JPH0651263B2 - 回転軸中心の検出方法 - Google Patents

回転軸中心の検出方法

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JPH0651263B2
JPH0651263B2 JP4302588A JP4302588A JPH0651263B2 JP H0651263 B2 JPH0651263 B2 JP H0651263B2 JP 4302588 A JP4302588 A JP 4302588A JP 4302588 A JP4302588 A JP 4302588A JP H0651263 B2 JPH0651263 B2 JP H0651263B2
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JP
Japan
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center
output
rotation axis
displacement gauge
spindle
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JP4302588A
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JPH01216751A (ja
Inventor
定巳 近藤
Original Assignee
オ−クマ株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は精密旋盤の加工時において主軸若しくは産業機
械の回転軸の軸中心を検出する方法に関する。
従来の技術 旋盤で超精密加工例えば非球面レンズの加工を行う場合
に主軸中心と工具刃先の芯高とを一致させることは重要
なことであって両者が一致しているかどうかは簡単に判
断できないため、一度試切削を行ってその加工物の形状
精度により評価していた。
発明が解決しようとする課題 加工物を試切削するには慎重に作業を要し作業に時間が
かかり、それを取外して改めて測定機台上で測定を行い
誤差を計算して位置調整後再度切削をするなどの必要が
あるため、正規加工に入るまでの準備時間を要して面倒
なうえ作業能率を低下させる問題点を有していた。
本発明は試切削を必要とせずしかも機上で簡単,迅速に
主軸中心が検出できる方法を提供するを目的とする。
課題を解決するための手段 頂点確認可能な形状部材が先端に偏心して取り付けられ
た回転軸を回転させ、該回転軸に直交する平面上の互い
に直交する第1の方向と第2の方向に移動可能な移動台
に取り付けられた非接触形変位計を前記形状部材に対面
させて、非接触変位計を前記第1の方向に移動させ、該
非接触変位計出力の変動幅最小位置を検出した位置に位
置決めし、その位置にて前記第2の方向に移動し、同様
に出力の変動幅最小位置を検出するこれらの動作を、1
回または繰り返し行い、得られる出力の変動幅最小位置
を回転軸中心として検出するものである。
作用 回転軸例えば主軸の端面中心に頂点確認可能な形状部材
を取付けて回転させる。主軸と直角なX,Y軸2方向に
移動させる移動台に取付けた非接触形変位計を先ずX軸
方向に動かし検出出力最小の位置において次ぎにY軸方
向に動かし検出出力最小の位置に移動台を停止する。こ
の位置における変位計位置が主軸中心となる。
実施例 本例のサドル上の刃物台については実験的な姿で表現さ
れているが、本発明の意図を実際的に明確にするためあ
えて具体的に記述するものである。
周知のNC精密旋盤において主軸1を回転可能に軸承し
た主軸台2はベッド2のZ軸方向案内面上でNCで位置
決め可能に載置されており、主軸1の前端には把持装置
例えば真空チャック3が嵌着されている。そのチャック
爪4と干渉しない中心部に故意に少し偏心して半鋼球5
が埋設されて段取15がチャック爪4で把持されてい
る。
一方ベッドのX軸方向案内面上にX軸方向移動可能にサ
ドル6が載置されNCで位置決め制御される。サドル6
上には刃物台が旋回位置決め可能に設けられ、この刃物
台は工具取付溝7aをZ軸方向に有し下面7bを平とし
た上台7と、サドル6上に図示しない割出台上に固設さ
れた上面8aを傾斜面とした下台8とよりなり、下面7
bと上面8aとの間に楔体9が介装され、この楔体9が
ボルト10によって進退されることにより上台7は案内
板8bに挟まれて上下方向にのみ移動される。そして楔
体9はばね11によってねじのバックラシュなしの状態
に付勢されている。 また図示はされていないが、下台
8は上台7の上部部分に1部分かぶさっており、強いば
ねの力によって上台の下面7bを常に楔体9に押しつけ
るよう働いている。
上台7の工具取付溝7aには主軸1と対向して非接触形
変位計12をボルト13で固定し反対側には工具14が
ボルト13で固定されている。変位計12の出力は増巾
器16で増巾されて表示器に入力される。そして工具1
4切刃の高さと変位計12の中心高さの差とは事前に測
定しておくものである。 鋼球5が主軸回転中心に対し
偏心して取付けられているため第2図のように鋼球5の
中心軌跡は偏心量を半径とする円となる。変位計12を
主軸中心より離れた位置で矢印方向に移動させると、第
3図のように変位計12の(I)位置と(II)位置にお
ける非接触変位計の端面と球表面までの距離はl,l
と変化するため変位計12の出力も変化する。この状
態で主軸1が回転されると変位計12が(I)位置にお
いて鋼球5の偏心により距離lが偏心量に比例して変
動する。また(II)位置においても同様に出力は変動す
るが鋼球5の中心に近いためlに比べて変動は小さく
なる。したがって変位計12が鋼球5の旋回中心位置が
出力変動巾が一番小さくなる。すなわちX軸方向の変位
を示す第4図で明白である。同じ理によってY軸方向の
変位変動最小位置が鋼球の旋回中心位置となるのでX軸
方向の中心を出し次いでY軸方向の中心を出すと第5図
のように変動巾零の位置が主軸中心となる。なお鋼球に
限られるものでなく頂点が確認可能な形状であればよ
い。また非接触形変位計の種類によっては鋼材に限る必
要はない。
中心検出方法のフローチャートの第6図において、ステ
ップS1において主軸のチャック3の中心近傍に半鋼球
5を偏心して埋めた段取り15をチャック爪4に把持さ
せる。ステップS2において刃物台の上台7に取付けた
変位計12を鋼球5に接近させ必要により主軸を寸転し
て出力状態を確認する。 ステップS3において主軸1
を回転させるステップS4において変位計12の出力を
見ながら刃物台をX軸方向に移動する。ステップS5に
おいて出力変動巾の最小位置をさぐり検出されるまでス
テップS4との間を繰り返し、検出された位置で刃物台
を停止させる。
ステップS6において刃物台をY軸(高さ)方向に移動
させる。ステップS7において出力最小巾を検出するよ
うステップS6との間を繰り返し、検出されたとき停止
させる。
ステップS8において変位計と切刃との既知の高さの差
から変位計の中心位置に工具の高さが一致するように上
台7を位置決めするものである。位置決めされた刃物台
の工具を主軸側に向けチャックに把持された工作物をN
C制御で切削し非球面レンズなどを切削するものであ
る。
なお本実施例では旋盤の主軸と刃物台で述べたがこれに
こだわることなくあらゆる機械に同様にして中心位置の
検出に応用できるものである。 さらに変位計の出力を
NC装置内で演算して最小変動点を見出しX軸,Y軸制
御位置決めで自動化することも可能である。
効果 以上詳述したように本発明は機上で主軸中心を検出する
ことができ、刃物台の工具を中心に正確に一致させるこ
とができ、非球面レンズなどの特殊加工でも加工精度を
格段に向上することができる。しかも中心検出が短時間
に極めて容易に行いる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の説明図、第2図は鋼球の中心の軌跡と
変位計の平面の位置関係を示す図、第3図は同じくその
高さの位置関係を示す図、第4図はX軸方向の変位計の
出力変動巾を示す図、第5図はY軸方向の変位計の出力
変動巾を示す図、第6図は回転軸中心検出の流れ図であ
る。 1……主軸、5……鋼球、7……上台 8……下台、9……楔 12……非接触形変位計、14……工具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂点確認可能な形状部材が先端に偏心して
    取り付けられた回転軸を回転させ、該回転軸に直交する
    平面上の互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動
    可能な移動台に取り付けられた非接触形変位計を前記形
    状部材に対面させて、非接触変位計を前記第1の方向に
    移動させ、該非接触変位計出力の変動幅最小位置を検出
    した位置に位置決めし、その位置にて前記第2の方向に
    移動し、同様に出力の変動幅最小位置を検出するこれら
    の動作を、1回または繰り返し行い、得られる出力の変
    動幅最小位置を回転軸中心として検出することを特徴と
    する回転軸中心の検出方法。
JP4302588A 1988-02-25 1988-02-25 回転軸中心の検出方法 Expired - Lifetime JPH0651263B2 (ja)

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KR101192696B1 (ko) 2006-10-26 2012-10-19 가부시기가이샤 츠가미 선반 및 선반에 의한 가공 방법
CN106002377B (zh) * 2016-06-27 2018-12-21 北京航天控制仪器研究所 提高零件相对孔同轴度精度的加工方法

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