JPH06510709A - モータ駆動の手持ち工作機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 モータ駆動の手持ち工作機械 背景技術 本発明は請求項１の前段部に記載した形式のモータ駆動の手持ち工作機械、特に アングルグラインダ、に関する。

米国特許第４７３５０２０号明細書によって、このような形式の手持ち工作機械 は公知である。この手持ち工作機械の作業スピンドルはスピンドル停止装置によ って係止若しくは制動し１次いで研削工具のための固定ナツトを外すねじりモー メントを駆動モータによって作用させることができる。これに続いて固定ナツト を手によって作業スピンドルがら完全に外すことができる。

この公知の手持ち工作機械は次のような欠点を有している。すなわちモータをオ フにして、スピンドル停止装置を操作して作業スピンドルを急に停止させると、 研削円板がその慣性に基づいて引き続き回転しようとし、その際に締め付は装置 及び研削円板が作業スピンドルから外れることがある。

締め付は装置がこのように意図せずに外れると、研削円板が大きな回転数のまま 作業スピンドルから外れ、その内在する大きなエネルギに基づいて、操作者ある いはそばの人を傷つけることがある。

発明の利点 これに対し、請求項１の特徴を具備した本発明による手持ち工具は次のような利 点を有している。すなわち作業スピンドルが大きな回転数で回転しているときに スピンドル停止装置を操作しても１円板形の工具。

特に研削円板、が外れることが阻止される。これによって大きな安全性が達成さ れる。

本発明の更に有利な構成は従属請求項に記載されている。

図面 以下においては２図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。図１は 本発明の第１実施例の手持ち工作機械を示し１図２は本発明の第２実施例の細部 を示し１図３は図２に示した第２実施例の別の側面を示す。

実施例の説明 図１において断面して前方の側から示したアングルグラインダ１はモータケーシ ング３と伝動装置ケーシング５とから成っている。伝動装置ケーシング５内で作 業スピンドル７が転削された軸区分をもって軸受け１１によって保持されている 。軸方向でこれに続いて、段付きのスリーブ１３が作業スピンドル７に焼きばめ されており、このスリーブはその上端部にっば１５を有している。段付きのスリ ーブ１３はっば１５とは逆の側で別の軸受は内に回転可能に、しかし脱落しない ように、配置されている。

スリーブ１３はそのつば１５のところにかさ歯車１９を回動不能に保持している 。かさ歯車１９に所属して伝動装置ケーシング５内にスピンドルブレーキ２１が 配置されており、これは大体において、ばね２３に抗して軸方向に移動可能に支 承されている押しピン２５から成っており、この押しピンはかさ歯車１９の外周 の切り欠き部２７内に係止することができる。この係止によって押しピンはかさ 歯車１９ひいては作業スピンドル７を停止させることができる。

作業スピンドル７の自由端部において、内側フランジ２９と外側フランジ３１と の間に研削円板３３が締め込まれている。内側フランジ２９はその孔をもって端 部とは逆の側でつば３５のところまで一定限度軸方向に移動可能に、取り付けら れている。外側フランジ３１は１作業スピンドル７の自由端部の、リード角αを 有する外ねじ山３７に取り付けられている。研削円板３３は中央の切り欠き部３ ９を有しており、この切り欠き部によって研削円板は作業スピンドル７を遊びを もって取り囲んでいる。内側フランジ２９は、研削円板３３とは逆の側に歯状の くさび体４１を有しており、これは図面を見る方向で右側に角度βで上昇してい る軸方向のくさび面４３を有しており、このくさび面は、スリーブ１３の端面４ ９に形成されているほぼＵ字形の切り欠き部４７の同じ向きに上昇している軸方 向の対抗くさび面４５に支えられている。Ｕ字形の切り欠き部４７の側方の制限 壁面５１・５３は円周方向のストッパとして作用する。Ｕ字形の切り欠き部４７ はくさび体４１のほぼ２倍の幅を有している。内側フランジ２９を作業スピンド ル７に対して回動させると、内側フランジは互いに滑動し合う（さび面４３・４ ５のくさび作用によって軸方向に移動せしめられる。したがって１図面を見る方 向で左に向かって内側フランツ２９を回動させると、研削円板３３に対する締め 付は圧力が増大せしめられる。

作業スピンドル７の回転方向は矢印５５によって左に回るように示されている。

ねじ山３７の角度αで表されているリード角５７は、（さび面４３及び対抗くさ び面４５の角度βで表されているリード角５９よりも小さい。

作業スピンドル７が急に制動されると、研削円板３３はその慣性に基づいて、そ れまでの方向に回転し続けようとする。この場合研削円板は外側フランジ３１及 び内側フランジ２９を作業スピンドル７に対して回動させようとする。ねじ山３ ７は右ねじ山であるので、研削円板が左に向かって回転と、外側フランジ３１と 作業スピンドル７との間のねじ結合部に解離モーメントが生ぜしめられる。もち ろんこの解離モーメントは、くさび面４３が対抗（さび面４５に沿って滑ること による内側フランジ２９の軸方向移動によって少な（とも相殺される。このため に切り欠き部４７の幅は次のように定められている。すなわち、研削円板３３の 慣性に基づいて極端に大きな解離モーメントが生じた場合でも、くさび体４１が Ｕ字形切り欠き部４７の円周方向ストッパ５１と接触しないようになっている。

それは、この接触が行われると、内側フランジ２９のそれ以上の軸方向移動が阻 止され、研削円板３３の意図せざる解離が生じ得るからである。研削円板を締め 付けるために外側フランジ３１をねじはめる場合。

外側フランジを右にねじ回すことによって、内側フランジ２９とスリーブ１３の 端面４９との間の間隔が常に最小限にされる。換言すれば（さび面４３・４５が 互いに支え合う。要するに締め付は状態においては。

（さび体４１は常にＵ字形切り欠き部４７の右側の制限壁面５３に接触している 。これによって、スピンドルブレーキ２１が急に操作された場合に内側フランジ ２９は充分に回動することができ、したがって内側フランジは研削円板３３ひい ては外側フランジ３１に対する締め付は圧力を増大させることができ、止めナツ トの形式で外側フランジ３１のねじ結合を確実にする図２に概略的に示した本発 明の別の実施例では１作業スピンドル６７に内側フランジ７９及び外側フランジ ８１がねじはめられており、これらのフランジの間に研削円板８３が締め込まれ ている。研削円板８３は中央に切り欠き部８４を有しており、この切り欠き部は 作業スピンドル６７を遊びをもって同心的に取り囲んでいる。外側フランジ８１ は作業スピンドル６７の自由端部に形成されているわずかなリード角（角度α） の外ねじ山８５に取り付けられている。内側フランツ７９は作業スピンドル６７ の大きなリード角（角度β）の外ねじ山８７に取り付けられており、外ねじ山８ ７は切り込み部８８によって外ねじ山８５から隔てられている。

内側フランジ７９の、研削円板８３とは逆の側には軸方向に歯状に突出している スト・ソバ８９が配置されており、このストッパは１作業スピンドル６７をその 直径線方向に貫通して固定されている棒状のスト・ソノく９１と重なっている。

ストッパ８９・９１はこれによって内側フランジ８７の回動及び軸方向運動を制 限する。ストッパ８９・９１の間隔は次のように定められている。すなわち、工 具８３の慣性に基づいて極端に大きな解離モーメントが生じた場合でも、スト・ ツノ＜８９・９１が互いに接触しないようになっている。それは、接触が生じる と、内側フランジのそれ以上の軸方向移動が阻止され、これによっで研削円板８ ３の解離が生じ得るからである。

図３においては１図２の実施例が作業スピンドルの軸線を中心にして９０°回動 せしめられた位置で示されており、これによって内側フランジ７９及びそのスト ッパ８９とストッパ９１との関係が明りょうにされている。第２実施例の作用形 式は図１の実施例の作用形式と原則的に同じである。相違点はたんに１図２及び 図３のねじ山８７が内側フランジ７９の回動の際に内側フランジの軸方向移動を 生せしめるのに対し９図１の実施例ではくさび面によって軸方向移動が生ぜしめ られることだけである。作業スピンドル６７が急に制動せしめられると、研削円 板８３は内側フランジ７９及び外側フランジ８１を作業スピンドル８７に対して 解離方向に回動させようとする。この場合内側フランジ７９が回動の際に外側フ ランジ８１よりも迅速に軸方向に移動せしめられることによって、研削円板８３ に対する締め付は力が増大する。これによって、外側フランジ８１における解離 モーメントが限界を越えることはな（、外側フランジと外ねじ山８５との間のね じ結合は安定した状態にとどまる。このねじ結合の意図しない解離は極端な条件 の下でもあり得ない。したがって極端な条件の下でも、操作者及びそばの人が損 傷を受ける危険はない。これによって１円板形の工具を有する手持ち工作機械の 安全装置が簡単に得られることになる。

本発明の図示していない実施例では、内側フランジが回動不能にかつ軸方向に移 動不能に作業スピンドルに固定されている。外側フランジはくさび面と協働する 一定限度回動可能なフランジ円板を有しており、このフランジ円板によって研削 円板に対する締め付（す圧力が伝達され、このフランジ円板は外側フランジ］こ 対して回動する際に外側フランジに対する間隔を変化させる。これによって作業 スピンドルの制動の際１こ、研削円板に対する締め付は圧力が外側フランジの（ ＩＩＩ力１ら増大せしめられる。

米国特許第４７３５０２０号明細書に記載されて０る解決策の場合のように１手 によって締め付番す可ａｈな締め付はナツトを有している他のすべての手持ち研 肖１ｊ機においても１本発明の構成を適用すると、急なスピンドル制動の際に締 め付はす・ソトが堅（ねじ締めされ、補助工具を使用しないと解離することがで きなくなる危険がある。したがって本発明を適用する場合１こ。

外側フランジ又は内側フランジの軸方向移動をＩＩ限することは重要なことであ る。

本発明を適用する場合に、スピンドルの急な制動の際に過度に大きな締め付はモ ーメントが生ずる危険（よ、ドイツ連邦共和国特許出願公開第３７０５６３８号 明細書若しくはドイツ連邦共和国特許出願公開第３８４１１８１号明細書に記載 されている締め付けねじを使用すれば、生じない。

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Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．スピンドルブレーキ（２１）と作業スピンドル（７・６７）とを有するモー タ駆動の手持ち工作機械であって，作業スピンドル（７・６７）を遊びをもって 取り囲む中央孔（３９・８４）を有する円板形の工具（３３・８３）が，内側フ ランジ（２９・７９）と外側フランジ（３１・８１）との間に挟まれて，作業ス ピンドル（７・６７）に固定されており外側フランジ（３１・８１）は固定ねじ 山（３７８５）に，作業スピンドル（７・６７）の作業回転方向とは逆向きにね じはめられている形式のものにおいて，作業スピンドル（７・６７）が制動せし められると，内側フランジ（２９・７９）と外側フランジ（３１・８１）との間 の工具（３３・８３）に対する締め付け圧力が自動的に増大せしめられるように したことを特徴とする，モータ駆動の手持ち工作機械。
2. ２．引き続き回転する工具（３３・８３）の慣性力がフランジ（２９・３１・７ ９・８１）と工具（３３８３）との間の締め付け圧力を増大させるようにした， 請求項１記載の手持ち工作機械。
3. ３．作業スピンドル（７・６７）に対して相対的に作業回転方向に回転すること によって，内側フランジ（２９・７９）又は外側フランジ（３１・８１）が作業 スピンドル（７・６７）に沿って軸方向に工具（３３・８３）に向かって移動す るようにした，請求項１又は２記載の手持ち工作機械。
4. ４．内側フランジ（２９・７９）の軸方向移動を生ぜしめるために，内側フラン ジがくさび手段（４３・４５・８７）と連結されており，このくさび手段は内側 フランジが工具（３３・８３）と一緒に作業回転方向に引き続き回転する際に， 内側フランジに対する軸方向の圧着又は係合によって，内側フランジに対して相 対的に滑動して，内側フランジの工具（３３・８３）若しくは外側フランジ（３ １・８１）に対する軸方向間隔を減少させるように作用する請求項３記載の手持 ち工作機械。
5. ５．内側フランジ（２９・７９）が，外側フランジの傾斜角αを有する固定ねじ 山（３７・８５）よりも急傾斜の傾斜角βを有するねじ山（８７）若しくはくさ び面（４３・４５）に沿って，外側フランジ（３１・８１）と同じねじり方向で 一定限度回動可能である，請求項４あるいは請求項１から３までのいずれか１項 に記載の手持ち工作機械。
6. ６．円周方向のストッパ（５１・５３・８９・９１）が，作業スピンドル（７・ ６７）に対して相対的な内側フランジ（２９・７９）の回動を制限するようにし た，請求項５記載の手持ち工作機械。
7. ７．締め付け圧力を増大させる手段（４３・４５）が外側フランジ（３１）に配 置されている，請求項１から３までのいずれか１項に記載の手持ち工作機械。
8. ８．内側フランジ（２９・７９）が作業スピンドル（７・６７）に対して相対的 に回転不能に配置されており，外側フランジ（３１・９１）が，工具（３３８３ ）に向けられた軸方向に移動可能なカム部材を有しており，該カム部材の工具（ ３３・８３）に向かっての軸方向移動は，締め付け位置に達したときに最小であ り，作業スピンドル（７・５７）に対して相対的な，慣性に基づく工具（３３・ ８３）の回転の際に回転連行によって最大になるようにした請求項７記載の手持 ち工作機械。