JPH0651669A - 消色機能を持つ複写装置 - Google Patents

消色機能を持つ複写装置

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JPH0651669A
JPH0651669A JP4205664A JP20566492A JPH0651669A JP H0651669 A JPH0651669 A JP H0651669A JP 4205664 A JP4205664 A JP 4205664A JP 20566492 A JP20566492 A JP 20566492A JP H0651669 A JPH0651669 A JP H0651669A
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JP
Japan
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illumination
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JP4205664A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Imai
力 今井
Mitsuo Tanaka
光男 田中
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
Hiroharu Suzuki
弘治 鈴木
Tokumasa Somiya
徳昌 宗宮
Sadao Takahashi
貞夫 高橋
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複写プロセスと、消色トナー画像の消色による
転写紙の再生とを同一の装置で行うことができる、消色
処理機能を持つ複写装置を実現する。 【構成】原稿照明走査部10に隣接して、光照射により
消色トナー画像の消色処理を行う消色処理部17を設
け、複写装置の動作モードを複写モードと消色処理モー
ドとに切り換え可能とし、消色処理モードが選択された
とき、搬送路切り換え手段159により消色処理部17
側へ向かう搬送路を選択し、複写プロセスを停止すると
ともに消色処理部18を動作させて消色処理を実行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は消色機能を持つ複写装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光消色性の消色トナー、即ち、光照射に
より透明化されるトナーが実用化されつつある。即ち、
例えば図4に示す構造式の機能性赤外吸収色素:IR8
20Bとテトラブチルアンモニウムブチルトリフェニル
ボレート等の「有機ホウ素のアンモニウム塩」を透明樹
脂中に共存的に分散させたものが提案されている(機能
性色素部会資料No.17;近畿化学協会機能性色素部
会、平成3年5月29日頒布)。
【0003】上記光消色性の消色トナーは、消色される
以前は青色を呈しているが、波長:825nmに吸収極
大を持ち、この波長近傍の波長領域の近赤外光あるい
は、このような赤外光成分を含む光(例えば、ハロゲン
ランプの光)を照射することにより透明化する。
【0004】このような消色トナーを用いると、転写紙
上に形成された「消色トナー画像」を消色して透明化す
ることにより、転写紙を繰り返して使用できるので、有
効な紙資源節減対策となる。
【0005】従来、このような消色トナーで形成された
消色トナー画像を転写紙上で消色する「消色処理」を行
う装置として専用の消色処理装置が意図されているが、
複写装置のほかに消色装置を配備するのはスペース的に
問題があるし、複写装置と消色処理装置とを離れた場所
に配備したりすると、消色処理した転写紙により直ちに
複写を行いたいような場合に、消色処理した転写紙を複
写装置の設置場所まで運ぶのが面倒である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、複写プロセスと転写
紙の消色処理とを同一の装置で行うことができる、消色
処理機能を持つ複写装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の複写装置は
「原稿を順次、自動的に原稿照明走査部に搬送し、照明
走査された原稿を所定の原稿受け部へ排出する原稿自動
給送装置を有する複写装置」で、転写紙上に形成された
消色トナー画像を消色処理する機能を有する。この複写
装置はアナログ複写装置でもデジタル複写装置でもよ
い。上記「原稿照明走査部」は、アナログ複写装置にお
いては「光導電性の感光体に原稿の光像を投影照射する
ために原稿を照明走査する部位」で、複写装置の原稿ガ
ラス上の部位であり、デジタル複写装置においては「原
稿画像を読み取るために原稿を照明走査する部位」で、
原稿読取装置の原稿ガラス上の部位である。
【0008】請求項1記載の複写装置は、消色機能を実
現するために、消色処理部と、搬送路切り換え手段と、
モード切り換え手段と、制御手段とを有する。「消色処
理部」は、光照射により消色トナー画像の消色処理を行
う部位で、原稿照明走査部に隣接して設けられる。ここ
に、消色処理部が「原稿照明走査部に隣接する」とは、
原稿自動給送装置により給送される原稿が原稿照明搬送
部を通過する方向において、原稿照明走査部に隣接する
ことを意味する。
【0009】「搬送路切り換え手段」は、原稿自動給送
装置に設けられ、原稿照明走査部を通過したシート(原
稿もしくは消色処理すべき転写紙)の搬送路を、原稿受
け部側へ向かう搬送路と、消色処理部側へ向かう搬送路
との間で切り換える。「モード切り換え手段」は、複写
装置の動作モードを「複写モード」と「消色処理モー
ド」とに切り換える。
【0010】「制御手段」は、モード切り換え手段によ
るモード選択に従って上記各モードを制御する手段であ
り、複写モードが選択されたときは「搬送路切り換え手
段により原稿受け部側へ向かう搬送路を選択し、消色処
理部の動作を停止して複写プロセスを実行」し、消色処
理モードが選択されたときは「搬送路切り換え手段によ
り消色処理部側へ向かう搬送路を選択し、複写プロセス
を停止し、消色処理部を動作せしめて消色処理を実行」
する。
【0011】消色処理部における「消色処理」は前述の
ように光照射により行われる。この光照射用の光源とし
て近赤外ランプのような専用の光源を用いても良い。し
かし前述のように光消色性の消色トナーの消色は、ハロ
ゲンランプ等による光照射によっても可能であるから、
「消色処理モードが選択されたとき、原稿照明走査用の
照明ランプを制御手段の制御により消色処理部の所定の
位置へ変位・停止させて消色処理用の光源として使用す
る」こともできる(請求項2)。
【0012】この請求項2記載の複写装置において、消
色処理部に「冷却機構」を配備し、消色処理モードが選
択されたとき「消色処理部内の定位置にて発光する照明
ランプの近傍を冷却する」ように、制御手段により冷却
機構を制御するようにすることができる(請求項3)。
【0013】請求項4記載の複写装置は、消色機能を実
現するために、モード切り換え手段と、制御手段とを有
する。「モード切り換え手段」は、請求項1記載の装置
におけるものと同様「複写装置の動作モードを複写モー
ドと消色処理モードとに切り換える」手段である。
【0014】「制御手段」は、複写モードが選択された
ときは複写プロセスを実行し、消色処理モードが選択さ
れたときは複写プロセスを停止し、「原稿照明走査装置
を消色処理装置として動作させて」消色処理を行う。
【0015】この請求項4記載の複写装置においては、
消色処理モードにおいても原稿照明走査時と同様、原稿
を原稿照明走査部に定置し、原稿に対して原稿照明走査
用の照明ランプを移動させるか、あるいは照明ランプに
対して転写紙を移動させて消色処理を行っても良いが、
「少なくとも消色処理モードでは、消色処理すべき転写
紙および照明ランプを同じ向きに変位させ、両者の相対
的な移動により転写紙全面の消色処理を行う」ようにす
ることができる(請求項5)。この場合、転写紙の搬送
速さ:v、照明ランプの移動速さ:V、照明ランプの移
動距離:L、転写紙の搬送方向幅:dが、関係: v={(d+L)/L}・V を略満足するようにすることができる(請求項6)。
【0016】
【作用】上記のように、この発明の複写装置では、消色
処理モードを実行するとき、原稿自動給送装置に消色処
理すべき転写紙をセットすると、転写紙は原稿自動給送
装置により自動的に消色処理部へ搬送されて消色処理さ
れる。
【0017】請求項2〜6記載の複写装置では、原稿照
明走査用の照明ランプにより消色処理が行われる。請求
項6の複写装置では、転写紙が照明走査領域を通過し終
るのと、照明ランプによる消色処理が終了するのが同時
である。
【0018】なお、前述のように各請求項記載の発明と
も、消色処理モードが選択されたときは複写プロセスを
停止するから、感光体の露光や原稿の読取りが行われな
いことは言うまでもないが、消色処理に伴う光が感光体
や読取装置(CCD等)に悪影響を与えないように、消
色処理モードが選択されたとき「感光体や読取装置を消
色処理用の光に対して遮光する遮光手段」を用いても良
い。
【0019】
【実施例】図1は請求項1記載の複写装置をアナログ複
写装置として実施した1実施例の特徴部分のみを略示し
ている。図中に符号10で示す原稿ガラスは原稿照明走
査部をなす。複写プロセスが行われるとき原稿は原稿ガ
ラス10上に平面的に定置され、照明ランプ12により
照明走査される。即ち、照明ランプ12は実線に示す位
置から破線で示す位置まで原稿ガラス10に沿って等速
的に変位しつつ照明光により原稿を走査する。原稿の被
照明部からの反射光は、図示されない露光光学系により
光導電性の感光体上に原稿像として投影照射される。
【0020】原稿ガラス10の上には原稿自動給送装置
14が配備されている。「ADF」として知られた原稿
自動給送装置は従来から種々のものが提案されており、
この発明の実施に際しても公知のものを適宜利用でき
る。この実施例に用いられている原稿自動給送装置14
は、原稿セット部141と原稿受け部143、原稿搬送
ベルト145、原稿給送コロ147、原稿反転コロ15
0、原稿排出コロ155、ガイド149,151,15
3、搬送路切り換え爪159を主たる要素として構成さ
れている。
【0021】複写モードでは、搬送路切り換え爪159
は図に実線で示す態位にある。複写すべき原稿を「表面
を上に向け、上から順に頁を揃え」て原稿セット部14
1の原稿セット面141a上に載置して複写プロセスを
実行すると、重ねて載置された原稿は、最下部のものが
原稿給送コロ147により送り出され、ガイド149に
より原稿ガラス10へ導かれる。続いて原稿搬送ベルト
145が反時計回りに回動して上記原稿を原稿ガラス1
0上に案内し、所定の位置に設置する。このとき原稿表
面は原稿搬送ベルト145により原稿ガラス10上に密
着される。
【0022】この状態において前述の如くして原稿の照
明走査が行われ、一連のプロセスにより複写プロセスが
実行される。照明走査された原稿は原稿搬送ベルト14
5により再度搬送され、搬送路切り換え爪159とガイ
ド151に案内されて原稿反転コロ150により反転さ
れ、原稿排出コロ155により原稿受け部143上に排
出される。排出された原稿は表面が上を向いている。
【0023】続いて、次の原稿(原稿セット部141上
において最下部に位置するもの)の自動給送が上記と全
く同様に行われる。このプロセスが繰り返されて全ての
原稿が複写された後は、原稿受け部143上に全原稿が
「原稿セット部141上にセットしたときと同じ順序に
重なって」得られる。以上が原稿自動給送動作のあらま
しである。
【0024】原稿照明走査部の右側に隣接して、図面に
直交する方向へ長い細板状のコンタクトガラス17が配
備され、その下方には消色処理用の光源として「825
nmの波長を含む近赤外線」を放射する赤外ランプ16
がコンタクトガラス17の長手方向に平行に設けられて
いる。符号18は赤外ランプ16の反射板を兼ねた遮熱
部材を示す。
【0025】コンタクトガラス17の上には搬送コロ2
0が間隔を空けて配備され、これら搬送コロ20の間の
部分でコンタクトガラス17に近接対向するようにして
ガイド22が設けられている。またコンタクトガラス1
7の右方には排出コロ24とトレイ26とが配備されて
いる。これら、コンタクトガラス17、赤外線ランプ1
6、遮熱部材18、搬送コロ20、ガイド22、排出コ
ロ24、トレイ26は「消色処理部の主要部」をなして
いる。
【0026】ランプ電源30は赤外ランプ16用の電源
であり、制御部42に制御される。駆動機構50は消色
処理モード時に原稿自動給送装置や消色処理部の可動部
を駆動するとともに、モード切り換えに応じて搬送路切
り換え爪159による搬送路の切り換えを行う機構であ
り、制御部42に制御される。
【0027】従って、上記「消色処理部の主要部」とラ
ンプ電源30および駆動機構50は消色処理部を構成す
る。また搬送路切り換え爪159と駆動機構50とは
「搬送路切り換え手段」を構成し、制御部42は「制御
手段」を構成する。制御部42はこの実施例においてコ
ンピューターであり、必要な制御内容をプログラムとし
て格納されている。
【0028】消色処理を行うときは、消色トナー画像を
有する転写紙を、消色トナー画像の側を上に向けて揃え
て原稿セット面141a上に載置する。この状態におい
て消色モード選択スイッチ40をオンにすると、同スイ
ッチからの信号は制御部42に送られ、制御部42は複
写装置の動作モードを標準モードである複写モードから
消色処理モードへ切り換える。従って、消色モード選択
スイッチ40と制御部42とは「モード切り換え手段」
を構成する。
【0029】上記モード切り換えに応じて複写プロセス
は停止状態に置かれる。搬送路切り換え爪159は駆動
機構50により「破線で示す態位」に切り換えられ、消
色処理部へ向かう搬送路が選択される。また、赤外線ラ
ンプ16が発光し、搬送コロ22、排出コロ24が回転
を開始する。
【0030】この状態で、図示されないスタートボタン
を押すと消色処理モードが開始される。即ち、原稿自動
給送装置14が、セットされた転写紙の最下位の1枚を
給送する。この転写紙は原稿ガラス10上を通過し、コ
ンタクトガラス17の位置に到ると搬送コロ20により
搬送されてコンタクトガラス17上を通過する。このと
きガイド20は転写紙がコンタクトガラス17から浮き
上がるのを防止する。転写紙上の消色トナー画像は、赤
外ランプ16からの赤外光を照射されて透明化される。
コンタクトガラス17上を通過した転写紙は排出コロ2
4によりトレイ26上に排出される。
【0031】図2は請求項2,3記載の複写装置の実施
例の特徴部分のみを略示している。図2(A)を参照す
ると、符号10,12は図1におけると同じく原稿ガラ
スと照明ランプとを示している。原稿給送装置は図1に
示したものと殆ど同じであり、図1に示した原稿給送装
置14との差異は、図2の実施例においては搬送路切り
換え爪がなく、原稿搬送ベルト145と原稿反転コロ1
50およびガイド151との間が所定の間隔:Aだけ離
れており、この間隔:Aの部分が消色処理を行う部分に
なっていることである。複写モードが選択されたときに
行われる複写プロセスは図1の実施例に即して説明した
のと全く同様である。
【0032】図2(D)に示すように消色処理モードが
消色モード選択選択スイッチ40で選択されると、制御
部43は複写プロセスを停止状態とし、駆動機構51を
制御して図2(A)に示すように、照明ランプ12を消
色処理部位へと変位させる。照明ランプ12を構成する
リフレクター121はハロゲンランプ120の軸心を中
心として揺動可能であり、図2(B)に示すように係合
板123を固定されている。係合板123は2つの係合
凹部123A,123Bを形成されている。照明ランプ
12を支持して変位する支持部材(図示されず)の不動
部にはバネ126が設けられ、このバネによる圧縮力に
より図の上方へ力を作用された係合ピン125は、原稿
照明走査モードでは図2(B)に示すように係合凹部1
23Aに係合してリフレクター121の態位を照明走査
用に保っている。
【0033】消色処理部側には作動片127が設けられ
ている。リフレクター121にはアーム124が固定さ
れており、照明ランプ12が消色処理を行うポジション
に配備されるべく図2(A)に示すように右方へ変位す
ると、作動片127が照明ランプ12の移動に応じてア
ーム124を時計回りに回転させ、図2(C)に示すよ
うにリフレクター121を上向かせる。このとき係合ピ
ン125は係合凹部123Bに係合する。
【0034】消色処理モードでは、原稿自動給送装置に
セットされた転写紙が1枚づつ給送され、領域:Aを通
過して図示されない原稿受け部へ排出される。領域:A
を通過する際、転写紙は照明ランプ12により光照射さ
れて消色処理される。このとき照明ランプ12のリフレ
クターが上向きに開口しているので転写紙は効率良く光
照射されるが、消色処理にはかなりの光エネルギーが必
要なので、転写紙の移動速度は原稿照明走査時の搬送速
度よりもゆっくりと、且つ連続的に搬送されるように、
制御部43が駆動機構51を制御する。
【0035】また消色処理モードでは照明ランプ12が
一定の消色処理ポジションに停止して発光するため、発
生する熱が消色処理部にこもり易いので、冷却ファン1
3を動作させて照明ランプ12の近傍を冷却する。
【0036】消色処理モードが終了すると制御部43が
動作モードを標準モードである複写モードへ切り換え、
駆動機構51を駆動させて照明ランプ12を原稿照明走
査のホームポジションに復帰させる。ホームポジション
側には図2(B)に示す作動片128が設けられてお
り、復帰してきた照明ランプ12のアーム124が作動
片128に押され、図2(B)に示すようにリフレクタ
ー121の態位が照明走査用態位に戻る。
【0037】図3に示す実施例は請求項4記載の複写装
置の1実施例である。符号10,12はそれぞれ原稿ガ
ラスと照明ランプを示し、符号14Aは原稿自動給送装
置を示す。この原稿自動給送装置14Aは、搬送路切り
換え爪がないことを除けば図1に示した実施例のものと
同じである。
【0038】複写モードにおける原稿の照明走査は図1
の実施例の場合と全く同様である。消色処理モードで
は、給送された転写紙は原稿ガラス10上に定置され、
照明ランプ12が矢印方向へ移動しつつ(この移動は、
原稿照明走査時よりもゆっくり行われる)光照射を行
い、消色トナー画像の消色を行う。
【0039】上記例では転写紙を原稿ガラス上に静止さ
せて消色処理を行ったが、原稿と照明ランプを同方向
(図3の右方)へ移動させながら消色処理を行ってもよ
い。この場合、前述のように、原稿の搬送速さ:v、照
明ランプの移動速さ:V、照明ランプの移動距離:L、
転写紙の搬送方向幅:dが、関係: v={(d+L)/L}・V を略満足するようにすると、転写紙を静止して消色処理
する場合より照明ランプの移動速さを速くできるため
に、消色処理に伴う原稿ガラスの昇温を有効に軽減させ
ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば消色機
能を持つ複写装置という、全く新規な複写装置を提供で
きる。この装置は上記の如き構成となっているので、消
色トナー画像を有する転写紙の消色処理と通常の複写プ
ロセスとを同一の装置で実行できる。なお、複写装置
は、通常のトナーによる複写と消色トナーによる複写と
を任意に選択して行い得るように構成するのが望まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の1実施例を特徴部分のみ
示す図である。
【図2】請求項2,3記載の発明の実施例を説明するた
めの図である。
【図3】請求項4〜6記載の発明の実施例を説明するた
めの図である。
【図4】消色トナーに用いる色素の構造式を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 原稿ガラス 12 照明ランプ 14 原稿自動給送装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/00 108 7369−2H 15/04 120 9122−2H 21/00 (72)発明者 鈴木 弘治 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 宗宮 徳昌 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 貞夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を順次、自動的に原稿照明走査部に搬
    送し、照明走査された原稿を所定の原稿受け部へ排出す
    る原稿自動給送装置を有する複写装置において、 原稿照明走査部に隣接して設けられ、光照射により消色
    トナー画像の消色処理を行う消色処理部と、 上記原稿自動給送装置に設けられ、原稿照明走査部を通
    過したシートの搬送路を、上記原稿受け部側へ向かう搬
    送路と上記消色処理部側へ向かう搬送路との間で切り換
    える搬送路切り換え手段と、 複写装置の動作モードを、複写モードと消色処理モード
    とに切り換えるモード切り換え手段と、 複写モードが選択されたときは、上記搬送路切り換え手
    段により原稿受け部側へ向かう搬送路を選択し、消色処
    理部の動作を停止して複写プロセスを実行し、消色処理
    モードが選択されたときは、上記搬送路切り換え手段に
    より消色処理部側へ向かう搬送路を選択し、複写プロセ
    スを停止するとともに消色処理部を動作せしめて消色処
    理を実行させる制御手段と、を有することを特徴とする
    消色機能を持つ複写装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複写装置において、 消色処理部における消色処理用光源として、照明走査用
    の照明ランプを用い、消色処理モードが選択されたと
    き、制御手段の制御により上記照明ランプを消色処理部
    の所定の位置へ変位させ、上記位置に停止させて発光さ
    せるようにしたことを特徴とする、消色機能を持つ複写
    装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の複写装置において、 消色処理部に冷却機構を配備し、消色処理モードが選択
    されたとき、消色処理部内の定位置にて発光する照明ラ
    ンプ近傍を冷却するように、制御手段により上記冷却機
    構を制御するようにしたことを特徴とする、消色機能を
    持つ複写装置。
  4. 【請求項4】原稿を順次、自動的に原稿照明走査部に搬
    送し、照明走査された原稿を所定の原稿受け部へ排出す
    る原稿自動給送装置を有する複写装置において、 複写装置の動作モードを、複写モードと消色処理モード
    とに切り換えるモード切り換え手段とを有し、 複写モードが選択されたときは複写プロセスを実行し、
    消色処理モードが選択されたときは複写プロセスを停止
    して、原稿照明走査装置を消色処理装置として動作させ
    て消色処理を行う制御手段と、を有することを特徴とす
    る消色機能を持つ複写装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の複写装置において、少なく
    とも消色処理モードでは、消色処理すべき転写紙および
    照明ランプを同じ向きに変位させ、両者の相対的な移動
    により転写紙全面の消色処理を行うことを特徴とする消
    色機能を持つ複写装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の複写装置において、 転写紙の搬送速さ:v、照明ランプの移動速さ:V、照
    明ランプの移動距離: L、転写紙の搬送方向幅:dが、略 v={(d+L)/L}・V なる関係を満足することを特徴とする消色機能を持つ複
    写装置。
JP4205664A 1992-07-31 1992-07-31 消色機能を持つ複写装置 Pending JPH0651669A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4205664A JPH0651669A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 消色機能を持つ複写装置

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JP4205664A JPH0651669A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 消色機能を持つ複写装置

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ID=16510645

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JP4205664A Pending JPH0651669A (ja) 1992-07-31 1992-07-31 消色機能を持つ複写装置

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JP (1) JPH0651669A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011221222A (ja) * 2010-04-08 2011-11-04 Casio Electronics Co Ltd トナー消色機能付き多機能型画像形成装置
JP2015004939A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 カシオ電子工業株式会社 消色装置、消色方法
US9008529B2 (en) 2012-11-27 2015-04-14 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus, image forming system, non-transitory computer readable medium, and image forming method
US9395661B2 (en) * 2014-10-06 2016-07-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus with controlled timing of energization of heaters for power reduction

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