JPH06510935A - 滅菌的／無菌的コネクター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 滅菌的／無菌的コネクター 発明の背景 本発明は、一般的に、２つの容器の間に液体の滅菌的／無菌的移転を提供するた めの方法及び手段に関する。より具体的には、本発明は、２つの容器の間の滅菌 的／無菌的連結の形成に関する。

米国特許第４．０２２．２５６号に記述されているように、液体の滅菌的移転の 問題は多くの異なった領域において生じている。ある領域は特に、血液の取扱の 領域を含む。血液は、各々が独特の機能を果たしている数種の異なる主要な成分 を含んでいることから、輸血のための全血の使用は、多くの場合不必要となって いる。その代わり、他で使用されるその血液のバランスを許容しつつ、必要とさ れる成分を取り出することができる。こうして、血液成分療法は、需要の急速に 増大している時に、血液貯蔵の不足を幾分やわらげるのに助けとなっている。

米国特許第４．０２２．２５６号（その開示を参照してここに導入する）には、 ２つの滅菌的容器（うち一つが他へと移転せんとする液体を有する）が、各々プ ラスチックの管でできているか、又はそれぞれの容器の内部からの突起としてそ れらに結合された管を有するものである、配列が記述されている。管の各々は、 閉鎖端付近に又はその長さに沿った何処かに、滅菌温度にて融解して流れるよう 作ることのできるプラスチック材料（「材料ＩＪ）を含んでなる「滅菌的移転領 域」を存する。如何なる所望の閉じた断面領域を有すること、高周波エネルギー を代わりに利用できることを述へている。

もてきるこれらの滅菌的移転領域はまた、その内側に第２の材料（「材料２」） のライナー又は窓をも含む。材料２は、材料ｌが融解して流れる温度においては 融解しない。

容器は、それらの滅菌的移転領域が、それらが接触しているところには融解可能 な材料（材料１）よりなる界面領域が存する一方で２つの滅菌的移転領域が接触 している位置の向かい側の壁は内側のライナー（材料２で構成されている）に内 側を覆われるような仕方で、重なり合い且つ互いに圧迫されるよう配置される。

２つの滅菌的移転領域が接触する領域は、片方の顎が平らな表面であってよい伝 導加熱装置の２つの対向する顎の間に一緒に挟まれる。

この開示された連結システムは、ライナー材料として、フッ素化したエチレンプ ロピレンコポリマーのような変わった且つ比較的高価な材料の使用を必要とする 。更に、材料ｌから構成されている層を融解させるために使用する具体的手段が 、扱いにくく、ある材料に対しては不適当である。

もう一つの連結システムが米国特許第４．１５７．７２３号に開示されている。

この特許においては、好ましくは本質的に２００°Ｃより上の融点範囲を有する 不透明な熱可塑性材の壁部を各導管が担持しているものである、２つのシールさ れた導管の間に形成され得る連結が開示されている。好ましくは、この不透明な 熱可塑性材の壁部は、それらの外周の周りにおいて、該導管の透明な壁部によっ て該導管上に担持されている。該導管の該不透明な壁部は、向かい合わせに接触 させられ、次いで、該不透明な壁部を一緒に融合させてその融合した壁部を貫通 する開口をあけるに十分な放射エネルギーに曝される。これは導管の内部間にシ ールされた連通を提供する。該特許は更にもう一つの滅菌的コネクターが、米国 特許第４．２５３．５００号に米国特許第４．３２５．４１７号には、結晶性の プラスチック・バリア膜を利用した、シールされた導管のためのもう一つのコネ クタ一部材か開示されている。この特許においては、該流路を通る流れを阻止し ている不透明なバリア部材又は壁部を囲い込んでいる透明なハウジングを含んで なる、液体流路のためのコネクタ一部材か開示されている。該バリア膜は、該透 明なハウジングを通して放射エネルギーに曝されることによって内部から開口す るよう適合させである。

この開示よれば、バリア膜は主として結晶性のプラスチック材料でてきており、 従って、放射エネルギーに曝したときの改善された開口特性のための比較的鋭い 融点を示す。

米国特許第４．４３４．８２２号、材料の滅菌的混合のためのシステムが開示さ れている。この特許においては、第１及び第２のコネクタ一部材であって各々が 液体導管に関連しておりそして通常はコネクタ一部材を、従って関連する導管を シールしているものである、融解可能な壁を有するコネクタ一部材を含んだ、液 体移転アセンブリーが開示されている。このコネクタ一部材は、その融解可能な 壁か向かい合って接触した状態で、結合されることができる。この融解可能の壁 の一つは、放射エネルギー吸収性材料を含有する。もう一方の融解可能な壁は、 比較的放射エネルギー非吸収性であるが、熱エネルギーを伝える。重ね合わせた アセンブリーを放射エネルギー源に曝すことにより、一方の壁は熱放射に応答し て融解し、−万能の壁は、融解している壁から熱エネルギーを伝えてやはり融解 する。

融解することにより、これらの壁は、液体導管の間に液体流路を開く。

開示されている。この特許には、透明な、可撓性の、熱可塑性材のシールされた 壁（その各々が、両端の開いた円錐台の一般的形状をした、不透明な、比較的硬 質の、中空のシール部材を含む。）を有する、一対又はより多くの容器の間にシ ールされた滅菌的連結が提供されるものである、多数の接合に適合させた無菌的 コネクターが開示されている。これらの容器は、向かい合わせに接触され、この 中空のソール部材が、それらの間にある容器の透明な壁の一部と共に入れ子にさ れる。入れ子にされたシール部材である円錐は、この入れ子にされたシール部材 を加熱するために透明な容器の壁を通して赤外線エネルギーで照射される。その 結果、この入れ子にされたシール部材の間の透明な壁の部分に熱が伝えられ、シ ール部材の間の環状の領域内において透明な壁のこの部分をシールする。この入 れ子にされたシール部材内に保持された透明な壁の一部は破り去られ、２つの容 器の間に無菌的連結を作り出す。

発明の要約 本発明は、２つの容器の間の、液体の滅菌的／無菌的移転を提供するための改良 された方法及び手段を提供する。この目的に向けて、本発明は、ゴム又はエラス トマー、例えばシリコンゴムのような、高融点の生物適合性の低誘電率の材料よ りなる内側のライナー領域を含んだ、可撓性の例えばポリ塩化ビニル（ＰＶＣ） ）のような熱可塑性材の外壁を備えた移転領域を各々が有する２つの容器を、永 久にシールし又は一つに繋げるために高周波を利用する、滅菌的／無菌的コネク ターを提供する。

一具体例においては、本発明は、ポリ塩化ビニルの外壁と、高融点の、低誘電率 の変形可能なエラストマー又はゴムの内側ライナーとを備えた、可撓性の容器を 提供する。

−具体例においては、本発明は、部分的に融合されている熱可塑性材よりなる２ つの隣接する層を含んでなり、該融合された部分に形成された開口を含む、２つ の無菌的容器の間の無菌的液体連結を提供する。

一具体例においては、本発明は、高周波エネルギー源と、２のそのような可撓性 の容器を一緒に効果的にシールするためにシールエネルギーを供給しながら圧を かけることのできるシールダイスとを含む、滅菌的／無菌的連結システムを提供 する。

−具体例においては、本発明は、各容器に移転領域が備えられており、各移転領 域にはＰｖＣの２層の間に挟み込まれた高融点のゴム又はエラストマ一層が備え られており、該２つの移転領域が重ね合わされ、次いで、２つの隣接するＰＶＣ 層を融合しそしてそれを貫通する液体開口を作り出すために、高周波溶接エネル ギーが適用されるものである、２つの容器の間に滅菌的／無菌的連結を形成する ための方法を提供する。

本発明の利点は、変わった高価なフッ素化されたエチレンブコピレンコポリマー のラミネートされたマトリックスではなくて、一般のゴム又はエラストマー〇形 の低誘電率の、高融点の内側ライナ一層の使用である。

本発明によって提供される更なる利点は、内側ライナー材料が単に製造に際して 現存の容器設計の内部に入れることができることから、ディスポーザブルの構成 要素の製作がより低コストで行われることである。

本発明によって提供される尚も更なる利点は、ポリ塩化ビニル材料が、結合すべ き２つの容器の間の界面にエネルギーを集中させることかできるよう、誘導加熱 シールに較へて高周波エネルギー対し一層応答性であり、一層効果的且つ信頼性 のある溶接又はシールを作り出すということである。

また、本発明の尚も更なる利点は、内側層として可撓性の、変形し得る高融点材 料を有していることが、溶接される接合部かシールダイスの形状に一層容易に且 つ再現性をもって一致することを許容することである。

本発明の追加の特徴及び利点は、目下好ましい具体例の詳細な記述に記述されて おり、これと図面とから明らかとなろう。

図面の簡単な記述 図１は、本発明に従って構成された２つの可撓性容器の、該容器をシールするた めの高周波加熱装置の１対のシールダイスの間における配置を、断面図で図解す る。

図２は、図１の加熱装置の２つの対向させたシールダイスの間への容器を一緒に 挟み込むところを図解する。

図３は、圧力と、図１の可撓性容器の融解可能な外側材料が材料の界面において 液状となるようなエネルギーとの適用を図解する。

図４は、図１の２つの可撓性容器の間に創り出された、得られた無菌的／滅菌的 液体流路を図解する。

図５は、手持ち式の高周波シール装置の一具体例を透視図で図解する。

図６は、図１〜４に図解された段階に従って形成された連結によって一緒に液体 連通に結合された一対の容器を図解する。

図７は、図１〜４の方法及び手段において使用することのできる一対のシールダ イスの外形を図解する。

図８は、図７のシールダイスの一方の等長の図を示す。

図９は、図８のシールダイスの端面図を示す。

図１Ｏは、図７のもう一方のシールダイスの等長の図を示す。

図１１は、図１Ｏのシールダイスの端面図を示す。

目下好ましい具体例の詳細な記述 上述のように、本発明は、２つの容器の間に無菌的又は滅菌的連結を創り出すた めの方法及び手段を提供する。こうして、本発明は、連結の構造のみならず、そ れが形成される方法をも含む。

別途規定しない限り、ここにおいて及び請求の範囲において用いる「容器」及び 「囲い込み」は、バッグその他並びに管その他のような包装及び容器を共にいう 。加えて、別途規定しない限り、詳細な記述又は請求の範囲において用いる「ラ イナー」又は「パッチ」は、いかなる表面積を存する材料のフィルム又は層をも いう。すなわち、「バッチ」は層又は領域の大きさを比較的小さい面積に限定す ることを意味せず、同様に、「ライナー」は、必ずしも広い面積を意味しない。

図１に図解されているように、２つの容器ＩＯ及び１２は、ここに「移転領域」 というそれらの部分を一緒に融合することによって、無菌的又は滅菌的連結によ って一緒に結合することができる。これに関し、図１に図解されている容器ｌＯ 及び１２は、それぞれ、好ましくは滅菌温度において高周波シールできる熱可塑 性材料でてきている外壁１４及び１６を有する。そのような材料は、例えば、ポ リ塩化ビニル（ＰＶＣ）である。

本発明に従って、容器ＩＯ及び１２はまた、高融点の低誘電率の材料、例えばシ リコンゴムをも含んでなる、内側ライナーパッチまたは、それぞれ部分１８及び ２０を含む。この高融点の誘電率材料は、外壁材料の融点より高い温度で融解す る。

容器ｌＯの形状は、壁１４ａ及び１４ｂが、その中に液体が収容できる空洞２２ を備えたようなものである。同様に、壁１６ａ及び１６ｂは、その中に液体が収 容できる空洞２４を備える。ライナー１８及び２０は、例えば外壁のライナーへ の融着によって、それぞれ、壁１４ａ及び１６ｂの内面に適当に固定することが できる。そのような配置のおかげでライナーが２つの熱可塑性材料の層の間に配 置されるものである、ということは評価できる。

しかしながら、ライナー１８及び２０は、外壁に取り付けられている必要はない 。無菌的／滅菌的連結の形成に際してそのようなライナーを存在させることが重 要であるに過ぎず、従って、ライナーは、取り付けることなく、容器の２つの外 壁の間に緩く当てがっておいてもよい。

更に、ライナーが外壁に取り付けられる限り、そのような取付けは、滅菌的連結 のために容器が配置される時より前のいっても行うことができる。実際、所望に より、２つのシールダイス３０及び３２の間て圧縮する時に、ライナーを壁に取 り付けてもよい。

図１に更に図解されているように、２つの容器ｌＯ及び１２の移転領域は、それ らが十分に重ね合わされ、そして容器の壁１４ｂ及び１６ｂが（内側ライナーパ ッチ２０を含まない）互いに対して横たわる、すなわちライナーバッチ１８及び ２０が互いに向かい合うように配置される。次いで、図２に図解されているよう に、移転領域か、高周波加熱装置の２つの対向したダイス部材３ｏ及び３２の間 に一緒に圧迫され又は−緒に挟み込まれる。

図３に図解されているように、融解可能な外壁１４ｂ及び１６ｂが、２つの容器 １０及び１２の間の材料界面３４において液状となり、加圧されたダイス部材の 間で圧搾によって排除される一方、高融点のライナー材料パッチ１８及び２０は 流れないように、圧力及びエネルギーが負荷される。上述のように、外壁がポリ 塩化ビニルのような高周波応答性の材料から構成されていることがら、エネルギ ーは、結合すべき２つの容器１０及び１２の間の界面３４に集中されることとな り、従って、界面壁１４ｂ及び＋６ｂは、外壁１４ａ及び１６ａが融解するより 前に融解する。

更に、高周波溶接の使用のため、容器１０及び１２内に液体が入っている場合で さえ、隣接する外壁１４ｂ及び１６ｂを容易に一緒に融解することが可能である 。これは、エネルギーは界面領域に伝達され集中されるという事実による。

内側ライナ一層１８及び２０が、界面壁１４ｂ及び１６ｂに向がい合った外壁１ ４ａ及び１６ａの開口形成を防止することによって、連結の滅菌性を維持するの を助けるものであると評価できる。壁１４ａ及び１６ａが界面の一部を形成せず ライナー１８及び２ｏによってそこから分離された状態に維持されることがら、 これらの外壁１４ａ及び１６ａは、界面に与えられる高周波エネルギーの集中に 付されることがなく、従って、同じようには容易に融解しない。

図４に図解されているように、結果として、２つの容器１０及びＩ２の界面壁１ ４ｂ及び１６ｂは融解する。十分な加熱及び圧搾時間の後、ダイス３０及び３２ の圧搾作用のために、融合した領域に開口又は穴か形成される。ダイス部材３０ 及び３２を引っ込めたとき又は高周波エネルギーの終結のとき、材料が冷却し一 緒に融合し無菌的／滅菌的流路３６が容器１０及び１２の間に創り出される。壁 １４ａ及び１６ａがいくらか薄くなり得るとはいうものの、容器１０及び１２の ライナーのある壁１４ａ及び１６ａの完全性は、内側ライナー１８及び２ｏによ って維持される。

ライナー１８及び２０を構成するのに適したライナー材料の一つはシリコンゴム であるが、滅菌温度において融解しないゴム又はエラストマーのような他の材料 もまた使用することができる。シリコンゴムは、低コストの許容できる材料を提 供する。

加えて、ポリ塩化ビニル以外の材料も、外壁１４及び１６として使用できる。重 要な特徴の一つは、しかしながら、高周波応答性、及び好ましくは、滅菌温度に おける融解可能性である。滅菌温度において融解する材料を利用することにより 、連結部位を滅菌する温度を用いて連結が形成でき、それは工程の無菌性を保証 する。

高周波シールを提供する一手段は、Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ　ａｎｄ　Ｒｅ５ｅ ａｒｃｈ　Ａｓ５ｏｃｉａｔｅｓ、　Ｉｎｃ、によって提供される、改良された Ｍｏｄｅｌ　１１００実験室用手持ち大管シーラーの使用によるものであり、そ れは図５に図解されている。このＭｏｄｅｌ　１１００手持ち大管シーラーは、 血液バッグ及び他のより重い血液処理チューブを、高周波数の誘電加熱によって シールするよう設計されており、次の特徴を含む。

■、　手の届くいかなる位置におてもシールが可能であり、２、　約１秒でシー ルが達成でき、 ３、シーラーの外部出力制御が、種々のタイプのチューブに適合するように、シ ール時間と質を最適化することを使用者に許容し４、　管の分割のための反復的 シールか迅速に達成でき、５、シールされた各部分か両側から引っ張り及び捩じ ることによって直ちに分離でき、 ６、　連続的シールも過剰の熱蓄積を引き起こさず、従って焼は抜けか一般には 起こらず、 ７、シール顎、ダイス及びレバーが、清浄化のために容易に取外してきる。

図５に図解されているように、Ｍｏｄｅｌ　１１００管シーラーは、対向したシ ール顎３６ａ及び３６ｂを有する手持ち式ユニット３６を含む。顎３６ａは、レ バー３６ｃによって、顎３６ｂの方へ及びこれから離れる方へと動き得る。

顎は、それぞれシールダイス３６ｄ及び３６ｅを含み、それらは、ダイスが融解 可能な２枚の材料を一緒に溶接できるよう、高周波源３８と結合されている。図 ５において、Ｍｏｄｅｌ　１１００管シーラーによって３９ａにおいてシールさ れて閉じられたものとして、管３９が図解されている。

図６に図解されているように、本発明は、２つの血液バッグ４ｏ及び４２を一緒 にシールするための一具体例において特に有用である。

この点に関して、図解されているように、２つの血液バッグ４０及び４２は、適 当な、それぞれ、例えばポリ塩化ビニルでできた可撓性の外壁４４及び４６を含 む。各バッグ４０及び４２の一角には、それぞれ、該ハングの一方の壁の内面に 固定された内側ライナー材料よりなる円形の窓又はパッチ５ｏ又は５２が含まれ ている。

バッグ４０及び４２は、図１との関係において記述したように、これらのパッチ が重なり合うがしかし互いに向き合うように、配置することができる。次いで、 改良された手持ち大管シーラーのような改良された装置を利用することによって 、滅菌的／無菌的連結５４を、パッチ領域に作ることができそれによって、２つ の血液バッグ４０及び４２の間に滅菌的連結を提供することができる。勿論、い かなる連結の特定の形状も、用いた高周波溶接ダイスの形状に依存する。図５の 具体例においては、連結は細長いが、しかし、それは円形でも、長方形でも、又 は文字の形例えば「ＨＪ形でも同様によい。

図７には、融解可能な層を融解させるために高周波エネルギーを境界領域に集中 させ且つ得られる連結に液体開口を形成するよう融解物をとけるのに、非常に効 果的な一対のシールダイス６０及び６２が図解されている。ダイス６０及び６２ が凸状のクラウンをそれぞれ含んでいるのを見ることができる。結果として、可 撓性の容器の融解した境界を接する外壁のような融解物は、ダイスの軸中心点（ この点において、２つの融合する境界を接する外壁の間に開口が形成される。） から放射方向に容易に押し退けられる。更に、容器が液体で満たされていたとし ても、この凸状の形状は、ダイスが一層近くで押し合い且つ境界領域において一 層完全にシールエネルギーを集中させるよう、液体をわきへ押し退ける。

ダイス６０は、図８及び９に一層詳細に記述されている。図解されているように 、ダイス６０は、円柱状の基部６８を含む。円柱状の基部６８（その直径は０． ５インチであり、その軸方向長さは０．２５インチである）を有するダイ６０が 満足に機能することが判明した。基部６８の軸方向の一端に同心円状に配置され ているのは、実質的に円柱状のクラウン６４である。０．３７５インチの直径及 び０．１８フインチの軸方向長さを有するクラウン６４が満足に機能することが 判明している。

シールダイス６２は、一層詳細に図１０及び１１に図解されている。図解されて いるように、ダイス６２は、その軸方向の一端に幾分半球状の形状をしたクラウ ン６６が配置されている円柱状の基部７０を含む。

０．５インチの全軸方向長さ及び０．３１３インチの円柱長さを有するダイス６ ２が満足に機能することが判明している。同様に、０．３１２インチのクラウン ６６を有する基部７０が満足に機能することが判明している。

前記の記述は、２つの容器の間の単一の連結の形成について記述するのみである が、本発明の上述の方法及び手段に従って多数の連結を行うことができるという ことは理解されねばならない。

上述のように、２つの別々の離れた容器又は管の間に、無菌的連結、通路を作る ための方法及び装置が提供される。管に関しては、管は別々の容器から延びるこ とができ、又は、別個に製造され後に容器に取り付けられることができる。連結 が行われるこの仕方のために、容器又管の内部は如何なるありうべき汚染にも曝 されることがない。こうして、滅菌的連結を作る手段が提供される。

ここに記述した目下好ましい具体例に対する種々の変更及び修正が当業者に明ら かであろうことは理解されねばならない。そのような変更及び修正は、本発明の 精神及び範囲から外れることなく且つ伴う利益を損なうことなく行うことができ る。従って、そのような変更及び修正は、添付の請求の範囲に包含されるべきこ とか意図されている。

ＦＩＧ、　１ ＦＩＧ、　５ ＦＩＧ、９　ＦＩＧ、　１０ フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、　Ｃ１，”　識別記号　庁内整理番号／／Ｂ２９Ｌ　２２： ００　４Ｆ （７２）発明者　グラッシュ、ディーンアメリカ合衆国６００５０イリノイ、マ クヘンリー、レイクショアドライブ　４７０４Ｉ （７２）発明者　アフラーポー、リチャードアメリカ合衆国６００４８イリノイ 、リバティービル、メドウレーン　６２４ （７２）発明者　ウェスト、ジョセフ、ジュニアアメリカ合衆国６００４６イリ ノイ、レイクビラ、ウォーターズエツジドライブ　７１４

Claims (27)

【特許請求の範囲】
1. １．可撓性の滅菌的容器であって、 それらの間に空洞を備えた、第１の温度にて融解する熱可塑性材料でできた少な くとも２つの外壁と、そして該２つの外壁の間に配置されたライナーであって、 第１の温度より上の温度に融点を有する生体適合性の、低誘電率の材料でできた ライナーと、 を含んでなる容器。
2. ２．該外壁がポリ塩化ビニルでできているものである、請求項１の可撓性の滅菌 的容器。
3. ３．該ライナーがエラストマーでできているものである、請求項１の可撓性の滅 菌的容器。
4. ４．該ライナーがディスクの形である、請求項１の可撓性の滅菌的容器。
5. ５．該ライナーがシリコンゴムでできているものである、請求項３の可撓性の滅 菌的容器。
6. ６．該ライナーが該外壁の一つに固定されているものである、請求項１の可撓性 の滅菌的容器。
7. ７．滅菌的連結であって、 第１の熱可塑性材層と、 低誘電率の材料の第１のライナーと、 第２及び第３の熱可塑性材の層であって、それらの一部において一緒に融合され ておりそしてそれらを貫通する開口を含んだものである層と、 低誘電率の材料の第２のライナーと、 第４の熱可塑性材層、のように配された複数の層を含んでなり、そして 該熱可塑性材の層が該低誘電率の材料の融点より低い融点を有するものである、 連結。
8. ８．該低誘電率の材料がエラストマーである、請求項７の連結。
9. ９．該熱可塑性材料の融点が少なくとも滅菌温度と同じ高さである、請求項７の 連結。
10. １０．該低誘電率の材料がシリコンゴムを含んでなるものである、請求項７の連 結。
11. １１．該熱可塑性材がポリ塩化ビニルである、請求項７の連結。
12. １２．低誘電率の材料の第１のライナーが、第１の熱可塑性材層に固定されてい るものである、請求項７の連結。
13. １３．低誘電率の材料の第２のライナーが第４の熱可塑性材層に固定されている ものである、請求項１２の連結。
14. １４．滅菌的連結を形成する方法であって、熱可塑性材でできた外壁を有する２ つの可撓性の容器を提供する段階と、 各容器の移転領域内に、該外壁の融点より上の融点を有する、生体適合性の低誘 電率の材料のライナーを提供する段階と、該移転領域が、少なくとも部分的に、 重ね合わされそして容器の該外壁が隣接するように、該容器を配置する段階と、 該移転領域を高周波源源のダイスの間に挟み込む段階と、互いに隣接している該 容器の外壁を一緒に融合するよう、高周波源信号を発生させる段階と、そして 該融合した該熱可塑性材を貫通する開口を形成する段階と、を含んでなる方法。
15. １５．該生体適合性の低誘電率の材料がゴムである、請求項１４の方法。
16. １６．該ゴムがシリコンゴムである、請求項１５の方法。
17. １７．該生体適合性の低誘電率の材料が、ディスクの形状である、請求項１４の 方法。
18. １８．該熱可塑性材料がポリ塩化ビニルである、請求項１４の方法。
19. １９．２つの滅菌的容器の間に滅菌的液体連結を形成するための連結システムで あって、 滅菌温度にて融解しそして高周波源を特に受けやすい熱可塑性材でできた外壁を 有する２つの容器と、各容器の内部に配置された、そして該容器の壁の融点より 上に融点を有する生体適合性の低誘電率の材料でできたたライナーと、高周波源 と、そして 当該ダイスの間に置かれたとき該容器の該外壁の一部を一緒に効果的にシールす るための、高周波エネルギーを放出しつつ圧力を負荷することのできる、該高周 波源と関連した２つの溶接ダイスと、 を含んでなるシステム。。
20. ２０．各ダイスが、その軸方向の一端において凸状の表面を備えたクラウンを含 むものである、請求項１９のシステム。
21. ２１．該ダイスが実質的に円柱状の基部と、より小さい実質的に円柱状のクラウ ンとを有するものである、請求項１９のシステム。
22. ２２．該ダイスが手持ち式装置内に固定されているものである、請求項１９のシ ステム。
23. ２３．滅菌的連結によって液体連通状態に一緒に結合された２つの血液バッグで あって、滅菌温度にて融解する熱可塑性材料でできた外壁を含んでなり、血液バ ッグの各々が、該血液バッグ内にライナーが配置されている移転領域を有してお り、該ライナーが該外壁の融点より高い融点を有する生体適合性の低誘電率の材 料でできており、該血液バッグがそれらの移転領域において連結されており、該 連結が、一緒に融合され且つそれを貫通する開口を含むものである隣接した外壁 の一部を含んでなるものである、血液バッグ。
24. ２４．該熱可塑性材がポリ塩化ビニルである、請求項２３の血液バッグ。
25. ２５．該ライナーがエラストマーでできている、請求項２３の血液バッグ。
26. ２６．該ゴムがシリコンゴムである、請求項２３の血液バッグ。
27. ２７．該バッグが複数のそのような滅菌的連結によって一緒に結合されているも のである、請求項２３の血液バッグ。