ る強制排気能力が高まるので、通風区画内部が十分に換気されて内部の温度が低 下される。
【0014】 同様に、寒冷地や寒冷期などの、外気温が設定温度よりも低くなる時には、制 御装置からの制御信号によって電動機の回転数が遅められて、強制通風装置によ る強制排気能力が低下されるので、通風区画内部における暖房器の効きが良くな る。
【0015】 このように、本考案によれば、外気温に応じて強制通風装置の強制排気能力を 調節し得るので、通風区画内部の温度をより快適に保つことができる。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
【0017】 図1・図2は、本考案の一実施例である。
【0018】 図中、4は船舶の通風区画、5は通風区画4の天井部、8は通風筒6及び天蓋 7から成る自然通風装置、11はファン9を回転するための電動機10を備えた 強制通風装置、12は暖房器である。
【0019】 強制通風装置11の通風筒6に、外気温13を検出する温度センサー14を設 ける。
【0020】 又、船舶の通風区画4内部の温度を設定する温度設定器16を備え、前記温度 センサー14からの外気温13と温度設定器16からの設定温度15とを比較し て、船舶の通風区画4に設けられた強制通風装置11の電動機10に回転数を調 節する制御信号17を送る制御装置18を設ける。
【0021】 尚、制御装置18による電動機10の回転数制御は、インバータ制御でも、電 動機10の極数制御でも良い。
【0022】 次に、作動について説明する。
【0023】 船舶の通風区画4内部の空気を、強制通風装置11を用いて強制排気させると 共に、外部の空気を自然通風装置8を用いて通風区画4内部へ自然吸気させる過 程については図4と同様なので説明を省略する。
【0024】 本考案では、強制通風装置11の通風筒6に設けられた温度センサー14によ って外気温13を検出し、温度センサー14で検出した外気温13と船舶の通風 区画4内部に設けられた温度設定器16の設定温度15とを制御装置18で比較 して、外気温13が設定温度15よりも高い時には回転数が速くなり、外気温1 3が設定温度15よりも低い時には回転数が遅くなるよう制御する制御信号17 を強制通風装置11の電動機10へ送る。
【0025】 すると、温暖地や温暖期などの、外気温13が設定温度15よりも高くなる時 には、制御装置18からの制御信号17によって電動機10の回転数が速められ て、強制通風装置11の強制排気能力が高まるので、通風区画4内部が十分に換 気されて内部の温度が低下される。
【0026】 同様に、寒冷地や寒冷期などの、外気温13が設定温度15よりも低くなる時 には、制御装置18からの制御信号17によって電動機10の回転数が遅められ て、強制通風装置11の強制排気能力が低下されるので、通風区画4内部におけ る暖房器12の効きが良くなる。
【0027】 このように、本考案によれば、外気温13に応じて強制通風装置11の強制排 気能力を調節し得るので、通風区画4内部の温度をより快適に保つことができる 。
【0028】 尚、本考案は、上述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の船舶通風区画の換気装置によれば、外気温に応 じて強制通風装置の換気能力を最適に調節し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる通風区画の概略正面
図である。
【図2】図1の制御系統図である。
【図3】船舶の通風区画の例を示す概略側面図である。
【図4】従来の通風区画の概略正面図である。
【符号の説明】
1 船舶 4 通風区画 10 電動機 11 強制通風装置 13 外気温 14 温度センサー 15 設定温度 16 温度設定器 17 制御信号 18 制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気温を検出する温度センサーと、船舶
    の通風区画内部の温度を設定する温度設定器と、温度セ
    ンサーからの外気温と温度設定器からの設定温度とを比
    較して、通風区画に設けられた強制通風装置の電動機に
    回転数を調節する制御信号を送る制御装置とを備えたこ
    とを特徴とする船舶通風区画の換気装置。
JP9334992U 1992-12-29 1992-12-29 船舶通風区画の換気装置 Pending JPH0653398U (ja)

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JP9334992U JPH0653398U (ja) 1992-12-29 1992-12-29 船舶通風区画の換気装置

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JPH0653398U true JPH0653398U (ja) 1994-07-19

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ID=14079802

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120047343A (ko) * 2010-10-22 2012-05-14 대우조선해양 주식회사 극지 운항 선박의 머드펌프룸 및 머드탱크용 통풍시스템
KR101359529B1 (ko) * 2012-04-06 2014-02-12 삼성중공업 주식회사 기관실용 절전형 통풍 시스템 및 이의 제어방법
JP2014184941A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Tsuneishi Shipbuilding Co Ltd 機関室換気システム

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