JPH0653373B2 - 強化成形品の製造方法 - Google Patents

強化成形品の製造方法

Info

Publication number
JPH0653373B2
JPH0653373B2 JP61148431A JP14843186A JPH0653373B2 JP H0653373 B2 JPH0653373 B2 JP H0653373B2 JP 61148431 A JP61148431 A JP 61148431A JP 14843186 A JP14843186 A JP 14843186A JP H0653373 B2 JPH0653373 B2 JP H0653373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet molding
glass mat
molding compound
molded product
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61148431A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS634915A (ja
Inventor
弘一 上崎
重男 吉田
敏夫 楠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP61148431A priority Critical patent/JPH0653373B2/ja
Publication of JPS634915A publication Critical patent/JPS634915A/ja
Publication of JPH0653373B2 publication Critical patent/JPH0653373B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、浴室の床パンなど強化成形品の製造方法に関
するものである。
[背景技術] 浴室の床パンなどは一般的にFRPで製造されるが、な
かでもシートモールディングコンパウンドを成形して製
造する方法が有利である。シートモールディングコンパ
ウンドはガラズ繊維に不飽和ポリエステル樹脂など熱硬
化性樹脂を含浸してシート状にゲル化させて得られるも
のであり、成形にあたって樹脂を液状で使用せず金型の
構造上の制約がほとんどなく、しかも強度の高い成形品
を得ることができるのである。
そして浴室の床パンなどを成形するにあたっては一種類
のシートモールディングコンパウンドを使用して成形を
おこなうのが通常であるが、第3図に示すように床パン
6の洗い場部7に例えば石目柄入りの装飾面8を形成さ
せる場合には、床パン6の全体を形成するための通常シ
ートモールディングコンパウンドと石目柄を入れたシー
トモールディングコンパウンドとを重ねて同時成形する
必要がある。しかしこように二種類のシートモールディ
ングコンパウンドを重ねて成形するとそれぞれのシート
モールディングコンパウンドの樹脂成分が他方のシート
モールディングコンパウンド側へしみ出し、装飾面8と
他の部分との間の境界線lが不明瞭になって外観が非常
に損なわれることになり、従って仕上げに非常に手間が
かかることになるものであった。第3図において9は浴
槽載置部、10は排水溝、11は排水口である。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、境界
線を明瞭にして二種類シートモールディングコンパウン
ドの成形ができ、しかも成形品の強度を高めることがで
きる強化成形品の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
[発明の開示] しかして本発明に係る強化成形品の製造方法は、金型1
内にシートモールディングコンパウンド2をセットする
と共にこのシートモールディングコンパウンド2の上を
ガラスマット3で覆い、ガラスマット3の上に他のシー
トモールディングコンパウンド4を載置した状態で成形
することを特徴とするものであり、二種類のシートモー
ルディングコンパウンド2,4間にガラスマット3を介
在させることによって各一方のシートモールディングコ
ンパウンド2,4から他方に樹脂がしみ出すことを防止
してこの両シートモールディングコンパウンド2,4で
成形される部分の境界線を明瞭にすることができるよう
にし、さらに両シートモールディングコンパウンド2,
4間に介在されるガラスマット3による補強効果で強度
を高めることができるようにしたものであって、以下本
発明を実施例により詳述する。
シートモールディングコンパウンド(以下SMCと略称
する)2,4はガラス繊維のチョップトストランドに不
飽和ポリエステル樹脂などの熱硬化性樹脂を混合してシ
ート状にゲル化させることで作成されるものであり、本
実施例では浴室の床パン6の本体部を形成させるための
通常の無模様のSMC4と、床パン6の洗い場7の模様
部8を形成させるための石目柄を設けた石目柄入りSM
C2とを用いる。石目柄はSMC2に含有させる着色成
分の流れ模様などとして形成することができる。
そしてまず第1図のように金型1の下型1aの凹部11
に石目柄入りSMC2を載置してセットし、このSMC
2の上にガラスマット3を乗せてガラスマット3でSM
C2の上側を覆い、さらにガラスマット3の上側に無模
様のSMC4を載置する。こののちに金型1の上型1b
を下型1a上に型締めし、加圧しながら加熱することに
よって成形をおこなう。このように加熱加圧成形するこ
とによって、第1図(c)のようにSMC4の硬化層で床
パン6の本体部が形成されSMC2の硬化層で模様面8
が形成された成形品を得ることができるものであり、模
様面8はガラスマット3を介して床パン6に積層一体化
される。そしてこのように成形をおこなうにあたって、
第1図(b)のようにSMC2はガラスマット3で覆われ
ているために、SMC2の樹脂が第1図(b)の矢印のよ
うにSMC4側へはみ出したり、逆にSMC4の樹脂が
SMC2側へはみ出したりすることを防止することがで
き、SMC2による模様面8の境界線lが不明瞭になる
ことを防止することができる。
第2図は本発明の他の実施例を示すもので、このもので
はガラスマット3に若干樹脂を含浸硬化させることでプ
リフォームしてあり、これを金型1の下型1aに設けた
突条12に係止した状態で第2図(a)のようにセットし
て、このガラスマット3で下型1aの凹部11に投入し
たSMC2を覆うようにしてある。このものではSMC
2,4からの樹脂のしみ出しをより少なくすることがで
きる。またこのものでは下型1aに設けた突条12で第
2図(b)のように床パン6に排水用の溝13を形成する
ことができる。
[発明の効果] 上述のように本発明にあっては、金型内にシートモール
ディングコンパウンドをセットすると共にこのシートモ
ールディングコンパウンドの上をガラスマットで覆い、
ガラスマットの上に他のシートモールディングコンパウ
ンドを載置した状態で成形するようにしたので、両シー
トモールディングコンパウンド間に介在されるガラスマ
ットによって一方のシートモールディングコンパウンド
から他方に樹脂がしみ出すことを防止してこの両シート
モールディングコンパウンドで成形される部分の境界線
を明瞭にすることができるものであり、しかも両シート
モールディングコンパウンド間に介在されるガラスマッ
トによる補強硬化で成形品の強度を高めることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)(c)は本発明の一実施例の各工程部分の断
面図、第2図(a)(b)は本発明の他の実施例の各工程部分
の断面図、第3図は床パンを示す平面図である。 1は金型、2はシートモールディングコンパウンド、3
はガラスマット、4は他のシートモールディングコンパ
ウンドである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型内にシートモールディングコンパウン
    ドをセットすると共にこのシートモールディングコンパ
    ウンドの上にガラスマットで覆い、ガラスマットの上に
    他のシートモールディングコンパウンドを載置した状態
    で成形することを特徴とする強化成形品の製造方法。
JP61148431A 1986-06-25 1986-06-25 強化成形品の製造方法 Expired - Lifetime JPH0653373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61148431A JPH0653373B2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25 強化成形品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61148431A JPH0653373B2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25 強化成形品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS634915A JPS634915A (ja) 1988-01-09
JPH0653373B2 true JPH0653373B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=15452639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61148431A Expired - Lifetime JPH0653373B2 (ja) 1986-06-25 1986-06-25 強化成形品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653373B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008266530A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Matsushita Denko Bath & Life Kk シートモールディングコンパウンド及びその成形方法
WO2018101245A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 三菱ケミカル株式会社 繊維強化樹脂成形品および繊維強化樹脂成形品の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52101274A (en) * 1976-02-20 1977-08-25 Mitsubishi Plastics Ind Method of molding of plastic molded product reinforced with fiber
JPS5695633A (en) * 1979-12-28 1981-08-03 Asahi Fiber Glass Co Ltd Manufacture of glass-fiber reinforced resin mold

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52101274A (en) * 1976-02-20 1977-08-25 Mitsubishi Plastics Ind Method of molding of plastic molded product reinforced with fiber
JPS5695633A (en) * 1979-12-28 1981-08-03 Asahi Fiber Glass Co Ltd Manufacture of glass-fiber reinforced resin mold

Also Published As

Publication number Publication date
JPS634915A (ja) 1988-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0732182B1 (en) Method for molding a laminated assembly
JPH0653373B2 (ja) 強化成形品の製造方法
JPS63267518A (ja) 表皮一体成形シ−ト
CA1232743A (en) Method of producing composite boards
US6238604B1 (en) Method for producing a composite bathtub
JPS60189432A (ja) 内装材の製造方法
JP3039755B2 (ja) 自動車用内装部品の製造方法
JPS58110225A (ja) 自動二輪車用サドルの製造方法
JPS5826456B2 (ja) シンク付き天板の製造法
JP3216188B2 (ja) Frp成形品の成形方法
KR20240029290A (ko) 열 전사무늬 아크릴코팅 인조 대리석 성형물의 제조방법
JP2001295341A (ja) 浴室用の床パン
JPS6328775B2 (ja)
JPH06226882A (ja) 樹脂浴槽の製造方法
JP2652291B2 (ja) スキー板の製造方法
JPH03193315A (ja) 注形層付き浴槽の製造法
JP2741003B2 (ja) タイル張り浴槽の製造方法
JPS6347455Y2 (ja)
JPH0215617Y2 (ja)
CN2421316Y (zh) 机制卵石拼花预制块
JPH0336649B2 (ja)
JPS61110631A (ja) ゴムマツト付き車両用カ−ペツトマツト
JPH0618706B2 (ja) 樹脂浴槽の成形方法
JPH06106570A (ja) Frp成形品の成形方法
JPS5937204B2 (ja) ガラス繊維強化セメント製品の製造方法