JPH0651028B2 - 非接触型眼圧計 - Google Patents
非接触型眼圧計Info
- Publication number
- JPH0651028B2 JPH0651028B2 JP1024798A JP2479889A JPH0651028B2 JP H0651028 B2 JPH0651028 B2 JP H0651028B2 JP 1024798 A JP1024798 A JP 1024798A JP 2479889 A JP2479889 A JP 2479889A JP H0651028 B2 JPH0651028 B2 JP H0651028B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iop
- output
- intraocular pressure
- eye
- cornea
- Prior art date
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- Eye Examination Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば集団検診等に適した非接触型眼圧計に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術] 従来の一般的な非接触型眼圧計の被検眼の角膜に気流を
噴射して、例えば角膜の変形を、受光素子に入射する光
量の変化を基に眼圧を測定している。
噴射して、例えば角膜の変形を、受光素子に入射する光
量の変化を基に眼圧を測定している。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこの種の非接触型眼圧計においては、被検
眼の瞼やまつ毛が下っている場合とか、角膜に涙が溜っ
ている場合や或いはアライメントがずれている場合等に
は、測定値の精度が悪くなるという問題がある。
眼の瞼やまつ毛が下っている場合とか、角膜に涙が溜っ
ている場合や或いはアライメントがずれている場合等に
は、測定値の精度が悪くなるという問題がある。
測定時における角膜に対する気流の圧力は、第4図(a)
のグラフ図に示すように変化する。第4図(b)〜(d)のグ
ラフ図は、圧力Pが時間tに対して単調に増加する期間
内における受光素子に入射する光量Iと圧力Pとの関係
を示したものである。通常では、光量による信号は(b)
に示すように圧力POをピークとした山形になる。ところ
が、被検眼Eの瞼やまつ毛が下ってきたときや、或いは
角膜Ecに涙が溜っている場合などに測定した信号は、そ
れぞれ(c)、(d)に示すように変形する。
のグラフ図に示すように変化する。第4図(b)〜(d)のグ
ラフ図は、圧力Pが時間tに対して単調に増加する期間
内における受光素子に入射する光量Iと圧力Pとの関係
を示したものである。通常では、光量による信号は(b)
に示すように圧力POをピークとした山形になる。ところ
が、被検眼Eの瞼やまつ毛が下ってきたときや、或いは
角膜Ecに涙が溜っている場合などに測定した信号は、そ
れぞれ(c)、(d)に示すように変形する。
例えば、瞼やまつ毛が下ってきて空気流の近くにくる
と、その抵抗により乱流が発生するので、信号は(c)に
示すように多峰性の山形となり、測定値の精度が低下す
る。また、アライメントがずれていたり角膜Ecに涙が溜
っていると、(d)に示すように信号の山形のピークが丸
くなり、この場合の測定値の精度が低下する。このよう
な精度の低下は、この種の非接触型眼圧計では避けられ
ない性質のものであるから、操作者この点を考慮しなが
ら診療に当っている。
と、その抵抗により乱流が発生するので、信号は(c)に
示すように多峰性の山形となり、測定値の精度が低下す
る。また、アライメントがずれていたり角膜Ecに涙が溜
っていると、(d)に示すように信号の山形のピークが丸
くなり、この場合の測定値の精度が低下する。このよう
な精度の低下は、この種の非接触型眼圧計では避けられ
ない性質のものであるから、操作者この点を考慮しなが
ら診療に当っている。
このように問題に対処するために、例えば特開昭63−
194636号公報では空気パルス発生手段の作動状態
に基づいて測定値を補正しており、特開昭63−212
325号公報では気圧等の環境条件に基づいて測定値を
補正しているが、使用条件に応じて測定法を選択する自
由度に欠けている。
194636号公報では空気パルス発生手段の作動状態
に基づいて測定値を補正しており、特開昭63−212
325号公報では気圧等の環境条件に基づいて測定値を
補正しているが、使用条件に応じて測定法を選択する自
由度に欠けている。
また、出願人は例えば特願昭62−312297号によ
り、波形信号の形状からその測定値の信頼度を検出する
方法を提案した。これによって、測定の信頼性を向上す
ることによりかなりの成果を上げているが、この方法は
各被検者について十分に時間を掛け、複数回の測定を実
施する必要があるため、集団検診等のように短時間に多
人数のスクリーニングを行う場合には不適である。ま
た、このような検診は例えば企業や地方への出張検診の
形で行われるので、往々にして検者が装置に熟練してい
ない場合もある。更に、得られた測定値を判断するの
は、他の検査結果と総合的に行われる時点であるため、
再測定を実施する機会は極めて少ない。このような条件
下で非接触型眼圧計を用いる場合に、前述の測定誤差は
益々発生し易くなり、その誤差によって異常者を健常者
と誤診する虞れもある。
り、波形信号の形状からその測定値の信頼度を検出する
方法を提案した。これによって、測定の信頼性を向上す
ることによりかなりの成果を上げているが、この方法は
各被検者について十分に時間を掛け、複数回の測定を実
施する必要があるため、集団検診等のように短時間に多
人数のスクリーニングを行う場合には不適である。ま
た、このような検診は例えば企業や地方への出張検診の
形で行われるので、往々にして検者が装置に熟練してい
ない場合もある。更に、得られた測定値を判断するの
は、他の検査結果と総合的に行われる時点であるため、
再測定を実施する機会は極めて少ない。このような条件
下で非接触型眼圧計を用いる場合に、前述の測定誤差は
益々発生し易くなり、その誤差によって異常者を健常者
と誤診する虞れもある。
本発明の目的は、通常の診療時においては従来の接触型
眼圧計と高い相関を持って測定ができ、また集団検診等
のスクリーニング時においては異常者を健常者と誤断す
ることを防止し、しかも異常の程度まで正しく判断でき
るようにした非接触型眼圧計を提供することにある。
眼圧計と高い相関を持って測定ができ、また集団検診等
のスクリーニング時においては異常者を健常者と誤断す
ることを防止し、しかも異常の程度まで正しく判断でき
るようにした非接触型眼圧計を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係る非接触型眼
圧計においては、被検眼の角膜に気流を噴射する気流発
生手段と該気流により生ずる角膜の所定の変形を非接触
で検出する変形検出手段とを有し、該変形検出手段の出
力と前記気流発生手段の状態を示す物理量を検出する検
出手段の出力とから、被検眼の眼圧値を算出する演算手
段を有する非接触眼圧計において、前記演算手段は前記
変形検出手段の出力と前記物理量とから被検眼の眼圧値
を算出するための複数の変換関数を有し、これらの変換
関数の何れかを選択可能としたことを特徴とするもので
ある。
圧計においては、被検眼の角膜に気流を噴射する気流発
生手段と該気流により生ずる角膜の所定の変形を非接触
で検出する変形検出手段とを有し、該変形検出手段の出
力と前記気流発生手段の状態を示す物理量を検出する検
出手段の出力とから、被検眼の眼圧値を算出する演算手
段を有する非接触眼圧計において、前記演算手段は前記
変形検出手段の出力と前記物理量とから被検眼の眼圧値
を算出するための複数の変換関数を有し、これらの変換
関数の何れかを選択可能としたことを特徴とするもので
ある。
[作用] 上記の構成を有する非接触型眼圧計は、被検眼の眼圧値
を算出する変換関数を演算部に複数用意してあるため、
使用条件に対応できる最も適切な変換関数を選択するこ
とにより、例えば集団検診等の場合でも異常者と健常者
に判断するような誤りを防止、用条件に拘りなく高い測
定精度を保つことができる。
を算出する変換関数を演算部に複数用意してあるため、
使用条件に対応できる最も適切な変換関数を選択するこ
とにより、例えば集団検診等の場合でも異常者と健常者
に判断するような誤りを防止、用条件に拘りなく高い測
定精度を保つことができる。
[実施例] 本発明を第1図〜第3図に図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図は非接触型眼圧計を示し、図示しないソレノイド
によりピストン10を駆動してシリンダ11内の空気を
圧縮し、ノズル12から空気流を噴射して被検眼Eの角
膜Ecに吹き付け、角膜Ecに変形を与えるようになってい
る。この変形には眼圧が関係するので、一定量の変形を
与える圧力により眼圧を求めることができる。シリンダ
11には、角膜Ecの変形を検知する光学系の光路に当る
部分に窓を設ける必要があり、この窓部分には平板ガラ
ス、レンズ等から成る光透過部材13、14が設けら
れ、更に圧力センサ15が取り付けられている。また、
ノズル12は被検眼Eに面する光透過部材13の中心に
取り付けられている。更に、角膜Ecに眼圧測定光束を投
影する投影光学系と、その角膜反射を受光する受光光学
系とが設けられている。投影光学系は光透過部材13、
14の背後に設けられたリンズ16、光分割部材17、
及びこの光分割部材17の反射側に設けられたレンズ1
8、赤外光源19により構成され、光源19からの赤外
光束をレンズ18、光分割部材17、レンズ16、光透
過部材14、ノズル12を通して角膜Ecに投影するよう
になっている。また、角膜反射光は光透過部材13、1
4、レンズ16、光分割部材17、及び光分割部材17
の背後に設けられた受光光学系のレンズ20を経て受光
素子21により受光されるようになっている。
によりピストン10を駆動してシリンダ11内の空気を
圧縮し、ノズル12から空気流を噴射して被検眼Eの角
膜Ecに吹き付け、角膜Ecに変形を与えるようになってい
る。この変形には眼圧が関係するので、一定量の変形を
与える圧力により眼圧を求めることができる。シリンダ
11には、角膜Ecの変形を検知する光学系の光路に当る
部分に窓を設ける必要があり、この窓部分には平板ガラ
ス、レンズ等から成る光透過部材13、14が設けら
れ、更に圧力センサ15が取り付けられている。また、
ノズル12は被検眼Eに面する光透過部材13の中心に
取り付けられている。更に、角膜Ecに眼圧測定光束を投
影する投影光学系と、その角膜反射を受光する受光光学
系とが設けられている。投影光学系は光透過部材13、
14の背後に設けられたリンズ16、光分割部材17、
及びこの光分割部材17の反射側に設けられたレンズ1
8、赤外光源19により構成され、光源19からの赤外
光束をレンズ18、光分割部材17、レンズ16、光透
過部材14、ノズル12を通して角膜Ecに投影するよう
になっている。また、角膜反射光は光透過部材13、1
4、レンズ16、光分割部材17、及び光分割部材17
の背後に設けられた受光光学系のレンズ20を経て受光
素子21により受光されるようになっている。
受光素子21の出力は波形検出回路22、第1のA/D
変換回路23に並列的に接続され、圧力センサ15の出
力は第2のA/D変換回路24に接続されている。波形
検出回路22の出力は第1、第2のA/D変換回路2
3、24及び演算回路25aを内蔵する制御回路25に
接続され、制御回路25の出力は表示器26に接続され
ている。また、制御回路25には第1、第2のA/D変
換回路23、24の出力及び関数選択用の選択スイッチ
27が接続され、更にメモリ28が接続されている。
変換回路23に並列的に接続され、圧力センサ15の出
力は第2のA/D変換回路24に接続されている。波形
検出回路22の出力は第1、第2のA/D変換回路2
3、24及び演算回路25aを内蔵する制御回路25に
接続され、制御回路25の出力は表示器26に接続され
ている。また、制御回路25には第1、第2のA/D変
換回路23、24の出力及び関数選択用の選択スイッチ
27が接続され、更にメモリ28が接続されている。
シリンダ11内のピストン10が動いたとき、角膜Ecで
の圧力Pは第4図(a)のグラフ図に示すように時間tと
共に所定時間内は増加する。そして、或る時点から角膜
Ecは曲率が緩くなるように変形する。角膜Ecが所定の曲
率になったとき、光束が集光するような位置に受光素子
21を予め配置しておけば、光量が最大になったときの
圧力から、例えば第2図の特性図を基に眼圧値を求める
ことができる。
の圧力Pは第4図(a)のグラフ図に示すように時間tと
共に所定時間内は増加する。そして、或る時点から角膜
Ecは曲率が緩くなるように変形する。角膜Ecが所定の曲
率になったとき、光束が集光するような位置に受光素子
21を予め配置しておけば、光量が最大になったときの
圧力から、例えば第2図の特性図を基に眼圧値を求める
ことができる。
受光素子21の出力は波形検出回路22と第1のA/D
変換回路23に並列に入力され、波形検出回路22が所
定の波形状態を検出すると、第1のA/D変換回路23
にタイミングパルスを送り、受光素子21の出力がA/
D変換される。このタイミングパルスとA/D変換され
た出力値は、共に制御回路25に送られる。また、同時
にシリンダ11に設けられた圧力センサ15の出力も、
同じタイミングで第2のA/D変換回路24により、A
/D変換が行われ制御回路25に送られる。制御回路2
5はこれらのデータのうち、圧力センサ15の出力を演
算して眼圧値を求め、メモリ28に取り込むと共に表示
器26に表示する。この圧力センサ15の出力と眼圧値
の変換関数は、他の接触型精密眼圧計との相関によって
決定される一価の関数として定義される。制御回路25
内に内蔵されている演算回路25aには、圧力センサ1
5の出力を眼圧値に変換する変換関数が3種類用意され
ている。また、その変換関数の選択は選択スイッチ27
によって制御回路25に指示されるようになっている。
変換回路23に並列に入力され、波形検出回路22が所
定の波形状態を検出すると、第1のA/D変換回路23
にタイミングパルスを送り、受光素子21の出力がA/
D変換される。このタイミングパルスとA/D変換され
た出力値は、共に制御回路25に送られる。また、同時
にシリンダ11に設けられた圧力センサ15の出力も、
同じタイミングで第2のA/D変換回路24により、A
/D変換が行われ制御回路25に送られる。制御回路2
5はこれらのデータのうち、圧力センサ15の出力を演
算して眼圧値を求め、メモリ28に取り込むと共に表示
器26に表示する。この圧力センサ15の出力と眼圧値
の変換関数は、他の接触型精密眼圧計との相関によって
決定される一価の関数として定義される。制御回路25
内に内蔵されている演算回路25aには、圧力センサ1
5の出力を眼圧値に変換する変換関数が3種類用意され
ている。また、その変換関数の選択は選択スイッチ27
によって制御回路25に指示されるようになっている。
演算回路25aに用意された3つの変換関数のうちの1
つは、他の接触型眼圧計と最も相関の補償された変換関
数f0(P)=IOP であり、この関数が選択されている場合
には本装置は従来の一般の装置と全く同様の働きをす
る。即ち、表示される眼圧値を IOP※とすれば、第3図
の実線Aで示すように IOP※=IOP となる。従って、通
常の診療時にはこの関数を選択することにより、他の接
触型眼圧計と相関の高い測定を行うことができる。
つは、他の接触型眼圧計と最も相関の補償された変換関
数f0(P)=IOP であり、この関数が選択されている場合
には本装置は従来の一般の装置と全く同様の働きをす
る。即ち、表示される眼圧値を IOP※とすれば、第3図
の実線Aで示すように IOP※=IOP となる。従って、通
常の診療時にはこの関数を選択することにより、他の接
触型眼圧計と相関の高い測定を行うことができる。
これに対し、他の新たに用意された変換関数f1(P) 及び
f2(P) は、次のような形式になっている。いま、表示さ
れる眼圧値を IOP※、f0(P) で計算された眼圧値をIOP
として、 IOP※ 0=f0(P) =IOP IOP※ 1=f1(P) =g1{f0(P0)}=g1(IOP) IOP※ 2=f2(P) =g2{f0(P0)}=g2(IOP) と表すものとする。
f2(P) は、次のような形式になっている。いま、表示さ
れる眼圧値を IOP※、f0(P) で計算された眼圧値をIOP
として、 IOP※ 0=f0(P) =IOP IOP※ 1=f1(P) =g1{f0(P0)}=g1(IOP) IOP※ 2=f2(P) =g2{f0(P0)}=g2(IOP) と表すものとする。
ここで、第2の変換関数f1(P) の性格を判り易くするた
め、g1(IOP) 及びg2(IOP) の形について説明する。g1(I
OP) は緑内障検診用の変換関数であり、第3図の点線で
示すBの示すように、通常では緑内障の判定基準となる
略20mmHg付近から上の眼圧値を漸次高めに表示し、か
つ40mmHg以上ではその高めに表示する値、つまり第3
図のΔ1は3〜5mmHgで、ほぼ一定となるような関数で
ある。従って、判定基準以上の被検眼を測定した際に、
−2〜−3mmHgの測定差を生じたとしても、異常者とし
て確実に検出できるようになる。また、この付近の傾き
は1よりも大で、異常者と健常者のふるい分けに対して
検出率が高くなる。更に、40mmHg付近の高眼圧者に対
しても、それほど大きくかけ離れた測定値を表示するこ
とはない。
め、g1(IOP) 及びg2(IOP) の形について説明する。g1(I
OP) は緑内障検診用の変換関数であり、第3図の点線で
示すBの示すように、通常では緑内障の判定基準となる
略20mmHg付近から上の眼圧値を漸次高めに表示し、か
つ40mmHg以上ではその高めに表示する値、つまり第3
図のΔ1は3〜5mmHgで、ほぼ一定となるような関数で
ある。従って、判定基準以上の被検眼を測定した際に、
−2〜−3mmHgの測定差を生じたとしても、異常者とし
て確実に検出できるようになる。また、この付近の傾き
は1よりも大で、異常者と健常者のふるい分けに対して
検出率が高くなる。更に、40mmHg付近の高眼圧者に対
しても、それほど大きくかけ離れた測定値を表示するこ
とはない。
これに対し、例えば20mmHg付近の検出率を同等にする
ような一次関数、つまり第3図の二点鎖線で示すB′を
考えると、高眼圧者に対して非常に大きな測定値を表示
することになり、緑内障の検出は可能であるが、その程
度の判定を誤ることになる。
ような一次関数、つまり第3図の二点鎖線で示すB′を
考えると、高眼圧者に対して非常に大きな測定値を表示
することになり、緑内障の検出は可能であるが、その程
度の判定を誤ることになる。
他の1つの変換関数であるg2(IOP) は、第3図に一点鎖
線で示すCのようg1(IOP) の効果に加えて、低眼圧者の
検出も同時に行えるようにしたものであり、その効果は
低い眼圧値に対し第1の変換関数であるg1(IOP) と逆の
効果を併せ持つものであるから、ここでは詳しい説明は
省略する。
線で示すCのようg1(IOP) の効果に加えて、低眼圧者の
検出も同時に行えるようにしたものであり、その効果は
低い眼圧値に対し第1の変換関数であるg1(IOP) と逆の
効果を併せ持つものであるから、ここでは詳しい説明は
省略する。
更に、g1(IOP) 及びg2(IOP) の性格について説明を加え
ると、g1(IOP) 及びg2(IOP) はf0(P) =IOP を変換する
ものであるから、当然1価の関数でなければならない。
従って、実用的な眼圧測定範囲IOPmin〜IOPmaxの間でIO
Pmin≦IOP ≦IOPmaxの条件の下において微分値は、 d(g1)/d(IOP)≠0 d(g2)/d(IOP)≠0 である必要がある。
ると、g1(IOP) 及びg2(IOP) はf0(P) =IOP を変換する
ものであるから、当然1価の関数でなければならない。
従って、実用的な眼圧測定範囲IOPmin〜IOPmaxの間でIO
Pmin≦IOP ≦IOPmaxの条件の下において微分値は、 d(g1)/d(IOP)≠0 d(g2)/d(IOP)≠0 である必要がある。
また、低眼圧側と高眼圧側において、大きく誤差を生じ
ないためには、IOP <<20mmHg、IOP>>20mmHgの
条件の下において微分値は、 d(g1)/(IOP)≒1 d(g2)/d(IOP)≒1 であることが必要である。
ないためには、IOP <<20mmHg、IOP>>20mmHgの
条件の下において微分値は、 d(g1)/(IOP)≒1 d(g2)/d(IOP)≒1 であることが必要である。
また、検出率を高めるためには、IOP ≒20mmHgの条件
の下において微分値は、 d(g1)/(IOP)>1 d(g2)/d(IOP)>1 となっていることが必要である。即ち、変換関数g1、g2
は少なくとも2つの変曲点を持つことになる。一般的に
は、 f1(P) =g1{f0(P0)} f2(P) =g2{f0(P0)} と表される関数gi(x) の実用範囲における微分値は、 d{gi(x)}/dx≠0 であり、かつ x=xiにおいて二次微分値は、 d2{gi(x)}/dx2=0 となるxiが少なくとも2点存在することになる。
の下において微分値は、 d(g1)/(IOP)>1 d(g2)/d(IOP)>1 となっていることが必要である。即ち、変換関数g1、g2
は少なくとも2つの変曲点を持つことになる。一般的に
は、 f1(P) =g1{f0(P0)} f2(P) =g2{f0(P0)} と表される関数gi(x) の実用範囲における微分値は、 d{gi(x)}/dx≠0 であり、かつ x=xiにおいて二次微分値は、 d2{gi(x)}/dx2=0 となるxiが少なくとも2点存在することになる。
このような変換関数giの最も簡単なものは三次関数であ
り、演算回路25aにとっても負担の軽いものである。
り、演算回路25aにとっても負担の軽いものである。
なお、上述の実施例では、眼圧値の算出手段として数式
を用いたが、予めルックアップテーブルを作成してお
き、これを読み出すようにしてもよい。
を用いたが、予めルックアップテーブルを作成してお
き、これを読み出すようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る非接触型眼圧計は、使
用条件に対応できる最も適切な変換関数を選択できるの
で、この変換関数を用いて測定することにより高い測定
精度を維持できる。
用条件に対応できる最も適切な変換関数を選択できるの
で、この変換関数を用いて測定することにより高い測定
精度を維持できる。
図面第1図〜第3図は本発明に係る非接触型眼圧計の一
実施例を示し、第1図は構成図、第2図は圧力センサ出
力を眼圧値に変換する関数の説明図、第3図は標準眼圧
値を更に変換して表示する変換関数の説明図であり、第
4図(a)は時間と圧力との関係のグラフ図、(b)〜(d)は
時間と受光素子出力との関係のグラフ図である。 符号10はピストン、11はシリンダ、12はノズル、
15は圧力センサ、17は光分割部材、19は波形検出
回路、23、24はA/D変換回路、25は制御回路、
25aは演算回路、26は表示器、27は選択スイッ
チ、28はメモリである。
実施例を示し、第1図は構成図、第2図は圧力センサ出
力を眼圧値に変換する関数の説明図、第3図は標準眼圧
値を更に変換して表示する変換関数の説明図であり、第
4図(a)は時間と圧力との関係のグラフ図、(b)〜(d)は
時間と受光素子出力との関係のグラフ図である。 符号10はピストン、11はシリンダ、12はノズル、
15は圧力センサ、17は光分割部材、19は波形検出
回路、23、24はA/D変換回路、25は制御回路、
25aは演算回路、26は表示器、27は選択スイッ
チ、28はメモリである。
Claims (2)
- 【請求項1】被検眼の角膜に気流を噴射する気流発生手
段と該気流により生ずる角膜の所定の変形を非接触で検
出する変形検出手段とを有し、該変形検出手段の出力と
前記気流発生手段の状態を示す物理量を検出する検出手
段の出力とから、被検眼の眼圧値を算出する演算手段を
有する非接触型眼圧計において、前記演算手段は前記変
形検出手段の出力と前記物理量とから被検眼の眼圧値を
算出するための複数の変換関数を有し、これらの変換関
数の何れかを選択可能としたことを特徴とする非接触型
眼圧計。 - 【請求項2】前記複数の変換関数は少なくとも1つの高
次関数を含む特許請求の範囲第1項に記載の非接触型眼
圧計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1024798A JPH0651028B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 非接触型眼圧計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1024798A JPH0651028B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 非接触型眼圧計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02203834A JPH02203834A (ja) | 1990-08-13 |
JPH0651028B2 true JPH0651028B2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=12148214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1024798A Expired - Lifetime JPH0651028B2 (ja) | 1989-02-03 | 1989-02-03 | 非接触型眼圧計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0651028B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62268524A (ja) * | 1986-05-17 | 1987-11-21 | キヤノン株式会社 | 眼圧計 |
JPS63300740A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-07 | Canon Inc | 非接触型眼圧計 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59143402U (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-26 | キヤノン株式会社 | 眼圧測定装置 |
-
1989
- 1989-02-03 JP JP1024798A patent/JPH0651028B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62268524A (ja) * | 1986-05-17 | 1987-11-21 | キヤノン株式会社 | 眼圧計 |
JPS63300740A (ja) * | 1987-05-30 | 1988-12-07 | Canon Inc | 非接触型眼圧計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02203834A (ja) | 1990-08-13 |
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