JPH0651949U - 電磁カウンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁カウンタの動作確認を行う。 【構成】 筐体１内の電磁コイルＬの後段に出力回路２
が接続され、電磁コイルＬの動作と共に、出力回路２の
出力が出力端Ｏから出力される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば自動販売機や複写機等に取り付けて利用回数を計数する電磁 カウンタに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、自動販売機や複写機等のシステムの動作回数を計数する電磁カウンタは 、システムが動作するごとに電磁コイルに通電し、そこに発生する電磁力を鉄心 に作用させて数字車を回転させ、計数表示を１つずつ加進するようになっている 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、計数に応じて全額を回収するシステムになっている場合には、 電磁カウンタの入力が切離されると電磁カウンタは不作動になるので、不正使用 がなされる虞れがある。

【０００４】 本考案の目的は、上述の問題点を解消し、電磁カウンタの入力端が切離された 場合に、警報として使用し得る出力端を備えた電磁カウンタを提供することにあ る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するための本考案に係る電磁カウンタは、筐体内に内蔵した 電磁コイルに通電して計数を行う電磁カウンタにおいて、前記電磁コイルへの入 力端を前記筐体に設け前記電磁コイルの後段に出力回路を組み込み、該出力回路 の出力端を前記筐体に設けたことを特徴とするものである。

【０００６】

【作用】

上述の構成を有する電磁カウンタは、電磁コイルの後段に出力回路を組み込み 、電磁コイルに通電がなされると、出力回路から出力端を介して出力がなされる 。

【０００７】

【実施例】

本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図１は本実施例の回路構成図であり、筐体１に入力端Ｉが設けられ電磁コイル Ｌが接続されている。電磁コイルＬの後段に出力回路２が接続され、出力回路２ の出力は筐体１に設けた出力端Ｏを介して外部に出力できるようになっている。 なお、出力回路２は抵抗R1、R2、R3、コンデンサＣ、ダイオードＤ、トランジス タTrによる増幅回路から構成されている。

【０００８】 計数信号として入力端Ｉに入力する入力信号は、電磁コイルＬを励磁して図示 しない鉄心を動作させて数字車を回転させることにより計数を行い、同時に出力 回路２の回路素子を動作させて出力端Ｏに出力する。この場合には、出力端Ｏか らの出力の大きさはトランジスタTrに外部から加える図示しない直流電圧の大き さによって決定される。

【０００９】 この電磁カウンタへの入力信号を図示しない別の例えば論理積回路の一端に接 続し、出力回路２の出力端Ｏからの出力を論理積回路の他端に接続すれば、電磁 カウンタへの入力信号と出力端Ｏからの出力が同時入力すると論理積回路からの 出力が得られる。従って、入力信号が入る度に論理積回路から出力がなされれば 、電磁カウンタは正常に作動していると判断できるが、入力信号があっても論理 積回路からの出力がなければ電磁カウンタに異常があると判断でき、警報等を発 することができる。

【００１０】

【考案の効果】

以上説明したように本考案に係る電磁カウンタは、電磁コイルの後段に出力回 路が組み込まれ、電磁コイルへの入力信号が回路素子を動作し出力信号となるた め、この出力信号を他の回路に接続して動作の確認を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】回路構成図である。

【符号の説明】

１ 筐体 ２ 出力回路 Ｌ 電磁コイル Ｉ 入力端 Ｏ 出力端

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 筐体内に内蔵した電磁コイルに通電して
   計数を行う電磁カウンタにおいて、前記電磁コイルへの
   入力端を前記筐体に設け前記電磁コイルの後段に出力回
   路を組み込み、該出力回路の出力端を前記筐体に設けた
   ことを特徴とする電磁カウンタ。