JPH10230458A - テーパ研削装置 - Google Patents

テーパ研削装置

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Publication number
JPH10230458A
JPH10230458A JP3231897A JP3231897A JPH10230458A JP H10230458 A JPH10230458 A JP H10230458A JP 3231897 A JP3231897 A JP 3231897A JP 3231897 A JP3231897 A JP 3231897A JP H10230458 A JPH10230458 A JP H10230458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
taper
diameter
work
reference position
grinding
Prior art date
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Pending
Application number
JP3231897A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemitsu Iwata
茂光 岩田
Takekazu Yamada
強計 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Machinery Works Ltd
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Publication of JPH10230458A publication Critical patent/JPH10230458A/ja
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出及び測定動作を迅速に行い、非加工時間
を短縮して、テーパ部を高能率かつ高精度に研削する。 【手段】 ベッド1上にワークロケータ20と直接定寸
装置21とをX軸方向に移動可能に並設する。ワークロ
ケータ20は接触子20aをワークWの大径部端面に当
て、Z軸方向のテーパ部Waの変位量を検出する。直接
定寸装置21は接触子21aをテーパ部Waの周面に当
て、テーパ基準位置で実際のテーパ径を測定する。演算
部25は変位量と予め記憶されたテーパ基準径及びテー
パ角度とに基づき基準位置での所要テーパ径を演算す
る。補正部26はテーパ径の測定値と演算値とに基づき
砥石18の切込み補正量を決定する。NC装置28は補
正量に従い砥石台5及びテーブル2を制御し、砥石18
を基準位置に位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御研削盤に
おいて、ワークのテーパ部を研削する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4はテーパ部を備えたワーク
を例示するものであり、何れのワークWもテーパ部Wa
の外径がワークWの軸線方向で変化している。図3のワ
ークWにおいて、両端のセンタ孔Wbの精度に誤差があ
る場合、テーパ部Waの加工位置が軸線方向に変位す
る。図6のワークWはチャックで把持されるため、セン
タ孔がなく、その精度誤差による影響を受けないが、前
加工で全長寸法A又は大径部Weの厚さ寸法Bに誤差が
あると、やはりテーパ部Waの加工位置が軸線方向に変
位する。
【0003】そこで、この種のワークWにおいて、テー
パ部Waを正確な位置で精密に加工するために、従来
は、ワークWの一部、例えば大径部Weの端面をワーク
基準位置Wcとし、この基準位置Wcから所要寸法Lだ
け離れた部位にテーパ基準位置Wdを設定し、この基準
位置Wdでテーパ部Waの直径を測定し、測定値が所要
のテーパ基準径Dとなるように砥石18の切込み量を決
定していた。
【0004】図5は従来のテーパ研削装置を示すもので
ある。この従来装置においては、数値制御研削盤の砥石
台5にワーク基準位置Wcを検出するワークロケータ2
0が設置され、ベッド1にはテーパ部Waの直径を測定
する直接定寸装置21がX軸方向に進退可能に設けられ
ている。図3に示すワークWのテーパ部Waを加工する
際には、テーブル2及び砥石台5を移動し、ワークロケ
ータ20の接触子20aを大径部Weの端面に当て、こ
のときのテーブル2のX軸位置をモータ3の検出器3a
の出力から求めてワーク基準位置Wcを検出するととも
に、この基準位置Wcから所要寸法Lだけ離れた部位に
テーパ基準位置Wdを設定する。
【0005】そして、テーブル2をZ軸方向に移動し、
テーパ基準位置Wdを直接定寸装置21に位置決めし、
直接定寸装置21をX軸方向に移動し、その接触子21
aでテーパ部Waの直径を測定し、測定値が所要のテー
パ基準径Dとなるように砥石18の切込み補正量を決定
し、砥石18でテーパ部Waを研削する。この研削方法
によれば、センタ孔Wbの精度誤差や前加工の寸法誤差
によってテーパ部Waの軸線方向位置が変位している場
合でも、そのテーパ部Waの基準位置Wdに砥石18を
正確に位置決めして、テーパ部Waを所要寸法で精密に
研削することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のテー
パ研削方法によると、ワーク基準位置Wcの検出に際
し、ワークロケータ20が損傷しないように、その接触
子20aが大径部Weに当たるまでの区間で、テーブル
2を極めて低速で移動する必要がある。また、テーパ径
の測定に際しても、直接定寸装置21をテーパ基準位置
Wdに位置決めするために、テーブル2を移動する必要
がある。従って、検出及び測定に要する時間つまり非加
工時間が増えて、加工能率が低下するという問題点があ
った。
【0007】そこで、本発明の課題は、検出及び測定動
作を迅速に行い、非加工時間を短縮して、テーパ部を高
能率かつ高精度に研削できる装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のテーパ研削装置は、テーブルと砥石台と
が相対位置決め可能に設けられた数値制御研削盤におい
て、テーブル上に保持されたワークのテーパ部を砥石台
の砥石により研削する装置であって、ワーク軸線方向に
おけるテーパ部の変位量を検出する手段と、テーパ基準
径及びテーパ角度を含むワークの寸法データを記憶する
手段と、変位量、テーパ基準径、及びテーパ角度に基づ
きテーパ部の基準位置における所要のテーパ径を演算す
る手段と、基準位置で実際のテーパ径を測定する手段
と、測定値と演算値とから砥石の切込み補正量を決定す
る手段と、補正量に基づいて砥石台及びテーブルを制御
する手段とから構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この実施形態
の数値制御研削盤においては、ベッド1上にテーブル2
がモータ3によりボールネジ4を介しZ軸方向に移動可
能に設けられている。また、ベッド1上には砥石台5が
モータ6によりボールネジ7を介しX軸方向に移動可能
に設けられている。
【0010】テーブル2上には主軸台8と心押台9とが
相対向する状態で設置されている。主軸台8には主軸1
0がモータ11により回転可能に支持され、その先端に
センタ12が取り付けられている。心押台9には心押軸
13が図示しない油圧駆動装置によりZ軸方向に移動可
能に支持され、この心押軸13の先端にもセンタ14が
取り付けられている。
【0011】ワークWは長手方向両端にてセンタ12,
14により保持され、主軸10の回転に伴いワークドラ
イバ15によりケレ16を介して回転駆動される。砥石
18は砥石台5の砥石軸17に取り付けられ、その研削
面18aはワークWのテーパ部Waと同じ角度で成形さ
れている。
【0012】この実施形態のテーパ研削装置において
は、砥石台5と反対側のベッド1上にワークロケータ2
0と直接定寸装置21とが並設され、図示しない駆動手
段によってX軸方向に移動される。図2に示すように、
ワークロケータ20はワークWの大径部Weの端面に当
接する接触子20aを備え、接触子20aの振れ量に応
じた電流を出力して、Z軸方向におけるテーパ部Waの
変位量δを検出する。直接定寸装置21はテーパ部Wa
の周面に当接する接触子21aを備え、接触子21aの
振れ量に応じた電流を出力して、Z軸方向の定位置つま
りテーパ基準位置Wdで実際のテーパ径d’を測定す
る。
【0013】図1に示すように、数値制御研削盤の制御
系には、検出部23,24、演算部25、補正部26、
メモリ27、NC装置28、Z軸モータ制御部29、及
びX軸モータ制御部30が設けられている。ワークロケ
ータ20の出力は制御部23で電流から数値に変換され
て演算部25に入力される。直接定寸装置21の出力は
検出部24で電流から数値に変換されて補正部26に入
力される。メモリ27にはテーパ基準径D(図2参照)
及びテーパ角度θを含むワークWの寸法データと砥石径
データとが予め記憶されている。
【0014】演算部25では、テーパ基準位置Wdにお
ける所要のテーパ径dが変位量δとテーパ基準径Dとテ
ーパ角度θとに基づいて演算される。補正部26では、
砥石18の切込み補正量がテーパ径の測定値(d’)と
演算値(d)とに基づいて決定される。そして、この補
正量に従い、NC装置28がZ軸モータ制御部29を介
しテーブル駆動モータ3を制御するとともに、X軸モー
タ制御部30を介し砥石台駆動モータ6を制御するよう
になっている。
【0015】次に、上記構成のテーパ研削装置によるテ
ーパ部Waの研削方法について説明する。図2の(a)
は、ワークWが正規位置に保持された状態を示すもの
で、テーパ部WaのZ軸方向の変位量はゼロであり、テ
ーパ基準位置Wdの直径はテーパ基準径Dと同等であ
る。これに対し、同図の(b)は、センタ孔Wbの精度
誤差によりテーパ部Waが正規位置からZ軸方向にδだ
け変位した状態を示すものである。
【0016】この変位状態で、ワークロケータ20は待
機位置(図1参照)からX軸方向に移動し、接触子20
aを大径部Weの端面に当て、テーパ部WaのZ軸方向
の変位量δを検出する。ワークロケータ20の出力は検
出部23を介し演算部25に入力され、ここで、図2の
(c)に示すように、テーパ基準位置Wdにおける所要
のテーパ径dが変位量δ、メモリ27から読み出したテ
ーパ基準径D及びテーパ角度θに基づき次式を用いて演
算される。 d=D+2(δ tanθ)
【0017】また、直接定寸装置21は待機位置からX
軸方向に移動し、接触子21aをテーパ部Waの周面に
当て、テーパ基準位置Wdにおける実際のテーパ径d’
を測定する。直接定寸装置21の出力は検出部24を介
し補正部26に入力され、ここで、砥石18の切込み補
正量Cが実際のテーパ径d’と所要のテーパ径dとに基
づき次式を用いて決定される。 C=d−d’
【0018】そして、この補正量CはNC装置28の指
令値に加算され、砥石18の位置決めデータが補正さ
れ、砥石台駆動モータ6及びテーブル駆動モータ3が制
御され、砥石18がテーパ基準位置Wdに位置決めさ
れ、その砥石18によってテーパ部Waが研削される。
従って、このテーパ研削装置及び方法によれば、変位量
δの検出及びテーパ径d’の測定時にテーブル2を移動
する必要がないので、これらの動作を迅速に行い、非加
工時間を短縮して、テーパ部Waを高能率かつ高精度に
研削することが可能である。
【0019】なお、上記実施形態では、センタ12,1
4により保持されるワークWのテーパ研削装置を例示し
たが、主軸10に装着したチャックで図4に示すような
形状のワークWを把持し、そのテーパ部Waを前述した
と同様の方法で高能率かつ高精度に研削することもでき
る。また、変位量及びテーパ径の測定手段として磁気又
は光学式の非接触センサを用いてもよい。その他、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適
宜に変更して実施することも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のテーパ研
削装置によれば、テーパ部の変位量の検出、並びにテー
パ径の測定に際し、テーブルを移動する必要がないの
で、検出及び測定動作を迅速に行い、非加工時間を短縮
して、テーパ部を高能率かつ高精度に研削できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテーパ研削装置の一実施形態を示
す数値制御研削盤の平面図である。
【図2】同装置によるテーパ研削方法の説明図である。
【図3】テーパ部を備えたワークの一例を示す正面図で
ある。
【図4】テーパ部を備えたワークの別例を示す正面図で
ある。
【図5】従来のテーパ研削装置を示す数値制御研削盤の
平面図である。
【符号の説明】
1・・ベッド、2・・テーブル、5・・砥石台、8・・
主軸台、9・・心押台、12,14・・センタ、18・
・砥石、20・・ワークロケータ、21・・直接定寸装
置、25・・演算部、26・・補正部、27・・メモ
リ、28・・NC装置、W・・ワーク、Wa・・テーパ
部、Wd・・テーパ基準位置、D・・テーパ基準径、d
・・所要のテーパ径、d’・・実際のテーパ径、θ・・
テーパ角度、δ・・テーパ部の変位量。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルと砥石台とが相対位置決め可能
    に設けられた数値制御研削盤において、テーブル上に保
    持されたワークのテーパ部を砥石台の砥石により研削す
    る装置であって、ワーク軸線方向におけるテーパ部の変
    位量を検出する手段と、テーパ基準径及びテーパ角度を
    含むワークの寸法データを記憶する手段と、前記変位
    量、テーパ基準径、及びテーパ角度に基づきテーパ部の
    基準位置における所要のテーパ径を演算する手段と、前
    記基準位置で実際のテーパ径を測定する手段と、前記測
    定値と演算値とから砥石の切込み補正量を決定する手段
    と、前記補正量に基づいて砥石台及びテーブルを制御す
    る手段とからなるテーパ研削装置。
JP3231897A 1997-02-17 1997-02-17 テーパ研削装置 Pending JPH10230458A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3231897A JPH10230458A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 テーパ研削装置

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JP3231897A JPH10230458A (ja) 1997-02-17 1997-02-17 テーパ研削装置

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JPH10230458A true JPH10230458A (ja) 1998-09-02

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103192321A (zh) * 2012-01-10 2013-07-10 浙江大学 一种面向无心内圆磨床的锥度误差自动调节装置
CN113878498A (zh) * 2021-10-26 2022-01-04 济南凯特尔机器有限公司 一种锥度外圆磨削在线测量装置
CN113910022A (zh) * 2021-11-11 2022-01-11 济南凯特尔机器有限公司 一种高效超精密磨削高速刀柄的数控端面外圆磨床

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