JPH09509334A - 眼圧および血圧を監視する装置 - Google Patents
眼圧および血圧を監視する装置Info
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Abstract
(57)【要約】
非接触のコンター測定方法を用いて生体の管の内圧を監視する装置および方法が提供される。圧力測定システム(10)は、ビームを管表面に当てる光源または音源(24)および管表面からの反射ビームを検出する検出器(26)を含む。システム(10)は管(例えば眼)の近くに取り付けられる。装置は、管表面コンター測定値の変化を、管表面コンターの変化を管の内圧に対応する較正された測定値と関連づける保存されたデータと比較する。
Description
【発明の詳細な説明】
--眼圧および血圧を監視する装置--
発明の背景
I.発明の分野
本発明は、生体の管または腔(cavity)における内圧変化の非接触測定のため
の方法および装置に関する。
II.背景
生体の管または腔の血圧または内圧を測定する装置は当該分野ではよく知られ
ている。例えば、医院または診療所で血圧測定のために用いられる装置は、一般
には、血圧計(sphygmomanometers)として知られ、眼内の流体圧を測定する装
置は、一般には、眼圧計(tonometers)として知られている。眼圧計は眼の外壁
における張力量を測定して、眼内の流体圧を決定する。外壁の張力を測定するた
めには、従来の眼圧計は、多くの場合、直接または間接的に外壁に物理的に接近
して、外壁を変形、変位、または振動させなければならない。同様に、ほとんど
の臨床状況においての血圧測定は、腕または脚に膨張可能な加圧帯を巻く必要が
ある。いずれの場合でも、特別な装置が必要であり、特に眼圧測定の場合には、
患者は測定を行うためには医院または診療所に出かけなければならない。眼圧計の原理
一般に、今日用いられているほとんどの眼圧計は2つの原理のいずれかにより
機能している。第1の原理は、壁に既知の圧力または力を加えて、生じる変形を
測定することを含む。この原理を具現する装置は、刻印または圧痕眼圧計として
知られる。第2の原理は、壁に既知の変形を加えて、この変形を生成するのに必
要な力を測定することを含む。第2の原理を用いる器具は不遊(aplanation)眼
圧計と呼ばれる。いずれの原理においても、例えばプローブまたはプランジャー
による物理的な直接接触によって、もしくは、例えば一息の空気によってまたは
空気流を振動させることによる間接的な接触によって、壁を物理的に操作しなけ
ればならない。
従来の眼圧計は、角膜または強膜の所定の領域を直接または間接的に平坦化す
ることによって眼圧(IOP)を測定するために用いられることが非常に多い。眼圧
と呼ばれる上記に示した圧力のために用いられるのが正常な使用であるが、実際
には、それは眼の内側と外側の周囲圧力との間の差圧である。この差圧は従来の
眼圧計手段により得られる結果と一致する。これらの領域に接触するためには、
正確な読み取りが行われ得るように患者の眼を眼圧計と厳密に整合させなければ
ならない。これを行うには、多くの場合、医院に出かけて熟練した医師に試験を
行ってもらわなければならない。さらに、眼に麻酔をかける必要がある場合もあ
り、この場合、眼に麻酔がかけられている間に気づかれずに眼に傷がつくことも
あり得る。反復測定の必要
病気の経過および治療を臨床的に追跡するためにIOPおよび血圧(BP)を繰り返
し測定する必要があるため、上記の問題はさらに大きくなる。長期(例えば、数
週間から数カ月)にわたる圧力の傾向はいつでも短期の圧力の変動より優るため
、IOPまたはBPの一度だけの測定の臨床的な価値は小さくなる。短期の圧力の変
動は、例えば、体の位置、水和または応力レベルの変化により生じ得る。別の混
乱を招く要因は、眼内のBP波形のIOP測定に与える影響である。このような要因
により、現在の臨床的方法による個別の圧力測定は比較的信頼性がない。測定は
ピークの前または後に行われるため、病気の進行の程度または治療の効能を評価
する際に重要であり得るピーク圧を簡単に見逃し得る。従って、比較的長期間に
わたりかなり連続的な試験が行われないならば、測定されたBPおよびIOPは患者
の医療管理に関する決定にとって臨床的に重要であり得る圧力変化を検出しない
ことがあり得る。
発明の要旨
上述の問題は本発明の装置および方法によって大部分が解決される。従来の眼
圧計(および血圧計)は管の侵襲的な変形に依存するが、本発明は、人工的な手
段によって管を物理的に操作または変形することなく、生体の管内の圧力の長期
にわたる反復測定を提供する。特に、本発明は、管のコンター(contour)また
は外形を測定し、コンターの変化を圧力の変化に関連づける非侵襲的な方法によ
って内圧を測定する。
眼圧および/または血圧の傾向の非接触測定を行う本発明は、緑内障または心
臓病の患者を家庭でまたは外来により監視するのに特に好都合である。本発明の
原理は、眼自体を、眼圧計精度標準に対する測定された値での較正によって「学
習」され得る圧力に比例する「サイン」を検出する非接触および非侵襲的な手段
を有する変換器として用いることである。IOPのためのデータは、患者のデータ
ユニットまたは医院に保存されている較正データと比較することによる、IOPに
関連する、縁(limbus)でのコンターの変化のサイン分析によって得られる。血
圧のためのデータは、医院で得られる較正データセットと比較することによる、
強膜上の血管からまたは頚動脈内部から眼への反射のサインにより得られる。
好適な実施態様では、光波または音波のような入射波または測定波(異なる測
定波長を有する電磁波を含む)が管の表面コンターに向けられる。表面から反射
した光波の変動は表面コンターの変化を示し、これは、周囲に対する管の内圧の
変化に起因する。従って、本発明は、外形が内圧の変化に応じて変化する拡張可
能なまたは弾性の壁を有する生体の管の内圧を測定するために利用され得る。
本発明の1つの面によれば、IOPの変化(BPの変化を含む)は、縁領域(強膜
と角膜との接合部の近く)における眼の外表面のコンター外形の変化を観測する
ことによって測定され得る。このような測定は、IOPが変動すると縁領域内の線
維性の稠密な環(輪として知られる)が縁の外径を維持しようとするため可能と
なる。輪は毛様体筋を(従って水晶体も)固定させるように作用する一方で、縁
領域を安定させ、強膜および角膜が、一枚の弾性膜としてIOPの変化に反応する
のを防ぐ働きをする。従って、強膜および角膜が、IOPの変化に反応して比較的
独立して拡張および収縮するとき、これに対応する測定可能な変化が強膜および
角膜の表面間の角度に生じる。本発明の好適な実施態様では、このような角度変
化は、1つ以上の光線を強膜−角膜角度を横切って走査させるとき眼から反射す
る1つ以上の光線の強度および/または位置に及ぼす角度変化の影響を通じて検
出される。反射光線の位置の変化に比例する電気信号が、例えば、横方向効果ホ
トダイオードまたは電荷結合素子を有する検出器によって提供され得る。このよ
うな検出器は、眼からの反射角の変化による反射光線の位置変化に感応する。こ
の結果、検出器の出力は、反射角の変化を引き起こした対応するIOPの変化に関
連させ得る。ホトダイオードおよび電荷結合素子は、反射光線の強度および位置
の変化に関連する電気信号を提供し得、これらの信号は、横方向効果ホトダイオ
ードからの信号と同様に、ディジタルメモリに直接入力されるか、遠隔ディジタ
ルコンピュータに転送されるか、またはさらに別のローカル処理にまわされる。
IOPの変化に加えて、弾性の壁を有する管の内圧の変化が上述の方法に類似し
た方法によって測定され得ることは、当業者であれば明らかである。壁の外形の
変化は、各々、縁のコンターサインまたは圧力反応コンターの形態でIOPおよびB
Pの較正測定に関連させることだけが必要である。これらから得られる値は、次
に、壁の外形の変化のみが与えらるだけで、IOPおよびBPを推定するために用い
られ得る。例えば、頚動脈の内圧変化は、眼の水晶体を通して中央網膜動脈の血
圧により誘因された形状変化を観察することによって推定され得る。同様に、動
脈の血圧変化もまた、IOPの変化を推定するために用いられる強膜−角膜角度に
類似した角度変化を十分に速いサンプリング速度で単に観察することによって推
定され得る。後者の場合、血圧波形は、眼内に存在する(および強膜−角膜角度
で検出可能な)他の圧力波形とは、周波数が比較的高くまた波形が特異であるた
め、電子的に分離され得る。血圧はまた、強膜の表面の血管でも観察され得る。
強膜−角膜角度の短期の変化(IOPの対応する変化により得られる)は、本発
明の装置および方法により迅速におよび容易に測定および解釈され得、従って、
医療管理が向上する。検出器に与えられる反射波形によって生成される信号は、
サインまたはコンターの形態の保存された情報と比較することのみが必要である
。縁コンターサインと呼ばれる第1のタイプの保存された情報からの値により、
反射波形の電気信号の変動をIOPの変化に変換することが可能である。このよう
な保存された情報は、推定されたIOPの変化と反射波形の電気信号の変動(例え
ば、
反射光線の強度または位置の変化)との間の、経験により引き出されたまたは予
測された関係を含む。本発明のIOPへの各適用に対して(すなわち各患者に対し
て)、IOPの変化の較正測定が保存され、反射波形の電気信号の変動をIOPの変化
に関連させる特異的な縁コンターサインを構築するために用いられる。ほとんど
の患者における縁コンターサインは長期にわたって安定しているため、定期的な
再較正の必要は減少する。
反射光線の強度または位置の変動を、血圧計によって測定されるようなBPの変
化に関連させるために、類似の方法が用いられる。反射波形の電気信号の変動(
強度または位置変化による)は、各圧力波形の特異的な特徴(例えば、周波数内
容および周期性)を用いてIOPまたはBPのいずれかに正確に帰属させ得、分離お
よび定量化が可能である。BPの変化により得られる電気信号の変換によりBP推定
数値を得ることは、圧力反応コンターと呼ばれる第2のタイプの保存情報を参照
することによって実現される。この反応コンターは、BPの変化と、IOP内のBP成
分の変化を表す電気信号の変動との相互関連値を表す。電気信号の変動(強度ま
たは位置の変化による)の測定を知ることによって、BPの対応する変化を推定す
ることが可能となる。
IOPおよびBPの反復測定は、実際には、本発明の装置を眼の近くの固定面また
は軸に配置することによって容易に得られる。患者が眼鏡を着用することによっ
て好都合な取り付け点が提供され得る。縁コンターサインおよび圧力反応コンタ
ーは遠隔メモリ媒体に(すなわち、医院に)保存され、反射波形信号の変動と比
較し、これにより、眼疾患の診断および治療を補助し得る。圧力反応コンターは
また、患者が携帯する装置に保存して、反射波形信号を圧力測定値に迅速に変換
して、IOPまたはBPに危険な上昇または傾向があれば患者に警告するようにして
もよい。この適用では、例えば、正常な生体活動(すなわち、心臓の鼓動または
体の位置の変化)または外部環境(周囲圧力または温度変化)によるものではな
いIOPの上昇は、メモリ媒体に蓄積された角度測定値の統計学的移動平均値によ
って検出され、縁コンターサインを参照して解釈され得る。従って、本発明は、
基準線に対するIOPまたはBPの変化を記録し得る。IOPおよびBPの傾向を検出して
、損傷(例えば、心臓障害または緑内障の合併症)を防ぐために直ちに医学的治
療
が行われるべきであることを(例えば、音声警告または振動器によって)患者に
警告し得る。
広い意味では、本発明の圧力測定装置は、生体の管の近くに配置され、異方性
であり得る管の外表面の一部に当たる光線を放射する発光器を有する。管の外表
面の角形状変化により生じる反射光線の変動を検出するために、光検出器が発光
器に対して間隔を開けて配置される。光線は外表面の複数の地点から反射される
。検出器は、反射光線の変動に関連する電気信号を生成し、信号処理装置が光検
出器に接続され、反射光線電気信号の変動を、管内の測定圧の関数として較正さ
れた縁コンターサインまたは圧力反応コンターからの値と比較する。
発光器は発光ダイオードまたはレーザを含む。もしくは、光ではなく、反射可
能な音波または他の形態の波が放射され得る。いずれの場合にも、適切な変換器
により、反射波の相対変動が表面の角変化を表す電気信号に変換される。次に、
信号は信号処理装置によって処理され得る。従って、本発明の好適な実施態様で
は、強膜−角膜領域自体がIOPおよびBP変化のための変換器となる。
本発明の別の面によれば、発光器および検出器は、スキャナに(トランシーバ
として)接続され、、スキャナは発光器および検出器を眼の外表面を横切る極め
て近い位置に移動させる。スキャナは発光器と検出器とを互いに間隔を開けて固
定させる台座、および台座を眼の表面を横切る極めて近い位置に移動させるため
に台座に取り付けられた移動源またはドライブを有する。もしくは、スキャナは
不動で、眼の表面がスキャナに対して移動し、必要な走査機能を提供し得る。こ
のような移動は、トランシーバが取り付けられる眼鏡のフレームに対する正常な
眼または頭の移動によって誘導され得る。
本発明の別の面によれば、検出器は、反射光線を受光して光線を電気信号に変
換するような構成とされた少なくとも1つの光検出器を有する。通常の回路設計
の少なくとも1つの増幅器が光検出器に接続され、電気信号を増幅する。ローカ
ルメモリ媒体が増幅器の出力に電気的に接続され、電気信号を蓄積する。電気信
号は、管の外表面から反射する光線によって表される表面角の変化に対応する。
ローカルメモリに蓄積されると、電気信号はシステム内で局所的に処理され、BP
の変化に関連する信号をIOPに関連する信号から分離および識別し、またダウン
ロードして、蓄積された保存電気信号セット(縁コンターサインおよび圧力反応
コンター)と局所的にまたは遠隔的に比較され得る。いくつかの実施態様では、
必要な計算を行うために、および眼の表面から反射するまたは内部から瞳孔水晶
体を介して眼に反射する波形の変化の関数としてまたはこれに対してIOPおよびB
Pを推定するために、遠隔コンピュータが用いられる。IOPおよびBPの推定はまた
、患者が携帯するコンピュータまたはプロセッサにより局所的に行われ得るのは
当業者であれば認識され得る。
本発明の別の実施態様によれば、IOP/BP測定装置は、眼の外表面の近くに配置
される発光器、および発光器に対して間隔を開けて配置される少なくとも1つの
光検出器を有する。発光器は、好ましくは、眼の強膜と角膜との間またはこれら
に隣接した縁領域の外表面を横断して走査される1つ以上の光線を生成する。光
検出器は、縁領域から反射した光線の強度または位置を対応する電気信号に変換
する。電気信号は、頚動脈の中央網膜延長部からの縁コンターサインおよび圧力
反応コンターからの値を用いて、IOPおよびBP推定値に変換可能である。変換の
前に、信号は、光検出器に接続されたアナログ−ディジタル変換器によってディ
ジタル形態にコード化され得る。縁領域のコンターの変化の速度に比例した期間
にわたってディジタルデータを蓄積するために、ローカルメモリ媒体が配備され
得る。本発明で使用可能な光検出器は、可視または非可視の入射光線の強度およ
び/または位置の変化に感応する光検出器を含む。適切な光検出器は、ホトダイ
オード、横方向効果ホトダイオード、および電荷結合素子を含むが、これらに限
定されない。
本発明の別の面によれば、発光器および光検出器は、縁領域に極めて近い位置
に移動可能な眼鏡フレームの局所的な一部分に接続される。発光器および光検出
器は、互いに間隔を開けて固定され、縁領域に対して移動可能である。頭の回転
に関連した眼の眼窩内での反復可能な不随意の移動に依存し得る。このような眼
の移動の結果、発光器からの光線が縁領域にわたって走査される。もしくは、定
期的にまたは必要に応じて、発光器からの光線を偏向させて縁領域を走査するた
めに、プリズム状透過型または切子面を有する反射型偏向器を用い得る。
本発明はまた、眼の強膜および角膜に隣接したおよびこれらの間の縁領域、強
膜の表面、または中央網膜動脈を横断して、1つ以上の光線を繰り返して走査す
ることを包含する、IOPおよびBPを測定する方法である。縁領域から反射した光
線の強度および/または位置が、個別に測定された(較正された)IOPおよびBP
と共に、縁コンターサインおよび圧力反応コンターの形状、従って強度/位置デ
ータから圧力データへの変換を決定する。個別の圧力測定を用いたサインおよび
コンターの定期的な較正により、IOPの正確な測定が確証される。このような再
較正の間隔は、各変換の精度の臨床的な推定および日常的な通院中の定期的な較
正の再チェックに依存する。
図面の簡単な説明
本発明の他の目的および利点は、下記の詳細な説明を読み、以下に示す添付図
面を参照することにより明らかである。
図1は、本発明の圧力測定装置を眼の縁領域と光学的に関係するように配置し
た、眼の断面図である。
図2は、眼内の眼圧の関数として変化する断面コンター外形を有する眼の縁領
域の断面図である。
図3は、眼の縁領域に極めて接近して配置された、本発明の光反射型センサの
1つの実施態様である。
図4は、センサと縁領域との間の距離を反射光電流の関数として感知する、本
発明におけるように適用されるHBCS-1100センサの出力を表す。
図5は、眼の縁領域に極めて接近して配置された、本発明の光反射型センサの
別の実施態様である。
図6は、患者の眼鏡の一部に取り付けられた、本発明の圧力測定システムであ
る。
図7は、患者による監視用の、コンターサインデータの眼圧および血圧成分へ
の変換を示す処理フローチャートである。
図8は、焦点距離の長い、Hewlett-PackardのHBCS-1100に類似したタイプのシ
ステムを設定、較正、および一般に作動態勢にするための、縁または血管コンタ
ーサインをフィールドに保存するための手順を示すフローチャートである。以下
に列挙した点に対して同時にHBCSセンサを位置決めする。(1)縁の横断が参照番
号39または41(図4)で示した出力ゾーンの中央近くであるようにIからのセン
サの距離を決めるすべてのデータは較正が有効であるための選択されたゾーン内
でなければならない。(2)センサの長さ方向のアクセスが縁を横断するときに縁
角を二分するようにセンサを照準させる。(3)発光器(源)および反射光線を含
む面が上記の項で述べた頭の回転に対して水平面(すなわち、掃引面)内にある
ように、センサを長軸回りに回転させる。(4)発光器(源)および反射光線を含
む面が強膜の表面に対して垂直であるように、センサの仰角を設定する。次に、
十分な行程が維持されて縁を横切る「X」変位信号が提供されるように、x軸セ
ンサを位置決めする。両センサおよびデータユニットの電源を入れる。HBCSセン
サが縁の上を掃引し、両センサの出力を記録する。従来の眼圧計によって患者の
IOPを測定し、データをデータユニットに入力する。較正が完了すると、システ
ムは使用のために較正され、次に医師のコンピュータおよび患者の必要のための
プログラムデータユニットにデータが保存される。較正が完了していない場合は
、IOPの新しい値を引き出すために医療が施される。
図9は、所定の患者のためのシステムに合わせるためにデータユニットに設定
され得るものの典型的なフローチャートである。プログラム入力はトリガーを含
む。患者による手動、 時で準備完了、 (トリガーレベルおよび間隔
)前駆体で自動化、数秒または数ミリ秒の時間;データ持続および保存期
間数秒または数ミリ秒;ピーク更新のみ、YESまたはNO;強い警告または非常事
態;データフォーマット(内容/フォーマットを特定)および数分間の繰り返し
No.間隔。プログラムが完了すると、データシーケンストリガーが作動する。「
獲得データ」がプログラムに従って実行され、次に光線が縁を横断する。用いら
れる設定のための特定のフォーマットでデータを保存し、次にデータがプログラ
ムで特定された限度内であるかどうか質問される。YESの場合、データは保存さ
れる。NOの場合、患者に警告を発し、医師により認められた薬量が与えられる。
図10A〜図10Cは、電子網膜を有する単一固定光線センサシステムによるデータ
の生成におけるキーポイントを示す一連の図である。
図11は、光線が強膜から角膜へ横断するときの単一ビームシステムの電子網膜
上の光路を示す図である。
図12は、典型的なデータシーケンス中の、強膜から角膜へと横断する単一固定
光線から生成される信号を、回転角または時間の関数として示す図である。
図13A〜13Cは、単一光線反射の、特定の仰角による電子網膜への偏向の垂直成
分の生成を示す。
図14は、各々電子網膜を有する独立した光線システムからの信号の設定、較正
、およびフィールドデータ獲得を示すフローチャートである。最初の設定は、ER
上の1つ以上の光線を整合させることを包含する。その規定は較正中に確証され
、適切なシステム機能が得られる。(1)1つ以上の源は、(感度において)ERに
対する光学的アームにおいてアームに十分な隙間を与えるように配置されなけれ
ばならない。(2)ERは源から反射光線を受光するように配置される。また、外眼
鏡フレームにインターグローブ(intergrove)である装置の場合には可能な限り
患者の視界から外れているべきである。(3)強膜に対する光線の入射は、縁との
接触の前に所望のI動作と一致すべきである。(4)光線は、ERで始まり最大予測
偏向に対して維持されるように3軸方向すべてにおいて整合される。次にトリガ
ーデータ獲得シーケンスが開始される。実際の出来事の前のERの前駆的な増分に
おいての移動から外側(手動)または内側(自動)のいずれかが、予め設定され
た値によってデータユニットのメモリに記録され得る。次に、光線、および複数
の場合は後続する光線が縁を掃引するとき、IOPデータがERにおける最大偏向お
よび角度に対してデータユニットによって獲得される。較正参照がメモリ内で完
了しているかどうか質問される。YESの場合は、メモリに保存された圧力が計算
される。圧力がプログラムの終わりでは危険であるが、プログラムの終わりでは
危険でないかどうか。危険であると判断されれば、患者は、薬物投与を行い直ち
に医師に知らせるように警告される。較正参照がメモリ内で完了していない場合
は、圧力は標準的な方法(手動)によって測定される。次に、IOPの較正が完了
しているかどうか質問される。YESの場合は、これはメモリに保存され、次のス
テップに進む。IOP較正が完了していない場合は、医師は新しい圧力を引き出す
。
図15A〜15Iは、より長い弧長の縁コンターの範囲を拡張するために、および/
またはフィールドデータ獲得のための可能な仰角の範囲を増大させるためにセン
サを追加することを示す一連の図である。
図16は、眼圧または血圧現象の診断のために、較正またはフィールド獲得のい
ずれかからの、データ処理の方法を示すブロック図である。患者は、パスワード
を入力しデータ送信の承諾を受けて、モデムを医師のコンピュータに接続し得る
。データはデータ記録ユニットから入力され、これが医師のコンピュータに接続
する。医師のコンピュータはデータとの比較のために患者の較正をロードし、デ
ータプロットを減らし、記録を保存および更新する。患者に知らせる必要がある
場合は、患者は行うべき行為について知らされる(非対称の場合は予め承認され
得る)。患者に知らせる必要がない場合は、試験期間中の毎日の圧力曲線が描か
れる。相互に関連するさらに別のデータ処理が所望であるかどうか質問される。
YESの場合は、古いデータとのまたは患者の他のデータとの統計学的な比較が行
われ、次にデータループが準備され前のデータと比較されるダイナミックデータ
処理が行われる。これにより診断および患者への通知へと導かれる。相互に関連
するさらに別のデータ処理が所望でない場合は、患者の記録はデータユニットの
ための覚え書きにより更新され、医師へのメモを設定してデータの要約および自
動診断が行われる。メモからの値が医師の限界値を超えているかどうか質問され
る。YESの場合は、医師に通知され、NOの場合は、プログラムは終了する。
本発明は、様々な改変および変更が可能であり、それらのうちの特定の実施態
様を図面において実施例で示し、以下に詳細に説明する。しかし、図面は本発明
を開示された特定の形態に限定するように意図されてはおらず、反対に、本発明
は、添付の請求の範囲によって定義される本発明の精神および範囲内にあるすべ
ての改変、均等物、および変更を包含するものである。
発明の詳細な説明
本発明には2つの主要な物理的原理がある。第1は、反射面に対して光線の入
射角は反射角に等しい。第2は、眼の構造は、幾何学的には、ほぼ球面形状の2
つの膜が交わったものである。これらは機械学の法則に従っている。これらの機
械学の法則は以下の4つの状態よりなる。
1.応力−歪みの関係(フックの法則)
2.歪み変位の関係(眼の連続体)
3.平衡条件(流体圧/膜応力)
4.境界条件(周辺および体内の条件)
眼は単に存在することによってこれらの状態のすべてを満足する。眼は、ほぼ
球面形状の、流体で満たされた2つの膜(角膜および強膜)よりなり、これらの
膜は線維性の環によって縁で接合および補強されている。環は毛様体筋の力に反
応して、弾性の水晶体の形状を変えて像を網膜に収束させる。眼の外部コンター
は、膜の形状、大きさ、および弾性、ならびに眼の内側と眼の外側(周囲)との
間の差圧(IOP)の結果である。同様に、頚動脈は弾性の組織によって網膜に固
定された円筒状の血管網である。強膜の表面の血管も同様の形状を有する。
本発明は、縁コンターサインからIOPを、および/または眼内のまたは強膜上
の血管からの反射から血圧を、患者の毎日の測定により、これまでは不可能であ
った程度まで測定することができる。高圧を検出すると、治療が行われ、恒久的
な損傷が生じる前に圧力を緩和させる。
角膜の直ぐ後ろの前眼房内の水様液は眼の焦点装置の一部でありIOPの源であ
る。水様液は毛様体で生成され、水晶体の光反射を増大させる。前眼房の水様液
の厚さの変化が水晶体の形状変化と共に作用して、像を網膜に収束させる。水様
液は前眼房から棒状の網を通って移動する。IOPは流体圧の均衡によって硝子体
液に伝達される。角膜および強膜の接合部での外部コンターである縁は、内圧と
周囲圧との間の差(IOP)、角膜および強膜内の応力および歪み、ならびに縁で
の線維性補強部の応力および歪みによって決定される。眼の構造は、指紋と同じ
く、個人間で特異的である。眼の外形は機械学の法則に従い、眼の内側と外側と
の間の流体圧の差は、膜および線維における応力と平衡状態にならなければなら
ない。眼の外形はその外形のインディケータのサイン分析から学習され得るIOP
の関数である。
眼は、大きさおよび形状が内圧と外圧との差に依存する風船に似ている。圧力
差は、風船のゴムのように膜を膨張および収縮させ得る引っ張り応力の変化によ
って反応する。眼の形状を維持するためには、内圧は周囲圧力より大きくなけれ
ばならない。さもなくば、膜はピンと張らず、眼の形状は空気の抜けた風船の形
状のようにわけのわからない形状になる。周囲圧力は眼にとって大きく変動する
。例えば、エベレストの頂上に立つ登山者にとっての1大気圧の何分の1かの圧
力から、潜行中のスキューバドライバーにとっての30フィート深くなる毎に1大
気圧だけ増大する圧力まで変動する。これらの例では周囲圧力の絶対値は異なる
が、差圧すなわちIOPは、水様液および硝子体液(流体)自体の圧縮性の二次的
効果以外は同様である。実用的な目的の範囲内では、これらの液は非圧縮性と考
えてよい。
前述のように、前眼房の水様液はIOPの源である。緑内障はIOPのための調節系
の故障である。通常は、前眼房からの水様液の移動不能に関連する。水様液によ
って生成された圧力は強膜に囲まれた硝子体液に伝達され、内部の圧力を均等化
する。眼の形状はIOPと生体構造における応力との間の平衡の結果である。従っ
て、形状は各々の眼のIOPの特異的な関数である。
要約すれば、本発明では、光などのコヒーレントなエネルギーのビーム以外の
ものが眼を侵襲することはない。ビームは眼の表面からの光反射の法則に従う。
最大の信号を与える物理的な特徴は縁であり、最大の偏向は縁の不連続を横切る
と直ちに生じる。眼のIOPへの反応は、本発明の装置とは関係のない機械学の法
則によって支配される。眼圧変化の測定
図1を参照すると、圧力測定装置10(一部を図示)が眼14の縁領域12に近接し
て設けられている。内圧の変化に対してコンターを変える、弾性のあるいは可撓
性の外側膜を有する生体のいずれかの管内の圧力に関連づけられるコンターの変
位を測定するために、この装置10が用いられる。眼14は、数分、数時間、数日、
数月あるいは数年の期間にわたって内圧が変化する水性流体21およびガラス状流
体22の周りを囲む、弾性膜を有している。眼14内の圧力表示は、好ましくは、IO
Pの変化と関連して形状あるいはコンターを変える領域を参照して得られる。具
体的には、縁領域12は、角膜18と強膜20の間を結合する輪16に近接した線維質の
環構造領域を有している。水性流体21およびガラス状流体22のIOPの変化によっ
て、角膜18および強膜20の外側コンターあるいは外側形状がそれぞれ変動する。
圧力測定装置10は、互いに対して間隔をあけて台座28上に固定した光エミッタ
24および光検出器26を備えている。光は好ましい反射媒体であるが、縁領域12か
らの反射された情報を伝えるために他の波形が用いられ得ることが理解される。
例えば、音波あるいは音響波は類似した結果を得るため、すなわち、縁領域12の
外側コンターにおける相対的な位置変化を示す波形変化を提示し、眼に対するビ
ームの変位が別々に測定され、それによって縁のコンターを構成するために用い
られ得る。図1に示されるように、台座28は縁領域12の近傍で一方向あるいは両
方向に走査するように構成され得る。台座28の移動によって、縁領域全体を横切
って1つあるいはそれ以上の照射光ビームあるいは反射光ビームの光走査が行わ
れる。あるいは、台座28が固定され、眼の通常のスイープ動作(すなわち、回転
)によって縁領域12を横切る波の必要な走査が行われ得る。装置10および縁領域
12が、好ましくは、図2において示され、以下で記載するX軸として規定される
単一の走査軸に沿って、互いに対して移動あるいは走査することのみが必要とな
る。光学センサは眼の表面に対するZ軸の変位に関連づけられる信号を発し、そ
れによって縁コンターを定義する。縁領域12のホログラムインターフェログラム
3次元実像が提供されるように複数の検出器10(図示せず)が構成され得ること
に留意されたい。
図2は、縁領域12内および縁領域12の周りでの外側壁の膨張および収縮を圧力
の関数として示している。この実施例について、縁における強度は、圧力を上げ
ても輪が比較的広がり得ないままであるような際だった剛性として理想化され、
圧力を上げると縁角がより鋭角になる。実際には、眼は唯一の生理学的構造体で
あるという事実により、これは当てはまったりあてはまらなかったりし得る。環
における強度が、角膜および強膜と比較して比較的柔軟なものであれば、圧力の
上昇によって、眼の構造体が均一な半径を有する球体になる方向に移動したり、
またあるいは圧力の上昇と共に鋭角が鈍くなる傾向がある。具体的には、水圧が
上昇すると、角膜18の外側の位置18aが18bに上がる。同様に、強膜20も低圧位置
20aから高圧位置20bに膨張し得る。環16によって抑制されるために、角α1およ
びα2の単数または複数の測定点は、眼の上に相対的に固定される。低圧コンタ
ー位置および高圧コンター位置の両方について角度変化α1およびα2を各々測定
することは、本発明の目的の一つである。X軸に沿った走査を行う間にコンター
形状を測定し得る装置および方法のいくつかの実施例を以下に記載する。
物体の三次元的コンターを光学的に測定し得る様々な装置が存在する。発光ダ
イオードおよびホトダイオードを用いるある形状の光学コンターセンサは、Hewl
ett Packard,Inc.からModel No.HBCS-1100として購入し得る。しかし、図3に
示されるような非球面レンズと共同した発光ダイオードを用いるHBCS-1100のよ
うな光学コンターセンサは、通常、設定された焦点距離の前後で断片的な直線性
を生じさせる。以下に記載し、かつ、図4に示すように、点Zmaxに対する物体
への距離に従って、直線性は変化する。この場合、線38は、反射された光電流の
パーセンテージを示している。従って、Model No.HBCS-1100において用いられる
発光ダイオードは本発明を実行し得る一つの形態であるが、望ましい利点を有す
るその他の様々な形態も本発明の範囲および精神内にあり得る。
Model No.HBCS-1100光学センサ29を示している圧力測定装置10を図3に示す。
センサ29は、エミッタ24と検出器26との間に形成されている伝送経路30を有して
いる。この場合は縁領域12である物体を間隔を置いてZ軸に沿って配置して、伝
送経路30を遮断する、あるいはエミッタのビームを検出器に反射させることによ
って伝送経路30を通じさせることによって、感知が行われる。どちらの場合でも
、透過型あるいは反射型感知構造によって、反射されたビームの強度および/ま
たは位置に対応して、非侵襲的な光学的表示を行うことが可能になる。
伝送経路の特性は、光学伝達関数OTFを用いて評価され得る。OTFは、伝送され
た光の流量全体の、検出器26に反射されたビームの流量および角度(あるいは位
置)に対する比である。以下に記載し、かつ、図4に示すように、反射された光
流量および検出器26で受光された光の量は、公称の伝送経路が特定の距離離れた
位置に設定されたときに、この実施態様に最適である。
図3に示されるように、伝送経路30はエミッタ24と検出器26との間の移動経路
を示している。経路の長さは、Z軸に沿ったセンサ29と縁領域12との間の距離に
依存する。経路30に沿って配置されるのは、一対のレンズ32、開口部34およびガ
ラス窓36である。従って、装置10の少なくとも一部がパッケージされ、単一のセ
ンサユニット29、Model No.HBCS-1100として市販され得る。このセンサユニット
は、Optoelectronics Designer's Catalog、Hewlett Packard(1985)、pp.1-39か
ら1-44にすべて記載されている。この開示は、本明細書中で参考として援用され
る。
光学反射センサ29を有する装置10は、装置10と領域12との間の距離を、図4に
示されているような反射された光電流のパーセントの関数として測定することに
よって、領域12の外側コンターを決定する。装置10は、最適な間隔はセンサ29と
縁12との間にあけられるように構成され、それによって100%反射された光電流
が特定の間隔(Zmax)で検出器26に入射する。装置10がX軸に沿って領域12に
対して移動するに従って、伝送経路が最適経路長さに近づいていくあるいは離れ
ていくに従って、反射される光電流のパーセントが増加したり減少したりする。
Zmaxは、好ましくは相対的に固定されたセンサ29と環領域16との間のZ軸距離
に設定される。Zmaxの両側で、反射された光電流のパーセントは、図4に示さ
れるように最適な100%から減少する。領域39および41は、非球面レンズの焦点
における最大光電流点の前後にある、断片的な実質的に直線の切片である。これ
は、動作範囲にわたって二重出力を防止するために、動作範囲にわたって出力勾
配が単調なままであるように、センサは領域39あるいは領域41のいずれかのみで
機能するように配置されなければならない。本発明について、領域41は領域39に
対する利点を有している。なぜなら、領域41の範囲は領域39の範囲よりも広く(
縁からの絶対的かつ使用可能な距離が大きい)、領域41において、センサの眼あ
るいは睫毛との間隔が大きいからである。正の勾配によってより高い感度および
直線性を有しているという点で、領域39は領域41よりも利点がある。縁コンター
サイン(および圧力応答コンター)によって、選択された領域に関係なく、非線
形であっても、IOPおよびBPの正確な評価が可能になる。しかし、用いた領域の
反復性が本適用例に重要である。使用に好ましい領域に適合させるために、レン
ズ特性を改変してもよい。
Hewlett Packard Model No.HBCS-1100において用いられるセンサ反射器距離あ
るいは伝送経路の長さは、かなり短く細い。しかし、Model No.HBCS-1100の原理
を具現化して、より長いあるいはより太い範囲の検出可能な距離Zを測定し得る
。例えば、エミッタ24の出力が増幅され、センサ29が管あるいは領域12から2ミ
リメートルから数センチメートル離れて配置され得るようにビームを再集束させ
るために、異なるレンズ32が用いられ得る。他の形態の光検出器も用いられ得る
。本発明と共に用いるために適した、最もよく用いられているタイプの光検出器
は、荷電結合素子(CCD)、PINホトダイオード、横方向効果ダイオード、あるい
はアバランシェホトダイオードを含む。通常の設計の高感度アバランシェホトダ
イオードを用いる検出器26は、得られる電気信号に内部ゲインを与え、それによ
って、経路の長さが比較的長いときに反射波を検出するために再利用され得る。
ホトダイオードは光−電気変換を行い、結果としてアナログ電流を得、アナログ
電流は従来の回路技術を用いて操作され得る。特に、光検出器からの電気信号は
、逐次近似A/D変換器あるいは高速A/Dフラッシュ変換器などの標準的な変換器を
用いるアナログ−ディジタル(A/D)フォーマットから変換され得る。
実施例1
本発明の一般的な実施態様を、以下の実施例で示す。この実施例は、縁に対し
ておおよそ直角に、あるいは接線方向に、縁にわたるビームの掃引を用いて、必
要な縁角度サインを生成する。縁に対しておおよそ直角で掃引を行う最初の場合
において、ビームが眼に対して掃引を行っている間は眼は静止し得る。ビームが
縁に対して接線方向に掃引する場合には、眼は、縁が掃引面と交差するように垂
直軸の周りを回転する必要がある。この実施態様は、位置が固定された多数のビ
ームの代わりに実質的に同じように多数の位置で単一ビームを掃引する運動エネ
ルギー反転によって、以下の実施例4のマルチビームユニットと同一の効果を達
成することができる。眼のコンターのレーザ測定
三次元コンター測定のためのレーザの使用を図5に示す。特に、三次元光測定
技術は、米国特許第4,935,635号(本明細書で参考として援用する)に記載され
ているように用いられ得る。三次元コンター測定は、レーザダイオード42、多辺
形反射板44およびホトダイオードアレイ46を有している。さらに、2つの軸を有
している線形ステッパモータ48も含まれている。この2つの軸の一方の軸は反射
板44を回転させ、他方の軸は可動台座28に取り付けられたねじ付スクリューカム
を駆動させる。レーザ42およびホトダイオードアレイ46は、装置10と縁領域12の
間のZ軸に沿った相対的な間隔が二次元コンター表示を行うように感知されてい
る点で、図3のセンサ29と同様に機能する。ホトダイオードアレイ46の長さに沿
った、戻り結像ビームスポットの位置は、コンターあるいは領域12上の特定の点
と装置10との間のZ軸間隔を示している。
眼圧の各測定は、縁領域12を横切って台座28を一度走査することによって達成
される。ビームが縁領域12を横切って移動するに従って、各走査によって反射ビ
ームの位置変化がアレイ46上で生じる。各走査の間にコンターが変化するに従っ
て、入射角が変化し、対応する反射波のアレイ上の位置が変化する。眼の表面で
感知される深さの比例する差を決定するのは、アレイ46上の位置の相対的変化で
ある。三次元コンターを測定するための深さ検出のこの技術は、米国特許第'635
号において、「三角測量」として一般的に記載されている。y軸の次元は、yに
おける増分変化での別個の掃引によって与えられる。
例えば、アナログ−ディジタル変換器50のような復号器は、ホトダイオードア
レイ46によって走査されている際に、画素を基準として各ホトダイオードを数え
る。ディジタルデータの得られたカウンタ値表示はラッチされ、ローカルメモリ
媒体51に格納され、それによって、図6に示し、かつ、以下に記載する信号プロ
セッサ52がそのデータを読み取り得る。
反射された波形信号のローカル処理あるいは遠隔処理の選択は、測定が行われ
る場所の近くでの適切な演算能力の利用可能性に依存し得る。この点で、現在利
用可能であるニューラルあるいは「ニューロン」ネットワーク電子チップは、チ
ップ選定に影響を及ぼし得る。そのような装置の一つは、3つのマイクロプロセ
ッサ、入力/出力(I/O)通信の数個のチャネル、かなりの数のオンボードラン
ダムアクセスメモリおよび読み出し専用メモリを有している。
したがって、ニューラルチップは、オンボードのソフトウエアと組み合わせら
れると、縁コンターサインおよび/または圧力応答コンターから得られた値が適
用されることによって、反射波形信号を評価されたIOPおよびBP変化に変換する
ことができる。圧力応答プロファイルを適用することによる評価されたIOPおよ
びBPを得るための角度変化(反射波形)データの従来の測定ユニットにおける処
置は、チップ上でも可能である。従って、例えば、外科医あるいは患者は、ほぼ
実時間でmm-Hg単位でIOPあるいはBPの表示を入手し得る。様々なI/Oの選択肢に
よって、患者に適切な警告を与え、薬剤の適切な服用量を算出し、それを自動的
に投与することまでも可能になる。同時に、そのようなチップはオンボードメモ
リに格納されるデータ、もしくは無線遠隔測定あるいはモデムおよびランドライ
ンを介して外科医院に直接伝送されるデータを処理し得る。このような伝送によ
って、熟練した医者はデータを迅速に解釈することができる。今にも生じようと
している緑内障あるいは高血圧の急な悪化が近くでモニタされ、死亡率を防止す
るためあるいは減少させるために迅速に治療され得る。
アナログ−ディジタル変換器50のカウンタおよび媒体51内のラッチの一般的な
動作および設定位置は、アレイ上のどの画素が現在問い合わされているかに基づ
いて決定される。ステッパモータ48を介した台座26のX軸位置および多辺形反射
板44の位置と関連する台座26のX軸位置を決定するために、他のカウンタも用い
られ得る。従って、メモリ51内にある電気信号に対応するラッチされたディジタ
ルデータは、モータ48への接続を介してXおよびY走査軸の相対的な位置のイン
ディシャ(indicia)を与える。
レーザ42から伝送された光は、その光を周囲光から区別するのに十分に固有の
コヒーレントサインを有している。縁領域12の角度コンターサインは、ビームが
縁を通過するためには十分すぎるほど眼が垂直軸の周りを回転するたびに示され
る。水平面における軸の周りで眼が傾斜する結果、走査法平面に対して法線方向
の平面内におけるビームが偏向する。このデータは記録され、それによって眼の
位置の計算だけではなく、次の眼圧の決定のための縁サインの計算も可能になる
。
図6は、患者に近接して取り付けられた装置10を有する圧力測定システム60を
示す。システム60は、装置10と結合され得る遠隔プロセッサ52も備えている。装
置10は、好ましくは管領域内あるいは管領域に近接して取り付けられる。特に、
装置10の全体あるいは一部が、例えば、眼圧測定を受ける患者の上に配置され得
る眼鏡62のフレーム内あるいはフレーム上に取り付けられ得る。台座28は、眼鏡
のフレームの角64に可動に固定され得る。エミッタ24及び検出器26を有する台座
28は、縁領域12に近接してかつ縁領域にわたって、眼鏡レンズと眼14の間で可動
である。Hewlett Packard Model No.HBC-1100で用いられているものと同様の発
光ダイオードが用いられる場合、収納されたセンサ全体が台座28に取り付けられ
、眼14と眼鏡レンズ66との間の縁領域12に向けられ得る。あるいは、図5に示さ
れるものと類似したレーザが用いられる場合は、反射板44およびアレイ46は、モ
ータ48に結合されたケーブル68を介して供給される動力源を有する台座28上に取
りつけられ得る。レーザダイオード42は、好ましくは、モータ48、レーザダイオ
ード42および局所メモリ媒体51を収納するパッケージ70内に配置される。バッテ
リ(図示せず)は、装置10を動作させるために電力を供給するためにパッケージ
70内に設けられ得る。
従って、ケーブル68は、台座28を駆動するための回転可能な機械ケーブルおよ
びレーザーエネルギーをレーザ42から伝送するための光導波を提供し得る。ある
いは、光エミッタおよび検出器が図8に示されるように台座28に完全に取り付け
られていれば、エミッタに伝送されて、検出器から伝送される電気信号は、ケー
ブル68内の電気コンダクタ内に収納されている。従って、望ましい構成、すなわ
ち、レーザあるいはLEDが用いられるか、またはレーザが台座28あるいはパッケ
ージ70上に取り付けられるかによって、ケーブル68は電気コンダクタ、ファイバ
光ケーブルあるいはその両方を有し得る。ケーブル68は、好ましくは、モータ48
からの機械的回転を、台座28の平行移動および反射板44の回転動作に伝える回転
ケーブルも有している。
眼鏡62は、眼14の外側表面あるいはコンターに非常に近接して取り付けるため
に一般的に改変される、通常の設計のものであり得る。眼14に対してしっかりと
固定されている眼鏡62は、比較的安定で繰り返し可能な位置決定治具になり、そ
れによって、長期の連続的なコンター測定が行われ得る。数日、数カ月あるいは
数年という期間にわたって眼鏡62をかけることができ、それによって長期眼圧測
定へのアクセスが可能になる。眼鏡62に可動に固定された台座と眼14との動作距
離は、選択された様々なハードウエアに従って変化し得る。しかし、この設計に
よって、数ミリメートルから数センチメートルまでの変化するいずれの動作距離
でも、あるいは、非生体に適用する場合はそれを大幅に超える動作距離でも、コ
ンター測定が可能になる。
各測定ルーチンの間、眼14、特に縁領域12を横切ってX軸方向に走査を行うよ
うに、台座28が作動され得る。あるいは、台座28を固定位置に維持し、眼の焦点
をX軸に沿って自然に移動させることによって、走査が同様に達成され得ること
は本発明の範囲内である。台座28が走査機能を行うために可動である場合は、眼
12は可動台座に対して固定されていなければならない。従って、眼は、各走査ル
ーチンの間固定された点に集束され得、それによって反復可能な測定が行われ得
る。焦点は目標物を眼鏡62に取り付けることによって与えられ得、それによって
、各走査ルーチンの間、患者は眼を目的物の上に固定させた状態で集中させ続け
ることができる。従って、各走査はX軸およびY軸内で走査スライスを提示する
。さらに、眼鏡62が患者の鼻を実質的に滑り落ちなければ、Z軸に沿った固定位
置も測定走査と測定走査との間で維持される。
反射された波形角度変化あるいは(電磁あるいは音)強度変化をIOPと関連づ
ける縁コンターサインを表す第1組の値は、フロッピーディスク、コンパクトデ
ィスクなどの第1の遠隔メモリ媒体54に格納される。反射ビーム強度変化あるい
は角度変化をBPの変化と関連付ける較正された圧力応答コンターを表す第2組の
値は、媒体54に類似した第2の遠隔メモリ媒体56に格納される。較正を行う際に
用いられるIOP測定は、縁コンターの光走査とほぼ同時に適用される従来の眼圧
計で得られる。BP測定は、従来の血圧計で同様に得られる。次いで、IOPおよびB
P表示に対応する、光走査の間に得られるデータは、媒体54および56内に較正デ
ータとして格納される。外科医は患者のIOPあるいはBPにおけるいくつかの圧力
変化を引きだすことによって、広範囲の較正点を規定し得る。
信号プロセッサ52は、患者から離れて、好ましくは外科医院に配置される。プ
ロセッサ52は、ダウンロードされたデータを遠隔メモリ媒体51から受け取り、そ
のデータを遠隔メモリ媒体54および56に格納されているデータと比較することが
できるコンピュータを備えている。患者は、患者の住居と外科医院とを接続する
モデムを介して、媒体51からデータをダウンロードすることができる。あるいは
、
患者が外科医院を訪れ、RS232、IEEE488あるいは他のポートを介して、媒体51か
らプロセッサ52に出力を物理的に接続してもよい。プロセッサ52は、外部コンピ
ュータバス入力および読み出し/書き込みデータ能力を有するパーソナルコンピ
ュータであり得る。
反射された光ビーム強度および反射された光ビーム位置のディジタル表示は、
縁コンターサインおよび圧力応答コンターの適用によって、IOPおよびBPの変化
に変換され得る。変換プロセスの一例が、図7に示される処理フローチャートに
よって示される。各走査の間、(媒体51に格納されているような)IOP測定デー
タは、入力線79を介してプロセッサ80および83に入力される。プロセッサ80にお
いて、BP波形は、特性波形および/あるいは周波数内容によって分離され、コン
パレータ82に送られる。その後、コンパレータ83にルートされたIOP波形は、(
媒体54に格納されているような)縁コンターサインの格納されたディジタル表
示とコンパレータ83において比較され、コンパレータ82に入力されたBP波形は、
(媒体56に格納されているような)圧力応答コンターとコンパレータ82で比較さ
れ、IOPおよびBPをそれぞれ得る。各場合における比較は、媒体51に格納されて
いるような前もって相関されたIOPあるいはBPデータの、IOPおよびBPの較正され
た別々の測定による内挿を伴うテーブルルックアップを含み得る。相関されたIO
PおよびBPデータと実質的に同時に行われたこの測定は、検出器(例えば、光ダ
イオードアレイ46)で得られる。評価されたBPおよびIOPを表すコンパレータ82
および83のそれぞれの出力は、表示、警告、格納あるいはプロセッサ84における
その後のディジタル処理について処理される。従って、圧力は一日、一週間ある
いは一年を通して変動するので、測定をチェックして、各コンター測定から算出
された圧力が所定量を超えているかが決定され得る。所定量を超えていれば、患
者が投薬および/あるいは医療治療を行い得るように、患者に即座に状況を知ら
せる。さらに、プロセッサ52は、表示される圧力をより許容し得るものにするた
めに必要な投薬について、直接線量計情報を与え得る。IOPあるいはBPのめまぐ
るしい変動あるいは圧力の長期的傾向をモニタすることによって、本発明は、圧
力のより簡便で正確なモニタを行い、その結果、薬物がより効果的に調合され得
る。そして、適時に中断することによって、(IOPの上昇による)失明や(BPの上
昇による)発作などの重大な合併症を防いだり、遅らせたりすることができる。
機能的に理想的なスキムが、手持型のSymbolTMレーザバーコードスキャナを用
いてこの概念を評価するために用いられた。スキャナの出力は、オスシロスコー
プをそのビーム掃引と同時にトリガするために用いられた。反射は、反射ビーム
の軸とほぼ整合されたビデオレコーダに記録された。カメラの掃引はビーム掃引
と同期化されないが、掃引バーニアを手動調整してカメラのラスタ化された画像
内で縁交差点を捕えることによって、カメラのビデオジャックの出力から、縁を
横切るビームにおけるパルスをオスシロスコープ上で観察することができた。こ
のように、縁での出力変化は約1mmのトレース偏向内で、あるいは0.1Vまで、
測定することができた。
Schieotz眼圧計によって測定されるような、弁体あるいは注入器によっておお
よそ4〜31mm-Hgまで加圧された屠殺されて間もないブタの眼を走査した。縁を
横切るレーザビームによって生じたパルスは、1ミリ秒を下回る期間の急なピー
クであったが、反復可能な特性および振幅を有していた。縁交点上の出力パルス
高さは、4mmHgにおける0.5Vから、14mmHgにおける1.0Vに渡り、31mmHgでは2.
4Vであった。
実施例2
以下の実施例は、コンターの変化を測定するときおよびそのような変化を眼圧
と関連づけるときに用いられる装置および方法を示している。IOPを定義するた
めに十分な解像度を有する縁コンターを測定するいかなる方法も適している。こ
の実施例は、既存するセンサを識別することによって概念を確認する最初の成果
から与えられる。そのような装置の一つは、特定の波長あるいは色を有する一体
型光源と、目的物から反射され一体型レンズを通過する光を測定する検出器とを
有する、光学的にエミッタと検出器とを結合するように設計された、光電気セン
サHewlett-Packard HBCS 1100である。このセンサはディジタルバーコードの読
み取り、シート材料の厚さの測定、あるいは、フィード機構においてシートが存
在するかの検出に用いられる。
眼モデルおよびヒトの眼の予備測定
この装置は、まず、Hewlett-Packard HBCS-1100センサを用いて試験される。
このセンサは、ヒトの眼のアクリル樹脂製モデルの「縁」を通過する正確な掃引
、および実際のヒトの眼の縁を通過するビームの手動掃引と共に用いられた。モ
デル眼を掃引したときのセンサ出力からのデータは、試験と試験の間の開始点を
わずかに再配置しながら3度の連続的掃引を行うためのX−Yレコーダの一つの
軸上に記録され、もう一方の軸の上には掃引位置電位差計の出力が記録された。
結果として、わずかに変位しているが、ほぼ完全に平行な状態で離れて互いに描
かれた、3本の分離線が得られた。同様に反復可能である縁横断の瞬間に、反転
部あるいはノッチがある。顕微鏡による評価により、ノッチを生じさせている縁
において、プラスチックに引っかき傷があったことが確認された。この引っかき
傷は、拡大したときのみ見えた。40倍の倍率での光コンパレータに行った検査は
、この引っかき傷は深さ1/10,000(0.0001)インチ未満のものであったが、1/2
インチを超えるx−yレコーダ出力のトレース変位を生じさせていることを示し
た。低強度LEDビームもまたヒトの眼の縁の上を通過し、オスシロスコープ上で
出力が大幅に偏向された状態で量的に観察された。出力は、縁の交差点で再現可
能であった。
HBCS-1100は、焦点距離が0.1インチ未満と短く、実用するためには眼に非常に
近い場所に取り付けられる必要があるために、直接の適用には理想的ではない。
しかし、非球面レンズが、より長い焦点(Zmax)を得るために改変され得る。こ
れは一般的には高価で、時間を消費する工程であるが、単一のセンサとして一体
型の封止されたエミッタ/検出器を有する同様のセンサが上記の適用に用いられ
得る。このユニットは、光学的な関係において必然的に固定され、従って、ユニ
ットのZ軸配置あるいは光学軸の角度整合のみによって、患者の要求にあわせた
規定変更に適応可能である。
図8は、HBCS-1100と同様のタイプであるが、焦点距離がより長いレンズを有
しているセンサについて、セットアップ、較正およびデータ獲得スキムを示すフ
ローチャートである。この装置の一体化されたアセンブリによって、ユニットの
設置および調整が容易になるが、可撓性は制限される。図3に示されるようなx
軸変位の測定に別のセンサを用いることが望ましくなり得る。なぜなら、レンズ
は光学的干渉によって縁の不連続性の効果をある程度減少させるからである。こ
れは、レンズ特性をさらに研究することによって克服され得るだろう。図8のフ
ローチャートに示されるように、第1のタスクは、縁交点から可能な限り最高の
サインを生じさせるために、眼に対する位置にHBCS型センサを設定することであ
る。線形電位差計であり得るx軸トランスジューサ、あるいはDCDT(直流変位ト
ランスジューサ、固相発振器および復調器を有する差動変圧器など)も、コンタ
ープロファイルの要素を定義するためにセットアップされる。データユニットは
、患者のポケットデータ獲得ユニット(以下、「データユニット」)機能のため
の図9のフローチャートに示した電源に加えて、すべての構成要素のための電源
と共に両方のセンサに必要となる信号調整を含む。図8および図9のフローチャ
ートは、IOP測定のためにそのようなシステムを較正し、その技術分野において
システムをデータ獲得ついて作動可能にするために行われ得る工程を示している
。これらの図における項目を達成させるための構成部は、その技術分野において
通常に用いられるものであり、構成要素の多く組み合わせによって当業者によっ
て達成され得る。
実施例3
患者の特定の要求に特に適合し得るシステムを得るために、より可撓性のシス
テムが要求される。IOP測定は、実質的に不連続の球形表面からの反射の関数で
あるので、縁の近くの強膜に入射するビームは眼が回転するに従って不連続な反
射を行い、その結果、角膜縁は固定されたビームと交差する。これらのビームは
、所望の入射を行う場所および角度で配置され得る。規定のための付加的な可撓
性は、発光源とは関係なく配置され得る分離光検出器によって与えられる。
まず単一ビーム源を考察することによって、本実施態様の記載が簡略化される
。このようなシステムは外科医院においてのみならず患者が使用する際にも有用
な測定を行い得、実際、大半の患者にとって好ましい実施態様になることが予測
されるので、これは過度な簡略化ではない。本実施態様において、較正信号がIO
Pのいくつかの値において記録されるときに、各IOPについて視界線のいくつかの
仰角でも記録される。
単一ビームの実施例
図10は、眼窩(中心)に対して単一のビームが固定されているシステムを示し
ている。このシステムは、患者の要求を満たすように、外科医の規定によって較
正されている。この図は、典型的な機構を示している。
図10における眼の横方向軸は水平であり、紙面内にある。横軸は以下の考察の
3つのスケッチ図においてより詳細に示されているので、この横軸を見おろす図
は示されていない。ビーム経路およびその反射が眼の対称水平面内にあれば、こ
の図に示されている入射ビームおよび反射ビームは両方とも紙面内にある。理想
的化されたこの実施例において、事実上装置の「網膜」である電子センサの全表
面にわたって(以下、電子網膜をERと称する)、このアレイは直線状の水平トレ
ースを生成する。
図10のビュー1は、ビームが強膜を外れERの点「a」上で反射するように調整
された状態で、真上を見ている眼を示している。θ1と表示された角度は、強膜
の表面に対する入射角および反射角を示している。較正あるいは要素のこのスキ
ムと一貫するデータ獲得のためにデータを得るために、強膜の垂直軸の周りを眼
は実質的に回転する。眼の前で平面内で動く画像によって、あるいは望ましい眼
の回転とは逆方向に、頭を垂直軸の周りで回転させているときに患者によって行
われる動作によって、眼の通常の動作の間にこの回転が行われ得る。結果として
生じる眼の不随意の回転は、眼の見える患者も盲目の患者も簡単に再現し得る動
作である。強膜は公称的に球形であり、眼は強膜の中心の周りを回転するので、
角膜縁に接触する前には、強膜の凹凸のある表面からのビームを除いて、ビーム
はほとんど偏向しない。
図10のビュー2において、ビームが角膜上の角膜縁とまさに交差しており、そ
の結果、ビームの入射角および反射角はθ2になっている。ここで、ERに対する
点「b」へのビームの極度の偏向が生じる。ERに対するビームの、点aから点b
への最大偏向は、IOP測定について類似している。ここでは、入射及び反射を規
定する軸が強膜から角膜へと移動している。
図10のビュー3において、θからθ3になるように眼が時計方向に回転し続け
るに従って、点「c」へのビーム偏向は小さくなる。眼の回転ユニット毎のビー
ム偏向率の増加は、この方向におけるビーム反射を制御する、(強膜の半径より
も)より小さい角膜の半径による。
実際には、角膜縁は完全にとがっているのではなく、aからbへの実際の遷移
は角膜のわずかに丸くなったコンターによって「軟化(softening)」される。ER
からの出力によって記録されたビーム経路は、IOPユニットに対して短くされ得
る。このビーム経路の短縮は、患者のデータユニットにおける、格納された較正
テーブルあるいは較正関数から直接に、あるいは、外科医院における較正データ
と後に比較するために、データユニット内の携帯媒体にデータが格納されている
場合は間接的に、行われ得る。投薬は、データユニットに前もって記録された命
令に従って、あるいは、電話、モデム、ページャなどによって許可される。
図11は、上記のように表示された点を有するERを示している。
図12は、眼の回転に対するビーム変位を示す、センサからの典型的な出力を示
す図である。aからbへの変位は、較正データによってIOPに関連づけられてい
る。垂直平面におけるビームの偏向は視界の仰角の関数であり、それによって縁
での各像の段差およびその角が縁コンターおよび視界の仰角を両方とも唯一表し
ている。
図13は、データ上の視界の約5°の仰角の効果を示している。正面図において
点線で示されている角膜のコンターは、視界の水平線を示している。すべて実線
で描かれているものは、上昇されている。角膜に対する法線(角膜は球形である
ので角膜の半径)は照射を規定し、その結果、ビームはaからb'に反射される
。aからb'とER軸(aからb)との間の角は、仰角に比例する。そして、ER上
のサインは、IOPに比例するaからb'へのステップから成る。aからbの角度は
、上昇に比例する。実際の角膜縁のコンターの「軟化」は、縁における導関数の
勾配を減少させ、個別経路ER全体にわたる経路およびより長い継続時間を提供し
、本当に不連続性がある場合よりもトラッキングを容易にする。もし角膜および
強膜が本当の球形であれば、較正のための個別項目について仰角を測定する必要
はないことに留意されたい。
較正データと実際の患者モニタとの唯一の相違点は、較正の場合は、ビーム偏
向を比較する実際のIOPデータを測定するために用いられる「従来の」眼圧形を
用いて、投薬によって引き出されたIOPの幾つかのレベルで、外科医においてデ
ータが得られることである。これによって、ピークビーム偏向および角の関数と
して、IOPの較正曲線が得られる。図14は、個別ビーム源と一次変換原理として
不連続な縁での偏向を用いるERとを有するシステムについて、セットアップ、較
正およびデータ獲得スキムを示すフローチャートである。図14は、眼の表面に向
けられるビーム源の数のみが異なっている、単一ビームシステムおよび多ビーム
システムの両方に有効である。
この単一ビームシステムを、Apollo MP1600レーザポインタを用いて、ビーム
を細くするためにピンホール開口部を通過させて試験した。また、分析のために
ブタの眼を用いた。圧力はIV接続によって眼に接続されたリザーバから得られ、
mm-Hgで等量である圧力を、水柱の高さで瞳孔に対して設定した。眼から、ERと
して機能するグラフベラム紙までの光学アームは、おおよそ3.5インチである
。データを得る際に、精密ハイトゲージ上のバーニヤによって、ビームを角膜縁
を超えて掃引した。照射角は、強膜に対して法線から10〜150であると評価した
。得られたデータを以下に示す。
単一ビームデータ2
実施例4
単一ビーム方法は、患者の要求の大部分を処理する。マルチビーム装置あるい
は掃引ビーム装置も適している。マルチビームの実施態様を示す理由の一つに、
コンターの識別特性を得る必要がある場合、小さい弧にわたる角膜縁のコンター
に実質的なばらつきがあり、単一のビーム源から得られるコンターが明確ではな
いことがある。別の理由は、自動的に得られたデータについて、照準線の仰角範
囲が広くなることである。これらの要点は、単一のビームがバーコードスキャナ
あるいは実施例2のように、眼が動かない状態でこの単一ビームが角膜縁と接触
するあるいは交差するように掃引される逆の場合についても当てはまる。マルチビームシステム
図15は、照準線の広範囲の仰角にわたって正当なサインを生成するスリービー
ム構造を示している。図15に示される原理は、角膜縁がビームアレイと交差する
ように眼が回転する様子を、3組の図面を通してその進行状況を示している。ア
レイは、眼腔に対して固定されている。図15の一番上のビューは、この実施態様
のビームが強膜の半径に対する入射角で位置合わせされ、それによって図示され
るようにER上に反射ビームが入射することを示している。特定の幾何学的構成お
よびビームの数は、外科医の規定によって決められることが強調される。本実施
例において、角膜を直接のぞき込んだビューに見られるように、3本のビームは
法線から強膜の表面に導かれ、その結果、反射ビームはERの点a1、a2およびa3に
入射する。これらの指示は以下のことを示している。
1.a、bおよびcは、強膜からの反射ビーム、縁からの反射ビームおよび角膜
表面からの反射ビームを各々意味している。
2.1、2および3は、スケッチに図示されている反射を生じさせる特定のビー
ムを示している。
ビュー1は初期セットアップであり、眼が眼腔中で回転するときに、実質的に
球形の強膜にわたってビームが動くときに生ずる血管あるいは強膜のその他の凹
凸上の偏向を除けば、反射位置は実質的に一定のままである。ビュー2に示すよ
うに角膜縁がビーム2と接触すると、反射を制御する球形表面が強膜から縁の角
膜に移動するに従って、ER上の反射点がa2からb2に移動する。ビュー2の一番上
のビューは、ビーム2が縁の角膜側に達したときに、入射/反射角がどのように
ずれるかを示している。正面図に示される縁が円形であるために、かつ、角膜に
入射するビームの線形アレイのために、ビーム1および3は偏向されない。a2か
らb2への偏向は、IOPの測定で一次的な類似である。
ビュー3のように、眼がさらに同方向に回転し続けると、ビーム1および3が
a1およびa3で縁にそれぞれ接触し、反射されてビュー3に示されるようにb1およ
びb3となる。本実施例では、これらのビームがERの表面より下で反射されるが、
経路角度は保持され、反射角が縁と中心からずれた接触によって生じることが確
認される。ビームの対称性によって、ビーム2と縁との通常の接触、すなわち仰
角「ゼロ」が確認される。a1からb1あるいはa3からb3への偏向は、ビーム2の偏
向に対する圧力を補強する別々の測定である(上昇変化があれば、ビーム2が回
転し、b1あるいはb3のいずれかがER上を移動するように回転する)。ビュー3に
おいて、ビーム2の入射点が角膜上に上がり、その結果、反射されてc2になる。
ビーム1および3は、装置についての外科医の規定の幾何学的変更によって、
ER上で保持され得る。反射をER上に保持するための規定変更の2つの例を、ここ
で示す。第1に、ビュー1の正面図に示されるように、強膜表面に対して法線方
向であるビームの間の角度は(中心のビームおよび入射点を固定したままで)増
加し、この平面内で入射角が増加し、従って、a1およびa3の位置がa2に近くなる
。また、ビームの入射点の間のビッチあるいは間隔は、それらのビームを強膜に
対して法線方向に維持しながら、ビームの間の角度を減少させることによって減
少され得、それによって互いに近くなるa1およびa3の効果が達成される。セット
アップの詳細とは関係なく、様々なIOPで測定されたシステムの応答によって較
正が行われる。
実施例5
患者用システムの構成は、図10〜図15の実施例と同様のシステムにより、医師
のオフィスにて決定されうるが、この場合は調整できうるようにし、その調整の
詳細を示すバーニアまたは他のスケールを含める。医師の要求通りに装置を設定
した後スキャンを行い、その設定が現場で使用する装置の設定を定義する構成の
調整システムの最終構成の機能を確認する。較正
較正は、セパレート型または(眼鏡フレーム)一体型の患者用装置で行われ、
較正時実際的に誘発できうる広い範囲内のいくつかのIOP値での、ビーム列を横
切る眼の掃引よりなる。セパレート型とは、データ収集のためにレンズを取り外
し眼の上にかけられる眼鏡フレームとは個別にパッケージされたシステムを言う
。これにより、不透明シールにより周囲の光が装置の正常な働きに干渉するのを
防止できるとともに、自動トリガリングを排除する。
較正は完全には行えない。医師のオフィスでの高圧「事象」のデータは、較正
拡大のためにあらゆる機会に記録され、従来の眼圧測定法により確認され、較正
データに入力される。
数レベルのIOPを生ずる高圧力状態が連続的な薬品投与により再現可能なら、
程良い範囲のカーブを比較的短い時間で作成することが可能である。記録のため
のスキャン時のIOPの正確な測定は、圧平眼圧測定装置のような正確な装置で行
われ、ER上でのとがった部分とIOPに比例するビームの反射値との間の相関関係
を見るために、上昇したいくつかの数値をスキャンできうる。この方法は、IOP
の正確な測定法の代わりとなるものではない。むしろ、高圧力状態またはその原
因となる事象を検知する方法である。この装置は、数値的に十分具体的であり、
適正量の薬を生理学的損傷を防止するのに間に合うように取ることができる。本
発明は、緑内障の治療に非常に重要である患者の日常の行動による昼間の変動を
記録するのに、数値的に十分具体的である。治療を補助するために、事象は目録
にされ同じタイプの緑内障の他の患者と相関づけられる。患者に必要量以上の減
圧剤を与えることが難しくなるため、この過剰圧および適切な投薬を決定する自
己モニター型方法により失明の割合は大きく減少する。
従来の方法によるIOP測定は、相関掃引とともに、患者が来院する度に病歴と
して記録される。較正関数は継続的に確認および拡大される。較正の変更は非常
に重要であり、生理的変化を事前に知らせる。過剰IOPは、視神経に損傷を起こ
すだけでなく、他の恒久的変化を眼球に生じさせうる。これは、工学的材料がそ
の比例限界を越えてストレスを加えられ恒久的変形を生じるときと同様の効果で
ある。本発明は、そのような損傷を検知追跡し、症状の悪化を最小限にくい止め
るための治療法および患者の日常ルーチンの変更を提案する方法を提供する。
最終較正として、縁部通過時に得られるピーク反射は、誘発されるIOP値につ
いて表にされ、反射と角サインとは解析され較正関数としてセーブされる。誘発
されたIOPは従来の眼圧測定法により決定され、患者のデータユニットおよび/
または医師のコンピュータに手入力される。
もし頭部がほぼ垂直に保たれるなら、眼球の回転は実質的に垂直軸回りの回転
に制限される。仰角は、コンターのリピータブル関数、従ってIOPの測定値であ
るビームの角反射を修正する。異なる誘発圧力および/または高さでのこれらの
サインの記録は、較正関数を作成する。
実施例6
このユニットによるデータ収集は、もし可能なら、特に圧力の昼間の変動を測
定したい場合、自動であるのが望ましい。これは、データ収集について考えたり
手作業による準備により圧力値が影響を受けないようにするためである。もし準
備が必要な場合、患者の反応はデータのトリガリングにより影響を受ける傾向に
ある。一般的に、データは典型的なER装置に合ったデジタルフォーマットで直接
記録される。先に図9に示されたように、データ記録のトリガリングのいくつか
の方法が使用できる。データ収集
ERからのデータは継続的にモニターされ、IOP値がプログラムされた限界値を
越えることを示唆するビーム反射のようなトリガリング事象が発生したとき、そ
のデータはデータユニットに記録される。記録に加えて、ユニットはデータがプ
ログラム限界値を越え、適切な行動を取る必要のあることを音または振動により
患者に知らせる。トリガリングは、以下に述べるいくつかの方法により成し遂げ
られるが、それらに限定されるものではない:
A.オシロスコープと同様の形式でのビームのER上での反射によるトリガリン
グを含む、「時間窓」(一定間隔)の継続的モニター。窓の「幅」により、全事
象をとらえることを保証するための前兆時間増加(即ちトリガリングに先立って
)をセーブする。
B.手動によりスイッチを入れトリガリングを「セット」し、不随意の眼球回
転を誘発するよう頭部を回転する。これは、患者が自身のIOP値を記録しなけれ
ばならないと感じる何かに気がつく事象を記録するのに便利である。この機能の
自動の設定解除は、一般に「記録」光がデータユニットに含められ記録進行中を
示しているものの、患者の知らない先にトリガされ記録された事象との干渉を防
ぐようプログラムされる。この解除機能はさらに、記録時間を制限しメモリを保
存するために、「窓幅」を変化させるように設定しても良い。
C.データは、ER上の不連続ステップの感知に従ってトリガをアームし、次回
の縁部通過を記録するデータユニットのプログラムされたタイミングの組み合わ
せにより、またはバイブレータ等によりマニュアルでデータを記録する時間であ
ると患者に知らせることにより、トリガされる。自動トリガリングは、患者の昼
間の圧力変動を見るのに役立つ。データは、フォーマットの一部として日付およ
び時間を含む。「ピークメモリ」アップデートは、通常の眼球運動によりトリガ
された圧力変動の極値で以前に記録された反射を上回るものを捕捉および保存す
るのに使用できる。
D.IOP定義情報(ビーム反射および角度)をセーブするのに必要なデータフ
ォーマットの単純性により、24時間またはそれ以上の継続的データ収集を実行可
能とする。
一体型ユニットにおいては、ビーム源は背景干渉を最小とするために、可能な
限り周囲のスペクトラムとは独立しているのが望ましい。これは、セパレート型
の装置では、背景が排除されているため、固有のものである。一体型ユニットに
おいては見栄えの良い構成を維持するのが望ましいが、周囲の干渉を制御するた
めに、密閉型あるいは陰付き「ゴーグル」を採用しなければならない。周囲のス
ペクトラムを各データの一部として採集し適切な修正を加えることは可能である
が、それはデータの収集、整理編集、および修正を大幅に複雑化する。各ビーム
に、それぞれを見分けるために異なる性格(色など)を与えても良い。セパレー
ト型ユニットには、もちろん背景の乱雑さはない。
実施例7
一体型システムの場合、データユニットは継続的に「準備(at the ready)」ま
たは個別のタイミング機能により「動作可(armed)」の位置に保持し、ERに対し
て外部のまたはER上にて継続的にモニターされる信号特性および条件によりトリ
ガされても良い。この方法により、患者の日常におけるIOP値の昼間の変動を、
従来の眼圧測定器によるモニターでは不可能であった様式により、患者の治療の
ために決定することができる。データ保存、整理編集および処理
一旦トリガされると、ERからのアナログまたはデジタルデータはデータユニッ
トで記録され、ビームが縁部を横切る際のビーム反射の道筋が保存される。ここ
での例は、ビームが電荷結合デバイス(CCD)上を横切る際の画素単位の照度
のデータである。縁部の弧部分のサインは、物理的異常を見つけるための3次元
マッピング、作図、または個体モデリングソフトウェアと共同して角膜の非対称
なゆがみを特徴づける複数のビームのサインより作成される。非対称性は、角膜
または強膜がそれらの弾性限界を越えて引き延ばされた場合に生じる。ほとんど
の場合、単一ビームユニットはIOP測定において十分であると思われる。いつも
有限の縁部角があるため、実際の「ゼロ」は存在しない。フーリエまたは他の幾
何学的解析等の解析比較技術により、特に同じタイプの緑内障の患者の間での反
応の類似点に関して、IOP自身のそれと比較できうる価値のサインから2次情報
を抽出できる。
データユニットは可能な限りコンパクトで、IOPに関連するコンターサインの
信頼できる捕獲を提供する。データユニットは、医師の処方に基ずくプログラム
を有するEPROMを包含し、ERからのデータの保存をRAMでコントロールする。デー
タは、磁気テープまたはカードなどの保存媒体に記録され、患者から医師のオフ
ィスへ解析のため伝達される。これにより、医師は患者の診断および処置を、緑
内障の治療において以前では不可能であった程度および時間枠で行うことができ
る。IOPをほぼリアルタイムで知ることができることは、失明を引き起こしうる
生理的損傷の予防に非常に有効となる。図16は、データ収集、整理編集、解析、
および現場でのIOPまたはBPモニターの取り扱いのフローチャートの例である。
瞼は比較的一定の厚さを有し、そのため縁部のコンターを比較的一定に修正し
ているので、眼が閉じた状態での測定の可能性は、程良い反射を保証するのに瞼
に反射性軟膏を塗る必要はあるが、現実的である。この考えは、本発明の開発が
継続される際に評価されるものである。瞼を通してのIOPの測定できる能力は、
仰臥位が心臓の眼球を基準とした高さの増加によりIOPの収縮期血圧成分を増加
し、患者の睡眠時のIOP自動測定の際に非常に有効である。多くの場合、緑内障
による眼球への最も損傷の大きい事象は睡眠中に発生する。
実施例8
同様の装置および手順を、血圧、血液成分、および脈拍を測定するのに使用し
ても良い。眼球の瞳孔は、血管および神経を半透明壁の半透明バリア無しで観察
できうる身体で唯一の透明な窓である。血管は強膜の表面上に、身体の他のいか
なる場所においても見ることができない鮮明さで見ることができる。これらの血
管および神経を見ることができることは、サイン解析技術を使い、物理的形状お
よび色のニュアンスを健康または異常との関連において「学ぶ」ユニークな機会
である。血圧の測定値は、IOP測定で述べられたのと同様に強膜または網膜の表
面上の血管のゆがみから推測できうる。即ち、血管の反射のサイン解析により、
医師のオフィスに記録された較正サインとの直接比較により推測できうる。
血管および神経の色に関連する生理的状態は、眼球上または眼球内に見ること
ができる。これらの要素の色は、スペクトル解析により数量化でき、特定の要素
の色はその存在を確認し数量化するために個別に解析できうる。例として、視神
経の色はその健康状態と直接に関連している。健康な視神経は明るいオレンジ色
またはピンク、健康の悪化または死により鈍い灰色に色あせる。血圧および視神経
IOP測定で述べられたのと同様の装置を、頚動脈のゆがみ(即ち力学方程式に
よる動脈の物理的大きさ/形状の変化)の測定に使用できうる。これらの測定の
ための装置は継続的なモニターのためのものではないが、日常の来院時の眼球の
スキャンにより患者の一般的健康の向上した診断を提供する。このような応用の
ための装置を正確に位置決めするハードウェアを、臨床、非臨床の両環境設定に
おいて複雑しかし正確な生理学的測定のために使用できうる。
頚動脈の像は不規則であり、IOP推測時の縁部非連続による単一ビーム反射に
よる解析には適さない。血管のマッピングおよび血圧の収縮期および弛緩期成分
双方を暗示する血管からの反射のために、データのために選ばれた特定の血管の
確認および血管からの複雑な反射を記録するために、2次元映像を構築する必要
がある。このことは、ERのラスタースキャンを適用することを意味する(本質的
にビデオカメラを意味する)。この「カメラ」からの出力は医師のオフィスにて
採取された較正記録と患者の現場データとの類似性を時間ドメイン(相互相関)
で解析するために「相関器」へ送られ、信号間の類似性の度合いを測定する。あ
るいは、全ERマトリックスからの信号をデジタルに比較し、それらの類似性を決
定することもできうる。このような類似性はお互いに定質的に関連しており、較
正のために個別に測定されたIOPと比較することで定量化できうる。さらに、頚
動脈からの像は、患者の状態の変化を定量化するために、別の時間に取られた像
と比較できうる(自己相関)。データセットを比較する方法は他にもいろいろあ
る。これらは例として選ばれており、比較の唯一の方法ではない。
血圧の決定は、強膜上の表面血管の同様の解析から行える。しかしこれらの血
管は小さく、それ故、頚動脈から得られるのと同じ解像度を得るのは希である。
頚動脈の良好な像を瞳孔を通して得るために、網膜面の全景を得るために十分に
近づく必要がある。この問題は、可視光範囲にない波長の光を使用することで瞳
孔を比較的開いた状態に維持することができ、解決できうる。
弛緩期の変動による血管のパルス等の動的変動信号は、周波数ドメインの信号
を処理しハーモニック成分を数量化する「スペクトラム解析器」において高速フ
ーリエ変換法(FFT)で解析できうる。この場合のスペクトラムは、カラース
ペクトラムではなく動的スペクトラムを意味する。ERからの直接のあるいは上記
相関器からのデータは、周波数ドメインでの解析のため「無限ループ」内へ編集
、あるいはデジタル記録から繰り返し再生される。周期関数の相関関数もやはり
同周波数で周期的であるため、相関関数は周波数ドメイン(クロスパワースペク
トラム密度)でFFT処理され、弛緩期血圧変動等の所望の動的成分をとがらせ
得る。弛緩期成分は、ERからの連続的なラスタースキャンからの像と収縮期およ
び弛緩期成分の和および差をそれぞれ定義する極度の変動とのデジタル比較にて
分離でき、これらはすべて、知られている圧力にてとられた較正像に関連してい
る。
ほぼ透明の頚動脈壁からの反射カラースペクトラムは、血糖値、酸素、アルコ
ールレベル等に関連する個別に確認できうるサインを提供し、実質的に瞬間的な
血液化学解析を可能としうる。視神経のスペクトラムは、その健康に定質的に関
連しており、健康な神経は明るい赤オレンジまたはピンクで、神経が悪化あるい
は死ぬと鈍い灰色に色あせる。イメージスペクトログラフ(Purcell,1993)な
どの最新の方法によるカラースペクトラムサイン解析は、一般患者のモニターに
関し強力な診断法を提供する。同様の症状を持つ患者のスペクトラム同士の比較
は、多くの症状の直接の診断を提供できうる。
まとめると、眼球は、数々の症状に反応する重要な血管および神経を直接観察
できる、身体における唯一の透明窓である。これらの症状に対する反応は、血管
または神経からのサインを観察すると同時に、従来の方法で独立して測定された
関連の生理的機能と比較することで特徴付けができる。これらの現象間の相関関
係は、非臨床環境下での像の記録を可能とし、短い時間フレームで関連する機能
の推測が得られる。
実施例9
IOPのデータの整理編集は比較的シンプルで、縁部を定義するデータと、個別
に測定された圧力および仰角を含む制御された臨床条件下でとらえたデータであ
る眼球の較正基準との、比較よりなる。データ処理は、ERに対する反射および角
度の決定と、IOP算出のための補間を含む。
血圧、あるいはBPの処理は更に難しく、圧力関連のサインを決定するのに選ば
れた血管の像が、比較の前に位置および方向付けに関して補正される必要がある
。このことは、較正およびデータセットの双方を物理的レジスターに運び入れる
ために、基準点および角基準を使用しなければならないことを意味する。拡大像
はいずれの場合も患者のデータユニットに接続されるスキャニングユニット(角
方位のように)を正確に配置することで程良く安定できる。セパレート型ユニッ
トの方が連続装着型または「一体型」装置より優れているようである。なぜなら
、正確な配置のための特別の配慮および周囲の干渉の排除がより良く行えるから
である。データ処理
上記イントロダクション部分で述べたとおり、IOPの決定は、患者のデータユ
ニットに記録されるデータビームの反射のピークと医師のオフィスでの同じ装置
を使った較正時のビーム反射との比較を含む、比較的シンプルな過程である。こ
れは、医師のオフィスで誘発された較正曲線のIOP増加量とデータ中に観測され
るビーム反射のピークとの間の線形補間または補外を適用する以外の何者でもな
い。ビーム反射中のER上の角行程は眼球の高さを与える。IOPは、角度とIOPを与
えるビーム反射のピークとの間のダブル補間により決定される。ER用の装置はデ
ジタルマトリックス型あるいはデジタルフォーマットに変換されるアナログ型で
あるので、行と列を定義し光に反応する画素は反射ビームの瞬間の位置を与える
。もしデータが時間窓の間記録されると、ER上を移動するビームは忠実に記録さ
れる。不連続面での「ジャンプ」は、仰角に関連する縁部角および方位角の双方
を与える。これらのデータは、瞬時に処理および較正基準と比較され、実際上IO
Pをリアルタイムで表示する。
BP測定のためのデータ整理編集は更に複雑である。頚動脈の像は複雑で、患者
間の相関関係はほとんどない。また眼球の外面の縁部でそうであるような対称性
または個別の幾何学的不連続性も存在しない。なすべきことは、ER上の頚動脈ま
たは強膜血管の2次元映像をBPに関連づけることである。このことは、ERからの
頚動脈の個別の像を比較する必要性を生み、圧力に関連するサインをそれらの間
での違いとしてとらえる。この場合、最初にER上の像の位置の違いを補正する必
要がある。ある主要な特徴を「ゼロ」基準として選らび、その他の像は同じ基準
に基づいて「補正される」。
位置と拡大率は、像のスケール基準を維持するために、十分に保たれるものと
思われる。基準は、特定の患者に対し確認されうるにたる個別の点であり、そし
て像の位置合わせまたは回転方位は、装置の物理的レジストまたは第2の像の比
較により明確に確認されねばならない。これらの特徴を見つけるために、画素か
らのデータを処理するのに使用できうる数多くの幾何学的解析プログラムが存在
する。これにより、共通の原点、角方向、およびスケールについての像の補正が
可能である。収縮期圧力および弛緩期変動の決定のための、以降のイメージマト
リックス間の相違点は、較正のために取られた基準と比較され、BP測定に使用で
きうるサインを与える。弛緩期圧力によるゆがみのハイおよびロー双方のピーク
が確実に得られるように、血圧の収縮期および弛緩期双方の成分を決定するため
に、いくつかの比較を行わねばならない。BPの決定は、いくぶんかの処理時間を
必要とするが、従来の血圧計よりも迅速で、大きさおよび重さとも小さい。この
場合、複数の全イメージ処理および識別の要求が大きいためIOPの場合よりデー
タユニットは大きくなる。最近の「手のひらサイズ」コンピュータは、十分な保
存容量と処理能力とを持っている。センサーとER配列とのための「個別」のパッ
ケージは、タバコの箱程度の大きさとなる。これらのパッケージの大きさは、機
器開発の傾向より、より小さくなることが期待される。あるいは、ユニットは、
処理のために医師のオフィスへの以後の転送のために、補正された像をシンプル
且つ物理的に小さいメモリに保存する構成としても良い。高速での連続像の保存
を、「つぶやき」または他の異常を含むBPの動的特性の再構築に使用しても良い
。
複合カラースペクトラムデータを記録する(Purcell,1993)。これらのデー
タは、それほど動的であるとは思われない。しかし、カラースペクトラムの高速
な変化がストレスのある状況下で起こるかどうかを見るために、十分なデータレ
ートでデータが評価される。スペクトログラフィックイメージングを、カラーフ
ォトサーモグラフィ(温度に比例する色)から特定の動的温度変動を分離するた
めに使用できうる。カラースペクトラムの救急車モニターにおいていくらかの価
値があると思われるが、本来これは通常の来院時等の診察に使用される臨床用ユ
ニットとして使用されるものである。特別のCCDカラースペクトラムプロセッ
サーは、ポケットサイズになりうる。像の保存用の個別の記録媒体とともに。
******
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フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD),AM,AT,
AU,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C
Z,DE,DK,ES,FI,GB,GE,HU,JP
,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LT,LU,
LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,P
L,PT,RO,RU,SD,SE,SI,SK,TJ
,TT,UA,UZ,VN
(71)出願人 ニーマン,ランドール イー.
アメリカ合衆国 テキサス 78731―2126,
オースティン,モンタナ ノルテ 7202
(72)発明者 ダブリン,ウィルバー エル.,ジュニア
アメリカ合衆国 テキサス 78628―1224,
ジョージタウン,トンコワ トレイル
6004
(72)発明者 ダブリン,ロイス ジー.
アメリカ合衆国 テキサス 78628―1224,
ジョージタウン,トンコワ トレイル
6004
(72)発明者 ニーマン,リチャード イー.
アメリカ合衆国 テキサス 78731―2126,
オースティン,モンタナ ノルテ 7202
(72)発明者 ニーマン,ランドール イー.
アメリカ合衆国 テキサス 78731―2126,
オースティン,モンタナ ノルテ 7202
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.生体の管内の圧力を、該管に直接にまたは二次的な力により接触することな く測定するシステムであって、該システムが、 該管の表面に当たる光線を放射して、光線を該管表面から反射させる光線発光 器と、 該発光器に対して間隔を開けて配置され、該管表面から反射される光線を検出 する光線検出器と、 該光線検出器に接続され、該管内の圧力変化を検出された該光線の変化の関数 として測定する信号処理装置と、を備えたシステム。 2.前記発光器が発光ダイオードを含む、請求項1に記載の装置。 3.前記発光器がレーザを含む、請求項1に記載の装置。 4.前記検出器がホトダイオードを含む、請求項1に記載の装置。 5.前記検出器がホトダイオードアレイを含む、請求項1に記載の装置。 6.前記光検出器が電荷結合素子を含む、請求項1に記載の装置。 7.前記発光器および検出器が、該発光器および検出器を前記管の外表面を横断 する極めて近い位置に移動させるスキャナーに接続される、請求項1に記載の装 置。 8.前記スキャナーが、前記発光器および検出器を互いに対して間隔を開けて固 定させる台座と 該台座に取り付けられ、該台座を前記管の外表面を横断して走査させるモータ ドライブ源と、を備えている、請求項7に記載の装置。 9.前記生体の管が眼であって、前記光線検出器が、該眼から反射される光線を 受光し、該光線を電気信号に変換するように構成された少なくとも1つの光検出 器と、 該光検出器に接続され、該電気信号を増幅する少なくとも1つの増幅器と、を 備えている、請求項1に記載の装置。 10.前記電気信号を保存するローカルメモリ媒体をさらに備えた、請求項9に 記載の装置。 11.前記信号処理装置は、前記電気信号の変動を眼圧の変化に変換するために 、保存された値セットを蓄積する第1遠隔メモリ媒体と 前記電気信号の変動を血圧の変化に変換するために、保存された値セットを蓄 積する第2遠隔メモリ媒体と 該第1および第2メモリ媒体に接続され、前記電気信号の変動を眼圧および血 圧に変換するコンピュータと、を備えている、請求項10に記載の装置。 12.眼圧測定装置であって、 該眼圧測定装置が、眼の強膜と角膜との間の縁領域の外表面を横断して掃引す る光線を放射する発光器と、 該発光器に対して間隔を開けて配置され、該縁領域から反射される光線の位置 を電気信号に変換する少なくとも1つの光検出器と、 該光検出器に接続され、該電気信号をディジタルデータにコード化するアナロ グーディジタル変換器と、 該変換器に接続され、該ディジタルデータを所定期間にわたって蓄積するロー カルメモリ媒体であって、眼圧の変動によって引き起こされる該縁領域のコンタ ーの変化が、該反射された光線の位置に反応して生成される電気信号に測定可能 な影響を与える、ローカルメモリ媒体と、を備えた装置。 13.眼鏡フレームまたは光不透過性包囲物をさらに備えた装置であって、該装 置は眼に対して固定した位置に取り付けられ、前記縁領域に極めて近い位置に調 節可能に配置され、前記少なくとも1つの発光器および光検出器が、該眼鏡フレ ームまたは光不透過性包囲物の局所的な一部分に接続される、請求項12に記載 の装置。 14.前記発光器および光検出器が互いに間隔を開けて固定され、該発光器から の光線は前記縁領域を横断して反復して角度方向に掃引する、請求項13に記載 の装置。 15.前記発光器が発光ダイオードを含む、請求項12に記載の装置。 16.前記発光器がレーザを含む、請求項12に記載の装置。 17.前記ローカルメモリ媒体が、眼圧測定または血圧測定を受ける患者により 携帯される読み取り/書き込み装置を備えている、請求項12に記載の装置。 18.前記ローカルメモリ媒体からダウンロードされたディジタルデータを受け 取る遠隔メモリ媒体と、 該遠隔メモリ媒体に接続された単一プロセッサであって、眼圧および血圧が該 ディジタルデータの関数として決定されるプロセッサと、をさらに備えている、 請求項12に記載の装置。 19.眼内の眼圧の変化を測定する方法であって、該方法が、 眼の強膜と角膜との間の縁領域を横断して光線を繰り返し走査して、該縁領域 から反射される光線を生成する、繰り返し走査する工程と 該縁領域から反射される該光線の変動を繰り返し検出する工程と 該光線の変動を眼圧の変化に交換する工程と、を包含する方法。 20.前記繰り返し走査する工程が、光線を前記縁領域を横断して線形に移動さ せることを包含する、請求項19に記載の方法。 21.前記繰り返し走査する工程が、光線を前記縁領域を横断してほぼ連続的に 走査させることを包含する、請求項19に記載の方法。 22.前記縁領域から反射される光線の変動が、強度の変化として測定される、 請求項19に記載の方法。 23.前記縁領域から反射される光線の変動が、位置の変化として測定される、 請求項19に記載の方法。
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