JPH0652243A - 図面入力・処理装置 - Google Patents

図面入力・処理装置

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JPH0652243A
JPH0652243A JP4203656A JP20365692A JPH0652243A JP H0652243 A JPH0652243 A JP H0652243A JP 4203656 A JP4203656 A JP 4203656A JP 20365692 A JP20365692 A JP 20365692A JP H0652243 A JPH0652243 A JP H0652243A
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JP
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input
drawing element
graphic
unit
connection
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JP4203656A
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English (en)
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Sadao Tamura
節生 田村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、操作法に習熟しないオペレータでも
容易に操作でき、操作回数を減らしオペレータの負担を
軽減できることを最も主要な目的としている。 【構成】座標入力装置上に手書きで描かれた図形の座標
値を読取る手書き入力手段と、読取られた座標値を基に
手書きで描かれた図形の形状を決定する図形認識手段
と、予め記憶されている入力済みの図面要素の情報を読
出し、上記座標値よりしきい値以下の距離にある編集操
作対象となる図面要素を検出する図面要素検出手段と、
上記図形の形状に基づいて、検出された図面要素に対し
て移動・削除・追加等の編集処理を行ない、また当該編
集処理の過程で上記検出された図面要素と決定された図
形形状から接続指示と判定した場合に接続する点を自動
設定する機能を有する図面編集処理手段と、この処理が
施された図面要素を記憶すると共に表示装置に表示する
データ管理手段とを備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCAD(Comput
er Aided Design )システム、および図面等を入力する
システムにおいて、特にあらかじめ登録しておいた定形
パターンの配置編集、およびこれら定形パターン間の接
続を編集(追加・削除・移動等)する処理を、CADシ
ステムの操作法に習熟しないオペレータ(設計者)であ
っても極めて容易に行なえるようにした図面入力・処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、定形パターン間のつながりを重
要視するCADシステムにおいては、定形パターンを接
続する情報を作成するために、定形パターンの接続点間
を接続する。このため、定形パターンを作成する際に、
あらかじめ定形パターンのどの位置に接続点が存在する
かを定義する必要がある。
【0003】例えば、設計図面を作成する際には、定形
パターンを配置した後、定形パターン間を接続する時、
その接続点を接続する。すなわち、従来における定形パ
ターン間の接続は、あらかじめ定義している定形パター
ンの接続点間を接続するという形式をとっている。
【0004】一方、電子回路等の図面においては、電子
部品が定形パターンに相当し、電子部品の端子が接続点
に相当する。この場合、電子部品の端子は限られている
ので、従来の機能で充分であるが、一般にシーケンス制
御図の作図や、アルゴリズムの設計図には端子の概念は
ない。しかしながら、定形パターン間のつながり情報は
重要な要素である。
【0005】例えば、図11の(a)に示すように定形
パターンを定義し、接続点1および接続点2を接続点と
して作成したとする。この時、図11の(b)に示すよ
うに、定形パターンを配置し作図している状態で、図1
1の(c)に示すように、接続を行ないたくなった場合
には、もう一度定形パターンを再定義し、図11の
(d)に示すように、接続点を増やしてからでなければ
接続することができない。すなわち、あらかじめ登録し
た接続点以外の任意の位置に接続する線を作画すること
は困難である。
【0006】あるいは、定形パターンとして登録済みの
パターンを配置した部品1と部品2との間を接続する線
を、部品の接続線とは異なる単なる線分要素を用いて接
続することも可能である。この場合、任意の位置に接続
することは可能であるが、その連結関係を管理しないた
め、図面の編集の際に非常に労力を要する。
【0007】例えば、図11の(e)に示す線1は接続
線として、線2を単なる線分として作画した場合におい
て、図11の(e)の部品を図11の(f)のように移
動すると、接続線は部品との接続を考えているため、線
1は部品の移動と共に伸縮するが、線2は部品に関係な
く作画したため、部品の移動には影響されない。また、
この例の形状からも理解できる通り、定形パターンとの
交点をオペレータが細かく指定する必要があるが、正確
に指定することはほとんど不可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】以上のように、従来
の装置においては、作図不可能であるか、またはオペレ
ータの入力操作にて回避することにより作図可能ではあ
るが、オペレータの操作回数が多く、オペレータの負担
も重くなるという問題があった。
【0009】
【発明の目的】本発明の目的は、定形のパターンを登録
する際の接続点データに依存せずに接続線を作画でき、
かつCADシステム等の操作法に習熟していないオペレ
ータ(設計者)でも容易に操作することができ、しかも
操作回数を減らしてオペレータの負担を著しく軽減する
ことが可能な極めて信頼性の高い図面入力・処理装置を
提供することにある。
【0010】
【問題点を解決するための手段】上記の目的を達成する
ために、本発明の図面入力・処理装置は、タブレット等
の座標入力装置上に手書きで描かれた図形の座標値を読
み取る手書き入力手段と、手書き入力手段により読み取
られた座標値に基づいて、手書きで描かれた図形の形状
を決定する図形認識手段と、あらかじめメモリに記憶さ
れている入力済みの図面要素の情報を読み出し、手書き
入力手段により読み取られた座標値よりしきい値以下の
距離にある編集操作対象となる図面要素を検出する図面
要素検出手段と、図形認識手段により決定された図形の
形状に基づいて、図面要素検出手段により検出された図
面要素に対して移動・削除・追加等の編集処理を行な
い、また当該編集処理の過程で図面要素検出手段により
検出された図面要素と図形認識手段により決定された図
形形状とから接続指示と判定した場合に、接続する点を
自動設定する機能を有する図面編集処理手段と、図面編
集処理手段により処理が施された図面要素を、メモリに
記憶すると共に表示装置に表示するデータ管理手段とを
備えて構成している。
【0011】
【作用】本発明の図面入力・処理装置においては、ま
ず、既にメモリに記憶されている図面要素を、表示装置
に表示しておく。そして、座標入力装置上に手書きで図
形を描くと、手書き入力手段によってその図形の座標値
が読み取られ、この図形が表示装置上に表示される。さ
らに、この座標値に基づいて、座標入力装置上に描かれ
た図形の形状が、図形認識手段によって決定される。
【0012】次に、この決定された図形の形状に基づい
て、上記座標値とメモリに記憶されている図面要素との
距離が図面要素検出手段によって決定され、さらにこの
距離があらかじめ定められたしきい値以下の場合は、メ
モリに記憶されている図面要素が検出され、識別符号が
付与されて処理される図面要素が決定される。
【0013】さらに、図形認識手段によって決定された
図形の形状により、図面要素検出手段によって検出され
た図形およびその他の要素をどのように処理するのか
が、図面編集手段によって決定されかつ処理される。
【0014】この時、既に図面上に配置済みの定形パタ
ーンが図面要素として検出され、かつ図形の形状が定形
パターン間の接続を指示したと認識された場合に、定形
パターン間の接続が行なわれる。また、接続する定形パ
ターンの指定位置に接続点が定義されていなくても、自
動的に接続点が算出され、定形パターン間が接続され
る。そして、かかる処理結果が、データ管理手段によっ
てメモリに記憶されると共に、表示装置に表示される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明による図面入力・
処理装置の基本的な全体構成例を示すブロック図であ
る。
【0016】すなわち、本実施例の図面入力・処理装置
は、図1に示すように、図面入力・処理装置本体10
と、表示装置であるCRT11と、座標入力装置である
タッブレット12およびスタイラスペン13と、キーボ
ード14と、プロッタ15とから構成している。
【0017】すなわち、図形その他の要素の入力は、タ
ブレット12上をスタイラスペン13を使って手書きす
ることによって行ない、文字列等の入力は、キーボード
14から入力する。
【0018】また、CRT11は、手書き入力された図
形、またはこれの清書化処理を行なった後の図面を表示
すると共に、いくつかのコマンドメニューを表示するも
のである。さらに、プロッタ15は、清書化図面を出力
するものである。さらにまた、図面入力・編集装置本体
10は、タブレット12から送られてくる座標データに
基づいて、図形を認識し、図面を編集するものである。
図2は、図1における図面入力・編集装置本体10の構
成例を示す機能ブロック図である。
【0019】すなわち、本図面入力・編集装置本体10
は、図2に示すように、手書き入力手段1と、図形認識
手段2と、図面要素検出手段3と、図面編集処理手段4
と、データ管理手段5とからなっている。ここで、手書
き入力手段1は、座標入力装置12からの手書きの図形
の座標値を読み取るものである。また、図形認識手段2
は、手書き入力手段1により読み取られた座標値に基づ
いて、手書きで描かれた図形の形状を決定するものであ
る。
【0020】さらに、図面要素検出手段3は、あらかじ
めメモリに記憶されている入力済みの図面要素の情報を
読み出し、手書き入力手段1により読み取られた座標値
よりしきい値以下の距離にある編集操作を行なうべき対
象となる図面要素を検出するものである。
【0021】一方、図面編集処理手段4は、図形認識手
段2により決定された図形の形状に基づいて、図面要素
検出手段3により検出された図面要素に対して移動・削
除・追加等の編集処理を行ない、またこの編集処理の過
程で図面要素検出手段3により検出された図面要素と図
形認識手段2により決定された図形形状とから接続指示
と判定した場合に、接続する点を自動設定する機能を有
するものである。
【0022】また、データ管理手段5は、図面編集手段
4により処理が施された図面要素を上記メモリに記憶す
ると共に、CRT11に表示するもので、図面要素検出
手段3に既に入力済みの図面要素を提供したり、図面編
集処理手段4により編集処理された図面要素を再び記憶
するものである。図3は、上記図面入力・処理装置本体
10の構成例をより詳細に示すブロック図である。
【0023】図3において、文字入力においては、文字
入力部(CHRIN)103が動作し、図形認識におい
てはピック座標検出部(PICK)102、図形認識部
(PREQ)104、距離計算部(DIST)105、
図面編集部(EDIT)106、編集するべき対象を検
出する図面要素検出部(TREQ)107が動作する。
【0024】また、これら以外の座標入力部(IN)1
00、ストリーム検出部(SDET)101、図面要素
記憶部(MEMORY)108、CRTの表示制御をす
る表示制御部(DISP)109は、図面処理に共通し
て動作する部分である。さらに、図面印刷部(PKO
T)110は、清書図面を出力する部分である。
【0025】なお、図3において、座標入力部(IN)
100、ストリーム検出部(SDET)101、ピック
座標検出部(PICK)102が前記手書き入力手段1
に、図形認識部(PREQ)104が前記図形認識手段
2に、距離計算部(DIST)105、図面要素検出部
(TREQ)107が前記図面要素検出手段3に、図面
編集部(EDIT)106が前記図面編集処理手段4
に、図面要素記憶部(MEMORY)108が前記デー
タ管理手段5に、それぞれ相当するものである。図4
は、図3における図面編集部(EDIT)106の構成
例を、接続線を描く場合を例にとって詳細に示すブロッ
ク図である。
【0026】図4において、接続線作図においては、図
3の図面編集部106のうち、接続線の図形を生成する
図形生成部1061、交点検出部1062、接続線生成
部1060の順に動作する。
【0027】また、交点検出部1062では、図3の図
面要素記憶部108のうち、定形パターンメモリ108
1を参照し、接続線生成部1060で生成された接続線
は、図面要素メモリ1082によって管理される。
【0028】次に、以上のように構成した本実施例の図
面入力・処理装置の作用について、図5に示す定形パタ
ーン(以下、電子回路図の用語を用い、部品と称する)
の接続例を用いて説明する。
【0029】なお、図5の(a)は、既に配置済みの部
品がある時に、それらを接続する場合の例である。この
時、それぞれの部品には、接続できる点として、図5の
(b)の接続点1〜接続点4まで定義しているものとす
る。この時、接続点1と接続点3を図5の(c)のよう
に手書きで描く。
【0030】本実施例による図形入力・処理装置におい
ては、スタイラスペン13をタブレット12上で移動さ
せて、CRT11に表示されている部品1の接続点1の
位置に持っていく。そして、スタイラスペン13をペン
ダウンさせ、ペンで描くのと同様に部品2の接続点3に
持っていき、ペンアップする。この時、スタイラスペン
13の軌跡は、図5の(c)のような手書き図形1とし
て、CRT11に表示される。
【0031】すると、手書き図形1のペンダウンした位
置Q1は、接続点C1の近傍にあり、また手書き図形1
のペンアップした位置Q2は、接続点C3の近傍にある
ので、それぞれの手書き図形の開始・終了点は、接続点
に合致するように丸められる。その結果、図5の(d)
に示すように、清書化された接続線が生成され、CRT
11に表示される。次に、以上の操作を行なった時の本
実施例の図面入力・処理装置の作用について、図3を用
いてより詳細に説明する。
【0032】図3において、座標入力部100を介して
入力されたスタイラスペン13の座標値が、ストリーム
検出部101、図形認識部104に渡される。この値
は、同時に図面表示部109を介してCRT11に送ら
れ、手書き図形が表示される。
【0033】また、点Q1でペンダウンして描き始めた
ことがストリーム検出部101で検出され、図形認識部
104へ動作を開始することが指示される。すると、図
形認識部104では、一定周期でスタイイスペン13の
座標値が、座標入力部100経由でサンプリング入力さ
れた手書き図形のストロークベクトルと、座標値の変化
率が計算される。そして、スタイラスペン13を点Q2
でペンアップすると、ストリーム検出部101では、描
き終わったことが図形認識部104に通知される。
【0034】さらに、距離計算部105では、描き始め
の点Q1からしきい値以下の距離にある要素が求めら
れ、描き始めは部品1の接続点2であることが求めら
れ、図面要素検出部107に渡される。
【0035】同様に、描き終わりの点Q2の近傍に、部
品2の接続点3が検出され、図面要素検出部107に渡
される。本例では、手書きの屈折点がなく、比較的まっ
すぐ手書きしており、そのストロークベクトルから図形
認識部104で直線と認識される。また、図面編集部1
06では、図面要素検出部107からふたつの接続点が
渡され、それらが編集対象であると知らされる。
【0036】さらに、図形認識部104から直線と認識
された結果が渡され、部品間の接続を指示されたものと
認識される。その結果、部品1の接続点1の座標から部
品2の接続点3の座標への線分が生成され、そのデータ
が図面要素記憶部108に渡される。
【0037】一方、図面要素記憶部108では、新たに
生成された線分Aがメモリに記憶されると共に、図面表
示部109にその旨が通知され、図面表示部109では
清書化後の線分AがCRT11に表示される。本例で
は、文字の入力を伴なわないので、文字入力部103は
動作しない。同様に、図面印刷部110も動作しない。
【0038】次に、いま図6の(a)のような状態が、
現在CRT11に表示されているものとする。ここで、
それぞれの部品の接続点は図5の場合と同じとする。ま
た、接続線を描きやすいように、あらかじめ丸めるため
の点(グリッドと呼ぶ)を表示している。この時、図6
の(b)に示すような、Q1からQ2への接続線を描き
たい場合を例にとる。
【0039】この場合、従来の装置では、定形パターン
の定義を変更し、図6の(c)のように点5と点6を追
加した後、もう一度接続線を引かなければならないのに
対して、本実施例の装置では、特に接続点を定義しなく
とも接続できる。例えば、図6の(d)のように手書き
したとする。この場合の各動作を説明する。
【0040】すなわち、図3において、点Q1でペンダ
ウンして描き始めたことがストリーム検出部101で検
出され、図形認識部104へ動作を開始することが指示
される。
【0041】図形認識部104では、一定周期でスタイ
ラスペン13の座標値が、座標入力部100経由でサン
プリング入力された手書き図形のストロークベクトル
と、座標値の変化率が計算される。そして、スタイラス
ペン13を点Q2でペナップすると、ストリーム検出部
101では描き終わったことが図形認識部104に通知
される。
【0042】さらに、距離計算部105では、描き始め
の点Q1からしきい値以下の距離にある要素が求めら
れ、描き始めは部品1であることが求められ、図面要素
検出部107に渡される。
【0043】同様に、描き終わりの点Q2の近傍に、部
品2が検出され、図面要素検出部107に渡される。本
例では、手書きの屈折点がなく、比較的まっすぐ手書き
しており、そのストロークベクトルから図形認識部10
4で垂直な直線と認識される。
【0044】また、図面編集部106では、図面要素検
出部107からふたつの部品が渡され、それらが編集対
象であると知らされる。さらに、図形認識部104から
直線と認識された結果が渡され、部品間の接続を指示さ
れたものと認識される。
【0045】さらにまた、図面編集部106では、渡さ
れた線分と部品との関係から、部品1から部品2へ接続
する線であると認識される。そこで、これらの情報を用
いて、部品1と線分の交点P1、および部品2と線分の
交点P2が求められる。その結果、P1からP2への線
分が生成され、そのデータが図面要素記憶部108に渡
される。
【0046】一方、図面要素記憶部108では、新たに
生成された線分Bがメモリに記憶されると共に、図面表
示部109にその旨が通知され、図面表示部109では
清書化後の線分BがCRT11に表示される。本例で
は、文字の入力を伴わないので、文字入力部103は動
作しない。同様に、図面印刷部110も動作しない。次
に、本例の図面編集部106の動作について、図4を用
いてさらに詳細に説明する。
【0047】なお、図面編集部106は、図4では図形
生成部1061と交点検出部1062と接続線生成部1
060とに分割して説明する。また、図面要素記憶部1
08は、図面要素メモリ1080と定形パターンメモリ
1081に分割している。
【0048】図4において、まず、図形生成部1061
では、距離計算部105で書き始めの点Q1と書き終わ
りの点Q2の近傍にあるグリッドQ3とQ4が求められ
て、図形生成部1061に渡される。ここで、図形認識
部104から先に説明した通り、認識結果は直線である
情報が渡され、図形生成部1061ではまずQ3からQ
4への線分が生成される。また、交点検出部1062で
は、その線分が無限大の長さを持つ直線とみなされ、部
品1と部品2とのパターンとの交点が算出される。
【0049】この時、図面要素記憶部108の中の、特
に部品の形状を記憶している定形パターンメモリ108
1が参照される。この定形パターンメモリ1081に
は、配置した部品の形状が定義されている。これは、通
常定義の変更が可能となっている。
【0050】定形パターンメモリ1081から、図6の
(e)に示すように、部品1の線分1〜線分4との交点
が求められ、これら交点1および交点2のうち、接続線
分1の方向から、交点2が適切と判断されて、その点が
P1とされる、次に、同様に、部品2との交点のうち、
適切な交点として交点3が選択され、その点がP2とさ
れる。
【0051】このようにして、交点検出部1062で求
められたこれらの点P1およびP2は接続線生成部10
60に渡され、点P1からP2への接続線が生成され、
さらに図面要素記憶部108に渡され、画面表示部10
9を通じてCRT11に清書後の接続線が表示される。
【0052】上述したように、本実施例の図面入力・処
理装置は、手書き入力された図形、またはこれの清書化
処理を行なった後の図面を表示すると共に、いくつかの
コマンドメニューを表示するCRT11と、図形その他
の要素の入力を手書きすることによって行なうタッブレ
ット12およびスタイラスペン13と、文字列等を入力
するキーボード14と、タブレット12から送られてく
る座標データに基づいて、図形を認識し、図面を編集す
る図面入力・処理装置本体10と、清書化図面を出力す
るプロッタ15とから構成し、さらにタブレット12か
らの手書きの図形の座標値を読み取る手書き入力手段1
と、手書き入力手段1により読み取られた座標値に基づ
いて、手書きで描かれた図形の形状を決定する図形認識
手段2と、あらかじめメモリに記憶されている入力済み
の図面要素の情報を読み出し、手書き入力手段1により
読み取られた座標値よりしきい値以下の距離にある編集
操作を行なうべき対象となる図面要素を検出する図面要
素検出手段3と、図形認識手段2により決定された図形
の形状に基づいて、図面要素検出手段3により検出され
た図面要素に対して移動・削除・追加等の編集処理を行
ない、またこの編集処理の過程で図面要素検出手段3に
より検出された図面要素と図形認識手段2により決定さ
れた図形形状とから接続指示と判定した場合に、接続す
る点を自動設定する機能を有する図面編集処理手段4
と、図面編集手段4により処理が施された図面要素を上
記メモリに記憶し、CRT11に表示すると共に、図面
要素検出手段3に既に入力済みの図面要素を提供した
り、図面編集処理手段4により編集処理された図面要素
を再び記憶するデータ管理手段5とから、上記図面入力
・処理装置本体10を構成したものである。
【0053】従って、部品間を接続する場合において、
その部品間の接続関係を管理しつつも、かつ定形パター
ンの任意の位置から接続線が描ける機能を実現すること
が可能となる。これにより、定形パターンの定義を簡略
化することができると共に、定形パターンを配置してか
らの接続操作を極めて容易に行なうことが可能となる。
【0054】また、タブレット12上のペンの動作にて
多様な指示を認識し、かつ編集処理することにより、オ
ペレータが多数のコマンドを支持することなく、図面編
集処理を行なうことが可能となる。
【0055】すなわち、従来では、接続線に対する操作
のうち、新規接続の場合には、メニューの新規接続を選
択し、始点から終点までを指示しなくてはならなかった
のに対して、本実施例の図面入力・処理装置では、これ
らが一切不要となる。
【0056】同様に、従来では、接続線の移動の際に必
要であった、接続線の移動を行なうメニューの選択、移
動したい接続線の指示、および移動先の場所の指示が、
本実施例の図面入力・処理装置では、たった1回の手書
き動作により実現することが可能となる。
【0057】さらに、ペンの移動の軌跡の形状によって
も指示の内容を判断しているため、従来では別に設けて
いた削除というメニューさえも、本実施例の図面入力・
処理装置では不必要とすることが可能となる。その結
果、本実施例で述べた図5、図6のような全ての編集処
理を、たった一つのメニューで実現することが可能とな
る。
【0058】以上のように、本実施例の図面入力・処理
装置では、定形のパターンを登録する際の接続点データ
に依存せずに接続線を作画でき、かつ接続線は定形パタ
ーンとの連結関係を保つものとして管理することによ
り、定形パターンの定義の際に定義していない箇所に
も、配置後に接続線を作画することが可能である。ま
た、それらは接続線と認識しているので、特に複雑な定
形パターンへの接続の際の交点計算も本装置によって行
なわれるので、オペレータがいちいち指示する必要がな
い。尚、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、次のようにしても同様に実施できるものである。
【0059】(a)前述の図5および図6で示した例に
よって作図した後、例えば図7の(a)のようにCRT
11に表示されている状態において、その編集できる機
能について図7および図4を用いて説明する。なお、こ
こでは、図7の(a)のような状態で、部品1を情報に
移動したい場合の例を述べる。
【0060】まず、図7の(b)のように手書きする。
点Q1でペンダウンしたことが検知され、点Q2でペン
アップするまでの間、IN100で入力した軌跡がDI
SP109を通じてCRT11に表示される。本例の場
合も前述の例と同様の動作を行ない、PREQ104で
手書き図形が直線と認識される。また、点Q1および点
Q3の座標と図面要素との距離がDIST105で計算
され、点Q1は部品1を指示したものとして、TREQ
107によって部品1が図面要素として検出される。点
Q2の近傍には図面要素がないが、あらかじめ基準とな
るグリッドが表示されており、そのグリッドとの距離が
しきい値以下であるため、DIST107ではグリッド
に丸めた点P2がTREQ107に渡される。これらの
データはそのままEDOT106に渡され、EDIT1
06では手書き図形の形状が直線で、始点が部品であ
り、終点が何もない座標点であることから、部品の移動
命令であるとされ、部品の原点を点P2に移動するよう
に、部品1の座標値が変更され、それがMEMORY1
08に再び格納される。その結果、図7の(c)に示す
ように、点P2を原点に部品1が移動され、それにとも
なって部品1と部品2を接続している接続線も自動的に
伸びて清書される。
【0061】(b)同様に、図8に示すように、図8の
(a)のような状態で結線する場合、図8の(b)のよ
うに4点指示すると、図8の(c)のように清書され
る。この例の場合、点Q1が指示された際に、接続線の
近傍であることが、ピック座標検出部102と距離計算
部105および図面要素検出部107によって求めら
れ、さらに点Q2・点Q3とピックされ、点Q4がピッ
クされた時に、接続点の近傍であることが検出され、点
Q4で接続線の生成処理が始められる。各々の点は、点
P1〜点P4に丸められ、図面編集部106によって指
定された点の順に結ばれた接続線が、図8の(c)に示
すように生成され、清書されてCRT11に表示され
る。この時の各部の動作についての説明は、前述の例と
ほぼ同じであるので省略する。
【0062】(c)さらに、図9に示すように、図9の
(a)のような状態で、結線の折れ曲がっている場所を
移動したい場合には、図9の(b)に示したように手書
きする。すると、手書き開始点Q1の近傍には、結線の
線分1が検出される。そして、図形認識部104で手書
き図形が直線と認識され、その結果から、図面編集部1
05で結線の移動と認識される。これは、図7の例の場
合とほぼ同じ動作をする。ただ、図面要素検出部107
によって検出された図面要素が部品か結線かの違いだけ
で、他は全く同じ動作である。
【0063】(d)図10に示したのは、接続線の削除
をする場合の例である。いま、図10の(a)のように
表示されている時に、図10の(b)のように接続線2
の上にα状に手書きする。これはすなわち、本図面入力
・処理装置で決めた削除命令を示す手書き形状の一つの
例である。αの形状は、図形認識部104で削除命令と
認識され、また図面要素検出部107では接続線2が検
出される。その結果が渡された図面編集部106では、
接続線2の削除が行なわれ、図面要素記憶部108より
接続線2が削除され、接続線2の消去結果がCRT11
に表示される。その他、本発明はその要旨を変更しない
範囲で、種々に変更して実施できるものである。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、図
形認識手段により決定された図形の形状に基づいて、図
面要素検出手段により検出された図面要素に対して移動
・削除・追加等の編集処理を行ない、またこの編集処理
の過程で図面要素検出手段により検出された図面要素と
図形認識手段により決定された図形形状とから接続指示
と判定した場合に、接続する点を自動設定する機能を備
え、図面上に配置した定形のパターン間を接続する場合
に、あらかじめ定義した接続点以外の場所にも接続でき
るようにしたので、定形のパターンを登録する際の接続
点データに依存せずに接続線を作画でき、かつCADシ
ステム等の操作法に習熟していないオペレータ(設計
者)でも容易に操作することができ、しかも操作回数を
減らしてオペレータの負担を著しく軽減することが可能
な極めて信頼性の高い図面入力・処理装置が提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による図面入力・処理装置の一実施例を
示すブロック図。
【図2】同実施例における図面入力・処理装置本体10
の詳細な構成例を示す機能ブロック図。
【図3】同実施例における図面入力・処理装置本体10
のより詳細な構成例を示す機能ブロック図。
【図4】図3における図面編集部106のより詳細な構
成例を示すブロック図。
【図5】同実施例における作用を説明するための図。
【図6】同実施例における作用を説明するための図。
【図7】本発明の他の実施例における作用を説明するた
めの図。
【図8】本発明の他の実施例における作用を説明するた
めの図。
【図9】本発明の他の実施例における作用を説明するた
めの図。
【図10】本発明の他の実施例における作用を説明する
ための図。
【図11】従来技術による問題点を説明するための図。
【符号の説明】
1…手書き入力手段、2…図形認識手段、3…図面要素
検出手段、4…図面編集処理手段、5…データ管理手
段、10…図面入力・処理装置本体、11…CRT、1
2…タッブレット12、13…スタイラスペン、14…
キーボード、15…プロッタ、100…座標入力部(I
N)、101…ストローク端検出部(SDET)、10
2…ピック座標検出部(PICK)、103…文字入力
部(CHRIN)、104…図形認識部(PREQ)、
105…距離計算部(DIST)、106…図面編集部
(EDIT)、107…図面要素検出部(TREQ)、
108…図面要素記憶部(MEMORY)、109…表
示制御部(DISP)、110…図面印刷部(PKO
T)、1060…接続線生成部、1061…図形生成
部、1062…交点検出部、1081…定形パターンメ
モリ、1082…図面要素メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タブレット等の座標入力装置上に手書きで
    描かれた図形の座標値を読み取る手書き入力手段と、 前記手書き入力手段により読み取られた座標値に基づい
    て、前記手書きで描かれた図形の形状を決定する図形認
    識手段と、 あらかじめメモリに記憶されている入力済みの図面要素
    の情報を読み出し、前記手書き入力手段により読み取ら
    れた座標値よりしきい値以下の距離にある編集操作対象
    となる図面要素を検出する図面要素検出手段と、 前記図形認識手段により決定された図形の形状に基づい
    て、前記図面要素検出手段により検出された図面要素に
    対して移動・削除・追加等の編集処理を行ない、また当
    該編集処理の過程で前記図面要素検出手段により検出さ
    れた図面要素と前記図形認識手段により決定された図形
    形状とから接続指示と判定した場合に、接続する点を自
    動設定する機能を有する図面編集処理手段と、 前記図面編集処理手段により処理が施された図面要素
    を、前記メモリに記憶すると共に表示装置に表示するデ
    ータ管理手段と、 を備えて成ることを特徴とする図面入力・処理装置。
JP4203656A 1992-07-30 1992-07-30 図面入力・処理装置 Pending JPH0652243A (ja)

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