JPH0668945B2 - 複動式圧縮ガス高圧遮断器 - Google Patents

複動式圧縮ガス高圧遮断器

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JPH0668945B2
JPH0668945B2 JP61007132A JP713286A JPH0668945B2 JP H0668945 B2 JPH0668945 B2 JP H0668945B2 JP 61007132 A JP61007132 A JP 61007132A JP 713286 A JP713286 A JP 713286A JP H0668945 B2 JPH0668945 B2 JP H0668945B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/70Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/88Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts
    • H01H33/90Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism
    • H01H33/901Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism making use of the energy of the arc or an auxiliary arc
    • H01H33/903Switches with separate means for directing, obtaining, or increasing flow of arc-extinguishing fluid the flow of arc-extinguishing fluid being produced or increased by movement of pistons or other pressure-producing parts this movement being effected by or in conjunction with the contact-operating mechanism making use of the energy of the arc or an auxiliary arc and assisting the operating mechanism

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、複動式圧縮ガス高圧遮断器に係り、更に詳し
くは操作手段の作動がアークの熱効果によって助成され
るように構成された複動式圧縮ガス高圧遮断器に係る。
この種の遮断器には六フッ化硫黄の如きアーク消去力の
高いガスが数バールの圧力下で充填される。この遮断器
は熱空間と称する空間を備え、この空間内では遮断器が
開放され且つアーク接触子間にアークが発生した時に生
じる温度上昇に起因して圧力がかなり増大し得る。圧力
が増大したガスは電流の最初のゼロ交差(zero crossin
g)で膨張してアークを吹消す。通常この種の遮断器は別
の空間をも有し、この空間内ではガスがピストンにより
機械的に圧縮され、アーク方向へ送られてその消去を助
成する。遮断すべき電流が弱い場合(無負荷線)にはこ
の機械的吹消し効果が主要消去効果となる。逆に遮断す
べき電流の強さが大きい場合(例えば短絡電流)には、
前述の熱に起因する吹消し効果が主要消去効果となる。
このような遮断器では、回路の遮断に必要な作動エネル
ギが最小限であることが重要である。しかしながら通常
は熱空間内の圧力増加が遮断器の可動アセンブリの運動
を抑止することになる。ドイツ国特許公開第2,358,368
号には接触子が双方共可動式であり(即ち複動式)、且
つアークエネルギがこれら接触子の分離の補佐とアーク
の消去とに使用されるような遮断器が開示されている。
この種の装置では、遮断器の作動に必要なエネルギはよ
り少ないが、その代りに消去ガスが高温になるためアー
ク吹消し効果が低下する。
本発明の目的は、遮断動作に必要なエネルギを低減せし
め得ると同時に、アーク消去効率を増大し得る複動式圧
縮ガス高圧遮断器を提供することにある。
本発明によれば、前述の目的は、誘電性ガスを収容する
ケーシング(1)と、 前記ケーシング内に設けられており、当該ケーシングの
一端に固定された第1の環状板(11)、前記ケーシングの
長手軸に沿って伸長しており、一端が前記第1の環状板
に固定された管状の第1のロッド(15)、当該管状の第1
のロッドを取り囲むように前記管状の第1のロッドと同
軸に配置されており、一端が前記環状板に固定された複
数の管状の第2のロッド(14)、及び当該第2のロッドの
内部空間を前記第2のロッドの外部と連通させるべく、
前記第2のロッドの一端に設けられた開口(14B)を有す
る固定アセンブリ(10)と、 前記第1のロッドと同軸に設けられた第1の管状部材(2
5)、前記第1の管状部材の一端の側に配置されており、
内周縁が前記第1のロッドの外周面を気密に摺動するよ
うに構成され、前記第2のロッドを気密に挿通させる孔
を有する第1の環状部材(21)、前記第1の環状部材と対
向しており、内周縁が前記第1の管状部材の他端の外周
面に固定された第2の環状部材(26)、前記第1の管状部
材と同軸に設けられており、前記第1の管状部材と協働
して第1の管状空間を規定するように、一端が前記第2
の環状部材の環状面に固定され、他端が前記第1の環状
部材の近傍で終端する第2の管状部材(24)、前記第1の
管状部材と同軸に伸長しており、前記第2の管状部材と
協働して第2の環状空間を規定するように、一端が前記
第1の環状部材の外周縁に固定され、他端が前記第2の
環状部材の外周縁に連結された第3の管状部材(23)、前
記第3の管状部材に設けられており、当該第3の管状部
材の一端から前記第3の管状部材の他端に伸長する第1
の通路(31)、前記第2の環状空間を前記第1の通路に連
通させるべく、前記第2の管状部材の一端に設けられた
開口(23A)、前記第1の管状部材と同軸に設けられてお
り、一端が前記第2の環状部材の内周縁に固定され、他
端が前記ケーシングの他端に向けて伸長する第1のアー
ク接触子(35)、及び前記第1の管状部材と同軸に設けら
れており、一端が前記第2の環状部材の外周縁に固定さ
れ、他端が前記ケーシングの他端に向けて伸長する第1
の主接触子(27)を有する半可動アセンブリ(20)と、 第1の環状空間に配置されると共に前記第1のロッドの
他端に連結されており、前記第1の管状部材及び前記第
2の管状部材に沿って摺動自在な環状の第1のピストン
(13)と、 第2の環状空間に配置されると共に前記第2のロッドの
他端に連結されており、前記第2の管状部材と前記第3
の管状部材に沿って摺動自在であり且つ前記第2の環状
空間と前記第2のロッドの内部空間を連通する第2の通
路(12A)を有する環状の第2のピストン(12)と、 前記ケーシングの他端の側において、移動自在に配置さ
れており、一端が前記第1のアーク接触子と接触するよ
うに、前記第1の管状部材と同軸に設けられた管状の第
2のアーク接触子(44)、内周縁が前記第2のアーク接触
子の外周面に取り付けられた第2の環状板(41)、一端が
前記第1の主接触子と接触するように、前記第2のアー
ク接触子と同軸に設けられており、他端が前記環状板の
外周縁に取り付けられた第2の主接触子(42)を有する可
動アセンブリ(42)と、 前記第3の管状部材の第1の通路を前記半可動アセンブ
リの外部に連通させるべく前記第3の管状部材の他端に
設けられた貫通孔(27A)と、 一端が前記貫通孔を介して前記第1の通路と連通するよ
うに、一端が前記第2の環状部材の外周縁に取り付けら
れていると共に他端が前記第1のアーク接触子の近傍に
開口しており、前記第1のアーク接触子と前記第2のア
ーク接触子とが相互に接触する際、他端が前記第2のア
ーク接触子の外周面によって閉鎖するように構成された
環状のノズル(28A,28B)と、 前記第2の環状部材と前記第2のアーク接触子と前記ノ
ズルによって規定される空間と前記第1の環状空間とを
連通させるべく、前記第2の環状部材に設けられた開口
(26A)と、 前記半可動アセンブリを前記ケーシングの他端に向けて
付勢すべく、一端が前記固定アセンブリの環状板に取り
付けられ、他端が前記半可動アセンブリの前記第1の環
状部材に連結されているスプリング(16)と、 前記第1のアーク接触子と前記第2のアーク接触子とが
接触状態にある際、前記第2の環状部材を当接させるべ
く、前記第2の環状板に設けられたストッパ(43)とを備
える複動式圧縮ガス高圧遮断器により達成される。
本発明の遮断器は、前述のような構成を有するため、次
のように作動する。即ち、第1のアーク接触子と第2の
アーク接触子との接触が解除されるように可動アセンブ
リが移動した際、半可動アセンブリを介して可動アセン
ブリによって押圧されていたスプリングの作用で半可動
アセンブリも可動アセンブリの移動方向へ比較的遅い速
度で移動する。第2のアーク接触子が第1のアーク接触
子から離れた際、第1及び第2のアーク接触子間にアー
クが発生する。
アーク発生によって環状ノズル及び第1のアーク接触子
によって規定される空間内の温度が上昇し、その結果、
当該空間内の圧力増加に伴って、この圧力増加は環状の
ノズルの内部空間および第1の管状部材の第1の通路を
通って第1の環状部材と第1及び第2のピストンとによ
って規定される環状空間内に伝達され、半可動アセンブ
リはスプリングの押圧力に抗して可動アセンブリの移動
方向と反対方向に移動する。このため第1アーク接触子
と第2のアーク接触子とが相互に離間する速度が増大さ
れる。したがつて遮断動作に必要なエネルギの一部はア
ークによって生じる熱エネルギによって補われる。
電流の第1のゼロ交差で環状ノズルと第1のアーク接触
子によって規定される空間内の圧力が降下し、その結
果、半可動アセンブリの前記反対方向への移動に伴って
第1のピストンの作用によって圧縮された第1の環状空
間内のガスが膨張して、この膨張ガスはアーク発生領域
に吹き流される。これと同時にスプリングが半可動アセ
ンブリを可動アセンブリの移動方向に押し戻す。その
際、前述の環状空間内のガスが第2の管状部材内の通路
及び環状ノズルの内部空間を通って排出され、この排出
されるガスもアークの吹消しに用いられる。従って、前
述のスプリングの押し戻し作用によって前述の環状空間
内のガスがアークの吹消しに用いられるため、アーク消
去効率を増大し得る。
即ち、本発明の遮断器は、遮断動作に必要なエネルギを
低減せしめ得ると同時に、アーク消去効率を増大し得
る。
以下図面を参照しながら本発明を更に詳細に説明する。
第1図から第3図では符号10が遮断器の固定アセンブリ
を示し、符号20が半可動アセンブリを表わし、符号40が
可動アセンブリを表わす。これらのアセンブリは軸線X
Xを中心とする円筒体であり、ケーシング1で包囲され
る。ケーシング1は金属又は絶縁材料で形成し得る。
この遮断器には六フッ化硫黄の如き誘電性の高いガスが
数バールの圧力下で充填される。
符号2はケーシング1と固定アセンブリ10、半可動アセ
ンブリ20、可動アセンブリ40との間の空間を表わす。
固定アセンブリ10は電気接続点(図示せず)に接続され
る環状板11と、互いに異なる環状断面積をもつ2つの環
状のピストン12及び13とを有する。ピストン12は符号14
で示されている如き複数の管状のロッドを介して環状板
11に固定され、これらロッドの少なくとも1つは長手方
向に延びる通路14Aを備え、複数の開口14Bがこの長手方
向通路とロッドの外部とを連通させる。ピストン12は、
ロッドから最も遠い方のピストン面に加えられる圧力が
常に空間2内の圧力と同等であるように通路14Aの延長
部たる通路12Aを少なくとも1つ備える。
ピストン13は、金属製の管状のロッド15を介して環状板
11に接続される。ピストン13及びそのロッド15は単一金
属部材を切削加工して形成するのが好ましい。
アセンブリ20は、軸線方向運動が環状板11と半可動アセ
ンブリ20の環状部材21とに当接するスプリング16によっ
て制限されるため半可動アアセンブリと称する。
半可動アセンブリ20は、4つの同軸且つ金属製の管状部
材22,23,24及び25を含む。
管状部材22,23は一端が第1の環状部材としての環状板2
1に接続され、他端が絶縁スリーブ22Aに接続される。
第2の環状部材としての環状板26の先には主接触子27が
設けられている。
主接触子27と環状板26には環状であり且つ絶縁性のノズ
ル28A,28Bが固定される。ノズル28A,28bは、主接触子27
を貫通する貫通孔27Aを介して管状部材23内の通路とし
ての空間31に連通する内部空間30により互いに分離され
る2つの部分28A及び28Bからなる。(一変形例としてこ
のノズルは、先端から先端まで貫通する通路を備えた単
一部材で構成してもよい。) 管状部材22,23の間の空間31を管状部材23の外部と連通
させるために、環状板21の近傍に開口23Aが設けられて
いる。
管状部材24は環状板26に固定され、環状板21との間に自
由スペースを残すべく管状部材23より短い長さを有す
る。
管状部材23と管状部材24との間に規定され、ピストン12
がその内部で気密的に滑動し得る環状空間は符号32で示
されている。
管状部材25は環状板26に固定され、管状部材24とほぼ同
等の長さを有する。
管状部材24と管状部材25との間に規定され、ピストン13
がその内部に気密的に滑動し得るように配置される環状
空間は符号33で示されている。
管状部材25はアーク接触子35を備えた部分25Aを環状板2
6の先の延長部として有する。環状空間33は大きな開口2
6Aを介して、ノズルの部分28Bとアーク接触子35との間
の環状空間34に連通する。
環状空間32及び33は、小さな開口24Aを介して互いに連
通し合う。
実際には管状部材23,24及び25と環状板26とは切削加工
した単一金属製部材で構成し得る。
環状板21はロッド15と協働してピストン12及び13,ロッ
ド15,環状板21並びに管状部材23で規定されるような空
間36を閉鎖するシールリング21Aを備える。
環状板21は更に、ロッド15と半可動アセンブリ20との間
の電気的連続性を確保するための滑動電気接触子21Bを
も有する。
環状板21には後述の如き役割をもつ逆止め弁37も具備さ
れる。逆止め弁は空間36内の圧力が空間2内の圧力より
下がった時にのみ開放するよう構成される。
可動アセンブリ40は、遮断器の電気接続点(図示せず)
と操作手段(図示せず)とに連結される環状板41を有す
る。
環状板41には管状部材43に包囲された主接触子42が固定
される。これらの主接触子42は、遮断器が閉鎖位置にあ
る時に電流を通すべく主接触子27と協働する。ストッパ
としての管状部材43は、半可動アセンブリ20の絶縁スリ
ーブ22Aと接触する。遮断器が閉鎖位置にあるとスプリ
ング16は多少圧縮される。
環状板41は管状のアーク接触子44も有し、アーク接触子
44の先端にはアークの作用に耐える材料からなる部分44
Aが設けられる。
遮断器が閉鎖されると、アーク接触子44がアーク接触子
35とノズルの部分28A及び28Bの先端とに接触する。
主接触子42及びアーク接触子44間の空間45は、先ずアー
ク接触子44を貫通する開口44Bを介して軸線近傍の空間5
0とを連通し、次に大開口41Aを介して空間2と連通す
る。
この遮断器は次のように作動する。
閉鎖位置では電流がロッド15,電気接触子21B,環状板2
1,管状部材23,主接触子27及び主接触子42を介して環
状板11から環状板41へと通過する。
強電流の遮断(短絡) 可動アセンブリ40が図面の右方へ移動する。半可動アセ
ンブリ20もスプリング16の作用で右方へ移動するが、そ
の速度は空間36内に生じる圧縮に起因して可動アセンブ
リ40より遅い。
アーク接触子35がアーク接触子44から離れると、これら
接触子の先端相互間にアーク60が生じる。
アークの近傍では温度が上昇し、その結果圧力が増加す
る。この圧力増加は、内部空間30及び空間31を介して空
間36に伝達されると共に、開口26Aを介して環状空間33
に伝達される。
その結果、環状板21の面積S2がピストン13の面積S1
より大きいため、半可動アセンブリ20はスプリング16の
推力に逆って左方へ移動する。
そのためアーク接触子が互いに離れる速度がより速くな
る。
電流の遮断に必要なエネルギーの一部分はアーク自体に
よって与えられ、この補足エネルギは電流の強さの増加
に伴って増加する。
電流の第1ゼロ交差でアーク接触子35,44の接触領域内
の圧力が降下する。その結果、加熱とピストン13の作用
とによって圧縮されていた環状空間33内のガスが膨張し
てアーク発生領域に吹きかかる。これと同時にスプリン
グ16が半可動アセンブリ20を押し戻し、空間36内のガス
が空間31及び内部空間30を介して排出される。この排出
ガスもアークの吹消しに用いられ、電圧増加の面におい
て優れた特性が得られる。
弱電流の遮断(無負荷遮断器又はキャパシタ電流) アークがスプリング16に逆って半可動アセンブリ20を移
動させるには不十分な温度上昇を生起する。
アークは、空間36内で圧縮され且つ空間31及び内部空間
30を介し流れるガスの吹付けによって消去される(第3
図参照)。
遮断器の閉鎖時には、逆止め弁が開放されて空間36内に
ガスが再充填される。
【図面の簡単な説明】
第1図は閉鎖位置にある本発明の遮断器の一実施例を示
す軸線方向簡略部分断面図、第2図は特に可動アセンブ
リの複動作を説明すべく、強さの大きい電流を遮断する
時の開放状態にある第1図の遮断器を示す軸線方向簡略
部分断面図、第3図は弱い電流を遮断する時の位置にあ
る第1図の遮断器の軸線方向簡略部分断面図である。 10……固定アセンブリ、20……半可動アセンブリ、40…
…可動アセンブリ、12,13……ピストン、14,15……ロッ
ド、16……スプリング、21,26……環状板、36……空
間、28A,28B……ノズル、27,42……主接触子、35,44…
…アーク接触子、37……逆止め弁、60……アーク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電性ガスを収容するケーシング(1)と、 前記ケーシング内に設けられており、当該ケーシングの
    一端に固定された第1の環状板(11)、前記ケーシングの
    長手軸に沿って伸長しており、一端が前記第1の環状板
    に固定された管状の第1のロッド(15)、当該管状の第1
    のロッドを取り囲むように前記管状の第1のロッドと同
    軸に配置されており、一端が前記第1の環状板に固定さ
    れた複数の管状の第2のロッド(14)、及び当該第2のロ
    ッドの内部空間を前記第2のロツドの外部と連通させる
    べく、前記第2のロッドの一端に設けられた開口(14B)
    を有する固定アセンブリ(10)と、 前記第1のロッドと同軸に設けられた第1の管状部材(2
    5)、前記第1の管状部材の一端の側に配置されており、
    内周縁が前記第1のロッドの外周面を気密に摺動するよ
    うに構成され、前記第2のロッドを気密に挿通させる孔
    を有する第1の環状部材(21)、前記第1の環状部材と対
    向しており、内周縁が前記第1の管状部材の他端の外周
    面に固定された第2の環状部材(26)、前記第1の管状部
    材と同軸に設けられており、前記第1の管状部材と協働
    して第1の環状空間を規定するように、一端が前記第2
    の環状部材の環状面に固定され、他端が前記第1の環状
    部材の近傍で終端する第2の管状部材(24)、前記第1の
    管状部材と同軸に伸長しており、前記第2の管状部材と
    協働して第2の環状空間を規定するように、一端が前記
    第1の環状部材の外周縁に固定され、他端が前記第2の
    環状部材の外周縁に連結された第3の管状部材(23)、前
    記第3の管状部材に設けられており、当該第3の管状部
    材の一端から前記第3の管状部材の他端に伸長する第1
    の通路(31)、前記第2の環状空間を前記第1の通路に連
    通させるべく、前記第3の管状部材の一端に設けられた
    開口(23A)、前記第1の管状部材と同軸に設けられてお
    り、一端が前記第2の環状部材の内周縁に固定され、他
    端が前記ケーシングの他端に向けて伸長する第1のアー
    ク接触子(35)、及び前記第1の管状部材と同軸に設けら
    れており、一端が前記第2の環状部材の外周縁に固定さ
    れ、他端が前記ケーシングの他端に向けて伸長する第1
    の主接触子(27)を有する半可動アセンブリ(20)と、 第1の環状空間に配置されると共に前記第1のロッドの
    他端に連結されており、前記第1の管状部材及び前記第
    2の管状部材に沿って摺動自在な環状の第1のピストン
    (13)と、 第2の環状空間に配置されると共に前記第2のロッドの
    他端に連結されており、前記第2の管状部材と前記第3
    の管状部材に沿って摺動自在であり且つ前記第2の環状
    空間と前記第2のロッドの内部空間を連通する第2の通
    路(12A)を有する環状の第2のピストン(12)と、 前記ケーシングの他端の側において、移動自在に配置さ
    れており、一端が前記第1のアーク接触子と接触するよ
    うに、前記第1の管状部材と同軸に設けられた管状の第
    2のアーク接触子(44)、内周縁が前記第2のアーク接触
    子の外周面に取り付けられた第2の環状板(41)、一端が
    前記第1の主接触子と接触するように、前記第2のアー
    ク接触子と同軸に設けられており、他端が前記第2の環
    状板の外周縁に取り付けられた第2の主接触子(42)を有
    する可動アセンブリ(42)と、 前記第3の管状部材の第1の通路を前記半可動アセンブ
    リの外部に連通させるべく前記第3の管状部材の他端に
    設けられた貫通孔(27A)と、 一端が前記貫通孔を介して前記第1の通路と連通するよ
    うに、一端が前記第2の環状部材の外周縁に取り付けら
    れていると共に他端が前記第1のアーク接触子の近傍に
    開口しており、前記第1のアーク接触子と前記第2のア
    ーク接触子とが相互に接触する際、他端が前記第2のア
    ーク接触子の外周面によって閉鎖するように構成された
    環状のノズル(28A,28B)と、 前記第2の環状部材と前記第2のアーク接触子と前記ノ
    ズルによって規定される空間と前記第1の環状空間とを
    連通させるべく、前記第2の環状部材に設けられた開口
    (26A)と、 前記半可動アセンブリを前記ケーシングの他端に向けて
    付勢すべく、一端が前記固定アセンブリの環状板に取り
    付けられ、他端が前記半可動アセンブリの前記第1の環
    状部材に連結されているスプリング(16)と、 前記第1のアーク接触子と前記第2のアーク接触子とが
    接触状態にある際、前記第2の環状部材を当接させるべ
    く、前記第2の環状板に設けられたストッパ(43)とを備
    える複動式圧縮ガス高圧遮断器。
  2. 【請求項2】前記第1の環状部材と前記第1及び第2の
    ピストンとによって規定される環状の空間内の圧力が前
    記半可動アセンブリの外側の圧力より低下した際に、前
    記半可動アセンブリの外部のガスが前記環状の空間内に
    流入するのを許容すべく、前記第1の環状部材に逆止め
    弁が設けられている特許請求の範囲第1項に記載の遮断
    器。
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