JPH0652802A - プラズマパネル - Google Patents

プラズマパネル

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JPH0652802A
JPH0652802A JP5146546A JP14654693A JPH0652802A JP H0652802 A JPH0652802 A JP H0652802A JP 5146546 A JP5146546 A JP 5146546A JP 14654693 A JP14654693 A JP 14654693A JP H0652802 A JPH0652802 A JP H0652802A
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JP
Japan
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plasma panel
photoluminescent
particles
layer
plasma
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Application number
JP5146546A
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Inventor
Olivier Hamon
オリビエ、アモン
Andreas Oppenlander
アンドレア、オッペンランデー
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Thales Electron Devices SA
Original Assignee
Thomson Tubes Electroniques
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/10AC-PDPs with at least one main electrode being out of contact with the plasma
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J11/00Gas-filled discharge tubes with alternating current induction of the discharge, e.g. alternating current plasma display panels [AC-PDP]; Gas-filled discharge tubes without any main electrode inside the vessel; Gas-filled discharge tubes with at least one main electrode outside the vessel
    • H01J11/20Constructional details
    • H01J11/34Vessels, containers or parts thereof, e.g. substrates
    • H01J11/42Fluorescent layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J17/00Gas-filled discharge tubes with solid cathode
    • H01J17/38Cold-cathode tubes
    • H01J17/48Cold-cathode tubes with more than one cathode or anode, e.g. sequence-discharge tube, counting tube, dekatron
    • H01J17/49Display panels, e.g. with crossed electrodes, e.g. making use of direct current

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマパネル型ディスプレースクリーンの
画像コントラストを改良する。 【構成】 一般にプラズマパネルは、発光物質粒子粒子
(GL1−GLn)から成る光ルミネッセンス層(LB
1,LV1)を担持した正面プレートを含む。本発明の
1つの特徴によれば、発光物質粒子粒子(GL1−GL
n)は1.5マイクロメートル以下の直径を有する。こ
れは先行技術と比較して発光粒子の直径の大幅な低下で
あり、従って反射係数を減少させ、その結果として画像
コントラストの改良をもたらす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマパネル型ディス
プレースクリーンに関するものである。さらに詳しくは
本発明はこれらのスクリーンによって表示される画像の
コントラストの改良手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマパネルはガス中の光放電原理に
基づいて作動する平坦なスクリーン・ディスプレー・デ
バイスである。プラズマパネルは白黒であれカラーであ
れ、英数字画像、グラフ画像またはその他の画像の表示
のために使用される。
【0003】種々の型のプラズマパネルがあるが、連続
モードで作動するプラズマパネルと交代モードで作動す
るプラズマパネルとに大別する事ができる。
【0004】図1は、カラー表示する事のできる標準的
連続型プラズマパネルの概略断面図である。
【0005】プラズマパネルは2枚の絶縁板D1、D2
を含み、これらの絶縁板はその間に、ガス混合物を充填
されたスペース3を画成する(ガス混合物の主要成分は
最も通常の場合ネオンである)。これらの絶縁板は相互
に一定間隔に、シムまたはシール(図示されず)の厚さ
によって離間されている。
【0006】通常使用される型の構造においては各絶縁
板D1,D2は並列電極のネットワークを担持する。こ
れらの絶縁板は、2つのネットワークの間において電極
が交差するように配向されている。例えばまず第1電極
D1は、図面の面に対して垂直に延在して断面を示す行
電極として知られる電極Y1,Y2,Y3,Y4を担持
する。図1には簡単なため4個の電極のみを示したが、
通常はネットワークあたり1000個またはこれ以上の
電極が使用される。さらに第2絶縁板D2は図1の面に
対して平行に延在する「列電極」と呼ばれる第2電極ネ
ットワークを担持する(1つの電極X1のみを示す)。
【0007】各行電極と列電極との交点が放電セルを成
し、図1の実施態様においては4個のセルC1−C4の
みを破線の円形で示す。
【0008】作動原理は、ガス中の放電の選択的発生
(すなわち選ばれたセルのレベルにおける放電発生)で
ある。ガス中のそれぞれの放電に伴って発光を生じ、こ
の発光は放電の開始されたセルに極限される。従って各
セルは、状態(点灯状態または消灯状態)を変更する事
のできる基本的光源を成す事ができる。従って表示され
る画像の形に対応するマトリックス中の位置を有するセ
ル列を点灯する事によって画像または所定の形状が表示
される。
【0009】ガス中の放電によって生じる光の色はガス
の性質に依存する。しかし、第1絶縁板すなわち「正面
プレート」と同一側にある観察者(図示されず)が所望
の色の光を見るように、前記の光に対して別の色の光を
加えるのが通常である。
【0010】そのための標準的な方法は、ガススペース
3の中に1つまたは複数の光ルミネッセンス素子を合体
するにあり、これらの素子の機能は、ガス放電によって
放出された紫外線を与えられた色の可視光線に変換する
にある。一般に、(白黒画像の場合は)発光体または所
望の色を発生するようにドーピングされた物質から成る
均一な光ルミネッセンス層を正面プレートの内側面4に
被覆する。
【0011】カラー画像の場合、内側面4は、テレビに
使用されるいわゆる一次カラーまたは基本カラーに対応
する各色のドープト発光体から成る光ルミネッセンス素
子LB,LV列を備える。これらの光ルミネッセンス素
子はそれぞれ、その色を与える放電セルのレベルに配置
される。これらの光ルミネッセンス素子は、カラー画素
PP1,PP2の中のそれぞれの基本色に割当られた位
置に依存する反復をもって相互に継起するパタンを構成
する。用語「カラー画素」とは少なくとも2つのカラー
を含む放電セルのセットを意味する。
【0012】図1の例において、カラー画素PP1,P
P2はそれぞれ4個の放電セルによって標準的に構成さ
れている。
【0013】−第1画素PP1は第1および第2セルC
1,C2を含み、これらのセルの中にそれぞれ青用の光
ルミネッセンス素子または発光体LBと、緑用の光ルミ
ネッセンス素子LVとが配置されている。この第1画素
PP1はさらに、前記のセルC1,C2の背後に、図面
の面より奥の面に位置する他の2つのセル(図示され
ず)を含み、これらのセルの一方は赤用の光ルミネッセ
ンス素子を含み、他方のセルは緑用の光ルミネッセンス
素子を含む。
【0014】−同様に、まず第2画素PP2はそれぞれ
青用の光ルミネッセンス素子または発光体LBと、緑用
の光ルミネッセンス素子LVとを含む第3および第4放
電セルC3,C4によって構成され、次に図1の面より
深い面の他の2つの放電セルを含む。
【0015】図1に図示の例においては、図示のように
光ルミネッセンス素子LB,LVは行電極Y1乃至Y4
に対向するアパチュア5を備える。これらのアパチュア
5は、放電を促進するために行電極をガススペースと接
触させるように設計されている。これらのアパチュア5
は、交差電極X1とY1乃至Y4の対向面の間の区域に
のみ形成されている事に注意しなければならない。
【0016】交代型プラズマパネルについては、これら
のプラズマパネルは「点灯」状態および「消灯」状態を
識別する必要のある放電セルのみをアドレス指定する事
のできるメモリ効果を有する。この型のパネルにおいて
は電極は絶縁材料によって被覆され、もはやガスと接触
しない。
【0017】一部の交代型プラズマパネルは、例えばト
ムソン−CSFの特許第2,417,848号に記載の
ように、2つの交差電極のみを使用して1つのセルを画
成する。
【0018】また、1つの電極を画成するために3以上
の電極を使用する「共面支持」電極という交代型プラズ
マパネルが公知である。またすべての電極が同一絶縁板
によって担持され従ってガススペースに対して同一側面
に配置される型の交代型プラズマパネルも公知である。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】陰極線管(またはCR
T)に対してこれらのすべてのプラズマパネルの有する
利点は非常にコンパクトであって平坦なスクリーンを有
する事である。
【0020】しかし1つまたは複数の発光体を有するス
クリーンを持つプラズマパネルは、CRTと比較して、
高い反射係数を有し、比較的明るい環境において見られ
た時にコントラストの不十分な画像を生じる欠点があ
る。
【0021】図1において、まず正面プレートD1の方
に向けられた矢印EAはこの正面プレートに対する外部
の入射光線を示し、次に正面プレートD1から出た第2
の矢印Lrは反射を示す。最後に、第3矢印Leはスク
リーンの固有輝度(すなわちゼロ外部照明におけるスク
リーンの輝度)を示す。
【0022】プラズマパネルスクリーンまたはCRTス
クリーン(後者も発光体物質層を有する)はいずれも多
少とも外部照明の散乱を生じる。そのコントラスト比C
=Le/Lr(固有輝度Leと逆散乱輝度Lrとの比
率)は実際上、その固有輝度Leとその反射係数rとの
比(Le/r)に比例する。
【0023】プラズマパネルスクリーンとCRTスクリ
ーンの発光体層に関する類似性の故に、これらの2つの
型のスクリーンにおいてこれらの発光体層は類似のテク
ノロジーによって構成される。従って、プラズマパネル
のコントラストを改良するために、CRTの場合と同様
のアプローチが使用される。
【0024】CRTの場合、その光収率は(追加エネル
ギーコストを使用しても)フィルタ(中性またはカラ
ー)を使用するアプローチを採用するのに十分である。
特に、固有輝度Leと逆散乱輝度とに作用してこの輝度
を大幅に減少させるフィルタを使用する事ができる。
【0025】しかし、フィルタシステムは輝度の損失を
生じ、これは十分な動的輝度範囲を保存するだけの光エ
ネルギーの貯蔵を必要とする。プラズマパネルは、その
低い光収率の故に、光エネルギーの貯蔵を有する事がで
きない。
【0026】しかし、カラーフィルタを備えた三色プラ
ズマパネル構造がテツオ・サカイの論文「超低反射を有
するテレビディスプレーのガス放電カラーパネル」(N
HK研究所、レポート第380号、1990、5月)に
記載されている。しかしその顕著な改良にも関わらず、
コントラストはCRTにおけるよりもはるかに低い事が
観察された。
【0027】現在のプラズマパネルにおいては、発光体
物質の層、すなわち図1の実施例における光ルミネッセ
ンス素子LB,LVの層は、CRTより少し薄い厚さE
(10ミクロンのオーダ)の厚い粉末層によって構成さ
れる。
【0028】素子LB,LVの発光体層は数単位層のほ
とんど球形の粒子G1,G2,G3,....,Gnか
ら成る。(「単位層」とは、1粒子のみを含む厚さを有
し、支持体の面に対して実質的に平行な面の中に順次に
配置された粒子から成る層である)。発光体粒子G1乃
至Gnは一般に4マイクロメートルのオーダの平均直径
を有し、1マイクロメートルから30マイクロメートル
までの相当大きな変動または分散を有する。
【0029】出願人は、このような直径値の分散が粒子
の無秩序な配列を生じ、その結果、適当な光収率を保持
するのに十分なカバリングレートを得るためには相当の
厚さ(すなわち数単位層の厚さ)を有する必要がある事
を発見した。(カバリングレートが大きいほど、放電に
よって放射される紫外線のピックアップ割合が大にな
る)。
【0030】また出願人は、光ルミネッセンス層の厚さ
(従って粒子数)が増大するに従ってカバリングレート
(故に光収率)が増大するが不幸にして反射係数rも同
時に増大する事を発見した。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明は、正面プレート
(観察者の側面に配置された絶縁板)が単数または複数
の発光体層を有する型のプラズマパネルに関するもので
ある。本発明の目標は、光収率または動的輝度範囲を低
下させる事なく、比較的明るい環境条件においてCRT
のコントラストとなるようにプラズマパネルの画像コン
トラスト品質を増大するにある。
【0032】そのため、本発明は先行技術の粒子よりは
るかに小さい直径を有する発光体粒子によって単数また
は複数の光ルミネッセンス層を形成しようとするにあ
る。このようにして、第1に非常に高い透明度と、第2
に薄い発光体層による高いカバリングレートとを有する
単数または複数の光ルミネッセンス層を製造する事がで
きる。
【0033】プラズマパネルの場合には紫外線領域(主
として150nm乃至200nm)の励起放射線がCR
Tの場合の電子を吸収するに必要な厚さよりはるかに薄
い発光体層の中に吸収されるのであるから、このプラズ
マパネルの場合には非常に厚い光ルミネッセンス層の代
わりに薄い層を使用する事ができる。
【0034】従って本発明は、正面パネルとバックパネ
ルとを備え、これらのパネルの間にガススペースを備
え、正面パネルは少なくとも1つの光ルミネッセンス層
を有するプラズマパネルにおいて、光ルミネッセンス層
が1.5マイクロメートル以下の直径の発光物質粒子に
よって構成されるプラズマパネルに関するものである。
【0035】
【実施例】図2は本発明によるプラズマパネル10を示
す。説明を簡単にするため、プラズマパネル10は図1
のものと同一型、すなわち三色画像を表示するように設
計されたDC型のものとする。このプラズマパネルは正
面パネルD1とバックパネルD2とを有し、これらのパ
ネルの間にガススペース3が形成されている。
【0036】正面パネルD1は行電極または列電極のネ
ットワークを担持し、その4電極Y1乃至Y4のみを示
す。バックパネルD2は列電極のネットワークを担持
し、単一の列電極X1のみを示す。列電極は行電極Y1
乃至Y4に対して直交する。
【0037】列電極X1と行電極Y1乃至Y4の各交点
は放電セルC1乃至C4を成し、この放電セルに対し
て、所定の色に対応する発光物質から成る光ルミネッセ
ンス素子LB1、LV1が割当られる。
【0038】光ルミネッセンス素子LB1,LV1は正
面プレートD1の内側面4上に、行電極および列電極Y
1−Y4,X1と同一ピッチで配置されている。
【0039】図示の実施例においては、図1の場合と同
様に、第1および第2放電セルC1,C2は第1カラー
画素PP1に所属し、第3および第4放電セルC3,C
4は第2カラーセルPP2に所属する。
【0040】放電セルC1とC3は青に定心された放射
線を放出する発光素子LB1を含み、放電セルC2とC
4は緑に定心された放射線を放出する発光素子LV1を
含む。図1の場合と同様に、カラー画素PP1,PP2
はそれぞれ4セルから成り、各画素は図2の面より奥の
面に配置された他の2セル(図示されず)を含み、その
一方のセルは赤の発光素子を含み、他方のセルは緑の発
光素子を含む。
【0041】本発明の特徴によれば、光ルミネッセンス
素子LB1,LV1は1.5マイクロメートルより小さ
い直径d1の発光粒子GL1,GL2,GL
3,...,GLnによって構成される。さらに詳しく
は、発光粒子GL1−GLnによって紫外線を可視光線
に変換する効率を増進するため、同一光ルミネッセンス
素子中のこれらの粒子の平均直径は好ましくは、義務的
ではないが、0.05−0.5マイクロメートルの範囲
内とする。好ましくは発光物質粒子GL1−GLnが光
ルミネッセンス層LB1,LV1を成し、また好ましく
は(義務的ではないが)この光ルミネッセンス層は0.
8マイクロメートル以下の厚さを有する。同一の光ルミ
ネッセンス素子LB1,LV1の発光粒子の直径の分散
が小である事が好ましく、例えば平均直径の+25%の
分散とする(すなわち、平均直径1.2マイクロメート
ルの粒子から成る層において1.5マイクロメートルの
最大直径d1の粒子を含有)。好ましい実施態様におい
ては、光ルミネッセンス層LB1,LV1を構成する発
光粒子GL1−GLnの90%が平均粒子直径の±25
%の範囲内の直径を有する。
【0042】先行技術と比較して、はるかに小さい直径
の粒子によって光ルミネッセンス層LB1,LV1を形
成する事は反射係数を低下させる傾向がある。先行技術
と同一の環境照明において、逆散乱輝度Lrははるかに
低く、固有輝度Leは不変または高くなり、その結果と
してコントラスト比Cが向上する。
【0043】各発光物質粒子GL1−GLnがさらに透
明となり周囲光線をガススペース3の中にさらに効率的
に進入させたかのように全体プロセスが進行する。この
事は部分的にはMIE理論によって説明される事を注意
しよう(特にペルガモン・プレス、Principles of Opti
cs 、Third Revised Edition 1964-1965 中に発表され
たボーンおよびウオルフの"Diffraction By a Conducti
ng Sphere (Dielectric Sphere K---->O): Theory of M
IE" 参照)。MIEの理論は誘電性粒子による光散乱を
取り扱う。この理論によれば、入射光線の平均波長の1
/3のオーダの直径を有する球形粒子(すなわち、白色
光の波長、約500nmに対して、150nmの直径の
粒子)は、同一形状であるが約5マイクロメートルの直
径を有する粒子の1/1000の光を散乱させる。
【0044】さらに、発光物質粒子GL1−GLnの直
径の低分散の故に、小数の粒子単位層をもって高いカバ
リングレートを得る事ができ(これは光収率にとって本
質的である)、従って光ルミネッセンス素子の厚さE1
が薄くなり、これが「正面」輝度を増大する(正面輝度
とは、光ルミネッセンス素子LB1,LV1を形成する
発光物質粒子GL1−GLnによって後方に、すなわち
バックプレートに向かって放射される光の後方輝度に対
して、これらの粒子によって前方に、すなわち正面プレ
ートD1に向かって放射される光の輝度)。正面輝度は
正面プレートD1から出る輝度であるので、後方輝度を
前方に反射する手段が存在しなければ、固有輝度Leを
構成する。その結果コントラスト比が改良される。
【0045】本発明による光ルミネッセンス素子LB
1,LV1の場合、直径分散が低いので、これらの素子
は小数の、例えば2または3層に構成する事ができ、す
なわち光ルミネッセンス素子の厚さE1は図2の実施例
のように2単位層のみを有する。さらにこの場合、図2
に図示のように光ルミネッセンス素子LB1,LV1の
厚さE1は行電極Y1−Y4の厚さより大ではない。最
大平均直径の場合でも、この厚さは2マイクロメートル
の厚さに対応する。これは先行技術の発光体の厚さより
はるかに低い。
【0046】全体として、本発明は先行技術に対してコ
ントラスト比において10の利得を生じる(外部照明2
00ルックスにおいてCは10から100に達する)。
【0047】図2に図示の本発明のプラズマパネルの実
施例において、各放電セルC1−C4は発光物質から成
るアイレット(islet )またはブロック状の光ルミネッ
センス素子LB1,LV1を備える。発光物質は各セル
C1−C4に割当られた色に対応して相違する(または
相異なるドーピングを受ける)。しかし本発明は、正面
プレートD1の内側面4が均一の連続層によって被覆さ
れた場合、すなわちすべての放電セルについて同一色を
放射する場合にも適用される。
【0048】また本発明は共面支持体を使用しまたは使
用しない交互型プラズマパネルについても適用され、ま
たセルを構成する電極がガススペースの両側に配置され
ている場合にも、電極がこのガススペースの同一側面に
配置されている場合にも適用される。
【0049】CRTまたはプラズマパネルにおいて現在
まで使用されている発光物質層および発光粒子は一般に
酸化物前駆体から固相で得られる。このようにして得ら
れた粒子は一般に4マイクロメートル以上の直径を有す
る。
【0050】本発明の光ルミネッセンス層LB1,LV
1を得るための非常に小さい粒径の発光物質は望ましく
はそれ自体公知のゾル−ゲル法と呼ばれる方法によって
得られる。この方法は液状前駆体(一般にアルコキシ
ド)によって粒子を合成するにある。この方法は溶液の
pHによって直径を制御される非常に微細なマイクロ粒
子を製造するために非常に効果的である。
【0051】また制御された直径を有する微細粒子を得
るために標準的液相共沈法を使用する事ができる。しか
しこれらの方法は、ゲルまたは無定形沈澱物を単結晶粒
子に変換するため、ゾル−ゲル法の場合には流動床中の
強い加熱、共沈法の場合には制御ガス中の加熱などの比
較的微妙なしかし公知の技術を使用する必要のある事を
注意しなければならない。
【0052】ルミネッセンス薄層を製造するために使用
する事ができ特にCRTに応用できる「ゾル−ゲル」法
は欧州特願第0,232,941号公開明細書に記載さ
れている事を注意しよう。
【0053】前記の方法のいずれも、0.01マイクロ
メートル乃至0.5マイクロメートルさらに1マイクロ
メートルまたはこれ以上の直径の発光粒子を直径値の低
分散をもって製造するために容易に使用する事ができ
る。
【0054】しかしこのような発光粒子を例えばガス相
中の成長によって製造する事もできる。
【0055】所望の粒径を有する発光粒子は、それ自体
公知の先行技術の三色CRTまたはプラズマパネルの場
合と同様の方法、例えば下記の技術を使用して正面プレ
ートD1の内側面4上に付着させる事ができる。
【0056】−シルクスクリーン印刷、 −スプレーガンによる噴霧 −いわゆるスピン被覆法など。
【0057】発光層中の島状パタンの製造はマイクロリ
ソグラフィー法によって実施する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術のプラズマパネルの断面図。
【図2】本発明による発光体素子を担持する正面プレー
トを有するプラズマパネルの図1と類似の断面図。
【符号の説明】
3 スペース 10 プラズマパネル D1 正面プレート D2 バックプレート LB1,LV1 光ルミネッセンス素子(層) G1−Gn,GL1−GLn 発光物質粒子 d1 発光物質粒子GL1−GLnの直径 X1 列電極 Y1−Y4 行電極 C1−C4 放電セル PP1,PP2 カラー画素 EA 入射光線 Lr 反射光線 Le 固有輝度 E,E1 光ルミネッセンス層の厚さ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正面プレートとバックプレートとを有し、
    その間にガススペースを備え、前記正面プレートは少な
    くとも1つの光ルミネッセンス層を含むプラズマパネル
    において、前記光ルミネッセンス層は1.5マイクロメ
    ートル以下の直径を有する発光物質粒子によって構成さ
    れる事を特徴とするプラズマパネル。
  2. 【請求項2】光ルミネッセンス層は、相互に分離された
    島状の光ルミネッセンス要素に分割され、また前記プラ
    ズマパネルは放電セルを含み、各放電セルがそれぞれの
    色に対応することを特徴とする請求項1に記載のプラズ
    マパネル。
  3. 【請求項3】前記光ルミネッセンス要素は相異なる色に
    対応する少なくとも2つの型の要素を含むことを特徴と
    する請求項2に記載のプラズマパネル。
  4. 【請求項4】カラー画像を形成するため、前記光ルミネ
    ッセンス要素は相異なる色に対応する少なくとも3つの
    型の要素を含むことを特徴とする請求項2に記載のプラ
    ズマパネル。
  5. 【請求項5】前記光ルミネッセンス層は2マイクロメー
    トル以下の厚さを有することを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載のプラズマパネル。
  6. 【請求項6】前記光ルミネッセンス層を構成する粒子の
    90%はこれらの粒子の平均直径の+25%の範囲内の
    直径を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれ
    かに記載のプラズマパネル。
  7. 【請求項7】前記光ルミネッセンス層は0.05マイク
    ロメートル乃至0.5マイクロメートルの範囲内の直径
    を有する発光粒子によって構成されることを特徴とする
    請求項1乃至6のいずれかに記載のプラズマパネル。
  8. 【請求項8】前記光ルミネッセンス層は0.8マイクロ
    メートル以下の厚さを有することを特徴とする請求項1
    乃至7のいずれかに記載のプラズマパネル。
JP5146546A 1992-06-19 1993-06-17 プラズマパネル Pending JPH0652802A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9207481 1992-06-19
FR9207481A FR2692718A1 (fr) 1992-06-19 1992-06-19 Panneau à plasma à écran peu diffusant.

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0652802A true JPH0652802A (ja) 1994-02-25

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ID=9430936

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