JPH0652622B2 - ブロックパターン検出回路装置 - Google Patents

ブロックパターン検出回路装置

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JPH0652622B2
JPH0652622B2 JP62293050A JP29305087A JPH0652622B2 JP H0652622 B2 JPH0652622 B2 JP H0652622B2 JP 62293050 A JP62293050 A JP 62293050A JP 29305087 A JP29305087 A JP 29305087A JP H0652622 B2 JPH0652622 B2 JP H0652622B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブロックパターン検出回路装置に関し、より特
定的には、ストリーミング方式のテープ駆動システムに
おいて改良されたエラー処理をもたらすための回路装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
ストリーミング方式テープ駆動装置は、例えばホストコ
ンピュータと共に使用される大容量のデータ記憶及び検
索装置である。基本的な作動基準には、テープ媒体上に
格納され得る情報の量、及び情報がテープに書き込まれ
又読み出されうる速度が含まれている。一般的には、密
度、即ちテープの単位長当たりに格納される情報量と、
ストリーミング方式テープ駆動システムの読み取り及び
書き込みヘッドを横切ってテープが移送される速度を増
加させることによって、作動は改善される。
しかしながら、速度及び密度の増加は、テープ駆動シス
テム及びテープそれ自体において利用可能な許容誤差を
制約する。許容誤差に対する制約に合わせたり維持した
りするのが困難になるにつれ、エラーはより頻繁にな
る。そのようなエラーは一般的に、読み出された情報ビ
ットが、書き込まれていた筈のものと異なっている場合
に生ずる。情報の価値というものは、その完全性が不確
実な場合には非常に減少してしまうものであることか
ら、高性能のストリーミング方式テープ駆動システムつ
いては、エラー処理能力というものが付加的な重要な性
能仕様として浮かび上がってきた。
エラー処理についての議論の前置きとして、テープ媒体
上に情報が格納される型式について考案してみる。基本
的に、情報は磁気媒体に磁束レベルとして格納される。
所望とする高速及び高密度を達成するために、情報は並
列のトラックに格納することができる。例えば、9ビッ
トの「ワード」の各々のビットは、9トラックのテープ
のそれぞれのトラックに割り当てることができ、それに
より「ワード」の総てのビットを検索の際に同時に入手
することができる。従ってテープは、9ビツトワードの
連続として構成することができる。
ホストコンピュータによって供給され又要求される「ユ
ーザー」データは、一般にストリーミング方式テープ駆
動システムには難解なものであるから、ユーザーデータ
のみがテープ上に格納されるのであれば、エラー処理は
殆ど行われ得ない。それゆえ典型的には、ストリーミン
グ方式テープ駆動システムは該システムが理解できる情
報を加え、読み出し及び書き出みオペレーションの完全
性を評価する能力を提供しているのである。
例えばユーザーデータは、その書式(フォーマット)を
「間隔(ギャップ)」によって離隔されたブロックとす
ることによって、より処理しやすいものとしうる。ユー
ザーデータは一般的に、データブロック内に記録された
固有のデータと、テープマークとして記録されたファイ
ル終了マーカーとを含んでいる。フォーマットについて
の規則は異なり得るものであることから、融通のきくテ
ープ駆動システムでは、あるテープについて、例えば位
相エンコード(PEID)、倍密度位相エンコード(D
PE ID)、グループコード記録(GCR ID)な
どのフォーマットについての規則のどれが適用されるか
を識別する識別マークを、書き込みオペレーションの際
に印加することができる。
これらの標準的なフォーマットの各々には、エラーを検
出し、できるならば訂正することを可能ならしめる、ユ
ーザーデータのエンコード用スキームが含まれる。例え
ば、9トラックのテープ駆動は、システムがユーザーデ
ータの8ビットワードの各々に対し、エラー検出パリテ
ィビットを付加することを可能ならしめる。より複雑で
あるグループコード記録においては、7つのユーザーバ
イトのセットを、見逃し及びサイクル的な冗長検査バイ
トのための付加的なバイトを備え、エラー訂正コードを
有する10バイトのセットへと再配列する。
さらに、単一の符号であってファイルの終わりを示すユ
ーザーマークがテープマークへと変換されるが、このマ
ークは連続する多数の磁束スペースにわたって繰り返さ
れる予め定められたパターンからなるものである。例え
ばGCRフォーマットにおいては、テープマークはトラ
ック1、2、4、5、7及び8における動作とトラック
3、6及び9における消去とからなり、このパターンが
磁束スペース250から400分だけ繰り返される。このよう
に変換することは、ファイルの境界についての符号が単
一の符号の記録として行われた場合に比べ、ファイルの
境界をノイズに対して非常に強いものとする。
選択されたフォーマットに応じて、ブロックの境界を識
別し並列のデータチャネルの同期をとることを可能なら
しめるように、プリアンブル、ポストアンブル、及び埋
設マークを付加することができる。例えば、ユーザーデ
ータのブロックについて脱スキュー回路によりプリアン
ブルを使用することができ、それによりトラックの磁束
データに対応するデジタルデータのチャネルが相互に同
期されることを確実ならしめて、ワードの個々のビット
が前後のワードのビットとしてではなく、当該ワードの
ビットとして正しく処理されるようにすることができ
る。
他の種類のシステムデータも、上記のものと一緒に書き
込むことができる。例えば、テープ駆動システム内にお
いて利得レベルを自動設定するために、自動読み出し増
幅(ARA)バーストを使用することができる。このよ
うなARAバーストは、ARA IDマークによって識
別されうる。
システムデータがどのようにしてエラー処理を強化する
ことができるかを例示すると、IDマークによってフォ
ーマットがひとたび判定されると、エラーコードが、難
解なユーザーデータにおけるエラーをフラグするものと
して使用されうるようになる。またデータブロックのプ
リアンブルが、上述の如く同期をとるために使用されう
る。ブロックに続いてポストアンブルが検出される前に
間隔が検出された場合、このことは当該データブロック
内で全幅にわたるドロップアウトが生じたことを示しう
るものである。一般に、含まれているシステムデータは
受け入れ及び認識可能な一対のパターンを生成するもの
であり、そこからの逸脱がエラーをフラグするものとし
て使用されうる。
システムデータは書き込みオペレーションの際に、書き
込みサブシステムの書き込みフォーマッタ領域によっ
て、テープ駆動システムから印加される。システムデー
タは次に、読み出しオペレーションの際に、又は検査モ
ードにおける書き込みオペレーションの際に、読み出し
サブシステムによってチェックされる。いずれの場合で
も、チェックを行うのは読み出しサブシステムである。
読み出しヘッドは書き込みヘッドよりも上流側の位置に
あり、システムデータが現在実行されている約束事に従
っているということを検査するために、情報の書き込み
後に読み出し可能なようになっている。
勿論、システムデータもエラーに対して免疫がある訳で
はないから、エラーが存在する場合であっても、テープ
駆動システムがユーザーデータとシステムデータとを識
別できるものであることが重要である。しかしプリアン
ブルとポストアンブルが欠如していることから、システ
ムデータが識別不能なほどのノイズを含んでいるとして
も、なおユーザーでと区別することが可能である。
ひとたびエラーが検出されたならば、当該エラーをアド
レッシングするための方策が講じられなければならない
が、これは通常は、読み出しサブシステム及び他のソー
スからの情報に応じてテープの転送を制御する駆動コン
トローラと関連して行われる。実行可能な他の選択肢に
は、エラーをストリーム内で訂正すること、テープの該
当個所に再書き込み又は再読み出しすることにより訂正
を図ること、及び欠陥のあるデータにエラーフラグを渡
すことが含まれる。
書き込みと共に検査を行うオペレーションに際しては、
容易に訂正可能なエラーについても、通常は再書き込み
が行われる。次なるエラーが生じれば、訂正可能な1ビ
ットのエラーが訂正不能となることもある。従って、訂
正可能なエラーは、元のユーザーデータが利用可能なう
ちに訂正して、次なるエラーのための許容誤差を組み入
れておくべきである。
読み出しオペレーションの際には、もし可能であるなら
ば、ストリーム内で訂正を行うことが好ましい。なぜな
らばそれは、オペレーションの速度に対して最小の影響
しか及ぼさないからである。ストリーム内で訂正するこ
とのできないエラーは、一般には再トライ(re-try)とい
う結果につながるが、これはかなり時間を浪費するもの
である。再トライしたにもかかわらず、エラーが訂正さ
れずに残った場合には、実行中の方針に従い、エラーを
フラグしてユーザーに警告するか、遮断又は他の「激し
い」エラー処理を開始することができる。
勿論、再トライが必要とされた場合でも、訂正が保証さ
れている訳ではない。例えば再読み出しは、媒体が損傷
を受けていることによる如き強度のエラーを訂正するこ
とはできない。しかしながら、再トライオペレーション
それ自体に固有の問題も存在する。テープの一部につい
て再トライを行うためには、ストリーミング方式のテー
プ駆動装置は、再度スタートして作動速度に復帰した直
後に該装置が再トライすべき部分の直前にあるように、
該装置自体が正確に配置されねばならない。位置決めの
誤りは、再トライを要しないテープの部分が不必要に再
読み出しされるという点で、無駄を生じてしまう。より
深刻な場合には、位置決めの誤りはシステムがあるブロ
ックを別のものとして取り扱うという混乱を生じさせう
るものであり、元のエラーを複合的にしてしまう。
〔発明の解決しようとする問題点〕
エラー処理の責任の殆どは、システムデータ、ユーザー
データ及び間隔を検出及び識別する読み出しサブシステ
ムに課せられている。例示ではあるが、読み出しシステ
ムは、読み取りヘッドと関連するアナログ回路と、A/
D変換手段と、テープ上の並列トラックに配列されたデ
ータストリームを同期するための脱スキュー回路と、ブ
ロック検出回路と、及び読み出し/フォーマット回路と
を含むことができる。
読み出しサブシステムのこれらの領域のうち、データブ
ロックの型式及びインタブロックギャップ(ブロック間
隔)を識別し、位置決めし、及び検査するブロック検出
回路が、テープ駆動システムのエラー処理の中心をな
す。例えばあるデータブロック内での「ドロップアウ
ト」は、誤って間隔が検出されるような事態を生じう
る。逆に、ノイズ又は「ドロップイン」は、間隔内にお
いてブロックが間違って検出されるような事態を生じう
る。同様に、データブロック、テープのID及びマーク
は相互に混同されうるものとなり、或いはシステムにと
って理解不能なものとなってしまう。このようなエラー
は一般に再トライを必要とするものであるが、それはシ
ステムのスループットを著しく損うか、又は修復不能な
読み取りエラーという結果を招くかもしれない。
再トライが必要であるということが一旦決定されたなら
ば、駆動コントローラサブシステムは読み出しサブシス
テムの種々の部分をポーリングして、再トライすべき部
分の位置決めを行う。現在の技術水準における高速及び
高磁束密度のシステムを所与のものとしてみると、駆動
コントローラがエラーの検出を認めた後に位置の判定を
行うのに含まれる遅れのために、再トライに必要な正確
な位置決めを行うことは可能ではない。
そこで、例えば間隔からブロックへの境界が現れた場合
の如き通常の事態の間に、テープの位置について、駆動
コントローラは読み出しサブシステムをポーリングす
る。しかしながらこの方策をもってしても、駆動コント
ローラによる境界検出の認知の遅れのために、位置決め
のエラーはなお生ずる。駆動コントローラは一度に多く
のタスクを行うのが一般だからである。
従って必要なことは、ストリーミング方式のテープ駆動
システムによる改良されたエラー処理を、ブロック検出
回路が提供することである。この場合のブロック検出回
路は、不必要な再トライを最小限にすべく、ブロック型
式のより明確な識別をもたらすべきであり、修復不能な
読み出しエラーの可能性を減少させるべきである。さら
にそのようなブロック検出回路は、再トライが必要とな
った場合により正確な位置決めをもたらすために、ブロ
ック境界付け信号を供給すべきである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によるブロック検出回路はストリーミング方式テ
ープ駆動システムのためのものであって、パターンデコ
ーダと、閾値手段と、状態マシンとを含む。パターンド
コーダは、同期された並列なデータチャネルにおけるデ
ータストリームにける、同時的なデータパターンを識別
するよう構成されている。デコードされた連続的なパタ
ーンは閾値手段により分析され、パターン判定が行われ
る。検出状態マシンにおける状態は、閾値をとられたパ
ターン検出を含む制御信号の受信に応答して、状態ネッ
トワークを通って進行する。これらの構成要素は共働し
て、ブロックの境界位置及びブロック型式の正確な判定
をもたらす。
状態マシンは、状態マシンの現在の状態を反映する出力
を供給する。この出力は経歴的なパターンデータを反映
するものであり、より予測されるシーケンスを余り予測
されないシーケンスよりも偏重することにより、ブロッ
クの存在及び型式についてのより正確な判定を行うため
に使用できる。この原理は、あるパターンが現れること
のない期間中には当該パターンの判定を抑制することに
まで拡げることが可能である。
特に、状態マシンの状態は、二つの組へと割り当てられ
る複数の状態を含むようにすることができる。一方の組
は第一の型式のパターンが検出されたという判定に対応
する状態を表し得るものであり、他方の組は第二の型式
のパターンが検出されたという判定に対応する状態を表
し得る。状態マシンの出力は、状態マシンが第一の組内
のある状態にある場合に、クォリファイされ閾値をとら
れたパターン検出信号の遷移を抑制するために使用され
ることができる。その一方で、クォリファイされた信号
の最後の遷移は、第一と第二の型式の間の境界に対応す
る位置把握をトリガするために使用され得る。
このような手法は、多数のパターン型式遷移信号を提供
することにも拡張されうる。例えば間隔からブロックへ
の境界及びブロックから間隔への境界を、信号により合
図することができる。これらの信号は、例えば位置把握
を開始するために使用することができ、位置把握に対し
て駆動コントローラがアクセスできるようにして、再ト
ライの間における正確な位置決めをもたらすようにす
る。
より特定すると、状態マシンは、ブロックを検出する基
準ができていることに対応する状態の第一の組と、ブロ
ックが存在するという判定に対応する状態の第二の組
と、そしてブロックが丁度通過したという判定に対応す
る状態の第三の組とを含むことができる。この場合状態
マシンの出力は、状態マシンが状態の第二又は第三の組
の何れかにある場合には遷移が何も生じないように、ク
ォリファイされ閾値をとられた信号を抑制するために使
用することができ、その間におけるブロックの検出はエ
ラーであると推定することができる。かくして、クォリ
ファイされ閾値をとられた信号は、間隔からブロックへ
の境界を表す位置把握をエッジトリガするために使用す
ることができる。
また、第二のクォリファイされ閾値をとられた信号が、
状態の第三の組の間においてのみ、ブロックから間隔へ
の境界の位置把握をトリガするために抑制され得る。よ
って、再トライの間における正確な位置決めをもたらす
ための、各々のブロックの前端及び後端の境界が正確に
判定され得るようになる。
本発明の一つの実行例においては、閾値をとる機能はブ
ロック検出回路の四つの領域において営まれる。1)ブロ
ック対間隔の検出を専門に行うブロック/間隔フィル
タ、2)現在のブロック又は間隔の長さを測定するための
ブロック/間隔メータ、3)テープマークの検出を専門に
行うテープマーク検出器、及び4)ブロック型式について
の最終的な判定を行い及びその判定に対して検査レベル
を割り当てるについてブロック読み出し/検査領域によ
り使用されるよう、ブロックの長さをエンコードするた
めの検査カウンタである。この実行例においては、ブロ
ック読み出し/検査領域は状態マシンの出力に対してア
クセスを有することができ、状態マシンの経歴出力を使
用してブロック型式が判定できるようにしうる。
閾値を使用するこれら四つの領域は総て、標準的なカウ
ンタを使用することにより実施可能である。好ましく
は、ブロック/間隔フィルタ及びテープマーク検出器に
おいて何等かの統計的な手段を実施して、これらの領域
及びこれらの領域からの出力を受け取る部分が、ノイズ
に対してより強くなるようにする。
統計的に閾値をとることは、ある種のパターンについて
の冗長さ、及び規格化された最小の長さを利用する。二
つの比較的長い非動作のパターンの間における非常に短
い動作のパターンは、ノイズとして解釈されるべきであ
る。この場合本発明では、又方向カウンタが、ノイズが
検出されるまでカウント・ダウン(数を減らしながらカ
ウント)し、次いで短い(ノイズに相当する)間隔にわ
たりカウント・アップ(数を増やしながらカウント)す
るが、また減少するカウントへと戻る。これによる効果
は、ノイズが間隔から濾波されるということである。
この特徴に関しては、ブロック/間隔フィルタが、双方
向の「増加/減少」カウンタを組み込むことができる。
このカウンタはブロックの検出の際にはカウント・アッ
プし、間隔の検出の際にはカウント・ダウンするために
使用することができる。「ブロック」は、閾値上限が達
成された場合のブロック/間隔フィルタ出力によって示
され、また「閾値」は、カウント・ダウンが閾値下限に
到達した場合には何時でも示される。
この統計的閾値の利点は、ブロックにおける小さなドロ
ップアウト及び間隔における小さなドロップインが、ブ
ロック/間隔の判定を長期にわたって損傷しないという
ことである。単方向のカウンタのみを使用して連続する
磁束スペースを勘定する従来の手法においては、「充分
に離隔した」僅かなドロップインが、間隔が間隔として
認識されるのを妨げることがあったのである。
テープマーク検出器もまた、最小限の長さの冗長パター
ンに関連しており、従って統計的に閾値をとることの幾
つかの利点を組み込むことができる有利さを有する。よ
って双方向カウンタが、テープマークの判定においても
好適に実施されうる。
ブロック/間隔メータは、ブロック/間隔判定領域のフ
ィルタされた出力を入力として使用している。従って、
単方向カウンタが採用されうる。検査カウンタは殆どの
場合、小さなエラーをも訂正することを要求する書き込
みオペレーションのために専用に使用されており、よっ
て連続的カウントのみを行うために、単方向カウンタを
使用することができる。
〔発明の効果〕
本発明には、上記に要約されまた以下に詳細に述べられ
るような幾つかの利点がある。即ちまず、ボード上にあ
る状態マシンは、他の構成要素が経歴的な見通しによっ
てリアルタイムな判定を行うことを可能ならしめる。経
歴的な状態出力はまた、状態マシンの出力に鑑みて余り
予測できない判定に関する瞹昧さを解明することによ
り、より信頼できるブロック型式の判定を提供するよう
に使用することができる。
例えば、統計的に閾値をとることをもってしても、ノイ
ズが多すぎれば、間隔の存在を確実に判定することは困
難になる。しかしながら、もしも状態マシンが、間隔に
ついての動作はデータ記録終了マークの検出後の最小の
間隔長の範囲内において生ずるということを示すのであ
れば、間隔の判定は確認され、再トライ又は訂正不能な
エラーは回避することができる。
経歴的な状態出力は、関連のある事象が起こらないこと
が判っている場合にトリガ信号の動作を抑制するようす
ることによって、境界位置のトリガを提供するに際して
ブロック/間隔フィルタによって使用されることができ
る。この場合、再トライの間に非常に正確な位置決めを
するために駆動コントローラによって使用される位置把
握を行うために、抑制の前の最後の遷移を使用すること
ができる。トリガをリアルタイムにでき、また経歴に基
づいた判定を基礎にすることができるので、本発明によ
って提供される正確さは、従来のシステムにおけるより
もより確かなものである。
また、ブロック/間隔閾値手段の実施及び統計的に閾値
をとることを使用することは、ブロック検出回路をノイ
ズに対してより強いものとする。統計的に閾値をとるこ
とは、例えば幾つかの等しく離間したビット長のエラー
が、ブロック又は間隔若しくはテープマークの認識を損
傷し再トライへと押しやることを防止する。ブロック/
間隔フィルタを使用することは、その出力を受け取るブ
ロック/間隔メータ領域によって、より信頼性のある判
定を行わしめるものである。
従って本発明によれば、ブロック検出回路はより信頼性
のあるブロック型式の認識、より信頼性のあるブロック
境界位置のトリガ、及びノイズに対する脆弱さの減少と
いった利点をもたらす。このようなブロック検出回路を
組み込んだテープ駆動システムは、ブロック型式の認識
に際してエラーを殆ど犯さず、ノイズに基づく再トライ
は殆ど必要とせず、及び再トライが必要な場合でもより
正確な位置決めを可能ならしめる。他の利点及び特徴
は、添付図面を参照して行われる以下の説明から明らか
であろう。
〔実施例及び作用〕
本発明によれば、ブロック検出回路10は第1図に示され
ているように、状態マシン20と、パターンデコーダ30
と、テープマーク検出器40と、ブロック/間隔フィルタ
50と、ブロック/間隔メータ60と、検査カウンタ70と、
及びブロック読み出し/検査回路80とを含んでいる。ブ
ロック検出回路10は、第2図に示されているホストコン
ピュータ99のために磁気媒体テープ102上でデータの格
納及び取り出しを行うためのテープ駆動システム100に
おいて、良好なエラーの取り扱いを可能ならしめるもの
である。
ブロック検出回路10にはテープ駆動システム100が含ま
れ、これは供給リール114と巻き取りリール116の間で読
み取り/書き込みヘッド組立体112を横切って磁気媒体
テープ102を転送するための、駆動機構110を含む。駆動
コントローラ120がリール114及び116の動作を制御す
る。ブロック検出回路10はストリーミング方式のテープ
駆動システム100についてトラックの動作をモニター
し、テープの読み取り/書き込み計画がこのシステムの
ために駆動コントローラ120によって実行され得るよう
にしている。
テープ102に記憶された磁束レベルは組立体112の読み取
りヘッドによって電圧へと変換され、この電圧はアナロ
グ回路及びA/D変換器130によって処理され不連続な
2進電圧レベルへと変換される。アナログ回路及びA/
D変換器130はその出力に位相同期ループのバンクを含
んでいる。位相同期ループの出力は、デジタルフォーマ
ッタ140へと送られる。この転送は、並列先入れ先出し
シフトレジスタを含む読み出しFIFOバンク142によ
って調整(バッファ)を受ける。
図示のテープ駆動システム100においては、データはテ
ープ102上で9つの並列なトラックに格納されれ、これ
らのトラックはアナログ回路及びA/D変換器130及び
フォーマッタ140により並列処理される。ヘッド112に関
してのテープ駆動システム100及びテープ102の機械的な
不整合により、またテープ102の変形により、これらの
並列なトラックは相互にスキュー(位置ずれ)を生ずる
ようになる。そこでデータの記録ブロックのプリアンブ
ル(予め先に送出しておいた)パターンをベースにし
て、9つのトラックのタイミングを統合するために、脱
スキュー回路144が設けられている。
デジタル化され脱スキューされたトラック動作データは
次いで、ブロック検出回路10によって分析される。この
回路はトラック作動のブロック及びブロック間に介在す
る間隔(インタブロックギャップ)を識別し、位置付け
し、判定する。脱スキュー回路144はデータブロックに
ついて作動するため、脱スキュー回路はブロック検出回
路10へと同期有効信号を送出してデータブロックを識別
することができる。ブロック検出回路10はデータブロッ
クの境界をマークし、間隔、テープマーク、テープ密度
のID(識別子)及び他の非データパターン型式を識別
し、そしてこれらの判定についての検査レベルを割り当
てる。
ホストコンピュータ用のデータとして識別されるブロッ
クは、フォーマッタ140の読み出し/フォーマッタ146に
より処理され得る。この読み出し/フォーマッタ146
は、ブロック検出回路10と並列に、脱スキュー回路144
から脱スキューされたトラック動作データを受け取る。
読み出し/フォーマッタ146は、脱スキュー回路144によ
りユーザーデータとして識別されたトラック動作データ
をデコードする。
埋設されているエラーコードに基づいてエラーの訂正が
行われ且つ検出されるが、訂正されないエラーにはフラ
グが付けられる。デコードされたホストコンピュータ用
データはフォーマッタ140からデータバッファ150へと送
られ、ホストコンピュータ99に転送される。訂正されて
いないエラー状態であるとしてフォーマッタ140によっ
てフラグを付されたものは、駆動コントローラ120によ
ってアクセスされ、駆動コントローラは駆動機構110に
対して適当なコマンドを送出することにより、再トライ
(re-try)を行うことができる。
エラー検出及び訂正処理の一部として、読み出し/フォ
ーマッタ146は、データ記録ブロックのための検査レベ
ルをブロック検出回路10へと供給する。データ記録ブロ
ックの終わりを示すために、ブロック検出回路10のため
のポストアンブル(postamble)が検出され、フラグが付
けられる。
テープ駆動システム100はまた、書き込みフォーマッタ1
60及び書き込みエレクトロニクス170をも含んでいる。
書き込みオペレーションの間、データはホストコンピュ
ータ99からデータバッファ150を介し、書き込みフォー
マッタ160へと転送される。フォーマッティングを行い
システムデータの取り込みを行った後、情報は書き込み
エレクトロニクス170へと送出される。この書き込みエ
レクトロニクス170は書き込みフォーマッタ160の出力を
アナログ形式に変換し、組立体112の書き込みヘッドは
その情報を通過する磁気テープ102上と記録される磁束
レベルへと変換する。
書き込みヘッドは読み取りヘッドの上流側にあり、従っ
て検査モードにおいては、情報は書き込まれた後にテー
プ102から読み取られる。検査モードにおいて、オペレ
ーションは読み取りサブシステムから見た読み取りモー
ドのオペレーションに類似している。しかしながら検査
モードにおいては、バッファに対するデータ出力は存在
しない。また、エラーが再書き込みにより訂正され得る
ところから、より厳格な閾値が適用される。
ブロック検出回路10に対する入力には、TA〔1:
9〕、DTCLK、FSPACE、SOK、DREN
D、DVER〔0:1〕、CMD〔0:2〕、RESE
TD^、RD/VR^、DEN、GCLR^及びVCL
R^が、第1図に示す如く含まれている。これらの信号
は、次のようにして機能する。
TA〔1:9〕は、脱スキュー回路144を介して供給さ
れる9チャネルの「トラック動作」である。これらのつ
のチャネルは、ブロック間の間隔によって隔てられたデ
ータブロックの形において、ユーザー及びシステムのデ
ータを有している。ブロック検出回路10が識別し位置付
けするのは、これらの9つのチャネルにおいて動作中の
ブロックである。
DTCLKは、元々はストリーミング方式のテープ駆動
システム100のアナログ及びA/D変換回路130における
位相同期ループによって確立され、脱スキュー回路144
から供給される「検出クロック」タイミング信号であ
る。DTCLKは、第1図の検出回路10の7つの部分の
総てに対するクロック入力として作用する。
FSPACEは「磁束スペース」信号であって、データ
が有効であるDTCLKサイクルを指示する。FSPA
CEは、パターンデコーダ30及び閾値を利用する部分40
−70のポートをイネーブルするために入力される。これ
らの部分30−70に関して、FSPACE及びDTCLK
は一緒になってデータストローブとして機能する。
SOKは「同期良好」であり、検出されたブロックがシ
ステムデータと相対するユーザーデータを反映している
かどうかを判定する。充分なだけのチャネルにおいて特
定のプリアンブルパターンが脱スキュー回路144により
検出されたならば、SOKが脱スキュー回路144によっ
て発生され、ユーザーデータがチャネル全体に渡って同
期されたことが示される。
DRENDは、ユーザーデータのブロックの終了を識別
するために使用される「データ記録終了」信号である。
充分なだけのチャネルが特定のデータブロックポストア
ンブルを含んでいるということを読み出し/フォーマッ
タ146が判定した場合、DRENDが発生されて、それ
ぞれのデータ記録の終了を示す。
DVER〔0:1〕は、データ記録の検査レベルを確立
するのに使用される一対の「データ検査」信号である。
DVER〔0:1〕は、エラー検出及び訂正が行われる
につれ、読み出しフォーマッタ146によって発生され
る。二つのDVERラインを介して転送可能な四つの値
は、00=無状態、01=ハードエラー、10=訂正さ
れたエラー及び11=エラー検出なしの完全な読み出し
である。
CMD〔0:2〕は、状態マシン20内における遷移を判
定するための一対の「コマンド」信号である。これらの
コマンドは、第12図のコマンド及び状態ポート90を介し
て、駆動コントローラ120から送付される。五つのメッ
セージを識別するために、コマンドレジスタによって3
ビットが使用されている。000「ノーオペレーショ
ン」001STR「ストリーム読み出しコマンド」、0
10GWC「間隔(ギャップ)待ちコマンド」、011
SUC「読み出し開始コマンド」及び111「コマンド
クリア」である。ストリーム読み出しコマンドは、ブロ
ック検出回路が次のブロックを検出し読み出す場合に使
用される。読み出し開始コマンドは、リセット後の通常
の開始のためのものである。これに対し、間隔待ちコマ
ンドは、「間隔」として検査認定されるには短すぎた間
隔において発生されたリセットの後に限定して使用され
る。
RESETD^は、状態マシン20をリセットするために
使用される「リセット・ノット」信号であり、脱スキュ
ー回路144をリセットするためにも転送される。この信
号は、駆動コントローラ120によってロードされた、コ
マンド及び状態ポート90のセットアップレジスタにある
値によってエンコードされる。
RD/VR^は「読み出し」又は「検査・ノット」信号
であり、エンコードパターンにおいてパターンデコーダ
30が備えなければならない許容誤差を設定するように機
能する。この許容誤差は検査モードにおいてはより厳格
である。なぜならその場合、再書き込みによってエラー
を訂正する機会が存在するからである。読み出しモード
の間には許容誤差は緩められるが、これはテープ駆動シ
ステム100が入ってくるデータを与えられるにつれて取
り込み、そしてできる限り解釈しなければならないから
である。
DENは、デコード方式がエンコード信号PE又はGC
Rのいずれであるべきかを決定するために、パターンデ
コーダ30によって使用される「密度」選択信号である。
同時にDENは、テープマーク検出器40、ブロック/間
隔フィルタ50及びブロック/間隔メータ60のために適当
な閾値を選択するためにも使用される。
GCLR^は「間隔クリア・ノット」信号であり、ブロ
ック/間隔フィルタ50及びブロック/間隔メータ60をク
リアにするために使用される。
VCLR^は「検査クリア・ノット」信号であり、検査
カウンタ70をクリアするために使用される。
他の図示されたセットアップ信号には、次のものが含ま
れる。即ちIDLEはセットアップレジスタから脱スキ
ュー回路へと転送される信号である。FORWD^もま
たセットアップレジスタに格納されており、テープ102
が前進回転または逆回転の何れの方向に動かされている
のかを示すために使用される「前進・ノット」信号であ
る。
種々のコマンド及び状態が、それぞれのレジスタに格納
されており、また駆動コントローラ120と第12図に示さ
れたコマンド及び状態ポート90の間でSS4^ライン及
びA〔0:3〕ラインに沿ってアドレスされる。R/W
^の値に従って、コマンドは書き込まれ、状態は読み取
られる。コマンド及び状態は、ポート90と駆動コントロ
ーラ120との間において、8ビットのバスD〔0:7〕
に沿って通信される。コマンド及び状態ポート90に対す
る駆動コントローラ120からの残りの入力は、電力有効
PVALID信号、及びシステムクロックECLK及び
QCLKであり、これらは総て通常の機能を営むもので
ある。
ブロック検出回路10からの出力には、DATA^、P1
CLK、P2CLK、CBT〔0:3〕、VER〔0:
1〕、DET、CMP、FGAP、BGAP、SFG、
SBG、NBD及びBOVRが含まれる。これらの意味
は次の通りである。
CBT〔0:3〕は「現在のブロック型式」を示す一対
の信号であり、この表示はブロック検出回路10の主たる
機能である。この情報はブロック読み出し/検査回路80
からコマンド及び状態ポート90へと出力され、そこから
駆動コントローラ120によってアクセス可能となる。
VER〔0:1〕は「検査レベル」を示す一対の信号で
ある。これについての特定の解釈はCBT〔0:3〕に
依存している。これらの信号の特性は、後述するブロッ
ク読み出し/検査回路80についての議論に関して、詳細
に描写される。
DATA^はブロック/間隔フィルタ50から読み出しフ
ォーマッタ146への「データ・ノット」出力であり、今
はブロック又は間隔のいずれであるのかを表示する。
P1CLKは、間隔からブロックに至る境界を位置付け
する位置把握をトリガするために使用される「第一の位
置クロック」信号である。P1CLKは、ブロックが存
在していること又はブロックが丁度終了したことを示す
状態マシン出力によって抑制されるまでは、DATA^
よりもDTCLKサイクル一つ分だけ先行している。抑
制される前のP1CLKの最後の立ち上がり端部が、位
置把握回路をトリガするために使用される。かくして把
握された位置は駆動コントローラ120へとアクセス可能
なものであり、再トライの際における正確な位置決めを
可能ならしめる。
P2CLKは、ブロックから間隔に至る境界を位置付け
する位置把握をトリガするために使用される「第二の位
置クロック」信号である。P2CLKは、ブロックが丁
度終了したことを示す状態マシン出力によって抑制され
るまで、DATA^よりもDTCLKサイクル一つ分だ
け先行している。P1CLKとP2CLKは一緒になっ
て、駆動コントローラ120が再トライの間に正確な位置
決めを行うことができるようにブロックを境界付ける。
DETは「検出」信号であって、コマンド及び状態ポー
ト90を介して駆動コントローラ120へとアクセス可能で
あり、現在ブロックがあるのかそれともブロックは通過
したのかを示す。基本的に、DETはP1CLKの抑制
に続くものである。
CMPは駆動コントローラ120へとアクセス可能な「完
了」信号であり、ブロックが丁度通過したのかどうかを
示す。基本的に、CMPはP2CLKの抑制に続くもの
である。
FGAPは駆動コントローラ120へとアクセス可能な
「フィルタされた間隔」信号であり、現在のものは間隔
であるのかどうかを示す。FGAPは基本的にDATA
^に続くものであるが、ブロック/間隔メータ60から出
力されるものである。
BGAPは駆動コントローラ120へとアクセス可能な
「大間隔」信号であり、現在のブロック又は間隔がブロ
ック/間隔メータ60において予め定められた閾値に到達
したのかどうかを示す。FGAP及びBGAPは、コマ
ンド及び状態ポート90のフラグレジスタに格納される。
SFGは、3ビットのバスに沿ってコマンド及び状態ポ
ート90のフラグレジスタへと出力される、状態マシン20
からの「短い前部間隔」識別子である。最小限の長さの
間隔があることが検査される前にブロックが検出された
場合、状態マシンの遷移の際に、短い前部間隔にフラグ
が付けられる。このフラグは第3A図に示されているよ
うに、010として転送される。
SBGは「短い後部間隔」識別子であり、ブロックが終
了しストリームコマンドが何も発生されなかった後に生
成されるという点においてのみ、SFGと異なるもので
ある。この信号は第3C図に示されているように、10
1として転送される。
NBDは「検出前ノイズ」識別子であり、検出された動
作は恐らく間隔内にあるノイズであったことを示す。こ
のフラグは、意味のあるブロックとしては短すぎる動作
に続いて、インタブロックギャップとして充分であるに
は短すぎる長さにわたって動作が欠如し、これに続いて
別のブロックが検出された場合に発生されるものであ
る。NBDは第3B図に示されているように、011と
して転送される。
BOVRは「ブロックオーバーラン」識別子であり、ス
トリームコマンドが発生される前にブロックが検出され
てしまったことを示す。BOVRは第3C図に示されて
いるように、110として転送される。
以上のエラーフラグに加えて、第3A図、第3B図及び
第3C図に示された如き001の転送は、最も新しいコ
マンド、即ちSTR、SUC又はGWCをクリアし、テ
ープマークデコーダ40をリセットするためのTCLR^
を発生する。
記載したテープ駆動システム100に関して考察してみる
と、ブロック検出回路10は、脱スキュー回路144からの
トラック動作信号TA〔1:9〕をモニターするように
機能する。脱スキューされたユーザーのデータブロック
を境界付けるために、トラックの同期及びデータ信号の
終端がモニターされる。トラック動作のブロック及びイ
ンタブロックギャップは認識され、間隔におけるノイズ
及びブロック内における小さなドロップアウトはフィル
タされる。
間隔からブロックへの境界及びブロックから間隔への境
界の範囲が記録され、それらの位置は図示しない位置把
握回路によって正確に記録されて、駆動コントローラ12
0に対し、再トライの際における駆動機構110の正確な位
置決めを行うための手段を与えるようにする。ブロック
型式が識別され、識別は検査される。書き込み後の読み
出しにあたり、非データブロックをアメリカ規格協会
(ANSI)の規格に合わせる検査が行われる。
これらの機能を実行するにあたっての、ブロック検出回
路の8つの部分の各々の役割は次の通りである。ブロッ
ク検出回路10のパターンデコーダ30は、テープから読み
出されているトラック動作の型式を判定する。脱スキュ
ー回路144からのトラック動作信号TA〔1:9〕が分
析されて、テープマーク検出器40のための検出型式信号
DT〔0:1〕と、ブロック/間隔フィルタ50のための
「検出間隔」信号DGAPと、検査領域70及び80のため
のブロック型式信号BT〔0:2〕とを生成する。これ
らの判定は総て、FSPACEストローブ毎に一度行わ
れる。しかしながら、信頼できる判定が行えるようにす
るためには、パターンは長時間にわたり評価されねばな
らない。
テープマーク検出器40は、検出型式信号DT〔0:1〕
を時間をかけて検分して、実際にテープマークが検出さ
れたのかどうかを判定する。この検出型式信号DT
〔0:1〕は、テープマーク、ID、データブロック、
雑多/未知に対応する4つの値を供給する。テープマー
ク検出器40はテープマークの検出をカウント・アップ
(数を増やしながらカウント)し、例えばデータブロッ
クやIDなどテープマークでないことが知られている検
出はカウント・ダウン(数を減らしながらカウント)
し、そして雑多/未知の検出の際にはカウントしない。
ノイズにかかわらず、実際のテープマークに応答して、
テープマーク検出器40は予めプログラムされた閾値まで
カウント・アップし、その時点において検出状態マシン
20へとテープマーク検出信号TMDETを送出する。
ブロック/間隔フィルタ50は、パターンデコーダ30から
生の間隔信号DGAPを受け取り、連続する磁束スペー
スを間隔又はブロックの何れかとしてカウント・アップ
する。密度に依存した閾値が満たされた場合、「フィル
タされた間隔」信号FGDが適宜トグルされる。「デー
タ・ノット」信号DATA^、DTCLKサイクル一つ
分遅延されたFGAP信号もまた、供給される。
フィルタされた間隔信号は、二つのテープ位置決めクロ
ックを供給するために、検出状態マシン20からのDST
ATE〔3:7〕入力と共に使用される。P1CLKは
間隔からブロックへの境界をマークし、P2CLKはブ
ロックから間隔への境界をマークする。前述したように
これらの信号は図示しない位置把握回路をトリガし、駆
動コントローラ120による最終的なアクセスのためにそ
れぞれの境界の位置を記録するようになっている。ブロ
ック/間隔フィルタ50の使用は、ブロック検出回路10を
間隔内のノイズ及びブロック内のドロップアウトに対し
てより強くする。このことは、ある種の再トライを不必
要にするという本発明の能力における、別の要因であ
る。
ブロック/間隔メータ60は、テープ102から現在読み出
されているブロック又は間隔の長さを判定し、エンコー
ドを行う。より詳しく云えば、これはフィルタされた間
隔信号FGDによって示された連続的な磁束スペースを
カウント・アップする。間隔とブロックの間の遷移は、
FGDとDATA^が異なる場合に示され、この状況は
ブロック/間隔メータ60をリセットする。判定された長
さはコード化されて、検出状態マシン20のためのブロッ
ク長信号BGLEN〔0:2〕が供給される。
検査カウンタ70は、パターンデコーダ30からの一定のブ
ロック型式信号BT〔0:2〕の読み取りの間に、連続
する磁束スペースをカウントすることによって、テープ
に書き込まれたID及びマークを確認する。その結果は
検査レベルVL〔0:3〕となり、これはブロック読み
出し/検査回路80へと送出される。検査カウンタ70はま
た、DTCLKサイクル二つ分遅延されたBT〔0:
2〕である、ブロック型式の遅延信号BTD〔0:2〕
を出力する。
ブロック読み出し/検査回路80は、検査レベルVL
〔0:3〕、ブロック型式信号BT〔0:2〕、検出状
態マシン20についての現在の検出状態DSTATE
〔3:7〕及び読み出しフォーマッタ146からのテープ
検査信号DVER〔0:1〕を使用して、現在のブロッ
ク型式CBT〔0:3〕及び検査型式VER〔0:1〕
を表す信号を生成する。これらの発生された信号は、コ
マンド及び状態ポート90へと送られる。
コマンド及び状態ポート90は、ブロック検出回路10と駆
動コントローラ120とをインタフェースする。コマンド
及び状態ポート90はセットアップ及びコマンドを受信
し、状態及びフラグを戻す。
検出状態マシン20はテープ102からのブロックの読み出
しを監督する。読み出しコマンドが与えられた場合、検
出状態マシン20はブロックの開始を待ち、ブロック型式
の検出を行い、ブロックの終わりを待ち、インタブロッ
クギャップ即ちブロック間の間隔をチェックする。検出
状態マシン20は、同期有効信号SOK、データ記録終了
信号DREND、テープマーク検出信号TMDET、及
びブロック/間隔長信号BGLEN〔0:2〕を受信さ
れる。加えて、コマンド信号CMD〔0:2〕及びリセ
ット信号RESETD^が、コマンド及び状態ポート90
を介して受信される。
検出状態マシン20は検出状態信号DSTATE〔0:
7〕を発生し、この信号はコマンド及び状態ポート90に
より、状態ビットとしてラッチされる。幾つかの検出状
態信号DSTATE〔3:7〕は、ブロック/間隔フィ
ルタ40及びブロック読み出し/検査回路80によって、上
記したように使用される。検出状態マシン20はまた、コ
マンド及び状態ポート90に検出フラグをセットする。こ
の検出フラグは、「短い前部間隔」SFG、「検出前の
ノイズ」NBD、「短い後部間隔」SBG、及び「ブロ
ックオーバーラン」BOVRである。
状態マシン 検出状態マシンの作動は、第3図のフローチャートを参
照してより詳細に説明される。検出状態マシン20は、テ
ープ102に記録されたブロックの各々の読み取りを監督
する。各々のブロックの始まりを検出し、ブロックを読
み取り、そしてブロックに続く間隔を見出すものであ
る。インタブロックギャップは検査され、ブロックのオ
ーバーラン状態はトラップされる。
状態マシン20は8ビットの出力をもって、18の状態をも
たらす。検出状態出力の下位3ビットであるDSTAT
E〔0:2〕はコマンドクリア及びエラーフラグを表
す。検出状態出力の残りの5ビットであるDSTATE
〔3:7〕は、状態マシン20の現在の状態を識別する。
これらの5ビットが、ブロック/間隔フィルタ50及びブ
ロック読み出し/検査回路80へと転送されるもである。
第3図の状態ダイヤグラムを通る各パスごとに、一つの
ブロックが読み出される。読み出しは、三段階において
行われる。リセット状態である00000の場合を除
き、状態マシンにおける総ての状態は、これらの段階の
一つに含まれる。第一の段階である検出前段階は、間隔
待ち00010、間隔検証00101、ブロック待ち0
0100、検出待ち00110、及びブロック待ち01
000を包含している。これらの状態は、ブロックの検
出に先立って生ずるものである。
第二の段階である読み出し段階は、三つの群を包含して
いる。どの群の状態が使用されるかは、検出されるブロ
ック型式に依存している。データブロック読み出し状態
は、読み出し終了待ち10100、間隔チェック101
01、間隔待ち10110、データ終了前の間隔110
01、及びデータ記録終了11000である。テープマ
ーク読み出し状態は、間隔待ち10000及び間隔チェ
ック10001である。他のブロック読み出し状態は、
間隔待ち01100及び間隔チェック01101であ
る。
第三の段階は、ブロック読み出しに続く間隔のチェック
を含んでいる。これには間隔チェック11100、間隔
チェック11101、及びブロックオーバーランのトラ
ップ11111が含まれる。
状態の遷移は、現在の状態及び13個の状態コードの値
に基づいて生ずる。これらの状態コードは以下の如くで
ある。
GWC 検出コマンドレジスタからの 間隔待ちコマンド STR 検出コマンドレジスタからの ストリームコマンド SUC 検出コマンドレジスタからの 読み出し開始コマンド BLK ブロック/間隔メータからの ブロックの範囲にあることを示すコ ード MTMB ブロック/間隔メータからの ブロックの範囲にありテープマーク の最大長以上であることを示コー ド MPB ブロック/間隔メータからの ブロックの範囲にありポストアンブ ルの最大長以上であることを示すコー ド GAP ブロック/間隔メータからの 間隔の範囲にあることを示すコード MTMG ブロック/間隔メータからの 間隔の範囲にありテープマークの最 大長以上であることを示すコード SGRP ブロック/間隔メータからの 間隔の範囲にあり2.54mm以上である ことを示すコード BGAP ブロック/間隔メータからの 間隔の範囲にあり6.35mm以上である ことを示すコード SOK 脱スキュー回路からの 同期が良好であることを示すコード DRE 読み出し/フォーマッタからの データ記録終了を示すコード TM テープマーク検出器からの テープマークの検出を示すコード E その他を示すコード ある種の状態遷移については、出力コードはコマンド及
び状態ポート90にある検出フラグレジスタへと送出され
る。先に説明したように、これらのコードはコマンドク
リア(001)、短い前部間隔SFG(010)、検出
前のノイズNBD(011)、短い後部間隔SBG(1
01)及びブロックオーバーランBOVR(110)で
ある。
加えて、状態の殆どはその他ループEを含んでおり、こ
れは、状態の遷移を可能ならしめる状態コードが受信さ
れるまで、当該状態が維持されることを示す。
最も普通である状態のシーケンスは、検出、読み出し及
びデータブロックの後の間隔のチェックがエラーなしに
行われることである。第3図のリセット状態00000
から開始すると、このエラーなしのシーケンスは、コマ
ンド及び状態ポート90を介して読み出し開始コマンドS
UCを受信することから始まる。SUCコマンドは、ブ
ロック待ち状態00100への遷移を開始させる。ブロ
ック/間隔メータ60からブロック開始コマンドBLKを
受信することにより、検出待ち状態00110へと遷移
が行われる。
脱スキュー回路からの同期有効信号SOKは、読み出し
終了待ち状態10100をもって、第二段階を開始させ
る。読み出し/フォーマッタからのデータ記録終了信号
DRENDは、間隔待ち状態10110への遷移を開始
する。ブロック/間隔メータ70からのGAPによって、
間隔の開始が合図されたならば、データ記録終了状態1
1000を介してDTCLKサイクル一つ分の遷移が行
われ、状態マシン20の第三段階である間隔チェック状態
11100へと移行する。
コマンド及び状態ポート90からのストリームコマンドS
TRは、システムを第一段階へと、より詳しく云えば間
隔検査状態00101へと戻す。ストリームコマンドと
共に、コマンドをクリアするためにコマンドクリア00
1が送出され、テープマーク検出器40をリセットするた
めにTCLR^が送出される。ブロック/間隔メータ60
からの大間隔を示すBGAP信号が、ブロック待ち状態
00100への遷移を生じさせるが、この状態はリセッ
ト状態00000から以前にアクセスされたものであ
る。かくして通常の作動に際しては、ブロック待ち状態
00100から間隔チェック状態11100へ、そして
間隔検査状態00101へと戻る経過が反復される。
通常の作動の間には、データファイルの終わりにおいて
テープマークが検出され得る。従って、テープマーク検
出器40からのTMDETに応答するテープマーク検出T
M状態コードは、検出待ち状態00110から、状態マ
シン20の第二段階の状態の第二の群にある間隔待ち10
000への遷移を生じさせる。GAP状態コードは、間
隔チェック状態10001への遷移を生じさせる。ブロ
ック/間隔メータ60が適当な閾値に到達した場合、MT
MGコードが、テープマークに続く間隔が最大のテープ
マークよりも大きな長さを有していることを合図し、間
隔チェック11100への遷移を行う。
ストリームコマンドSTRは、状態マシンが主たる経路
に再び戻るようにする。ストリームコマンドが発生され
ると、コマンドクリア001がコマンドをクリアし、T
CLR^がテープマーク検出器をリセットするようにす
る。
状態マシンは、他の状況を処理するために、多くの分岐
を含んでいる。例えば、データ記録終了DREが検出さ
れた場合にのみ入れる状態である間隔待ち状態1011
0にあるときに、ブロックが最大のポストアンブルより
も大きな長さにわたって継続した場合、即ち状態コード
MPBが発生された場合には、インタブロックギャップ
がノイズによって曖昧にされたか、或いはDREが間違
った指示であったかの何れかである。何れの場合にも、
新たなデータ記録終了の探索を再開することが適当であ
る。そこでMPBコードは、読み出し終了待ち1010
0へと戻る遷移を開始させる。
別の例では、読み出し終了待ち状態10100にある場
合に、データ記録終了DREの前に間隔GAPが検出さ
れた場合には、間隔チェック10101への遷移が行わ
れる。この検出された間隔が6.35mmまで測定される前に
ブロックが検出された場合には、検出された間隔は実は
全幅のドロップアウトでありシステムは現在のブロック
をまだ読み出しているべきであると考えられる。そこ
で、読み出し終了待ち10100へと戻る遷移が行われ
る。これは状態マシン20によって合図され得るエラー状
態である。しかしながら本実施例においては、読み出し
/フォーマッタ146は、DATA^と共にブロックを読
み出すことに基づいてこのエラーを合図するように構成
されている。
ブロックの代わりにデータ記録終了DREが検出された
場合、ここでも全幅のドロップアウトが推定される。こ
のエラー状態もまた、DATA^を使用している読み出
し/フォーマッタによって合図され得る。遷移はデータ
記録終了状態11000へと行われ、これにより状態マ
シンは主たる経路へと再び入る。
データ記録終了DRE又はブロックBLKのいずれもが
示されず、間隔チェック状態10101に入らせた間隔
が6.35mmよりも大きいことが判定された場合には、全幅
のドロップアウトがデータブロックの終わりを消却して
いることが推定される。遷移はデータ終了前の間隔11
001へと行われるが、これはエラー状態下においての
み入ることのできる状態である。従ってこのエラーは状
態マシンの出力によって合図され得るが、DATA^を
使用している読み出し/フォーマッタによっても合図さ
れ得る。
データ記録終了状態11000と同様に、このデータ終
了前の間隔状態11001からも、DTCLKサイクル
一つ分の後に脱することになる。この場合の遷移は、間
隔チェック状態11100へではなく、間隔チェック状
態11101へと行われる。これらの二つの第三段階の
間隔チェック状態の間の相違は、間隔チェック状態11
101が6.35mmよりも大きな間隔BGAPが既に生じて
いることを示すのに対し、間隔チェック状態11100
はそのような長さはまだ得られていないことを示すこと
である。もし間隔チェック状態11100にある場合に
BGAPが受信されたならば、遷移は間隔チェック状態
11101へと行われる。
間隔チェック11100の場合と同様に、ストリームコ
マンドSTRは第一段階の間隔検査状態00101への
遷移を生じさせ、主たる経路に入ることができる。一
方、もし第三段階の間隔チェック状態11100又は1
1101の何れかにおいてストリームコマンドSTRが
受信されるよりも前にBLKが検出されたならば、ブロ
ックオーバーラン状態11111に入る。間隔チェック
11100からブロックオーバーラン状態に入ったのな
ら、短い後部間隔SBG101エラー信号が発生され、
間隔チェック11101からブロックオーバーラン状態
に入ったのなら、ブロックオーバーランBOVR110
が発生される。何れの場合にも、一度ブロックオーバー
ラン状態11111に入ったならば、BOVR110は
継続的に発生される。この状態からリセット00000
への遷移を行うためには、RESETD^が必要であ
る。
ブロックが検出されてマシンが検出待ち状態00110
にあるが、しかもSOK又はTM状態コードが何も受信
されていない場合には、エラーが生じたことが推定され
る。しかしながらブロック読み出し/検査回路80は、I
D又は他の特別のテープマークが検出されていることを
示すことができる。最大のテープマークよりも長くブロ
ックの範囲にあるという状態コードMTMBの後に、状
態マシン20の第二段階の第三の群にある間隔待ち状態0
1100へと遷移が行われる。
実際に間隔が検出されたならば、間隔チェック状態01
101へと遷移が行われる。ブロックが「大きな間隔」
BGAPであったことが判明した場合には、遷移は第三
段階の間隔チェック状態11101へと行われて、そこ
からマシンの主経路へと入ることができる。もしその代
わりに、間隔がBGAP閾値に達する前に再びBLKが
検出された場合には、未知のブロック型式においてドロ
ップアウトがあることが推定され、そして遷移はこの第
二段階の第三の群における間隔待ち01100へと戻る
ように行われる。
状態コードの中でも、同期有効信号SOKには高度の優
先性が与えられている。その意味は、第二段階のテープ
マーク又は未知のブロック型式の分岐における状態中の
いかなる時期においても、同期有効信号が主張されたな
らば、第二段階の最初の分岐に戻るように遷移が行われ
るということである。より特定すれば、遷移は読み出し
終了待ち状態10100へと行われる。従って、TM又
は未知の判定は、現在のブロックがデータブロックであ
るという読み出し/フォーマッタ146からの表示によっ
て取って代わられ得ることになる。
検出待ち状態00110にある場合に、ブロックがテー
プマークの最大の長さに到達する前に間隔が検出され、
SOK及びTMが主張されないならば、遷移はブロック
待ち状態01000へと行われ、なお第一段階に留まる
ことになる。この状態は常に、エラー状態を示すもので
ある。間隔がBGAPの長さに到達したなら、遷移は第
三段階の間隔チェック11101へと直接に行われる。
このシーケンスは、検出待ち状態00110への遷移を
行った検出されたブロックはノイズであったこと、又は
ブロックが大部分消滅したことの何れかを示す。何れの
場合においても、ストリームコマンドSTRが主経路へ
の再入を行わせる。
他方、BGAPの長さに到達する前にブロックBLKが
再び検出された場合には、検出待ち状態00110へと
入らせた先のBLKはノイズを反映していることが推定
される。従って、検出前のノイズというエラーコードN
BD011が発生され、検出待ち状態00110へと再
度入る。
上述したように、ストリームコマンドSTRは、第三段
階の間隔チェック状態11100又は11101のいず
れからでも、第一段階の間隔検査状態00101への遷
移を行わせることができる。ストリームコマンドSTR
はまた、リセット状態00000から、又はブロックが
未だ検出されていないという条件の下にブロック待ち状
態00100からの、間隔検査状態00101への遷移
を行わせることもできる。
また上述したように、間隔検査状態00101からの通
常の出は、BGAP状態コードを介してブロック待ち状
態00100へと行われるものである。しかしながら、
このブロック待ち状態00100は、BGAPの前にB
LKが発生されたならばスキップすることができる。こ
のことは、通常の間隔よりも短い間隔が生じたことを示
すものであるから、この場合には短い前部間隔SFG0
10が発生される。
幾つかの実際例においては、システムが最小の規格サイ
ズとして知られている間隔、即ち少なくとも6.35mmの長
さの間隔にあるという状況のために、開始コマンドSU
Cを保有しておくことが望ましいであろう。そこで、間
隔待ちコマンドGWCをもってリセット状態00000
を脱し、間隔待ち状態00010へと入るようにするこ
とができる。この場合、間隔待ち状態00010を出て
ブロック待ち状態00100へと入るために、少なくと
も2.54mmの間隔を示している短い間隔コマンドSGAP
を使用することができる。
状態マシン20は、ブロック検出回路10内において、状態
データのリアルタイムな帰還を可能ならしめるようにハ
ードウェア的に具体化される。状態データは、上記に概
略を見たように、経歴的(historical)なシーケンスを示
すものである。状態マシンの出力は次いで、ブロック/
間隔フィルタ50及びブロック読み出し/検査回路80によ
るパターン認識に対し、前記したように経歴的な見通し
を与える。
状態マシン20のハードウェアは、第4図に示されている
ように、検索表(look-up table)ROM211と、プログラ
マブル論理アレー(PLA)213と、8進のDフリップ
フロップ215とを含んでいる。PLA213及びフリップフ
ロップ215はDTCLKによりクロックされ、コマンド
及び状態ポート90からのRESETD^によってクリア
される。このROMに対する15ビットのアドレスは、
次のように分割されている。A0−A2は、ブロック/
間隔メータ60からのBGLEN〔0:2〕に入力を受け
取る。A3−A5は、駆動コントローラからCMD
〔0:2〕を間接的に受け取る。テープマークデコーダ
40からのTMDETは、A6において受け取られる。脱
スキュー回路144からのSOKはA7で受け取られる。
そして読み出し/フォーマッタ146からのDREND
は、A8において受け取られる。以前の状態は、フリッ
プフロップ215の出力からA10−A14において入力
される。
現在の状態は、ROM211の上位5つの出力ポートO3
−O7によって示されている。これらの5つのビット
は、上述したように、ブロック/間隔フィルタ50及びブ
ロック読み出し/検査回路80に送られる。エラー状態及
びコマンドクリアは、下位の3つの出力ポートO0−O
2から出力される。従って、現在の状態及びエラーコー
ドは、以前の状態、現在のコマンド、現在のブロック/
間隔長、及びTMDET、SOK、DRENDの状態の
関数である。
PLA213は、二つの機能部分、即ちコマンド部分及び
フラグ部分を含んでいる。コマンド部分は、コマンド及
び状態ポート90を介して受信したCMD〔0:2〕に沿
ってコマンドをラッチする。フラグ部分は「次状態」入
力ポートNST0−2において、ROM211からの入力
をそれぞれのフラグ、即ちブロックオーバーランBOV
R、短い後部間隔SBG、検出前のノイズNBD及び短
い前部間隔SFGへとデコードする。フラグ部分はま
た、001という入力をデコードして、TCLR^を動
作させると共にCMD0−2出力ポートをリセットす
る。
コマンドの下位3ビツトは、PLAの出力CMD0−2
からROM211へと送られる。ROM211へのCR〔0:
2〕入力は、状態マシン20が印加されたコマンドを認知
することができるまで、動作状態に保持される。コマン
ドが認知され、それに基づいて動作が行われた場合に
は、CR〔0:2〕入力はクリアされる。
コマンドのシーケンスを示すと、状態マシン20が間隔チ
ェック状態11100にある間にストリームコマンドが
発生されたとすると、そのコマンドはPLA213のCR
0−2入力ポートに受け取られ、そしてPLA213のC
MD0−2出力からROM211の入力ポートA3−5へ
と転送される。同時に、状態11100はフリップフロ
ップ215の1Q−5QからROM211の入力ポートA10
−14へと出力される。次いでROMは0010100
1を出力して、コマンドクリア001及び間隔検査状態
00101を示す。
コマンドクリア001は、PLAの出力ポートTCLR
からのTCLR^を動作せしめ、CMD0−2をハイレ
ベルにセットする。TCLR^はテープマーク検出器40
をリセットし、他方CMDのハイレベル出力はCMDC
LR^を動作せしめ、これがコマンド及び状態ポート90
のコマンドレジスタをクリアする。このことは次に、C
MD〔0:2〕ラインをローレベルで駆動することにな
り、それが次いでPLAの入力ポートCR0−2をロー
レベルとし、さらにこれがPLAの出力ポートCMD0
−2をローレベルとして、CMDCLR^を解除する。
PLA213のCMD0−2からのロー出力はまた、A3
−5においてROMによっても受け取られる。
パターデコーダ パターンデコーダ30は、同時的なトラック動作データを
識別し、エンコードするように機能する。パターンデコ
ーダは、予め定められたパターンを認識するように、例
えば総てのトラックが動作している場合にはデータブロ
ックを表し、何れのトラックも動作してなければインタ
ブロックギャップを表し、特定のトラックが動作してい
る場合にはテープマーク及び種々のIDマークを表すと
いうようにプログラムされている。
第5図に示されているように、パターンデコーダ30は、
探索表ROM311と8進のDフリップフロップ313とを含
んでいる。ROM311に対する入力には、トラック動作
ラインTA〔1:9〕が含まれる。いかなる時でも、ト
ラック動作の現在のパターンは、ROM311についての
アドレススキームにおける下位9ビットA0−A8を決
定する。
他の二つの動作入力A9及びA10は、読み出し/検査
RD/VR^モード選択信号及び密度モード選択信号D
ENに結ばれている。これらの二ビットは、ROM311
の中の四つのテーブルのいずれが動作するのか選択して
いるものと考えることができる。磁化動作についての9
つのトラックは、動作表内のアドレスを決定し、当該ア
ドレスにおける8ビットの値がO0−O7において出力
される。
8進のDフリップフロップ313は、データ有効ストロー
ブとして機能するFSPACE信号によってイネーブル
された場合に、DTCLK入力によりクロックされるに
つれて、該Dフリップフロップ313の入力Gにおいてこ
の出力をラッチする。このG入力はローで動作する(ロ
ーアクティブ)ものであるので、FSPACE信号に適
当なレベルを与えるために、インバータ315が含まれて
いる。
ROM311は、パターン型式についてのチャネル動作を
網羅している。例えば、総てのトラックにおけるトラッ
ク動作の欠如は、間隔としてデコードされる。トラック
の総てにおける動作はデータブロック、或いは同期又は
自動増幅制御のバーストとしてデコードされる。動作及
び非動作について予め定められたパターンは、それぞれ
テープマーク、並びに位相エンコードされた記録、倍密
度位相エンコードされた記録、及びグループコードエン
コーディングの如き記録フォーマットIDとしてデコー
ドされる。これらについてのパターンは規格化されてい
る。
ROM311及びDフリップフロップ313の出力は、三つの
機能グループを含んでいる。第一のものは単一のライン
よる間隔検出出力DGAPであり、これは間隔を他のも
のから識別する。パターンデコーダ30からのこのDGA
P出力は、フィルタされていない生の間隔検出信号であ
る。これは、9つのトラックの何れにおいても動作がな
い場合に、そしてその場合にのみ有効である。換言すれ
ば、現在の磁束スペースにおいて磁束の反転がない場合
において、DGAPは有効である。DGAPはブロック
/間隔フィルタ50により使用されるように供給される。
第二のグループは、3ビットのバスBT〔0:2〕に沿
って転送されるものであり、6つのブロック型式を識別
する。そのうち3つは、記録フォーマットID、即ちP
E(位相エンコード)ID、DPE(倍密度位相エンコ
ード)IDおよびGCR(グループエンコード)IDで
ある。残りの3つは、データブロック及び自動記録増幅
(ARA)バースト、ARA識別マーク、及びデータ/
未知のそれぞれを表すように使用される。
データ/ARAブロック型式は、9つ総てのトラックに
おいて動作を有する。ARAバーストは、読み出しエレ
クトロニクスに対して、自動的に利得を設定する能力を
伴う自動的な読み出し増幅を行わせるために供給され
る。ARAバーストの終わりは、典型的にはARA I
Dによりマークされている。これは幾つかのトラックに
おいて動作を有し、他のトラックが消去されているもの
である。
データ/未知は、これまでのカテゴリーに当てはまらな
い何等かの動作である。これは一つのトラックが抜けて
いるようなデータ記録であり、別の型式のブロックが破
損したものでありうる。
最後に、フリップフロップ313は出力1Q−2Qにおい
て、第三のグループとして2ビットの「検出型式」グル
ープDT〔0:1〕を供給する。これはテープマークの
パターン、データブロック、IDのパターン及びその他
を識別するものである。この出力は、テープマーク検出
器40によって使用される。
テープマーク検出器 テープマーク検出器40は、現在テープから読み出されて
いるブロックがテープマークであるかどうかを判定す
る。そのテープマーク検出回路は、パターンデコード回
路からの検出型式信号DT〔0:1〕を、脱スキュー回
路からの磁束スペーシング・ストローブ信号状態と共に
使用する。
テープマークと合致する磁束スペースはカウント・アッ
プされ、他方ID又はデータブロックと合致する磁束ス
ペースはカウント・ダウンされる。間隔又は認識できな
いものである磁束スペースは無視される。密度に依存し
たカウント閾値が満たされない場合、テープマーク検出
信号(TMDET)が状態マシン20に対して主張され
る。TCLR^によってクリアされるまで、TMDET
フラグがセットされる。
テープマーク検出器40は、第6図に示されているよう
に、GCRフォーマットにおいてテープマークを検査す
るための図示の実施例において使用される128までの
カウントが可能であるように、直列にされた双方向カウ
ンタ411及び413を含んでいる。テープマークの検出に際
して増加するカウントを行わせ、ブロック又はIDの検
出に際して減少するカウントを行わせ、そしてその他に
ついては「ホールド」を行うために、インバータ415及
びNORゲート417がロジックを提供している。このカ
ウントは、検出クロックDTCLK及びFSPACEス
トローブによって管理されている。
テープマーク検出器におけるロジック、即ちインバータ
419、NANDゲート421,423,425を含むロジックは、
テープマーク検出器40のテープマーク検出出力TMDE
Tのソースとしてカウンタ413のQB又はQDの何れか
を選択するように設計されている。この選択は、DEN
信号によって指示される記録フォーマットの関数であ
る。
磁束スペースストローブ入力FSPACEに関連するロ
ジック、即ちインバータ427及びNANDゲート429を含
んでいるロジックは、カウンタ411及び413のイネーブル
ENPに接続されている。このロジックはまた、選択さ
れている閾値が達成された場合にカウントを停止するた
めにも使用される。テープマーク検出クリアコマンドT
CLR^に際し、カウンタのLOADイネーブルを動作
せしめることによって両方のカウンタはリセットされ
る。総てのLOAD入力は接地されている。
増加/減少カウンタを使用することは、パターン型式の
統計的判定を行わしめる。このことは、連続するスペー
スを勘定する通常のアプローチとは対照的である。連続
するスペースを勘定するアプローチは、所定の閾値が達
成されるのを妨げるのに充分な位に頻繁な、連続的な検
出を中断する間欠的なノイズを混同しうるものである。
本願における統計的な実行例によれば、テープマーク内
へのドロップイン又はドロップアウトは、それがテープ
マークであるか否かの判定を単に遅延させるだけであ
る。他方、別のブロック型式に属するパターンはカウン
ト・ダウンされ、テープマークと判定される確率を減少
させる。このことは、テープマークでないものをテープ
マークと誤って認識するのを防ぐのに役立つ。
GCRフォーマットにおいて、トラック1、2、4、
5、7及び8の少なくとも5つにおける動作とトラック
3、6及び9における消去は、テープマーク検出カウン
タを増加させる。テープマークは128カウントに際し
て表示され、これはカウンタ413のQDにおいて出力を
提供する。PE(位相エンコード)においては、トラッ
ク2、5及び8の少なくとも2つにおける動作とトラッ
ク3、6及び9における消去は、テープマーク検出カウ
ンタを増加させる。このフォーマットにおいて、テープ
マークはカウンタ413のQBにおけるハイ出力によって
示され、これは32カウントを表すものである。
ID又はデータブロックのように見える動作パターン
(9つのトラックの内の8つにおける動作)は、テープ
マーク検出カウンタを減少させる。間隔を含め他の動作
パターンは、カウントを行わせることはない。カウント
はゼロ以下に減少することはなく、また検出したカウン
トが一旦到着したならば変化することはない。
ブロック/間隔フィルタ ブロック/間隔フィルタ50は、第7図に示すように、直
列にされた双方向カウンタ511及び513と、探索表ROM
515と、8進のDフリップフロップ517とを含んでいる。
インバータ519が、DGAP信号に適当なレベルを与え
るように機能しており、これによりカウンタ511及び513
はブロックが検出された場合にカウント・アップし、間
隔が検出された場合にカウント・ダウンする。
FSPACEは、NANDゲート521を含むロジックを
介してイネーブルとして機能するものであり、他方NA
NDゲート523は、プログラムされた閾値上限に到達し
た場合に増加カウントをディスエーブルするように機能
する。カウンタは両方ともDTCLKによりクロックさ
れており、フリップフロップ517も同様である。GCL
R^はカウンタ511及び513のACLR入力を駆動し、従
ってGCLR^が動作している場合にはカウンタはゼロ
にセットされる。
カウンタ511の出力QはROM515のアドレッシングに対
して下位4ビットを提供し、他方カウンタ513の出力Q
はアドレッシングの次の上位4ビットを提供する。RO
M515のアドレスA0−A12の13のビットが256
アドレス32ページ分を構成するものと考えると、ペー
ジの選択はDEN、DSTATE〔5:7〕及びフィル
タされた間隔検出信号FGDによって行われる。FGD
はROM515のO0出力であり、フリップフロップ517に
同期されている。従ってFGDはROM515に対する帰
還信号として機能し、ページの選択はROM515の前の
出力の関数となる。
かくしてROM515のアドレスの下位8ビットは、閾値
が達成されたかどうかを判定するために用いられること
になる。閾値の下限はゼロであり、高い方の閾値はA8
においてDENによって選択される。A12に帰還され
てくる値に依存して、ROM515の出力は、予め定めら
れた閾値が達成された場合か、或いはカウンタがゼロま
でカウント・ダウンした場合にのみ変化する。その効果
は、一旦ブロックが検出された場合には、FGDが変化
して間隔の検出を示すように、カウンタがゼロまでカウ
ント・ダウンしなければならないことである。同様に、
一旦間隔が検出されたならば、FGDによってブロック
が示されるように、カウンタは閾値上限に到達しなけれ
ばならない。
テープマーク検出器40の場合のように、このシステムは
極めて効率的にノイズを処理している。ブロックにおけ
るドロップアウトは、ブロックの判定における一時的な
遅延を生ずるだけであり、同様に間隔についても、ノイ
ズは判定に僅かな遅延をもたらすのみである。これと対
照的に、従来の連続的な磁束スペースカウント方式で
は、均一に分散したノイズが、間隔の検出を大きく妨げ
ることがある。
FGDはフリップフロップ517を通って帰還されて、D
TCLKサイクル一つ分遅延されたFGDの写し、DA
TA^を供給する。前述したように、このDATA^信
号は読み出し/フォーマッタ146によって要求される。
さらに供給されるものは、それぞれROM515の出力O
1及びO2から出ており、フリップフロップ517で同期
され、インバータ525において反転されたP1CLK及
びP2CLKである。
状態マシン20の出力に依存して、ROM515の出力O1
はROM515の出力O0と合致するか、或いはローレベ
ルに保持される。従って、DSTATE〔5:7〕が0
11−111ならば出力O1はローに保持され、P1C
LKはハイレベルに保持される。同じ条件の下でDET
はハイレベルである。DSTATE〔5:7〕が001
−010であるならば、出力O1は出力O0と合致し、
P1CLKはFGDを反転したものとなる。この条件の
下では、DETはローレベルである。
状態マシン20が検出前の第一段階にあるならば、P1C
LKは動作しており、状態マシン20が読み取りを行う第
二段階又はチェックをする第三段階にあるならば、P1
CLKは動作していない。従ってP1CLKの最後の遷
移は、最も最近に検出された、間隔からブロックへの境
界に基づいて生じたものである。よってP1CLKは、
現在のブロックの開始位置を識別する位置把握をトリガ
するために使用され得るのであり、また実際に使用され
る。
同様に、DSTATE〔5:7〕が110−111であ
るならば、出力O2はローレベルに保持されて、P2C
LKがハイレベルに保持されるようにする。同じ条件の
下で、CMPはハイレベルである。DSTATE〔5:
7〕が001−101の場合には、出力O2はO1にお
ける出力を反転したものであり、P2CLKはFGDを
写したものとなる。この条件の下ではCMPはローレベ
ルである。
状態マシン20が検出前の第一段階又は読み出しの第二段
階にあるならば、P2CLKが動作しており、他方間隔
チェックをする第三段階において、P2CLKは動作し
ない。よって、抑制の前のP2CLKの最後の遷移は、
ブロックから間隔への境界をマークするものである。従
ってP2CLKは、ブロックの終わりの境界の把握をト
リガするために役立つ。P1CLK及びP2CLKのト
リガは、駆動コントローラ120に割り込むことに含まれ
る遅延を受けるものではなく、それゆえブロック/間隔
フィルタ50はブロックの位置のより正確な境界付けをも
たらすものである。このことは、再トライの際における
より大きな正確さをもたらす。
ROM515の出力O3はNANDゲート523へと帰還され
てカウントの増加を抑制するが、閾値の上限は維持され
ている。O4からの出力DETは基本的には、P1CL
Kが抑制されている間に動作するブロック検出信号であ
る。出力O5からのブロック完了信号CMPは、P2C
LKが抑制されている間に動作する。CMP及びDET
は基本的には、コマンド及び状態ポート90のフラグレジ
スタに格納されるべき検出状態をデコードしたものであ
り、従って駆動コントローラ120は状態マシン20の段階
を何時でも判定可能である。
ブロック/間隔フィルタは、単方向カウンタを使用して
連続的な磁束スペースをカウントするように実施するこ
とも可能である。例えば、第8図に示された別のブロッ
ク/間隔フィルタ55は、8進のDフリップフロップ55
1、カウンタ553及び探索表ROM555を含んでいる。フ
リップフロップ551は入力をラッチし、適当な信号の遅
延されたものを生成するように機能するものである。カ
ウンタ533は、ブロック及び間隔の検出を時間をかけて
評価し、小さなドロップアウト及びドロップインの影響
を濾波するようになっている。
ROM555は、複数の探索表を含むものと考えることが
できる。表は、入力A9−A11におけるDSTATE
〔5:7〕ラインを介しての状態マシン20の出力、A1
2で受け取られるO0からの直前の出力、A8における
密度フォーマットDEN、及びA7における遅延された
間隔検出信号DGAPの関数として選択される。選択さ
れた表内におけるアドレスA0−A6は、カウンタ内の
値によって決定される。
排他的ORゲート557を含むロジックは、検出された信
号が間隔とブロックとの間で切り替わる時には何時で
も、カウンタ553をリセットするように設計されてい
る。この切り換えは、検出された信号と、8進のDフリ
ップフロップ551を介して帰還された一サイクル遅れの
検出信号との排他的論理和をとることによって行われ
る。
ブロック/間隔フィルタ55は、検出クロックDTCLK
及び磁束スペースストローブFSPACEを使用してタ
イミングを取っている。間隔フィルタクリア信号GCL
R^がカウンタをゼロにリセットし、駆動コントローラ
120からコマンド及び状態ポート90を介してコマンドさ
れたところに従い、A12におけるROMからの帰還を
クリアする。
出力O0は基本的に、カウンタによって閾値が達成され
るにつれて、それらの閾値を追跡する。フリップフロッ
プ551によって遅延が導入された後、この出力はフィル
タされた間隔信号FGDをもたらす。同様にして導入さ
れたDTCLKもう一サイクル分の遅延はDATA^信
号をもたらし、これはブロック/間隔フィルタ55からF
GDと共に出力される。
FGD信号はまたROM555の入力A12へも帰還さ
れ、そこにおいて探索表の選択用のより高次のアドレス
ビットとして使用される。この入力はDSTATE
〔5:7〕入力によってクォリファイされ、P1CLK
及びP2CLKを発生する。これらはROMの出力O1
及びO2において発生されるものであり、フリップフロ
ップ551によって同期されている。インバータ559及び56
1は本質的にはドライバとして作用するものであるが、
P1CLK及びP2CLKのそれぞれに対して所望のレ
ベルを与えるものでもある。
ROMの出力O3からのブロック検出信号DET及びR
OMの出力O4からのブロック完了信号CMPもまた、
DSTATE〔5:7〕入力から引き出されるものであ
る。DETは状態マシン20の第二段階及び第三段階にお
いて動作し、CMPは第三段階において動作する。従っ
て、P1CLKはDET及びCMPの両方が動作してい
ない場合にのみ動作し、P2CLKはCMPが動作して
いない限り動作することになる。
NANDゲート563は、FSPACEが動作していない
場合又はカウンタ553の波及桁上げ出力RCOが動作し
ている場合に、カウンタ553をディスエーブルするよう
に機能する。NORゲート565は、GCLR^が主張さ
れた場合又はDATA^とFGDが等しくない場合に、
カウンタ553をリセットするように機能し、新たなブロ
ックが丁度開始されたことを示す。NANDゲート567
は、GCLR^が主張された場合にROM555のA12
への帰還ループがリセットされることを可能ならしめ
る。インバータ569は、NORゲート565への入力として
適当なレベルをGCLR^に与える。
例えば、GCRブロックに入る場合に、何らかのトラッ
ク動作が連続する68の磁束スペースだけ続いた後に、
DATA^は1から0へと変化する。この閾値は、それ
が丁度最小のブロックの大きさの1/3よりも大きいと
いうことから選択された。GCRブロックを出る場合に
は、トラック動作の欠如が連続する68の磁束スペース
続いた後に、DATA^は0から1に変化する。この閾
値は、それが丁度最小のブロックの大きさの1/3より
も大きく、且つデータ記録の終了前に間隔を検出するた
めの読み出しフォーマッタのパイプラインよりも大きい
ということから選択されたものである。
PEブロックに入る場合には、何らかのトラック動作が
連続する22の磁束スペースだけ続いた後に、DATA
^は1から0へと変化する。この閾値は、それが丁度最
小のブロックの大きさの1/3よりも大きいということ
から選択された。PEブロックを出る場合には、トラッ
ク動作の欠如が連続する44の磁束スペース続いた後
に、DATA^は0から1に変化する。この閾値は、そ
れが丁度最小のブロックの大きさの1/3よりも大き
く、且つデータ記録の終了前に間隔を検出するための読
み出しフォーマッタのパイプラインよりも大きいという
ことから選択されたものである。
何れのフォーマットにおいても、間隔又はブロックの新
たな判定はFGDにより反映され、そしてDTCLKサ
イクル一つ分の後には、DATA^により反映される。
これらの二つの信号は、ブロック/間隔メータ60へと供
給される。
ブロック/間隔メータ ブロック/間隔メータ60は、テープ102から現在読み出
されているブロック又は間隔の長さを測定するものであ
る。一般的には、ブロック/間隔メータ60は、ブロック
/間隔フィルタ50によって考慮された長さよりも長い長
さを取り扱うものであり、特定の長さについてそれがブ
ロック又は間隔であった場合に状態マシン20に知らせる
ために、エンコードされた長さを供給する。この情報は
基本的には、タイムアウト型式の特徴として使用され
る。
エンコードされた長さは、ブロック/間隔長ラインBG
LEN〔0:2〕に沿って出力される。これらのライン
は、状態マシン20によって使用されている以下の状態を
エンコードする。即ちブロックの範囲にあることを示す
BLK、テープマークの最大長以上のブロックにあるこ
とを示すMTMB、最大のポストアンブルよりも大きな
ブロックにあることを示すMPB、間隔の範囲にあるこ
とを示すGAP、テープマークの最大長以上の間隔にあ
ることを示すMTMG、2.54mm以上の間隔にあることを
示すSGAP、及び6.35mm以上の間隔にあることを示す
BGAPである。これらの信号の機能は、第3図の状態
ダイヤグラムに示されている。
コマンド及び状態ポート90への出力は、DATA^(F
GAP信号は本質的にはDATA^である)及びBGA
Pである。DATA^はブロック/間隔フィルタ50から
通されたものであるが、他方BGAPは大きな間隔に基
づくものであり、6.35mm以上の間隔について有効となる
ものである。この閾値は、それが再トライの間に駆動コ
ントローラ120が位置付けするのに充分な大きさである
ことから選択されている。駆動コントローラ120は、該
コントローラが位置決めするのに充分な大きさの間隔が
存在するかどうかを判定するために、BGAP信号の状
態についてコマンド及び状態ポート90を調査することが
できる。
第9図に示されているように、ブロック/間隔メータ60
は、直列にされたカウンタ611及び613並びに探索表RO
M615を含んでいる。間隔フィルタ60からのFGD及び
DATA^は、ブロック/間隔メータの入力部分におい
て、排他的ORゲート617によって処理される。DAT
A^は単にFGD信号をDTCLK一サイクル分遅延さ
せたものであるので、この配置は間隔とブロックの間の
判定で遷移がわれた場合に、カウンタ611及び613をリセ
ットするように作用する。NORゲート619は、EXO
Rゲート617の出力又はGCLR^の何れかがカウンタ6
11及び613をリセットすることを可能ならしめる。DT
CLK及びFSPACEは、カウンタ611及び613のため
のストローブをもたらす。ANDゲート621は、カウン
タの限界に達したことをカウンタ613の波及桁上げ出力
RCOが指示した場合に、該カウンタをディスエーブル
するように作用する。
ROM615に対する入力は、8ビットのカウント、DA
TA^及びDENを含む。フォーマットの密度を示すD
ENは、閾値レベルを適当に選択するように働く。DA
TA^は、間隔又はブロックのいずれが現在あるのかに
従い、探索表を選択する。O3からFGAP信号は本質
的にはDATA^であり、コマンド及び状態ポート90に
よってラッチされる。O4か来る「大間隔」信号BGA
Pは、規格に合う最小の間隔又はブロックの寸法が満た
されたことをカウントが表した場合に、コマンド及び状
態ポート90へと送られる。状態マシン20は3ビットのバ
スBGLEN〔0:2〕を受け取るが、これは間隔又は
ブロックの存在をエンコードし、また状態マシン20によ
り使用されるように長さをエンコードしたものである。
検査カウンタ 検査カウンタ70は、テープ上に書き込まれたID及びテ
ープマークを有効化する。検査カウンタは、パターンデ
コーダから現在のブロック型式BT〔0:2〕を受け取
り、ブロック読み出し/検査回路80のために検査レベル
VL〔0:3〕を判定するために、続いている磁束スペ
ースをカウントする。
検査カウンタ70は、直列のカウンタ711及び713並びに探
索表ROM715を含む。この部分に対する入力は、DT
CLK、FSPACE、コマンド及び状態ポート90から
の検査カウントクリアVCLR^、及びパターンデコー
ダ30からの3ビットのブロック型式信号BT〔0:2〕
を含んでいる。付加的なロジックとしては、Dフリップ
フロップ717、排他的ORゲート719,721及び723、OR
ゲート725及び727、及びNORゲート729が含まれ、こ
れらは検出型式信号をDTCLK一サイクル分遅延され
た該信号の写しと共に論理的に組み合わせて、検出型式
DT〔0:2〕が変化したときには何時でもカウンタが
クリアされるようにしている。
ORゲート731は、低次のカウンタ711がイネーブルされ
又はRCOから桁上げを出力している場合には何時で
も、より高次のカウンタ713がイネーブルされることを
保証する。NANDゲート733は、より高次のカウンタ
がその容量一杯になった場合にカウントを禁止するよう
に使用される。
ROM715は単に、12ビットのカウンタ出力を4ビッ
トの検証レベルVL〔0:3〕へとエンコードする。こ
れらの検査レベルは遅延されたブロック型式信号BDT
〔0:2〕と結合される。この遅延されたブロック型式
信号は、検出型式信号BT〔0:2〕を一回遅延させ
た、フリップフロップ717の出力5Q−7Qにおけるブ
ロック読み出し/検査部分80への入力である。
ブロック読み出し検査 ブロック読み出し/検査回路80は、ブロック型式につい
ての最終的な判定を行い、その判定に対して検査レベル
を割り当てる。脱スキュー回路144からの同期有効信号
SOKの後においてのみ生じデータブロックを示すDS
TATE〔5:7〕=101の場合に、状態マシン20か
らの入力に、ブロック型式を割り当てるにおいて優先権
が与えられる。この場合、読み出し/フォーマッタ146
からのDVER〔0:1〕入力が、検査レベルVER
〔0:1〕を決定する。DSTATE〔3:5〕入力の
一つの機能は、データ記録とARAバーストとの間を識
別することである。これらはBT信号では識別されな
い。
データ記録以外の総ての場合において、検査カウンタか
らのVL〔0:3〕入力が最終的な検査レベルを決定す
る。テープマークを示すためには、DSTATE〔5:
7〕=100が使用される。他の総てのブロック型式の
判定は、検査カウンタ70からのブロック型式信号BTD
〔0:2〕に基づいている。
DSTATE、DVER、VL及びBT入力は、探索表
ROM811によって、2ビットの検査VER〔0:1〕
と共に4ビットの完全なブロック型式CBT〔0:3〕
へと集合的に翻訳される。その出力は、Dフリップフロ
ップ813において、DTCLKと同期される。
一般的に、4つの検査レベルの内で最も高いものは、検
査モードにおいて要求されるものであり、次に高いもの
は読み出しモードにおいて要求されるものである。検査
レベルの内より低いものは一般に、読み出しモードにお
いてさえ再トライを要求する。
コマンド及び状態ポート 第12図に示されたコマンド及び状態ポート90は、駆動
コントローラ120によって通常の方式によりアドレスさ
れる。SS4^信号がコマンド及び状態ポート90をイネ
ーブルし、アドレスラインA〔0:3〕がポート中のセ
ットアップ、コマンド、状態及びフラグレジスタを選択
する。読み出し/書き込みラインR/W^によって決定
されたところに従って、データバスD〔0:7〕に沿っ
てコマンドがこれらのレジスタに書き込まれ、状態がレ
ジスタから読み出される。電力有効ラインPVALID
並びにシステムクロックECLK及びQCLKもまた、
コマンド及び状態ポート90によって受け取られる。
セットアップの内の幾つかは、RORWD^の如き他の
構成要素によって利用可能とされており、これはテープ
を逆転して移送する間の、及び遊転する間の読み出しを
可能ならしめるものであり、脱スキュー回路144へと送
られる。残りのレジスタは格納ビットをアドレスするも
のであるが、それらの意味についてはこれまでに詳述し
た。
以上述べたところによれば、テープ駆動を組み込んでい
るシステムにおける改良されたエラー処理のために役立
つ、ブロック検出回路が提示された。本技術分野におけ
る当業者には自明なように、本発明は前述した種々のロ
ジック部分の異なる選択及び配置をも提供しているので
あり、また記載されたロジック部分の多くの修正をも提
供している。さらに、本発明はパターン認識が必要とさ
れる他の信号処理の用途にも使用することのできるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるブロック検出回路のブロックダイ
ヤグラムである。 第2図は第1図のブロック検出回路を組み込んだストリ
ーム方式のテープ駆動システムを示す概略図である。 第3A図、第3B図及び第3C図は第1図のブロック検
出回路に組み込まれるハードウェア状態マシンの状態ダ
イヤグラムである。 第4図はハードウェア状態マシンのロジック回路ダイヤ
グラムである。 第5図は第1図のブロック検出回路に組み込まれたパタ
ーンデコーダのロジック回路ダイヤグラムである。 第6A図及び第6B図は第1図のブロック検出回路に組
み込まれたテープマーク検出器のためのロジック回路ダ
イヤグラムである。 第7A図及び第7B図は第1図のブロック検出回路に組
み込まれたブロック/間隔フィルタのロジック回路ダイ
ヤグラムである。 第8A図及び第8B図は第1図のブロック検出回路に組
み込まれた別のブロック/間隔フィルタのロジック回路
ダイヤグラムである。 第9A図及び第9B図は第1図のブロック検出回路に組
み込まれたブロック/間隔メータのロジック回路ダイヤ
グラムである。 第10A図及び第10B図は第1図のブロック検出回路
に組み込まれた検査カウンタのロジック回路ダイヤグラ
ムである。 第11図は第1図のブロック検出回路に組み込まれたブ
ロック読み出し/検査回路のロジック回路ダイヤグラム
である。 第12図は第1図のブロック検出回路とインタフェース
するために使用されるコマンド及び状態ポートのブロッ
クダイヤグラムである。 10……ブロック検出回路 20……状態マシン 30……パターンデコーダ 40……テープマーク検出器 50……ブロック/間隔フィルタ 60……ブロック/間隔メータ 70……検査カウンタ 80……ブロック読み出し/検査回路 511,513……双方向カウンタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データストローブの時に受信したデータの
    並列チャネルのストリームを特徴付けるパターン検出信
    号を供給するためのパターン検出器と、該パターン検出
    器はデータの並列チャネルのストリーム及びデータスト
    ローブを受信するための手段を含むことと、前記パター
    ン検出信号は少なくとも第一のパターン型式と第二のパ
    ターン型式を含むデータパターン型式相互間で名目的な
    識別を行うことと; 受信したパターン検出信号の予め定められ且つ時間をか
    けた統計的関数として達成された閾値に応じてクォリフ
    ァイされ及びクォリファイされないパターン判定信号を
    供給するための閾値手段と、該閾値手段は前記パターン
    検出器によって供給されたパターン検出信号を受信する
    ための入力手段を含むことと、該閾値手段はクォリファ
    イ入力を受信するための手段を含むことと、該閾値手段
    はパターンの変化が判定されたことを達成された閾値が
    指示する毎に前記クォリファイされないパターン判定信
    号が遷移を受けるように構成されていることと、該閾値
    手段は活性クォリファイ入力が受信された場合を除き、
    達成された閾値について前記クォリファイされたパター
    ン判定信号が遷移を受けるように構成されていること
    と;及び 前記閾値手段にクォリファイ入力を供給するための状態
    マシンと、該状態マシンは、前記閾値手段からの前記ク
    ォリファイされないパターン判定信号から予め定められ
    た関数に従い導出される信号を含む、複数の制御入力信
    号を受信するように構成されていることと、前記状態マ
    シンの状態は以前の状態及び受信した制御信号の関数と
    して状態ネットワークを通って進行するように設計され
    ていることと、前記クォリファイ信号は前記状態マシン
    の状態の関数であり、前記閾値手段により達成された閾
    値に対する前記クォリファイされたパターン判定信号の
    応答は前記状態マシンの状態の関数としてクォリファイ
    され得ることを含む: ブロックパターン検出回路装置。
  2. 【請求項2】前記状態マシンは前記第一のパターン型式
    を名目的に表している状態の第一の組と前記第二のパタ
    ーン型式を名目的に表している状態の第二の組とを含
    み、前記状態マシンは前記状態の第二の組にある場合に
    前記閾値手段に対して活性クォリファイ入力を出力する
    よう構成されている、特許請求の範囲第1項記載のブロ
    ックパターン検出回路装置。
  3. 【請求項3】前記閾値手段は第二のクォリファイされた
    閾値判定信号を供給するように構成されており、前記状
    態マシンは状態の第一、第二及び第三の組を含み、前記
    閾値手段への前記クォリファイ入力は前記状態の第一、
    第二及び第三の組の間で識別を行い、前記第一及び第二
    のクォリファイされた信号は前記状態マシンが前記状態
    の第一の組にある場合に前記閾値の達成に応答し、前記
    第一及び第二のクォリファイされた信号は前記状態マシ
    ンが前記状態の第三の組にある場合には前記閾値の達成
    に応答せず、前記状態マシンが前記状態の第二の組にあ
    る場合には前記第一のクォリファイされた信号は前記閾
    値の達成に応答せず、前記第二のクォリファイされた信
    号は前記閾値の達成に応答する、特許請求の範囲第1項
    記載のブロックパターン検出回路装置。
  4. 【請求項4】前記閾値手段は所与のパターン判定につい
    て期間閾値を表す信号を出力するためのパターンメータ
    を含み、前記状態マシンの幾つかの状態が前記パターン
    メータから受信した期間閾値の関数として得られるとい
    う点で前記状態マシンは前記期間信号に応答する、特許
    請求の範囲第1項記載のブロックパターン検出回路装
    置。
  5. 【請求項5】前記閾値手段は双方向カウンタを含み、該
    双方向カウンタは前記第一のパターン型式が検出される
    毎に予め定められた閾値上限に到達するまでカウントを
    行い、前記カウンタは前記第二のパターン型式が検出さ
    れる毎に予め定められた閾値下限に到達するまでカウン
    トを行い、前記クォリファイされないパターン判定信号
    は、前記閾値の一方への到達に続いて前記閾値の他方に
    最初に到達する毎に遷移を受ける、特許請求の範囲第1
    項記載のブロックパターン検出回路装置。
  6. 【請求項6】前記第一のパターン型式はデータの存在を
    表し、前記第二のパターン型式はデータの欠如を表す、
    特許請求の範囲第1項記載のブロックパターン検出回路
    装置。
  7. 【請求項7】データストローブの時に受信したデータの
    並列チャネルのストリームを特徴付けるパターン検出信
    号を供給するためのパターン検出器と、該パターン検出
    器はデータの並列チャネルのストリーム及びデータスト
    ローブを受信するための手段を含むことと、前記パター
    ン検出信号は少なくともデータブロックとデータブロッ
    ク間の間隔との間、及び少なくとも第一、第二及びその
    他の型式のデータブロック相互間においてブロック相互
    間の名目的な識別を行うことと; 前記パターン検出器から受信したパターン検出信号の関
    数として閾値が達成された場合に第二の型式の信号を出
    力することにより前記第二の型式のブロックの存在を確
    認する第二の型式の判定信号を供給するためのマーク閾
    値装置と、該マーク閾値装置は前記パターン検出器から
    パターン検出信号を受信するための手段を含むことと; 前記パターン検出器から受信したパターン検出信号の関
    数として閾値をとられたブロック/間隔信号を供給する
    ためのブロック/間隔フィルタと、該ブロック/間隔閾
    値装置は前記パターン検出器からパターン検出信号を受
    信するための手段を含むことと; 前記閾値を取られたブロック/間隔信号について達成さ
    れた閾値をエンコードするブロック/間隔長信号を提供
    するためのブロック/間隔メータと、該ブロック/間隔
    メータは受信した閾値をとられたブロック/間隔信号の
    遷移の各々に際してリセットされるように構成されてい
    ることと、該ブロック/間隔メータは前記ブロック/間
    隔閾値装置から閾値をとられたブロック/間隔信号を受
    信する手段を含んでいることと; 前記パターン検出器から受信したパターン検出信号につ
    いて達成された期間閾値をエンコードするブロック長信
    号を提供するためのブロックパターンメータと; ブロック型式の判定及び該判定についての有効レベルを
    検査する出力を提供するためのブロック型式回路と、前
    記ブロック型式の判定は受信したパターン検出信号と受
    信した状態信号の関数であることと、前記検査信号は前
    記ブロック型式判定及び受信した期間閾値の関数である
    ことと、前記ブロック型式回路は前記ブロックパターン
    メータ及び前記パターン検出器の一つからパターン検出
    信号を受信するように配置されていることと、前記ブロ
    ック型式回路は前記ブロックパターンメータから期間閾
    値を受信するように配置されていることと、前記ブロッ
    クパターンメータは状態信号を受信するための入力を有
    していることと;及び 状態信号を出力するための状態マシンと、該状態マシン
    は前記ブロック/間隔メータからのブロック/間隔長信
    号を含む複数の制御入力信号及び前記マーク型式閾値装
    置からの第二の型式の判定信号を受信するように配置さ
    れていることと、前記状態マシンにおける状態は以前の
    状態及び受信した制御信号の関数として状態ネットワー
    クを通って進むように構成されていることと、前記状態
    信号は前記状態マシンの状態の関数であることと、前記
    状態マシンは状態信号を前記ブロック型式回路へと転送
    するための手段を含んでいることを含む: ブロックパターン検出回路装置。
  8. 【請求項8】前記ブロック/間隔閾値手段は前記状態マ
    シンから状態出力信号を受信するための入力手段を含
    み、前記状態マシンはブロックの前に間隔がある状態を
    名目的に表している状態の第一の組と、ブロックにある
    状態を名目的に表している状態の第二の組と、ブロック
    の後に間隔がある状態を表している状態の第三の組とを
    含んでおり、前記ブロック/間隔閾値手段は間隔−ブロ
    ック間及びブロック−間隔間位置決め信号を出力する手
    段をさらに含み、前記間隔−ブロック間位置決め信号は
    前記状態マシンが前記状態の第一の組にあるという条件
    の下に前記ブロック/間隔閾値手段によるパターン判定
    の変化のそれぞれに際して値を変化させ、前記ブロック
    −間隔間位置決め信号は前記状態マシンが前記状態の第
    一及び第二の組の一つにあるという条件の下に前記ブロ
    ック/間隔閾値手段によりパターン判定が変化する毎に
    値を変化させる、特許請求の範囲第7項記載のブロック
    パターン検出回路装置。
  9. 【請求項9】前記マーク閾値手段は双方向カウンタを含
    んでおり、予め定められた閾値上限に達した場合に前記
    マーク閾値手段は第二のパターン型式が検出されたこと
    を合図し、逆向きにカウントして予め定められた閾値下
    限に達した場合に前記マーク閾値手段は第二のパターン
    型式は検出されないことを合図する、特許請求の範囲第
    7項記載のブロックパターン検出回路装置。
JP62293050A 1986-11-21 1987-11-19 ブロックパターン検出回路装置 Expired - Lifetime JPH0652622B2 (ja)

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