JPH0651086U - スノーモービル用トラックベルト - Google Patents

スノーモービル用トラックベルト

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Publication number
JPH0651086U
JPH0651086U JP8886092U JP8886092U JPH0651086U JP H0651086 U JPH0651086 U JP H0651086U JP 8886092 U JP8886092 U JP 8886092U JP 8886092 U JP8886092 U JP 8886092U JP H0651086 U JPH0651086 U JP H0651086U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal fitting
stud
snowmobile
slide rail
track belt
Prior art date
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Pending
Application number
JP8886092U
Other languages
English (en)
Inventor
飯田  潔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP8886092U priority Critical patent/JPH0651086U/ja
Publication of JPH0651086U publication Critical patent/JPH0651086U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スノーモービルの通常走行時においてもトラ
ックベルト本体を損傷させたり、スタッドが脱落するの
を有効に防止でき、スノーモービルの駆動力を向上させ
ることが出来ると共に、トラックベルト本体の滑り防止
効果も向上させることが出来、更に加締め金具に放熱効
果を持たせることで、加締め金具の耐久性を向上させる
ことが出来るスノーモービル用トラックベルトを提供す
ることを目的とするものである。 【構成】 ロッド6には、緩衝用ゴム11を介して加締
め金具10を構成する金具本体12を、スライドレール
5との摺接面側Xに向かって加締め固定すると共に、そ
の両端末部12aは、所定の間隔を隔てて内側に折り曲
げてスライドレール5に傷を付けないようにしている。
また金具本体12のベルト表面側Yには、滑り防止用の
スタッド兼冷却フィン13が一体的に形成してある。前
記スタッド兼冷却フィン13は、図1及び図2に示すよ
うに、断面三角形状に形成され、その内側と緩衝用ゴム
11の上面側との間には、スライドレール5等との摩擦
熱等を放熱させる空間部14が設けてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、スノーモービル用トラックベルトに係わり、更に詳しくはトラッ クベルト本体に傷等を付けることなく、加締め金具に滑り防止用のスタッド兼冷 却フィンを一体的に設けて、加締め金具に放熱効果を持たせたスノーモービル用 トラックベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スノーモービル用トラックベルトは、図9及び図10に示すように、車 体フレームの後部に設けられた駆動トラック部1には、スプロケット状の駆動輪 2と従動輪3及び図示しない遊動輪の回りに無端状の複数本(この実施例では3 本)のトラックベルト本体4が巻回され、そのトラックベルト本体4の接地側の 裏面には、スライドレール5が摺接するように配設されている。
【0003】 前記トラックベルト本体4は、所定の間隔を隔ててべルト幅方向に埋設され た複数本のロッドに6により連結され、スノーモービルの車体重量は、上記スラ イドレール5にて支持され、その車体重量を前記ロッド6を介してトラックベル ト本体4の全幅に分散させるように構成されている。 ところで、従来のトラックベルト本体4の表面には、図10に示すように円錐 状に形成された滑り防止用のスタッド7が取り付けられ、このスタッド7は、ト ラックベルト本体4に貫通穴を形成し、この貫通穴にボルト・ナット8等を介し て締結されている。
【0004】
【考案が解決しようとする問題点】
然しながら、従来のスタッド7は、トラックベルト本体4に貫通穴を形成して 取り付けるため、トラックベルト本体4に傷を付けることになり、トラックベル ト本体4の耐久性を低下させて、寿命を短くすると言う問題があり、またトラッ クベルト本体4には、走行中にテンションが作用するため、貫通穴が拡大して滑 り防止用のスタッド7が脱落すると言う問題があった。
【0005】 また、従来のエンドレス状に形成されたべルト本体4を所定の間隔を隔てて連 結するロッド6には、緩衝用ゴムを介してスライドレール5を摺動可能に載置さ せる加締め金具9が設けてあるが、この加締め金具9は、スライドレール5との 摺接面側からトラックベルト本体4の表面側に向かって加締めてあるため、摩擦 熱が加締め金具9内にこもり易く、ロッド6や緩衝用ゴムの耐久性を低下させる と言う問題があった。
【0006】 そこで、本願出願人は、上記の問題を解決するために、鋭意研究の結果、上記 車体重量を前記ロッド6を介してトラックベルト本体4の全幅に分散させている 点、及びスライドレール5の下に位置し、トラックベルト本体4に取り付けてあ る加締め金具9に特に多くの分布荷重がかかることに着目して、この加締め金具 9にスタッド兼冷却フィンを設けることで、上記の問題を一挙に解決しようとし たものである。
【0007】 この考案は、かかる従来の課題に着目して案出されたもので、スノーモービル の通常走行時においてもトラックベルト本体を損傷させたり、スタッドが脱落す るのを有効に防止でき、スノーモービルの駆動力を向上させることが出来ると共 に、トラックベルト本体の滑り防止効果も向上させることが出来、更に加締め金 具に放熱効果を持たせることで、加締め金具の耐久性を向上させることが出来る スノーモービル用トラックベルトを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するため、加締め金具の金具本体を、スライドレー ルとの摺接面側に向かって加締め固定すると共に、金具本体のベルト表面側に滑 り防止用のスタッド兼冷却フィンを一体的に設けたことを要旨とするものである 。
【0009】
【作用】
この考案は上記のように構成され、スライドレールを摺動可能に載置させる加 締め金具にスタッド兼冷却フィンを一体的に設けるこで、スノーモービルの通常 走行時においてもトラックベルト本体を損傷させたり、スタッドが脱落すると言 うことがなく、また加締め金具に放熱効果を持たせるので、摩擦熱を外部に放熱 でき、加締め金具の耐久性を向上させることが出来るものである。
【0010】
【考案の実施例】
以下、添付図面に基づき、この考案の実施例を説明する。 なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明は省略する。 図1及び図2は、この考案の第1実施例を示す加締め金具10の断面図と、全 体斜視図を示し、4はトラックベルト本体、6は横剛性部材としてのロッドを示 している。
【0011】 前記ロッド6には、緩衝用ゴム11を介して加締め金具10を構成する金具本 体12を、スライドレール5との摺接面側Xに向かって加締め固定すると共に、 その両端末部12aは、所定の間隔を隔てて内側に折り曲げてスライドレール5 に傷をつけないようにエッヂを落としている。また金具本体12のベルト表面側 Yには、滑り防止用のスタッド兼冷却フィン13が一体的に形成してある。
【0012】 前記スタッド兼冷却フィン13は、図1及び図2に示すように、断面三角形状 に形成され、その内側と緩衝用ゴム11の上面側との間には、スライドレール5 等との摩擦熱等を放熱させる空間部14が設けてある。 従って、スタッド兼冷却フィン13は、スノーモービルの通常走行時において もトラックベルト本体4を損傷させたり、脱落させると言うことがなく、スノー モービルの駆動力を向上させることが出来ると共に、トラックベルト本体の滑り 防止効果も向上させることが出来、更に上述のようにスライドレール5等との摩 擦熱等を放熱させることが出来るものである。
【0013】 次に、図3及び図4は、この考案の第2実施例を示す加締め金具10の断面図 と、全体斜視図を示し、この実施例は、前記スタッド兼冷却フィン13の長手方 向の一部に、緩衝用ゴム11の上面側に向かってV字状の切込み15を入れて、 空間部14と連通させ、放熱効果を更に高めるように構成したものである。 従って、この実施例においても、上記第1実施例と同様に、スノーモービルの 通常走行時においてもトラックベルト本体4を損傷させたり、脱落させると言う ことがなく、スノーモービルの駆動力を向上させることが出来ると共に、トラッ クベルト本体の滑り防止効果も向上させることが出来、更に上述のようにスライ ドレール5等との摩擦熱等を放熱させることが出来るものである。
【0014】 なお、その他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様なので、同一符号を付 して説明は省略する。 また、図5及び図6は、この考案の第3実施例を示す加締め金具10の断面図 と、全体斜視図を示し、この実施例は、上記第1実施例の変形として、スタッド 兼冷却フィン13の長手方向の側面13aに、空間部14と連通する複数の貫通 孔16を形成し、放熱効果を更に高めるように構成したものである。
【0015】 なお、その他の構成及び作用は、上記第1実施例及び第2実施例と同様なので 、同一符号を付して説明は省略する。 図7は、この考案の第4実施例を示す加締め金具10の断面図を示し、この実 施例のスタッド兼冷却フィン17は、金具本体12の上面中央に板状に形成して 一体化させたもので、スタッド兼冷却フィン17の先端には、放熱のための中空 部18が長手方向に形成されている。
【0016】 また、図8の第5実施例におけるスタッド兼冷却フィン19も同様な構成であ って、この第5実施例におけるスタッド兼冷却フィン19の場合には、第4実施 例のような放熱のための中空部18を設けることなく、スタッド兼冷却フィン1 9のみで放熱させるように構成したものである。 なお、なお、その他の構成及び作用は、上記第1実施例と同様なので、同一符 号を付して説明は省略する。
【0017】 以上のように、この考案の実施例では、スライドレール5を摺動可能に載置さ せる加締め金具10にスタッド兼冷却フィン13を一体的に設けるこで、スノー モービルの通常走行時においてもトラックベルト本体4を損傷させたり、スタッ ドが脱落すると言うことがなく、また加締め金具10に放熱効果を持たせるので 、摩擦熱を外部に放熱でき、加締め金具の耐久性を向上させることが出来るもの である。
【0018】
【考案の効果】
この考案は、上記のように加締め金具の金具本体を、スライドレールとの摺接 面側に向かって加締め固定すると共に、金具本体のベルト表面側に滑り防止用の スタッド兼冷却フィンを一体的に設けたので、スノーモービルの通常走行時にお いてもトラックベルト本体を損傷させたり、スタッドが脱落するのを有効に防止 でき、スノーモービルの駆動力を向上させることが出来ると共に、トラックベル ト本体の滑り防止効果も向上させることが出来、更に加締め金具に放熱効果を持 たせることで、加締め金具の耐久性及び寿命を伸ばすことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例を示す加締め金具の断面
図である。
【図2】図1の全体斜視図である。
【図3】この考案の第2実施例を示す加締め金具の断面
図である。
【図4】図3の全体斜視図である。
【図5】この考案の第3実施例を示す加締め金具の断面
図である。
【図6】図5の全体斜視図である。
【図7】この考案の第4実施例を示す加締め金具の断面
図である。
【図8】この考案の第5実施例を示す加締め金具の断面
図である。
【図9】従来のトラックベルト本体の駆動トラック部の
斜視図である。
【図10】従来のトラックベルト本体の一部切欠した斜
視図である。
【符号の説明】
1 駆動トラック部 4 トラックベ
ルト本体 5 スライドレール 6 ロッド 10 加締め金具 11 緩衝用ゴ
ム 12 金具本体 13 スタッド
兼冷却フィン 14 空間部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレス状に形成されたべルト本体を
    所定の間隔を隔てて連結するロッドに、緩衝用ゴムを介
    してスライドレールを摺動可能に載置させる加締め金具
    を設けて成るスノーモービル用トラックベルトにおい
    て、前記加締め金具の金具本体を、スライドレールとの
    摺接面側に向かって加締め固定すると共に、金具本体の
    ベルト表面側に滑り防止用のスタッド兼冷却フィンを一
    体的に設けたことを特徴とするスノーモービル用トラッ
    クベルト。
JP8886092U 1992-12-25 1992-12-25 スノーモービル用トラックベルト Pending JPH0651086U (ja)

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JP8886092U JPH0651086U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 スノーモービル用トラックベルト

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JPH0651086U true JPH0651086U (ja) 1994-07-12

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ID=13954756

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JP8886092U Pending JPH0651086U (ja) 1992-12-25 1992-12-25 スノーモービル用トラックベルト

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522729A (ja) * 2008-05-29 2011-08-04 ロリック・インベスト・エス.エーアール.エル. 圧雪トラック及びこのようなトラックを特徴とする圧雪装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522729A (ja) * 2008-05-29 2011-08-04 ロリック・インベスト・エス.エーアール.エル. 圧雪トラック及びこのようなトラックを特徴とする圧雪装置

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