JPH0653200B2 - ドライクリーニング溶剤の乾燥終了点検知装置 - Google Patents
ドライクリーニング溶剤の乾燥終了点検知装置Info
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- JPH0653200B2 JPH0653200B2 JP62291427A JP29142787A JPH0653200B2 JP H0653200 B2 JPH0653200 B2 JP H0653200B2 JP 62291427 A JP62291427 A JP 62291427A JP 29142787 A JP29142787 A JP 29142787A JP H0653200 B2 JPH0653200 B2 JP H0653200B2
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- gas sensor
- circuit
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ガス濃度測定技術に関し、特にドライクリ
ーニング溶剤の衣類残留濃度の測定装置に利用して効果
的な技術に関する。
ーニング溶剤の衣類残留濃度の測定装置に利用して効果
的な技術に関する。
[従来の技術とその問題点] 従来、ドライクリーニング後の衣類に残留している溶剤
の乾燥状態の判定は、作業者の嗅覚による感に頼ってき
た。そのため、正確な乾燥終了点の判定を行なうために
は、優れた嗅覚と長い経験を必要とするとともに、判定
結果に個人差が生じ易いという問題点があった。
の乾燥状態の判定は、作業者の嗅覚による感に頼ってき
た。そのため、正確な乾燥終了点の判定を行なうために
は、優れた嗅覚と長い経験を必要とするとともに、判定
結果に個人差が生じ易いという問題点があった。
また、ドライクリーニング溶剤には洗浄力の他に安全性
の高いことが要求されるが、そのような性能を追求した
結果、無臭のドライクリーニング溶剤も開発されてい
る。
の高いことが要求されるが、そのような性能を追求した
結果、無臭のドライクリーニング溶剤も開発されてい
る。
従って、このような無臭の溶剤をドライクリーニングに
使用した場合、従来の人間の嗅覚と感による乾燥状態の
判定は非常に困難となり、誤りも多くなる。
使用した場合、従来の人間の嗅覚と感による乾燥状態の
判定は非常に困難となり、誤りも多くなる。
なお、ガス濃度測定技術の分野では、熱線型半導体セン
サや接触燃焼式センサを用いたLPガス等の有害ガスを
検出するガス漏れ警報器が製品化されている(1981
年11月2日号「日経エレクトロニクス・ブックス セ
ンサ」第329頁〜337頁)。
サや接触燃焼式センサを用いたLPガス等の有害ガスを
検出するガス漏れ警報器が製品化されている(1981
年11月2日号「日経エレクトロニクス・ブックス セ
ンサ」第329頁〜337頁)。
しかしながら、従来のガス漏れ警報器は設置式のものが
多く、操作性の良いことが要求されるドライクリーニン
グ溶剤の乾燥終了点検地装置には不向きである。また、
従来のガス漏れ検出器の中には、携帯用のものも製品化
されているが、先端にセンサを取り付けたロッドと、ア
ナログメータとスイッチ等を有する本体部を接続した構
成であるため、片手で操作することが困難である。従っ
て、この種の携帯用ガス検出器もドライクリーニング溶
剤の乾燥終了点検知装置には不向きである。
多く、操作性の良いことが要求されるドライクリーニン
グ溶剤の乾燥終了点検地装置には不向きである。また、
従来のガス漏れ検出器の中には、携帯用のものも製品化
されているが、先端にセンサを取り付けたロッドと、ア
ナログメータとスイッチ等を有する本体部を接続した構
成であるため、片手で操作することが困難である。従っ
て、この種の携帯用ガス検出器もドライクリーニング溶
剤の乾燥終了点検知装置には不向きである。
さらに、ガス検出に使用される熱線型半導体センサは、
雰囲気ガスの濃度に応じて抵抗値が変化する性質の酸化
物半導体素子を使用し、その抵抗変化を電圧変化として
取り出すことを原理としているが、抵抗値Rsが、 Rs=R0・exp{B・(1/T0−1/T)} なる式で示されるような温度特性を有している。そこ
で、例えばサーミスタを利用して、ガスセンサの温度補
償を行なっていたが、ガスセンサとなる素子は抵抗値の
ばらつきがかなり大きい。そのため、温度補償とともに
ガスエンサの抵抗値をも調整できるようにしないと、精
度の高いガス濃度検出を行なうことができない。
雰囲気ガスの濃度に応じて抵抗値が変化する性質の酸化
物半導体素子を使用し、その抵抗変化を電圧変化として
取り出すことを原理としているが、抵抗値Rsが、 Rs=R0・exp{B・(1/T0−1/T)} なる式で示されるような温度特性を有している。そこ
で、例えばサーミスタを利用して、ガスセンサの温度補
償を行なっていたが、ガスセンサとなる素子は抵抗値の
ばらつきがかなり大きい。そのため、温度補償とともに
ガスエンサの抵抗値をも調整できるようにしないと、精
度の高いガス濃度検出を行なうことができない。
この発明は上記のような問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、操作性に優れ片手で扱う
ことができるようなハンディタイプのドライクリーニン
グ溶剤乾燥終了点検知装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、操作性に優れ片手で扱う
ことができるようなハンディタイプのドライクリーニン
グ溶剤乾燥終了点検知装置を提供することにある。
この発明の他の目的は、ガスセンサの抵抗値のばらつき
および温度変化に伴う抵抗値の変動を同時に補償して精
度の高いガス濃度検出を行なえるようなガス濃度検出回
路を提供することにある。
および温度変化に伴う抵抗値の変動を同時に補償して精
度の高いガス濃度検出を行なえるようなガス濃度検出回
路を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するためこの発明は、筒状をなす本体の
一端開口部にガス吸引口を設け、その後方にガスセンサ
とガス吸引手段を配置すると共に、筒状本体の把手部と
なる部分にガス吸引手段のハンドスイッチを設け、かつ
把手部に検出結果の表示手段を設け、上記センサからの
信号に基づいた乾燥状態の判定とガス吸引手段および表
示部の制御を行なう判定制御装置を本体内に内蔵させる
ようにした。
一端開口部にガス吸引口を設け、その後方にガスセンサ
とガス吸引手段を配置すると共に、筒状本体の把手部と
なる部分にガス吸引手段のハンドスイッチを設け、かつ
把手部に検出結果の表示手段を設け、上記センサからの
信号に基づいた乾燥状態の判定とガス吸引手段および表
示部の制御を行なう判定制御装置を本体内に内蔵させる
ようにした。
また、ガスセンサと直列に可変抵抗を接続するととも
に、ガスセンサに駆動電圧を供給するトランジスタを設
け、サーミスタを含みこのサーミスタの温度特性とガス
センサの温度特性をマッチングさせ周囲温度に応じた電
圧を発生する温度補償回路を設け、この温度補償回路の
出力電圧によって上記トランジスタを動作させて、周囲
温度に応じた駆動電圧を上記ガスセンサに供給するよう
にした。
に、ガスセンサに駆動電圧を供給するトランジスタを設
け、サーミスタを含みこのサーミスタの温度特性とガス
センサの温度特性をマッチングさせ周囲温度に応じた電
圧を発生する温度補償回路を設け、この温度補償回路の
出力電圧によって上記トランジスタを動作させて、周囲
温度に応じた駆動電圧を上記ガスセンサに供給するよう
にした。
[作用] 上記した手段によれば、センサ部と表示部とが一体化さ
れ、かつハンドスイッチが把手部に設けられているた
め、片手で操作することができるとともに、半導体セン
サを使用しているため感度が良く、無臭のドライクリー
ニング溶剤に対しても乾燥状態の検出を行なうことがで
きる。
れ、かつハンドスイッチが把手部に設けられているた
め、片手で操作することができるとともに、半導体セン
サを使用しているため感度が良く、無臭のドライクリー
ニング溶剤に対しても乾燥状態の検出を行なうことがで
きる。
また、サーミスタで周囲温度を検出して、周囲温度に応
じてガスセンサに印加する駆動電圧を変化させることで
ガスセンサの温度特性に対する補償を行なうことができ
るとともに、ガスセンサと直列に接続した可変抵抗を調
整することで、センサのバラツキを補正してガス濃度に
応じた正確な電圧を出力させることができる。
じてガスセンサに印加する駆動電圧を変化させることで
ガスセンサの温度特性に対する補償を行なうことができ
るとともに、ガスセンサと直列に接続した可変抵抗を調
整することで、センサのバラツキを補正してガス濃度に
応じた正確な電圧を出力させることができる。
[実施例] 第1図には、本発明に係るハンディタイプのドライクリ
ーニング溶剤乾燥終了点検知装置の一実施例が示されて
いる。
ーニング溶剤乾燥終了点検知装置の一実施例が示されて
いる。
この実施例の乾燥終了点検知装置は、全体がくの字形を
なすように形成された円筒状の装置本体1の一端開口部
に、ステンレス製メッシュを有する防塵部材2が装着さ
れている。その防塵部材2の後方の装置本体1内には、
熱線型半導体式ガスセンサ3が配置され、さらにその後
方には8枚羽根のファン4とその駆動用モータ5が配置
され、上記ファン4を回転させると防塵部材2が装着さ
れた開口部より空気吸入されてガスセンサ3による検出
が速やかに行なえるように構成されている。ファン4に
よるエアー吸入量は、約0.5/秒となるように設計
してある。また、ファン4により吸入されたエアーが外
部へ速やかに排出されるように、装置本体1の上端折曲
部にエアー排出口6が形成されている。
なすように形成された円筒状の装置本体1の一端開口部
に、ステンレス製メッシュを有する防塵部材2が装着さ
れている。その防塵部材2の後方の装置本体1内には、
熱線型半導体式ガスセンサ3が配置され、さらにその後
方には8枚羽根のファン4とその駆動用モータ5が配置
され、上記ファン4を回転させると防塵部材2が装着さ
れた開口部より空気吸入されてガスセンサ3による検出
が速やかに行なえるように構成されている。ファン4に
よるエアー吸入量は、約0.5/秒となるように設計
してある。また、ファン4により吸入されたエアーが外
部へ速やかに排出されるように、装置本体1の上端折曲
部にエアー排出口6が形成されている。
なお、ガスセンサ3の取付け基板3aには、ガスセンサ
の前方に位置するように、温度センサとしてのサーミス
タTHが取付けられている。
の前方に位置するように、温度センサとしてのサーミス
タTHが取付けられている。
さらに、第1図において、右下がりに傾斜して図示され
ている装置本体1の円筒部は、装置の把手部となる部位
であり、作業者が手で握って操作できるようにするため
長径28mm、短径32mmの長円形もしくは楕円形断面に
してある。
ている装置本体1の円筒部は、装置の把手部となる部位
であり、作業者が手で握って操作できるようにするため
長径28mm、短径32mmの長円形もしくは楕円形断面に
してある。
この把手部1aの前面には、上記ファン4の駆動用モー
タ5を駆動させるためのハンドスイッチの操作ボタン7
が、その一部が本体1より露出するように設けられてい
る。この操作ボタン7は弾力性を有し、その一端は(図
では下端)本体1の内壁に固定され、他端(図では上
端)が自由端とされている。そして、この操作ボタン7
の背面に対向するように、マイクロスイッチ8が、基板
11上に取り付けられている。
タ5を駆動させるためのハンドスイッチの操作ボタン7
が、その一部が本体1より露出するように設けられてい
る。この操作ボタン7は弾力性を有し、その一端は(図
では下端)本体1の内壁に固定され、他端(図では上
端)が自由端とされている。そして、この操作ボタン7
の背面に対向するように、マイクロスイッチ8が、基板
11上に取り付けられている。
一方、把手部1aの背面上端には、3個の透明部材9
a,9b,9cを本体1に装着してなる表示部9が設け
られているとともに、各透明部材9a,9b,9cに対
応して上から順に赤色、黄色、および緑色の発光を行な
う発光ダイオードLED1,LED2,LED3が、本
体1内に固定された制御用基板12上に取り付けられて
いる。
a,9b,9cを本体1に装着してなる表示部9が設け
られているとともに、各透明部材9a,9b,9cに対
応して上から順に赤色、黄色、および緑色の発光を行な
う発光ダイオードLED1,LED2,LED3が、本
体1内に固定された制御用基板12上に取り付けられて
いる。
そして、この制御用基板12と前述したスイッチ8を有
する基板11上に、上記表示用発光ダイオードLED1
〜LED3やガスセンサ3、ファン駆動用モータ5を制
御する制御回路としての乾燥検出回路とその電源回路
(とともに図示省略)が搭載されている。
する基板11上に、上記表示用発光ダイオードLED1
〜LED3やガスセンサ3、ファン駆動用モータ5を制
御する制御回路としての乾燥検出回路とその電源回路
(とともに図示省略)が搭載されている。
なお、第1図において、符号13で示されているのは、
電源回路を構成するトランスである。
電源回路を構成するトランスである。
この実施例の装置は、ヒータを有する熱線型ガスセンサ
を用いているため、AC100Vのような商業用電源を
使用している。そのため、上記トランス13とともに整
流回路を有する電源回路を基板12上に搭載している
が、ヒータを有しないタイプのガスセンサを使用する場
合にはトランス13の代わりにバッテリを内蔵させ、電
池で装置を駆動できるように構成してもよい。なお、第
1図の装置では、本体1の下端に、給電用コード14の
挿入口15が設けられている。
を用いているため、AC100Vのような商業用電源を
使用している。そのため、上記トランス13とともに整
流回路を有する電源回路を基板12上に搭載している
が、ヒータを有しないタイプのガスセンサを使用する場
合にはトランス13の代わりにバッテリを内蔵させ、電
池で装置を駆動できるように構成してもよい。なお、第
1図の装置では、本体1の下端に、給電用コード14の
挿入口15が設けられている。
上記実施例のドライクリーニング溶剤乾燥終了点検知装
置は、センサ部と表示部とが一体化され、小型軽量化さ
れているとともに、把手部1aを握って、防塵手段2の
装着された開口部を衣類に軽く当ててから操作ボタン7
を押圧することで容易に検出を行なえる。つまり、片手
で操作することができる。そのため、一方の手で衣類を
持ち、他方の手で本装置を操作することで作業能率を大
幅に向上させることができる。
置は、センサ部と表示部とが一体化され、小型軽量化さ
れているとともに、把手部1aを握って、防塵手段2の
装着された開口部を衣類に軽く当ててから操作ボタン7
を押圧することで容易に検出を行なえる。つまり、片手
で操作することができる。そのため、一方の手で衣類を
持ち、他方の手で本装置を操作することで作業能率を大
幅に向上させることができる。
また、半導体ガスセンサを使用しているため、感度が良
好で、信頼性、耐久性に優れ、無臭の溶剤に対しても乾
燥終了点を適確に知ることができるとともに、ファンに
よる自動吸引式を採用しているため、応答性にも優れて
いる。さらに、赤、黄、緑の3段階で乾燥状態を表示し
ているため、経験のない人や嗅覚が特に優れていない人
であっても正確に乾燥終了点の判定を行なうことができ
る。
好で、信頼性、耐久性に優れ、無臭の溶剤に対しても乾
燥終了点を適確に知ることができるとともに、ファンに
よる自動吸引式を採用しているため、応答性にも優れて
いる。さらに、赤、黄、緑の3段階で乾燥状態を表示し
ているため、経験のない人や嗅覚が特に優れていない人
であっても正確に乾燥終了点の判定を行なうことができ
る。
なお、実施例ではガスセンサの後方にファンを配置して
いるが、逆であっても構わない。
いるが、逆であっても構わない。
第2図には、上記乾燥終了点検知装置本体内に内蔵され
る判定制御装置の一部を構成するガス濃度検出回路の一
実施例が示されている。
る判定制御装置の一部を構成するガス濃度検出回路の一
実施例が示されている。
同図において、符号GSで示されているのは熱線型半導
体式ガスセンサで、センサ内のヒータHTは電源投入と
同時に給電され、素子は300〜400℃に加熱され
る。この加熱された状態で素子内のSnO2結晶がn型
半導体として作用し、端子A−B間の抵抗が雰囲気のガ
ス組成に応じて変化する。
体式ガスセンサで、センサ内のヒータHTは電源投入と
同時に給電され、素子は300〜400℃に加熱され
る。この加熱された状態で素子内のSnO2結晶がn型
半導体として作用し、端子A−B間の抵抗が雰囲気のガ
ス組成に応じて変化する。
この実施例では、センサGSに駆動電圧を供給するため
のトランジスタTRが電源電圧VccとセンサGSの一
方の端子Aとの間に、またセンサGSの抵抗値のバラツ
キ補償するための可変抵抗VRがセンサGSの他方の端
子Bと接地点との間に、それぞれ接続されている。
のトランジスタTRが電源電圧VccとセンサGSの一
方の端子Aとの間に、またセンサGSの抵抗値のバラツ
キ補償するための可変抵抗VRがセンサGSの他方の端
子Bと接地点との間に、それぞれ接続されている。
また、上記トランジスタTRのベース端子側には、抵抗
R1,R2,R3とサーミスタTHとからなる温度補償
回路TCが設けられている。抵抗R1,R2,R3は、
電源電圧Vccと接地点GNDとの間に直列に接続さ
れ、このうち抵抗R3と並列にサーミスタTHが接続さ
れている。そして、抵抗R1とR2の接続ノードn1の
電位、すなわち、抵抗R1と、R2と、R3およびサー
ミスタTHの合成抵抗との比で電源電圧Vccを分割し
た電圧が抵抗R4を介してトラジスタTRのベース端子
に印加されている。つまり、抵抗R1,R2,R3によ
ってサーミスタの温度特性とガスセンサGSの温度特性
とがマッチングされ、周囲温度に応じて変化するサーミ
スタTHの抵抗値を電圧に変換し、ガスセンサGSに印
加する電源電圧Vcc′(=Vn1−VBE)を周囲温
度に応じて変化させることで、ガスセンサGSの温度補
償を行なうようになっている。
R1,R2,R3とサーミスタTHとからなる温度補償
回路TCが設けられている。抵抗R1,R2,R3は、
電源電圧Vccと接地点GNDとの間に直列に接続さ
れ、このうち抵抗R3と並列にサーミスタTHが接続さ
れている。そして、抵抗R1とR2の接続ノードn1の
電位、すなわち、抵抗R1と、R2と、R3およびサー
ミスタTHの合成抵抗との比で電源電圧Vccを分割し
た電圧が抵抗R4を介してトラジスタTRのベース端子
に印加されている。つまり、抵抗R1,R2,R3によ
ってサーミスタの温度特性とガスセンサGSの温度特性
とがマッチングされ、周囲温度に応じて変化するサーミ
スタTHの抵抗値を電圧に変換し、ガスセンサGSに印
加する電源電圧Vcc′(=Vn1−VBE)を周囲温
度に応じて変化させることで、ガスセンサGSの温度補
償を行なうようになっている。
なお、Vn1はノードn1の電位、VBEはトランジス
タTRのベース・エミッタ間電圧で約0.7Vである。
タTRのベース・エミッタ間電圧で約0.7Vである。
温度補償回路TCのノードn1とトランジスタTRのベ
ース端子との間に接続された抵抗R4は、ノードn1か
ら見たトラジスタTRのインピーダンスを安定化させる
ように作用している。また、トランジスタTRは、ガス
センサGSの抵抗値が温度に伴って変化しても印加電圧
を一定に保つバッファとして作用する。
ース端子との間に接続された抵抗R4は、ノードn1か
ら見たトラジスタTRのインピーダンスを安定化させる
ように作用している。また、トランジスタTRは、ガス
センサGSの抵抗値が温度に伴って変化しても印加電圧
を一定に保つバッファとして作用する。
上記実施例におけるガスセンサGSの抵抗値Rsの温度
特性は、 Rs=R0・exp{B・(1/T0−1/T)}で表
されるので、可変抵抗VRの抵抗値をRvとすると、ガ
ス濃度検出回路の出力電圧Voutは、 Vout=Vcc′・Rv/(Rv+Rs) =Vcc′・Rv/{Rv+R0・exp{B・(1/T0−1/T)}‥(1) となる。なお、上式においてT0は0℃の絶対温度27
3゜k、R0は温度T0のときのガスセンサの抵抗値、
Bは係数である。
特性は、 Rs=R0・exp{B・(1/T0−1/T)}で表
されるので、可変抵抗VRの抵抗値をRvとすると、ガ
ス濃度検出回路の出力電圧Voutは、 Vout=Vcc′・Rv/(Rv+Rs) =Vcc′・Rv/{Rv+R0・exp{B・(1/T0−1/T)}‥(1) となる。なお、上式においてT0は0℃の絶対温度27
3゜k、R0は温度T0のときのガスセンサの抵抗値、
Bは係数である。
従って、上式より、出力Voutを温度にかかわらず一
定にするには、Vcc′を変化させればよいことが分か
る。つまり、 Vcc′∝1+R0・exp{B・(1/T0−1/T)}/Rv となるように、Vcc′を変化させてやればよい。
定にするには、Vcc′を変化させればよいことが分か
る。つまり、 Vcc′∝1+R0・exp{B・(1/T0−1/T)}/Rv となるように、Vcc′を変化させてやればよい。
この実施例の回路では、上記のようなVcc′の温度依
存性を、温度補償回路TCを構成する抵抗R1,R2,
R3およびサーミスタTHの抵抗値を適当に設定するこ
とで実現することができる。
存性を、温度補償回路TCを構成する抵抗R1,R2,
R3およびサーミスタTHの抵抗値を適当に設定するこ
とで実現することができる。
さらに、ガスセンサGSの抵抗値R0のばらつきにかか
わらず、出力Voutを一定にするには、上記式によ
り、R0/Rvが一定となるように可変抵抗VRの抵抗
値Rvを調整すればよい。
わらず、出力Voutを一定にするには、上記式によ
り、R0/Rvが一定となるように可変抵抗VRの抵抗
値Rvを調整すればよい。
また、ガスセンサGSは、検出対象たるガスの種類によ
っても抵抗値が変化する。ただしその場合においても、
ガス濃度と抵抗値との関係は同じであり、グラフ上では
各々の特性を示す線が互いに平行となる。従って、検出
したいガスの種類が異なるときにも、上記可変抵抗VR
の抵抗値Rvを調整することで出力Voutのレベルと
検出濃度とを一致させることができる。
っても抵抗値が変化する。ただしその場合においても、
ガス濃度と抵抗値との関係は同じであり、グラフ上では
各々の特性を示す線が互いに平行となる。従って、検出
したいガスの種類が異なるときにも、上記可変抵抗VR
の抵抗値Rvを調整することで出力Voutのレベルと
検出濃度とを一致させることができる。
次に、第3図には上記ガス濃度検出回路を、ドライクリ
ーニング溶剤乾燥終了点検知装置に内蔵される判定制御
装置に適用した場合の一実施例が示されている。
ーニング溶剤乾燥終了点検知装置に内蔵される判定制御
装置に適用した場合の一実施例が示されている。
同図において符号21で示されているが、第2図に示さ
れているガス濃度検出回路であり、ガス濃度路出回路2
1には、ハンドスイッチの接点S1を介して電源回路2
0で交流電源から直流に電源に変換された電源電圧Vc
cが供給可能にされている。また、ハンドスイッチのオ
ンによって、第1図の装置本体1内に設けられているフ
ァン駆動用モータ5に給電がなされて、ファン4が回転
されるようになっている。ただし、ガス濃度検出回路2
1内のガスセンサGSのヒータHTには、電源投入と同
時に交流電源が供給され、直ちに加熱されるようになっ
ている。
れているガス濃度検出回路であり、ガス濃度路出回路2
1には、ハンドスイッチの接点S1を介して電源回路2
0で交流電源から直流に電源に変換された電源電圧Vc
cが供給可能にされている。また、ハンドスイッチのオ
ンによって、第1図の装置本体1内に設けられているフ
ァン駆動用モータ5に給電がなされて、ファン4が回転
されるようになっている。ただし、ガス濃度検出回路2
1内のガスセンサGSのヒータHTには、電源投入と同
時に交流電源が供給され、直ちに加熱されるようになっ
ている。
第3図の実施例においては、ガス濃度検出回路21の出
力電圧Voutが一対のコンパレータCMP1,CMP
2を有する比較回路24に供給されている。比較回路2
4内のコンパレータCMP1,CMP2には直列抵抗に
よって分圧された大小2つの比較基準電圧Vr1,Vr
2が印加されており、検出出力VoutがVr1よりも
低いときにはコンパレータCMP1,CMP2からとも
にハイレベルの信号が出力される。また、検出出力Vo
utがVr1よりも高くVr2よりも低いときには、コ
ンパレータCMP1の出力がロウレベル、CMP2の出
力がハイレベルになる。さらに、検出出力VoutがT
r2よりも高いときは、コンパレータCMP1,CMP
2の出力がともにロウレベルになる。
力電圧Voutが一対のコンパレータCMP1,CMP
2を有する比較回路24に供給されている。比較回路2
4内のコンパレータCMP1,CMP2には直列抵抗に
よって分圧された大小2つの比較基準電圧Vr1,Vr
2が印加されており、検出出力VoutがVr1よりも
低いときにはコンパレータCMP1,CMP2からとも
にハイレベルの信号が出力される。また、検出出力Vo
utがVr1よりも高くVr2よりも低いときには、コ
ンパレータCMP1の出力がロウレベル、CMP2の出
力がハイレベルになる。さらに、検出出力VoutがT
r2よりも高いときは、コンパレータCMP1,CMP
2の出力がともにロウレベルになる。
そして、上記コンパレータCMP2の出力は黄色発光の
発光ダイオードLED2を駆動するドライブ・トランジ
スタDR2のベースに供給され、コンパレータCMP1
の出力は、ロジック部25を通って緑色の発光ダイオー
ドLED3のドライブ・トランジスタDR3のベースに
供給されている。
発光ダイオードLED2を駆動するドライブ・トランジ
スタDR2のベースに供給され、コンパレータCMP1
の出力は、ロジック部25を通って緑色の発光ダイオー
ドLED3のドライブ・トランジスタDR3のベースに
供給されている。
ここで、ガスセンサGSは雰囲気中にガスが多いほど抵
抗値が下がるため、ガス濃度検出回路21の出力Vou
tは、ガス濃度が高いほどレベルが上がり、ガス濃度が
低いほどレベルが下がる。
抗値が下がるため、ガス濃度検出回路21の出力Vou
tは、ガス濃度が高いほどレベルが上がり、ガス濃度が
低いほどレベルが下がる。
これによって、ガス濃度検出回路21の検出出力Vou
tが比較基準値Vr1よりも低いと、つまり、所定のガ
ス濃度に満たないと緑色と黄色の発光ダイオードLED
2とLED3が点灯され、VoutがVr1よりも高
く、Vr2よりも低いときは黄色の発光ダイオードLE
D2が点灯され、緑色LED3は消灯される。なお、い
ずれの場合においても赤色発光ダイオードLED1がロ
ジック部25からの信号によって点灯されるようになっ
ている。
tが比較基準値Vr1よりも低いと、つまり、所定のガ
ス濃度に満たないと緑色と黄色の発光ダイオードLED
2とLED3が点灯され、VoutがVr1よりも高
く、Vr2よりも低いときは黄色の発光ダイオードLE
D2が点灯され、緑色LED3は消灯される。なお、い
ずれの場合においても赤色発光ダイオードLED1がロ
ジック部25からの信号によって点灯されるようになっ
ている。
一方、検出出力Voutが比較基準値Vr2よりも高い
と、つまり所定のガス濃度以上のときは、コンパレータ
CMP1,CMP2の出力がともにロウレベルとなり、
赤色発光ダイオードLED1のみ点灯されるようになっ
ている。
と、つまり所定のガス濃度以上のときは、コンパレータ
CMP1,CMP2の出力がともにロウレベルとなり、
赤色発光ダイオードLED1のみ点灯されるようになっ
ている。
さらに、この実施例では、上記LED1〜LED3のド
ライブ・トランジスタDR1〜DR3と直列となるよう
にその共通コレクタ端子と電源電圧Vccとの間に接続
されたトランジスタTR2と、CR時定数型タイマ回路
TM3とからなるウェイト回路26によって、ハンドス
イッチの操作による接点S1の閉成後一定の待ち時間
(例えば1秒間)を経過してからトランジスタDR1〜
DR3に電源を供給して、各LED1〜LED3を駆動
できるようになっている。上記待ち時間を設けたのは、
ハンドスイッチのオン操作によって直ちにガス濃度検出
回路21から正しい検出値が出力されるわけではなく、
ファンが回って1秒程度経過しないと正しい値が出力さ
れないからである。
ライブ・トランジスタDR1〜DR3と直列となるよう
にその共通コレクタ端子と電源電圧Vccとの間に接続
されたトランジスタTR2と、CR時定数型タイマ回路
TM3とからなるウェイト回路26によって、ハンドス
イッチの操作による接点S1の閉成後一定の待ち時間
(例えば1秒間)を経過してからトランジスタDR1〜
DR3に電源を供給して、各LED1〜LED3を駆動
できるようになっている。上記待ち時間を設けたのは、
ハンドスイッチのオン操作によって直ちにガス濃度検出
回路21から正しい検出値が出力されるわけではなく、
ファンが回って1秒程度経過しないと正しい値が出力さ
れないからである。
また、この実施例の乾燥検出回路においては、電源投入
後、ガスセンサGSのヒータHTが所定の温度に上昇さ
れてセンサの検出能力が安定するまでに、1分以上要す
るので、この不安定な期間を無効にするため、CR時定
数型のタイマ回路TM1が設けられている。このタイマ
回路TM1は、電源投入後、約2分間ハイレベルのウェ
イト信号twを出力し、その信号が上記ロジック部25
に対して供給される。これによって、ロジック部25
は、電源が投入されると先ず赤色発光ダイオードLED
1のドライブ・トラジスタDR1をオンさせて2分間赤
色LED1を点灯させ、その後トランジスタDR1をオ
フさせて、代わりにドライブ・トランジスタDR3をオ
ンさせて緑色発光ダイオードLED3を点灯させるよう
な信号を形成する。
後、ガスセンサGSのヒータHTが所定の温度に上昇さ
れてセンサの検出能力が安定するまでに、1分以上要す
るので、この不安定な期間を無効にするため、CR時定
数型のタイマ回路TM1が設けられている。このタイマ
回路TM1は、電源投入後、約2分間ハイレベルのウェ
イト信号twを出力し、その信号が上記ロジック部25
に対して供給される。これによって、ロジック部25
は、電源が投入されると先ず赤色発光ダイオードLED
1のドライブ・トラジスタDR1をオンさせて2分間赤
色LED1を点灯させ、その後トランジスタDR1をオ
フさせて、代わりにドライブ・トランジスタDR3をオ
ンさせて緑色発光ダイオードLED3を点灯させるよう
な信号を形成する。
さらに、この実施例では電源投入時に電源が入ったこと
を音によって知らせるため、タイマ回路TM2と発振回
路29およびブザー30が設けられている。タイマ回路
TM2は、他のタイマ回路TM1やTM3と同じくCR
時定数型回路で構成され、電源投入後約0.2秒間ハイ
レベルの信号を出力するように内部の抵抗と容量の値が
決定されている。このタイマ回路TM2の出力信号がN
ORゲートG1を介して発振回路29に供給されて0.
2秒間発振信号を出力させ、ブザー30を鳴動させるよ
うになっている。
を音によって知らせるため、タイマ回路TM2と発振回
路29およびブザー30が設けられている。タイマ回路
TM2は、他のタイマ回路TM1やTM3と同じくCR
時定数型回路で構成され、電源投入後約0.2秒間ハイ
レベルの信号を出力するように内部の抵抗と容量の値が
決定されている。このタイマ回路TM2の出力信号がN
ORゲートG1を介して発振回路29に供給されて0.
2秒間発振信号を出力させ、ブザー30を鳴動させるよ
うになっている。
またこの実施例では、発光ダイオードLED1〜LED
3による表示が赤色から緑色に変わるときと、ハンドス
イッチオン後1秒経過したときに、それぞれブザーを鳴
動させるため、トリガパルス発生回路27と単安定マル
チバイブレータ28とが設けられている。トリガパルス
発生回路27には前記タイマTM1の出力をインバータ
INVで反転した信号と、接点S1からの信号と、タイ
マTM3からの信号の3つが入力されている。そして、
トリガパルス発生回路27はこれらの信号のロウレベル
からハイレベルへの立上りエッジを検出して、いずれか
一つの信号が立ち上がったときに、ヒゲ状のトリガパル
スTPを発生する。このトリガパルスTPよって単安定
マルチバイブレータ28が起動されてパルス幅が引き伸
ばされ、例えば0.1秒の幅のパルスが形成される。こ
のパルスが上記NORゲートG1を介して発振回路29
に供給され、これを0.1秒間動作させることにより、
ブザー30が鳴動されるように構成されている。
3による表示が赤色から緑色に変わるときと、ハンドス
イッチオン後1秒経過したときに、それぞれブザーを鳴
動させるため、トリガパルス発生回路27と単安定マル
チバイブレータ28とが設けられている。トリガパルス
発生回路27には前記タイマTM1の出力をインバータ
INVで反転した信号と、接点S1からの信号と、タイ
マTM3からの信号の3つが入力されている。そして、
トリガパルス発生回路27はこれらの信号のロウレベル
からハイレベルへの立上りエッジを検出して、いずれか
一つの信号が立ち上がったときに、ヒゲ状のトリガパル
スTPを発生する。このトリガパルスTPよって単安定
マルチバイブレータ28が起動されてパルス幅が引き伸
ばされ、例えば0.1秒の幅のパルスが形成される。こ
のパルスが上記NORゲートG1を介して発振回路29
に供給され、これを0.1秒間動作させることにより、
ブザー30が鳴動されるように構成されている。
次に、上記乾燥検出回路における電源投入から検知表示
までの一連の動作を、第4図のフローチャートを用いて
順を追って説明する。
までの一連の動作を、第4図のフローチャートを用いて
順を追って説明する。
先ず、コード先端のプラグをコンセントに差し込んで回
路の電源を投入すると、ブザーが鳴動され(ステップS
1)、発光ダイオードLED1〜LED3による表示
が、赤色のみの点灯状態となる(ステップS2)。そし
て、2分経過するとLED1〜LED3による表示が赤
色表示から緑色のみの点灯状態に変わる(ステップS
3)。この表示を見てから作業者がハンドスイッチをオ
ン操作する(ステップS4)と、ファンの回転が開始さ
れ、すべてのLED1〜LED3が一旦全部1秒間だけ
消える(ステップS5)。それから、発光ダイオードL
ED1〜LED3により、検出したガス濃度に応じて赤
色のみ、あるいは赤色と黄色、または赤色、黄色および
緑色のLEDの点灯のいずれか一つの表示が行なわれる
(ステップS6)。これによって、作業者は乾燥状態を
知ることができる。その後、作業者がハンドスイッチを
オフ操作するとファンの回転が停止され、LED1〜L
ED3による表示が緑色のみの点灯(ステップS7)に
戻り、次の検出動作に移ることができるようになる。
路の電源を投入すると、ブザーが鳴動され(ステップS
1)、発光ダイオードLED1〜LED3による表示
が、赤色のみの点灯状態となる(ステップS2)。そし
て、2分経過するとLED1〜LED3による表示が赤
色表示から緑色のみの点灯状態に変わる(ステップS
3)。この表示を見てから作業者がハンドスイッチをオ
ン操作する(ステップS4)と、ファンの回転が開始さ
れ、すべてのLED1〜LED3が一旦全部1秒間だけ
消える(ステップS5)。それから、発光ダイオードL
ED1〜LED3により、検出したガス濃度に応じて赤
色のみ、あるいは赤色と黄色、または赤色、黄色および
緑色のLEDの点灯のいずれか一つの表示が行なわれる
(ステップS6)。これによって、作業者は乾燥状態を
知ることができる。その後、作業者がハンドスイッチを
オフ操作するとファンの回転が停止され、LED1〜L
ED3による表示が緑色のみの点灯(ステップS7)に
戻り、次の検出動作に移ることができるようになる。
第5図には、第3図に示されているガス濃度検出回路を
利用したドライクリーニング溶剤乾燥検出回路の他の実
施例が示されている。
利用したドライクリーニング溶剤乾燥検出回路の他の実
施例が示されている。
この実施例では、ガス濃度検出回路21の出力Vout
を、A/D変換機能を内蔵したLEDドライバLDRに
入力する。そして、検出されたガス濃度が、例えば12
段階に分割されたレベルのどのレベルに相当するかLE
DドライバLDRで判定して12個の発光ダイオードが
1列に並んだLEDアレイを用いたレベル表示器L−A
RYを駆動する信号を出力する。これによって、レベル
表示器L−ARYは、例えばガス濃度が高いほど多くの
LEDが点灯され、検出したガス濃度をアナログ的に表
示できるようにされている。
を、A/D変換機能を内蔵したLEDドライバLDRに
入力する。そして、検出されたガス濃度が、例えば12
段階に分割されたレベルのどのレベルに相当するかLE
DドライバLDRで判定して12個の発光ダイオードが
1列に並んだLEDアレイを用いたレベル表示器L−A
RYを駆動する信号を出力する。これによって、レベル
表示器L−ARYは、例えばガス濃度が高いほど多くの
LEDが点灯され、検出したガス濃度をアナログ的に表
示できるようにされている。
なお、可変抵抗VR2,VR3および抵抗R5からなる
直列抵抗は、抵抗分割によって上記LEDドライバLD
R内のA/D変換器もしくはコンパレータに対し任意の
基準電圧を与える基準電圧発生手段である。
直列抵抗は、抵抗分割によって上記LEDドライバLD
R内のA/D変換器もしくはコンパレータに対し任意の
基準電圧を与える基準電圧発生手段である。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明は、筒状をなす本体の一端
開口部にガス吸込口を設け、その後方にガスセンサとガ
ス吸引手段を配置すると共に、筒状本体の把手部となる
部分にガス吸引手段のハンドスイッチを設け、かつ把手
部に検出結果の表示手段を設け、上記センサからの信号
に基づいた乾燥状態の判定とガス吸引手段および表示部
の制御を行なう判定制御装置を本体内に内蔵させるよう
にしたので、センサ部と表示部とが一体化されている。
またハンドスイッチが把手部に設けられているため、片
手で操作することができる。しかも、半導体センサを使
用しているため感度が良く、無臭のドライクリーニング
溶剤に対しても乾燥終了点の検知を行なうことができ
る。
開口部にガス吸込口を設け、その後方にガスセンサとガ
ス吸引手段を配置すると共に、筒状本体の把手部となる
部分にガス吸引手段のハンドスイッチを設け、かつ把手
部に検出結果の表示手段を設け、上記センサからの信号
に基づいた乾燥状態の判定とガス吸引手段および表示部
の制御を行なう判定制御装置を本体内に内蔵させるよう
にしたので、センサ部と表示部とが一体化されている。
またハンドスイッチが把手部に設けられているため、片
手で操作することができる。しかも、半導体センサを使
用しているため感度が良く、無臭のドライクリーニング
溶剤に対しても乾燥終了点の検知を行なうことができ
る。
また、ガスセンサと直列に可変抵抗を接続するととも
に、ガスセンサに駆動電圧を供給するトランジスタを設
け、サーミスタを含みこのサーミスタの温度特性とガス
センサの温度特性をマッチングさせ、周囲温度に応じた
電圧を発生する温度補償回路を設け、この温度補償回路
の出力電圧によって上記トランジスタを動作させて、周
囲温度に応じた駆動電圧を上記ガスセンサに供給するよ
うにしたので、ガスセンサに印加する駆動電圧を周囲温
度に応じて変化させることでガスセンサの温度特性に対
する補償を行なうことができる。ガスセンサと直列に接
続した可変抵抗を調整することで、センサのバラツキを
補正してガス濃度に応じた正確な電圧を出力させること
ができるとともに、検出すべきガスが代わっても出力レ
ベルと検出濃度とを一致させることができるという効果
を奏する。
に、ガスセンサに駆動電圧を供給するトランジスタを設
け、サーミスタを含みこのサーミスタの温度特性とガス
センサの温度特性をマッチングさせ、周囲温度に応じた
電圧を発生する温度補償回路を設け、この温度補償回路
の出力電圧によって上記トランジスタを動作させて、周
囲温度に応じた駆動電圧を上記ガスセンサに供給するよ
うにしたので、ガスセンサに印加する駆動電圧を周囲温
度に応じて変化させることでガスセンサの温度特性に対
する補償を行なうことができる。ガスセンサと直列に接
続した可変抵抗を調整することで、センサのバラツキを
補正してガス濃度に応じた正確な電圧を出力させること
ができるとともに、検出すべきガスが代わっても出力レ
ベルと検出濃度とを一致させることができるという効果
を奏する。
第1図は、本発明に係るドライクリーニング溶剤の乾燥
終了点検知装置の一実施例を示す断面側面図、 第2図は、上記乾燥終了点検知装置に使用されるのに好
適なガス濃度検出回路の一実施例を示す回路図、 第3図は、上記ガス濃度検出回路を用いた判定制御回路
の一実施例を示す回路図、 第4図は、その回路を内蔵したドライクリーニング溶剤
乾燥終了点検知装置の操作手順を示す流れ図、 第5図は、上記ガス濃度検出回路を用いた判定制御回路
の他の実施例を示す回路図である。 1……装置本体、1a……把手部、2……防塵部材、3
……ガスセンサ、4……ガス吸引手段(ファン)、5…
…ファン駆動用モータ、6……エアー排出口、7……ハ
ンドスイッチ操作ボタン、8……マイクロスイッチ、9
……表示部、13……トランス、GS……ガスセンサ、
LED1〜LED3……発光ダイオード、TH……サー
ミスタ、TC……温度補償回路、20……電源回路、2
1……ガス濃度検出回路、24……比較回路、25……
ロジック部、27……トリガパルス発生回路、28……
単安定マルチバイブレータ、29……発振回路、30…
…ブザー、TM1〜TM3……タイマ回路。
終了点検知装置の一実施例を示す断面側面図、 第2図は、上記乾燥終了点検知装置に使用されるのに好
適なガス濃度検出回路の一実施例を示す回路図、 第3図は、上記ガス濃度検出回路を用いた判定制御回路
の一実施例を示す回路図、 第4図は、その回路を内蔵したドライクリーニング溶剤
乾燥終了点検知装置の操作手順を示す流れ図、 第5図は、上記ガス濃度検出回路を用いた判定制御回路
の他の実施例を示す回路図である。 1……装置本体、1a……把手部、2……防塵部材、3
……ガスセンサ、4……ガス吸引手段(ファン)、5…
…ファン駆動用モータ、6……エアー排出口、7……ハ
ンドスイッチ操作ボタン、8……マイクロスイッチ、9
……表示部、13……トランス、GS……ガスセンサ、
LED1〜LED3……発光ダイオード、TH……サー
ミスタ、TC……温度補償回路、20……電源回路、2
1……ガス濃度検出回路、24……比較回路、25……
ロジック部、27……トリガパルス発生回路、28……
単安定マルチバイブレータ、29……発振回路、30…
…ブザー、TM1〜TM3……タイマ回路。
Claims (3)
- 【請求項1】ガス吸引口と、該ガス吸引口の後方に配置
された熱線型半導体式ガスセンサおよびガス吸引手段
と、上記ガス吸引手段起動用のハンドスイッチと、検出
結果を表示する表示手段と、上記ガスセンサからの検出
信号に基づいてガス濃度に応じた信号もしくは電圧を出
力するガス濃度検出回路を有し上記ガスセンサからの信
号に基づいて衣類の乾燥状態の判定並びに上記ガス吸引
手段および表示手段の駆動制御を行なう判定制御装置と
を備えたドライクリーニング溶剤の乾燥終了点検知装置
であって、 上記ガス濃度検出回路は、上記ガスセンサと直列に接続
された可変抵抗手段と、上記ガスセンサに駆動電圧を供
給するためのトランジスタと、電源電圧端子間に直列接
続された複数の抵抗素子とそれらの抵抗素子の中の一つ
と並列に接続されたサーミスタとからなり周囲温度に応
じた電圧を発生する温度補償回路と、を含み該温度補償
回路の出力電圧によって上記トランジスタを動作させ
て、周囲温度に応じた駆動電圧を上記ガスセンサに供給
するように構成したことを特徴とするドライクリーニン
グ溶剤の乾燥終了点検知装置。 - 【請求項2】上記判定制御手段は、上記ハンドスイッチ
がオンされたときに所定時間経過するまで上記表示手段
の表示駆動を待たせるウェイト回路を備えていることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載のドライクリーニ
ング溶剤の乾燥終了点検知装置。 - 【請求項3】上記ガスセンサは、電源投入後直ちにその
ヒータに給電がなされるように構成され、上記判定制御
手段は、電源投入によって起動され上記ガスセンサの検
出能力が安定するまでの時間よりも長い時間を計時する
タイマ回路を有し、上記タイマ回路が所定時間を計時す
るまで上記表示器による検出結果の表示を禁止するよう
に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項または第2項記載のドライクリーニング溶剤の乾燥終
了点検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62291427A JPH0653200B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | ドライクリーニング溶剤の乾燥終了点検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62291427A JPH0653200B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | ドライクリーニング溶剤の乾燥終了点検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01135393A JPH01135393A (ja) | 1989-05-29 |
JPH0653200B2 true JPH0653200B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=17768738
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62291427A Expired - Lifetime JPH0653200B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | ドライクリーニング溶剤の乾燥終了点検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0653200B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040015157A (ko) * | 2001-04-25 | 2004-02-18 | 히로무 마에다 | 핸디타입의 내부품질 검사장치 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5648395U (ja) * | 1979-09-20 | 1981-04-30 | ||
JPS58785U (ja) * | 1981-06-26 | 1983-01-06 | 三菱重工業株式会社 | 乾燥終了感知装置 |
-
1987
- 1987-11-18 JP JP62291427A patent/JPH0653200B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01135393A (ja) | 1989-05-29 |
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