JPH06510467A - 自動ロック式安全注射器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 自動ロック式安全注射器 （発明の背景） 本発明は、医療器具、特に汚染された針の場合に医療従事者が誤って針を刺して 負傷することを防止する構造の安全注射器に関するものである。

エイズ及びＢ型肝炎等の血液及び他の体液で伝染する疾病がますます広がってい ることによって、医療従事者にとって感染患者に接触した注射針が誤って皮膚に 刺さり、致命的である場合が多い疾病がその不運な医療従事者に伝染することが 現実的な脅威になっている。

教育プログラムが多くの病院で実施されているにもかかわらず、毎日米国のどこ かで感染注射針に接している少な（とも−人の看護婦または医療従事者が、使用 済み注射器を廃棄しようとする時または汚染された注射器のそれ以外の取扱い中 にそのような針を刺しているであろう。

保護注射針ガードを用いて、注射器を使用していない時に針をカバーし、そのよ うな時に針が露出していないようにすることによってこの問題を解決するために 様々な試みがなされている。しかし、そのような装置は製造コストが高（、使い づら（、注射器を使用できるように準備するために幾つかの段階が必要であるた め、これまでは医療現場で広く受け入れられてぃなかった。

本発明の目的は、従来技術に伴った問題点及び欠点を解決して、低価格で使いや すい自動ロック式注射器を提供することである。

（発明の概要） 従って、本発明の目的は、針の露出を防止できる構造の自動ロック式安全注射器 を提供することである。

本発明の別の目的は、使いやすく低コストで製造できる、針を覆うロック装置を 提供することである。

本発明のさらなる目的は、保護ケーシング内での自在回転を防止する手段を備え た針ガードを提供することである。

本発明の上記及び他の目的は、直径方向に向き合うように整合した１対の開口を 備えた細長い管状ケーシングを有しており、ケーシング内にはケーシングに対し て同軸的に整合した状態で入れ子式に連結されて、注射器の針アセンブリをほぼ 覆う第１位置と前進引き込み位置との間を移動可能である細長い針ガードが収容 されている注射針用の安全ガード装置の提供によって達成される。

１対の押し込みロックタブが針ガードに取り付けられており、注射器を使用しな い時、ケーシングに形成された開口から延出して針ガードを第１位置に固定する 。コイルばねが針ガードを第１位置へ継続的に押し付けており、二重安全機構だ けによって、すなわちロックタブを押し込んで針ガードの前端部に圧力を加える ことによってばねの張力に打ち勝つことができ、それによって針ガードをケーシ ング内へ内向きに移動させて針を注射することかできる。

注射器の筒部分は針ガードと整合状態に配置されて、外端部でケーシングの横フ ランジに固定されている。

ケーシングの一端部は、中央開口を設けた横フランジで部分的に閉鎖されている 。最内端部に注射器ピストンを支持しているプランジャが、横フランジの開口に 挿通されており、注射器筒部分内を移動することによって真空を発生し、藁を注 射器内へ引き込むことができる。

ケーシング及び針ガードに設りられたｌ対の傾斜当接肩部が、ケーシングからの 針ガードの完全な離脱を防止している。

（図面の簡単な説明） 次に図面を参照しながら説明するが、同一部分は同一番号で示されており、図１ は本発明による装置の概略平面図である。

図２は、本発明の装置のロック部分の詳細平面図である。

図３は、図２に示されている図面から９０度の位置で見た詳細平面図である。

図４は、薬を瓶から引き出している最中で、注射器を瓶から外す直前の本発明の 装置を示す概略図である。

図５は、本発明による装置の展開図である。

図６は、装置の展開平面図である。

図７は、注射中の本発明の装置を示す斜視図である。

図８は、注射器のプランジャの詳細図である。

図９は、シーリングプレートの詳細端面図である。

図１Ｏは、シーリングプレートの詳細側面図である。

図１１は、シーリングプレートの上面図である。

図１２は、筒形ケーシング及びシーリング部レートの詳細展開平面図である。

（好適な実施例の詳細な説明） 次に１図面を参照しながら詳細に説明すると、図１の番号１０が本発明の装置を 示している。装置１０は、針ガード１２と、筒形ケーシング１４と、注射器筒部 分１６と、プランジャ１８と、針アセンブリ２０とを有している。

針ガード１２は、第１ノーズ部分２２と、第２中間部分２４と、第３内側部分２ Ｇとを有している。図面かられかるように、第１部分２２は、薬瓶２８に接触す る小径部分である（図４を参照）。

針ガー　ド１２の第１ノーズ部分２２が瓶上部３０の外縁部に接触する場合があ れば、第１部分２２が図４に示されているように瓶２８の首部分内に「ピッタリ 」はまって、瓶２８の首部分に形成された環状の内側突起３４が環状溝３６と係 合することによって瓶に固定される場合もある。ノーズ部分２２の最ｉｉｊ端部 ２３は順次小径になる円錐形のフレア壁２５を有している。

第１部分２２の最外端部に中央開口３８が形成されて、注Ｑ１中または＠２８か ら薬を引き出す時に針がそこを通ることができるようになっている。

針ガード１２の中間部分２４は、第１部分２２に比べて大径で長くなっており、 針アセンブリ２ｏを完全に覆って、ある程度はケーシング１４内に入れ子式には まっている。

中間部分２４の前端部には環状に延在した外向きの肩部４４が中間部分２４の環 状壁に対して鋭角に形成されて、それから外向きに延出している。

第３のさらに大径の部分２６は部分２２及び２４に対して同軸的に延在しており 、針ガード１２及びケーシング１４内に配置されている注射器筒部分１６の直径 よりも相当に大径の中央開口４２が設けられている。針ガードの中間部分２４も 中空であって、注射器筒部分１６の直径よりもわずかに大径の中央開口が設けら れていることに注意されたい。

肩部４４に環状溝４８が形成されて、その溝に引っ張りばね５０（図２）の一端 部がはめ込まれており、そのばねは筒部分１６に巻装されて、先端部で肩部４４ 及びそれに形成された溝４８に当接している。

内側部分２６の内壁４６（図３）に一体状に１対のロックタブ５２．５４が形成 されており、これらはユーザが指で押し付けることによって針ガード１２の中心 に向か一一で内方へ押し込むことができる構造になっている。１対の開口５６及 び５８がロックタブ５２及び５４から前方に形成されて、タブを完全に押し込む ことができるようになっている。

タブ５２及び５４をタブサポート５ｏ、６２に取りイ１１げて、タブ５２及び５ ４に整合させてケーシング１４の壁に形成された開口６４及び６６からタブがダ 方へばね状に移動できるようにすることが好ましい。

注射針９２が針ガード１２で覆われている時、ロックタブ５２及び５４は開口６ ４及び６６から外方へ延出して、針ガード１２がケーシング１４に対して移動し ないようにしている。

しかし、タブ５２及び５４が図３に示されている位置から内向きに移動できる程 度まで押し付けられて、タブ５２及び５４の外表面が内方へ沈んでケーシング１ ４のロックタブ溝２００及び２０２内へ入ると、針ガード１２とケーシング１４ との間で入れ子式移動が可能になる。

針ガード１２の内側部分２６には、さらに少なくとも１つの外向きに延在した隆 起部またはランナ７０が、針ガード１２の中心軸線に平行に設けられている。そ れに対応した細長い満７２がケーシング１４の内壁に形成されてランナ７０を収 容しており、針ガード１２がケーシング１４内を入れ予成に長平方向移動する間 にその軸線回りに回転してねじれることを防止している。

ランナ／溝アセンブリによって作動中のロックタブ５２及び５４の不整合を防止 できるため、ロックタブ５２及び５４は確実に開口６４及び６６から外方へ飛び 出して固定することができる。

ケーシング１４は、上記のようにロックタブを挿通させる１対の開口６４及び６ ６を直径方向に向き合わせて形成した細長い管部材として形成される。ケーシン グ１４の一端部７６が開放して、針ガード１２を挿通させている。ケーシング１ ４の他端部７８は、ケーシング１４の中心軸線に整合した位置に中央開口８２を 形成した大径フランジプレート８０で部分的に閉鎖されている。

開口８２の外周は、注射器筒部分１６に対応した形状になっている。筒部分１６ の端部プレート１７は、フランジプレート８０の外表面８３に形成された特殊な 凹状溝８１に「ピッタリ」はまる大きさ及び形状になっており、これによって注 射器筒部分の開口１９をケーシング１４の中心軸線に整合させることができる。

第２凹状溝１２０がフランジプレート８０の外表面８３に形成されて、それにシ ーリングプレート１２２がはまるようになっている。シーリングプレート１２２ は端部プレート１７よりも大きいため、満１２０は全表面積が端プレート１７よ りも大きい。図１２に示されているように、満１２０は満８１はど深くない。

フランジプレート８０の内表面８５側へ内向きに、溝１２０底表面からフランジ プレート８０の表面８５に向かって延在している複数の開口１２４が設けられて いる。開口１２４はフランジプレート８０の外周寄りに形成されており、溝８１ と連通していない。

関口１２４を形成している壁には、ビン１３０に形成された対応の突起１２８と 係合する傾斜延長部分１２６が設けられている。ビン１３０はシーリングプレー ト１２２のための取り付は部材として機能し、シーリングプレート１２２は溝１ ２０内にすべりばめされる大きさ及び形状であって、注射器筒部分１６がケーシ ング１４から離脱しないようにしている。所定位置に「ピッタリ」収まった時、 シーリングプレート１２２はビン１３０を対応の開口１２４内へ押し進める。

突起１２８が延長部分１２６に対して反対方向に向いていることに注意されたい 。これにより、極端な力を使用しなければシーリングプレート１２２及び注射器 筒部分１６をケーシング１４から分離することができない。

好適な実施例はシーリングプレート１２２に６個の横向きのビン１３０を用いた 例を示しているが、上記目的に対して用いることができるビンの数がいくつでも よいことは当業者には明らかであろう。

ビン１３０はシーリングプレート１２２上に等間隔に配置してもよいが、好適な 実施例に示されているように、対にして設けることもでき、この場合は非円形の プレート１２２が用いられる。

引っ張りばね５０の第２端部はフランジプレート８０の内表面に当接しており、 通常の伸張位置にある時に針ガード１２をケーシング１４から外向きに、計アセ ンブリ２０を完全に覆っている図１の位置へ押し付けている。

タブ５２及び５４が押し付けられて、押し力がノーズ部分２２に加えられた時、 針ガード１２はばね５０の力に逆らってケーシング１４に対して内向きに図４の 位置へ移動して・計９２を出して注射を行ったり瓶２８から薬を引き出すことが できるようにする。

しかし、ばね５０は、タブ５４及び５６が押し付けられていない時、すなわちそ れらがケーシング１４の開口から外方へ延出している時に針ガード１２を外向き に図１に示されている位置へ継続的に押し付けることができる十分な強さを備え ている。ばね５０は、注射部位の周囲の組織に不当な圧力を加えることなく患者 に注射することができる十分な柔軟性を備えている。

ケーシング１４には、針ガード１２の外向きの肩部４０の角度に合わせた角度に 傾斜させた内向きの肩部８８（図２を参照）が設けられている。肩部８８はスト ップとして作用して、ケーシング１４に対してそれから外向きに行う針ガード１ ２の移動を制限する。従って、針ガード１２がケーシング１４から完全に離脱す ることが防止される。

針ガード１２の内部にはそのほぼ全長に渡って注射器筒部分１６が設けられてお り、これの大きさ及び構造は従来形注射器筒部分と同じであり、３ｃｃ以上の液 体を収容できる大きさにすることができる。目盛り９０（図１２を参照）をケー シング１４の外側または注射器筒部分１６に印刷して、注射器筒部分１６内へ導 入される液体を正確に測定できるようにすることができる。筒部分１６の前端部 には、針９２を取り付は部分９４から外向きに延出させた針アセンブリ２０が固 定されている。針アセンブリ２０は同様に筒部分１６に係合して、筒部分１６の 密閉内部への空気の導入を防止できるようにしている。

注射器プランジャ８４が筒部分１６内に摺動可能に係合した状態で収容されてお り、注射器筒部分１６の長さよりも長く、９６でケーシング１４から外向きに延 出しており、終端部に大径の端部ブ１ｚ−１−９８が設けられている。プランジ ャ８４は内側部分にピストンアセンブリ８６を支持しており、これが注射器筒部 分１６の内壁に摩擦係合することによって、１）部分１６から外向きに移動する 時に筒部分１６のＪｉ％ｉ６ｉ端部１００内に真空を発生できるようになってい る。

ピストンア（τンブリ８６には注射器筒部分壁に密接するシーリング部材１０２ が形成されて４′５つ、空気がシーリング部材１０２を通って逃げることができ ないようにしている。必要に応じてプランジャ８４に目盛りを印刷することがで きる。従って、ユーザが目盛りを読み取ることができるようにケーシング１４を 透明な材料で形成することが好ましい。シーリング部材１０２には、プランジャ １８の細長部分８４に取り付けられている外向き延出ロッド１０６を受け入れる ことができる大きさ及び形状の開口１０４が設けられている。

作用を説明すると、使用の準備ができるまで装置１０が図１のロック状態に保持 されている無菌パッケージから看護婦が装置ｌ口を取り出す。次に、看護婦はタ ブ５２及び５４を押し付けて、ノーズ部分２２を薬瓶２８の首部分に接触させて 移動させる。ばね５０の力に逆らって若干押し付けることによって、ユーザは針 ガード１２をケーシング１４に対して入れ子穴に内向きに移動させて、尖った針 ９２を薬瓶２８内へ導入することができる。

フランジプレート８０に連続的な圧力を加えることによって、針９２がさらに薬 瓶２８の内部へ進む。その間、タブ５２及び５４は完全に押し付けられて、針ガ ード１２と共にクーシンク１４内のロックタブ溝２００及び２０２に沿って移動 する。ばね５０が図４に示されている位置へ圧縮され、ユーザの指は、開口６４ 及び６６を塞がないように注射器の基部分に当てられている。看護婦がプランジ ャ８４を操作してそれを注射器筒部分Ｉから外向きに移動させることによって、 注射器筒部分１６内へ薬が導入される。

必要皿が引ぎ入れられたら、看護婦は開口４及び６６を塞がないように注意しな がら安全注射器１０を薬瓶から外すと、ばね５０によって針ガード１２が外向き に押し付けられるため、針９２を再び覆い、その最も伸張した位置に自動的にロ ックされる。

看護婦が注射を行う準備ができた患者の皮膚に触る時、タブ５２及び５４を再び 押し付けて、ケーシング１４を持って患者の皮膚の方に押し付けることによって 、針ガード１２がケーシング内へ内向きに移動する。看護婦は計９２を患者に注 射する。ケーシング１４を保持しながら、連続的な内向きの圧力によって針を患 者の体組織内へ進める。次にプランジャ８４を再び操作してそれを内向きに押す ことによって、薬を注射器筒部分１６から針９２を介して患者の組織内へ送り込 むことができる。注射は従来通りに行われる。

この操作が完了した後、看護婦は再びケーシング１４を引いてそれを患者から引 き抜くと同時に、ばね５０が再び伸張して、針ガードを針９２を完全に覆う位置 へ押し進める。

このように、本発明の装置１０には、ロックタブ５２及び５４と、ケーシング１ ４及び針ガード１２間の係合とによる二重の安全ロック装置が設けられているた め、ロックタブ５２及び５４が押し付けられている間にノーズ部分２２に圧力が 加えられるまで、計９２は注射できない。

本発明の構造に様々な変更を加えることができる。例えば、ロックビン１３０の ないシーリングプレート１３２を形成することができる。その場合、シーリング プレートは、注射器筒部分１６の端部プレート１７と同様に、満１２０「ピッタ リ」はまるだけである。

装＠１０は、もちろん針９２以外は透明プラスチックで形成できる。ピストンア センブリ８６は、ゴム等の弾性圧縮素材または他の適当な素材で形成できる。ば ね５０は鋼または同様な物理特性を備えた素材で形成できる。

本発明の精神の範囲内において様々な変更を加えることができる。本発明に対す る権利は添付の請求項に記載の範囲だけによって制限されるものである。

Claims (26)

【特許請求の範囲】
1. １．細長い管状ケーシングと、 針アセンブリが取り付けられており、ケーシングの一端部に固着されている注射 器筒部分と、ケーシングに対して同軸的に入れ子式に係合して、針アセンブリを ほぼ覆う第１位置と針アセンブリを露出させる第２引き込み位置との間を移動可 能である細長い中空の針ガードと、 針ガードに支持されており、針ガードを第１位置に固定する弾性押し込み手段と 、 針ガードを第１位置へ継続的に押し付けることによって、ロック手段が押し付け られた後でも針ガードが誤って第２位置へ移動しないようにしている引張りばね 手段とを有していることを特徴とする自動ロック安全注射器装置。
2. ２．さらに、ケーシングに対する針ガードの不整合を防止する手段を有しており 、この手段は、針ガードの外表面に取り付けられた少なくとも１つの外方へ延在 したランナと、ケーシングの内壁に形成された少なくとも１つの細長い溝とを有 しており、この溝はランナを摺動係合可能に収容する大きさ及び形状であること を特徴とする請求項１の装置。
3. ３．さらに、ケーシングに対する針ガードの外向き移動を制限する手段を有して いることを特徴とする請求項１の装置。
4. ４．前記制限手段は、針ガード上に形成されて外方へ延出している環状肩部と、 ケーシング内に形成されて内方へ延出している環状肩部とを有しており、針ガー ドがケーシングに対して最も外側へ伸張した位置へ移動した時、前記肩部が互い に当接することを特徴とする請求項３の装置。
5. ５．針ガードの前記肩部とケーシングの肩部とは、装置の長手方向軸線に対して 組み合わされる傾斜角度で延在していることを特徴とする請求項４の装置。
6. ６．前記針ガードは、第１ノーズ部分と第２中間部分と第３内側部分とを備えて おり、前記肩部は中間部分が内側部分に取り付けられている線上に形成されてい ることを特徴とする請求項５の装置。
7. ７．前記ケーシングは、針ガードが伸張する際に通過する第１開放端部と、部分 的に閉鎖された第２端部とを備えており、第２端部に大径フランジが取り付けら れていることを特徴とする請求項１の装置。
8. ８．前記フランジは、注射器筒部分を挿通させる大きさ及び形状の中央開口を備 えており、注射器筒部分にはその最内端部に注射器ピストンが、最外端部に端部 プレートが取り付けられており、前記端部プレートがフランジに固定係合してい ることを特徴とする請求項７の装置。
9. ９．前記フランジが、端部プレートを固定係合状態で収容する大きさ及び形状の 第１凹状溝を備えていることを特徴とする請求項８の装置。
10. １０．さらに、フランジ内に固定された端部プレートを覆うシーリングプレート を有していることを特徴とする請求項９の装置。
11. １１．前記フランジは、シーリングプレートを固定係合状態で収容する大きさ及 び形状の第２溝を備えていることを特徴とする請求項１０の装置。
12. １２．前記シーリングプレートは、横方向に延出した複数のピンを備え、前記フ ランジは、ピンを固定係合状態で収容する複数の対応の開口を備えており、これ によってシーリングプレートをフランジに固着することを特徴とする請求項１１ の装置。
13. １３．前記ロック手段は、針ガードに固定され、かつケーシングに形成された対 応の整合開口から外向きに延出している、直径方向に向き合った１対の押し込み 可能なロックタブを有していることを特徴とする請求項１の装置。
14. １４．前記引張りばね手段は、注射器筒部分の円周に巻装されたコイルばねから なることを特徴とする請求項１の装置。
15. １５．外向きに延出した肩部が針ガードに形成されており、前記肩部に内側溝が 形成され、コイルばねの一端部が前記環状溝にはまっていることを特徴とする請 求項１４の装置。
16. １６．ケーシングの一端部が横フランジで部分的に閉鎖されており、前記フラン ジは内表面及び外表面を備えていることを特徴とする請求項１５の装置。
17. １７．コイルばねの第２端部が横フランジの内表面に当接していることを特徴と する請求項１６の装置。
18. １８．第１開放端部及び部分的に閉鎖された第２端部とを備え、第２端部に横フ ランジが固着され、前記横フランジに中央開口が貫設されて、前記開口に注射器 筒部分が同軸的に係合した状態で収容されるようになっており、前記注射器筒部 分の一端部に針アセンブリが取り付けられ、他端部に端部プレートが固着されて 、前記端部プレートを横フランジに固定係合させている細長い管状ケーシングと 、 ケーシングに対して同軸的に入れ子式に係合して、針アセンブリをほぼ覆う第１ 位置と針アセンブリから離れる第２引き込み位置との間を移動可能であり、第１ ノーズ部分、第２中間部分及び第３内側部分を備え、中間部分が内側部分に取り 付けられている線上に外方へ延出した肩部が形成され、前記肩部に環状溝を備え ている細長い中空の針ガードと、 針ガードに支持されており、針ガードに固定されてケーシングに形成された対応 の整合開口から外方へ延出している１対の押し込み可能なロックタブを有してい る、針ガードを第１位置に固定する弾性押し込みロック手段と、 針ガードを第１位置へ継続的に押し付けることによって、ロック手段が押し付け られた後でも針ガードが誤って第２位置へ移動しないようにしている引張りばね 手段と、 針ガードの外表面に取り付けられた少なくとも１つの外方へ延在したランナと、 ケーシングの内壁に形成され、かつ前記ランナを摺動係合可能に収容する大きさ 及び形状である少なくとも１つの細長い溝とを有している、ケーシングに対する 針ガードの不整合を防止する手段とを備えていることを特徴とする注射針用の安 全ガード装置。
19. １９．内方へ延出した肩部がケーシングに形成されて、前記肩部が針ガードの外 方に延出した肩部に当接することによってケーシングに対する針ガードの外向移 動を制限することを特徴とする請求項１８の装置。
20. ２０．針ガードの前記肩部及びケーシングの肩部は、装置の長手方向軸線に対し て傾斜角度で延在していることを特徴とする請求項１９の装置。
21. ２１．前記引張りばね手段は、注射器筒部分の円周に巻装されたコイルばねから なることを特徴とする請求項１８の装置。
22. ２２．コイルばねの一端部が針ガードの外方へ延出した肩部に形成された環状溝 にはまっており、コイルばねの第２端部がケーシングに取り付けられた横フラン ジの内表面に当接していることを特徴とする請求項１２の装置。
23. ２３．前記フランジは、端部プレートを固定係合状態で収容する第１凹状溝を備 えていることを特徴とする請求項１８の装置。
24. ２４．さらに、第１溝内に固定された端部プレートを覆うシーリングプレートを 有していることを特徴とする請求項２３の装置。
25. ２５．前記フランジは、シーリングプレートを固定係合状態で収容する大きさ及 び形状の第２凹状溝を備えていることを特徴とする請求項２４の装置。
26. ２６．前記端部プレートは、複数の横方向のピンを備え、前記フランジは、ピン を固定係合させるための複数の対応の開口を備えていることを特徴とする請求項 ２４の装置。