JPH0653319B2 - 冷凍用圧縮機のコンロツド製造方法 - Google Patents

冷凍用圧縮機のコンロツド製造方法

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JPH0653319B2
JPH0653319B2 JP14053085A JP14053085A JPH0653319B2 JP H0653319 B2 JPH0653319 B2 JP H0653319B2 JP 14053085 A JP14053085 A JP 14053085A JP 14053085 A JP14053085 A JP 14053085A JP H0653319 B2 JPH0653319 B2 JP H0653319B2
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正美 志貴
幸夫 原口
恒男 山桐
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Toshiba Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/10Constructional features of arms
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2206/8201Joining by welding

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、ロッド部材の一方の軸端に鋼球が接合され、
他方の軸端にリング部材が接合されてなる冷凍用圧縮機
のコンロッドの製造方法に係り、特に軟鋼製のロッド部
材と高硬度の鋼球又はリング部材とを十分な接合強度を
有してスポット溶接することができ、かつそのスポット
溶接後のバリ取り等の後加工処理を不要となすことがで
きる冷凍用圧縮機のコンロッド製造方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 第4図は、冷凍用圧縮機の電動機部と圧縮機構部とを結
んで、電動機部の回転運動を往復直線運動に変換して圧
縮機構部のピストンに伝えるためのコンロッドを示して
いる。図示するように、コンロッドaは、ロッド部材b
の一方の軸端にこれをピストン側にボールジョイントで
連結するための球体部cを形成する球体部材dと、他方
の軸端にこれをクランクピンに連結するための大端部e
を形成するリング部材fとが設けられて構成されてい
る。
ところで、上記コンロッドaを製造するにあたっては、
第5図に示すようにその球体部材dとロッド部材bとを
予め一体に成形してボールロッド部材gとし、このボー
ルロッド部材gにリング部材fを溶接接合するか、又は
第6図に示すように、球体部材d、ロッド部材b、リン
グ部材fとをそれぞれ別体に成形して、先に球体部材d
とロッド部材bとをロー付けした後に、リング部材fを
溶接接合するようになしていた。
ところが、上記球体部材d又はボールロッドg乃至リン
グ部材f等は、その耐摩耗性を向上させるために、熱処
理によってその硬度を向上させておく必要がある。この
ため従来では、それら各部材d,g,fを軟鋼材で製作
し、それらをスポット溶接で接合してコンロッドaを組
立てた後に熱処理を施す方法、あるいはそれら各部材
d,g,fを先に熱処理した後にそれらを溶接接合して
コンロッドaを組立てる方法とが採用されていた。
しかしながら、先に熱処理した場合では、スポット溶接
では十分な強度が得られなくなるために、摩擦溶接によ
る接合方法が採用されることになるが、この溶接方法に
よると第7図に示すように、その接合部hにバリiが生
じてしまい、溶接後にバリ取りの後加工が必要であっ
た。他方、コンロッドaを組立てた後に熱処理を施す方
法では、大端部eの内径のホーニング加工が著しく困難
となっていた。即ち、従来の製造方法では、いずれにし
ろ組立前か後に熱処理を行なわなければならず、更に最
終的な後加工が必要又はその後加工が困難なものとなっ
て製造コストが高くなるという問題があった。
[発明の目的] 本発明は上記事情を考慮して創案されたものであり、そ
の目的は、予め熱処理された鋼球又はリング部材と軟鋼
製のロッド部材とを、十分な接合強度を有してスポット
溶接で接合できる廉価な冷凍用圧縮機のコンロッド製造
方法を提供することにある。
[発明の概要] 本発明は、上記目的を達成するために、ロッド部材の一
方の軸端にボールジョイントを形成するための鋼球を接
合し、他方の軸端に大端部を形成するためのリング部材
を接合して冷凍用圧縮機のコンロッドを製造するに際
し、上記ロッド部材に軟鋼を使用してその軸端に面取加
工を施して、これに上記軟鋼棒と鋼球又はリング部材と
をスポット溶接すると共にそのスポット溶接後に、その
溶接電流値よりも大きな電流値で接合部を焼鈍するよう
にしたことを要旨とするもので、軟鋼製のロッド部材の
接合部に面取加工を施し、かつスポット溶接後にその溶
接電流値よりも大きな電流値で、接合部とその周囲とを
焼鈍して接合部の溶接強度を向上させるようにする。
[発明の実施例] 以下に、本発明の好適一実施例を添付図面に基づき詳述
する。
第1図は本発明の製造方法によって作製される冷凍圧縮
機のコンロッド1の側面図である。図示するように、コ
ンロッド1はロッド部材2の一方の軸端3にボールジョ
イントの球体部4を形成するための鋼球5を接合し、他
方の軸端6に大端部7を形成するためのリング部材8を
接合して構成される。本実施例では鋼球5には市販のベ
アリング用高クロム鋼が使用され、リング部材8とロッ
ド部材2とには、軟鋼でなる冷鍛加工品又は切削加工品
が使用され、それら鋼球5とロッド部材2及びリング部
材8とロッド部材2とはスポット溶接で接合される。
ところで、上記スポット溶接を行なうに際して、ロッド
部材2にはその接合強度を向上させるために、その接合
部となる軸端3,6に面取加工が施される。第2図にそ
の面取部9の形状の条件をロッド部材2の鋼球5との接
合部(軸端3)を例に具体的に説明する。図示するよう
に、面取加工は45°面取であり、その面取寸法が溶接
代となる。ここで、ロッド部材2の長さをL、その径を
とすれば、面取寸法(溶接代)は、=(D
10)+αとして設定される。尚、αは変数であり、D
及びLの値によって異なるものである。
また、上記スポット溶接による接合時には、その通電終
期に、接合部10の急冷による割れの発生及び焼なまし
による溶接強度の向上を計るために、その接合部10を
焼鈍する焼鈍電流が流される。本発明では、その焼鈍電
流値Bが溶接電流値Aよりも大きいある一定の範囲H内
の電流値で与えられる。即ち、一般的には、焼鈍電流値
Bは溶接電流値Aの80%以下(B≦0.8A)とされていた
が、ロッド部材2の接合部(軸端3,6)の形状を上述
の様になすことにより、焼鈍電流値Bを溶接電流値Aよ
りも増大させて接合部10とその周囲とを範囲に焼鈍し
て接合部10を焼なましその溶接強度を向上させるよう
になしている。なお、溶接電流値Aはロッド部材の長さ
Lとその径Dによりその値は異なるが、焼鈍電流値B
は溶接電流値Aに基づいて設定されるものであり、その
電流値範囲は溶接電流値Aよりも大きいある一定の範囲
Hになるように設定される。第3図のグラフは、本発明
により設定される抵抗溶接(スポット溶接)条件と接合
部10の強度(引張力)との関係の一例を示している。
このグラフでは、鋼球の直径Dを11mm、ロッド部材
の長さLを20mm、その径Dを6mmに設定した場合を
示しており、この場合、溶接電流値Aと焼鈍電流値Bの
差Hの範囲を限定して、接合部10の強度(引張力)Y
を最大域となるようにしており、溶接電流値Aを4.6
kAとし、焼鈍電流値Bを溶接電流値Aの1.2倍〜1.
25倍の5.5kA〜5.75kAとし、焼鈍電流値Bと溶
接電流値Aの差B−Aを0.9kA〜1.15kAの一定範
囲Hに設定することにより、接合部10の強度(引張
力)Yを最大域とし、設計上必要とする強度値700kg
(グラフ中の点線で示している)以上を確保している。
即ち、以上の説明から明らかなように、本発明の冷凍用
圧縮機のコンロッド製造方法によれば、軟鋼製のロッド
部材2の軸端3に面取加工を施して、その軸端3に鋼球
5をスポット溶接し、その溶接後に溶接電流値よりも大
きい一定の範囲内の電流値で接合部10とその周囲を焼
鈍するようにしたので、従来のスポット溶接では接合し
にくく接合部強度も低いため無理なものとなされていた
鋼球5と軟鋼製ロッド部材2とのスポット溶接が可能と
なる。従って、鋼球5には市販のベアリング用高クロム
鋼製のものを使用して、これを軟鋼製のロッド部材2に
スポット溶接で接合できるようになるので、熱処理を行
なう必要がなくなり、かつスポット溶接なのでバリが生
じることもなく、その製造コストを可及的に低減させて
廉価なコンロッドを提供できるようになる。
尚、本実施例では鋼球5と軟鋼製のロッド部材2との接
合方法について詳述したが、大端部7を形成するリング
部材(焼入れ等の熱処理を行なったもの)8の接合も同
様にスポット溶接で接合できることは勿論である。この
場合リング部材8の内径は最終的な仕上げ加工としてホ
ーニングが必要であるが、そのホーニング加工は従来の
製造方法によってコンロッドaを組立てた後に熱処理し
た場合のホーニング加工に比べると極めて容易なものと
なる。
[発明の効果] 以上要するに、本発明によれば、次のごとき優れた効果
を発揮する。
(1)軟鋼製のロッド部材の軸端に面取加工を施して、そ
の軸端に鋼球又は焼入れ等熱処理後のリング部材をスポ
ット溶接で接合し、その溶接後に溶接電流値よりも大き
い一定の範囲内の電流値で接合部を焼鈍するようにした
ので、接合部の溶接強度を充分に大きくすることがで
き、従来不可能とされていたそれらのスポット溶接を可
能となすことができる。
(2)従って、鋼球には市販のベアリング用高クロム鋼製
のものを使用して、また大端部のリング部材にも焼入れ
等の熱処理をした後のものを使用して、それらを軟鋼製
のロッド部材にスポット溶接で接合させてコンロッドを
作製できるので、組立後に熱処理を施す必要がなく、か
つスポット溶接なのでバリが生ずることもなく、そのバ
リ取り等の後加工が不要となり、更に大端部内径のホー
ニングも容易となって冷凍用圧縮機のコンロッドの製造
コストを可及的に低減させてこれを廉価に提供できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造方法によって作製された冷凍
用圧縮機のコンロッドの側面図、第2図はロッド部材の
接合部の面取形状を具体的に示す側面図、第3図は本発
明により設定される溶接条件とその接合部強度との関係
を示すグラフ図、第4図は従来の製造方法によって作製
される冷凍用圧縮機のコンロッドの側面図、第5図〜第
7図は従来の製造方法を説明する側面図である。 図中、1はコンロッド、2はロッド部材、3は一方の軸
端、5は鋼球、6は他方の軸端、8はリング部材、9は
面取部、10は接合部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロッド部材の一方の軸端にボールジョイン
    トを形成するための鋼球を接合し、他方の軸端に大端部
    を形成するためのリング部材を接合して、冷凍用圧縮機
    のコンロッドを製造するに際し、上記ロッド部材に軟鋼
    を使用してその軸端に面取を施して、このロッド部材の
    軸端と上記鋼球またはリング部材を所定の溶接電流値で
    スポット溶接すると共にそのスポット溶接の通電終期
    に、上記所定の溶接電流値よりも大きい一定の範囲内に
    設定した電流値を与えるようにしたことを特徴とする冷
    凍用圧縮機のコンロッド製造方法。
JP14053085A 1985-06-28 1985-06-28 冷凍用圧縮機のコンロツド製造方法 Expired - Lifetime JPH0653319B2 (ja)

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US7367305B2 (en) 2003-11-07 2008-05-06 Honda Motor Co., Ltd. Internal combustion engine and connecting rod therefor
DE102009042714A1 (de) * 2009-09-23 2011-03-24 Acument Gmbh & Co. Ohg Kugelbolzen

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