JPH065204Y2 - 鉄筋上運搬台車 - Google Patents

鉄筋上運搬台車

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JPH065204Y2
JPH065204Y2 JP5923186U JP5923186U JPH065204Y2 JP H065204 Y2 JPH065204 Y2 JP H065204Y2 JP 5923186 U JP5923186 U JP 5923186U JP 5923186 U JP5923186 U JP 5923186U JP H065204 Y2 JPH065204 Y2 JP H065204Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は平坦な地面はもとより建設現場の配筋済み鉄筋
上を走行し鉄筋並びに小物資材を運搬する鉄筋上運搬台
車に関する。
〔従来の技術〕
従来、鉄筋工事において鉄筋を逐次継足していくのに既
に配筋された鉄筋上を走行できる適当な鉄筋運搬台車が
なかったために、クレーン等によって鉄筋を一定箇所に
まとめて吊下ろし、その後作業員が1本ずつ配筋箇所に
手運搬していた。
ところで径38mm、長さ12mの鉄筋の場合、重量が約
100kgもあるため、1本の鉄筋を手運搬するのに数名
の作業員を要し、また鉄筋の露出した床面は足場が悪い
ため運搬には危険が伴い作業能率も悪かった。
上記問題を解決するために本願出願人は特願昭60−2
80467号において、鉄筋把持機構を備え、配筋済の
鉄筋上を走行できる鉄筋運搬装置を提案した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで前記鉄筋運搬装置は鉄筋専用の運搬装置である
ため、他の小物資材を運搬するには別種の台車を用いな
ければならないという不便があった。
また鉄筋把持機構は鉄筋受材の上部にピンを軸として把
持金具を自重で回動させ鉄筋受材と把持金具との間に鉄
筋を把持するものであるから、走行中の振動等で把持金
具が開放位置に戻り鉄筋を落下し易い。
また鉄筋の把持は掬い上げ方式なので配筋のピッチの狭
い場合には鉄筋受材が配筋の間隔内に入らず把持しにく
い。
また、長尺鉄筋を並列した2台の運搬装置の各把持装置
で把持して運搬する際、並列する両装置の走行が前後に
ずれると、直線状に抵抗する鉄筋によって把持装置がね
じられ把持機構を破損させる場合がある、等の問題があ
った。
本考案は前記運搬装置の問題点に鑑みてその欠点を一掃
すべく創案されたものであって、その目的とするところ
は、平坦な地面は勿論、配筋済み鉄筋上を自由に走行し
鉄筋と共に小物資材等も同時に運搬でき、把持機構が振
動等によって開放して鉄筋を落下させるおそれがなく、
かつピッチの狭い配筋上でも鉄筋の把持が容易で、さら
に2台の台車を並列して長尺鉄筋を運搬する際、並列す
る両台車の走行が前後にずれても把持装置には無理な力
がかからない鉄筋上運搬台車を提供せんとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために本考案では、水平荷台と、
該水平荷台の後方に延出されたハンドルと、水平荷台の
前部に軸支された左右一対のタイヤ車輪と、該タイヤ車
輪の内側にタイヤ車輪と同軸に軸支された左右一対の円
筒形車輪と、水平荷台の後部に軸支された小径円筒形の
補助車輪とを備えると共に、前記水平荷台の前部に鉄筋
把持装置を装着して鉄筋上運搬台車を構成し、前記鉄筋
把持装置は、鋏状にピン結合され、自重で把持状態に付
勢される鉤状の受けリンク部材と押えリンク部材と、上
記両部材の把持状態を解除する開放リンク部材とから構
成し、なお前記鉄筋把持装置は、自在機構を介し、さら
に好ましくは着脱自在に水平荷台の前部に装着したこと
を特徴としている。
〔作用〕 上記構成により、当該鉄筋上運搬台車は並設された平地
走行用のタイヤ車輪と、鉄筋上走行用のローラ形車輪お
よび小径ローラ形の補助車輪とによって平坦な地面はも
とより配筋済みの鉄筋上をも自由に走行でき、また鉄筋
把持装置と水平荷台とによって鉄筋と小物資材等を同時
に運搬できる。
また鉄筋把持装置は鋏状にリンク結合された上向鉤形の
受け部材と、下向鉤形の押え部材とが自重および鉄筋の
重量で常時挾合方向に付勢されるため、運搬中の振動等
で把持機構が開放し鉄筋を落下させたりする事故が避け
られ、しかも把持装置は掴み上げ方式なのでピッチの狭
い配筋上でも鉄筋の把持が容易である。さらに把持装置
は自在部材によって回動可能であるから、2台の台車を
並列して長尺鉄筋を運搬する際、並列する両台車の走行
が前後しても把持装置に無理な力がかからず、把持装置
の破損を防止することができる。なお把持装置を着脱自
在にすることにより、他種の運搬装置に交換して用途の
多様化を図ることができる。
〔実施例〕
以下本考案を第1図乃至第4図に示す一実施例に基いて
詳細に説明する。
第1図は本考案に係る鉄筋上運搬台車の全体側面図、第
2図は同平面図、第3図は同平面図であって、図に示す
ごとく、枠状に組まれたフレーム1は水平荷台2と、該
水平荷台2の後部から上向傾斜する梃子アーム3とが一
体に形成され、梃子アーム3の後端にハンドル4が取着
されている。なお図中の5は横ステー、6は縦ステーで
ある。水平荷台2の前部にはヨーク7を介して車軸8が
支承され、車軸8の両端には左右一対のタイヤ車輪9が
軸支され、さらに同車軸8にはタイヤ車輪9の各内側に
左右一対の円筒形車輪10が軸支されている。タイヤ車
輪9は平地走行用で通常の空気入ゴムタイヤ車輪であ
り、円筒形車輪10は鉄筋上走行用で円筒状の金属製踏
面を有し、タイヤ車輪9よりやや小径である。また水平
荷台2の後部には小径長円筒状の金属製踏面を有する補
助車輪11がブラケット12を介して軸支されている。
水平荷台2の前部には支柱13が立設され、支柱13の
上端には軸14aを中心に回動可能な自在機構14を介
して鉄筋把持装置15が装着されている。
鉄筋把持装置15は第4図に詳細を示すように、上向鉤
状の受けリンク部材16と下向鉤状の押えリンク部材1
7とが鋏状に中間点をピン18で結合され、押えリンク
部材17の基端は自在機構14に着脱自在にボルト1
9,20で取着されたベースブロック21にピン22で
結合され、受けリンク部材16の基端はベースブロック
21にピン23で中間点を結合されたL字状の開放リン
ク部材24の一端にピン25で結合されて成り、開放リ
ンク部材24の自由端はワイヤ26の先端に連結され、
ワイヤ26の後端は縦ステー6後端に固着されたアイ2
7に止着されている。なお受けリンク部材16および押
えリンク部材17の鉤状の各把持部は両リンク部材1
6,17に固着したアングル材16a,17aで成る。
そして把持装置15は第1図乃至第3図に示す鉄筋28
の運搬時、両リンク部材16,17は自身の自重および
鉄筋28の重量によって垂下しようとする作用力で自動
的に把持状態に付勢される。
叙上の構成の鉄筋上運搬台車によって鉄筋を運搬するに
は、まず当該運搬台車のハンドル4を持上げ、格子状に
配筋されている縦,横鉄筋28′,28″の縦鉄筋2
8′上に載乗している前部の円筒形車輪10を支点とし
て台車を前倒し、縦鉄筋28′上に横積された鉄筋24
に鉄筋把持装置15を近付ける。そしてワイヤ26を手
で引けば開放リンク部材24がピン23を軸として回動
し、第4図に二点鎖線で示すように受けリンク部材16
と押えリンク部材17は開放する。そこで両部材16,
17間に鉄筋28を挿入しワイヤ26から手を離せば第
4図に実線で示すように両リンク部材16,17は自重
で挾合し鉄筋28を掴む。次いでハンドル4を下げて台
車を水平姿勢に戻せば把持装置15は両リンク部材1
6,17にさらに鉄筋28の重量が加わり鉄筋28は確
実に把持され、運搬中の振動等で把持装置15が開放し
鉄筋28を落下させる事故が避けられる。そして把持装
置15は掴み上げ方式で鉄筋下部に受けリンク部材17
を挿入しなくてもよいためピッチの狭い配筋上でも鉄筋
の把持に支障がない。
鉄筋28を把持した台車は通常ハンドル4を持上げ補助
車輪11をやや浮かせ縦鉄筋28上に円筒形車輪10を
転動させて所定箇所まで鉄筋28を運搬する。ここで小
物資材等を同時に運搬する場合は水平荷台2に載置した
板材29上に資材を乗せて運搬する。途中縦鉄筋28′
上にある横鉄筋等を横切る場合は円筒形車輪10より大
径で弾性のあるタイヤ車輪9が先に横鉄筋等に乗上げ円
筒形車輪10を浮かせるので大きな衝撃もなくこれを乗
越すことができる。また大きな障害物を横断する場合は
補助車輪11を接地させ、梃子アーム3を利用して前部
円筒形車輪10を浮かせて障害物を跨がせ次に前部円筒
形車輪10を接地させて補助車輪11を跨がせ通過する
ことができる。
長尺鉄筋を運搬する場合は2台の台車を並列し、各把持
装置15で1本の長尺鉄筋を2箇所で把持し両台車を並
列走行して運搬する。運搬中2台の台車の走行速度がず
れて前後が生じても各把持装置15は自在機構14が軸
14a上を回動してずれに対応するため、把持装置15
に無理な力がかからず把持装置15の破損が防止され
る。
所定箇所に着いたらハンドル4を持ち上げて台車を前倒
しワイヤ26を引けば受けリンク部材16と押え部材1
7は開放し鉄筋28は放出される。
なお、径が大巾に異なる鉄筋や、コンクリート打設パイ
プ等の別種資材を運搬する際にはベースブロック21の
部位で前記把持装置15を支柱13から取外し、別種資
材に見合った運搬装置を換装して運搬することも可能で
ある。
以上詳述したように本考案によれば、水平荷台と、該水
平荷台の後方に延出されたハンドルと、水平荷台の前部
に軸支された左右一対のタイヤ車輪と、該タイヤ車輪の
内側にタイヤ車輪と同時に軸支された左右一対の円筒形
車輪と、水平荷台の後部に軸支された小径円筒形の補助
車輪とを備えると共に、前記水平荷台の前部に鉄筋把持
装置を装着して鉄筋上運搬台車を構成し、前記鉄筋把持
装置は、鋏状にピン結合され、自重で把持状態に付勢さ
れる鉤状の受けリンク部材と押えリンク部材と、上記両
部材の把持状態を解除する開放リンク部材とから構成し
たため、平坦な地面は勿論、配筋済み鉄筋上を自由に走
行し、鉄筋と共に小物資材等も同時に運搬でき、鉄筋、
小物資材の運搬の安全、省力化、作業能率の向上が達成
され、また鉄筋把持装置は走行中の振動等によって開放
することなく鉄筋を確実に把持するため鉄筋の落下事故
を防止することができる。そして鉄筋把持装置は掴み上
げ方式であるからピッチの狭い配筋上でも鉄筋の把持が
容易である。
さらに鉄筋把持装置を自在機構を介して台車に装着する
ことにより、2台の台車を並列して長尺鉄筋を運搬する
際、並列する両台車の走行が前後にずれても、このずれ
に自在機構が対応し把持装置に無理な力がかからず把持
機構の破損が防止される。
さらに鉄筋把持装置を着脱自在に台車に装着することに
より、通常の鉄筋以外の別種資材を運搬する際には前記
鉄筋把持装置を取外して適宜適当な運搬装置に換装して
運搬することができ、用途の拡大が図れる等実用上の効
果は多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る鉄筋上運搬台車の一実施例を示し、
第1図は全体側面図、第2図は同平面図、第3図は同正
面図、第4図は鉄筋把持機構の詳細側面図である。 2……水平荷台、4……ハンドル、9……タイヤ車輪、
10……円筒形車輪、11……補助車輪、14……自在
機構、15……鉄筋把持装置、16……受けリンク部
材、17……押えリンク部材、24……開放リンク部
材。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平荷台と、該水平荷台の後方に延出され
    たハンドルと、水平荷台の前部に軸支された左右一対の
    タイヤ車輪と、該タイヤ車輪の内側にタイヤ車輪と同軸
    に軸支された左右一対の円筒形車輪と、水平荷台の後部
    に軸支された小径円筒形の補助車輪とを備えると共に、
    前記水平荷台の前部に鉄筋把持装置を装着したことを特
    徴とする鉄筋上運搬台車。
  2. 【請求項2】前記鉄筋把持装置は、鋏状にピン結合さ
    れ、自重で把持状態に付勢される鉤状の受けリンク部材
    と押えリンク部材と、上記両部材の把持状態を解除する
    開放リンク部材とから成ることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の鉄筋上運搬台車。
  3. 【請求項3】前記鉄筋把持装置は、自在機構を介して水
    平荷台の前部に装着されていることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項または第2項記載の鉄筋上運搬
    台車。
  4. 【請求項4】前記鉄筋把持装置は、着脱自在に水平荷台
    の前部に装着されていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の鉄筋上運
    搬台車。
JP5923186U 1986-04-18 1986-04-18 鉄筋上運搬台車 Expired - Lifetime JPH065204Y2 (ja)

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JPH0737925Y2 (ja) * 1987-05-18 1995-08-30 株式会社愛星特発大阪 ビニ−ルハウス用手押式運搬車
CN109795852A (zh) * 2018-12-10 2019-05-24 中车大连机车车辆有限公司 轨道运输车

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JPS62170308U (ja) 1987-10-29

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