JPH06509245A - 外科手術用器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 外科手術用器具 本発明は外科手術用器具に関連し、特に外科手術処置の間に結腸を洗浄するのに 使用するための器具に関する。

それは、腸を閉塞している腫瘍を取除くとき、例えば生理用食塩水（ｓａｌｉｎ ｅ　５ｏｌｕｔｉｏｎ　）のような適切な洗浄液で閉塞部の上流の結腸を洗浄す るとき、残存する糞便物を除去するときのような成る外科手術を行うとき、何時 もの慣例になってきた。剛性の排出管は、腸内に作られた横方向の開口部に部分 的に挿入され、腸内に挿入される管の端部部分上で腸の周りに施されたリガチャ −（ｌｉｇｒｔｕｒｅ）によって適所に固定される。可撓性の管は洗浄液及び糞 便を専用の容器へ導くための管の外側端部に連結されている。洗浄剤溶液は例え ば盲腸付近のような適切な上流の場所で腸内へ導入されて、腸を通って排出管へ 流れることが可能にされる。代りに、洗浄剤は、成る量の洗浄剤溶液を腸内へ送 ることによって１回分の量（バッチ方式）で行われることができ、その結果腸内 でそれを洗い流し、それからそれを排出管を通って排出することが可能となる。

洗浄溶液を導入するために、排出管が液体を腸へ注ぐ管の取付けのために横方向 の分岐コネクタを備え付けられることが知られている。

既知の臓器内で作業する結腸洗浄システムは満足のいくものであったが、それら には制限及び欠点がない訳ではない。

腸内に排出管を確実に固定することは困難であり、それがしっかりと固定されな いならば、それは外れて、洗浄液等が制御不能なように腸から溢れ出る可能性が ある。更に、排出管が腸の内側断面をほぼ満たすので、それは腸壁が腸の腸重積 によって外傷をもたらす傾向を有する大きい面積の開放端部を有する。洗浄剤は 腸内の糞便が流体であるときには効果的であるが、固体状の糞便の固まりが存在 するときには余り有効ではない。

本発明はこれらに対処するものであり、本発明の第１の態様によって、腸内への 挿入のための前方端部と、管の前方端部を横切って延在するスクリーン手段とを 有して、管内への腸の腸重積を防ぐ内部作動結腸洗浄システムのための排出管が 提供される。

好ましい実施例で、スクリーン手段は管と一体であり、管の端部から前方へ突出 し、比較的大きい面積を有し、少ない番号、例えば番号３乃至７の取入れ孔を形 成する全体的に半球形の形状のノズルを有する。ノズルは、管と同軸で、管の約 半分の内側直径を有する中心リングと、半径方向のスポーク、例えばリングの周 りで等間隔で配置され、リングを管の端部へ連結している４つのスポークを具備 していてもよい。

本発明の第２の態様によって、腸へ挿入される前方端部部分と、腸を外側に残さ れる後方端部部分と、少なくとも１つの結合要素のそれへの固定のための後方端 部部分の外側に固着させられて、管の前方端部部分がそこを通って挿入される腸 の開口部の腸の下方部ヘクランブするために管の周りに締着される手段とを具備 する体内で操作する結腸洗浄システムが提供される。

結合要素は好ましくは、一般的に“ケーブル・ストラ・ノブと呼ばれる、それに 沿って鋸歯を有する長いテールと、テールの一方の端部に於ける一体型の口・ツ ク装置を有し、それを通ってテールの自由端部が挿入されてループを形成するこ とができる。テールはロック装置によって自由に動力１されてル−プの大きさを 小さくすることができるが、逆の動作１こ対してしっかりとロックされてループ の拡大を防ぎ、こうしてそれはストラップが排出管及び腸の断片部の周り（こ締 付Ｉ−ｊられた後で緩められることを阻止する。

管の外側に固着させられた手段は、ストラ・ソプカ（そこを通り抜けることがで きる目を持つ一体型のラグを具備し、複数のそのような手段が具備されて、夫々 のストラ・ツブと協同するために管に沿って間隔をおいて設けられること力く好 まし０゜管に締付ける固着手段を備え付けることによって、排出管の結腸への取 付けが確実にされ、それによってそれらの偶発的な脱落が防止される。

第３の態様によると、本発明は体内で操作する結腸の洗浄システムのための排出 管にあり、管内ζ；設けられた装置力（固体の糞便の固りの分解と糞便物質の均 質化を助ｉｉるよう１こ作用可能である。

装置は超音波装置、圧力で流体を注入するための装置、或いは機械的装置、例え ば電気的に或いは加圧流体１こよって駆動されることができる回転歯或いは羽根 を有する装置、であり得る。好ましくは装置は効果的な部分としてζｉｆｆ管状 本体の前方端部に、即ち前方端部から約２ｃｍの間隔を置（為て配置される。

好ましい構造では超音波装置が具備され、軸方向に、はぼ排出管の全長に沿って 延在するように配置されるプローブを具備する。

本発明及びその斬新な特徴をより良い理解は、例によって添付の図面を参照する ことによって与えられた下記の詳細な説明から得られるであろう。

図１は、本発明を使用した排出管を備えた内部で作業する結腸洗浄システムを示 す。

図２は、腸に施された排出管を示す側面図である。

図３は、図２の線Ａ−Ａに沿った断面図である。

図４は、排出管を通る軸方向断面図である。

図５は、排出管の前端部のノズルの正面図である。

図６は、プラグによって置き換えられた超音波装置を持つ、図４に対応する断面 図である。

図１に示される内部で作業する結腸洗浄システムは以下詳細に説明される排出管 １を具備し、それは洗浄溶液の供給源に接続される可撓性の管２と、排出管１の 排出ポートに連結され、図示されるように、逆上弁を備えることのできる入口を 有し、好ましくは車輪付き容器５内に配置されるバッグ４を具備する容器に通じ ている可撓性の管３とを取り付ける分岐連結体を有する。

排出管１は、一体成形型構造であり、本体の前方端部で開放部を被覆しているス クリーンを形成している半球型のノズル１１を持つ円筒型本体ｌＯと、本体の後 方端部部分に連結され、可撓性の管３の取付けのためにハンドル及び継ぎ手を形 成する本体とほぼ同じ直径の軸方向に傾斜した分岐管１２と、本体の中間部分に 連結され、洗液供給管２が連結された軸方向に傾斜した入口１４とを具備する。

変形実施例は図６に図示され、管１２が管３の端部を受ける差込み口を形成し、 また管３の可成の長さを取囲んで、管３に接触しなくても排出管が掴まれること が可能な延長ハンドルを形成する一体型の鞘を形成されている。

図２及び４に示されるように、超音波装置１６は本体ｌＯの後方端部に取付けら れ、その孔に沿って本体のほぼ全長に亘って軸方向に延在するプローブ１７を有 する。超音波装置は選択自由であり、図６に示されるように排出管は超音波装置 の場所でプラグ１８と嵌め合わされる。他の型の装置は、例えば加圧した水或い は空気を注入することによって、糞便の固りを分解するためのに装置１６の代り に設けられてもよい。装置１６を具備する設備が必要とされないならば、分岐管 １２は可撓性の管３を省いて、円筒型本体１０の後方端部に連結されることがで きる。

ノズル１１は、本体と同軸で本体ｌＯの約半分の内側直径を有する中央リング２ ０と、リングを本体ｌＯの端部に連結する湾曲したスポーク２１とを具備して示 される。それによってノズルは、溶液と糞便物質とを洗浄して排出管へ入れるた めの比較的大きい面積の５つの開口部を形成し、しかもノズルは、腸の腸重積を 排出管へ排除するための支持構造を形成している。

記述されたノズルは好ましい形状であるが、明らかに他の形状が本発明の技術的 範囲内で可能である。

４つの軸方向に間隔を隔てられた環状のカラー２４は、腸内に挿入されることを 意図された排出管の前方端部部分で本体１０の外周に延在し、腸の周りに施され た固定ストラップ２５とその中に配置された排出管の前方端部部分とを配置して 協同するように作用する。中間部分で、また管４と縦方向で整列して、本体１０ は、軸方向に間隔を隔てられた孔或いは目２７がその中に形成された直立したラ グ或いは隆起部２６を具備する。

図２及び３に示されるように、ラグ２６の反対側の本体の側部上に半円型のカラ ー２８が具備され、目２８を通される別のストラップ２９と協同するために夫々 の目２７と周囲で整列している溝をそれらの間に形成する。ストラップ２５．２ ９は公知であり、しばしば利用され、“ケーブル・ストラップ”として知られる 市販の型である。それらはその長さに沿って鋸歯状部を持つ細長いテールを有す る。テールの自由端部はロック装置を通って挿入されてストラップを環状に形成 し、装置内を自由に動かされてループの大きさを縮小することができる。ロック 装置はループを拡大する方向のテールの逆の動作を防ぐ。

勿論本発明はこの形状のストラップの使用に限定されず、その代りにリガチャー のような他の固定要素も使用され得る。

同じように、カラー２４．２ｇが記載されたようなものである必然性はなく、凹 部を形成してストラップ２５．２９を配置し、また排出管が腸から滑り出るのを 防ぐであろう任意の形状の突起物で十分であろう。

排出管１の使用において、切開部４０が腸４１の壁に形成される。例えば、取除 かれる障害物の上流の短い距離の位置で、排出管１の前方端部部分が上流の方向 に延在するように形成された腸の開口部を通って挿入される。ノズルのリング２ ０は、排出管の腸内への挿入を助けることができる鼻部を形成する。

固定トラップ２５は腸４１及び排出管１の挿入された前方端部部分との周りに施 される。別のストラップ２９も施され、各々、目２７を通し、本体１０の周りと 、切開部４０の直ぐ下流の腸の部分とを通される。この腸の部分はそれ自身で折 り重ねられて、目２７及びカラー２８と共に、排出管が腸４０にしっかりと連結 保持されるのを確実にするストラップ２９によって本体ＩＯにクランプされる。

洗浄溶液は管２によって洗浄される腸の部分内に導入され、液体が時期尚早に排 出されるのを防ぐために管３は挟み締めて閉じられる。液体で腸を洗浄した後、 排出管１と可撓性の管３とを経由して容器４内へ排出することが可能にされる。

他方で洗浄溶液が上流の場所から腸を通って押し流されるならば、管２の端部は 蓋によって閉鎖され、液体は排出管を通って継続的に排出されることが可能にさ れる。排出管内への腸の腸重積は、ノズル１１によって妨げられ、その開口部は 依然として腸から排出管内への流れを妨げない程十分に大きい。

固体の糞便の固りに出会ったならば、超音波のプローブ１６．１７が付勢されて 、その固りを分解してそれが腸から流し出されることを可能にする。作動部分、 即ちプローブの先端がノズル１１の直ぐ後ろの本体１０の前方端部に配置される ならば、それは糞便物質を均質化するのに最も効果的であることが認められた。

管３及びその内容物の重量によって腹部の傷から排出管が引っ張り出される危険 性を回避するために、排出管は患者の肌に縫い付けられて固定されることができ 、その目的のために本体は、糸がそこを通されることが可能な孔を持つ一体の翼 状体３２を具備することができる。

国際調査報告 国際調査報告 フロントページの続き （７２）発明者　カー、ジエイムズ・ウィリアムイギリス国、デーニー１２・１ ビーエル、ケント、ブレイブセンド、ウィンドミル・ストリート　１１６、マリ ーナ−・ハウス

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．腸へ挿入する前方端部部分を持つ管状本体（１０）を具備している体内で操 作する結腸洗浄システムのための排出管において、管状本体（１０）への腸の腸 重積を防ぐためにスクリーン手段（１１）が前方端部部分の開口部上に延在する ことを特徴とする体内で操作する結腸洗浄システムのための排出管。
2. ２．スクリーンが比較的大きい面積を持つ約３乃至７個の孔を具備する請求項１ 記載の排出管。
3. ３．スクリーン手段（１１）が管状本体（１０）と一体である請求項１或いは２ 記載の排出管。
4. ４．スクリーン手段が管状本体の前方端部における半球型のノズル（１１）によ って形成されている請求項１、２、或いは３の何れか１項記載の排出管。
5. ５．ノズル（１１）が中心孔と、中心孔の周りの間隔を隔てた複数の別の孔とを 形成されている請求項４記載の排出管。
6. ６．管状本体（１０）は腸の外側に残る後方端部部分と、管状本体の前方端部部 分が挿入される腸の開口部（４０）の腸の下流の部分でそれにクランプするため に管状本体（１０）の周りに締付けられる少なくとも１つの結合要素のそれへの 固定のために後方端部部分の外側に固定された手段（２７）とを具備する請求項 １乃至５の何れか１項記載の排出管。
7. ７．腸内へ挿入する前方端部部分を持つ管状本体（１０）と、腸の外側に残る後 方端部部分とを具備している体内で操作する結腸洗浄システムの排出管において 、管状本体の前方端部部分が挿入される腸の開口部（４０）の腸の下流の部分を そこヘクランプするための管状本体（１０）の周りに締付けられる少なくとも１ つの結合要素（２９）のそれへの固定のために後方端部部分の外側に固着する手 段（２７；２８）を有することを特徴とする体内で操作する結腸洗浄システムの 排出管。
8. ８．管状本体（１０）に沿って間隔をおいて離れた位置で夫々の結合要素（２９ ）を固定する複数の前記手段（２７）が具備されている請求項６または７記載の 排出管。
9. ９．その或いは各結合要素を固定する手段が、結合要素がそこを通るための管状 本体上のラグ（２６）内に形成される目（２７）を具備する請求項６、７、或い は８の何れか１項記載の排出管。
10. １０．管状本体（１０）が、それ或いは各結合要素及びそれによってクランプさ れる腸の位置を定めるために管状本体の周囲の周りに凹部を形成する手段（２８ ）を有する請求項６乃至９の何れか１項記載の排出管。
11. １１．管状本体の前方端部部分が、管状本体の前方端部部分の周り及び前記前方 部分が挿入される腸の部分との周りに延在している結合要素（２５）の位置を定 めるために管状本体の周りに少なくとも１つの凹部を定めている手段（２４）を 具備する請求項１乃至１０の何れか１項記載の排出管。
12. １２．結合要素（２５；２９）が細長いテールを持つストラップと、テールの自 由端部を受けてストラップをループに形成するためのロック装置（３０）とを具 備し、ロック装置がテールのループの大きさを縮小する動作を可能にするが、ル ープを拡大する逆の動作を妨げる請求項６乃至１１の何れか１項記載の排出管。
13. １３．管状本体（１０）が、洗浄溶液の管状本体の内部への供給のために分岐連 結部（１４）を具備する請求項１乃至１２の何れか１項記載の排出管。
14. １４．縫い付けによって患者の皮膚へ排出管の取付けを容易にする手段（３２） が管状本体（１０）上に具備されている請求項１乃至１３の何れか１項記載の排 出管。
15. １５．管状本体（１０）の後方端部部分が、軸方向に対して傾斜する放出口（１ ２）と、固体の糞便の固りを分解するのを助けるように作動可能な装置を受ける ための軸方向のポートとを備えている請求項１乃至１４の何れか１項記載の排出 管。
16. １６．腸内への挿入のための前方端部部分を持つ管状本体（１０）を具備してい る体内で操作する結腸洗浄システムのための排出管において、固体の糞便の固り を分解するのを容易にするように動作する装置（１６）が管状本体へ延在するよ うに取り付けられていることを特徴とする体内で操作する結腸洗浄システムのた めの排出管。
17. １７．装置の実行部分が管状本体の前方部分にほぼ位置されている請求項１５或 いは１６記載の排出管。
18. １８．装置が超音波装置（１６）である請求項１５、１６、或いは１７の何れか １項記載の排出管。
19. １９．超音波装置が、管状本体（１０）の長さに沿ってほぼ軸方向に延在する請 求項１８記載の排出管。
20. ２０．管状本体（１０）が、放出管を保持するためのハンドルを形成するように 取付けられた放出口（１２）を有する請求項１乃至１９の何れか１項記載の排出 管。