JPH0652163A - 構造化文書処理装置 - Google Patents

構造化文書処理装置

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Publication number
JPH0652163A
JPH0652163A JP4207620A JP20762092A JPH0652163A JP H0652163 A JPH0652163 A JP H0652163A JP 4207620 A JP4207620 A JP 4207620A JP 20762092 A JP20762092 A JP 20762092A JP H0652163 A JPH0652163 A JP H0652163A
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JP
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Application number
JP4207620A
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English (en)
Inventor
Atsukimi Monma
敦仁 門馬
Makoto Takeoka
誠 竹岡
Katsuaki Suzuki
克明 鈴木
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0652163A publication Critical patent/JPH0652163A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】任意の文書部品オブジェクトあるいは内容部に
対する、削除、複写などの処理の一致を保証することの
できる構造化文書処理装置を提供する。 【構成】処理起動受理部110は、処理対象に対する処
理動作を示す情報及び処理対象の属性値を示す情報が含
まれている処理要求内容を受理する。処理内容解読部1
20は、その処理要求内容を解読し、解読結果である処
理動作を示す情報及び処理対象の属性値を示す情報を処
理実行部140に通知する。処理実行部140では、文
書属性問合せ部130に対して、通知された属性値が設
定されている処理対象に対応する識別子の問合せを行
う。文書属性問合せ部130では、その問合せに応答し
て、構造化文書保存部160内の構造化文書を検索し、
該当する対象の識別子を処理実行部140に返す。処理
実行部140では、問合せ結果である識別子を有する文
書部品オブジェクトあるいは内容部に対して、処理要求
内容に含まれている処理動作を示す情報に従った処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、構造化文書に対する
処理を行う構造化文書処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構造化文書としては、「Furuta.
R.:Concepts and Models for Structured Document、Str
uctured Document、Cambridge University Press、pp.7-3
8(1988)」、「ISO/IS 8613、Information Processing-Te
xt and Office System-Office Document Architecture
(ODA)and Interchange Format(1988)」に準拠した文書
が知られている。
【0003】このような構造化文書を処理する装置とし
ては、本願出願人によって出願された特願平2−235
740号、特願平2−301164号、特願平3−21
051号に開示されたものがある。
【0004】特願平2−235740号に開示されたも
のでは、電子文書の文書部品の集合、論理構造、割付け
構造及び文書属性とから、電子文書の文書部品の集合、
論理構造、及び文書属性、の全体あるいは一部を生成す
るプログラムを記憶しておき、このプログラムを実行す
ることにより、既存の電子文書から、新たな電子文書の
文書部品の集合、論理構造、及び文書属性、の全体ある
いは一部を自動的に生成するようにしている。
【0005】特願平2−301164号に開示されたも
のでは、入力する文書の論理構造を制約する入力共通論
理構造と、出力する文書の論理構造を制約する出力共通
論理構造との間に、入力した文書の論理構造の情報から
出力すべき文書の論理構造を生成する生成規則を予め設
定しておき、この生成規則に従って、入力文書の論理構
造から、出力文書の論理構造を自動的に生成するように
している。
【0006】特願平3−21051号に開示されたもの
では、既存の電子文書の文書部品の集合及び論理構造か
ら、新しい電子文書の文書部品の集合及び論理構造を生
成するプログラムを示す文書プログラムを記述し、この
文書プログラムを実行することにより、既存の電子文書
の文書部品の集合及び論理構造から、新たな電子文書の
文書部品の集合及び論理構造を自動的に生成するように
している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報に開示されたものでは、文書中の文書部品オブジェ
クト群或いは内容部群に対して特定の処理を一律に施す
ための技術が確立されていない。つまり、処理対象とな
る文書部品オブジェクト或いは内容部に対する削除、複
写などの操作のみならず、処理対象となる文書部品オブ
ジェクト或いは内容部に設定されている属性値と同一の
属性値が設定されている文書部品オブジェクト或いは内
容部に対して、削除、複写などの処理を一律に施すこと
ができなかった。
【0008】これを具体的に説明すると、例えば、論理
的に意味のある第1の文書と、論理的に意味のある第2
の文書とが対応つけられ、一方の文書(文書部品オブジ
ェクト或いは内容部)に対する特定の処理(例えば削
除)を施すと同時に、他方の文書(文書部品オブジェク
ト或いは内容部)に対しても、その処理と同一の特定の
処理を施す必要がある場合には、第1の文書及び第2の
文書それぞれに対して、特定の処理(例えば削除)を施
す様な操作を行うようにしなければならない。
【0009】また同様に、1つの文書中において、論理
的に意味のある第1の部分文書(1つの文書における特
定部分)と、論理的に意味のある第2の部分文書とが対
応つけられ、一方の部分文書に対する特定の処理(例え
ば削除)を施すと同時に、他方の部分文書に対しても、
その処理と同一の特定の処理を施す必要がある場合に
も、上記同様に、第1の部分文書及び第2の部分文書そ
れぞれに対して、特定の処理(例えば削除)を施す様な
操作を行うようにしなければならない。
【0010】このように、上記各公報に開示されたもの
では、関係のある複数の文書部品オブジェクト或いは内
容部に対する処理を複数回に分けて実行しなければなら
ず、このため、誤った処理対象の指定又は処理対象に対
する処理内容の指定などにより、本来処理されるべき対
象に処理が行われなかったり、誤った処理が行われると
いった不都合が生じる虞が極めて大きい。
【0011】この発明は、任意の文書部品オブジェクト
あるいは内容部に対する、削除、複写などの処理の一致
を保証することのできる構造化文書処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、第1の発明は、複数の文書部品オブジェクト及び
内容部から構成される構造化文書に対する処理を行う構
造化文書処理装置において、少なくとも処理対象に対す
る処理動作を示す情報が含まれている処理要求内容を解
読する処理内容解読手段と、前記処理内容解読手段によ
り解読された処理要求内容に、処理対象の属性値を示す
情報が含まれていないときは、当該属性値に対する問い
合わせを行う文書属性問合せ手段と、前記文書属性問合
せ手段により得られた問合せ結果である属性値と、前記
構造化文書中の単数又は複数の文書部品オブジェクト或
いは内容部に設定されている属性値とが一致している場
合は、当該一致した属性値が設定されている文書部品オ
ブジェクト或いは内容部に対して、前記処理要求内容に
含まれている処理動作を示す情報に従った処理を行う処
理実行手段とを具えている。
【0013】第2の発明は、第1の発明において、属性
値を参照するための文書部品オブジェクト或いは内容部
と、実際の処理対象の文書部品オブジェクト或いは内容
部との対応関係情報を保持するようにし、前記処理実行
手段は、前記対応関係情報に基づいて、前記文書属性問
合わせ手段により得られた問合せ結果である属性値と同
一の属性値を有する実際の処理対象を認識し、この認識
した処理対象に対して、前記処理要求内容に含まれてい
る処理動作に従った処理を行うようにしたことを特徴と
する。
【0014】第3の発明は、複数の文書部品オブジェク
ト及び内容部から構成される構造化文書に対する処理を
行う構造化文書処理装置において、前記構造化文書中の
文書部品オブジェクト或いは内容部に関する文書属性情
報の管理を行う文書属性管理手段と、少なくとも処理対
象に対する処理動作を示す情報が含まれている処理要求
内容を解読する処理内容解読手段と、前記処理内容解読
手段により解読された処理要求内容に基づいて、前記文
書属性管理手段から、前記処理要求内容に含まれている
処理対象に対応する属性情報を得て、この得た属性情報
と、前記構造化文書中の単数又は複数の文書部品オブジ
ェクト或いは内容部に設定されている属性値とが一致し
ている場合は、当該一致した属性値が設定されている文
書部品オブジェクト或いは内容部に対して、前記処理要
求内容に含まれている処理動作に従った処理を行う処理
実行手段とを具えている。
【0015】第4の発明は、第3の発明において、属性
値を参照するための文書部品オブジェクト或いは内容部
と、実際の処理対象の文書部品オブジェクト群或いは内
容部群との対応関係情報を保持するようにし、前記処理
実行手段は、前記対応関係情報と、前記文書属性管理手
段に管理されている文書属性情報とに基づいて、実際の
処理対象を認識し、この認識した処理対象に対して、前
記処理要求内容に含まれている処理動作に従った処理を
行うようにしたことを特徴とする。
【0016】
【作用】第1の発明によれば、文書属性問合せ手段は、
処理内容解読手段により解読された処理要求内容に、処
理対象の属性値を示す情報が含まれていないときは、当
該属性値に対する問い合わせを行い、処理実行手段は、
その問合せ結果である属性値と、構造化文書群中の単数
又は複数の文書部品オブジェクトあるいは内容部に設定
されている属性値とが一致している場合は、当該一致し
た属性値が設定されている文書部品オブジェクト或いは
内容部に対して、前記処理要求内容に含まれている処理
動作を示す情報に従った処理を行うようにしたので、同
一の属性値を有する文書部品オブジェクト及び内容部に
対して、同一の処理を施すことができる。
【0017】第2の発明によれば、処理実行手段は、属
性値を参照するための文書部品オブジェクト或いは内容
部と、実際の処理対象の文書部品オブジェクト群或いは
内容部群との対応関係情報に基づいて、文書属性問合わ
せ手段により得られた問合せ結果である属性値と同一の
属性値を有する実際の処理対象を認識し、この認識した
処理対象に対して、処理要求内容に含まれている処理動
作を示す情報に従った処理を行うようにしたので、対応
関係情報から得られる、実際の処理対象の文書部品オブ
ジェクト或いは内容部に対して、同一の処理を施すこと
ができる。
【0018】第3の発明によれば、処理実行手段は、処
理内容解読手段により解読された処理要求内容に基づい
て、文書属性管理手段から、処理要求内容に含まれてい
る処理対象に対応する属性情報を得て、この得た属性情
報と、構造化文書群中の単数又は複数の文書部品オブジ
ェクト或いは内容部に設定されている属性値とが一致し
ている場合は、当該一致した属性値が設定されている文
書部品オブジェクト或いは内容部に対して、前記処理要
求内容に含まれている処理動作に従った処理を行うよう
にしたので、同一の属性値を有する文書部品オブジェク
ト及び内容部に対して、同一の処理を施すことができ
る。
【0019】第4の発明によれば、処理実行手段は、属
性値を参照するための文書部品オブジェクト或いは内容
部と、実際の処理対象の文書部品オブジェクト群或いは
内容部群との対応関係情報と、文書属性管理手段に管理
されている文書属性情報とに基づいて、実際の処理対象
を認識し、この認識した処理対象に対して、前記処理要
求内容に含まれている処理動作に従った処理を行うよう
にしたので、対応関係情報から得られる、実際の処理対
象の文書部品オブジェクト或いは内容部に対して、同一
の処理を施すことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図を参照して説
明する。
【0021】本発明の第1の実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。
【0022】図1は、本発明に係る構造化文書処理装置
の第1の実施例を機能ブロック図で示したものである。
【0023】同図において、構造化文書処理装置は、処
理起動受理部110、処理内容解読部120、文書属性
問合せ部130、処理実行部140から構成された文書
処理部150と、構造化文書保存部160とを有して構
成されている。
【0024】処理起動受理部110は、ユーザからの処
理要求を受理し、この要求の内容を処理内容解読部12
0に渡す。
【0025】処理内容解読部120は、処理内容解読部
120から渡されたユーザからの要求内容を解読し、こ
の解読結果である処理動作内容及び処理対象の属性値
(群)を処理実行部140に渡す。なおこのとき、ユー
ザからの要求内容に、処理対象の属性値(群)を直接表
す情報が含まれていない場合は、文書属性問合せ部13
0に対して、処理対象を特定する情報を渡して、処理対
象の属性値(群)の問い合わせを行う。なお処理対象を
特定する情報としては、対象の識別子(群)がある。
【0026】文書属性問合せ部130は、処理内容解読
部120からの処理対象を特定する情報を受け取って、
この情報が示す処理対象に設定されている属性値(群)
を返す処理と、実行処理部140からの属性値(群)を
受け取って、該属性値(群)が設定されている処理対象
を示す識別子(群)を返す処理とを行う。
【0027】実行処理部140は、文書属性問合せ部1
30に対して、処理内容解読部120から渡された属性
値(群)が設定されている全ての文書部品オブジェクト
及び内容部の問い合わせを行い、更に、その結果得られ
た処理対象に対して、要求されている処理を行う。
【0028】構造化文書保存部160には構造化文書群
が保存されている。ここに保存されている構造化文書の
一例を図2に示す。
【0029】図2(a)に示す文書1の文書構造は、文
書部品オブジェクト群210と内容部群220とから構
成されており、文書部品オブジェクト群210におい
て、各矩形は文書部品オブジェクトを表しており、また
各矩形に付されている[30]など[数字]は文書部品
オブジェクトの識別子を表している。
【0030】この例では、識別子[3]の文書部品オブ
ジェクト「文書根」の直下に、識別子[30]の文書部
品オブジェクト「オブジェクト1」と、識別子[31]
の文書部品オブジェクト「オブジェクト3」が繋がって
おり、この識別子[31]の文書部品オブジェクトの直
下に、識別子[310]の文書部品オブジェクト及び識
別子[311]の文書部品オブジェクトが繋がってお
り、更にこれらの文書部品オブジェクトには内容部が繋
がっている。また識別子[30]の文書部品オブジェク
トには内容部「図形1」が繋がっている。
【0031】なお識別子[30」のオブジェクト1には
属性値「システム構成図スタイル」が設定されており、
また識別子[31]のオブジェクト3には属性値「シス
テム詳細説明図スタイル」が設定されている。
【0032】図2(b)に示す文書2の文書構造も、文
書部品オブジェクト群230と内容部群240とから構
成されており、また上記同様に、文書部品オブジェクト
を表現している矩形に付されている[数字]は、文書部
品オブジェクトの識別子を表している。
【0033】この例では、識別子[3]の文書部品オブ
ジェクト「文書根」の直下に、識別子[30]の文書部
品オブジェクト「オブジェクト2」と、識別子[31]
の文書部品オブジェクトが繋がっており、識別子[3
0]の文書部品オブジェクトには、内容部「ここで、
「システム構成図」に示されるように、…」が繋がって
いる。ここで、この内容部内の文字列「システム構成
図」を文字列1と定義し、この文字列1には、上記オブ
ジェクト1に設定された属性と同一の属性値「システム
構成図スタイル」が設定されている。
【0034】なおこの実施例においては、ユーザからの
処理要求には、(1)“削除せよ”、“複写せよ”とい
った、処理動作を表す項と、(2)“文書名「システム
ガイド」という文書中の識別子[301]のオブジェク
トを”、“名が「仕様書」という文字列で終わるような
文書中で属性名が「システム」という文字列で始まるよ
うな名前に設定されているオブジェクトを”といった、
処理動作の対象を表す項とが必ず含まれているものとす
る。
【0035】なお、処理動作の対象を表す項について
は、対象となる文書部品オブジェクトまたは文書内容部
を特定することができれば、表現に関する制限はない。
【0036】図3は、図1に示した実施例の装置を実現
するためのハードウェア構成を示したものであり、例え
ば、ワークステーションやコンピュータ等の装置のブロ
ック図を示している。図3において、装置は、構造化文
書に対する処理を実行する中央処理装置(以下、CPU
という)310と、主メモリ320と、ディスク330
と、各種のデータ内容や文書内容を表示するディスプレ
イ340と、キーボードやマウスから構成され各種デー
タや指令を入力する入力装置350とがバス360を介
してそれぞれ接続されている。なおCPU310はバス
360を介してこれに接続された各部を制御する。
【0037】ここで、図1に示した機能ブロック図の構
成要素と図3に示したブロック図の構成要素との対応関
係について説明する。図1に示した処理起動受理部11
0、処理内容解読部120、文書属性問合せ部130、
および処理実行部140は共にCPU310に対応して
おり、構造化文書保存部160はディスク330に対応
している。
【0038】係る構成において、構造化文書処理装置の
文書処理について、図4に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0039】今、ユーザからの処理要求として、“文書
1及び文書2に含まれる文書部品オブジェクトまたは文
書内容部で、属性値が「システム構成図スタイル」と設
定されているもの全てを(これは処理動作の対象を表す
項に当たる)削除せよ(これは処理動作を表す項にあた
る)”という要求が行われると(ステップ401)、処
理起動受理部110は、ユーザ要求を受理し、この要求
の内容である“属性値が「システム構成図スタイル」と
設定されているもの全てを削除せよ”を処理内容解読部
120に渡す(ステップ402)。
【0040】処理内容解読部120では、その要求内容
を解読し、この解読の結果得られた処理動作“削除せ
よ”及び処理対象の属性値“システム構成図スタイル”
を処理実行部140に渡す(ステップ403)。
【0041】処理実行部140では、受け取った属性値
“システム構成図スタイル”が設定されている処理対象
に対応する識別子(群)を、文書属性問合せ部130に
問い合せる(ステップ404)。
【0042】文書属性問合せ部130では、属性値“シ
ステム構成図スタイル”が設定されている識別子群を、
構造化文書保存部160内の構造化文書群から得て、処
理実行部140へ渡す(ステップ405)。この場合
は、図2で説明した様に、文書1内のオブジェクト1及
び文書2内の内容部中の文字列1に、属性値“システム
構成図スタイル”が設定されているので、“文書1の識
別子[30]”及び“文書2の[30]直下の文字列
「システム構成図」”(これが識別子に相当する)が、
処理実行部140に返されることになる。
【0043】処理実行部140では、文書属性問合せ部
130からの識別子群に基づいて、構造化文書保存部1
60に保存されている構造化文書群中の処理対象全てに
対して、文書属性問合せ部130から既に渡されている
ユーザからの要求“削除”を実行する(ステップ40
6)。この場合は、文書1内の識別子[30]の文書部
品オブジェクト「オブジェクト1」及び、文書2内の識
別子[30]の文書部品オブジェクトに繋がっている内
容部が削除されることとなる。
【0044】以上の処理では、文書部品オブジェクトに
設定されている属性値が与えられた場合であるが、次に
文書部品オブジェクトの識別子が与えられた場合の処理
について、図5に示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0045】ユーザからの処理要求として、“文書1及
び文書2に含まれる文書部品オブジェクト又は文書内容
部で、文書1中の識別子が[31]で与えられる文書部
品オブジェクトに設定されている属性値(群)と同一の
属性値(群)が設定されている全ての文書オブジェクト
及び文書内容部を削除せよ”という要求が行われると
(ステップ501)、処理起動受理部110は、ユーザ
要求を受理し、この要求の内容である“文書1の識別子
[30]のオブジェクトに設定されている属性値と同一
の属性値が設定されている対象を削除せよ”を処理内容
解読部120に渡す(ステップ502)。
【0046】処理内容解読部120は、その要求内容を
解読し、この解読結果得られた“文書1の識別子[3
0]のオブジェクトに設定されている属性値”を、文書
属性問合せ部130に問い合せる(ステップ503)。
なおこの解読の際に、処理動作は“削除”である、とい
うことも得ている。
【0047】文書属性問合せ部130では、文書1の識
別子[30]の文書部品オブジェクトに設定されている
属性値を、構造化文書保存部160内の構造化文書群か
ら得て、処理内容解読部120へ渡す(ステップ50
4)。この場合は、図2で説明したように、識別子[3
0]の文書部品オブジェクト「オブジェクト1」には、
属性値「システム構成図スタイル」が設定されているの
で、この属性値が処理内容解読部120に返されること
となる。
【0048】処理内容解読部120では、既に解読の結
果得ている処理動作“削除せよ”、及び文書属性問合せ
部130からの問合せ結果である処理対象の属性“シス
テム構成図スタイル”を、処理実行部140に渡す(ス
テップ505)。
【0049】処理実行部140では、渡された情報のう
ち、“属性値「システム構成図スタイル」が設定されて
いる対象”を、文書属性問合せ部130に問い合せる
(ステップ506)。
【0050】すると文書属性問合せ部130では、図4
のフローチャートのステップ405と同様の処理を行う
(ステップ507)。このステップ507が終了する
と、処理実行部140は、図4のフローチャートのステ
ップ406と同様の処理を行う(ステップ508)。
【0051】すなわち、最終的な処理として、文書1内
の識別子[30]の文書部品オブジェクト「オブジェク
ト1」及び、文書2内の識別子[30]の文書部品オブ
ジェクトに繋がっている内容部が削除されることとな
る。
【0052】次に、本発明の第2の実施例を図6及び図
7を参照して説明する。
【0053】図6は、本発明に係る構造化文書処理装置
の第2の実施例を機能ブロック図で示したものである。
この機能ブロック図は、図1に示した第1の実施例の機
能ブッロク図の構成に、処理対象情報記録部600を追
加した構成になっている。なお図6において、図1に示
した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一符号を
付している。
【0054】処理対象情報記録部600には、属性値を
参照する文書オブジェクト群及び内容部群と、実際の処
理を行う対象の文書部品オブジェクト群及び内容部群と
の対応関係情報が保持されている。
【0055】この処理対象情報記録部600は、処理実
行部140からの問合せに対して、処理を行うべき処理
対象の情報を返す。
【0056】なお、この実施例においては、処理対象情
報記録部600において、属性を参照するための対象と
実際の処理の対象との対応関係情報は、「実際の処理の
対象は、属性値を参照するための対象を頂点とする部分
木に含まれるオブジェクト及び内容部全てとする」と設
定されているものとする。
【0057】またユーザからの処理要求には、(1)
“削除せよ”、“複写せよ”といった、処理動作を表す
項と、(2)“文書名「システムガイド」という文書中
の識別子[302]のオブジェクトを”、“名が「仕様
書」という文字列で終わるような文書中で属性名が「シ
ステム」という文字列で始まるような名前に設定されて
いるオブジェクトを”といった、属性値を参照する文書
部品オブジェクト群及び内容部群を表す項とが必ず含ま
れているものとする。
【0058】なお、処理動作の対象を表す項について
は、対象となる文書部品オブジェクトまたは文書内容部
を特定することができれば、表現に関する制限はない。
【0059】係る構成において、この構造化文書処理装
置の処理について、図7に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0060】ユーザからの処理要求として、“文書1及
び文書2に含まれる文書部品オブジェクトまたは文書内
容部で、属性値が「システム詳細説明図スタイル」と設
定されている対象に対応する処理対象を削除せよ”とい
う要求が行われると(ステップ701)、処理起動受理
部110は、ユーザ要求を受理し、この要求の内容であ
る“属性値「システム詳細説明図スタイル」が設定され
ている対象に対応する処理対象を削除せよ”を処理内容
解読部120に渡す(ステップ702)。
【0061】処理内容解読部120では、その要求内容
を解読し、この解読の結果得られた処理動作“削除せ
よ”及び属性を参照する対象の属性値“システム詳細説
明図スタイル”を、処理実行部140に渡す(ステップ
703)。
【0062】処理実行部140では、処理内容解読部1
20から渡された属性値“システム詳細説明図スタイ
ル”が設定されている処理対象に対応する識別子(群)
を、文書属性問合せ部130に問い合せる(ステップ7
04)。
【0063】文書属性問合せ部130は、属性値“シス
テム詳細説明図スタイル”が設定されている識別子群
を、構造化文書保存部160内の構造化文書群から得
て、処理実行部140へ渡す(ステップ705)。この
場合は、図2で説明したように、属性値“システム詳細
説明図スタイル”は文書1の文書部品オブジェクト「オ
ブジェクト3」に設定されているので、このオブジェク
ト3の識別子[31]が処理実行部140に返されるこ
ととなる。
【0064】処理実行部140では、処理対象情報記録
部600から対応関係情報を得ると共に、この対応関係
情報、及び属性を参照する対象である“文書1の[3
1]”を文書属性問合せ部130に渡して、実際の処理
対象を問い合せる(ステップ706)。
【0065】文書属性問合せ部130は、その問い合せ
に対し、構造化文書保存部160内の構造化文書群を検
索することにより、対応関係情報に適合する対象を実際
の処理対象として返す(ステップ707)。
【0066】この場合には、対応関係情報は、「実際の
処理の対象は、属性値を参照するための対象を頂点とす
る部分木に含まれるオブジェクト及び内容部全てとす
る」となっているので、文書1の識別子[31]の文書
部品オブジェクトを頂点とする部分木に含まれるオブジ
ェクト及び内容部は、図2(a)から分かるように、識
別子[31]、[310]、[311]の各文書部品オ
ブジェクト、および識別子[310]、[311]の各
文書部品オブジェクトに繋がっている内容部となる。従
って、処理実行部140には、“文書1の[31]、
[310]、[311]及び対応する内容部”が返され
ることとなる処理実行部140では、渡された処理対象
全てに対して、文書属性問合せ部130から既に渡され
ているユーザからの要求“削除”を実行する(ステップ
708)。
【0067】次に本発明の第3の実施例について、図8
乃至図10を参照して説明する。
【0068】図8は、本発明に係る構造化文書処理装置
の第3の実施例を機能ブロック図で示したものである。
【0069】同図において、構造化文書処理装置は、処
理起動受理部810、処理内容解読部820、文書属性
管理部830、処理実行部840、文書属性記録部85
0から構成された文書処理部860と、構造化文書保存
部870とを有して構成されている。
【0070】処理起動受理部810は、ユーザからの処
理要求または文書属性設定あるいは変更要求を受理し、
その要求の内容を処理内容解読部820に渡す。
【0071】処理内容解読部820では、ユーザからの
要求内容を解読し、この解読結果である処理動作内容及
び処理対象の属性(群)を処理実行部840に渡す。も
し、ユーザからの要求内容に、処理対象の属性値(群)
を直接表す情報が含まれていない場合は、文書属性管理
部830に対して、処理対象の属性値(群)の問い合わ
せを行う。
【0072】文書属性管理部830は、以下に説明する
4つの処理を行う。 [処理1]処理対象を特定する情報例えば対象の識別子
(群)を受け取って、その情報が示す処理対象に設定さ
れている属性値(群)を返す処理。 [処理2]属性値(群)を受け取ってその属性値(群)
が設定されている処理対象を示す識別子(群)を返す処
理。 上記処理1及び処理2においては、文書属性記録部85
0への問い合わせが行われる。 [処理3]処理実行部840からの依頼に基づいて構造
化文書群及び文書属性記録部850に対して属性値
(群)を設定する処理。 [処理4]処理実行部840からの依頼に基づいて構造
化文書群及び文書属性記録部850に対して属性値
(群)を変更する処理。 上記処理3及び処理4においては、文書属性記録部85
0及び構造化文書保存部870内の構造化文書群への属
性情報の書き込みが行われる。
【0073】処理実行部840は、文書属性管理部83
0に対して、処理内容解読部820から渡された属性値
(群)が設定されている全ての文書部品オブジェクト群
及び内容部の問い合わせを行うとともに、その問合せの
結果得られた処理対象に対して、要求されている処理を
行う。なお、要求されている処理が文書属性設定処理あ
るいは変更処理である場合は、文書属性管理部830に
対して文書属性設定あるいは変更の依頼を行う。
【0074】文書属性記録部850には、構造化文書群
に設定されている全ての属性値群と、これらの属性値群
が設定されている文書部品オブジェクト群及び内容部群
との対応関係に関する情報が保持されており、文書属性
記録部850は、文書属性管理部830からの問い合わ
せに対して必要な情報を提供する。
【0075】構造化文書保存部870は、図1に示した
実施例の構造化文書保存部160と同様の機能を有して
いる。従って、そこには図2に示した構造化文書群が保
存されている。
【0076】なおこの実施例においても、ユーザからの
処理要求には、上記第1の実施例で説明した、(1)で
示される様な処理動作を表す項と、(2)で示される様
な処理動作の対象を表す項とが必ず含まれているものと
する。
【0077】なお、この実施例の装置が実行する処理に
は、上記第1の実施例の処理に加えて、ユーザによる属
性登録及び変更処理が含まれている。
【0078】係る構成において、この構造化文書処理装
置の文書処理について、図9に示すフローチャートを参
照して説明する。
【0079】ここでは、図4に示した第1の実施例にお
けるユーザからの処理要求と同様の要求があった場合
の、その処理動作について説明する。
【0080】今、ユーザからの処理要求として、“文書
1及び文書2に含まれる文書部品オブジェクトまたは文
書内容部で、属性値が「システム構成図スタイル」と設
定されているもの全てを(これは処理動作の対象を表す
項に当たる)削除せよ(これは処理動作を表す項にあた
る)”という要求が行われると(ステップ901)、処
理起動受理部810は、ユーザ要求を受理し、この要求
の内容である“属性値が「システム構成図スタイル」と
設定されているもの全てを削除せよ”を処理内容解読部
820に渡す(ステップ902)。
【0081】処理内容解読部820では、その要求内容
を解読し、この解読の結果得られた処理動作“削除せ
よ”及び処理対象の属性値“システム構成図スタイル”
を処理実行部840に渡す(ステップ903)。
【0082】処理実行部840は、渡された属性値“シ
ステム構成図スタイル”が設定されている処理対象に対
応する識別子(群)を、文書属性管理部830に問い合
わせし(ステップ904)、更に文書属性管理部830
は、属性値“システム構成図スタイル”が設定されたい
る識別子(群)を、文書属性記録部850に問い合わせ
る(ステップ905)。
【0083】文書属性記録部850は、文書属性管理部
830からの問い合わせに対して、自己が保持している
対応関係情報に基づいて、該当する識別子(群)を返す
(ステップ906)。
【0084】この場合は、文書属性記録部850には、
属性値“システム構成図スタイル”と、文書1の識別子
[30]の文書部品オブジェクト、及び文書2の識別子
[30]の文書部品オブジェクトに繋がっている内容部
内の文字列1「システム構成図」とが対応付けされてい
るので、この情報から、識別子“文書1の[30]及び
文書2の[30]の直下の内容部の文字列1「システム
構成図」”という情報が、文書属性管理部830に返さ
れることとなる。
【0085】文書属性管理部830では、文書属性記録
部850からの情報を処理実行部840に渡す。
【0086】処理実行部840では、渡された処理対象
全てに対して、文書属性問合せ部130から既に渡され
ているユーザからの要求“削除”を実行する(ステップ
908)。この場合は、文書1の識別子[30]の文書
部品オブジェクト及び文書2内の識別子[30]の文書
部品オブジェクトに繋がっている内容部が削除されるこ
ととなる。
【0087】次に、構造化文書処理装置の属性登録及び
変更処理について、図10に示すフローチャートを参照
して説明する。
【0088】ユーザからの処理要求として、“文書1中
の識別子[31]の文書部品オブジェクトに属性値「シ
ステム記述スタイル」を設定せよ”という要求が行われ
ると(ステップ1001)、処理起動受理部810は、
ユーザ要求を受理し、この要求内容である“文書1中の
識別子[31]の文書部品オブジェクトに属性値「シス
テム記述スタイル」を設定せよ”を処理内容解読部82
0に渡す(ステップ1002)。
【0089】処理内容解読部820では、受け取った要
求内容を解読し、この解読の結果得られた処理動作“属
性値「システム記述スタイル」を設定せよ”および処理
対象の識別子“文書1中の[31]”を、処理実行部8
40に渡す(ステップ1003)。
【0090】処理実行部840では、要求が属性値設定
処理であるため、処理動作“属性値「システム記述スタ
イル」を設定せよ”及び処理対象の識別子“文書1中の
[31]”を、文書属性管理部830に渡す(ステップ
1004)。
【0091】文書属性管理部830は、処理実行部84
0からの設定依頼を受けて、構造化文書保存部870内
の構造化文書群中から、文書1中の識別子[31]の文
書部品オブジェクトを探し出し、この文書部品オブジェ
クトに属性値「システム記述スタイル」を設定する。同
時に、文書属性記録部850に対して、設定されている
文書属性(属性値群および対応関係情報)の変更を依頼
する(ステップ1005)。なおこの依頼のときには、
文書1中の識別子[31]の文書部品オブジェクトに、
属性値「システム記述スタイル」が設定されたという旨
の情報が通知される。
【0092】この依頼に応答した文書属性記録部850
では、文書属性管理部830からの上記通知内容に基づ
いて、自己が保持している文書属性情報を変更する(ス
テップ1006)。
【0093】次に、本発明の第4の実施例を図11及び
図12を参照して説明する。
【0094】図11は本発明に係る構造化文書処理装置
の第4の実施例を機能ブロック図で示したものである。
この機能ブロック図は、図8に示した第3の実施例の機
能ブロック図の構成に、処理対象情報記録部1100を
追加した構成になっている。この処理対象情報記録部1
100は、図6に示した第2の実施例の機能ブロック図
の処理対象情報記録部600と同様の機能を有してい
る。なお図11において、図8に示した構成要素と同様
の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
【0095】この実施例においても、ユーザからの処理
要求には、上記第2の実施例で説明した、(1)に示す
ような処理動作を示す項と、(2)に示すような属性値
を参照する文書部品オブジェクト群及び内容部群を表す
項が必ず含まれているものとする。
【0096】係る構成において、この構造化文書処理装
置の処理について、図7に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0097】ここでは、図7に示した第2の実施例にお
けるユーザからの処理要求と同様の要求があった場合
の、その処理動作について説明する。
【0098】最初に、ユーザからの処理要求として、
“文書1及び文書2に含まれる文書部品オブジェクトま
たは文書内容部で、属性値が「システム詳細説明図スタ
イル」と設定されている対象に対応する処理対象を削除
せよ”という要求が行われると(ステップ1201)、
処理起動受理部810は、ユーザ要求を受理し、この要
求内容である“属性値「システム詳細説明図スタイル」
が設定されている対象に対応する処理対象を削除せよ”
を、処理内容解読部820に渡す(ステップ120
2)。
【0099】処理内容解読部820は、その要求内容を
解読し、この解読の結果得られた処理動作“削除せよ”
及び属性を参照する対象の属性値“システム詳細説明図
スタイル”を、処理実行部840に渡す(ステップ12
03)。
【0100】処理実行部840では、受け取った属性値
“システム詳細説明図スタイル”が設定されている処理
対象に対応する識別子(群)を、文書属性管理部830
に問い合わせし(ステップ1204)、更に文書属性管
理部830は、属性値“システム詳細説明図スタイル”
が設定されている識別子(群)を、文書属性記録部85
0に問い合わせる(ステップ1205)。
【0101】文書属性記録部850では、文書属性管理
部830からの問合わせに対して、属性値“システム詳
細説明図スタイル”が設定されている識別子“文書1の
[31]”という情報を返す(ステップ1206)。
【0102】文書属性管理部830では、文書属性記録
部850から得られた情報を処理実行部840に渡す
(ステップ1207)。
【0103】処理実行部840では、処理対象情報記録
部1100から対応関係情報を得るとともに、この対応
関係情報、および属性を参照する対象である“文書1の
[31]”を文書属性管理部830に渡して、実際の処
理対象を問い合せる(ステップ1208)。
【0104】文書属性管理部830は、その問い合せに
対し、構造化文書保存部160内の構造化文書群を検索
することにより、対応関係情報に適合する対象を実際の
処理対象として返す(ステップ1209)。
【0105】この場合には、対応関係情報は、「実際の
処理の対象は、属性値を参照するための対象を頂点とす
る部分木に含まれるオブジェクト及び内容部全てとす
る」となっているので、文書1の識別子[31]の文書
部品オブジェクトを頂点とする部分木に含まれるオブジ
ェクト及び内容部は、図2(a)から分かるように、識
別子[31]、[310]、[311]の各文書部品オ
ブジェクト、および識別子[310]、[311]の各
文書部品オブジェクトに繋がっている内容部となる。従
って、処理実行部140には、“文書1の[31]、
[310]、[311]及び対応する内容部”が返され
ることとなる。
【0106】処理実行部840では、渡された処理対象
全てに対して、文書属性問合せ部130から既に渡され
ているユーザからの要求“削除”を実行する(ステップ
1210)。
【0107】なお、上記図6に示した第2の実施例の装
置、図8に示した第3の実施例の装置及び図11に示し
た第4の実施例の装置を実現するハードウェア構成は、
図3に示した第1の実施例のブロック図の構成と同様に
なっている。
【0108】また上記第2〜第4の実施例の機能ブロッ
ク図において、処理起動受理部110、810、処理内
容解読部120、820、文書属性問合せ部130、処
理実行部140、840、文書属性管理部830は共に
図3に示したCPU310に対応しており、構造化文書
保存部160、870、処理対象情報記録部600、1
100及び文書属性記録部850は共に図3に示したデ
ィスク330及び主メモリ320に対応している。
【0109】以上説明したように各実施例によれば、同
一の属性値が設定された文書部品オブジェクト及び内容
部に対して、同一の処理(削除、複写など)を施すこと
ができる。
【0110】なお、上述した各実施例では、複数の構造
化文書中から、同一の属性値が設定された文書部品オブ
ジェクト及び内容部を検索し、これらに対して、同一の
処理(削除、複写など)を施すようにしているが、この
発明は、これに限定されることなく、1つの構造化文書
中から、同一の属性値が設定された文書部品オブジェク
ト及び内容部を検索し、これらに対して、同一の処理
(削除、複写など)を施すようにしたものにも、適用さ
れるということは言うまでもない。
【0111】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、同一
の属性値が設定された文書部品オブジェクト及び内容部
に対して、同一の処理を施すことができるので、任意の
文書部品オブジェクト(群)あるいは内容部(群)に対
する、削除、複写などの処理の一致を保証することので
きる構造化文書処理装置を提供することができる。
【0112】また上述したことから、論理的に意味のあ
る複数の文書又は1つの文書における複数の部分文書を
構成する複数の文書部品オブジェクト或いは内容部に対
して、同一の処理を施すことが可能となり、文書に対す
る編集処理を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造化文書処理装置の第1の実施
例を示す機能ブロック図。
【図2】第1の実施例の構造化文書保存部に保存されて
いる構造化文書の一例を示す図。
【図3】図1に示した第1の実施例の装置を実現するた
めのハードウェア構成を示す構成図。
【図4】第1の実施例の文書処理動作を示すフローチャ
ート。
【図5】第1の実施例の文書処理動作を示すフローチャ
ート。
【図6】本発明に係る構造化文書処理装置の第2の実施
例を示す機能ブロック図。
【図7】第2の実施例の文書処理動作を示すフローチャ
ート。
【図8】本発明に係る構造化文書処理装置の第3の実施
例を示す機能ブロック図。
【図9】第3の実施例の文書処理動作を示すフローチャ
ート。
【図10】第3の実施例の文書処理動作を示すフローチ
ャート。
【図11】本発明に係る構造化文書処理装置の第4の実
施例を示す機能ブロック図。
【図12】第3の実施例の文書処理動作を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
110、810…処理起動受理部、120、820…処
理内容解読部、130…文書属性問合せ部、140、8
40…処理実行部、150、860…文書処理部、16
0、870…構造化文書保存部、600…処理対象情報
記録部、830…文書属性管理部、850…文書属性記
録部。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 克明 神奈川県横浜市保土ケ谷区神戸町134番地 横浜ビジネスパーク イーストタワー 富士ゼロックス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の文書部品オブジェクト及び内容部か
    ら構成される構造化文書に対する処理を行う構造化文書
    処理装置において、 少なくとも処理対象に対する処理動作を示す情報が含ま
    れている処理要求内容を解読する処理内容解読手段と、 前記処理内容解読手段により解読された処理要求内容
    に、処理対象の属性値を示す情報が含まれていないとき
    は、当該属性値に対する問い合わせを行う文書属性問合
    せ手段と、 前記文書属性問合せ手段により得られた問合せ結果であ
    る属性値と、前記構造化文書中の単数又は複数の文書部
    品オブジェクト或いは内容部に設定されている属性値と
    が一致している場合は、当該一致した属性値が設定され
    ている文書部品オブジェクト或いは内容部に対して、前
    記処理要求内容に含まれている処理動作を示す情報に従
    った処理を行う処理実行手段とを具えたことを特徴とす
    る構造化文書処理装置。
  2. 【請求項2】属性値を参照するための文書部品オブジェ
    クト或いは内容部と、実際の処理対象の文書部品オブジ
    ェクト或いは内容部との対応関係情報を保持するように
    し、前記処理実行手段は、前記対応関係情報に基づい
    て、前記文書属性問合わせ手段により得られた問合せ結
    果である属性値と同一の属性値を有する実際の処理対象
    を認識し、この認識した処理対象に対して、前記処理要
    求内容に含まれている処理動作に従った処理を行うよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の構造化文書処理
    装置。
  3. 【請求項3】複数の文書部品オブジェクト及び内容部か
    ら構成される構造化文書に対する処理を行う構造化文書
    処理装置において、 前記構造化文書中の文書部品オブジェクト或いは内容部
    に関する文書属性情報の管理を行う文書属性管理手段
    と、 少なくとも処理対象に対する処理動作を示す情報が含ま
    れている処理要求内容を解読する処理内容解読手段と、 前記処理内容解読手段により解読された処理要求内容に
    基づいて、前記文書属性管理手段から、前記処理要求内
    容に含まれている処理対象に対応する属性情報を得て、
    この得た属性情報と、前記構造化文書中の単数又は複数
    の文書部品オブジェクト或いは内容部に設定されている
    属性値とが一致している場合は、当該一致した属性値が
    設定されている文書部品オブジェクト或いは内容部に対
    して、前記処理要求内容に含まれている処理動作に従っ
    た処理を行う処理実行手段とを具えたことを特徴とする
    構造化文書処理装置。
  4. 【請求項4】属性値を参照するための文書部品オブジェ
    クト或いは内容部と、実際の処理対象の文書部品オブジ
    ェクト群或いは内容部群との対応関係情報を保持するよ
    うにし、前記処理実行手段は、前記対応関係情報と、前
    記文書属性管理手段に管理されている文書属性情報とに
    基づいて、実際の処理対象を認識し、この認識した処理
    対象に対して、前記処理要求内容に含まれている処理動
    作に従った処理を行うようにしたことを特徴とする請求
    項3記載の構造化文書処理装置。
JP4207620A 1992-08-04 1992-08-04 構造化文書処理装置 Pending JPH0652163A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8565317B2 (en) 2000-02-29 2013-10-22 Sony Corporation User interface system, scene description generating device and method, scene description converting device and method, recording medium, and sending medium

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8565317B2 (en) 2000-02-29 2013-10-22 Sony Corporation User interface system, scene description generating device and method, scene description converting device and method, recording medium, and sending medium

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