JPH06511253A - 天然材料を原料とする火傷治療組成物およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 天然材料を原料とする火傷治療組成物およびその製造方法 技術分野 本発明は天然材料を原料とする火傷治療効果が卓越な組成物、その製造方法に関 する。本発明は火傷をいたみなく迅速に且つ傷跡もほとんど残さず治療する卓越 な効果を有することを特徴とする火傷治療組成物に関するものである。もっと詳 しくは本発明は高熱で焼いたあわび遣方法に関するものである。

火傷は通常傷口の深さによって四つの群に分類される。

一度火傷は表皮のみ損傷され紅斑、疼痛等を起す。二度火傷は表皮および真皮の 一部まで損傷せしめ水泡をふくらます。三度火傷は真皮前層が損傷され施皮を生 ぜしめる。三度以上の傷口は自然に治癒され得すおおくの場合は傷跡をなくすた め皮膚移植を施さなければならない。

回度火傷は真皮を貫き脂肪質および筋肉または骨まで損傷される。いたみは一度 および二度火傷の場合はひどい。火傷の主な症状は病症、感染、代謝障害および 傷跡等である。

火傷治療法は冷水による処理、破傷風予防措置、抗生剤治療および迅速な静脈内 水液供給によるショックの予防等を含む。一度火傷には冷水の処理後自然治癒を 期待するほか特別な治療法はない。２乃至３度の火傷の場合は無菌ワセリンガー ゼて傷口部位を覆いかぶせ２次感染を防ぐためにペニシリン、エリスロマイシン 、スルパミン組成物等の抗生組成物療法を適用することが全ててあって、実際に 傷口が癒えることによつて治療できる治療剤としての薬品は全くなかったと云っ ても過言でなく、火傷を伴ういたみには別の鎮痛剤を与えなければならなかった 。

しかも従来の火傷治療薬品および治癒療法によると相当な費用と長期間の治療に も拘わらず完治され難いだけでな（深い傷口は治療が終わった後にもひどい傷跡 が残されて皮膚移植を施術すべき状態になったのである。

発明の開示 本発明は治療剤の全くなかった火傷およびそれに準する傷口に対し消炎、鎮痛作 用を与え且つ傷口を受ける以前の状態にもどす完治の可能な火傷治療組成物およ びその製造方法を提供することを目的とする。

なお本発明は火、沸騰水、蒸気、熱した金属、爆発物、強酸、または強アルカリ による各種火傷および熱傷の各種症状に適用できる治療組成物およびその製造方 法を提供するのを目的とする。

なお本発明は上記火傷を治療する場合、既に使用されている火傷治療剤に比し治 療期間を著しく短縮せしめる火傷治療組成物およびその製造方法を提供すること を目的とする。傷口部位に適用時すぐいたみが緩和されて適用後２４時間後に火 傷部位の毒素は完全に除去、破壊された組織にて生成された毒素にょる重責症状 がなくなり、特に火傷状態が２−３度の患者の場合、従来の治療組成物では９０ 日−１００日も要する期間を３日−５日程度の画期的期間に短縮せしめる。なお 本発明はたやすくめ得るあわび殻と胡麻の天然材料を利用することによって火傷 治療組成物の製造費を減らすことも目的とする。

更に本発明は患者に適用時発生することのあるむかつき、嘔吐、下痢、食欲不振 、目まい等の各種副作用なく火傷をすみやかに治療し患者の精神的、物質的、肉 体的、時間的損失を減らす火傷治療組成物は、特に２−３度火傷に対する従来の 治療剤による治療の際、問題になった治療後に残る傷跡に対しても本発明の火傷 治療によると傷口部位て肉芽の生える作用を促進乃至再生せしめ、傷跡を残さず 元来の皮膚状懸とほぼ同しく完治せしめる作用をもたらす画期的特徴を存する火 傷治療組成物およびその製造方法を提供することを目的とする。なお本発明は火 傷治療組成物という名称に限定されず皮膚に発生するす・＼ての外傷に適用し鎮 痛、消炎とともに迅速に元来の皮膚と同じく回復させる効果を与える治療組成物 およびその製造方法を提供することを目的とする。

発明を実施するための最善実施例 本発明は天然組成物のあわび殻と胡麻を主成分とする。

あわび殻を適当な加熱容器に入れ高温で加熱、燃やした後、燃やされたあわび殻 を粉砕し粉末状聾で準備し胡麻は胡麻から油を抽出する通常の方法によって油状 で準備し各々準備された粉砕あわび穀粉および胡麻油を混合し、皮膚塗布に適当 な粘度になる比率で配合された火傷治療組成物を製造する方法および上記製造方 法によって製造された大海治療効果の高い、あわび穀粉と胡麻油との配合組成物 である火傷治療組成物に関するものである。

本発明のあわび穀粉を準備するに際し、あわび殻の加熱に適当な任意容器を使用 して１０００″Ｃ以上、望ましくは２０００°Ｃ以上、もっと望ましくは３００ ０″Ｃ以上の温度で加熱した後粉砕し粉末状態で準備する。

本発明の胡麻油を準備するにおいては胡麻を利用して油を抽出する通常の方法が 適用される。

本発明の上記あわび焼殻を粉−宵つあわび穀粉および胡麻油を混合する際には石 材、金属材以外の容器、望ましくは木材容器で粉砕、混合する。粉砕、混合の際 、石材、金属材容器を使用する場合火傷治療組成物の効果は著しく減少する。混 合比率はあわび穀粉と胡麻油の混合物が皮膚塗布に適当な粘度になるすべての比 率で混合することができ、火傷治療組成物全体重量の５０−９０重量％のあわび 穀粉、望ましくは６５−７５％、もっと望ましくは７０％のあわび穀粉と胡麻油 との混合で構成された火傷治療組成物が望ましい。なお必要ならば火傷治療組成 物はその前影の形成を助けるために既存の製薬学的補助添加組成物と共に配合す ることもできる。本発明の火傷治療組成物は熱湯その他皮膚組織に損傷をもたら すすへての種類の傷口部位に適用することができ、適用時傷口部位を清潔にして 本火傷治療組成物を傷口部位に密着するよう塗布した後滅菌ガーゼおよび滅菌油 紙を順番に覆いかぶせる方法で傷口部位に適用する。

本発明の火傷治療組成物は傷口部位に適用する際、胡麻油の皮膚浸透力とあわび 穀粉の一効果である水分吸収力が相互補完的に作用し、すぐ皮膚に密着しそれと 同時に消炎作用および鎮痛効果が最初に現われ傷口部位の適用後２４時時間間の 時間で傷口部位組織の分解によって生成した毒性物質が分解され毒性物質によっ て発生することのある重責症状を防止または消滅することができる。

なお本発明の火傷治療組成物の最も大きい効果の一つは本火傷治療組成物を適用 する場合、損傷された皮膚が治療される過程において傷口部位の繊維組織が生合 成される過程を順調に促進せしめ新たな皮膚組織が迅速且つ完全に復元し傷跡を 残さず傷口を治療する作用を成し遂げることである。

つまり本火傷治療組成物は傷口部位に適用するとひどい火傷の場合でも３−５日 程度の期間で傷口を完治させる卓越な効果をもたらす。以下具体的実施例を通じ て本発明をもっと詳しく説明することにする。

しかしながら本発明は本実施例によって限定されるのではない。

適当量のあわび殻を３０００　”Ｃ以上に加熱し、加熱粉砕し易い状態になった あわび殻を木材容器上にて微細粉末状態に粉砕し粉砕粉末を準備する。

適当量の胡麻から通常の方法で油を抽出し抽出油を準備する。以上で準備された あわび穀粉７０ｇおよび胡麻油３０ｇを木材容器上で混合し火傷治療組成物を完 成する。

製造した火傷治療組成物を任意の機密容器に入れる。

実施例２ 実施例１の方法におけるあわび穀粉と胡麻油を混合する時、混合過程を促進せし める適当量の製薬学的添加剤と共に混合し火傷治療組成物を完成する。

実施例３ 実施例１において１０００’Ｃ以上にあわび殻を加熱した後粉砕しあわび穀粉を 準備すること以外は同一の方法によって火傷治療組成物を完成する。

実施例１の方法において２０００℃以上にあわび殻を加熱した後粉砕しあわび穀 粉を準備すること以外は同一の方法によって火傷治療組成物を完成する。

実施例５ 実施例１，２．３の方法にわたって準備されたあわび穀粉と胡麻油を各々下記比 率で混合し火傷治療組成物を完成する。

（重量比率） 実施例１の方法によって製造した火傷治療組成物を下記のような患者の傷口部位 を清潔にし本火傷治療組成物を傷口部位に密着するように塗布した後滅菌ガーゼ 、滅菌油紙で覆いかぶせ治療したところ次の効果をもたらした。

上記いずれの場合にも副作用はなく、本火傷治療組成物の適用即後にいたみが止 んで治療された傷口部位の傷跡も肉眼てほとんとみつけられない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．あわび殻粉および胡麻油から成る火傷治療組成物。 ２．火傷治療組成物の剤形形成に係わる製薬学的添加剤を含む第１項記載の火傷 治療組成物。 ３．あわび殻粉はあわび殻を１０００℃以上の高温で加熱した後粉砕し、生成さ れた粉末である第１項記載の火傷治療組成物。 ４．あわび殻粉はあわび殻を２０００℃以上の高温で加熱した後粉砕し、生成さ れた粉末である第１項記載の火傷治療組成物。 ５．あわび殻粉はあわび殻を３０００℃以上の高温で加熱した後粉砕し、生成さ れた粉末である第１項記載の火傷治療組成物。 ６．あわび殻粉は火傷治療組成物全体重量の５０−９０％である第１項乃至第４ 項中、いずれか１項記載の火傷治療組成物。 ７，あわび殻粉は火傷治療組成物全体重量の６５−７５％である第１項乃至第４ 項中、いずれか１項記載の火傷治療組成物。 ８．あわび殻粉は火傷塗料組成物全体重量の７０％である第１項乃至第４項中、 いずれか１項記載の火傷治療組成物。 ９．第１項および第２項記載の火傷治療組成物を製造するにおいて、あわび殻を 高温加熱した後木材容器上にて粉砕したあわび殻粉と胡麻油を木材容器上で混合 することを特徴とする外傷治療組成物の製造方法。