JPH065176Y2 - タイプライタの原点位置検出装置 - Google Patents
タイプライタの原点位置検出装置Info
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- JPH065176Y2 JPH065176Y2 JP1984199596U JP19959684U JPH065176Y2 JP H065176 Y2 JPH065176 Y2 JP H065176Y2 JP 1984199596 U JP1984199596 U JP 1984199596U JP 19959684 U JP19959684 U JP 19959684U JP H065176 Y2 JPH065176 Y2 JP H065176Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は複数の活字素子を有する活字ホイールが載置
されたキャリッジをキャリッジ用ステップモータにより
プラテンに沿って移動させるとともに、活字選択モータ
により活字ホイールを回転させて活字素子を選択した
後、その活字素子を叩打し、同活字素子と印字リボンと
の協同により前記プラテン上の印字用紙に印字を行うよ
うにしたタイプライタに関するものである。
されたキャリッジをキャリッジ用ステップモータにより
プラテンに沿って移動させるとともに、活字選択モータ
により活字ホイールを回転させて活字素子を選択した
後、その活字素子を叩打し、同活字素子と印字リボンと
の協同により前記プラテン上の印字用紙に印字を行うよ
うにしたタイプライタに関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の装置は、例えば第9図に示すように、プ
ラテン(図示しない)に沿って移動可能に支持されたキ
ャリッジ1上にモータ3を載置し、そのモータ3によっ
て活字ホイール4が回転駆動されることにより、活字素
子5を選択するようになっている。そして、この従来装
置においては、前記モータ3のモータ軸3aの端部に取
付けられた作動片6と、前記キャリッジ1上に設けたホ
トインタラプタからなるセンサ7との協働により、前記
活字ホイール4の原点位置を検出し、一方、前記キャリ
ッジ1の移動に伴い、キャリッジ1の一部が係合するタ
イプライタフレーム8上のマイクロスイッチ9により、
キャリッジ1の原点位置を検出するようになっている。
ラテン(図示しない)に沿って移動可能に支持されたキ
ャリッジ1上にモータ3を載置し、そのモータ3によっ
て活字ホイール4が回転駆動されることにより、活字素
子5を選択するようになっている。そして、この従来装
置においては、前記モータ3のモータ軸3aの端部に取
付けられた作動片6と、前記キャリッジ1上に設けたホ
トインタラプタからなるセンサ7との協働により、前記
活字ホイール4の原点位置を検出し、一方、前記キャリ
ッジ1の移動に伴い、キャリッジ1の一部が係合するタ
イプライタフレーム8上のマイクロスイッチ9により、
キャリッジ1の原点位置を検出するようになっている。
ところが、この従来構成においては、活字ホイール4及
びキャリッジ1の原点位置検出のためにそれぞれホトイ
ンタラプタ及びマイクロスイッチという高価な検出素子
が使用されているので、検出装置の製造コストが高くな
るという問題があった。
びキャリッジ1の原点位置検出のためにそれぞれホトイ
ンタラプタ及びマイクロスイッチという高価な検出素子
が使用されているので、検出装置の製造コストが高くな
るという問題があった。
(目的) この考案は上記の問題を解決するためになされたもので
あり、その目的は活字ホイール及びキャリッジの原点位
置を確実に検出することができるとともに、安価に製造
できる原点位置検出装置を提供することにある。
あり、その目的は活字ホイール及びキャリッジの原点位
置を確実に検出することができるとともに、安価に製造
できる原点位置検出装置を提供することにある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するためにこの考案においては、キャ
リッジの移動に伴い、検出スイッチをON,OFFし、
それによりキャリッジの原点位置を検出するための第1
の作動片と、活字ホイールに設けられた基点位置検出部
材と、キャリッジに設けられ、基点位置検出部材の回転
軌跡より外方の不作用位置と回転軌跡より内方の作用位
置との間で移動可能な作動部材と、タイプライタのフレ
ーム上に設けられ、キャリッジの移動に伴って、作動部
材に係合してその作動部材を作用位置に移動させる第2
の作動片と、検出スイッチに接続され、キャリッジを第
2の作動片に向かって移動させた時、検出スイッチから
ONされた旨の信号を入力してからキャリッジ用ステッ
プモータを少なくとも一方向へ所定ステップ分だけ駆動
して、第2の作動片を作動部材に係合させる第1制御手
段と、その第1制御手段によりキャリッジ用ステップモ
ータが検出スイッチのON後に所定ステップ分だけ駆動
された後、活字選択モータを駆動して活字ホールを正回
転させ、基点位置検出部材を作動部材に係合させて活字
選択モータを脱調させ、活字ホイールを基点位置に配置
する第2制御手段と、その第2制御手段により活字選択
モータが脱調させられた後、活字選択モータを所定量逆
回転させて、基点位置検出部材と作動部材との係合を解
除するとともに、活字ホイールを原点位置に配置する第
3制御手段と、その第3制御手段により活字ホイールが
原点位置に配置された後、前記キャリッジ用ステップモ
ータを他方向へ駆動してキャリッジを第2の作動片から
離れる方向へ移動させ、第2の作動片と作動部材との係
合を解除するとともに、キャリッジを原点位置に向かっ
て移動させる第4制御手段とを備えている。
リッジの移動に伴い、検出スイッチをON,OFFし、
それによりキャリッジの原点位置を検出するための第1
の作動片と、活字ホイールに設けられた基点位置検出部
材と、キャリッジに設けられ、基点位置検出部材の回転
軌跡より外方の不作用位置と回転軌跡より内方の作用位
置との間で移動可能な作動部材と、タイプライタのフレ
ーム上に設けられ、キャリッジの移動に伴って、作動部
材に係合してその作動部材を作用位置に移動させる第2
の作動片と、検出スイッチに接続され、キャリッジを第
2の作動片に向かって移動させた時、検出スイッチから
ONされた旨の信号を入力してからキャリッジ用ステッ
プモータを少なくとも一方向へ所定ステップ分だけ駆動
して、第2の作動片を作動部材に係合させる第1制御手
段と、その第1制御手段によりキャリッジ用ステップモ
ータが検出スイッチのON後に所定ステップ分だけ駆動
された後、活字選択モータを駆動して活字ホールを正回
転させ、基点位置検出部材を作動部材に係合させて活字
選択モータを脱調させ、活字ホイールを基点位置に配置
する第2制御手段と、その第2制御手段により活字選択
モータが脱調させられた後、活字選択モータを所定量逆
回転させて、基点位置検出部材と作動部材との係合を解
除するとともに、活字ホイールを原点位置に配置する第
3制御手段と、その第3制御手段により活字ホイールが
原点位置に配置された後、前記キャリッジ用ステップモ
ータを他方向へ駆動してキャリッジを第2の作動片から
離れる方向へ移動させ、第2の作動片と作動部材との係
合を解除するとともに、キャリッジを原点位置に向かっ
て移動させる第4制御手段とを備えている。
(作用) 従って、キャリッジを第2の作動片に向かって移動させ
た時、第1制御手段が、検出スイッチから第1の作動片
によりONされた旨の信号を入力してからキャリッジ用
ステップモータを少なくとも一方向へ所定ステップ分だ
け駆動する。このことにより、キャリッジの作動部材が
第2の作動片と係合して作用位置に移動される。
た時、第1制御手段が、検出スイッチから第1の作動片
によりONされた旨の信号を入力してからキャリッジ用
ステップモータを少なくとも一方向へ所定ステップ分だ
け駆動する。このことにより、キャリッジの作動部材が
第2の作動片と係合して作用位置に移動される。
その後、第2制御手段が活字選択モータを駆動して活字
ホールを正回転させる。このことにより、基点位置検出
部材が作用位置にある作動部材に係合して活字選択モー
タが脱調するとともに、活字ホイールが基点位置へ配置
される。
ホールを正回転させる。このことにより、基点位置検出
部材が作用位置にある作動部材に係合して活字選択モー
タが脱調するとともに、活字ホイールが基点位置へ配置
される。
次に、第3制御手段が活字選択モータを所定量逆回転さ
せる。このことにより、基点位置検出部材と作動部材と
の係合が解除されるとともに、活字ホイールが原点位置
に配置される。
せる。このことにより、基点位置検出部材と作動部材と
の係合が解除されるとともに、活字ホイールが原点位置
に配置される。
最後に、第4制御手段がキャリッジ用ステップモータを
他方向へ駆動してキャリッジを第2の作動片から離れる
方向へ移動させる。このことにより、第2の作動片と作
動部材との係合が解除されるとともに、キャリッジが原
点位置に向かって移動される。
他方向へ駆動してキャリッジを第2の作動片から離れる
方向へ移動させる。このことにより、第2の作動片と作
動部材との係合が解除されるとともに、キャリッジが原
点位置に向かって移動される。
このように、この考案では活字ホイールの基点位置検出
後に基点位置検出部材と作動部材との係合が解除される
ので、前記活字ホイールが基点位置に誤ってロックされ
たままになるおそれを未然に防止できるばかりでなく、
活字ホイールの基点位置及びキャリッジの原点位置を確
実に検出することができる。また、キャリッジの原点位
置及び活字ホイールの基点位置を検出するために、それ
ぞれの部材に対応して検出スイッチを設ける必要がな
く、構成を簡略化して安価に製造することができる。更
に、キャリッジをストッパ等で強制的に当接させ停止さ
せるものではないためキャリッジ用ステップモータが脱
調をおこして騒音、振動等を生ずることがなくなる。
後に基点位置検出部材と作動部材との係合が解除される
ので、前記活字ホイールが基点位置に誤ってロックされ
たままになるおそれを未然に防止できるばかりでなく、
活字ホイールの基点位置及びキャリッジの原点位置を確
実に検出することができる。また、キャリッジの原点位
置及び活字ホイールの基点位置を検出するために、それ
ぞれの部材に対応して検出スイッチを設ける必要がな
く、構成を簡略化して安価に製造することができる。更
に、キャリッジをストッパ等で強制的に当接させ停止さ
せるものではないためキャリッジ用ステップモータが脱
調をおこして騒音、振動等を生ずることがなくなる。
(実施例) 以下、この考案を具体化したタイプライタの一実施例を
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
第2図に示すように、フレーム11の左右両側壁12,
13間には断面ほぼU字状をなす前後一対の連結枠1
4,15が架設固定されている。第2図に示すように、
前方連結枠15のさらに前方には多数のキーKを列設し
たキーボードBが配設されている。また、後方の連結枠
14上において両側壁12,13間にはプラテン16が
回転可能に支持されている。そして、このプラテン16
に印字用紙(図示しない)が周回された状態でそのプラ
テン16が回転されることにより、前記印字用紙に送り
力が付与される。前記プラテン16と平行に延びるよう
にフレーム11にはガイド軸17が架設され、そのガイ
ド軸17には金属板にて折曲形成したキャリッジ18が
その後部において前記プラテン6に沿って移動可能に支
持されている。また、このキャリッジ18の前部に設け
たガイド片19が前記前方連結枠15の上部に移動可能
に遊嵌されている。
13間には断面ほぼU字状をなす前後一対の連結枠1
4,15が架設固定されている。第2図に示すように、
前方連結枠15のさらに前方には多数のキーKを列設し
たキーボードBが配設されている。また、後方の連結枠
14上において両側壁12,13間にはプラテン16が
回転可能に支持されている。そして、このプラテン16
に印字用紙(図示しない)が周回された状態でそのプラ
テン16が回転されることにより、前記印字用紙に送り
力が付与される。前記プラテン16と平行に延びるよう
にフレーム11にはガイド軸17が架設され、そのガイ
ド軸17には金属板にて折曲形成したキャリッジ18が
その後部において前記プラテン6に沿って移動可能に支
持されている。また、このキャリッジ18の前部に設け
たガイド片19が前記前方連結枠15の上部に移動可能
に遊嵌されている。
第2図に示すように前記後方連結枠14の後面右側には
キャリッジ移動用のモータ20が取付けられるととも
に、前記後方連結枠14内にはそのモータ20の回転に
伴い、駆動ギア21,被動ギア22を介して回転駆動さ
れる駆動プーリ23が配設されている。この駆動プーリ
23及びフレーム11の左側部に回転可能に支持した被
動プーリ(図示しない)の間には第3図に示すワイヤ2
4が周回され、そのワイヤ24の一部が前記キャリッジ
18に固定されている。そして、前記駆動プーリ23の
回転に伴い、被動プーリ及びワイヤ24を介してキャリ
ッジ18がプラテン16に沿って移動される。
キャリッジ移動用のモータ20が取付けられるととも
に、前記後方連結枠14内にはそのモータ20の回転に
伴い、駆動ギア21,被動ギア22を介して回転駆動さ
れる駆動プーリ23が配設されている。この駆動プーリ
23及びフレーム11の左側部に回転可能に支持した被
動プーリ(図示しない)の間には第3図に示すワイヤ2
4が周回され、そのワイヤ24の一部が前記キャリッジ
18に固定されている。そして、前記駆動プーリ23の
回転に伴い、被動プーリ及びワイヤ24を介してキャリ
ッジ18がプラテン16に沿って移動される。
なお、前記キャリッジ移動用のモータ20はA〜D相か
らなる4個の固定子励磁相を備えたステップモータから
構成され、1200ステップ分の回転によりキャリッジ
18がその移動範囲の最左端から最右端まで移動され
る。
らなる4個の固定子励磁相を備えたステップモータから
構成され、1200ステップ分の回転によりキャリッジ
18がその移動範囲の最左端から最右端まで移動され
る。
第3,4図に示すように前記キャリッジ18の後部に固
定されたモータブラケット25の前部にはステップモー
タからなる活字選択モータ26が支持されるとともに、
そのモータブラケット25の後側面には従動ギア27が
回転可能に支持され、この活字選択モータ26の回転に
伴い、モータブラケット25を貫通して延びるモータ軸
上の駆動ギア28との噛合を介して前記従動ギア27が
正逆回転される。この従動ギア27の後面中央に突設し
た軸29には放射状に延びる多数の活字素子30a(こ
の実施例では96個)を有する活字担持体30が回転可
能に支持され、各活字素子30aの外端には活字(図示
しない)が形成されている。なお、前記活字担持体30
は偏平箱状のケース35内に収容され、そのケース35
とともに前記軸29に着脱し得るようになっている。ま
た、前記活字担持体30,従動ギア27及び軸29によ
り活字ホイールWが構成されている。
定されたモータブラケット25の前部にはステップモー
タからなる活字選択モータ26が支持されるとともに、
そのモータブラケット25の後側面には従動ギア27が
回転可能に支持され、この活字選択モータ26の回転に
伴い、モータブラケット25を貫通して延びるモータ軸
上の駆動ギア28との噛合を介して前記従動ギア27が
正逆回転される。この従動ギア27の後面中央に突設し
た軸29には放射状に延びる多数の活字素子30a(こ
の実施例では96個)を有する活字担持体30が回転可
能に支持され、各活字素子30aの外端には活字(図示
しない)が形成されている。なお、前記活字担持体30
は偏平箱状のケース35内に収容され、そのケース35
とともに前記軸29に着脱し得るようになっている。ま
た、前記活字担持体30,従動ギア27及び軸29によ
り活字ホイールWが構成されている。
前記モータブラケット25に固定されたハンマブラケッ
ト31にはハンマ軸32により印字ハンマ33が回動可
能に支持され、その回動に伴って前記印字素子30aの
活字形成部の裏面をプラテン16に向かって叩打し得る
ようになっている。前記キャリッジ18上には第2,4
図に示すリボンカセット34が装着され、その後部両端
のガイド部間には印字リボンRの一部が張設状態で露出
され、前記プラテン16の印字面に対向配置されてい
る。
ト31にはハンマ軸32により印字ハンマ33が回動可
能に支持され、その回動に伴って前記印字素子30aの
活字形成部の裏面をプラテン16に向かって叩打し得る
ようになっている。前記キャリッジ18上には第2,4
図に示すリボンカセット34が装着され、その後部両端
のガイド部間には印字リボンRの一部が張設状態で露出
され、前記プラテン16の印字面に対向配置されてい
る。
そして、印字信号に基づいて前記活字ホイールWが回転
駆動されることにより、所定の活字素子30aの活字が
プラテン16の印字面と対向する位置に選択配置され
る。この実施例では活字選択モータ26の2ステップ分
の回転で1文字が選択される。この状態で第4図に示す
印字ハンマ31が作動されることにより、印字リボンR
を介して印字用紙上に文字が印字される。
駆動されることにより、所定の活字素子30aの活字が
プラテン16の印字面と対向する位置に選択配置され
る。この実施例では活字選択モータ26の2ステップ分
の回転で1文字が選択される。この状態で第4図に示す
印字ハンマ31が作動されることにより、印字リボンR
を介して印字用紙上に文字が印字される。
第4,5図に示すように、前記従動ギア27の前面には
活字ホイールWの基点を検出するための基点位置検出部
材としての検出突起36が一体形成されている。また、
前記モータブラケット25の後面には合成樹脂材料にて
4腕状に形成した作動部材37がその第1腕部38の自
由端において回動可能に支持され、第2腕部39の自由
端には前記検出突起36に係脱し得る係合部40が形成
されている。この作動部材37の第3腕部41の自由端
と前記モータブラケット25に突設したばね掛け片42
との間にはばね43が掛装されている。そして、そのば
ね43により作動部材37が第4図の反時計方向へ回動
付勢され、常にはその作動部材37の側縁が前記ばね掛
け片42に係合するとともに、検出突起36の回転軌跡
の外方に位置する不作用位置に配置されている。なお、
第4腕部44は薄板状に形成され、作動部材37の中間
部から下方へ向かって延びている。この第4腕部44の
自由端に対向して前記キャリッジ18には透孔45が形
成されている。
活字ホイールWの基点を検出するための基点位置検出部
材としての検出突起36が一体形成されている。また、
前記モータブラケット25の後面には合成樹脂材料にて
4腕状に形成した作動部材37がその第1腕部38の自
由端において回動可能に支持され、第2腕部39の自由
端には前記検出突起36に係脱し得る係合部40が形成
されている。この作動部材37の第3腕部41の自由端
と前記モータブラケット25に突設したばね掛け片42
との間にはばね43が掛装されている。そして、そのば
ね43により作動部材37が第4図の反時計方向へ回動
付勢され、常にはその作動部材37の側縁が前記ばね掛
け片42に係合するとともに、検出突起36の回転軌跡
の外方に位置する不作用位置に配置されている。なお、
第4腕部44は薄板状に形成され、作動部材37の中間
部から下方へ向かって延びている。この第4腕部44の
自由端に対向して前記キャリッジ18には透孔45が形
成されている。
第3,5図に示すように、前記キャリッジ18の左側部
に突設した支持片18a上には平行に延びる一対のリー
フ状の接点46を備えた原点検出スイッチ47がねじ4
7aにより取付けられ、外方の接点46にはほぼL字状
をなす係合片48が突設されている。また、各接点46
はキャリッジ18の移動方向に対して右向き約45度の
角度で斜交する位置に配置されている。
に突設した支持片18a上には平行に延びる一対のリー
フ状の接点46を備えた原点検出スイッチ47がねじ4
7aにより取付けられ、外方の接点46にはほぼL字状
をなす係合片48が突設されている。また、各接点46
はキャリッジ18の移動方向に対して右向き約45度の
角度で斜交する位置に配置されている。
第2,3,5,6図に示すように、フレーム11の左側
壁12には金属板にて折曲形成した検出部材49が取付
けられ、その検出部材49には右方へ突出する第1及び
第2の作動片50,51が一体形成されている。そし
て、第6図に示すように、前記キャリッジ18の移動に
伴い、第1の作動片50が前記検出スイッチ47の係合
片48に係脱し、各接点46を介して検出スイッチ47
がON,OFFされる。また、前記検出スイッチ47が
ONされた後におけるキャリッジ18のオーバーランに
伴い、第2の作動片51が前記透孔45を貫通して作動
部材37の第4腕部44に係合し、その作動部材37が
ばね43の付勢力に抗して第4図の時計方向へ回動さ
れ、係合部40が検出突起36の回転軌跡内に位置する
作用位置まで移動される。この状態で前記活字ホイール
Wが第4図の時計方向へ正回転されて、検出突起36が
係合部40に係合されることにより、活字選択モータ2
6が脱調されて、そのモータ26及び活字ホイールWの
回転が停止される。
壁12には金属板にて折曲形成した検出部材49が取付
けられ、その検出部材49には右方へ突出する第1及び
第2の作動片50,51が一体形成されている。そし
て、第6図に示すように、前記キャリッジ18の移動に
伴い、第1の作動片50が前記検出スイッチ47の係合
片48に係脱し、各接点46を介して検出スイッチ47
がON,OFFされる。また、前記検出スイッチ47が
ONされた後におけるキャリッジ18のオーバーランに
伴い、第2の作動片51が前記透孔45を貫通して作動
部材37の第4腕部44に係合し、その作動部材37が
ばね43の付勢力に抗して第4図の時計方向へ回動さ
れ、係合部40が検出突起36の回転軌跡内に位置する
作用位置まで移動される。この状態で前記活字ホイール
Wが第4図の時計方向へ正回転されて、検出突起36が
係合部40に係合されることにより、活字選択モータ2
6が脱調されて、そのモータ26及び活字ホイールWの
回転が停止される。
次に、この実施例における電気ブロツク回路について第
1図に従って説明する。同図において、52は中央処理
装置(以下、CPUという)であって、そのCPU52
にはタイプライタ全体の作動を制御するためのプログラ
ムに記憶したリードオンリメモリ(ROM)53及びラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)54が接続されてい
る。
1図に従って説明する。同図において、52は中央処理
装置(以下、CPUという)であって、そのCPU52
にはタイプライタ全体の作動を制御するためのプログラ
ムに記憶したリードオンリメモリ(ROM)53及びラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)54が接続されてい
る。
そして、キーボードB上の所定のキー操作によりキャリ
ッジリターン信号等が入力された時、前記CPU52は
前記ROM53のプログラムを読み出し、モータドライ
バ55を介してキャリッジ移動用モータ20に駆動信号
を出力する。このモータ20によるキャリッジ18の左
方移動に伴い、検出スイッチ47の係合片48が第1の
作動片50に係合することにより、前記検出スイッチ4
7からCPU52にON状態またはOFF状態を示す検
出信号が入力される。そして、この状態において、CP
U52はモータドライバ56を介して活字選択モータ2
6に駆動信号を出力する。
ッジリターン信号等が入力された時、前記CPU52は
前記ROM53のプログラムを読み出し、モータドライ
バ55を介してキャリッジ移動用モータ20に駆動信号
を出力する。このモータ20によるキャリッジ18の左
方移動に伴い、検出スイッチ47の係合片48が第1の
作動片50に係合することにより、前記検出スイッチ4
7からCPU52にON状態またはOFF状態を示す検
出信号が入力される。そして、この状態において、CP
U52はモータドライバ56を介して活字選択モータ2
6に駆動信号を出力する。
次に、上記のように構成されたタイプライタの作用を主
に第7,8図に従って説明する。なお、この実施例にお
いては、第8図に示すように、キャリッジ移動用モータ
20のCD相が励磁状態にあって前記検出スイッチ47
がONされてキャリッジ18の原点が検出されるように
設定されている。そして、各励磁相がAD,CD,B
C,ABの順に励磁される時、キャリッジ18が第2図
の右方に移動され、AB,BC,CD,ADの順に励磁
される時にはキャリッジ18が左方へ移動される。ま
た、作用中において検出スイッチ47のONまたはOF
Fの判別は、検出スイッチ47の出力するON状態また
はOFF状態により判別される。
に第7,8図に従って説明する。なお、この実施例にお
いては、第8図に示すように、キャリッジ移動用モータ
20のCD相が励磁状態にあって前記検出スイッチ47
がONされてキャリッジ18の原点が検出されるように
設定されている。そして、各励磁相がAD,CD,B
C,ABの順に励磁される時、キャリッジ18が第2図
の右方に移動され、AB,BC,CD,ADの順に励磁
される時にはキャリッジ18が左方へ移動される。ま
た、作用中において検出スイッチ47のONまたはOF
Fの判別は、検出スイッチ47の出力するON状態また
はOFF状態により判別される。
さて、キャリッジ18及び活字ホイールWの原点を検出
する場合には、まず、第7図のステップS1で検出スイ
ッチ47がONされているか否かが判別され、その結果
がNOであれば、ステップS3に進む。一方、その結果
がYESであれば、次のステップS2でキャリッジ18
がモータ20の30ステップ相当量、第2図の右方へ移
動される。次のステップS3で前記検出スイッチ47の
ON,OFFが確認され、ONの場合にはステップS1
0に進んでブザー等によるエラー処理が実行される。ま
た、OFFの場合にはステップS4に進み、活字担持体
30を従動ギア27上の軸29に確実に連結するため
に、活字選択モータ26が所定方向へ2回転される。
する場合には、まず、第7図のステップS1で検出スイ
ッチ47がONされているか否かが判別され、その結果
がNOであれば、ステップS3に進む。一方、その結果
がYESであれば、次のステップS2でキャリッジ18
がモータ20の30ステップ相当量、第2図の右方へ移
動される。次のステップS3で前記検出スイッチ47の
ON,OFFが確認され、ONの場合にはステップS1
0に進んでブザー等によるエラー処理が実行される。ま
た、OFFの場合にはステップS4に進み、活字担持体
30を従動ギア27上の軸29に確実に連結するため
に、活字選択モータ26が所定方向へ2回転される。
次に、ステップS5からステップS9までの処理が繰り
返し行われる。すなわち、ステップS5及びS6でキャ
リッジ18がモータ20の1ステップ相当量ずつ第2,
6図の左方へ移動される毎に検出スイッチ47がONさ
れたか否かが判別される。ここで、キャリッジ18の左
方移動に伴い、検出スイッチ47の係合片48が第1の
作動片50に係合された場合に、前記検出スイッチ47
がONになり、キャリッジ18の原点位置が検出され
る。
返し行われる。すなわち、ステップS5及びS6でキャ
リッジ18がモータ20の1ステップ相当量ずつ第2,
6図の左方へ移動される毎に検出スイッチ47がONさ
れたか否かが判別される。ここで、キャリッジ18の左
方移動に伴い、検出スイッチ47の係合片48が第1の
作動片50に係合された場合に、前記検出スイッチ47
がONになり、キャリッジ18の原点位置が検出され
る。
従って、次のステップS7で前記モータ20のAB相が
励磁状態にあるか否かが判別される。続いて、ステップ
S8で再度検出スイッチ47のON,OFFが判別され
る。通常、検出スイッチ47は、キャリッジ18の左方
移動に伴いCD相が励磁されたとき、ONされるので、
ここでは判定がNOになり、ステップS9,S5を実行
して検出スイッチ47がONにもかかわらず、キャリッ
ジ18は更に左方へ1ステップ分移動される。検出スイ
ッチ47がONされたときより、キャリッジ18が2ス
テップ分左方へ移動された状態では、モータ20はAB
相が励磁されており、従って、ステップS7の判定の結
果がYESとなり、次のステップS8にて再度検出スイ
ッチ47がONされているか否かが判断される。通常、
ここでは、検出スイッチ47はON状態にあるので、次
のステップS11において、キャリッジ18は、右方へ
4ステップ分移動される。
励磁状態にあるか否かが判別される。続いて、ステップ
S8で再度検出スイッチ47のON,OFFが判別され
る。通常、検出スイッチ47は、キャリッジ18の左方
移動に伴いCD相が励磁されたとき、ONされるので、
ここでは判定がNOになり、ステップS9,S5を実行
して検出スイッチ47がONにもかかわらず、キャリッ
ジ18は更に左方へ1ステップ分移動される。検出スイ
ッチ47がONされたときより、キャリッジ18が2ス
テップ分左方へ移動された状態では、モータ20はAB
相が励磁されており、従って、ステップS7の判定の結
果がYESとなり、次のステップS8にて再度検出スイ
ッチ47がONされているか否かが判断される。通常、
ここでは、検出スイッチ47はON状態にあるので、次
のステップS11において、キャリッジ18は、右方へ
4ステップ分移動される。
キャリッジ18が左右へ4ステップ分移動されると、第
6図に示すように、通常、検出スイッチ47は第1の作
動片50より離れてOFF状態であるので、ステップS
12の判定はYESとなり、次のステップS14へ進
む。
6図に示すように、通常、検出スイッチ47は第1の作
動片50より離れてOFF状態であるので、ステップS
12の判定はYESとなり、次のステップS14へ進
む。
一方、ステップS9の判定がNOの場合、すなわち、モ
ータ20が1200ステップ駆動されたにもかかわら
ず、検出スイッチ47がONされない場合には、次のス
テップS10で前述したエラー処理が行われる。これ
は、この実施例では、モータ20が1200ステップ駆
動されると、キャリッジ18は、その移動範囲の全範囲
移動できるように設定されているため、キャリッジ18
が全範囲に亘って移動されたにもかかわらず検出スイッ
チ47が依然としてON状態にならないことは、どこか
に異常が発生したと判断されるためである。また、ステ
ップS12においてNOと判定された場合、即ち、検出
スイッチ47がON状態であった場合には、ステップS
11及びステップS12が更に4回繰り返し実行され、
それでもなお検出スイッチ47がOFFの状態にならな
ければ、ステップS13の判定がYESとなって次のス
テップS10において前述のエラー処理が行われる。
ータ20が1200ステップ駆動されたにもかかわら
ず、検出スイッチ47がONされない場合には、次のス
テップS10で前述したエラー処理が行われる。これ
は、この実施例では、モータ20が1200ステップ駆
動されると、キャリッジ18は、その移動範囲の全範囲
移動できるように設定されているため、キャリッジ18
が全範囲に亘って移動されたにもかかわらず検出スイッ
チ47が依然としてON状態にならないことは、どこか
に異常が発生したと判断されるためである。また、ステ
ップS12においてNOと判定された場合、即ち、検出
スイッチ47がON状態であった場合には、ステップS
11及びステップS12が更に4回繰り返し実行され、
それでもなお検出スイッチ47がOFFの状態にならな
ければ、ステップS13の判定がYESとなって次のス
テップS10において前述のエラー処理が行われる。
さて、ステップS14においてキャリッジ18はモータ
20の11ステップ分左方へ移動させられ、第1の作動
片50により検出スイッチ47がONされた後、その検
出スイッチ47のON作用位置を越えてオーバーランさ
れる。
20の11ステップ分左方へ移動させられ、第1の作動
片50により検出スイッチ47がONされた後、その検
出スイッチ47のON作用位置を越えてオーバーランさ
れる。
前記キャリッジ18のオーバーランに伴い、第2の作動
片51に作動部材37の第4腕部44が係合され、その
係合に伴い、ばね43の付勢力に抗して作動部材37が
第4図の時計方向へ回動され、その係合部40が検出突
起36の回転軌跡内に配置される。以上のステップS
8、ステップS11、ステップS12及びステップS1
4をCPU52が実行することにより本考案の第1制御
手段が構成される。
片51に作動部材37の第4腕部44が係合され、その
係合に伴い、ばね43の付勢力に抗して作動部材37が
第4図の時計方向へ回動され、その係合部40が検出突
起36の回転軌跡内に配置される。以上のステップS
8、ステップS11、ステップS12及びステップS1
4をCPU52が実行することにより本考案の第1制御
手段が構成される。
なお、前記第4腕部44は合成樹脂材料にて薄板状に形
成されているため、前記第2の作動片51との係合時に
受ける衝撃を自身の弾性により吸収することができ、そ
の係合時に破損するおそれを未然に防止することができ
る。
成されているため、前記第2の作動片51との係合時に
受ける衝撃を自身の弾性により吸収することができ、そ
の係合時に破損するおそれを未然に防止することができ
る。
その後、ステップS15で活字選択モータ26により活
字ホイールWが第4図の時計方向へ1回転プラス2文字
分、正回転される間に前記検出突起36が係合部40に
係合され、その係合に基づき、活字選択モータ26が脱
調されて停止される。この動作により活字ホイールWが
基点位置に配置される。このステップS15をCPU5
2が実行することにより本考案の第2制御手段が構成さ
れる。
字ホイールWが第4図の時計方向へ1回転プラス2文字
分、正回転される間に前記検出突起36が係合部40に
係合され、その係合に基づき、活字選択モータ26が脱
調されて停止される。この動作により活字ホイールWが
基点位置に配置される。このステップS15をCPU5
2が実行することにより本考案の第2制御手段が構成さ
れる。
次に、ステップS16で活字ホイールWが第4図の反時
計方向へ12文字分、逆転され、前記係合部40から検
出突起36が離間してそれらの係合が解除されるととも
に、活字ホイールWが活字選択のための原点位置に配置
される。このステップS16をCPU52が実行するこ
とにより本考案の第3制御手段が構成される。続いてス
テップS17において、キャリッジ18が印字範囲の左
端位置、すなわちレフトマージン位置まで右方へ移動さ
れる。この移動に伴い、作動部材37の第4腕部44が
第2の作動片51から離間し、ばね43の付勢力により
その作動部材37が復帰回動され、係合部40が検出突
起36の回動軌跡外の不作用位置へ移動される。また、
前記キャリッジ18の右方移動に伴い、検出スイッチ4
7の係合片48が第1の作動片51から離間し、検出ス
イッチ47がOFFされる。このステップS17をCP
U52が実行することにより本考案の第4制御手段が構
成される。
計方向へ12文字分、逆転され、前記係合部40から検
出突起36が離間してそれらの係合が解除されるととも
に、活字ホイールWが活字選択のための原点位置に配置
される。このステップS16をCPU52が実行するこ
とにより本考案の第3制御手段が構成される。続いてス
テップS17において、キャリッジ18が印字範囲の左
端位置、すなわちレフトマージン位置まで右方へ移動さ
れる。この移動に伴い、作動部材37の第4腕部44が
第2の作動片51から離間し、ばね43の付勢力により
その作動部材37が復帰回動され、係合部40が検出突
起36の回動軌跡外の不作用位置へ移動される。また、
前記キャリッジ18の右方移動に伴い、検出スイッチ4
7の係合片48が第1の作動片51から離間し、検出ス
イッチ47がOFFされる。このステップS17をCP
U52が実行することにより本考案の第4制御手段が構
成される。
また、仮に、活字ホイールWの原点位置と活字選択のた
めの基点位置とを一致させた場合には、活字ホイールW
の正転による原点位置への復帰、逆転による作動部材3
7と検出突起36との係合解除、活字ホイールWの再度
の正転による原点位置の検出という3つの工程が必要で
ある。それに対し、前記の実施例においては両位置を異
なる位置に設定したので、基点位置検出までに活字ホイ
ールWを正転した後、逆転するという2つの工程で容易
に検出することができる。
めの基点位置とを一致させた場合には、活字ホイールW
の正転による原点位置への復帰、逆転による作動部材3
7と検出突起36との係合解除、活字ホイールWの再度
の正転による原点位置の検出という3つの工程が必要で
ある。それに対し、前記の実施例においては両位置を異
なる位置に設定したので、基点位置検出までに活字ホイ
ールWを正転した後、逆転するという2つの工程で容易
に検出することができる。
考案の効果 以上、詳述したようにの考案は作動部材が基点位置検出
部材の回転軌跡内へ移動された後において、前記活字ホ
イールの正転に伴って前記基点位置検出部材が作動部材
に係合した時、その係合に基づき前記活字選択モータが
脱調されることにより、活字ホイールが基点位置に配置
されるように構成し、且つ活字ホイールの基点位置配置
後に前記活字選択モータを逆転させて前記基点位置検出
部材と作動部材との係合を解除するとともに、その後、
キャリッジをその原点位置に向かって移動させるように
構成したので、活字ホイールの基点位置検出後にその活
字ホイールが基点位置に誤ってロックされたままになる
おそれを未然に防止でき、活字ホイールの基点位置及び
キャリッジの原点位置を確実に検出することができる。
また、キャリッジの原点位置及び活字ホイールの基点位
置を検出するために、それぞれの部材に対応して検出ス
イッチを設ける必要がなく、構成を簡略化して安価に製
造することができる。更に、原点位置の検出が第1の作
動片による検出スイッチのON,OFFにて行われ、キ
ャリッジをストッパ等で強制的に当接させ停止させるも
のではないためキャリッジ用ステップモータが脱調をお
こして騒音、振動等を生ずることがなく、また当接の衝
撃がくり返されることによる構成部材の劣化、ネジの弛
み等も生ずることがなく、作動部材を基点位置検出部材
に係合させることで確実に活字選択モータを脱調させ活
字ホイールを基点位置に配置できるという優れた効果を
奏する。
部材の回転軌跡内へ移動された後において、前記活字ホ
イールの正転に伴って前記基点位置検出部材が作動部材
に係合した時、その係合に基づき前記活字選択モータが
脱調されることにより、活字ホイールが基点位置に配置
されるように構成し、且つ活字ホイールの基点位置配置
後に前記活字選択モータを逆転させて前記基点位置検出
部材と作動部材との係合を解除するとともに、その後、
キャリッジをその原点位置に向かって移動させるように
構成したので、活字ホイールの基点位置検出後にその活
字ホイールが基点位置に誤ってロックされたままになる
おそれを未然に防止でき、活字ホイールの基点位置及び
キャリッジの原点位置を確実に検出することができる。
また、キャリッジの原点位置及び活字ホイールの基点位
置を検出するために、それぞれの部材に対応して検出ス
イッチを設ける必要がなく、構成を簡略化して安価に製
造することができる。更に、原点位置の検出が第1の作
動片による検出スイッチのON,OFFにて行われ、キ
ャリッジをストッパ等で強制的に当接させ停止させるも
のではないためキャリッジ用ステップモータが脱調をお
こして騒音、振動等を生ずることがなく、また当接の衝
撃がくり返されることによる構成部材の劣化、ネジの弛
み等も生ずることがなく、作動部材を基点位置検出部材
に係合させることで確実に活字選択モータを脱調させ活
字ホイールを基点位置に配置できるという優れた効果を
奏する。
第1図はこの考案を具体化したタイプライタの電気ブロ
ツク図、第2図はタイプライタの平面図、第3図は左側
面図、第4図はキャリッジの背面図、第5図は原点検出
装置の要部分解斜視図、第6図は検出スイッチのON,
OFF状態を示す部分拡大平面図、第7図はフローチャ
ート、第8図は原点検出時における作用説明図である。
第9図は従来例を示す部分平面図である。 図において、11はフレーム、16はプラテン、18は
キャリッジ、26は活字選択モータ、Wは活字ホイー
ル、30aは活字素子、36は基点位置検出部材として
の検出突起、37は作動部材、47は検出スイッチ、5
0は第1の作動片、51は第2の作動片、Rは印字リボ
ンである。
ツク図、第2図はタイプライタの平面図、第3図は左側
面図、第4図はキャリッジの背面図、第5図は原点検出
装置の要部分解斜視図、第6図は検出スイッチのON,
OFF状態を示す部分拡大平面図、第7図はフローチャ
ート、第8図は原点検出時における作用説明図である。
第9図は従来例を示す部分平面図である。 図において、11はフレーム、16はプラテン、18は
キャリッジ、26は活字選択モータ、Wは活字ホイー
ル、30aは活字素子、36は基点位置検出部材として
の検出突起、37は作動部材、47は検出スイッチ、5
0は第1の作動片、51は第2の作動片、Rは印字リボ
ンである。
Claims (1)
- 【請求項1】複数の活字素子を有する活字ホイールが載
置されたキャリッジをキャリッジ用ステップモータによ
りプラテンに沿って移動させるとともに、活字選択モー
タにより活字ホイールを回転させて活字素子を選択した
後、その活字素子を叩打し、同活字素子と印字リボンと
の協働により前記プラテン上の印字用紙に印字を行なう
ようにしたタイプライタにおいて、 前記キャリッジの移動に伴い、検出スイッチをON,O
FFし、それによりキャリッジの原点位置を検出するた
めの第1の作動片と、 前記活字ホイールに設けられた基点位置検出部材と、 前記キャリッジに設けられ、前記基点位置検出部材の回
転軌跡より外方の不作用位置と回転軌跡より内方の作用
位置との間で移動可能な作動部材と、 タイプライタのフレーム上に設けられ、キャリッジの移
動に伴って、前記作動部材に係合してその作動部材を作
用位置に移動させる第2の作動片と、 前記検出スイッチに接続され、前記キャリッジを前記第
2の作動片に向かって移動させた時、検出スイッチから
ONされた旨を示す信号が入力されてから前記キャリッ
ジ用ステップモータを少なくとも一方向へ所定ステップ
分だけ駆動して、第2の作動片を前記作動部材に係合さ
せる第1制御手段と、 その第1制御手段により前記キャリッジ用ステップモー
タが検出スイッチのON後に所定ステップ分だけ駆動さ
れた後、前記活字選択モータを駆動して活字ホールを正
回転させ、前記基点位置検出部材を前記作動部材に係合
させて活字選択モータを脱調させ、活字ホイールを基点
位置に配置する第2制御手段と、 その第2制御手段により前記活字選択モータが脱調させ
られた後、活字選択モータを所定量逆回転させて、前記
基点位置検出部材と前記作動部材との係合を解除すると
ともに、前記活字ホイールを原点位置に配置する第3制
御手段と、 その第3制御手段により前記活字ホイールが原点位置に
配置された後、前記キャリッジ用ステップモータを他方
向へ駆動して前記キャリッジを前記第2の作動片から離
れる方向へ移動させて第2の作動片と前記作動部材との
係合を解除するとともに、キャリッジを原点位置に向か
って移動させる第4制御手段と を備えたことを特徴とするタイプライタの原点位置検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984199596U JPH065176Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | タイプライタの原点位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984199596U JPH065176Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | タイプライタの原点位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61112954U JPS61112954U (ja) | 1986-07-17 |
JPH065176Y2 true JPH065176Y2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=30759663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984199596U Expired - Lifetime JPH065176Y2 (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | タイプライタの原点位置検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH065176Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57212085A (en) * | 1981-06-23 | 1982-12-27 | Ricoh Co Ltd | Printer |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP1984199596U patent/JPH065176Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61112954U (ja) | 1986-07-17 |
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