JPH065338U - 回転体における給電用配線保護装置 - Google Patents

回転体における給電用配線保護装置

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Publication number
JPH065338U
JPH065338U JP5051092U JP5051092U JPH065338U JP H065338 U JPH065338 U JP H065338U JP 5051092 U JP5051092 U JP 5051092U JP 5051092 U JP5051092 U JP 5051092U JP H065338 U JPH065338 U JP H065338U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
rotating body
protection device
wiring protection
elastic tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5051092U
Other languages
English (en)
Inventor
和夫 岸野
俊一 宮原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP5051092U priority Critical patent/JPH065338U/ja
Publication of JPH065338U publication Critical patent/JPH065338U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない給電用配線スペースで、円滑な給電が
可能な給電用配線保護装置を提供する。 【構成】 回転体に対して給電及び信号伝達するための
給電用配線保護装置において、ケーブル52を通した弾
性体チューブ51の一端が回転体に固定され、他端が支
持板40に固定され、かつ弾性体チューブ51が支持板
40上においてスパイラル状に配置されており、回転部
20の回転に伴って弾性体チューブ51が巻き取られた
りまたは解きほぐされたりする構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転体に給電するための給電用配線を保護する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特に船舶用の衛星通信や衛星放送の受信を行うために衛星を捕獲するア ンテナ装置において、例えば衛星等の移動物体の移動方向に対し、アンテナの向 きを追尾して衛星方向に向けるAZ軸上の回転部に信号や電力を供給するケーブ ルには、回転角が比較的大きいので配材の屈曲による劣化が大きく、かつ回転軸 負荷の変動が生じるものであるが、それらの劣化や負荷変動を防止するため伸縮 性のある編組構造の配線保護チューブを使用するのが一般的であった。また、こ の配線保護チューブを長くすることで屈曲による弊害を吸収することが一般に行 われていた。
【0003】 また、多角度の回転が可能なスリップリングも制御信号等の伝達のために一般 的に使用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来技術においては、編組構造の配線保護チューブを長くして使用す る場合には、配線保護チューブの移動を阻害しないために相当大きなスペースを 必要とし、それのみならずその重量が増すので小型化には不適当であった。また 、スリップリングの場合は、制御信号等の伝達には適するがマイクロ波のロータ リージョイントとしては入出力の損失が発生し、かつ構造が複雑となるため高価 なものとなる不都合があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述した従来技術の課題を解決することを目的とし、その目的を達 成するために、回転体に対して給電及び信号伝達するための給電配線保護装置に おいて、ケーブルを通した弾性体チューブの一端が回転体に固定され、他端が支 持体に固定され、かつ弾性体チューブが支持体上においてスパイラル状に配置さ れており、回転体の回転に伴って弾性体チューブが巻き取られたりまたは解きほ ぐされたりする構成を特徴とする。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して詳細に述べる。 図1及び図2は本考案の一実施例としての回転体における給電用配線保護装置 を装備したアンテナ装置の例を示すそれぞれ正面図及び側面図である。図におい て、アンテナ10は支持柱30に固定されたアンテナサポート32に支持されて おり、AZ軸12の回りの回転は、EL軸モータ22の駆動力がベルト24によ って伝達されることにより行われる。
【0007】 また、EL軸14の回りの回転は、AZ軸モータ16の駆動力がベルト18に よって伝達されることにより行われる。それぞれの回転角度は、AZ軸角度検出 器26及びEL軸角度検出器28によって検出される。また、34はRF部を示 す。このようにアンテナ10は2軸方向に回転可能に設けられているので、アン テナへの給電及び信号伝達は支持板40の上に移動可能に設けられた、その中に チューブを貫通した弾性体チューブ51によって行われる。
【0008】 図3(a)及び図3(b)は本考案の給電方法を示す平面図であって、AZ軸 12へは回転部20が固定されているので、回転部20は駆動用モータによって AZ軸12と共に回転し、所定の長さに設定されたスパイラル形状の弾性体チュ ーブ51は、その一端がAZ軸12の一部すなわち回転部20の一部に固定され 、他端が支持板40の一部に固定されている。
【0009】 図3(a)は、回転部20が矢印A方向に回転を開始する前の状態を示し、一 方図3(b)は回転部20が540度(1.5回転)回転して弾性体チューブ5 1が解きほぐれた後の状態を示す平面図である。回転部20が図3(b)の矢印 Bの方向に回転することによって弾性体チューブ51は巻き取られて図3(a) に示す位置に復帰することになる。この弾性体チューブ51の長さは、回転部2 0の回転角度をどのように設定するかに依存して決定される。
【0010】 この弾性体チューブ51の詳細な構成は図4(a)から図4(c)に示す。図 4(a)において、弾性体チューブ51の表面は弾性に富んだコルゲート構造と なっており、その材質はポリプロピレン等が好ましい。このように、弾性体チュ ーブ51がコルゲート構造であるので、巻き取られる場合にも互いに絡み合うよ うな虞れは全く無い。弾性体チューブ51の内部には図4(b)に示すようにパ ッキン53が充填されその中央部に複数の給電用ケーブル52が配置されている 。このパッキン53は必ずしも必要ではなく、図4(c)に示すようにパッキン 53を用いずに使用することも可能である。なお、弾性体チューブ51の端部は ケーブル52との磨耗が発生しないように可動パッキンで保護されている。また 、54は弾性体チューブの端部を保持するための保持具である。
【0011】 弾性体チューブ51を移動可能に支持する支持板40は、弾性体チューブ51 との摩擦係数を小さくするために例えばフッ素樹脂で表面加工することが望まし い。
【0012】
【考案の結果】
以上述べたように本考案によれば、スパイラルな弾性体チューブの巻き取り及 び解きほどきによって回転体への給電が達成されるので、配線スペースが少なく て済み、支持板との摩擦係数も少ないので円滑な配線移動が可能となり、従って 負荷の変動の少ない極めて安定した給電が可能となる効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の給電用配線保護装置が適用される好適
なアンテナ装置を示す正面図である。
【図2】本考案の給電用配線保護装置が適用される好適
なアンテナ装置を示す側面図である。
【図3】本考案の一実施例における弾性体チューブの動
作を説明するための平面図である。
【図4】本考案の実施例における弾性体チューブの詳細
な構成を示す部分断面図及び断面図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 12 AZ軸 20 回転部 40 支持板 51 弾性体チューブ 52 ケーブル 53 パッキン 54 保持具

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体に対して給電及び信号伝達するた
    めの給電配線保護装置において、ケーブルを通した弾性
    体チューブの一端が前記回転体に固定され、他端が支持
    体に固定され、かつ前記弾性体チューブが前記支持体上
    においてスパイラル状に配置されており、前記回転体の
    回転に伴って前記弾性体チューブが巻き取られたりまた
    は解きほぐされたりすることを特徴とする回転体におけ
    る給電用配線保護装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記支持体が摩擦係
    数の小さい材料で構成されていることを特徴とする回転
    体における給電用配線保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記弾性体チューブ
    の表面がコルゲート構造となっていることを特徴とする
    回転体における給電用配線保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記弾性体チューブ
    の内部にケーブルが挿入され、かつパッキンが充填され
    ていることを特徴とする回転体における給電用配線保護
    装置。
JP5051092U 1992-06-25 1992-06-25 回転体における給電用配線保護装置 Pending JPH065338U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5051092U JPH065338U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 回転体における給電用配線保護装置

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JP5051092U JPH065338U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 回転体における給電用配線保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH065338U true JPH065338U (ja) 1994-01-21

Family

ID=12860966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5051092U Pending JPH065338U (ja) 1992-06-25 1992-06-25 回転体における給電用配線保護装置

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JP (1) JPH065338U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001144519A (ja) * 1999-10-13 2001-05-25 Thomson Multimedia ケーブルリール、及びこのようなリールが装備された電磁波通信装置

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JP2001144519A (ja) * 1999-10-13 2001-05-25 Thomson Multimedia ケーブルリール、及びこのようなリールが装備された電磁波通信装置

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