JPH065167A - 吹付け型の中電圧又は高電圧遮断器 - Google Patents
吹付け型の中電圧又は高電圧遮断器Info
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- JPH065167A JPH065167A JP3102166A JP10216691A JPH065167A JP H065167 A JPH065167 A JP H065167A JP 3102166 A JP3102166 A JP 3102166A JP 10216691 A JP10216691 A JP 10216691A JP H065167 A JPH065167 A JP H065167A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/70—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/98—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being initiated by an auxiliary arc or a section of the arc, without any moving parts for producing or increasing the flow
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H33/00—High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
- H01H33/70—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
- H01H33/88—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts
- H01H33/90—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism
- H01H33/901—Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism making use of the energy of the arc or an auxiliary arc
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- Circuit Breakers (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】アークが過度に引伸ばされることにより、吹付
け用気体が過度に加熱されることのない、中・高電圧用
遮断器を提供すること。 【構成】半固定接触子がシリンダ９内で移動するピスト
ン８に固定されており、該ピストンが該シリンタ内でア
ーク区域端部の第１の容積部Ｖ１と、他方端部の第２の
容積部Ｖ２とを限定し、該半固定接触子が開路動作中に
は半固定接触子を可動接触子と同一方向に移動させるス
プリング１３の作用を受け、また該遮断器が、短絡電流
での開路動作中でのスプリングの圧縮方向ヘのピストン
の移動速度及び移動幅を制限し且つ更には汚染されてい
ない気体を開路動作後の閉路復帰動作中にアーク接触子
区域内に注入させ得る手段を含んでいることを特徴とす
る遮断器。
け用気体が過度に加熱されることのない、中・高電圧用
遮断器を提供すること。 【構成】半固定接触子がシリンダ９内で移動するピスト
ン８に固定されており、該ピストンが該シリンタ内でア
ーク区域端部の第１の容積部Ｖ１と、他方端部の第２の
容積部Ｖ２とを限定し、該半固定接触子が開路動作中に
は半固定接触子を可動接触子と同一方向に移動させるス
プリング１３の作用を受け、また該遮断器が、短絡電流
での開路動作中でのスプリングの圧縮方向ヘのピストン
の移動速度及び移動幅を制限し且つ更には汚染されてい
ない気体を開路動作後の閉路復帰動作中にアーク接触子
区域内に注入させ得る手段を含んでいることを特徴とす
る遮断器。
Description
【産業上の利用分野】本発明は遮断器のアーク接触子が
離れるときに生じるアークを消滅させるためにも吹付け
られる六フッ化硫黄（ＳＦ６）のような誘電特性の良好
な気体により絶縁されている中電圧又は高電圧遮断器に
関する。
離れるときに生じるアークを消滅させるためにも吹付け
られる六フッ化硫黄（ＳＦ６）のような誘電特性の良好
な気体により絶縁されている中電圧又は高電圧遮断器に
関する。
【従来の技術】この型の装置では、アーク接触子を含み
且つ接触子が離れるとアークにより加熱されて、容積部
内の圧力が上昇する“熱”容積部又は“吹付け”容積部
と呼ばれる容積部がある。電流の最初のゼロ交差時に、
気体が膨張してアークを吹き飛ばす。この型の装置を適
用すると、以下の困難が生じることが知られている。低
値電流（例えば通常遮断器により送給される公称電流以
下の電流）の遮断時には、圧力上昇が吹付け容積部の寸
法に応じて小さくなりすぎ得るか又は大きくなりすぎ得
る。吹付け容積部の寸法が大きければ、圧力上昇は小さ
く、吹付けは不十分となり得る。吹付け容積部が小さけ
れば、圧力上昇は大きくなるが、効率を良くするには吹
付け時間が短かすぎるであろう。対照的に高値電流（例
えば短絡電流）の遮断時には、気体の圧力上昇及び加熱
は、遮断を阻止し得るのでそれほど大きくなってはなら
ない。この問題を解決するために、遮断されるべき電流
の値に応じて容積部が変動する遮断室形態の吹付け容積
部を提供することが特にヨーロッパ特許公開第０３１５
５０５号で提案されている。ここでは、通常遮断器内に
ある固定アーク接触子の代わりに、対向するスプリング
により押圧されるピストンに結合された半固定接触子が
使用されている。ピストンのストロークは遮断されるべ
き電流の値に応じて変動し、それに対応して吹付け容積
部の寸法が変動する。このような装置には欠点がある。
高値電流の遮断時には、半固定接触子が急速且つ完全に
上昇し、スプリングにはそれを制限する作用がない。そ
の結果アークが過度に引伸ばされて、吹付け用気体が過
度に加熱される。それにより誘電体の遮断が妨げられ、
アーク周辺の媒体が過度に汚染され、場合によっては、
開放−０．３秒休止−閉鎖−開放サイクル中での２回目
の遮断が阻止される危険性がある。
且つ接触子が離れるとアークにより加熱されて、容積部
内の圧力が上昇する“熱”容積部又は“吹付け”容積部
と呼ばれる容積部がある。電流の最初のゼロ交差時に、
気体が膨張してアークを吹き飛ばす。この型の装置を適
用すると、以下の困難が生じることが知られている。低
値電流（例えば通常遮断器により送給される公称電流以
下の電流）の遮断時には、圧力上昇が吹付け容積部の寸
法に応じて小さくなりすぎ得るか又は大きくなりすぎ得
る。吹付け容積部の寸法が大きければ、圧力上昇は小さ
く、吹付けは不十分となり得る。吹付け容積部が小さけ
れば、圧力上昇は大きくなるが、効率を良くするには吹
付け時間が短かすぎるであろう。対照的に高値電流（例
えば短絡電流）の遮断時には、気体の圧力上昇及び加熱
は、遮断を阻止し得るのでそれほど大きくなってはなら
ない。この問題を解決するために、遮断されるべき電流
の値に応じて容積部が変動する遮断室形態の吹付け容積
部を提供することが特にヨーロッパ特許公開第０３１５
５０５号で提案されている。ここでは、通常遮断器内に
ある固定アーク接触子の代わりに、対向するスプリング
により押圧されるピストンに結合された半固定接触子が
使用されている。ピストンのストロークは遮断されるべ
き電流の値に応じて変動し、それに対応して吹付け容積
部の寸法が変動する。このような装置には欠点がある。
高値電流の遮断時には、半固定接触子が急速且つ完全に
上昇し、スプリングにはそれを制限する作用がない。そ
の結果アークが過度に引伸ばされて、吹付け用気体が過
度に加熱される。それにより誘電体の遮断が妨げられ、
アーク周辺の媒体が過度に汚染され、場合によっては、
開放−０．３秒休止−閉鎖−開放サイクル中での２回目
の遮断が阻止される危険性がある。
【発明が解決しようとする課題】本発明の第１の目的
は、このために適切な寸法を有する熱膨張容積部内での
熱膨張を使用した吹付けにより高値電流を遮断させ得る
一方で、全熱膨張容積部の一部のみを使用した吹付けに
より低値電流も遮断させ得ることである。本発明の第２
の目的は、半固定アセンブリの上昇速度及び上昇ストロ
ークが漸進的に制限される装置を提供することである。
本発明の第３の目的は、低温気体が閉路動作中にアーク
接触子区域内に注入されて、前述した型の動作サイクル
中の装置の動作がかなり改善される装置を提供すること
である。
は、このために適切な寸法を有する熱膨張容積部内での
熱膨張を使用した吹付けにより高値電流を遮断させ得る
一方で、全熱膨張容積部の一部のみを使用した吹付けに
より低値電流も遮断させ得ることである。本発明の第２
の目的は、半固定アセンブリの上昇速度及び上昇ストロ
ークが漸進的に制限される装置を提供することである。
本発明の第３の目的は、低温気体が閉路動作中にアーク
接触子区域内に注入されて、前述した型の動作サイクル
中の装置の動作がかなり改善される装置を提供すること
である。
【課題を解決するための手段】誘電気体で充填された気
密ケーシングを備え、さらに第１の電流端末に電気的に
接続されている第１の半固定接触子と、第２の電流端末
に電気的に接続され且つ駆動部材に機械的に接続されて
いる第２の可動接触子とを含んでおり、半固定接触子が
シリンダ内で移動するピストンに固定されており、この
ピストンがシリンダ内でアーク区域端部の第１の容積部
と、他方端部の第２の容積部とを限定し、半固定接触子
が開路動作中には半固定接触子を可動接触子と同一方向
に移動させるスプリングの作用を受け、また該遮断器
が、短絡電流での開路動作中でのスプリングの圧縮方向
ヘのピストンの移動速度及び移動幅を制限し且つ更には
汚染されていない気体を開路動作後の閉路復帰動作中に
アーク接触子区域内に注入させ得る手段を含んでいるこ
とを特徴とするアークを吹飛ばす型の中電圧又は高電圧
遮断器を提供する本発明により、上述した目的は達成さ
れる。上記手段は特定例として、開路動作中に第２の容
積部を閉鎖し且つ閉路復帰動作中に気体を第２の容積部
から第１の容積部内に通過させ得る部材を含んでいる。
例えばこれらの部材は、ピストンを貫通し且つ第１の容
積部内の圧力が第２の容積部内の圧力より大きいと閉鎖
される第１の逆止め弁を介して閉鎖され得る第１の穴
と、シリンダの端部を貫通し且つ第２の容積部内の圧力
がシリンダ外部のケーシング内の圧力より大きいと閉鎖
される第２の逆止め弁を介して閉鎖され得る第２の穴と
を含み得る。上記の第１の逆止め弁が第１のワッシヤと
共に構成されるのが有利である。同様に上記の第２の逆
止め弁は第２のワッシヤと共に構成され得る。
密ケーシングを備え、さらに第１の電流端末に電気的に
接続されている第１の半固定接触子と、第２の電流端末
に電気的に接続され且つ駆動部材に機械的に接続されて
いる第２の可動接触子とを含んでおり、半固定接触子が
シリンダ内で移動するピストンに固定されており、この
ピストンがシリンダ内でアーク区域端部の第１の容積部
と、他方端部の第２の容積部とを限定し、半固定接触子
が開路動作中には半固定接触子を可動接触子と同一方向
に移動させるスプリングの作用を受け、また該遮断器
が、短絡電流での開路動作中でのスプリングの圧縮方向
ヘのピストンの移動速度及び移動幅を制限し且つ更には
汚染されていない気体を開路動作後の閉路復帰動作中に
アーク接触子区域内に注入させ得る手段を含んでいるこ
とを特徴とするアークを吹飛ばす型の中電圧又は高電圧
遮断器を提供する本発明により、上述した目的は達成さ
れる。上記手段は特定例として、開路動作中に第２の容
積部を閉鎖し且つ閉路復帰動作中に気体を第２の容積部
から第１の容積部内に通過させ得る部材を含んでいる。
例えばこれらの部材は、ピストンを貫通し且つ第１の容
積部内の圧力が第２の容積部内の圧力より大きいと閉鎖
される第１の逆止め弁を介して閉鎖され得る第１の穴
と、シリンダの端部を貫通し且つ第２の容積部内の圧力
がシリンダ外部のケーシング内の圧力より大きいと閉鎖
される第２の逆止め弁を介して閉鎖され得る第２の穴と
を含み得る。上記の第１の逆止め弁が第１のワッシヤと
共に構成されるのが有利である。同様に上記の第２の逆
止め弁は第２のワッシヤと共に構成され得る。
【実施例】添付図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。圧力が１〜数バールの六フッ化硫黄ＳＦ６のような
誘電特性の良好な気体を含んでいる絶縁材料からなるケ
ーシング１を図１に示し得る。第１の電流端末２は密閉
するようにケーシングを貫通し、且つ以下で説明する理
由により“半固定型”と呼ばれる第１の接触子４に編組
３により電気的に接続されている。接触子４は管形状で
あり、且つアーク作用に耐える例えばタングステンをベ
ースとする合金製の材料からなる摩耗部品４Ａを末端に
有する。第２の電流端末５は密閉するようにケーシング
を貫通し、且つ遮断器の可動接触子を構成するロッド７
に滑動接触子６を介して電気的に接続されている。ロッ
ド７は密閉するようにケーシングを貫通し且つ駆動機構
（図示せず）に接続されている。ロッド７は、電気アー
クの作用に耐える材料からなる端部７Ａを有する。半固
定接触子４は、固定シリンダ９内を滑動するピストン８
を担持している。ピストン８のストロークは下方ショル
ダ１１及び上方リング１２により制限されている。半固
定接触子４はこの接触子に当接するスプリング１３を有
する。このスプリングは遮断器が図１に示す如く閉路状
態のときには圧縮されている。シリンダ９は閉鎖された
端部１４を介してより寸法の大きいシリンダ１５に固定
されている。より大きいシリンダ１５はケーシング１に
固定され且つ一方の端部で絶縁ノズル１６を担持してい
る。ロッド７は絶縁ノズル内を滑動する。ピストン８は
シリンダ９内部を２つの容積部に、即ち図面内で下方容
積部を構成している第１の容積部Ｖ１と、上方容積部を
構成している第２の容積部Ｖ２とに分割している。容積
部Ｖ１，Ｖ２はピストン８内に形成されたオリフィス１
８を介して連通し得る。これらのオリフイスは、ピスト
ン８のショルダ２１により保持されているワッシヤ１９
からなる逆止め弁により同時に閉鎖されるのに適してい
る。第２の容積部Ｖ２はシリンダ９の閉鎖された端部１
４内に形成されたオリフィス２２を介してシリンダ９外
部の容積部Ｖ３と連通し得る。これらのオリフイスは、
リング１２により保持されているワッシヤ２３からなる
逆止め弁により同時に閉鎖されるのに適している。シリ
ンダ１５内に形成されたオリフィス２４はケーシング１
内部での気体の流れを容易にしている。シリンダ１５と
シリンダ９との間に位置する容積部Ｖ４は、容積部Ｖ
４，Ｖ１が遮断器の総熱膨張容積部Ｖ１＋Ｖ４をなすよ
うに、ノズル１６とシリンダ９の端部との間の通路を介
して常に容積部Ｖ１に連通している。これから遮断器の
動作について説明する。低値電流の遮断 これらは、遮断器が挿入されている電線路の位相の公称
電流よりも値が大きくない電流である。ロッド７は図面
では駆動機構により下方に引張られる。スプリング１３
により押圧されていた半固定接触子４は、ピストン８が
ショルダ１１により停止させられるまでロッドを下方に
移動させる。それからもロッドは下方への移動を継続
し、それにより接触子が離隔される。アーク５０が接触
子間に飛んて（図２）、周辺の気体を加熱させる。ピス
トン８の下方移動及び容積部Ｖ１，Ｖ４内の気体の加熱
により圧力が上昇すると、ノズル１６及び接触子４Ａを
通してアークが吹き飛ばされる。電流がゼロを通過する
と消弧される。この動作中での容積部Ｖ１の過圧力は僅
かであり、逆止め弁１９が弁座に当接し、それにより容
積部Ｖ２を遮断させる。高値電流の遮断 これらは短絡電流である。接触子が離れるまでは、上述
した方法が適用される。しかしながらこの場合、アーク
５１（図３）は非常に高温てあり、容積部Ｖ１，Ｖ４内
の圧力をかなり上昇させるのに十分な熱を放出する。ピ
ストン８にかけられる非常に高い圧力がスプリング１３
の力を上回る力を生じるために、接触子４は図面内では
上方に押し戻される。容積部Ｖ１内の圧力は高いとはい
え、尚許容し得る値であるようにするために、容積部Ｖ
１がこのように拡大される。容積部Ｖ１の圧力が上昇す
ると、逆止め弁１９が閉鎖され、それにより容積部Ｖ２
が遮断される。この容積部Ｖ２は可動ピストン８により
低減される。その結果、容積部Ｖ２の圧力が上昇し、そ
れによりまず逆止め弁２３が閉鎖され、次にピストン８
の速度及びストロークが制限される。容積部Ｖ２内の気
体は衝撃吸収手段として作用する。結果的にアーク５１
が過度に引伸ばされることはなく、それによりアークが
放出する熱量及びＳＦ６分解生成物による周辺の気体の
汚染の程度が制限される。主に容積部Ｖ１，Ｖ４内の熱
膨張により生じたような圧力上昇により、アークはノズ
ル１６及び接触子４Ａを介して吹き飛ばされる。電流が
ゼロを通過すると消弧される。消弧後に、スプリング１
３は半固定接触子４を図２に示す如く再度ショルダ１に
当接させる。閉路状態復帰 ロッド７を図面内にて上方に移動させて遮断器を閉路状
態に戻す（図４参照）と、容積部Ｖ１の圧力が低減さ
れ、それにより逆止め弁１９が開放される。次に容積部
Ｖ２から汚染されていない気体がオリフィス１８内を通
過し、それにより容積部Ｖ１，Ｖ２の気体の誘電品質、
従って（開放、０．３秒休止、閉鎖、開放サイクルでの
ように）閉路状態復帰直後に生じ得る任意の遮断動作の
達成の機会が改善される。本発明は前述した実施例に制
限されることはなく、同一の結果を得るために本発明の
手段の代わりに同一の機能を果たす手段を使用している
任意の遮断器に適用される。本発明は中電圧及び高電圧
遮断器に適用され得る。
る。圧力が１〜数バールの六フッ化硫黄ＳＦ６のような
誘電特性の良好な気体を含んでいる絶縁材料からなるケ
ーシング１を図１に示し得る。第１の電流端末２は密閉
するようにケーシングを貫通し、且つ以下で説明する理
由により“半固定型”と呼ばれる第１の接触子４に編組
３により電気的に接続されている。接触子４は管形状で
あり、且つアーク作用に耐える例えばタングステンをベ
ースとする合金製の材料からなる摩耗部品４Ａを末端に
有する。第２の電流端末５は密閉するようにケーシング
を貫通し、且つ遮断器の可動接触子を構成するロッド７
に滑動接触子６を介して電気的に接続されている。ロッ
ド７は密閉するようにケーシングを貫通し且つ駆動機構
（図示せず）に接続されている。ロッド７は、電気アー
クの作用に耐える材料からなる端部７Ａを有する。半固
定接触子４は、固定シリンダ９内を滑動するピストン８
を担持している。ピストン８のストロークは下方ショル
ダ１１及び上方リング１２により制限されている。半固
定接触子４はこの接触子に当接するスプリング１３を有
する。このスプリングは遮断器が図１に示す如く閉路状
態のときには圧縮されている。シリンダ９は閉鎖された
端部１４を介してより寸法の大きいシリンダ１５に固定
されている。より大きいシリンダ１５はケーシング１に
固定され且つ一方の端部で絶縁ノズル１６を担持してい
る。ロッド７は絶縁ノズル内を滑動する。ピストン８は
シリンダ９内部を２つの容積部に、即ち図面内で下方容
積部を構成している第１の容積部Ｖ１と、上方容積部を
構成している第２の容積部Ｖ２とに分割している。容積
部Ｖ１，Ｖ２はピストン８内に形成されたオリフィス１
８を介して連通し得る。これらのオリフイスは、ピスト
ン８のショルダ２１により保持されているワッシヤ１９
からなる逆止め弁により同時に閉鎖されるのに適してい
る。第２の容積部Ｖ２はシリンダ９の閉鎖された端部１
４内に形成されたオリフィス２２を介してシリンダ９外
部の容積部Ｖ３と連通し得る。これらのオリフイスは、
リング１２により保持されているワッシヤ２３からなる
逆止め弁により同時に閉鎖されるのに適している。シリ
ンダ１５内に形成されたオリフィス２４はケーシング１
内部での気体の流れを容易にしている。シリンダ１５と
シリンダ９との間に位置する容積部Ｖ４は、容積部Ｖ
４，Ｖ１が遮断器の総熱膨張容積部Ｖ１＋Ｖ４をなすよ
うに、ノズル１６とシリンダ９の端部との間の通路を介
して常に容積部Ｖ１に連通している。これから遮断器の
動作について説明する。低値電流の遮断 これらは、遮断器が挿入されている電線路の位相の公称
電流よりも値が大きくない電流である。ロッド７は図面
では駆動機構により下方に引張られる。スプリング１３
により押圧されていた半固定接触子４は、ピストン８が
ショルダ１１により停止させられるまでロッドを下方に
移動させる。それからもロッドは下方への移動を継続
し、それにより接触子が離隔される。アーク５０が接触
子間に飛んて（図２）、周辺の気体を加熱させる。ピス
トン８の下方移動及び容積部Ｖ１，Ｖ４内の気体の加熱
により圧力が上昇すると、ノズル１６及び接触子４Ａを
通してアークが吹き飛ばされる。電流がゼロを通過する
と消弧される。この動作中での容積部Ｖ１の過圧力は僅
かであり、逆止め弁１９が弁座に当接し、それにより容
積部Ｖ２を遮断させる。高値電流の遮断 これらは短絡電流である。接触子が離れるまでは、上述
した方法が適用される。しかしながらこの場合、アーク
５１（図３）は非常に高温てあり、容積部Ｖ１，Ｖ４内
の圧力をかなり上昇させるのに十分な熱を放出する。ピ
ストン８にかけられる非常に高い圧力がスプリング１３
の力を上回る力を生じるために、接触子４は図面内では
上方に押し戻される。容積部Ｖ１内の圧力は高いとはい
え、尚許容し得る値であるようにするために、容積部Ｖ
１がこのように拡大される。容積部Ｖ１の圧力が上昇す
ると、逆止め弁１９が閉鎖され、それにより容積部Ｖ２
が遮断される。この容積部Ｖ２は可動ピストン８により
低減される。その結果、容積部Ｖ２の圧力が上昇し、そ
れによりまず逆止め弁２３が閉鎖され、次にピストン８
の速度及びストロークが制限される。容積部Ｖ２内の気
体は衝撃吸収手段として作用する。結果的にアーク５１
が過度に引伸ばされることはなく、それによりアークが
放出する熱量及びＳＦ６分解生成物による周辺の気体の
汚染の程度が制限される。主に容積部Ｖ１，Ｖ４内の熱
膨張により生じたような圧力上昇により、アークはノズ
ル１６及び接触子４Ａを介して吹き飛ばされる。電流が
ゼロを通過すると消弧される。消弧後に、スプリング１
３は半固定接触子４を図２に示す如く再度ショルダ１に
当接させる。閉路状態復帰 ロッド７を図面内にて上方に移動させて遮断器を閉路状
態に戻す（図４参照）と、容積部Ｖ１の圧力が低減さ
れ、それにより逆止め弁１９が開放される。次に容積部
Ｖ２から汚染されていない気体がオリフィス１８内を通
過し、それにより容積部Ｖ１，Ｖ２の気体の誘電品質、
従って（開放、０．３秒休止、閉鎖、開放サイクルでの
ように）閉路状態復帰直後に生じ得る任意の遮断動作の
達成の機会が改善される。本発明は前述した実施例に制
限されることはなく、同一の結果を得るために本発明の
手段の代わりに同一の機能を果たす手段を使用している
任意の遮断器に適用される。本発明は中電圧及び高電圧
遮断器に適用され得る。
【図１】閉路状態での本発明の遮断器の軸方向断面図で
ある。
ある。
【図２】低値電流による開路時を示す同一遮断器の軸方
向断面図である。
向断面図である。
【図３】短絡による開路時を示す同一遮断器の軸方向断
面図である。
面図である。
【図４】閉路動作中の同一遮断器の軸方向断面図であ
る。
る。
１ ケーシング ４ 半固定接触子 ７ ロッド（可動接触子） ８ ピストン ９，１５ シリンダ １２ リング １３ スプリング １９，２３ ワッシヤ ５０，５１ アーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミシエル・ペレ フランス国、38300・ブルゴアン−ジヤイ ウ、トウラモル、レジダンス・ドウ・ラニ イ・10
Claims (7)
- 【請求項１】 誘電気体で充填された気密ケーシングを
備え、さらに第１の電流端末に電気的に接続されている
第１の半固定接触子と、第２の電流端末に電気的に接続
され且つ駆動部材に機械的に接続されている第２の可動
接触子とを含んでいるアークを吹飛ばす型の中電圧又は
高電圧遮断器であって、該半固定接触子がシリンダ内で
移動するピストンに固定されており、該ピストンが該シ
リンダ内でアーク区域端部の第１の容積部と、他方端部
の第２の容積部とを限定し、該半固定接触子が開路動作
中には半固定接触子を可動接触子と同一方向に移動させ
るスプリングの作用を受け、また該遮断器が、短絡電流
での開路動作中でのスプリングの圧縮方向へのピストン
の移動速度及び移動幅を制限し且つ更には汚染されてい
ない気体を開路動作後の閉路復帰動作中にアーク接触子
区域内に注入させ得る手段を含んでいることを特徴とす
る遮断器。 - 【請求項２】 前記手段が、開路動作中に前記第２の容
積部を閉鎖し且つ閉路復帰動作中に気体を該第２の容積
部から前記第１の容積部内に通過させ得る部材を含んで
いることを特徴とする請求項１に記載の遮断器。 - 【請求項３】 前記部材が、前記ピストンを貫通し且つ
前記第１の容積部内の圧力が前記第２の容積部内の圧力
より大きいと閉鎖される第１の逆止め弁を介して閉鎖さ
れ得る第１の穴と、前記シリンダの端部を貫通し且つ該
第２の容積部内の圧力が該シリンダ外部のケーシング内
の圧力より大きいと閉鎖される第２の逆止め弁を介して
閉鎖され得る第２の穴とを含んでいることを特徴とする
請求項２に記載の遮断器。 - 【請求項４】 前記第１の逆止め弁が第１のワッシヤと
共に構成されることを特徴とする請求項３に記載の遮断
器。 - 【請求項５】 前記第２の逆止め弁が第２のワッシヤと
共に構成されることを特徴とする請求項３に記載の遮断
器。 - 【請求項６】 前記第１の容積部が、ノズルと前記シリ
ンダの開口端部との間の通路を介して常に第４の容積部
と連通していることを特徴とする請求項１に記載の遮断
器。 - 【請求項７】 前記第４の容積部が、前記シリンダ及び
第１の該シリンダと同軸の第２のシリンダにより限定さ
れることを特徴とする請求項６に記載の遮断器。
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