JPH06511285A - オキシランとジオキソランの共重合体、それらの製造方法およびそれらを含有するイオン的に伝導性の材料 - Google Patents

オキシランとジオキソランの共重合体、それらの製造方法およびそれらを含有するイオン的に伝導性の材料

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JPH06511285A
JPH06511285A JP6504194A JP50419494A JPH06511285A JP H06511285 A JPH06511285 A JP H06511285A JP 6504194 A JP6504194 A JP 6504194A JP 50419494 A JP50419494 A JP 50419494A JP H06511285 A JPH06511285 A JP H06511285A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オキシランとジオキソランの共重合体、それらの製造方法およびそれらを含有す るイオン的に伝導性の材料技術分野 本発明は、共重合体、それらの製造方法およびイオン的に伝導性の材料の製造の ためのそれらの使用に関する。
背景技術 ヘテロ原子を含有する溶媒型重合体中に塩を溶解することにより得られる高分子 電解質が知られている。溶媒がポリエチレンオキシドまたはエチレンオキシド共 重合体である、そのような電解質は、例えば、欧州特許公告13199号(M、  Armand、 M、 Duclot)に記載されている。
これらの高分子電解質は、特に電気化学的発電機、光変調装置(M、 Arma nd等、欧州特許出願公開第87401555号)およびセンサ、例えば選択膜 または基準膜用(A、 Hammou等、フランス特許86.09602号)の 分野に多くの適用性を有する。
ポリエチレンオキシドは、塩と化学量論的錯体を生成する半結晶性重合体である 。これらの錯体の伝導性無定形相は、錯塩の性質次第で、一般に40°C〜65 °Cである共融温度以上でのみ存在する。常温において、良好な伝導度は、結晶 性を少ししか示さないかまたは全く示さない高分子系によってのみ得られる。多 くの努力が、これらの物質の伝導性を改善するために費されてきた。これは、例 えば、エチレンオキシドに基づく共重合体の生成という結果になる(M、 Ar mandフランス特許83.09886号)。
エチレンオキシドとプロピレンオキシドまたはメチルグリシジルエーテルのよう な他のエポキシドとの共重合は、その物質の結晶性をかなり大きく減少させる。
しかしながら、欠陥の無原則な導入は、規則正しいポリエチレンオキシド配列の 溶媒和および解離力の著しい損失を示す。
105よりも大きい高分子量、および良好な力学的性質を有する共重合体の製造 は、高純度の反応物を必要とし、そして、導入された共単量体の割合の再現可能 な制御は、エチレンオキシドとその同族体との間の反応性の相違のために困難で ある。
良好な伝導性を存するが良くも悪くもない力学的性質を育する無定形重合体が、 オリゴオキシエチレングリコール(分子量が約200〜1000)とジクロロメ タンとの重縮合により得られた(C,V、 N1cholas、 D、 J、  Wilson。
C,Booth & R,J、 M、 G11les、 Br1t、 Poly m、 J、 20289(1988))。その上に、ポリエチレンオキシドに基 づくこれらの物質は、如何なる反応性の官能基を持っていなく、それゆえ架橋で きない。
高度に結晶性であって55°Cに近い溶融温度を示すジオキソランホモポリマー もまた知られている。25°C以下の温度でのポリジオキソラン/塩錯体の伝導 度は、その結果良くも悪くもない。その上、ジオキソランのカチオン重合により 高い質量の重合体を得ることは困難である:これらのホモポリマーから製造され た電解質の力学的性質は、それゆえ80°C以上の温度で良(も悪くもない。
発明の開示 本発明の目的は、高分子の固体電解質を含み、同時に良好な伝導性と良好な力学 的性質を示すイオン的に伝導性の材料を提供することである。
この目的のために、本発明の主題は、低い結晶性を有する一層の架橋可能な共重 合体である。
本発明の別の主題は、前記共重合体の製造方法である。
最後に、本発明の主題は、溶媒が本質的に上述の共重合体からなるイオン的に伝 導性の材料である。
本発明に係る共重合体は、式−Cut−0−CHR−CHt−0−(I )に相 当する単量体単位および式−CH,−CHR’−0−(It)に相当する単量体 単位からなり、式中: Rは水素原子、炭素数が1〜8の線状または分枝アルキル基あるいは基CH!( −0−C)1.−CH2)、−CH,−(式中、nはl≦n≦10である)を示 し。
R′はラジカル重合可能でかつカチオン重合条件に不活性である不飽和を有する 脂肪族基を示す。
基Rの中でも、他のものよりも好ましいものとしては、特に水素およびメチルが 示される。
基R′は、例えば、アルケニル基CH2=CH−(CHり、−(式中、qは1≦ q≦6である)および基CH3−(CHl) y−CH=CH−(C1、)、− (式中、XとyはO≦x+y≦5および0≦Xである)のようなエチレン性不飽 和を含有するものから選ばれる;これらの基の中で基−CH,−CH,−CH= CH2が例として挙げられる。R′はまた、炭素数が4〜8のアリロキシアルキ レン基から選ぶことができる; −CH,−0−CH2−CH=CH2か例とし て挙げられる。R′はまた、アクリロイルオキシアルキレン基およびメタクリロ イルオキシアルキレン基から選ぶことができ、これらのうちで−CH2−O−C o−CH=CH2および−CHz−0−CO−C(C)In)・C1,が特に好 ましい。
本発明の共重合体を構成する単量体単位(I)および単量体単位(II)は、そ れぞれジオキソランおよびオキシランから誘導される。
本発明の共重合体が、イオン的に伝導性の材料のための溶媒として使用されるこ とを意図されるとき、比p/(p+m)は、好ましくは約3%〜約30%、更に 特に約5%〜約lO%であり、ここでpは本発明の共重合体を構成する単量体単 位(n)の数を示し、mは単量体単位(I)の数を示す。このように得られた共 重合体は、長いポリジオキソランブロック(40〜60単量体単位)および短か いオキシランブロックを有する。しかしながら、単量体単位の全体の分布は統計 学的傾向を示す。
本発明の共重合体は、適当なオキシラン0−CH=CH2’とジオキソランCH z−0−CHR−CH20のカチオン重合により得ることかできる。さまざまな 重合開始剤か使用でき、これらの中にはBFz(OCJs)t、CH=CH2電 またはC5HsC1(J’ (式%式% し、SbF、か特に好ましい)、またはP−CIC*HJ*Y’ (Y’はPF 、またはBF、を示す)の名を挙げることができる。
カチオン重合は、塊状で行なうことができ、ジオキソランはそのとき同時に溶媒 および共単量体として使用される。カチオン重合はまた、非プロトン溶媒中の単 量体の濃厚溶液にて行なうこともできる。ジクロロメタンおよびニトロメタンを これらの溶媒類の中に挙げることができる。
ジオキソラン分子よりもカチオン重合開始剤に対して一層反応性である、オキシ ラン分子だけの重合を避けるために、ジオキソランに対して先ず第一に開始剤を 添加し次いでオキシランだけを導入することが特に好都合である。オキシランの 添加は、単一ロット、多数回の非連続、または重合期間に通して連続的に行って もよい。後の二つの添加方法が、得られた共重合体が架橋後より高い割合の不溶 分を生じるから好ましい。
比p/(p+m)が3%〜30%である本発明に係る共重合体は、イオン的に伝 導性の材料の製造に特に有用である。
本発明のイオン的に伝導性の材料は、本質的に容易に解離し得る塩と本発明に係 る共重合体、好ましくは比p/(p+m)か約3%〜約30%、更に特に約5% 〜約10%である共重合体を架橋して得られた重合体よりなる。この特定の範嗜 の共重合体の使用は、架橋して得られた重合体を硬くする架橋の点の数を限定す ることを可能にする。
架橋前の共重合体中にまたは架橋された重合体中に導入される塩は、イオン的に 伝導性の固体材料に普通に使用される塩から選ばれる。例としては塩(1/nM )″X−を挙げることかできるが、Mは金属陽イオン、またはアンモニウム、ア ミジニウムまたはグアニジニウム型の有機陽イオンを示し、nは陽イオンの原子 価であり、Xは非局在化された電子の電荷を持つ陰イオン、例えばBr−1C1 04−1AsF6−1R−3Q*−1(R,SO,)、N−または(R,SO, )、C−であり、ただしR7はペルフルオロアルキルまたはペルフルオロアリー ル基を示す。
塩はまた式(1/nM)” [(RrSOt)tcY ]−に相当する塩から選 ぶこともできるが、式中、Yは−CNおよびRZ−(ただし、Zはカルボニル基 、スルホニル基またはホスホニル基を示し、Rは1価の有機基を示す)から選ば れる電子引き出しく wi thdrawing)基を示し、Mは原子価nを持 つ金属またはカチオン性の形で存在し得る有機基を示し、そしてR2はペルフル オロアルキルまたはペルフルオロアリール基示す。前記の化合物は、化合物(1 /nM)’ [(R、So、)ICH]−と化合物YXとの親核性の非プロトン 性塩基Nuの存在下での反応により製造することができ、ここでXはハロゲンま たは擬似ハロゲンを示す。これらの塩およびそれらを製造する方法は、1991 年11月8日特許出願されたフランス特許91.13789号に記載されており 、詳細についてはこれを参照されたい。
リチウム塩は特に好ましくは、更に特に(CFsSOt)tN−Lビおよび(C Fx5Ot)*C−Li’が好ましい。塩混合物が使用できる。
勿論、本発明のイオン的に伝導性の材料は請求められている最終的性質に依存し て、可塑剤または安定剤のような、イオン的に伝導性の材料に普通に使用される 添加剤をさらに含有してもよい。
第1の実施態様において、イオン的に伝導性の材料は、共重合体、塩および開始 剤を共通の溶媒中に溶解することにより得られる。使用される開始剤の量は、部 会長くは共重合体に対して2〜5重量%である。溶媒は揮発性溶媒から選ばれる :そのような溶媒の例としてはアセトニトリル、テトラヒドロフランおよびアセ トンが挙げられる。得られた粘稠な溶液は脱気され、次いで適当な基板、例えば PTFE板上に拡げられる。溶媒の蒸発後、得られたフィルムは、4時間の間、 使用された開始剤によるが、70°C−120°Cの温度にされる。架橋開始剤 は、例えば、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)また は過酸化ジクミル(Dicup)から選ぶことができる。過酸化ベンゾイルが特 に好ましい。
別の実施態様において、共重合体の架橋が、塩の不在下に、上記と同様の溶媒を 使って溶液中で先ず第一に行なわれて、膜が上記と同じ方法で製造される。塩は 次いで次のやり方でその膜の中へ導入される:アセトニトリルの塩の高濃度溶液 が製造される;それが膜の中へ吸収され、溶媒が次いて蒸発除去される。導入さ れる塩の量は、膜の最初の重量と最後の重量との間の相違により定量される。
第三の実施態様において、本発明の共重合体の架橋は、イオン性基およびラジカ ル法(こより架橋され得る基を保持する単量体の存在下に、ラジカル重合開始剤 によって適当な溶媒を使って溶液中で行なわれる。そのような単量体は、一般式 (1)ACFXI−3O2Z”に相当するものから選ぶことができるが、式中、 Aは基R’R”N−C0−1R’−0−CF2−またはRs−を示し:Z2はイ オン性基を示し; X2はF、CL HまたはR1を示し:基R1、R1およびR1は、同一または 相違しており、ラジカル法により重合されうる官能基を含存する非フッ素化有機 基から選ばれ: R6はペルフルオロアルキル基およびペルフルオロアリール基から選ばれる。
イオン性基Z2は、1/mM” [−03−1l/mM”7 [−NSO2Q]  −11/mM″−[−CH(SO,Q]−および1/mM” [−C(SOt Q)zコーから好都合に選ばれ、式中、Qは−RFtたは−CFX−Aを示し、 M”は原子価mを有する金属のイオンを示し、アルカリ金属、アルカリ土類金属 、遷移金属および希土類またはアンモニウム、アミジニウムまたはグアニジニウ ムイオンから選ばれる。
Aか基R’R”N−C0−を示すとき、単量体(1)は、塩基の存在下にスルホ ニル酢酸フッ化物F−COCFX−3O,FとアミンR’R”NHとの反応によ り製造することができる。
Aが基R’−0−CF!−を示すとき、単量体(1)は、3段階法によりスルホ ニル酢酸フッ化物から得ることができる:スルホニル酢酸フッ化物とフッ化物M ’ Fとの反応、得られたペルフルオロアルコキシドを反応物R”Yと接触させ テ化合物R’CI−CFX−S02Fを得ル工程、So、F基ノフッ素をl/m M” [−0]−1l/mM” [−NSO!RF]−11/mM−” [−C I(SO2RF]−および1/mM” [−C(SOJy)a]−から選ばれる イオン性基を使用して置換するために、この化合物と適当な反応物との反応。
基AがR3−であるとき、単量体(1)は、3段階法によりスルホニル酢酸フッ 化物から得られる。第1段階の間に、スルホニル酢酸フッ化物は水で処理され、 加水分解読いて脱カルボキシルを引き起こす。得られた化合物はα炭素にプロト ンを持ち、これは第2段階の間に、塩基の存在下に親核性置換反応を引き起こす カルバニオンの生成を可能ならしめる酸性的特性を示す。第3段階の間に、得ら れた化合物は適当な反応物と反応させられて、イオン性基を使用してSO2F基 のフッ素を置換する。
前記の単量体は、1992年2月21日特許出願されたフランス特許92.02 027号に記載されており、詳細についてはこれを参照されたい。上述の単量体 の中で、過ハロゲン化スルトンから誘導された単量体は特に好都合である。
産業上の利用可能性 架橋重合体と塩からなる、得られたイオン的に伝導性の材料は、電気化学的電池 の高分子固体電解質として使用することができる。それらは、再充電可能からそ うでないにせよ、電気化学的発電機に特に有用である。それらはまた電気化学的 装置、光変調装置のような他の電気化学的装置に、および膜センサの選択膜また は基準膜の製造に有用である。
発明を実施するための最良の形態 本発明を、説明のために提示するがどのような限定も意味しない、次の実施例に より説明する。
実施例1 37gのジオキソランを5モル/I!含有する溶液を得るようにジクロロメタン に溶解した。アルゴンのもとに一20℃に維持されたこの溶液に、ジクロロメタ ンを使った溶液中のヘキサフルオロアンチモン酸ベンゾイルを1.12g (0 ,034モル/1)、次いでジクロロメタン中に0.44モル/I含有する溶液 の形の1,2−エポキシ−5−ヘキセンを4.312g、20分毎に0.2cm ”割当てで添加した。
重合は2時間後完了すると考えられる。
気相クロマトグラフィによる分析は、エポキシヘキセンの完全な消失およびジオ キソランの約90%の消費を示した。CD、CNを使って記録されたIH磁気共 鳴スペクトルにより定量された、得られた共重合体中の2種類の単量体のそれぞ れの割合は、エポキシヘキセン12%とジオキソラン88%であった。
開始の濃度より5倍濃い濃度のエタノール中のナトリウムエタルレートの溶液の 添加による高分子鎖の失活の後、得られた共重合体をテトラヒドロフラン中に溶 解しそしてペンタン中に沈澱させて精製した。沈澱を濾別し次いで40°Cで真 空乾燥した。
ポリスチレン当量により表わされる分子質量は、それぞれ500.10”および 10’オングストロームの多孔度を有する一組の3本の旧trastyrage l @カラム(Microporecompany社製)を使用してT)(F中 で行なわれる立体排除クロマトグラフィにより定量した。それらは、Mw=68 、000 g 1モルおよびM n = 19.000g 1モルであった。
その試料の示差走査熱量測定(DSC)分析は、29℃と40°Cの2個の溶融 ピークの存在を示した。試料の溶融および急冷後、示差熱分析曲線はもはやいか なる結晶性相も示さなくて、測定されたガラス転位温度は209°にであった。
実施例2 実施例1で得られた共重合体4gをアセトニトリルに溶解し、過酸化ベンゾイル 80mgをそれに添加した。溶液を基板上に拡げて脱気した。溶媒の蒸発後、膜 を得てそれを70℃まで加熱し、次いでアセトニトリルを使用してソックスレー 中で24時間洗浄した。共重合体の90%が、このように効果的に架橋されたこ とが分かった。DSC示差熱分析曲線は、もはやいかなる溶融ピークも示さず、 測定されたガラス転位温度は217°にであった。
この膜の中へのリチウムビス(トリフルオロスルホニル)イミドの混入(酸素/ リチウム濃度比14を有する)は、ヘリウム下に行なわれた熱重量分析により証 明されたように、温度250°Cまで安定である、高分子電解質を得ることを可 能にし、該高分子電解質は235°にのガラス転位温度に関して探査された温度 領域(200〜450゜K)において完全に無定形であった。
伝導率は5°Cで2×lO−137cmであり、25°Cで4XlO−’S/c mであり、70°Cで10−”37cmに達した。リチウムを二関して電気化学 的安定領域は4.5ポルトであった。
実施例3 実施例1で得られた共重合体1.5gをアセトニトリル5n+1中溶解した;0 .205gの(CFsSOt)tNLi(0/L=30)および0.06 gの AIBNを添加した。脱気後、粘稠溶液を10cm”のPTFE板上に置いたガ ラス環中に流し込んだ。溶媒の蒸発後、膜を75°Cに5時間維持して架橋を完 了させた。?’4られたフィルムは、5°Cで6x 10−@S/ cmであり 、30°Cで9 x Io−’s/ Cmそして、65°Cで2 x 10−’ S/ amの伝導率を示した。
実施例4 1.17gの単量体(CH2=CH−CH2)2NCO−C(CFz)F−3O ,Liおよびo、toogの過酸化ベンゾイルを、エポキシヘキセン7モル%を 含有して質量M n = 17.000g 1モルを有するジオキソラン/l、 2−エポキシ−5−ヘキセン共重合体2gのアセトニトリルを使った溶液に添加 した。得られた粘稠な溶液を10cm”のPTFE板上に置いたガラス環中に流 し込んだ。溶媒の蒸発後、膜を70°Cに4時間維持して架橋を完了させた。良 好な力学的性質を有するフィルムを得た。ソックシー中でアセトニトリルを使用 してフィルムを洗浄後、洗浄抽出物の分析は、導入された塩がすべて架橋重合体 中に混入されたことを示した。DSC分析は、いかなる結晶性相も存在しないこ とを示した。測定されたガラス転移温度は−61”Cであった。
このようにして得られたグラフトアニオンを有する電解質は、25℃で10−’ S/am、 70℃10−’S/cmの伝導度を示した。
実施例5 リチウム陰極、電解質として本発明に係るイオン的に伝導性の材料および複合陽 極からなる電気化学的発電機を製造した。
陰極は、ニッケルの1100n層によって金属化された8さか50μmのリチウ ムの層からなっていた。 。
電解質は次のようにして得た。実施例4に使用されたものと類似の共重合体を4 0°Cまで加熱し、次いで3重量%の過酸化ベンゾイルと35重量%の(CFs SOt)tNLiを溶媒を使用せずに添加したが、その原子比0/Liは14で あった。
混合物を30μmのポリプロピレンフィルム上に拡げた。
80℃で4時間加熱後、厚さ55μmのフィルムを基板から分離し、アルゴン雰 囲気グローブボックス中でリチウム電極上に置いた。
使用された陽極は、約8μの粒子としてスピネル構造のアンガン酸リチウムLi MntOnを45体積%、アセチレンブラックを5体積%そして共重合体に対し て塩35重量%の割合で電解質に使用されたものと同様であるが架橋されていな い共重合体中に塩(CFsSOz) tNL+を混入して得られた材料を50体 積%含有する複合材料からなっていた。
さまざまな成分を溶媒添加なしに50℃で混合してその混合物を陰極の集電装置 と同様の集電装置上にその後拡げた。
このようにして得られた可撓性発電機は、190μmの厚さを持ち、3ボルトの e、 m、 f、および電圧2.8ボルトにて50℃で400A/cm2の電流 を持っていた。
フロントページの続き (72)発明者 グラル・シルヴ乙グローラブラジル連邦共和国 31270  ベロ・ホリゾント・エム・ジェ、パンピュラ・セイクス・ぺ−702、アヴニュ ・アントニオ・カルロス 6627 (72)発明者 ショケット、イヴ カナダ国 ジェイ3イー・1ピー4、ケベック、サン・ジュワー、アルバート・ レゾ(72)発明者 アルマン、ミシェル フランス国 エフ−38410サン・マルタン・デュリアジュ、ル・プル、し・ コルジョン (番地なし) (72)発明者 ペティ、ジャン・ビニールフランス国 エフ−38330ビヴ イエル、カスチル・ノヴエル 11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式−(CH2−O−CHR−CH2−O)−(I)に相当する単量体単位お よび式−(CH2−CHR′−O)−(II)に相当する単量体単位、 (式中、 Rは水素原子、炭素数が1〜8の線状または分枝アルキル基、基CH3(−O− CH2−CH2)n−O−CH2を示し、ここでnは1≦n≦10であり、 R′は、ラジカル法により重合し得て、且つカチオン重合の条件で不活性である 不飽和を含有する脂肪族基を示す)からなることを特徴とする共重合体。
  2. 2.R′が、基CH2=CH−(CH2)n−(ここで1≦q≦6である)、ま たは基CH3−(CH2)y−CH=CH−(CH2)x(ここで0≦x+y≦ 5および0≦xである)である、請求の範囲第1項記載の共重合体。
  3. 3.R′が、炭素数が4〜8であるアリロキシアルキレン基である、請求の範囲 第1項記載の共重合体。
  4. 4.R′がアクリロイルオキシアルキレン基またはメタクリロイルオキシアルキ レン基である、請求の範囲第1項記載の共重合体。
  5. 5.R′が、−CH2−CH2−CH=CH2、−CH2−O−CH2−CH= CH2、−CH2−O−CO−CH=CH2または−CH2−O−CO−C(C H3)=CH2から選ばれる、請求の範囲第1項記載の共重合体。
  6. 6.RがHまたはCH3である、請求の範囲第1項記載の共重合体。
  7. 7.0.03<p/m+p<0.3であり、Pは共重合体を構成する単量体単位 (II)の数を、そしてmは単量体単位(I)の数を示す、請求の範囲第1項記 載の共重合体。
  8. 8.0.05<p/m+p<0.1である、請求の範囲第7項記載の共重合体。
  9. 9.カチオン重合開始剤の存在下で、式CH2−O−CHR−CH2Oに相当す るジオキソラン単量体と式O−CH2CHR′に相当する単量体の重合を行うこ とからなることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の共重合体の製造方法。
  10. 10.重合が塊状で行なわれる、請求の範囲第9項記載の方法。
  11. 11.単量体が、非プロトン性溶媒から選ばれる共通の溶媒に溶解される、請求 の範囲第9項記載の方法。
  12. 12.重合開始剤が、BF3(OC2H5)2、C6H5COX1またはC6H 5CH2X1(式中、X1はSbF6、PF6、AsF6、BF4、SbF6、 CF3SO3またはp−ClC6H4N2Y1を示し、Y1はPF6またはBF 4を示す)から選ばれる、請求の範囲第9項〜第11項のうちの1項記載の方法 。
  13. 13.高分子溶媒が本質的に請求の範囲第1項記載の共重合体を架橋することに より得られた少なくとも1種類の重合体からなることを特徴とする塩と高分子固 体溶媒を含有するイオン的に伝導性の材料。
  14. 14.共重合体が、比p/(p+m)が約3%〜約30%であるものから選ばれ る、請求の範囲第13項記載の材料。
  15. 15.塩が塩類(l/n)M+X−(式中、Mは金属陽イオンまたはアンモニウ ム、アミジニウムもしくはグアニジニウム型の有機陽イオンを示し、nはカチオ ンMの原子価を示し、Xは非局在化電子の電荷を持つ陰イオン、例えばBr−、 ClO4−、AsF6−、RFSO3−、(RFSO2)2N−、(RFSO2 )3C−または(RFSO2)2CYを示し、RFはペルフルオロアルキルまた はペルフルオロアリール基を示し、そしてYは電子引き出し基を示す)から選ば れる、請求の範囲第13項記載の材料。
  16. 16.共重合体が、イオン性基およびラジカル法により重合されうる基を含有す る単量体の存在下に架橋される、請求の範囲第13項記載の材料。
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