JPH06510096A - 油収着流れ止め - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 油吸着流れ止め 免更旦亙１ １吸旦立立 本発明は、油の流れ止め（オイルフェンス）に関し、流出油に対する防御バリヤ ーとして機能する流れ止めに関するもので、また、集水域（水の集まった所）の 表面から少量の油を収着する油収着流れに関する。更に、本発明は、浮遊油に対 するバリヤーとして作用することが可能な流れ止めに対する必要度に関する。

Ｉｌ皮Ｌし記鳳 沖合での流出油の処分を有効に遂行する技術としては、浮遊流れ止め（ブーム） 内にその油を閉じ込め、次いで閉じ込めた油をポンプ汲みだしするか燃焼させる かして除去する技術がある。その種の流れ止めへ、米国時第４，９２３．３３２ 号（サノキイその他）に開示されており、３Ｍ社によって５０フイート長（１５ ，２メートル）のｒ３Ｍ燃焼ブーム」として、現在、市場化されている。その他 の火災抵抗形の流れ止めは、同じ譲受人に係る米国特許第４，６１９．５５３号 （フィッシャ）に開示されている。

上述のようなバリヤー形の流れ止めは、油流出の処理には使用されているが、ギ ラギラした油膜その他を掃除して水を略油の汚れから解消することには、余り効 果的でない。通常、このような目的に用いられるものは、油の収着用−帰休又は 流れ止めであるが、それは油にバリヤー効果を与えるものでない。代表的な油収 着用−帰体は、広い油吸着量ＩＩ（ウェブ）と、同網の縁沿いに縫合されたロー プとから成り、例えば、３Ｍ社から販売されているＴ−１２６−帰休がある。こ のような−帰休は、バリヤー形の流れ止めと連関使用されて流れ止めから見て下 流側に配置され、油の逃避跡を除去し、例えば、脱塩プラントに油が入らないよ うにしている。

その他の油吸着量掃除体としては、共有に係る米国特許第４，０５２．３０８号 （ンユワルツその他）に開示されたものがある。

その油吸着部材は、好ましくはポリプロピレンのマイクロ繊維等の吹き出し成形 マイクロ繊維の長尺網を、その端部でロープ周りに巻いて縫合することにより強 化したものがある。

浮遊量の下には自在に垂下するよにように取り付けた目の粗いネットかあり、そ のネットが通常は編織して交叉点部を融解させた糸状体の副織物から形成されて いる。ネットは管状にしても良く、または網周囲に閉じた円筒体形にしてもよい 。

しかし、周知の油吸着量掃除体は、油が充満したとき沈み、これによって収着し た油の一部を解放してしまうことがある。

ある種の油吸着掃除体は、「流れ止め（ブーム）」と呼称されており、これはバ リヤーとしては効果的ではないが、オイルバリヤー形の流れ止めのように見える からである。

代表的なオイル収着用流れ止めは、目の粗い袋を用い、その内部に油吸着素材、 例えば、３Ｍ社のＴ−２７０、Ｔ−２８０油収着流れ止めを充填している。各々 が長尺のナイロン製の目の粗い袋を備え、この袋に油吸着量のポリプロピレン吹 き出し成形マイクロ繊維を結めたものである。このような袋を多数、互いに繋げ て、つなげたソーセーノ状の外観のものに形成しているものである。

米国特許第３．６７９．０５８　（スミス）はノー七−ノ状にしだ油吸着掃除体 「ブーム（ｆＮれ止め）と言われている」を図示しており、これは上述した３Ｍ 社のＴ−２７０形又はＴ−２８０形油収着用流れ止めと同じであるが、形が直方 体形状をしている。

この油吸着掃除体は、軽量のポリマー繊維又は吹き出し成形ポリマーフィルム、 例えば、ポリプロピレン材料のフィルムを使用し、これらのフィルムが楊めて大 きな繊維表面積を形成し、その表面に油膜が堆積して、極めて長く、かつ軽量の ポリマー繊維から形成された管状のネットスリーブの内部に囲繞され、ネット形 状に熱封止されるか、または魚網のように編織されているのである（第２欄、第 １Ｏ〜４０行）。

更に、米国特許第３．７０２，６５７号（カニンガム等）では、箱形のＩＩ（ケ ージ）を水が通過し得るようにし、同筆には油収着装ないしパッドが詰められ、 水域の油処理を行って海岸線、水際の汚れを阻止するものである。

灸肌囚！丞 本発明は、油収着用流れ止め（ブーム）として３Ｍ社のＴ−２７０およびＴ−２ ８０形流れ止めで行われるような効果的な油収着を行い、かつ、オイルバリヤー としても作用する油収着用流れ止めを提供するものである。この新規な流れ止め は、両機能を奏しながらも現用されているバリヤーでない油吸着用掃除体より僅 かに高価であるに過ぎずないのである。

更に、この新規の油収着流れ止めは、多量の油（オイル）を顕著な吃水線損を来 すことなく収着することができるのである。

略述すると、本発明の油収着流れ止め（ブーム）は、親油性および疎水性のマイ クロ繊維から成る高度の油吸着用管状外部コアと、油吸着性であると共に上記外 部コアよりも収着性が小さい可撓性の浮揚性の内部コアと、上記の外部コアを囲 繞し、かつ、強靭で耐摩性を有し、交点部を溶解または機械的結合したマイクロ 糸状体の紐で形成した目の粗いネットを具備したスリーブと、オイルに対するバ リヤーを成しと共に好ましくは油吸着性を有した垂下状のスカートとを備えて構 成されているのである。

上述した新規な油収着流れ止めは、荒れた水の表面をも軌跡することができるよ うに管状の外部コアを十分に可撓性を有するようにし、常時、上記スカートが所 定位置に保持されて油に対するバリヤーを成し、以て油が流れ止めを迂回しない ようにしなければならない。

好ましくは、好ましい内部コアは高分子フオームのシート状体により形成され、 より好ましくは、ポリプロピレン等のアレフィン高分子体で形成され、同／−ト を内部コアを形成するように渦巻き状に捩じったものとする。

上記フオームは、好ましくは連続気泡フオームから形成し、比較的ゆっくりと油 を収着するようにすることが好ましい。

そのようにすると、内部コアは、外部コアの油吸着性能を補填して同時に十分な 浮揚性を有して外部コアが油で飽和状態となっても所望の吃水線を維持すること ができる。

なお、渦巻き状に巻いたシートに代えてフオーム体を１以上の丸太にしたもので も良い。

この新規な油収着流れ止めの外部コアを形成するマイクロ繊維は、好ましくは、 吹き出し成形したポリマーマイクロ繊維で形成し、より好ましくは極めて油吸着 性に冨み、かつ安価なポリプロピレン等のポリオレフィン材から形成する。有用 性に富む吹き出し成形したマイクロ繊維としては、０．５ミクロンから１０ミク ロンの直径を有する、米国特許第３．７６４．５２７号（ソール）に開示された ものがある。構造の経済性からは、マイクロ繊維は、好ましくは／−ト状体を形 成し、内部コアに渦巻き状に巻回されたものとする。

この新規な油収着流れ止めのスリーブは、好ましくは目の粗い不ブトをマイクロ 繊維のシートに接着結合して形成され、このシートは外部コアを形成するのに使 用されるシートと同じものである。

渦巻き状に巻回したマイクロ繊維のシートはスリーブ内に挿入された後、該スリ ーブのシートは、渦巻き状に巻かれた外部コアの最外包旋域をきっちりと囲繞し 、それによって外部コアの一部を形成するようになっている。好ましくは、接着 的に層状化されたネットの延長部とシートは本新規油収着用流れ止めの垂下した スカートを形成するのである。

目の粗いスリーブのネットとしては、特に好ましくは、延伸ポリマーモノフィラ メントで形成し、このモノフィラメントは強靭で、かつ耐磨耗性が高く、従って 流れ止めは、油が付着した状態でも、水を通して手繰り、デツキと船縁とを通っ て引っ張ることもできるのである。

モノフィラメントは又、油に対する耐性にも優れる必要があり、塩水に対する耐 性にも優れていなければならない。このような特性を有したモノフィラメントは ポリプロピレン等のポリオレフィン材によって形成することができる。

延伸ポリオレフィンモノフィラメントは、相互の交錯点で融解、結合することも でき、またし紗織りにより交錯点で機械的に結合して可撓性を十分に保有させる こともできるが、紗織りは、交錯点で単に、融解結合するよりも高価に成る。

多孔性のリップ−ストップナイロン織物をネットに縫合して耐摩性を向上させる ようにすることもできる。

延伸ポリプロピレンモノフィラメントで形成し交錯点を融解結合した目の粗いネ ットは、ＭＮ州のミ不アボリスのコンウド　プラスチック社より入手することが できる。１９８７年付けのコンウド社の８頁パンフレット、名称「サーモプラス チック　ウェブ」は、その第２頁にそのようなネットを押し出す装置に就いて図 示記載しており、第３頁には、押し出し形成されたネットのモノフィラメントを 延伸する装置を図示、記載している。

本発明への利用に好ましい上述のような不ブトは０．２ミリメートルから０．４ ミＵメートルの直径で、各方向において１センチメートル当たり１から２本のモ ノフィラメントを有した延伸ポリプロピレンモノフィラメントを有したものであ る。

外部洋７トの材料、外部コアの材料、内部コアの材料、スカートの材料、外部こ 外表面に上記ネットを接着、結合する接着剤は、好ましくは熱可辺性ポリマーで あり、そうすると、油の除去に使用後の本流れ止めをリサイクル使用できるので ある。好ましくは、ポリオレフィン等の同一の熱可塑性ポリマーを、各々に用い 、リサイクル過程を簡単化することが望ましい。

この目的に沿う好ましいポリオレフィンとしては、外８１７ト、外部コア、内部 コア、接着剤の各々に使用できるポリプロピレンが良い。接着剤として使用する ときは、ポリプロピレン溶融体が延伸ポリプロピレン繊維のネット上にｗＩｌｌ ｋを傷めることなく被覆させることができる。

区面ｎｕ！わＩ盟 本発明は、その油収着用流れ止めの断面図である添付の唯一の図面を参照するこ とにより、更に容易に理解することができょう。

する。

Ｂ　るための　の。

図において、油収着用の流れ止め１０は、可撓性の浮部性内部コア１２を有し、 この内部コア１２はポリマーフオームの７−）＋３を渦巻き状に巻いて形成され たものである。この内部コアＩ２上にはポリマー系の嫌油性、嫌水性マイクロ繊 維によって形成された第１の／−ト１ｓが渦巻き状に巻かれている。スリーブ１ ６は、薄層体によって形成され、この薄層体は延伸ポリマー系のモノフィラメン トで形成された目の粗いネ・ノド１８を第１ンート１５と同材とすることが可能 なマイクロ繊維で形成できる第２ン−ト１９にＩｆｉｉＦ。

結合することにより形成されている。

内部コアＩ２と渦巻にしたシート＋５はスリーブ１６の内部に挿入されている。

渦巻きにした第１７−ト１５と第２７−ト１９とは外部コアを形成している。第 ２７−ト１９の薄層体と接着されたネット１８とは外部コアから伸びて二重に折 り畳まれることによりスカート２２を形成し、このスカートは縫い目２３の位置 で縫合されることによりポケット２４を形成し、また外部コア２ｏに隣接した縫 い目２６．２７の位置でモ縫合されている。

使用時にはロープないし紐２８が上記ポケット２４に挿通され、本流れ止めは図 示されていない錘りを付けて垂らされるのである。

四 図示した油収着用流れ止めの見本は、次に示すような構造を有している。

内部コアＩ２：　密度８．９ｋｔ／ｒｎ”の開胸ポリプロピレンフオームの１ミ リ厚ンートで形成され、直径９，５センチメートルの渦巻体に形成されている。

ノート１５、＋９：　吹き出し形成されたポリプロピレンのマイクロ繊維製の６ ミリメードル厚ソートで形成されている。

ネット１８：　延伸ポリプロピレンモノフィラメント製から成り、各方向に１セ ンチ当たり１．６索を有したもので、（コンウドｒｃｏｎｗｅｄＪ社の０Ｅ２０ １５ネツトが例えば用い得る）外部コア２０：　［径２０．３センチメートルス カート２２：　高さ２０．３センチメートル接着材：　熱活性のエチル・ビニル ・アセテート縫い目２３．２６．２７：Ｕｖ安定化ナイロン紐による１センチ当 たり２ステツチとして、３０１型のロックステッチとした 区腋 上記見本を水タンク内におけるバリヤーとして用い、同タンクの一端から原油を 深さ２．５センチに渡って注ぎ込んだ。翌日に検査した所、タンクの清澄な水側 には全く油が見出せなかった。

見本を分析したところ、油は外部コアの水面における油層に接近した側では初期 的に飽和状態となり、次いで、上向きに浸透していた。内部コアのフオームの外 側の巻層に近接した部分も油飽和状態に成っており、それに続く巻層部分は徐々 に油の吸収は少なくなっており、中心の巻層部分では清浄であった。このことか ら、ＩｊＩｎ的に次の結論を得ることができた。つまり、内部コアはバリヤーと してＩ！！Ｌ、流れ止めの清浄側では収着した油を外部コアの表面へ移動させな いようにし、以て清浄側では水の清澄性を維持するのを助成するのである。

ＦＩＧ、　１ 補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成６年２月２１日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．油収着用の流れ止めにおいて、 （イ）ポリオレフィン材製の内側コアと該内側コアの周りに設けた外側管状の構 造体とを有した管状部材を有し、（ｉ）前記外側管状構造体は、高度の嫌油製及 び嫌水性のマイクロ繊維から成る高度の油収着性構造体から成り、（ｉｉ）前記 ポリオレフィン材製の内側コアは、油収着性であるが前記外側管状構造体よりも 油収着性が少ない可撓構造体からなり、かつ水中において前記外側管状体が油で 飽和されているとき、前記油収着用の流れ止めの浮揚性を維持するように十分に 浮揚性に富んだ可撓構造体であり、また、 （ロ）前記管状部材から垂下するように設けられた油バリヤー用のスカートを具 備していることを特徴とする油収着用の流れ止め。 ２．前記管状部材を囲繞したスリーブを備え、該スリーブは、耐摩性の紐体から 成る目の粗いネットを具備し、該紐体は交錯点で相互に止着されている請求の範 囲１に記載の油収着用の流れ止め。 ３．前記油収着用の流れ止めは、 （イ）前記外側管状構造体を囲繞したポリマー製のマイクロ繊維から成るシート を備え、かつ、 （ロ）前記スリーブはポリマー製マイクロ繊維の前記第２シートに接着、固定さ れている、 請求の範囲２に記載の油収着用の流れ止め。 ４．前記スリーブと前記第２シートとは薄層体である請求の範囲３に記載の油収 着用の流れ止め。 ５．前記の目の粗いネットは、延伸ポリマー製のモノフィラメントから成る請求 の範囲２に記載の油収着用の流れ止め。 ６．前記スリーブは前記めの粗いネットに止着されたリップストップ布帛を備え ている請求の範囲５に記載の油収着用の流れ止め。 ７．前記モノフィラメントは０．２ミリメートルから０．４ミリメートル直径で 、各方向に１センチメートル当たり１から２モノフィラメント分だけ離れたポリ プロピレンモノフィラメントから構成されている請求の範囲６に記載の油収着用 の流れ止め。 ８．前記スカートは、油収着用のスカートである請求の範囲１に記載の油収着用 の流れ止め。 ９．前記内側コアは、ポサオレフィンフォームから成る請求の範囲１に記載の油 収着用の流れ止め。 １０．水上の漏油から油を収集、包含するために請求の範囲１に記載の物を使用 する方法であって、前記方法は、（イ）水面から管状部材内に油を収集するステ ップを有し、該管状部材は、内側コアと該内側コア周囲に配設された外側管状構 造体とを具備して成り、前記管状構造体は嫌油性、かつ嫌水性のマイクロ繊維製 の高度の油収着用構造体から成り、かつ前記内側コアは、ポリオレフィン材製の 可撓構造体であると共に油収着性を有し、しかも前記外側管状構造体より小さい 油収着性を有し、かつ前記外側管状構造体が油で飽和されたとき、水中において 前記油収着用流れ止めの浮揚性を維持するだけの十分な浮揚性を有して構成され ており、 （１）前記油を収集するステップは、水面に前記管状部材を浮遊させるステップ を有し、かつ、 （ロ）前記油収集ステップと同時に前記管状部材の下側の油の通過を禁止するス テップを、 備えてなることを特徴とする方法。